JPH09184014A - 耐磨耗継目無鋼管およびその製造方法 - Google Patents
耐磨耗継目無鋼管およびその製造方法Info
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- JPH09184014A JPH09184014A JP34330595A JP34330595A JPH09184014A JP H09184014 A JPH09184014 A JP H09184014A JP 34330595 A JP34330595 A JP 34330595A JP 34330595 A JP34330595 A JP 34330595A JP H09184014 A JPH09184014 A JP H09184014A
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Abstract
で製造でき、安価、かつ機械的特性も兼ね備えた耐磨耗
性継目無鋼管は得る。 【解決手段】 重量%で、C:0.05〜0.20%、
Si:0.5〜2.0%,Mn:0.5〜2.5%、A
l:0.02〜0.05%、N:0.001〜0.01
%、P:≦0.015%、S:≦0.01%の組成の継
目無鋼管を(Ac 1 )〜(Ac1 +100℃ )の温度
範囲に加熱し、加熱温度から600℃以上、(Ac1 +
50℃)以下の温度にまで徐冷し、以後急冷して組織を
網目状のマルテンサイト相とベイナイト相の合計量が4
0〜65%、マルテンサイト相を5%以上、残部をフェ
ライト相とする。
Description
送や、塵芥の空気輸送等に使用する耐磨耗性を有する継
目無鋼管およびその製造方法に関する。
リー輸送、塵芥の空気輸送等に鋼管を用いたパイプライ
ンが普及しつつある。この用途に使用される鋼管の内面
は、輸送対象である固体やスラリーに触れるため、それ
らにより絶えず研削される状態に置かれている。
め、これらのパイプラインに使用される鋼管の寿命はき
わめて短く、絶えず取替えを必要とし、多大のコストが
かかるばかりでなく、稼働率を下げる原因ともなってい
た。
上げる方法の1つとして、コーティング法がある。例え
ば、樹脂によるコーティング鋼管が広く知られている。
しかし、コスト高や溶接部近傍の対策等の問題がある。
て耐磨耗性を上げる方法がある。例えば、特開平4−1
60136号公報には表面に浸炭等により硬化層を形成
させ、耐磨耗性を向上させる技術が開示されている。ま
た、ステライト等の固い合金により被覆する方法も知ら
れている。しかしながら、これらの方法には対象とする
の鋼管の外径や長さに制限がある。また、コスト的にも
相当に高価であることも言うまでもない。もちろん、溶
接は困難である。
を上げる試みは成されている。特開平5−98351号
公報には、C量が低く柔らかい鋼を、C量が高く固い鋼
で包んだスラブを圧延して鋼帯をつくり、その鋼帯より
溶接鋼管を製造する技術が開示されている。
質)を変更することにより、耐磨耗性を上げる方法の他
に、鋼の組成や熱処理と言った冶金的な面からの耐磨耗
性の改善も試みられている。特開昭62−270725
号公報には、C当量を規定した鋼管を加熱して、その後
に内面から冷却し、低温で焼き戻す技術が開示されてい
る。また、特開平5−51691号公報には、成分、圧
延温度、熱処理条件を規定することにより、表面近傍の
みを硬化させた鋼が得られるとされている。
i、Mn等を適当量添加した鋼を、フェライト−オース
テナイト2相域に加熱し、フェライト相とマルテンサイ
ト相の混合組織とし、柔らかいフェライト相の中に固い
マルテンサイト相を分散させた耐磨耗性鋼が開示されて
いる。
開平4−308057号公報には、TiC、NbCと言
った炭化物の析出硬化作用により、耐磨耗性を上げた鋼
が開示されている。
技術を含め、従来の技術は耐磨耗性にすぐれた継目無鋼
管を得ると言う目的には、必ずしも適したものではな
い。特開平5−98351号公報に記載の技術は、継目
無鋼管の製造に応用する場合には、異なった形状のスラ
ブやビレットが必要であり、それらの製造には相当のコ
ストがかかり経済性に著しく劣る。
れている技術は、大型の鉄鋼製品の製造に関するもので
あるが、低温で焼き戻すことが前提である。低温の焼き
戻しにより硬度を低下させずに、靱性を向上させるため
には、精密な温度管理の基に、相当長時間の低温焼き戻
し処理が要求されるため、技術的にも経済的にも容易な
ことではない。溶接による硬化に対する対策も問題であ
ろう。C量がやや高い点も気になる。
延条件、冷却条件等が継目無鋼管の場合と異なり、やは
り適用するのは難しい。
る技術は、比較的低Cの鋼を使用して、機械的性質を確
保しつつ耐磨耗性を持った鋼を得るというものである
が、継目無鋼管には製造上の特徴に起因する特有の問題
が数多く存在するため、そのまま用いることはできな
い。
炭化物強化型の鋼も、継目無鋼管に応用する場合には靱
性が問題となろう。
は、鋼の硬度を上げることである。そのためには鋼の組
織をマルテンサイト組織にすることがまず考えられる。
一方、マルテンサイト組織の鋼は焼き戻しをしない状態
では溶接性、加工性等が劣り、そのままでパイプライン
やプラント等に使用することは現実的でない。焼き戻し
処理を行なえば溶接性等はもちろん改善されるが、耐磨
耗性は劣化しまた経費もかかる。
量が過大でなく、したがって通常の継目無鋼管の製造方
法と同様の方法で、安価かつ能率的に製造可能であり、
溶接性も兼ね備えた耐磨耗性継目無鋼管は得られていな
い状態である。
耗性を上げるためには、Siの添加が有効であるとの知
見を基に研究を行い、これを発展させて、C量を比較的
低くし、Siを一定量添加した鋼において、ミクロ組織
を適当量の網目状のマルテンサイト相やべイナイト相と
フェライト相との混合組織にすることにより、焼き戻し
処理を行なうことなく、ラインパイプ等の用途に使用可
能な耐磨耗性継目無鋼管を得ることに成功した。
0.20%、Si:0.5〜2.0%,Mn:0.5〜
2.5%、Al:0.02〜0.05%、N:0.00
1〜0.01%、残部がFe及び不可避的不純物からな
り、かつ不可避的不純物のP、Sが、P:≦0.015
%、S:≦0.010%であり、組織がフェライト地に
網目状のマルテンサイト相とベイナイト相を合計量で4
0〜65%含む耐磨耗継目無鋼管である。
0.20%、Si:0.5〜2.0%,Mn:0.5〜
2.5%、Al:0.02〜0.05%、N:0.00
1〜0.01%、残部がFe及び不可避的不純物からな
り、かつ不可避的不純物のP、Sが、P:≦0.015
%、S:≦0.010%であり、組織がフェライト地に
網目状のマルテンサイト相とベイナイト相を合計量で4
0〜65%含み、かつ、マルテンサイト相が5%以上で
ある耐磨耗継目無鋼管である。
0.20%、Si:0.5〜20%,Mn:0.5〜
2.5%、Al:0.02〜0.05%、N:0.00
1〜0.01%を含有し、かつ不可避的不純物のP、S
を、P:≦0.015%、S:≦0.01%に制限した
組成を持つ継目無鋼管を(Ac1 )〜(Ac1 +100
℃)の温度範囲に加熱し、600℃より下の温度範囲を
急冷する熱処理を行う耐磨耗継目無鋼管の製造方法であ
る。
0.20%、Si:0.5〜20%,Mn:0.5〜
2.5%、Al:0.02〜0.05%、N:0.00
1〜0.01%を含有し、かつ不可避的不純物のP、S
を、P:≦0.015%、S:≦0.01%に制限した
組成を持つ継目無鋼管を(Ac1 )〜(Ac1 +100
℃)の温度範囲に加熱し、加熱温度から600℃以上、
(Ac1 +50℃)以下の温度にまで徐冷し、以後急冷
する耐磨耗継目無鋼管の製造方法である。
(マルテンサイト相+べイナイト相)の組織とする。網
目状とはマルテンサイト相やべイナイト相が、フェライ
ト粒を取り囲む形の組織をさすものとする。この網目状
のマルテンサイト相やべイナイト相は、鋼を(Ac1 )
〜(Ac1 +100℃ )の温度範囲に加熱したときに
生成したオーステナイト相が変態したものである。(な
お、以後のマルテンサイト相、およびべイナイト相はい
ずれもこの網目状の相をさすものとし、網目状を略
す。)
磨耗性を確保し、フェライト相により靱性および延性を
確保する。通常のSS400の2倍の耐磨耗性(磨耗試
験における磨耗量が1/2以下)を確保するためには、
マルテンサイト相+べイナイト相の合計量が40%以上
であることが必要である。また、通常のSS400に
2.5倍の耐磨耗性(磨耗量が2/5)を確保するため
には、それに加えてマルテンサイト相の量が5%以上あ
ることが必要である。一方、延性を確保する上では、マ
ルテンサイト+べイナイト量の上限を65%にする必要
がある。
イト相およびベイナイト相の硬度を確保するためにC量
は0.05%以上必要である。一方、溶接性や靱性の確
保の観点からは、その上限は0.20%以下にしなくて
はならない。したがって、C量の範囲は0.05〜0.
20%とする。
ベイナイト変態を十分に起こさせるためには0.5%以
上が必要である.ただし、2.0%を越えると靱性、加
工性に悪影響が出てくるため、その範囲は0.5〜2.
0%とする。
ベイナイト変態を十分に起こさせるために、0.5%以
上が必要である。一方、2.5%を越えると靱性や溶接
性に悪影響が出てくるため、その範囲を0.5〜2.5
%とする。
添加をする。また、機械的特性等を確保するために、そ
れぞれの上限を定める。一方、継目無鋼管はその製造方
法上の特性より、例えば熱延鋼板等の鋼板類と比較し
て、加熱温度、加工温度が高く、また加工度が低いとい
う特徴がある。すなわち、圧延終了時のオーステナイト
結晶粒が大きい。
却変態後の組織も粗くなり靱性が劣化する。したがっ
て、決められた圧延条件下でいかに、結晶粒を小さくす
るかが重要であるが、本発明においてはAlとNの適正
量添加により、この問題点を解決した。
0.001%以上とし、AlNを積極的に析出させ、オ
ーステナイト粒の細粒化を計るものである。一方、Al
が0.05%、Nが0.01%を越えると介在物量が増
加して、清浄度が下がり靱性が劣化するためこれを上限
とする。
で重要である。本発明鋼は急冷後に焼き戻し処理を行な
わない。通常、鋼は焼入れままの状態では延靱性が劣る
ことが知られているが、本発明鋼においては、P、S量
の制限とC量の制限およに上記のAl、Nの適量添加に
よりこの問題を解決した。具体的には、P量を0.01
5%以下にS量を0.010%以下に制限することによ
り、V E+20 の値を20J以上にすることができる。
た様な組織の鋼管を得るためには、以上に示した成分の
制限に加えて、特別な熱処理が必要である。本発明にか
かる成分の鋼は、Ac3 温度以上のオーステナイト1相
域より急冷した場合は、マルテンサイト量(網目状では
ない。)が多くなりすぎ、延性および靱性が確保されな
い。
+100℃)の温度範囲に加熱しオーステナイト、フェ
ライト2相域から冷却する。この場合の冷却においては
少なくとも、600℃より下(600℃を含まず。)の
温度域は急冷する必要がある。急冷の冷却速度は10℃
/秒以上である。なお、急冷の終了温度は200℃以下
とする。
(Ac1 +50℃)以下の温度範囲にまで徐冷して、以
後急冷することにより、さらに優れた特性が得られる。
例えば、Ac1 温度が750℃の鋼の場合に、770℃
に加熱した後にそのまま急冷する場合も本発明の熱処理
の範囲に含まれるが、そのまま急冷することなく、一定
の温度範囲を徐冷することにより、より優れた耐磨耗性
が得られる。この場合の徐冷の終了温度は600℃以
上、770℃未満である。
にまで行うことにより、フェライト相がさらに現われて
靱性や溶接性が改善される。一方、600℃より低温に
まで徐冷を行なうと軟らかく成りすぎ、十分な耐磨耗性
が得られなくなる。なお、徐冷の冷却速度は1℃/秒以
下である。
℃(実施例は730〜770℃)程度と予想される。し
たがって、加熱温度は710〜880℃(実施例の場合
は730〜870℃)の間であり、徐冷の終了温度は6
00〜830℃の間となる。なお、徐冷の終了温度は急
冷の開始温度である。
冷却速度を遅くすると、強度やマクロ硬度は下がり、ま
た降伏比も下がり加工性が向上するが、これに加えて耐
磨耗性も向上すると言う優れた効果が現れる。冷却速度
をさらに遅くすると耐磨耗性は極大値を示した後に低下
する。優れた耐磨耗性が得られる下限の冷却速度は0.
2℃/秒程度であり、最適範囲は0.3〜0.6℃/秒程
度であるが、下限の規定は特に必要でない。
の条件に最適範囲がある理由は明らかではないが、ゆっ
くり徐冷されることにより、フェライト相が析出しCを
残っているオーステナイト相に排出し、結果的にマルテ
ンサイト相やべイナイト相の硬度を上げることが考えら
れる。徐冷の速度が遅過ぎるとフェライト相の割合が増
加しすぎる結果、当然耐磨耗性は劣る。
ど高くなる。0.010%以下にした鋼の靱性は、P量
が多い鋼に比較して良好である。Moには若干の靱性向
上の効果がある。また、加熱冷却を複数回繰り返すこと
により靱性は向上する。
物はもちろん好ましくなく、清浄度は0.05%以下と
する。鋳込み方法は連続鋳造とする。AlNの分散は連
続鋳造の場合により均一になることによる。
比較例を示す。何れの鋼管も転炉による溶製、連続鋳
造、鋼片圧延、マンネスマン穿孔、プラグミル圧延の工
程を経て、267.4φ×12.7tの継目無鋼管と
し、1度常温まで冷却した後、再度、表に示した熱処理
を行なった。
Al量、N量が低い比較例のNo.36、No.40は
2〜3、他の実施例および比較例は4〜5であった。耐
磨耗性は、試験片を円盤の周辺に固定し、アルミナのス
ラリー中で回転させ、SS400の磨耗減量との比によ
り求めた。靱性は20℃におけるシャルピー衝撃試験の
吸収エネルギーで20Jを境界値とした。20J未満の
場合は、破壊が起こる確率が急増するためである。
において熱処理条件を変化させた実施例である。加熱時
間は各温度とも10分である。(以後も同様) No.
1〜No.5は800℃に加熱後の徐冷の終了温度を変
化させている。徐冷時の冷却速度は0.5℃/秒であ
る。急冷は水冷(20℃/秒)である。急冷は管の内面
にノズルより水を吹きつけて行なっている。冷却速度は
管の肉厚中央部の値であり、ミクロ組織の観察位置も肉
厚中央部である。
冷却水の量が少なく、冷却速度は15℃/秒または10
℃/秒である。No.14〜No.16は徐冷時の冷却
速度を変化させている。No.6は780℃に加熱し、
10分保持後に水冷を行った例である。
400の2倍以上の耐磨耗性(磨耗量が1/2以下)を
示す。また、マルテンサイト量が5%未満のNo.10
〜No.13を除いて、他の実施例はいずれもSS40
0の2.5倍以上の耐磨耗性を示している。このことよ
り、冷却速度が速いほど耐磨耗性は若干ではあるが向上
していることがわかる。
て700℃まで0.5℃/秒程度の冷却速度で徐冷し、
以後水冷すると言った条件が最適と言えそうである。
ずれも本発明の成分範囲内にあり、耐磨耗性、靱性共に
優れた値を示している。No.17は徐冷なしの実施例
である。P量が高いNo.21は靱性がやや低く、P量
や、P量、S量共に低いNo.22、No.23の吸収
エネルギーはやや高い。
35は、先のNo.1等と同一の鋼において熱処理条件
が本発明の範囲外とした比較例である。No.31、N
o.32は加熱温度および急冷開始温度が高過ぎるた
め、マルテンサイト相やべイナイト相が多くなりすぎ、
耐磨耗性は十分であるが、靱性が劣っている。
冷しており、靱性は十分であるが、耐磨耗性が低い。な
お、この場合の徐冷の冷却速度は、200℃まで3℃/
分であった。
ためフェライト量が多くなり、靱性は十分であるが、耐
磨耗性はSS400に近づいている。
ため、製管時のままのフェライト−パーライト組織であ
り、やはり靱性は十分であるが、耐磨耗性はSS400
と大差がない。No.36はC量が低過ぎべイナイト量
およびマルテンサイト量が不足し、十分な耐磨耗性が得
られていない。
性は十分であるが靱性が低い。No.38はSi量が多
く吸収エネルギーが低い。No.39はMn量が多く、
靱性が低い。No.40はAl,N量が少なく、オース
テナイト粒が大きく靱性が低い。No.41はAl,N
量が多く介在物量が多くなり、靱性が低い。No.42
はP量が多く靱性が低い。No.43はS量が多く靱性
が低い。
限定されない。冷間伸管等の冷間加工を行なった鋼管に
おいても同様に優れた特性が確保できる。もちろん、曲
げ加工管にも適用可能である。曲げ加工時に高周波加熱
を行なう場合は、上記の加熱温度範囲に肉厚全体が昇温
されている必要はない。冷却方法は上記の冷却速度が得
られるものであれば、ミスト、空冷等何れも適用可能で
ある。
持しつつ、従来品にはない高い耐磨耗性と、合わせて経
済性をも有する画期的な耐磨耗性鋼管を提供するもので
あり、土砂、鉱石、石炭等のスラリー、ゴミ等の固体の
パイプ輸送、固体と液体の混合物のパイプ輸送用の鋼管
として最適である。
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.05〜0.20%、
Si:0.5〜2.0%,Mn:0.5〜2.5%、A
l:0.02〜0.05%、N:0.001〜0.01
%、残部がFe及び不可避的不純物からなり、かつ不可
避的不純物のP、Sが、P:≦0.015%、S:≦
0.010%であり、組織がフェライト地に網目状のマ
ルテンサイト相とベイナイト相を合計量で40〜65%
含むことを特徴とする耐磨耗継目無鋼管。 - 【請求項2】 重量%で、C:0.05〜0.20%、
Si:0.5〜2.0%,Mn:0.5〜2.5%、A
l:0.02〜0.05%、N:0.001〜0.01
%、残部がFe及び不可避的不純物からなり、かつ不可
避的不純物のP、Sが、P:≦0.015%、S:≦
0.010%であり、組織がフェライト地に網目状のマ
ルテンサイト相とベイナイト相を合計量で40〜65%
含み、かつ、マルテンサイト相が5%以上であることを
特徴とする耐磨耗継目無鋼管。 - 【請求項3】 重量%で、C:0.05〜0.20%、
Si:0.5〜20%,Mn:0.5〜2.5%、A
l:0.02〜0.05%、N:0.001〜0.01
%を含有し、かつ不可避的不純物のP、Sを、P:≦
0.015%、S:≦0.01%に制限した組成を持つ
継目無鋼管を(Ac1 )〜(Ac1 +100℃ )の温
度範囲に加熱し、600℃より下の温度範囲を急冷する
熱処理を行うことを特徴とする耐磨耗継目無鋼管の製造
方法。 - 【請求項4】 重量%で、C:0.05〜0.20%、
Si:0.5〜20%,Mn:0.5〜2.5%、A
l:0.02〜0.05%、N:0.001〜0.01
%を含有し、かつ不可避的不純物のP、Sを、P:≦
0.015%、S:≦0.01%に制限した組成を持つ
継目無鋼管を(Ac1 )〜(Ac1 +100℃ )の温
度範囲に加熱し、加熱温度から600℃以上、(Ac1
+50℃)以下の温度にまで徐冷し、以後急冷すること
を特徴とする耐磨耗継目無鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34330595A JP3437979B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 耐磨耗継目無鋼管およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34330595A JP3437979B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 耐磨耗継目無鋼管およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184014A true JPH09184014A (ja) | 1997-07-15 |
JP3437979B2 JP3437979B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=18360497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34330595A Expired - Fee Related JP3437979B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 耐磨耗継目無鋼管およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437979B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140100570A (ko) | 2012-01-10 | 2014-08-14 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 내마모 용접 강관 및 그의 제조 방법 |
WO2022179595A1 (zh) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种高强韧贝氏体地质钻探管及其制造方法 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34330595A patent/JP3437979B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140100570A (ko) | 2012-01-10 | 2014-08-14 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 내마모 용접 강관 및 그의 제조 방법 |
WO2022179595A1 (zh) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种高强韧贝氏体地质钻探管及其制造方法 |
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---|---|
JP3437979B2 (ja) | 2003-08-18 |
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