JPH11232819A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH11232819A
JPH11232819A JP3323298A JP3323298A JPH11232819A JP H11232819 A JPH11232819 A JP H11232819A JP 3323298 A JP3323298 A JP 3323298A JP 3323298 A JP3323298 A JP 3323298A JP H11232819 A JPH11232819 A JP H11232819A
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JP
Japan
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cartridge
shutter
disk
lock member
piece
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Application number
JP3323298A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
浩士 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ本体20に、ディスクを露出させ
るための窓が開設されると共に、該窓を開閉するシャッ
ター3が摺動可能に取り付けられているディスクカート
リッジにおいて、ディスクカートリッジの部品点数の減
少によって、製造コストの低減を図る。 【解決手段】 本発明に係るディスクカートリッジ2に
おいては、シャッター3を閉じ位置でロックするための
ロック部材6がカートリッジ本体20と一体に成型され
て、カートリッジ本体20の内部空間Eに、弾性変位可能
に配置されている。一方、シャッター3には、ロック部
材6と係合可能な係合片35が突設されている。シャッタ
ー3はバネによって閉じ方向に付勢されている。又、カ
ートリッジ本体20には、前端面2aに開口するロック解除
片挿入溝24が形成され、該溝24には、ロック部材6の自
由端部が前記弾性変位に伴って出没する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、磁気
ディスク、光磁気ディスク等のディスク状信号記録媒体
を収容したディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクを対
象として光学的に信号の記録、再生を行なう光学式ディ
スクプレーヤにおいては、図16(a)(b)に示す如く、
扁平な直方体状のカートリッジ本体(90)にディスク(91)
を収納してなるディスクカートリッジ(9)が用いられて
いる(特開平5-198121号)。
【0003】カートリッジ本体(90)には、ディスク(91)
の信号面を露出させるための窓(100)が開設されると共
に、該窓(100)を開閉するシャッター(92)が摺動可能に
取り付けられている。カートリッジ本体(90)の内部に
は、シャッター(92)の摺動方向に伸びる側端面(9a)に沿
って、シャッター(92)を閉じ位置にロックするためのロ
ック部材(93)が配置されている。該ロック部材(93)は、
基端部を中心として弾性変位可能であって、その先端部
には、係合凹部(95)が形成されている。又、ロック部材
(93)の先端部には、後述の如くロックを解除する際に機
能すべき斜面(99)が形成されている。
【0004】一方、シャッター(92)には、カートリッジ
本体(90)の側端面(9a)との摺接部に、ロック部材(93)の
係合凹部(95)と係合可能な係合片(96)が突設されてい
る。又、シャッター(92)には、バネ係止片(98)が突設さ
れ、該バネ係止片(98)とカートリッジ本体(90)の間にト
ーションバネ(94)が介在して、シャッター(92)を閉じ方
向に付勢している。
【0005】通常、ディスクカートリッジ(9)において
は、ロック部材(93)の係合凹部(95)とシャッター(92)の
係合片(96)とが互いに係合して、シャッター(92)は閉じ
位置にロックされている。光学式ディスクプレーヤのキ
ャビネットに開設されたカートリッジ挿入口からディス
クカートリッジ(9)を装置奥部へ挿入すると、図16
(a)中に矢印Aで示すディスクカートリッジ(9)の前進
移動に伴って、装置奥部に配設されているロック解除片
(97)が矢印Aとは逆方向に相対移動して、図示の如くカ
ートリッジ本体(90)内に侵入し、ロック部材(93)に摺接
して、ロック部材(93)を弾性変位させる。
【0006】この結果、ロック部材(93)の係合凹部(95)
がシャッター(92)の係合片(96)から離脱し、シャッター
(92)のロックが解除される。そして、更にディスクカー
トリッジ(9)が前進移動し、装置奥方の記録再生位置に
到達する過程で、ロック解除片(97)が同図(b)に示す様
にトーションバネ(94)の弾性に抗してシャッター(92)を
押し開くのである。この状態で、カートリッジ本体(90)
の窓(100)を通して、信号の記録又は再生が行なわれ
る。
【0007】その後、ディスクカートリッジ(9)のエジ
ェクト動作においては、ディスクカートリッジ(9)の後
退移動に伴って、ロック解除片(97)が矢印A方向に相対
移動し、シャッター(92)の閉じ方向の移動を許容する。
従って、シャッター(92)はトーションバネ(94)に付勢さ
れて、図16(a)の如く閉じることになる。又、シャッ
ター(92)が閉じる過程で、ロック解除片(97)がロック部
材(93)の斜面(99)に摺接し、ロック部材(93)をロック解
除方向に弾性変位させる。この結果、図16(a)に示す
シャッター(92)の閉じ位置では、ロック部材(93)の係合
凹部(95)とシャッター(92)の係合片(96)とが、非係合状
態で互いに対向することになる。そして、更にディスク
カートリッジ(9)が後退移動し、カートリッジ挿入口か
ら引き抜かれることによって、ロック解除片(97)がロッ
ク部材(93)から離脱する。この結果、ロック部材(93)が
弾性復帰して、ロック部材(93)の係合凹部(95)とシャッ
ター(92)の係合片(96)とが互いに係合し、シャッター(9
2)が閉じ位置でロックされることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示す従来のディスクカートリッジ(9)においては、ロ
ック部材(93)が、カートリッジ本体(90)とは別体に成型
され、1つの部品としてカートリッジ本体(90)に取り付
けられていたので、ディスクカートリッジ(9)の部品点
数が増大し、製造のための金型の数が多くなることによ
って、製造コストの増大を招いていた。本発明の目的
は、従来よりも製造コストの低減が可能なディスクカー
トリッジを提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るディスクカー
トリッジは、シャッター(3)を閉じ位置にロックするた
めのロック部材(6)を、カートリッジ本体(20)と一体に
成型したものである。該ロック部材(6)は、その材質
(例えば樹脂)が有する弾性によって、ロック位置とロッ
ク解除位置の間で弾性変位可能である。シャッター(3)
には、前記ロック部材(6)と係合可能な係合片(35)が突
設されている。又、カートリッジ本体(20)には、その前
端面(2a)に開口すると共に、該開口部からシャッター摺
動方向に伸びるロック解除片挿入溝(24)が形成されてお
り、該ロック解除片挿入溝(24)に対して、ロック部材
(6)の自由端部が前記弾性変位に伴って出没する。
【0010】上記本発明のディスクカートリッジにおい
ては、通常、ロック部材(6)とシャッター(3)の係合片
(35)とが互いに係合して、シャッター(3)は閉じ位置に
ロックされている。光学式ディスクプレーヤのカートリ
ッジ挿入口からディスクカートリッジを装置奥部へ挿入
すると、ディスクカートリッジの前進移動に伴って、装
置奥部に配設されているロック解除片が挿入方向とは逆
方向に相対移動して、カートリッジ本体(20)のロック解
除片挿入溝(24)に侵入し、更に、ロック解除片挿入溝(2
4)に臨出しているロック部材(6)の自由端部に摺接し
て、ロック部材(6)をロック解除方向に弾性変位させ
る。この結果、ロック部材(6)がシャッター(3)の係合
片(35)から離脱し、シャッター(3)のロックが解除され
る。そして、更にディスクカートリッジが前進移動し、
装置奥方の記録再生位置に到達する過程で、ロック解除
片がシャッター(3)を押し開くのである。この状態で、
カートリッジ本体(20)の窓を通して、信号の記録又は再
生が行なわれる。
【0011】ディスクカートリッジのエジェクト動作に
おいては、ディスクカートリッジの後退移動に伴って、
ロック解除片がカートリッジ挿入方向とは逆方向に相対
移動し、シャッター(3)の閉じ方向の移動を許容する。
又、シャッター(3)が閉じる過程で、ロック解除片がロ
ック部材(6)に摺接し、ロック部材(6)をロック解除方
向に弾性変位させる。この結果、シャッター(3)の閉じ
位置では、ロック部材(6)とシャッター(3)の係合片(3
5)とが、非係合状態で互いに対向することになる。そし
て、更にディスクカートリッジ(2)が後退移動し、カー
トリッジ挿入口から引き抜かれることによって、ロック
解除片がロック部材(6)から離脱する。この結果、ロッ
ク部材(6)が弾性復帰して、ロック部材(6)とシャッタ
ー(3)の係合片(35)とが互いに係合し、シャッター(3)
が閉じ位置でロックされることになる。
【0012】具体的構成において、ロック部材(6)は、
信号記録媒体の信号面とは直交する面内で弾性変位可能
であって、該弾性変位によって係合片(35)と係脱する。
該具体的構成によれば、ロック部材(6)をシャッター
(3)の係合片(35)から離脱させるために必要な弾性変位
量は、係合片(35)の板厚よりも僅かに大きく設定すれば
よく、従来のディスクカートリッジにおいて必要となる
弾性変位量、即ち係合片(35)が係合凹部(64)に対して係
合する深さよりも、大幅に小さくて済む。尚、ロック部
材(6)をカートリッジ本体(20)と一体成型することに伴
なって、ロック部材(6)はカートリッジ本体(20)と同じ
樹脂材料で形成されることになるが、僅かな弾性変形で
シャッター(3)のロック及びロック解除が可能であるか
ら、カートリッジ本体(20)及びロック部材(6)の材質と
して、比較的硬質の樹脂を採用することが出来、これに
よって、カートリッジ本体(20)の変形を防止することが
出来る。
【0013】又、具体的構成において、ロック部材(6)
は、カートリッジ本体(20)から突出する支持部(61)と、
該ロック部材(6)の上端部から伸びて信号記録媒体の信
号面とは直交する面内で湾曲する弾性部(62)と、該弾性
部(62)の先端部からシャッター(3)側へ伸びてその先端
部に前記係合片(35)が係合すべき係合凹部(64)を有する
ロック部(63)とから構成されている。該具体的構成によ
れば、ロック部材(6)の弾性部(62)が十分に弾性変形し
て、ロック部(63)に対して必要な弾性変位量を与える。
【0014】更に具体的構成において、ロック部材(6)
は、カートリッジ本体(20)の4つの角部の内、シャッタ
ー摺動方向とは直交する前端面(2a)とシャッター摺動方
向に沿って伸びる側端面(2b)とが交叉して形成される角
部の内部空間Eに配置され、係合片(35)は、シャッター
(3)の内部空間E側の端部に内部空間Eへ向けて突設さ
れている。該具体的構成によれば、ロック部材(6)が、
部材配置の上で余裕のあるカートリッジ本体(20)角部の
内部空間Eに収容され、シャッター(3)の係合片(35)と
係合すべきロック部材(6)の先端部も、該内部空間E内
に収まっており、然もロック部材(6)とシャッター(3)
の係合片(35)との係合、離脱も、該内部空間E内で行な
われるので、カートリッジ本体(20)を小型化する際、カ
ートリッジ本体(20)の側端面(2b)とディスク(21)の外周
縁の間の距離は問題とならない。従って、カートリッジ
本体(20)の側端面(2b)とディスク(21)の外周縁の間隔を
可及的に零に近づけることにより、カートリッジ本体(2
0)を従来よりも小型化することが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジによ
れば、ロック部材(6)とカートリッジ本体(20)とを同一
の金型によって同時に成型することが出来る。従って、
ロック部材がカートリッジ本体とは別体に形成されてい
た従来のディスクカートリッジに比べて、部品点数、ひ
いては製造に必要な金型の数が減少し、これに伴って製
造コストが低減する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図1〜15に沿って具体的に説明する。尚、これら
の図においては、ディスクプレーヤに対するディスクカ
ートリッジの挿入方向を全て矢印Aで表わしている。
【0017】第1実施例 図1に示す如く、本発明に係るディスクカートリッジ
(2)は、扁平な直方体状の樹脂製カートリッジ本体(20)
の内部に、ディスク(21)を回転可能に収容してなり、該
ディスクカートリッジ(2)を、ディスクプレーヤのキャ
ビネット(1)に開設されたカートリッジ挿入口(11)から
装置内へ挿入することによって、信号の記録及び再生が
可能となる。
【0018】ディスクカートリッジ(2)のカートリッジ
本体(20)には、図2に示す如く、ディスク(21)の信号面
を露出させるための窓(22)が開設されると共に、該窓(2
2)を開閉するシャッター(3)が、カートリッジ本体(20)
の一端面に沿って摺動可能に取り付けられている。尚、
カートリッジ本体(20)には、前記窓(22)の反対側にも、
図5(b)に示す如く窓(29)が開設されており、両窓(22)
(29)を用いて、信号の記録と再生が行なわれる。又、カ
ートリッジ本体(20)には、図2に示す如く、ディスク挿
入方向Aに向かって右側の端面(2b)に沿って、ロック解
除片挿入溝(24)が凹設されると共に、左側の端面(2c)に
沿って、誤挿入防止溝(25)が凹設されている。ロック解
除片挿入溝(24)及び誤挿入防止溝(25)は夫々、カートリ
ッジ本体(20)の前端面(2a)に開口して、該開口部からシ
ャッター(3)の摺動方向に伸びている。
【0019】一方、キャビネット(1)のカートリッジ挿
入口(11)の奥部には、シャッター(3)のロックを解除す
るためのロック解除片(45)が配置されると共に、ディス
クカートリッジ(2)が向きを誤って挿入されようとした
ときに該挿入を阻止するための突片(46)が配置されてお
り、正しい向きでディスクカートリッジ(2)をキャビネ
ット(1)内に挿入することによって、ロック解除片(45)
はロック解除片挿入溝(24)へ侵入し、突片(46)は誤挿入
防止溝(25)へ侵入することになる。
【0020】キャビネット(1)のカートリッジ挿入口(1
1)の奥部には、図3及び図4に示すカートリッジホルダ
ー(4)が配置され、カートリッジホルダー(4)に装填さ
れたディスクカートリッジ(2)を所定の記録再生位置ま
で移動させることが可能となっている。カートリッジホ
ルダー(4)は、天井壁(41)の両端部に左側壁(48)及び右
側壁(47)を具えると共に、左側壁(48)の下端部には左底
壁(40)が、右側壁(47)の下端部には右底壁(49)が、夫々
天井壁(41)と平行に内向きに突設されており、ディスク
カートリッジ(2)の収容、保持が可能となっている。
【0021】カートリッジホルダー(4)の天井壁(41)に
は、前述のディスクカートリッジ(2)の窓(22)と対向す
べき位置に、信号の記録、再生のための開口(44)が設け
られている。又、カートリッジホルダー(4)の両側壁(4
7)(48)には、合計4本のピン(42)(42)(43)(43)が外向き
に突設され、これらのピン(42)(42)(43)(43)を利用し
て、カートリッジホルダー(4)の移動が行なわれる。
尚、カートリッジホルダー(4)の駆動機構については、
周知のところであるので、図示及び説明を省略する。更
にカートリッジホルダー(4)の右側壁(47)には、前記ロ
ック解除片(45)が内向きに突設されると共に、左側壁(4
8)には、前記突片(46)が内向きに突設されている。
【0022】図5(a)(b)に示す如く、ディスクカート
リッジ(2)のカートリッジ本体(20)の4つの角部の内、
カートリッジ本体(20)の前端面(2a)と右側端面(2b)とが
交叉して形成される角部の内部空間Eには、シャッター
(3)を閉じ位置にロックするためのロック部材(5)が配
置されている。又、カートリッジ本体(20)の内部には、
シャッター(3)を閉じ方向に付勢するためのトーション
バネ(23)が配置され、該トーションバネ(23)の一方の端
部は、シャッター(3)に形成したバネ係止片(36)に係止
されると共に、他方の端部はカートリッジ本体(20)の隅
部に係止されている。
【0023】シャッター(3)は、図6に示す如く、カー
トリッジ本体(20)に開設された前記一対の窓(22)(29)を
塞ぐための一対の塞ぎ板部(31)(32)と、両塞ぎ板部(31)
(32)の端部を互いに連結する連結部(33)とを具え、連結
部(33)には、前記バネ係止片(36)が形成されると共に、
前記内部空間Eへ向けて突出するアーム片(37)が一体に
形成されている。アーム片(37)には、ディスクカートリ
ッジ(2)の右側端面(2b)に摺動可能に係合する摺動片(3
4)と、前記係合片(35)とが、カートリッジ本体(20)の内
側に向けて突設されている。又、アーム片(37)は、図5
(b)に示す如く、カートリッジ本体(20)の裏面に形成さ
れたシャッターガイド溝(26)にも、摺動可能に係合して
いる。これによって、シャッター(3)は、カートリッジ
本体(20)の右側端面(2b)に沿って前後に摺動することが
可能である。
【0024】ロック部材(5)は、図6に示す如く、カー
トリッジ本体(20)上に突設された枢軸(28)に回転可能に
嵌まったボス(51)と、ボス(51)にディスク面と略平行に
突設された稍細い弾性片(52)と、ボス(51)にディスク面
と略平行に突設された稍太いロック片(53)とから構成さ
れ、ロック片(53)は、ロック解除片挿入溝(24)へ向けて
伸びている。該ロック部材(5)においては、弾性片(52)
の弾性変形に伴って、ロック片(53)がディスク面と平行
な面内で弾性変位することが可能である。
【0025】ロック部材(5)のロック片(53)には、カー
トリッジ本体(20)の右側端面(2b)へ向けて、基端側に第
1斜面(55)、先端側に第2斜面(56)が形成され、第1斜
面(55)と第2斜面(56)の間には、係合片(35)が係合可能
な係合凹部(54)が形成されている。第1斜面(55)及び第
2斜面(56)は夫々、係合凹部(54)側の端部がロック解除
片挿入溝(24)へ臨出しており、後述の如くディスクカー
トリッジ(2)の往復移動に伴って、ディスクカートリッ
ジ(2)の前進移動時には、ロック解除片(45)が第1斜面
(55)に当接し、ディスクカートリッジ(2)の後退移動時
には、ロック解除片(45)が第2斜面(56)に当接する様に
なっている。尚、ロック部材(5)の弾性片(52)の先端部
は、図5(a)(b)に示す如くカートリッジ本体(20)に突
設されたストッパー(27)に当接しており、ロック部材
(5)の時計方向の回転が阻止されている。
【0026】図7(a)(b)(c)は、ディスクカートリッ
ジ(2)の前進移動に伴うロック部材(5)のロック解除動
作、及びシャッター(3)の開き動作を表わしている。図
7(a)は、ディスクカートリッジ(2)がキャビネット
(1)内に未だ挿入されていない状態を表わしており、ロ
ック部材(5)の係合凹部(54)とシャッター(3)の係合片
(35)とが互いに係合して、シャッター(3)は閉じ位置に
ロックされている。
【0027】この状態から、ディスクカートリッジ(2)
がキャビネット(1)のカートリッジ挿入口(11)から奥部
へ挿入されると、その前進移動に伴って、図7(b)の如
くロック解除片(45)が矢印Aとは逆方向に相対移動する
こととなり、ロック解除片(45)は、ディスクカートリッ
ジ(2)のロック解除片挿入溝(24)の内部へ侵入して、ロ
ック部材(5)の第1斜面(55)に当接する。そして、ディ
スクカートリッジ(2)が更に前進することによって、ロ
ック解除片(45)が第1斜面(55)を押圧して、ロック部材
(5)を矢印の如く弾性変位させる。この結果、ロック部
材(5)の係合凹部(54)がシャッター(3)の係合片(35)か
ら離脱し、シャッター(3)のロックが解除されるのであ
る。
【0028】その後、ディスクカートリッジ(2)が更に
前進することによって、ロック解除片(45)がシャッター
(3)の端部に当接し、その後のディスクカートリッジ
(2)の前進移動に伴って、図7(c)に示す如く、シャッ
ター(3)はトーションバネ(23)の弾性に抗して押し開か
れることになる。この状態で、ディスクカートリッジ
(2)は信号記録再生位置にチャッキングされ、窓(22)(2
9)を通してディスク(21)に信号が記録され、或いはディ
スク(21)から信号が再生される。
【0029】ディスクカートリッジ(2)のエジェクト動
作においては、ディスクカートリッジ(2)の後退移動に
伴って、ロック解除片(45)が矢印A方向に相対移動し、
シャッター(3)の閉じ方向の移動を許容する。従って、
シャッター(3)はトーションバネ(23)に付勢されて、図
7(b)の如く閉じることになる。又、シャッター(3)が
閉じる過程で、ロック解除片(45)がロック部材(5)の第
2斜面(56)に摺接し、ロック部材(5)を図7(b)中の矢
印の方向へ弾性変位させる。この結果、図示の如く、ロ
ック部材(5)の係合凹部(54)とシャッター(3)の係合片
(35)とが、非係合状態で互いに対向することになる。そ
して、更にディスクカートリッジ(2)が後退移動し、カ
ートリッジ挿入口から引き抜かれることによって、図7
(a)に示す様に、ロック解除片(45)がロック部材(5)か
ら離脱する。この結果、ロック部材(5)が弾性復帰し
て、ロック部材(5)の係合凹部(54)がシャッター(3)の
係合片(35)に係合して、シャッター(3)が閉じ位置にロ
ックされることになる。
【0030】上述の如く、本実施例によれば、ロック部
材(5)が、部材配置の上で余裕のあるカートリッジ本体
(20)角部の内部空間Eに収容され、シャッター(3)の係
合片(35)と係合すべきロック部材(5)の先端部も、該内
部空間E内に収まっており、然もロック部材(5)とシャ
ッター(3)の係合片(35)との係合、離脱も、該内部空間
E内で行なわれるので、カートリッジ本体(20)を小型化
する際、カートリッジ本体(20)の側端面(2b)とディスク
(21)の外周縁の間の距離は問題とならない。従って、カ
ートリッジ本体(20)の側端面(2b)とディスク(21)の外周
縁の間隔を可及的に零に近づけることにより、カートリ
ッジ本体(20)を従来よりも小型化することが可能であ
る。
【0031】第2実施例 本実施例は、第1実施例におけるロック部材(5)に代え
て、図8及び図9に示す如くカートリッジ本体(20)と一
体に成型されたロック部材(6)を配置したものである。
他の構成は第1実施例と全く同じであるため、ロック部
材(6)の構成及び動作のみ説明し、他の構成について
は、図示及び説明を省略する。尚、図8及び図9におい
て、第1実施例と同じ部材には、同じ符号を付してい
る。
【0032】図8に示す様に、ロック部材(6)は、カー
トリッジ本体(20)から垂直に伸びる支持部(61)の上端部
に、ディスク面と直交する面内で湾曲した弾性部(62)を
介して、ディスク面に沿って伸びるロック部(63)を形成
したものであって、弾性部(62)の弾性変形によって、ロ
ック部(63)が矢印の如くディスク面と直交する方向に弾
性変位する。
【0033】ロック部材(6)のロック部(63)には、カー
トリッジ本体(20)の裏面へ向けて、基端側に第1斜面(6
5)、先端側に第2斜面(66)が形成され、第1斜面(65)と
第2斜面(66)の間には、係合片(35)が係合可能な係合凹
部(64)が形成されている。第1斜面(65)及び第2斜面(6
6)は夫々、係合凹部(64)側の端部がロック解除片挿入溝
(24)へ臨出しており、第1実施例と同じくディスクカー
トリッジ(2)の往復移動に伴って、ロック解除片(45)が
第1斜面(65)及び第2斜面(66)に摺接し、ロック部材
(6)の係合凹部(64)とシャッター(3)の係合片(35)との
係合、離脱を行なう様になっている。
【0034】例えば、図9(a)に示す如く、ディスクカ
ートリッジ(2)が矢印A方向へ前進移動することによっ
て、ロック解除片(45)が先ずロック部材(6)の第1斜面
(65)に当接し、更にディスクカートリッジ(2)が前進す
ることによって、同図(b)の如くロック解除片(45)がロ
ック部材(6)のロック部(63)を押し上げ、係合凹部(64)
をロック解除位置まで移動させるのである。又、ディス
クカートリッジ(2)のエジェクト時には、ロック解除片
(45)がロック部材(6)の第2斜面(66)に当接して、ロッ
ク部(63)をロック解除位置まで移動させる。
【0035】本実施例においては、ロック部材(6)がカ
ートリッジ本体(20)と一体に成型されているので、第1
実施例に比べて部品点数が少なくなり、製造コストの低
減が可能である。又、ロック部材(6)のロック部(63)の
弾性変位方向が、第1実施例とは直交する方向、即ちデ
ィスク面とは直交する方向に設定されているので、ロッ
ク部材(6)の係合凹部(64)をシャッター(3)の係合片(3
5)から離脱させるために必要な弾性変位量は、係合片(3
5)の板厚よりも僅かに大きく設定すればよく、第1実施
例で必要となる弾性変位量、即ち係合片(35)が係合凹部
(64)に対して係合する深さよりも、大幅に小さくて済
む。ロック部材(6)をカートリッジ本体(20)と一体成型
することに伴なって、ロック部材(6)はカートリッジ本
体(20)と同じ樹脂材料で形成されることになるが、上述
の如く、ロック部(63)の僅かな弾性変形でロック及びロ
ック解除が可能であるから、カートリッジ本体(20)及び
ロック部材(6)の材質として、カートリッジ本体(20)の
形状を保つために必要な比較的硬質の樹脂を採用するこ
とに問題はない。
【0036】第3実施例 本実施例は、上記第1実施例で採用されているディスク
カートリッジ(以下、第1ディスクカートリッジという)
に対して、外形寸法は同じであるが記録再生方式の異な
る新たな規格のディスクカートリッジ(以下、第2ディ
スクカートリッジという)と、上記第1実施例で述べた
ディスクプレーヤ(以下、第1ディスクプレーヤという)
に対して、第2ディスクカートリッジの記録、再生を行
なう専用のディスクプレーヤ(以下、第2ディスクプレ
ーヤという)と、第1ディスクカートリッジと第2ディ
スクカートリッジの両方の記録、再生が可能なディスク
プレーヤ(以下、両用ディスクプレーヤという)に関する
ものである。尚、本実施例を表わす図11〜図15にお
いて、上記第1実施例と同じ部材には同じ符号を付し
て、説明を省略する。
【0037】本実施例では、ディスクプレーヤとディス
クカートリッジの関係において、以下の条件を満たすこ
とが必要である。 第1ディスクプレーヤには第1ディスクカートリッ
ジの挿入が可能であるが、第2ディスクカートリッジの
挿入は不可能であること。 第2ディスクプレーヤには第2ディスクカートリッ
ジの挿入が可能であるが、第1ディスクカートリッジの
挿入は不可能であること。 両用ディスクプレーヤには、第1ディスクカートリ
ッジと第2ディスクカートリッジの両方が挿入可能であ
ること。
【0038】図10に示す様に、第1ディスクカートリ
ッジ(2)において、カートリッジ本体(20)の前端面(2a)
には、僅かに表面側に偏った位置に、右側端面(2b)に沿
って伸びる所定深さDmの誤挿入防止溝(25)が形成され
ているので、仮にディスクカートリッジ(2)が誤った向
きで挿入されようとしたとき、前述の突片(46)がカート
リッジ本体(20)の前端面(2a)に当たって、ディスクカー
トリッジ(2)の誤挿入が阻止される。尚、ロック解除片
挿入溝(24)も、カートリッジ本体(20)の前端面(2a)に、
僅か表面側に偏って形成されているため、突片(46)がロ
ック解除片挿入溝(24)に侵入して誤挿入が許容されるこ
とはない。
【0039】上記第1ディスクカートリッジ(2)を前提
として、第2ディスクカートリッジ、第2ディスクプレ
ーヤ、及び両用ディスクプレーヤにおいては、後述の構
成が採用されている。即ち、第2ディスクカートリッジ
(7)においては、図11に示す如く、前記突片(46)が挿
入されるべき溝として、図10に示す誤挿入防止溝(25)
の深さDmよりも小さな深さDaを有する誤挿入防止溝(7
1)が形成されている。又、ディスクカートリッジ(7)の
カートリッジ本体(70)の裏面には、前端面(2a)に開口し
て矢印Aとは逆方向に伸びる所定深さのカートリッジ識
別溝(72)が凹設されている。
【0040】一方、第2ディスクプレーヤにおいては、
図12に示すカートリッジホルダー(8)が採用されてい
る。該カートリッジホルダー(8)の左側壁(48)には、前
述の誤挿入防止溝(25)へ侵入すべき突片(81)が、誤挿入
防止溝(25)の深さDaに応じた位置に、内向きに突設さ
れている。従って、該突片(81)の位置は、図3に示す第
1ディスクプレーヤのカートリッジホルダー(4)におけ
る突片(46)の位置よりも装置奥方寄りとなる。
【0041】第1ディスクプレーヤのカートリッジホル
ダー(4)に第2ディスクカートリッジ(7)を挿入せんと
すると、第2ディスクカートリッジ(7)の誤挿入防止溝
(71)は、第1ディスクカートリッジ(2)の誤挿入防止溝
(25)よりも短い(Da<Dm)ため、挿入の途中でカートリ
ッジホルダー(4)の突片(46)が第2ディスクカートリッ
ジ(7)の誤挿入防止溝(71)の奥端に当たって、それ以上
の挿入が阻止される。これによって、上述の条件が満
たされる。
【0042】図13に示す如く、第2ディスクプレーヤ
のカートリッジホルダー(8)に第2ディスクカートリッ
ジ(7)を挿入すると、カートリッジホルダー(8)の突片
(81)がディスクカートリッジ(7)の誤挿入防止溝(71)へ
侵入すると共に、カートリッジホルダー(8)の突起(82)
がディスクカートリッジ(7)のカートリッジ識別溝(72)
へ侵入し、カートリッジホルダー(8)内にディスクカー
トリッジ(7)が装填されることになる。これに対し、第
2ディスクプレーヤのカートリッジホルダー(8)に第1
ディスクカートリッジ(2)を挿入せんとすると、第1デ
ィスクカートリッジ(2)にはカートリッジ識別溝(72)が
凹設されていないので、カートリッジホルダー(8)の突
起(82)が第1ディスクカートリッジ(2)の前端面(2a)に
当たって、第1ディスクカートリッジ(2)の挿入が阻止
される。これによって、上述の条件が満たされる。
【0043】図14に示す如く、両用ディスクプレーヤ
においては、カートリッジホルダー(85)の左底壁(40)の
奥部(83)に、前述の第2ディスクプレーヤの突起(82)と
同じ位置に、オン/オフスイッチ(86)が配設されてい
る。又、カートリッジホルダー(85)には、第2ディスク
プレーヤと同じ位置に突片(81)が設けられている。
【0044】カートリッジホルダー(85)に第1ディスク
カートリッジ(2)が挿入される場合、第1ディスクカー
トリッジ(2)の誤挿入防止溝(25)にカートリッジホルダ
ー(85)の突片(81)が侵入すると共に、第1ディスクカー
トリッジ(2)の底面によってオン/オフスイッチ(86)が
左底壁(40)表面よりも下方に押し込まれ、第1ディスク
カートリッジ(2)の挿入が許容される。ここで、オン/
オフスイッチ(86)がオフ状態(突出状態)からオン状態に
押し込まれることによって、第1ディスクカートリッジ
(2)の検知信号が得られる。
【0045】又、カートリッジホルダー(85)の第2ディ
スクカートリッジ(7)が挿入される場合、第2ディスク
カートリッジ(7)の誤挿入防止溝(71)にカートリッジホ
ルダー(85)の突片(81)が侵入すると共に、第2ディスク
カートリッジ(7)のカートリッジ識別溝(72)にオン/オ
フスイッチ(86)が収容されて、第2ディスクカートリッ
ジ(7)の挿入が許容される。ここで、オン/オフスイッ
チ(86)はオフ状態を維持するので、これに基づいて第2
ディスクカートリッジ(7)の装填を検知することが可能
である。
【0046】この様にして、上述の条件が満たされ
る。尚、ディスクカートリッジの識別を他の方法、例え
ば誤挿入防止溝(25)(71)の深さの違いで識別する方法
や、ディスクの信号記録フォーマットの違いで識別する
方法等を採用する場合、オン/オフスイッチ(86)は省略
することが出来る。
【0047】本実施例によれば、外形寸法は同じである
が記録再生方式の異なる2つの規格を有する第1ディス
クカートリッジ及び第2ディスクカートリッジを対象と
して、第1ディスクカートリッジの記録、再生のみが可
能な第1ディスクプレーヤと、第2ディスクカートリッ
ジの記録、再生のみが可能な第2ディスクプレーヤと、
両ディスクカートリッジの記録、再生が可能な両用ディ
スクプレーヤを、極めて簡易な構成の違いで実現するこ
とが出来る。
【0048】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、トーションバネ(94)を省略
して、カートリッジホルダー側に、ディスクカートリッ
ジの移動に伴ってシャッターを開閉すべき部材を設ける
構成も採用可能である。具体的には、ディスクカートリ
ッジのシャッターに小窓を開設すると共に、カートリッ
ジホルダーには、シャッターの小窓に係脱可能な板バネ
を取り付ける。該構成においては、ディスクカートリッ
ジをカートリッジホルダー内へ挿入すると、ディスクカ
ートリッジの前進の途中で板バネがシャッターの小窓に
係合し、その後のディスクカートリッジの前進に伴っ
て、シャッターが押し開かれる。ディスクカートリッジ
のエジェクト時には、板バネがシャッターの小窓に係合
したまま、ディスクカートリッジが後退移動し、これに
伴って、シャッターが閉められる。そして、ディスクカ
ートリッジをカートリッジホルダーから抜き出すと、板
バネがその弾性変形によってシャッターの小窓から離脱
するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジと該ディスクカートリッ
ジの記録、再生を行なうためのディスクプレーヤの一部
を表わす斜視図である。
【図2】第1実施例におけるディスクカートリッジの斜
視図である。
【図3】第1実施例におけるカートリッジホルダーの斜
視図である。
【図4】該カートリッジホルダーの正面図である。
【図5】該ディスクカートリッジの平面図(a)及び裏面
図(b)である。
【図6】該ディスクカートリッジの要部を表わす拡大斜
視図である。
【図7】該ディスクカートリッジの動作を表わす一部破
断平面図である。
【図8】第2実施例におけるディスクカートリッジの要
部を表わす拡大斜視図である。
【図9】該ディスクカートリッジのロック部材の動作を
表わす一部破断側面図である。
【図10】第1実施例で採用されている第1ディスクカ
ートリッジの斜視図である。
【図11】第3実施例で採用されている第2ディスクカ
ートリッジの斜視図である。
【図12】第3実施例で採用されている第2ディスクプ
レーヤのカートリッジホルダーの一部破断斜視図であ
る。
【図13】該カートリッジホルダーの正面図である。
【図14】第3実施例で採用されている両用ディスクプ
レーヤのカートリッジホルダーの一部破断斜視図であ
る。
【図15】該カートリッジホルダーの正面図である。
【図16】従来のディスクカートリッジの構造及び動作
を表わす平面図である。
【符号の説明】
(1) キャビネット (2) ディスクカートリッジ (21) ディスク (20) カートリッジ本体 (24) ロック解除片挿入溝 (25) 誤挿入防止溝 (3) シャッター (35) 係合片 (23) トーションバネ (5) ロック部材 (54) 係合凹部 (4) カートリッジホルダー (45) ロック解除片 (46) 突片 (6) ロック部材 (64) 係合凹部 (7) 第2ディスクカートリッジ (71) 誤挿入防止溝 (72) カートリッジ識別溝 (8) カートリッジホルダー (81) 突片 (82) 突起 (86) オン/オフスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平な直方体状のカートリッジ本体(20)
    にディスク状信号記録媒体を回転可能に収容してなり、
    カートリッジ本体(20)には、信号記録媒体の信号面を露
    出させるための少なくとも1つの窓(22)が開設されると
    共に、該窓(22)を開閉するシャッター(3)が摺動可能に
    取り付けられているディスクカートリッジにおいて、 カートリッジ本体(20)と一体に成型され、ロック位置と
    ロック解除位置の間で弾性変位可能であって、シャッタ
    ー(3)を閉じ位置にロックするためのロック部材(6)
    と、 シャッター(3)に突設されて、前記ロック部材(6)と係
    合可能な係合片(35)と、 カートリッジ本体(20)の前端面(2a)に開口すると共に、
    該開口部からシャッター摺動方向に伸び、ロック部材
    (6)の自由端部が前記弾性変位に伴って出没すべきロッ
    ク解除片挿入溝(24)とを具えていることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 ロック部材(6)は、信号記録媒体の信号
    面とは直交する面内で弾性変位可能であって、該弾性変
    位によって係合片(35)と係脱する請求項1に記載のディ
    スクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 ロック部材(6)は、カートリッジ本体(2
    0)から突出する支持部(61)と、該ロック部材(6)の上端
    部から伸びて信号記録媒体の信号面とは直交する面内で
    湾曲する弾性部(62)と、該弾性部(62)の先端部からシャ
    ッター(3)側へ伸びてその先端部に前記係合片(35)が係
    合すべき係合凹部(64)を有するロック部(63)とから構成
    される請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 ロック部材(6)は、カートリッジ本体(2
    0)の4つの角部の内、シャッター摺動方向とは直交する
    前端面(2a)とシャッター摺動方向に沿って伸びる側端面
    (2b)とが交叉して形成される角部の内部空間Eに配置さ
    れ、係合片(35)は、シャッター(3)の内部空間E側の端
    部に内部空間Eへ向けて突設されている請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載のディスクカートリッジ。
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