JPH09183479A - Mdカートリッジ用スリーブケース - Google Patents

Mdカートリッジ用スリーブケース

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Publication number
JPH09183479A
JPH09183479A JP35234495A JP35234495A JPH09183479A JP H09183479 A JPH09183479 A JP H09183479A JP 35234495 A JP35234495 A JP 35234495A JP 35234495 A JP35234495 A JP 35234495A JP H09183479 A JPH09183479 A JP H09183479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
side wall
spring member
sleeve case
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP35234495A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Fuchiwaki
三郎 渕脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKATANI SOGYO KK
Original Assignee
NAKATANI SOGYO KK
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Publication date
Application filed by NAKATANI SOGYO KK filed Critical NAKATANI SOGYO KK
Priority to JP35234495A priority Critical patent/JPH09183479A/ja
Publication of JPH09183479A publication Critical patent/JPH09183479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MDカートリッジのロック及びアンロックを容
易且つ確実にすることが可能なMDカートリッジ用スリー
ブケースを提供する。 【解決手段】 本発明のMDカートリッジ用スリーブケー
スは、偏平な平行六面体のMDカートリッジを、略同形状
の筐体内に該筐体の一面に透設した開口部から挿入、離
脱可能なように収納するスリーブケースであって、筐体
の一方の側壁部に隣接した側壁隔室、側壁隔室内におい
て揺動あるいは摺動自在に配設され、その係止爪部が筐
体内に挿入されたMDカートリッジの一方の側壁部に予め
凹設された凹部に係合可能な板状ばね部材、及び筐体の
最奥側壁部36の内面に設けられてその先端部近傍が筐体
内に挿入された前記MDカートリッジの挿入前方側壁部を
常時押圧可能な板状ばね部材、を具備して成り、MDカー
トリッジのロック及びアンロックを容易且つ確実にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2.5 インチの直径
を有する光及び又は磁気記録ディスクを収納可能な略平
行六面体のカートリッジ(以下、「MDカートリッジ」と
称する) 用のスリーブケースに関し、特に、前記MDカー
トリッジのロック及びアンロックを容易且つ確実にする
スリーブケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、3.5 インチ・フロッピーディスク
から更に小型で大記録容量の光及び又は磁気記録ディス
クが種々提案され、それらは2.5 インチの直径を有し、
通称、MDカートリッジとして実用に供されている。この
MDカートリッジは、内部々材の一部を除き、従前の3.5
インチ・フロッピーディスクカートリッジと略同等の構
造を採り、特に、その外形は、比例的に縮小、小型化さ
れた偏平な略平行六面体を以て規格統一されている。
【0003】このMDカートリッジの保管あるいは携帯を
容易且つ確実にするために、図11及び図12に示したよう
な、MDカートリッジと同形状の偏平な平行六面体で、し
かもその一面をMDカートリッジが挿入離脱可能な開口部
にして成るスリーブケースも実用化されている。図11に
おけるスリーブケース10は、基体部10a と蓋体部10b が
組み合わされて偏平な平行六面体に形成され、その一面
に設けた開口部11を経て内部に挿入されたMDカートリッ
ジ1の両側壁部2,3 に夫々凹設されている凹部4,5 に対
応して、その両側壁部12,13 の内面に基体部10a と一体
成形された板状ばね部材14,15 が夫々配設されている。
【0004】図12は、基体部20a と蓋体部20b が組み合
わされて偏平な平行六面体に形成された別のスリーブケ
ース20を示したものであり、このスリーブケース20は、
上述のスリーブケース10における板状ばね部材14,15 に
代わり、予め基体部20a とは分離して形成され、蓋体部
20b とともに基体部20a に組み合わされるアーチ状ばね
部材24,25 を配設して成っている。
【0005】これらのスリーブケース10,20 は、その最
奥側壁部16,26 の内面に対しMDカートリッジ1 の挿入前
方側壁部9が当接すると、MDカートリッジ1の挿入に伴
って反MDカートリッジ方向に撓んだ板状ばね部材14,15
の各先端部あるいはアーチ状ばね部材24,25 の各中央部
が、MDカートリッジ1 の両側壁部2,3 の各凹部4,5 に向
けて復帰作動してMDカートリッジ1を係止し、ロックす
る。一方、これらのスリーブケース10,20 からMDカート
リッジ1をアンロックする場合、スリーブケース10,20
の開口部11,21 に連成されたケース上面部10a,20a及び
ケース底面部20b,20b の切り欠き部17,18,27,28 を利用
して指先で、MDカートリッジ1の一部を把持し、板状あ
るいはアーチ状ばね部材14,15,24,25 の係止力に抗して
引き出すものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来MDカート
リッジ用スリーブケース10,20 は、MDカートリッジ1の
両側壁部2,3 を各板状あるいはアーチ状ばね部材14,15,
24,25 でロックするので、MDカートリッジ1 の両側壁部
2,3 に対し各ばね部材を左右バランス良く作動させるた
めには、MDカートリッジ1との間隙を小さく且つガタツ
キが生じないようにその内部空間の寸法精度を高める必
要があった。しかしながら、MDカートリッジ用スリーブ
ケース10,20 は、プラスチック材、例えば、ポリアセタ
ール樹脂材の成形品であるので寸法精度を高めることに
限界があり、更に、挿入されるMDカートリッジ1の外形
寸法にも各製品毎のバラツキがあるので、各ばね部材の
係止力にもバラツキが生じ、その結果、若干の自重、外
力あるいは衝撃等によりMDカートリッジ1がスリーブケ
ース10,20 から簡単に飛び出てしまう欠点があった。
【0007】更に、従来MDカートリッジ用スリーブケー
ス10,20 は、指先でMDカートリッジ1を引き出し、所謂
アンロックの状態にする必要があり、又、MDカートリッ
ジ1の挿入操作の完了状態を明確に確認するために、指
先で一旦引き戻す確認操作が必要であるので、MDカート
リッジ1の挿入離脱操作に手間取る欠点があった。
【0008】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消し、MDカートリッジのロック及びアンロックを容易且
つ確実にすることが可能なMDカートリッジ用スリーブケ
ースを提供することを目的とするものである。
【0009】本発明のかかる目的は、偏平な平行六面体
のMDカートリッジを、略同形状の筐体内に該筐体の一面
に透設した開口部から挿入、離脱可能なように収納する
スリーブケースであって、前記筐体の一方の側壁部に隣
接した側壁隔室、前記側壁隔室内において揺動あるいは
摺動自在に配設され、その係止爪部が前記筐体内に挿入
された前記MDカートリッジの一方の側壁部に予め凹設さ
れた凹部に係合可能な板状ばね部材、及び前記筐体の最
奥側壁部36の内面に設けられてその先端部近傍が前記筐
体内に挿入された前記MDカートリッジの挿入前方側壁部
を常時押圧可能な板状ばね部材、を具備して成ることを
特徴とするMDカートリッジ用スリーブケースによって達
成される。
【0010】更に、本発明の目的は、前記側壁隔室内に
配設された前記板状ばね部材が、係止爪部、ばね部及び
押圧部から成り且つ枢軸により揺動可能に軸支されてい
ることを特徴とするMDカートリッジ用スリーブケースに
よって達成される。
【0011】更に、本発明の目的は、前記側壁隔室内に
配設された前記板状ばね部材が、係止爪部、延伸部及び
押圧部をU 字状に一体的に形成し押圧摺動可能に構成さ
れていることを特徴とするMDカートリッジ用スリーブケ
ースによって達成される。
【0012】更に、本発明の目的は、前記側壁隔室内に
配設された前記板状ばね部材が、係止爪部、延伸部及び
駆動部をU 字状に一体的に形成し摺動可能に構成されて
いることを特徴とするMDカートリッジ用スリーブケース
によって達成される。
【0013】更に、本発明の目的は、前記筐体が、基体
部と蓋体部を組み合わさせて成ることを特徴とするMDカ
ートリッジ用スリーブケースによって達成される。
【0014】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース
は、前記筐体の一方の側壁部に隣接して側壁隔室を設
け、前記側壁隔室内において揺動あるいは摺動自在に配
設され、その係止爪部が前記筐体内に挿入された前記MD
カートリッジの一方の側壁部に予め凹設された凹部に係
合可能な板状ばね部材を具備することにより、MDカート
リッジの両側壁部に対しバランスが取れたロック力を作
用させる必要がなく、MDカートリッジの外形寸法に多少
のバラツキがあっても良好に対応する。更に、前記筐体
の最奥側壁部の内面に設けられてその先端部近傍が前記
筐体内に挿入された前記MDカートリッジの挿入前方側壁
部を常時押圧可能な板状ばね部材を具備しているので、
アンロック時にMDカートリッジを自動的に排出する。
【0015】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、ばね部及び押圧部から成り且つ枢軸に
より揺動可能に軸支されているので、前記筐体外からの
押圧部に対する指先の押圧操作だけで、アンロック、排
出及びロックが自動的になされ、ロックの完了も正確に
確認される。
【0016】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、延伸部及び押圧部をU 字状に一体的に
形成し押圧摺動可能に構成されているので、前記筐体外
からの押圧部に対する指先の押圧摺動操作だけで、アン
ロック、排出及びロックが自動的になされ、ロックの完
了も正確に確認される。
【0017】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、延伸部及び駆動部をU 字状に一体的に
形成し摺動可能に構成されているので、前記筐体外から
の駆動部に対する指先の摺動操作だけで、アンロック、
排出及びロックが自動的になされ、ロックの完了も正確
に確認される。
【0018】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記筐体が、基体部と蓋体部を組み合わさせ
て成るので、成形加工及び他の部材の組み込み作業を容
易にする。
【0019】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース
の一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳
述する。図1は、本発明のMDカートリッジ用スリーブケ
ース30の斜視図であり、図2乃至図4はMDカートリッジ
用スリーブケース30の内部に対するMDカートリッジ1の
挿入、ロック、離脱状態を一部破断して示した平面図で
ある。
【0020】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース
30は、従来のMDカートリッジ用スリブケース10,20 と同
様に、MDカートリッジ1と同形状の偏平な平行六面体
で、しかもその一面をMDカートリッジ1が挿入、離脱可
能な開口部31にして成っている。又、このスリーブケー
ス30は、基体部30a と蓋体部30b が組み合わされて偏平
な平行六面体に形成され、その一面に設けた開口部31を
経て内部に挿入されたMDカートリッジ1 の一方の側壁部
2に凹設されている凹部4に対応して、その一方の側壁
部32の内面に透設した開口部32a を通して係止爪部34a
が、凹部4に係止可能な板状ばね部材34を基体部30a と
蓋体部30b により画成される側壁隔室37の内部に配設さ
れている。
【0021】この板状ばね部材34は、係止爪部34a 、ば
ね部34b 及び押圧部34c が、側壁隔室37の内底面に基体
部30a と一体成形されて突設された枢軸30b を中心に微
小な揺動変位あるいは変形が可能なように一体化され、
軸支されている。なお、ばね部34b は、側壁隔室37の内
側壁の内面に対する押圧して板状ばね部材34全体のMDカ
ートリッジ1に対する付勢力を発生させ、その押圧度合
いは、係止爪部34a の揺動変位及び側壁隔室37の外側壁
に透設した開口部32b を通した指先で押圧された押圧部
34c により変化する。
【0022】更に、このスリーブケース30は、その最奥
側壁部36の内面の反側壁隔室側の隅部近傍から分岐して
その先端部が係止爪部34a 近傍まで延伸し、挿入された
MDカートリッジ1の挿入前方側壁部9を反挿入方向に押
圧可能な板状ばね部材38を具備している。
【0023】このスリーブケース30は、図2に示したよ
うに、その最奥側壁部36の内面に向けてMDカートリッジ
1を挿入すると、先ず挿入前方側壁部9に板状ばね部材
38の先端部が当接し始める。更に、板状ばね部材38の付
勢力に抗してMDカートリッジ1の挿入を継続すると、開
口部32a からMDカートリッジ1の方向に若干突出してい
る係止爪部34a の先端部は、MDカートリッジ1の一方の
側壁部2に当接し始め、反MDカートリッジ方向に撓み、
しかる後、板状ばね部材38が、図3に示すように、平坦
化されるまでMDカートリッジ1を挿入すると、係止爪部
34a の先端部は、急速に復元作動してMDカートリッジ1
を係止し、ロックする。
【0024】なお、係止爪部34a の先端部は、MDカート
リッジ1の一方の側壁部2に当接し、最奥側壁部36の内
面に向け且つMDカートリッジ1の一方の側壁部2に向け
次第に傾斜する内側面ISを有し、更に、MDカートリッジ
1の凹部4の内面に係合する平坦な上側面USを有してい
るので、MDカートリッジ1の挿入及びロック作用が円滑
に且つ確実に行われるとともに、係止爪部34a の先端部
が凹部4内に急速に係合する際に聞き取り易い係合音、
例えば、「カチッ」と言う音がして挿入操作の完了が瞬
間的に確認できる。殊に、本発明のスリーブケース30
は、MDカートリッジ1の一方の側壁部2をロックするだ
けで挿入操作を完了させるので、従来スリーブケース1
0,20 のようなMDカートリッジ1の左右の係止バランス
を取る必要性もなく、側壁隔室37の内部スペースに余裕
が生じ、板状ばね部材38の全体の装着も容易になる。
【0025】次に、MDカートリッジ1のアンロックを行
う場合、 開口部32b を通して指先で押圧部34c の付勢
力に抗して、図4に示したように、押圧部34c を押し込
むと、係止爪部34a が反MDカートリッジ方向に強制的に
撓まされ、その結果、係止爪部34a の先端部上側面USが
凹部4 の内面から離脱し、開口部32a まで後退する。係
止爪部34a の後退に伴って板状ばね部材38の付勢力がMD
カートリッジ1の挿入前方側壁部9 に作用して、MDカー
トリッジ1を本発明のスリーブケース30から外方に自動
的に排出し、押圧部34C から指先を離すと、係止爪部34
a 及びばね部34b の湾曲変形によるばね性が作用して板
状ばね部材44が原点に自動復帰する。
【0026】図5乃至図7に示した本発明の別のスリー
ブケース40は、前述した本発明のスリーブケース30の
内、板状ばね部材34の枢軸30b 、ばね部34b 及び押圧部
34C を除去し、係止爪部44a の一部を側壁部42の内面に
沿って延伸部44b を形成させた後、U字状に折り返して
その先端部が側壁側壁隔室47の外壁に透設した開口部42
b を通して最奥側壁部46の外面に一致する位置までその
押圧部44c を延伸させて成るU字状板ばね部材44を具備
している。図6に示したMDカートリッジ1のロック状態
から、図7のアンロック状態に移る場合、押圧部44C を
指先で所定の距離d 、例えば1 〜2mm 、押し込むと、係
止爪部44a の先端部内側面ISが反MDカートリッジ方向に
後退し、その一部が開口部42a の開口縁に支持され、そ
の延伸部44b も湾曲変形してばね性が付与される。
【0027】従って、係止爪部44a の先端部が凹部4 か
ら離脱すると、板状ばね部材48の付勢力がMDカートリッ
ジ1の挿入前方側壁部9 に作用して、MDカートリッジ1
を本発明のスリーブケース40から外方に自動的に排出
し、押圧部44C から指先を離すと、延伸部44b の湾曲変
形によるばね性が板状ばね部材48の付勢力に抗して作用
し、U字状板ばね部材44が原点に自動復帰する。
【0028】更に、図8乃至図10に示した本発明の別の
スリーブケース50は、前述した本発明の別のスリーブケ
ース40の内、U字状板ばね部材44の押圧部44C に変更を
加え、本発明のスリーブケース30における押圧部34C の
ように、側壁側壁隔室57の外壁に透設した開口部52b を
通して指先で操作が可能であるが、押圧操作ではなく摺
動操作が可能な駆動部54c を具備したU字状板ばね部材
54に変更したものである。図9のロック状態から、図10
のアンロック状態に移る場合、U字状板ばね部材54の駆
動部54C を指先で所定の距距離d、例えば1 〜2mm 、開
口部51の方向に摺動させると、係止爪部54a の先端部内
側面ISが反MDカートリッジ方向に後退し、その一部が開
口部52a の開口縁に支持され、その延伸部54b も湾曲変
形してばね性が付与される。
【0029】従って、係止爪部54a の先端部が凹部4 か
ら離脱すると、板状ばね部材58の付勢力がMDカートリッ
ジ1の挿入前方側壁部9 に作用して、MDカートリッジ1
を本発明のスリーブケース50から外方に自動的に排出
し、駆動部54C から指先を離すと、延伸部54b の湾曲変
形によるばね性が板状ばね部材58の付勢力に抗して作用
し、u字状板ばね部材54が原点に自動復帰する。
【0030】なお、本発明のスリーブケース30,40,50
は、基体部と蓋体部の組合体に限らず一体成形化するこ
とも可能である。又、スリーブケース30,40,50の最奥側
壁部36,46,56に設けた板状ばね部材38,448,58 は、基体
部と一体成形せずに、金属部材のインサート成形あるい
は取付けによって配設することも可能である。更に、本
発明のスリーブケース30,40,50は、MDカートリッジ1だ
けでなく偏平な平行六面体の筐体であれば、そのサイズ
に関係なく本発明の技術思想を適用あるいは変形して対
応することが容易であろう。
【0031】
【発明の効果】以上、記述した本発明のスリーブケース
は、次のような新規な効果を奏するものである。即ち、
本発明のMDカートリッジ用スリーブケースは、前記筐体
の一方の側壁部に隣接して側壁隔室を設け、前記側壁隔
室内において揺動あるいは摺動自在に配設され、その係
止爪部が前記筐体内に挿入された前記MDカートリッジの
一方の側壁部に予め凹設された凹部に係合可能な板状ば
ね部材を具備するので、MDカートリッジの両側壁部に対
しバランスが取れたロック力を作用させる必要がなく、
MDカートリッジの外形寸法に多少のバラツキがあっても
良好に対応することが可能になった。更に、前記板状ば
ね部材は、MDカートリッジの自重が大である場合、ある
いは前記筐体が強い衝撃を受けた場合でも、確実にMDカ
ートリッジをロックすることが可能であり、更に、前記
筐体の最奥側壁部の内面に設けられてその先端部近傍が
前記筐体内に挿入された前記MDカートリッジの挿入前方
側壁部を常時押圧可能な板状ばね部材のよって、アンロ
ック時にMDカートリッジを自動的に排出することが可能
になった。
【0032】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、ばね部及び押圧部から成り且つ枢軸に
より揺動可能に軸支されているので、前記筐体外からの
押圧部に対する指先の押圧操作だけで、アンロック、排
出及びロックを自動的に行うことが可能になり、しかも
ロック作動の完了も正確に作動音で確認することが可能
になった。
【0033】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、延伸部及び押圧部をu字状に一体的に
形成し押圧摺動可能に構成されているので、前記筐体外
からの押圧部に対する指先の押圧操作だけで、アンロッ
ク、排出及びロックを自動的に行うことが可能になり、
しかもロック作動の完了も正確に作動音で確認すること
が可能になった。
【0034】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記側壁隔室内に配設された前記板状ばね部
材が、係止爪部、延伸部及び駆動部をu字状に一体的に
形成し摺動可能に構成されているので、前記筐体外から
の駆動部に対する指先の摺動操作だけで、アンロック、
排出及びロックを自動的に行うことが可能になり、しか
もロック作動の完了も正確に作動音で確認することが可
能になった。
【0035】更に、本発明のMDカートリッジ用スリーブ
ケースは、前記筐体が、基体部と蓋体部を組み合わさせ
て成るので、成形加工及び他の部材の組み込み作業が容
易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース30の
斜視図である。
【図2】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース30の
内部に対するMDカートリッジ1の挿入状態を一部破断し
て示した平面図である。
【図3】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース30の
内部に対するMDカートリッジ1のロック状態を一部破断
して示した平面図である。
【図4】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース30の
内部に対するMDカートリッジ1の離脱状態を一部破断し
て示した平面図である。
【図5】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース40の
斜視図である。
【図6】のロック状態を一部破断して示した平面図であ
る。
【図7】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース40の
内部に対するMDカートリッジ1の離脱状態を一部破断し
て示した平面図である。
【図8】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース50の
斜視図である。
【図9】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース50の
内部に対するMDカートリッジ1のロック状態を一部破断
して示した平面図である。
【図10】本発明のMDカートリッジ用スリーブケース50の
内部に対するMDカートリッジ1の離脱状態を一部破断し
て示した平面図である。
【図11】従来のMDカートリッジ用スリーブケース10の内
部に対するMDカートリッジ1 のロック状態を一部破断し
て示した平面図である。
【図12】従来のMDカートリッジ用スリーブケース20の内
部に対するMDカートリッジ1 のロック状態を一部破断し
て示した平面図である。
【符号の説明】
1 MDカートリッジ 2 側壁部 3 側壁部 4 凹部 5 凹部 9 最奥側壁部 30 本発明のMDカートリッジ用スリーブケース 30b 枢軸 31 開口部 32 側壁部 32a 開口部 32b 開口部 34 板状ばね部材 34a 係止爪部 34b ばね部 34c 押圧部 36 最奥側壁部 37 側壁隔室 38 板状ばね部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な平行六面体のMDカートリッジを、
    略同形状の筐体内に、該筐体の一面に透設した開口部か
    ら挿入、離脱可能なように収納するスリーブケースであ
    って、 前記筐体の一方の側壁部に隣接した側壁隔室、 前記側壁隔室内において揺動あるいは摺動自在に配設さ
    れ、その係止爪部が前記筐体内に挿入された前記MDカー
    トリッジの一方の側壁部に予め凹設された凹部に係合可
    能な板状ばね部材、及び前記筐体の最奥側壁部の内面に
    設けられてその先端部近傍が前記筐体内に挿入された前
    記MDカートリッジの挿入前方側壁部を常時押圧可能な板
    状ばね部材、を具備して成ることを特徴とするMDカート
    リッジ用スリーブケース。
  2. 【請求項2】 前記側壁隔室内に配設された前記板状ば
    ね部材が、係止爪部、ばね部及び押圧部から成り且つ枢
    軸により揺動可能に軸支されていることを特徴とする請
    求項1に記載のMDカートリッジ用スリーブケース。
  3. 【請求項3】 前記側壁隔室内に配設された前記板状ば
    ね部材が、係止爪部、延伸部及び押圧部をU 字状に一体
    的に形成し押圧摺動可能に構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のMDカートリッジ用スリーブケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記側壁隔室内に配設された前記板状ば
    ね部材が、係止爪部、延伸部及び駆動部をU 字状に一体
    的に形成し摺動可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のMDカートリッジ用スリーブケース。
  5. 【請求項5】 前記筐体が、基体部と蓋体部を組み合わ
    させて成ることを特徴とする請求項1,2,3 あるいは4 に
    記載のMDカートリッジ用スリーブケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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