JPH09184970A - 写真焼付装置のオートフォーカス制御装置 - Google Patents

写真焼付装置のオートフォーカス制御装置

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JPH09184970A
JPH09184970A JP41796A JP41796A JPH09184970A JP H09184970 A JPH09184970 A JP H09184970A JP 41796 A JP41796 A JP 41796A JP 41796 A JP41796 A JP 41796A JP H09184970 A JPH09184970 A JP H09184970A
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lens
curve
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focus
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Yoshihiro Kiyotaki
芳弘 清滝
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用レンズに応じたAF曲線の補正作業
を簡単化及び効率化するオートフォーカス制御装置を採
用した写真焼付装置を提供することである。 【解決手段】 AF曲線に基づいて原画フィルム11と
投影レンズ41の相対位置を移動させることでフォーカ
ス位置を定める写真焼付装置用オートフォーカス制御装
置において、前記AF曲線の補正のために使用投影レン
ズ41に応じて複数の異なる倍率に対応するフォーカス
調整位置を選択するフォーカス調整位置選択手段56
と、前記選択されたフォーカス調整位置にヘッド部30
と前記レンズ台40と前記ベース部10の相対位置を自
動的に移動させるとともにさらにこれらの相対位置を補
正量だけ移動させる駆動制御手段54、55、58と、
前記補正量に基づいて前記AF曲線を補正するAF曲線
管理手段53とが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を載置す
るベース部と、原画フィルムを保持するヘッド部と、投
影レンズを装着するレンズ台とを備えた写真焼付装置の
オートフォーカス制御装置であって、この制御装置がA
F曲線に基づいて前記原画フィルムと前記投影レンズと
前記感光材料との相対位置を移動させることでフォーカ
ス位置を定めるものに関する。
【0001】
【従来の技術】上記のようなオートフォーカス制御装置
を設けた写真焼付装置の例として写真引伸機が挙げられ
るが、この写真引伸機では、写真を感光材料へ焼き付け
る場合、ネガフィルム等の原画フィルムの画像に対する
感光材料に焼き付けられる画像の倍率が設定されると、
この倍率に基づいて引伸機のヘッド部とレンズ台がベー
ス部に対して上下方向に移動させられた後、露光が行わ
れる。次に引き伸ばし倍率が変更されると、レンズ台に
装着されている投影レンズの焦点距離:fと設定された
倍率:mとから予め登録されたAF曲線(AF曲線の求
め方やそれを用いたオートフォーカス機構はよく知られ
ており、例えば特公平7−66149や特開昭1−19
1128が参照される)に基づいて決定される位置にヘ
ッド部とレンズ台が移動するので、操作員は倍率を変更
してもその都度倍率合わせとピント合わせを行う必要が
ない。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そのような引伸機のヘ
ッド部やレンズ台の上下移動のための駆動機構には精度
のよいボールねじなどが使用されているが、いずれにし
ても若干の誤差があり、その誤差もねじの全長にわたっ
て均等に分布しているわけではなく、また経年劣化も無
視できず、レンズ公式から算出したAF曲線と実際の適
正な値との間にずれが生じる。このために、引伸機毎
に、AF曲線を補正しなければならないが、この補正の
ためには、使用レンズに応じて適切なフォーカス調整位
置、つまり適切な倍率位置を設定し、その倍率位置で正
確にピントを合わすべくヘッド部やレンズ台を移動さ
せ、AF曲線で与えられる位置との違いを補正量として
入力しなければならない。補正量が入力されるとこの補
正量に基づいてAF曲線が補正されるのである。しかし
ながら、この補正作業時の、使用レンズに応じたフォー
カス調整位置の選択やその位置へのヘッド部やレンズ台
の移動はわずらわしいものであり、特に倍率範囲の大き
な投影レンズの場合では正確な補正のためにそのフォー
カス調整位置を数カ所設定しなければならず、操作員の
負担となっている。
【0003】本発明の目的は、上記に鑑み、使用レンズ
に応じたAF曲線の補正作業を簡単化及び効率化するオ
ートフォーカス制御装置を採用した写真焼付装置を提供
することである。さらに、その他の目的はより正確なA
F曲線の補正を実現することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、感光材料を載置するベース部と、
原画フィルムを保持するヘッド部と、投影レンズを装着
するレンズ台とを備えた写真焼付装置のオートフォーカ
ス制御装置であって、この制御装置がAF曲線に基づい
て前記原画フィルムと前記投影レンズと前記感光材料と
の相対位置を移動させることでフォーカス位置を定める
ものにおいて、前記AF曲線の補正のために使用投影レ
ンズに応じて複数の異なる倍率に対応するフォーカス調
整位置を選択するフォーカス調整位置選択手段と、前記
選択されたフォーカス調整位置を作り出すために前記ヘ
ッド部と前記レンズ台と前記ベース部の相対位置を自動
的に移動させるとともにさらにこれらの相対位置を補正
量だけ移動させる駆動制御手段と、前記補正量に基づい
て前記AF曲線を補正するAF曲線管理手段とが備えら
れている。
【0005】この構成によれば、AF曲線補正時には、
使用投影レンズに応じてフォーカス調整位置が選択さ
れ、さらにその選択された位置を満足すべく前記ヘッド
部と前記レンズ台と前記ベース部の相対位置が自動的に
設定される。そこで、操作員がピント合わせを行い、そ
の際必要とした移動量が補正量として前記AF曲線を補
正するために利用される。従って、操作員は、使用レン
ズに応じたフォーカス調整位置の選択やその位置へのヘ
ッド部やレンズ台の移動を自ら行う必要はなく、ただ設
定されたフォーカス調整位置でピント合わせを行うだけ
でよく、AF曲線補正時の作業負担が大きく軽減され
た。
【0006】本発明による好適な実施形態において、使
用投影レンズの倍率範囲が大きければ大きいほど多くの
フォーカス調整位置が選択されるかあら、広い倍率範囲
をもった投影レンズであってもその使用倍率範囲にわた
って細かく補正されるので、精度の高いAF曲線の補正
が実現する。
【0007】また、昇降機構の構成部材に生じた局地的
に大きな精度の劣化に対処するために、本発明によれ
ば、フォーカス調整位置での補正量が所定値以上の場合
このフォーカス調整位置の周辺領域でフォーカス調整位
置を追加することが提案される。特に大きな補正量、つ
まり大きな誤差が生じたフォーカス調整位置の両側で再
度フォーカス調整位置を設定してAF曲線の補正を行う
ことで、局地的な精度不良等に起因するピントずれを効
率よく解消することが可能となる。さらに、生じた補正
量が大きければ大きいほど追加されるフォーカス調整位
置の数を大きくするならば、全ての倍率領域において良
好なオートフォーカスが保証される。
【0008】本発明のさらに別な実施形態として、レン
ズ台に複数の投影レンズが装着可能であり、使用される
投影レンズを特定するレンズ認識手段が備えられてお
り、このレンズ認識手段によって特定された投影レンズ
の種類に基づいて前記フォーカス調整位置選択手段はA
F曲線補正のためのフォーカス調整位置を選択するもの
がある。この構成によれば、使用レンズの種別が自動的
に特定され、この情報に基づいて、適切なフォーカス調
整位置が選択されるので、操作員はレンズの種類を意識
することなくAF曲線の補正作業を進めることができ
る。
【0009】感光材料を載置するベース部と、原画フィ
ルムを保持するヘッド部と、投影レンズが装着されるレ
ンズ台とを備えた従来の写真焼付装置のオートフォーカ
ス制御装置であって、この制御装置がAF曲線に基づい
て前記原画フィルムと前記投影レンズの相対位置を移動
させることでフォーカス位置を定めるものおいて、特に
課題を昇降機構の精度の局地的な劣化等による問題に絞
った場合、前記制御装置が、前記AF曲線の補正のため
に設定されたフォーカス調整位置における前記ヘッド部
と前記レンズ台と前記ベース部の相対位置の補正量が所
定値以上の場合このフォーカス調整位置の周辺領域で新
たなフォーカス調整位置を追加選択するフォーカス調整
位置選択手段と、前記全てのフォーカス調整位置で求め
られた補正量に基づいてAF曲線を補正するAF曲線管
理手段とを備えていればよい。この構成では、局地的に
誤差の大きな箇所が発見された場合、自動的に新たなフ
ォーカス調整位置が追加設定される。本発明によるその
他の特徴と利点は以下図面を用いた本発明の実施形態の
説明により明らかになるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、引伸機に適用した際の本発
明の原理を図1を用いて説明する。
【0011】図1はある倍率:mにおける、印画紙11
と投影レンズ41とネガフィルム31の位置関係を示し
ており、ここで倍率:m及びレンズの焦点距離:fは投
影レンズ41とネガフィルム31の間の距離:a、印画
紙11と投影レンズ41の間の距離:bに関して次のレ
ンズ公式を満足する; 1/f=(1/a)+(1/b) m=b/a 従って、予め原点:Oを設定し、この原点:Oから印画
紙11までの距離:Sを固定値とすると、原点:Oから
ネガフィルム31までの距離:Lmと原点:Oから投影
レンズ41までの距離:Amは上記式から求めることが
できる。例えば、ある投影レンズ41を使用した場合の
各倍率における距離:Lmと距離:Amをその都度演算し
たり、予めテーブル化して随時読み出すことにより、倍
率を設定するだけで、ネガフィルム31と投影レンズ4
1を計算上の適正位置に移動させることが可能となる。
このように、レンズ公式を利用して設定倍率に対応する
ネガフィルム31と投影レンズ41の位置を求め、その
位置にネガフィルム31と投影レンズ41を自動的に移
動させることをAF曲線に基づいたオートフォーカスと
定義されるが、もちろんネガフィルム31を固定させ、
投影レンズ41と印画紙11を移動させてもよく、要す
るに倍率に応じて、適正なネガフィルム31と投影レン
ズ41と印画紙11の相対位置が得られるとよい。
【0012】前述したように、ネガフィルム31や投影
レンズ41を移動させるボールねじなどの精度不良が生
じると、AF曲線に基づいて得られたネガフィルム31
や投影レンズ41の位置ではピントずれが生じるのであ
る。
【0013】図2は、本発明によるフォーカス制御装置
を採用した写真焼付装置の一例としての写真引伸機1が
示されている。この引伸機1は、ベース部10と、この
ベース部10に立設している支柱20、この支柱20に
沿って昇降移動可能なヘッド部30と、このヘッド部3
0に対して昇降可能に支持されているレンズ台40とか
ら構成されており、さらにこの引伸機全体の制御を行う
制御ボックス2がベース部10に配置されている。
【0014】ベース部10の上面には、印画紙11を正
確に水平度を保ちながら保持するベースボード12が設
けられているとともに、操作員による操作がし易い正面
領域に操作ボード13が取り付けられている。支柱20
には、ここでは模式的にしか図示されていないボールね
じ式昇降機構21が備えられており、この昇降機構21
はパルスモータM1によって駆動される。ヘッド部30
の下部には、ネガフィルム31を保持するネガキャリヤ
32が着脱自在に装填されており、上部にはハロゲンラ
ンプからなる光源33が配置されている。レンズ台40
の下部には、投影レンズ41がユニット交換方式で着脱
自在に装着されており、ハロゲンランプ33からネガフ
ィルム31、投影レンズ41を経て印画紙11に到達す
る光ビームは印画紙11上で結像する。レンズ台40の
上部には、上記光ビームを遮断するシャッタ42が設け
られている。レンズ台40はボールネジ式昇降機構34
によってヘッド部30に対して昇降移動可能であり、こ
の昇降機構34はパルスモータM2によって駆動され
る。パルスモータM1とM2、ハロゲンランプ33、シ
ャッタ42は、制御ボックス2に配置された制御装置5
によってその動作を制御される。
【0015】制御装置5は、図3で示された制御ブロッ
ク図から明らかなように、オートフォーカス制御部50
と露光制御部60を主な構成要素としている。種々の動
作機器を制御するための情報を得るために、制御装置5
には、使用中の投影レンズ41のIDマークを検出する
レンズ検出器71、ヘッド部30の位置つまりネガフィ
ルム31の位置を検出する第1位置検出器72、レンズ
台40の位置つまり投影レンズ41の位置を検出する第
2位置検出器73、操作ボード13から信号が送られ
る。この操作ボード13には、テンキー74を含む倍率
設定キー75や露光スタートキー76や、矢印キー7
7、それに補正モードキー79などの各種ファンクショ
ンキーが設けられており、操作員はディスプレイ78で
確認しながら制御装置5に対するコマンドを入力する。
なお、第1位置検出器72と第2位置検出器73は、こ
の実施形態では、それぞれパルスモータM1とM2に対
する駆動パルスからネガフィルム31と投影レンズ41
の位置データを生成している。
【0016】オートフォーカス制御部50は、レンズ検
出器71からの信号より装着された投影レンズ41の焦
点距離:fなどの特性を認識するレンズ認識手段51、
投影レンズの焦点距離:fと倍率に対応したAF曲線に
関するデータを格納するAF曲線テーブル52、このA
F曲線テーブル52のデータ修正などを行うためのAF
曲線管理手段53、レンズ認識手段51によって確認さ
れた焦点距離:fと操作ボード13で設定された倍率:
mとからAF曲線テーブル52を利用してネガフィルム
31と印画紙11との間の距離(以後この距離をOWD
と称する)を決定するOWD決定手段54及びネガフィ
ルム31と投影レンズ41との間の距離(以後この距離
をFFDと称する)を決定するFFD決定手段55、A
F曲線補正時にレンズ認識手段51によって確認された
レンズ特性に適したフォーカス調整位置を選択するフォ
ーカス位置選択手段56、それに図1に示しているよう
に原点:Oをネガフィルム31や投影レンズ41の移動
の基準としている場合、必要に応じて、ソフトウエア上
で補正するための原点補正手段57及びこれらの手段を
管轄するCPU58を備えている。特に、本出願で述べ
られているパルスモータM1とM2を駆動制御する駆動
制御手段はOWD決定手段54とFFD決定手段55と
CPU58とを組み合わせることによって実現してい
る。、さらに露光制御部60は、光源33の調節を行う
光源制御手段61とシャッタ42の制御を行うシャッタ
制御手段62を備えている。制御装置5は基本的にはマ
イコンによって構成されており、制御装置5を構成して
いる上述した種々の手段は、実質的にはプログラムによ
って実現されるものである。もちろん、部分的には純粋
にハードウエアによって実現することも可能であるが、
いずれにしても本発明はこの制御装置5を実現するため
の特定の形態を限定していない。
【0017】上述のように構成された写真引伸機1の基
本的な動作を図4のフローチャートを用いて説明する;
まずメインスイッチが押されて、引伸機が起動すると、
冷却ファンやハロゲンランプの準備を行う光源チェック
ルーチンが実行される(#1)。次いで投影レンズ41
が所定位置に装着されているかどうかをチェックし(#
2)、装着されていない場合レンズの装着をうながす
(#3)。投影レンズ41が所定位置に装着されると、
レンズ検出器71からの信号に基づいてレンズ認識手段
51が装着されたレンズ41を認識し、その特有のデー
タ、焦点距離:fや倍率範囲を以後の処理のために準備
する(#4)。倍率設定キー75を押すことで倍率モー
ドにした後、テンキー74や矢印キー77を用いて所望
の倍率が入力される(#5)。入力された倍率は、装着
された投影レンズ41との整合性、例えばこのレンズ4
1のもつ倍率範囲に入っているかどうかなど、をチェッ
クされ(#6)、整合しない場合はその倍率の受け入れ
が拒否され、正しい倍率の入力をうながす。入力された
倍率が確定すると、FFD決定手段55とOWD決定手
段54がAF曲線テーブル52を利用して求めたFFD
とOWDに基づいて、ヘッド部30とレンズ台40の移
動量が算出され、パルスモータM1とM2にここでは図
示されていないドライバーを介して駆動信号が送られる
(#7)。ネガフィルム31と投影レンズ41の位置設
定が完了すると、露光処理ルーチンが実行され(#
8)、印画紙11への写真フィルム画像の焼付が行われ
る。露光処理ルーチンでは、倍率に応じた露光時間の自
動設定や、操作ボード13からの入力による露光時間の
修正、光源33の調節、シャッタ42の開閉制御が順次
行われ、所望のフィルム駒が所望の枚数分焼付られる。
【0018】前述したように、AF曲線テーブル52を
利用してネガフィルム31と投影レンズ41の位置を自
動的に設定しても、特に昇降機構回りの部品の加工制御
や組立精度、それに経年変化の問題で、適正なピントが
得られないことがある。この場合は、倍率調整とピント
調整を行って、AF曲線テーブルを補正するAF曲線補
正を行う必要がある。このAF曲線補正の動作を図5の
フローチャートを用いて説明する;
【0019】操作ボード13の補正モードキー79を押
してAF曲線補正モードに入ると、レンズ認識手段51
によって確認された(#10)使用中の投影レンズ41
にとって適切なフォーカス調整位置がフォーカス位置選
択手段によって選択される(#20)。例えば、焦点距
離:fが240mmのレンズの場合、倍率が1と2になる
2つのフォーカス調整位置が選択され、焦点距離:fが
80mmのレンズの場合、倍率が5と6.5と8.5と1
0になる4つのフォーカス調整位置が選択される。つま
り、倍率範囲が大きいレンズほど多くのフォーカス調整
位置が選択されるので、倍率範囲全域にわたって適正と
なるAF曲線補正を行うことができる。選択された複数
のフォーカス調整位置の最初の位置が設定される(#3
0)と、このフォーカス調整位置つまりこの位置に対応
する倍率となるように、AF曲線テーブル52、FFD
決定手段55、OWD決定手段54を用いてヘッド部3
0とレンズ台40の、結果的にはネガフィルム31と投
影レンズ41のための移動量が算出され、これに従って
パルスモータM1とM2が駆動させられる(#40)。
【0020】このAF曲線テーブル52によって決定さ
れる位置において、ずれているピントを調整するため、
操作ボード13のテンキー74や矢印キー77を用いて
手動でヘッド部30とレンズ台40を微少量づつ移動さ
せる。これにより設定されたフォーカス調整位置、つま
り設定倍率におけるFFDとOWDが補正される(#5
0)。完全に適正なピントが得られると、FFDとOW
Dの補正量が確定されるが、この補正量は予め定められ
ている基準値:δを越えないかどうかをチェックされ
(#60)、もし基準値:δを越えている場合調整中の
フォーカス調整位置の両側に追加のフォーカス調整位置
が選択される(#70)。但し、調整中のフォーカス調
整位置の一方側が倍率範囲外となる場合は他方側にだけ
追加のフォーカス調整位置が選択される。また、補正量
が基準値:δを大きく越えている場合にはその相違幅に
応じて追加のフォーカス調整位置は片側で2カ所ないし
は3カ所に増加させられる。追加されたフォーカス調整
位置はステップ#20で選択されたフォーカス調整位置
に加えられ、繰り返して続く次の補正作業に用いられ
る。
【0021】次いで、未処理のフォーカス調整位置が残
っているかどうかチェックされ(#80)、残っている
場合は次のフォーカス調整位置が設定され、ステップ3
0からステップ#80のルーチンが繰り返される。選択
された全てのフォーカス調整位置における補正作業が完
了すると、得られた全ての補正値を用いてAF曲線管理
手段53によってAF曲線テーブル52の補正が行われ
る(#90)。このようにして補正された新たなAF曲
線テーブル52を利用することにより、この写真引伸機
1のフォーカス精度は安定的に保証される。
【0022】なお、所定の焦点距離と倍率におけるネガ
フィルム31と投影レンズ41と印画紙11の適切な相
対距離をAF曲線に基づいて行うため、このAF曲線は
焦点距離と倍率をパラメータとしたFFDとOWDの各
値をテーブル化したAF曲線テーブルを用いているが、
もちろん前述したFFDとOWDを得るためのAF曲線
の方程式を格納しておき、随時演算によってFFDとO
WDを求め、フォーカス調整位置による補正値があれ
ば、それで演算結果を修正してもよい。AF曲線は公知
の方法により、種々の形態で実現可能であり、それら全
てのAF曲線の形態が本発明の枠内に入ることは当然で
ある。
【0023】これまで述べた実施形態の説明では、本発
明によるオートフォーカス制御装置は正立型写真引伸機
に適用されているが、もちろん倒立型写真引伸機に適用
できるし、その他AF曲線を用いたオートフォーカス機
能付きの種々のプリンター装置にも適用できる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるネガフィルムと投影レンズと印
画紙の位置関係を示す原理図
【図2】 本発明によるオートフォーカス制御装置を採
用した写真引伸機の概略側面図
【図3】 本発明によるオートフォーカス制御部のブロ
ック図
【図4】 写真引伸機の動作を説明するフローチャート
【図5】 AF曲線補正の動作を説明するフローチャー
【符号の説明】
10 ベース部 11 感光材料(印画紙) 30 ヘッド部 31 原画フィルム(ネガフィルム) 40 レンズ台 41 投影レンズ 51 レンズ認識手段 53 AF曲線管理手段 54、55、57 駆動制御手段 56 フォーカス調整位置選択手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を載置するベース部と、原画フ
    ィルムを保持するヘッド部と、投影レンズを装着するレ
    ンズ台とを備えた写真焼付装置のオートフォーカス制御
    装置であって、この制御装置がAF曲線に基づいて前記
    原画フィルムと前記投影レンズと前記感光材料との相対
    位置を移動させることでフォーカス位置を定めるものに
    おいて、 前記制御装置が、前記AF曲線の補正のために使用投影
    レンズに応じて複数の異なる倍率に対応するフォーカス
    調整位置を選択するフォーカス調整位置選択手段と、前
    記選択されたフォーカス調整位置を作り出すために前記
    ヘッド部と前記レンズ台と前記ベース部の相対位置を自
    動的に移動させるとともにさらにこれらの相対位置を補
    正量だけ移動させる駆動制御手段と、前記補正量に基づ
    いて前記AF曲線を補正するAF曲線管理手段とを備え
    ていることを特徴とする写真焼付装置のオートフォーカ
    ス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカス調整位置選択手段は、使
    用投影レンズの倍率範囲が大きければ大きいほど多くの
    フォーカス調整位置を選択することを特徴とする請求項
    1に記載の写真焼付装置のオートフォーカス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス調整位置選択手段は、前
    記フォーカス調整位置での補正量が所定値以上の場合こ
    のフォーカス調整位置の周辺領域でフォーカス調整位置
    を追加することを特徴とする請求項1又は2に記載の写
    真焼付装置のオートフォーカス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ台に複数の投影レンズが装着
    可能であり、使用される投影レンズを特定するレンズ認
    識手段が備えられており、前記レンズ認識手段によって
    特定された投影レンズの種類に基づいて前記フォーカス
    調整位置選択手段はAF曲線補正のためのフォーカス調
    整位置を選択することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の写真焼付装置のオートフォーカス制御装
    置。
  5. 【請求項5】 感光材料を載置するベース部と、原画フ
    ィルムを保持するヘッド部と、投影レンズを装着するレ
    ンズ台とを備えた写真焼付装置のオートフォーカス制御
    装置であって、この制御装置がAF曲線に基づいて前記
    原画フィルムと前記投影レンズと前記感光材料との相対
    位置を移動させることでフォーカス位置を定めるものに
    おいて、 前記制御装置が、前記AF曲線の補正のために設定され
    たフォーカス調整位置における前記ヘッド部と前記レン
    ズ台と前記ベース部の相対位置の補正量が所定値以上の
    場合このフォーカス調整位置の周辺領域で新たなフォー
    カス調整位置を追加選択するフォーカス調整位置選択手
    段と、前記全てのフォーカス調整位置で求められた補正
    量に基づいて前記AF曲線を補正するAF曲線管理手段
    とを備えていることを特徴とする写真焼付装置のオート
    フォーカス制御装置。
  6. 【請求項6】 前記フォーカス調整位置選択手段は、前
    記所定値以上の補正量が生じた際その補正量の大きさに
    応じて追加するフォーカス調整位置の数を増加させるこ
    とを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の写真焼
    付装置のオートフォーカス制御装置。
JP41796A 1996-01-08 1996-01-08 写真焼付装置のオートフォーカス制御装置 Withdrawn JPH09184970A (ja)

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