JPH09183313A - サンルーフリッド制御回路 - Google Patents

サンルーフリッド制御回路

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Publication number
JPH09183313A
JPH09183313A JP29061796A JP29061796A JPH09183313A JP H09183313 A JPH09183313 A JP H09183313A JP 29061796 A JP29061796 A JP 29061796A JP 29061796 A JP29061796 A JP 29061796A JP H09183313 A JPH09183313 A JP H09183313A
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JP
Japan
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motor
switch
drive signal
sunroof lid
contact plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29061796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Niki
木 健 一 仁
Nobuo Yoshioka
岡 信 夫 吉
Hiroyuki Funaki
木 弘 幸 舟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 モータを簡素な構造にして、外形をコンパク
トにすることができるサンルーフリッド制御回路を提供
する。 【解決手段】 位置検出スイッチ50の可動コンタクタ
9が第1又は第2のコンタクトプレート7、8に接続さ
れていない時に、第2のスイッチ56による第2の駆動
信号が第2のモータ駆動回路RL2に供給されるのを禁
止し、さらに第4のスイッチ58による第4の駆動信号
が第1のモータ駆動回路RL1に供給されるのを禁止
し、可動コンタクタ9が第1のコンタクトプレート7に
接続された時に第2のスイッチ56による駆動信号がR
L2へ供給されるのを許可し、コンタクタが第2のコン
タクトプレート8に接続された時に、第4のスイッチ5
8による第4の駆動信号がRL1へ供給されるのを許可
する第1の禁止回路D11、D12、D5、D6、TR
3をそなえていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンルーフリッドの
動作を制御するサンルーフリッド制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】サンルーフリッドの動作を制御するサン
ルーフリッド制御回路としては、実開平4−09551
8号公報に開示されたモータを用いたものが知られてい
る。
【0003】上記公報に開示されたモータでは、モータ
シャフトがサンルーフリッドに結合されているととも
に、モータシャフトの回転が減速されて伝達される回転
体が設けられており、この回転体にコンタクタが取付け
られ、基板に取付けられた3個のコンタクトプレートに
コンタクタが電気的に接続されることによって、サンル
ーフリッドの全閉状態、サンルーフリッドのスライド状
態、サンルーフリッドのチルト状態をそれぞれ検出する
ようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなサンル
ーフリッド制御回路のモータにおいては、回路構成用の
素子を配置する基板に、第1のコンタクトプレート、第
2のコンタクトプレート、第3のコンタクトプレートが
互いに異なる円周上に絶縁されて配置されており、モー
タシャフトの回転にともなってゼネバ歯車が回動し、第
1のコンタクトプレート、第2のコンタクトプレート、
第3のコンタクトプレートにコンタクタがそれぞれ電気
的に接続されることによって、サンルーフリッドの各状
態を検出していたため、第1、第2、第3のコンタクト
プレートをそれぞれ異なる半径を有するの円周上にそれ
ぞれ独立して配置しなければならないので、各コンタク
トプレートを取付けるためのスペースを多く必要とし、
それによって、コンタクトプレートを取付ける基板が大
きくなりうることから、モータ全体の外形も大型になる
可能性を有し、ルーフアウターパネルとルーフインナー
パネルとの間の比較的狭い空間に設置することが難しく
なることとなるため、外形が大きくならないようにする
という課題があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるサンルーフリッド制御
回路は、モータの構造が極めて簡素になって、外形をコ
ンパクトにすることができるサンルーフリッド制御回路
を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるサンルーフリッド制御回路では、スライドモード及
びチルトモードを有するサンルーフリッドを駆動するサ
ンルーフリッド制御回路であって、減速ギヤを備えたモ
ータと、モータに接続され、モータにモータを正回転す
るための電流を供給する第1のモータ駆動回路と、モー
タに接続され、モータにモータを逆回転するための電流
を供給する第2のモータ駆動回路と、モータの減速ギヤ
によって駆動される位置検出ギヤにより回転駆動される
可動コンタクタと、導体プレートによって円弧状に形成
され絶縁基板上に同一半径で互いに離れて配置され可動
コンタクタに選択的にして電気的に接続または遮断され
る第1及び第2のコンタクトプレートを有する位置検出
スイッチと、サンルーフリッドを開くための第1の駆動
信号を発生し、第1のモータ駆動回路へ第1の駆動信号
を供給する第1のスイッチと、サンルーフリッドを閉じ
るための第2の駆動信号を発生し、第2のモータ駆動回
路へ第2の駆動信号を供給する第2のスイッチと、サン
ルーフリッドをチルトアップするための第3の駆動信号
を発生し、第3の駆動信号を第2のモータ駆動回路へ供
給する第3のスイッチと、サンルーフリッドをチルトダ
ウンするための第4の駆動信号を発生し、第4の駆動信
号を第1のモータ駆動回路へ供給する第4のスイッチと
を含むスイッチ手段と、位置検出スイッチに接続され、
位置検出スイッチの可動コンタクタが第1又は第2のコ
ンタクトプレートに接続されていない時に、第2のスイ
ッチによって発生された第2の駆動信号が第2のモータ
駆動回路に供給されるのを禁止し、さらに第4のスイッ
チによって発生された第4の駆動信号が第1のモータ駆
動回路に供給されるのを禁止し、位置検出スイッチの可
動コンタクタが第1のコンタクトプレートに接続された
時に第2のスイッチによって発生された第2の駆動信号
が第2のモータ駆動回路へ供給されるのを許可し、そし
て、位置検出スイッチの可動コンタクタが第2のコンタ
クトプレートに接続された時に、第4のスイッチによっ
て発生された第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路へ
供給されるのを許可する第1の禁止回路とをそなえてい
る構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、第1、第2のスイッチ及び位置検出
スイッチの第2のコンタクトプレートに接続され、位置
検出スイッチの可動コンタクタが位置検出スイッチの第
2のコンタクトプレートに接続されている時に、第1の
スイッチによって発生された第1の駆動信号が第1のモ
ータ駆動回路へ供給されるのを禁止し、かつ、第2のス
イッチによって発生された第2の駆動信号が第2のモー
タ駆動回路へ供給されるのを禁止する第2の禁止手段
と、第3、第4のスイッチ及び位置検出スイッチの第1
のコンタクトプレートに接続され、位置検出スイッチの
可動コンタクタが位置検出スイッチの第1のコンタクト
プレートに接続されている時に、第3のスイッチによっ
て発生された第3の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ
供給されるのを禁止し、かつ、第4のスイッチによって
発生された第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路へ供
給されるのを禁止する第3の禁止回路をそなえている構
成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、モータ及び第1、第2のモータ駆動
回路に接続され、モータの回転がロックされたことを検
出し、第1のスイッチによって発生された第1の駆動信
号及び第4のスイッチによって発生された第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止し、か
つ、第2のスイッチによって発生された第2の駆動信号
及び第3のスイッチによって発生された第3の駆動信号
が第2のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止するモー
タロック状態検出回路をそなえている構成としたことを
特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、モータロック状態検出回路は、モー
タに接続されていて、モータに流れる電流を検出する抵
抗器を備えている構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、モータロック状態検出回路は、第
1、第2、第3又は第4のスイッチから基準電圧が供給
されている比較器を有している構成としたことを特徴と
している。
【0012】この発明の請求項6に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、比較器は、ヒステリシスを持ってい
る構成としたことを特徴としている。
【0013】この発明の請求項7に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、モータ及び第1、第2のモータ駆動
回路に接続され、モータの回転がロックされたことを検
出し、第1のスイッチによって発生された第1の駆動信
号及び第4のスイッチによって発生された第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止し、か
つ、第2のスイッチによって発生された第2の駆動信号
及び第3のスイッチによって発生された第3の駆動信号
が第2のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止するモー
タロック状態検出回路をそなえている構成としたことを
特徴としている。
【0014】この発明の請求項8に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、金属プレートによって円環状に形成
され、絶縁基板上に、第1、第2のコンタクトプレート
と同軸上に配置され、可動コンタクタに電気的に接続さ
れている第3のコンタクトプレートを有する位置検出ス
イッチをそなえている構成としたことを特徴としてい
る。
【0015】この発明の請求項9に係わるサンルーフリ
ッド制御回路では、カーボンによって円環状に形成さ
れ、絶縁基板上に、第1、第2のコンタクトプレートと
同軸上に配置され、可動コンタクタに電気的に接続され
ている第3のコンタクトプレートを有する位置検出スイ
ッチをそなえている構成としたことを特徴としている。
【0016】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるサンルーフ
リッド制御回路において、サンルーフリッドが全閉位置
に到達していないと、第1の禁止回路によって、第2の
駆動信号が第2のモータ駆動回路に供給されないととも
に、第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路に供給され
ない。それ故、位置検出スイッチの第1、第2のコンタ
クトプレートの構造を複雑にすることなくサンルーフリ
ッドの位置が確実に検出され、第1、第2のコンタクト
プレートの構造が簡潔でよくなる。
【0017】この発明の請求項2に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、サンルーフリッドが全閉位置に
到達していると、第2の禁止回路によって、第1の駆動
信号が第1のモータ駆動回路へ供給されないとともに、
第2の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ供給されな
い。また、サンルーフリッドが全閉位置に到達している
と、第3の禁止回路によって、第3の駆動信号が第2の
モータ駆動回路へ供給されないとともに、第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されない。それ故、請
求項1の作用に加え、位置検出スイッチの第1、第2の
コンタクトプレートの構造を複雑にすることなくサンル
ーフリッドの位置が確実に検出され、第1、第2のコン
タクトプレートの構造が簡潔でよくなる。
【0018】この発明の請求項3に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、モータの回転がロックされる
と、第1の駆動信号及び第4の駆動信号が第1のモータ
駆動回路に供給されないとともに、第2の駆動信号及び
第3の駆動信号が第2のモータ駆動回路に供給されな
い。それ故、請求項2の作用に加え、モータの回転がロ
ックされたときに、モータに対する電流の供給が確実に
停止される。
【0019】この発明の請求項4に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、モータの回転がロックされる
と、モータに流れる電流が抵抗器によって検出される。
それ故、請求項3の作用に加え、簡素な素子である抵抗
器によってモータロック状態検出回路が構成される。
【0020】この発明の請求項5に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、モータの回転がロックされる
と、第1、第2、第3及び第4のスイッチから供給され
た基準電圧と、抵抗器が検出した電圧レベルとが比較器
によって比較されてモータのロックが検出される。それ
故、請求項4の作用に加え、簡素な素子である比較器に
よってモータロック状態検出回路が構成される。
【0021】この発明の請求項6に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、モータの回転が機械的にロック
されると、電流検出用の抵抗器に流れる電流が増大する
ことによってモータロック状態検出回路が作動して、モ
ータに対する電流供給が絶たれてモータが停止する。そ
して、電流検出用の抵抗器に流れる電流がなくなって
も、比較器は出力がハイレベルを保持する。それ故、請
求項5の作用に加え、モータが回転をロックされたとき
に、第1、第2、第3及び第4のスイッチが操作され続
けてもモータを回転させることはない。
【0022】この発明の請求項7に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、サンルーフリッドが全閉位置に
到達していると、第2の禁止回路によって、第1の駆動
信号が第1のモータ駆動回路へ供給されないとともに、
第2の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ供給されな
い。また、サンルーフリッドが全閉位置に到達している
と、第3の禁止回路によって、第3の駆動信号が第2の
モータ駆動回路へ供給されないとともに、第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されない。そして、モ
ータの回転がロックされると、第1の駆動信号及び第4
の駆動信号が第1のモータ駆動回路に供給されないとと
もに、第2の駆動信号及び第3の駆動信号が第2のモー
タ駆動回路に供給されない。それ故、請求項2の作用に
加え、位置検出スイッチの第1、第2のコンタクトプレ
ートの構造を複雑にすることなくサンルーフリッドの位
置が確実に検出されることによって、第1、第2のコン
タクトプレートの構造が簡潔でよくなり、モータの回転
がロックされたときに、モータに対する電流の供給が確
実に停止される。
【0023】この発明の請求項8に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、位置検出スイッチは、絶縁基板
上に、第1、第2のコンタクトプレートと同軸上にして
可動コンタクタに電気的に接続され、金属プレートによ
って円環状に形成された第3のコンタクトプレートを有
している。それ故、請求項1の作用に加え、第3のコン
タクトプレートによって、可動コンタクタに電気的に接
続するための回路が絶縁基板上に配置される。
【0024】この発明の請求項9に係わるサンルーフリ
ッド制御回路において、位置検出スイッチは、絶縁基板
上に、第1、第2のコンタクトプレートと同軸上にして
可動コンタクタに電気的に接続され、カーボンによって
円環状に形成された第3のコンタクトプレートを有して
いる。それ故、請求項1の作用に加え、第3のコンタク
トプレートによって、可動コンタクタに電気的に接続す
るための回路が絶縁基板上に配置される。
【0025】
【実施例】図1ないし図5には、この発明に係わるサン
ルーフリッド制御回路の一実施例が示されている。
【0026】図示されるサンルーフリッド制御回路に用
いられるモータ1は、主として、ケース2、アーマチュ
ア3、出力軸(モータ出力軸)4、サンルーフ位置検出
器50から構成され、サンルーフ位置検出器50は、原
動歯車5、従動歯車6、第1のコンタクトプレート7、
第2のコンタクトプレート8、コンタクタ9、コントロ
ーラ10から構成されている。
【0027】ケース2は、アーマチュア3を収容するた
めのモータケース2aと、ウオームホイール11、出力
軸4を収容するためのギヤケース2bからなり、モータ
ケース2aの開口端部はギヤケース2bにねじ3gによ
ってねじ止めされている。モータケース2aの内側に
は、それぞれ対向位置にN極、S極が着磁されたマグネ
ット12、13が装着されている。
【0028】モータケース2aに収容されたアーマチュ
ア3は、予め定められたスロット数に対応したコイル巻
回部3a1を有するアーマチュアコア3aがアーマチュ
アシャフト3bに固定されており、このアーマチュアシ
ャフト3bには、アーマチュアコア3aの近くにコンミ
ュテータ3cが設けられている。
【0029】コンミュテータ3cの外周側には、上記コ
イル巻回部3a1の数に対応してそれぞれ絶縁されたコ
ンミュテータ片3c1が設けられているため、各コンミ
ュテータ片3c1に電気的に接続したうえで、アーマチ
ュアコア3aのコイル巻回部3a1に複数回巻かれたア
ーマチュアコイル3dが設けられている。
【0030】コンミュテータ3cの各コンミュテータ片
3c1には、ブラシ3e、3fが電気的に接続可能に摺
接され、各ブラシ3e、3fはサンルーフ位置検出器5
0のコントローラ10に電気的に接続されているため、
コントローラ10より一方のブラシ3eから他方のブラ
シ3fに正方向の電流の供給があると、コンミュテータ
3cを通じてアーマチュアコイル3dがコイル巻回部3
a1毎に正方向に順次励磁されて磁力を発生し、アーマ
チュアコイル3dが発生した磁力とマグネット12、1
3が発生している磁力とによってアーマチュア3が正回
転し、これに反して、コントローラ10より一方のブラ
シ3eから他方のブラシ3fに逆方向の電流の供給があ
ると、コンミュテータ3cを通じてアーマチュアコイル
3dがコイル巻回部3a1毎に逆方向に順次励磁されて
磁力を発生し、アーマチュアコイル3dが発生した磁力
とマグネット12、13が発生している磁力とによって
アーマチュア3が逆回転する。
【0031】アーマチュア3のアーマチュアシャフト3
bは、モータケース2aの開口端部とは反対側に取付け
られた一方の軸受14およびギヤケース2bに取付けら
れた図示しない他方の軸受によって回転可能に支持され
ている。
【0032】また、アーマチュア3のアーマチュアシャ
フト3bは、ギヤケース2b内に延出されて図示しない
ウオームが形成されており、このウオームに図2に示さ
れるウオームホイール11が噛合っている。
【0033】ウオームホイール11には、凹状に形成さ
れたダンパ収容部11aが備えられており、このウオー
ムホイール11は中央に挿通した剛体のハブ15の外側
に有するゴム製のダンパ16がダンパ収容部11aに装
着されることによってハブ15に弾性的に結合されてい
る。ハブ15は出力軸4に固定されている。
【0034】出力軸4は、ギヤケース2bに形成された
出力軸支持部2b1において回転可能に支持されてお
り、ギヤケース2bの一方の外側に出力歯車17が固着
されている。出力歯車17は図示しないサンルーフリッ
ド駆動ワイヤに結合されるため、上述したアーマチュア
3が正方向に回転することによって出力軸4が正回転す
ると、サンルーフリッド駆動ワイヤを介してサンルーフ
リッドをチルトダウンまたは全開に向けて移動させ、こ
れに反して、アーマチュア3が逆方向に回転することに
よって出力軸4が逆回転すると、サンルーフリッド駆動
ワイヤを介してサンルーフリッドをチルトアップまたは
全閉に向けて移動させる。
【0035】また、出力軸4には、ギヤケース2bの他
方の外側にサンルーフ位置検出器50の一部を構成する
原動歯車5が固着されている。この原動歯車5は、後述
する従動歯車6とによって構成される間欠歯車の一部と
なるものであって、回転中心は出力軸4の同芯に配置さ
れ、外周上の予め定められた位置に2個の歯部5aを有
する。この原動歯車5は、出力軸4に固着されているた
め、出力軸4と一体的に回転する。
【0036】そして、原動歯車5から離れた位置にサン
ルーフ位置検出器50の他の一部を構成する従動歯車6
が配置されている。
【0037】この従動歯車6は、出力軸支持部2b1か
ら離れた位置のギヤケース2bに筒状に突出形成された
従動歯車支持部2b2において、中央に枢支ねじ18が
ねじ込まれることによって回転可能に支持されており、
外周部分には原動歯車5の歯部5aに噛合う歯部6aを
有する。従動歯車6は、出力軸4とともに原動歯車5が
1回転すると、歯部6aが1個進むことによって原動歯
車5の回転に対し予め定められた角度だけ間欠的に回動
される。この間欠的な回動により、従動歯車6は、サン
ルーフリッドのスライド駆動量に対応して図3に示され
る全閉位置Aから全開位置Bまでをストロークとして回
動され、サンルーフリッドのチルト駆動量に対応して図
4に示される全閉位置Aからチルトアップ位置Cまでを
ストロークとして回動される。
【0038】また、ギヤケース2bと従動歯車6とのあ
いだには、回路基板19が取付けられており、この回路
基板19にサンルーフ位置検出器50の他の一部を構成
する第1のコンタクトプレート7、第2のコンタクトプ
レート8が設けられているとともに、図5に示される回
路構成を有するコントローラ10が取付けられている。
【0039】そして、従動歯車6の第1、第2のコンタ
クトプレート7、8側にサンルーフ位置検出器50の他
の一部を構成するコンタクタ9が取付けられている。
【0040】第1のコンタクトプレート7および第2の
コンタクトプレート8は、金属プレート又はカーボン被
膜によって成形され、上述した従動歯車支持部2b2の
外側において、同一の半径を有する円周上にそれぞれ配
置されており、第1のコンタクトプレート7は、図3に
示されるように、第1の導通範囲A1を有する円弧形状
をなすものとして回路基板19上に形成されている。第
2のコンタクトプレート8は、図3に示されるように、
第1のコンタクトプレート7の同一円周上において、第
2の導通範囲A2を有する円弧形状をなすものとして回
路基板19上に第1のコンタトクプレート7に対し絶縁
されて形成されており、この第2のコンタクトプレート
8と第1のコンタクトプレート7とのあいだには従動歯
車6の全閉位置Aに一致した不導通領域A3を有する。
第1のコンタクトプレート7および第2のコンタクトプ
レート8は同芯上に配置されている。
【0041】第1のコンタクトプレート7は、図5に示
されるコントローラ10の回路構成図において、ダイオ
ードD9、ダイオードD10、ダイオードD12のカソ
ードに接続される。
【0042】第2のコンタクトプレート8は、図5に示
されるコントローラ10の回路構成図において、ダイオ
ードD7、ダイオードD8、ダイオードD11のカソー
ドに接続されている。
【0043】また、第1のコンタクトプレート7および
第2のコンタクトプレート8が有する円周の内周側に
は、第3のコンタクトプレート20が回路基板19上に
形成されている。
【0044】第3のコンタクトプレート20は、第1、
第2のコンタクトプレート7、8よりも小さい半径を有
するものとして円環状に形成されており、後述するコン
タクタ9のアース回路形成用として機能する。
【0045】一方、コンタクタ9は、導電性のある金属
製薄板によって略円形に形成されており、図3に示され
るように、平面状をなすコンタクタ本体9aの外側寄り
に、上述した第1、第2のコンタクトプレート7、8に
対して電気的に接続可能に摺接される第1の接触部9b
を有するとともに、この第1の接触部9bの内側寄り
に、上述した第3のコンタクトプレート20に対して電
気的に接続可能に摺接される第2の接触部9cを有す
る。第1の接触部9b、第2の接触部9cは単一のコン
タクタ9に一体に形成されている。
【0046】コンタクタ9は、第1、第2のコンタクト
プレート7、8が従動歯車6とともに上述したストロー
ク内を回動する際、第2の接触部9cが第3のコンタク
トプレート20に常時接続されながら、第1のコンタク
トプレート7に接続された状態、第2のコンタクトプレ
ート8に接続された状態、第1、第2のコンタクトプレ
ート7、8のいずれにも接続されない状態となる。この
コンタクタ9の第1の接触部9bが第1のコンタクトプ
レート7に接続されることにより、第1のコンタクトプ
レート7にアース回路を形成して、図5に示されるコン
トローラ10においてダイオードD9、D10、D12
のカソードをローレベルとする。
【0047】また、コンタクタ9は、第1の接触部9b
が第2のコンタクトプレート8に接続されることによ
り、第2のコンタクトプレート8にアース回路を形成し
て、図5に示されるコントローラ10においてダイオー
ドD7、D8、D11のカソードをローレベルとする。
【0048】そして、コンタクタ9は、第1の接触部9
bが第1のコンタクトプレート7にも第2のコンタクト
プレート8にも接続されていないと、ダイオードD7、
D8、D9、D10、D11、D12をフローティング
状態とする。
【0049】他方、コントローラ10は、図5に示され
るサンルーフ駆動回路54により明らかなように、第1
のリレーRL1、第2のリレーRL2、スイッチングト
ランジスタTR1、スイッチングトランジスタTR2、
スイッチングトランジスタTR3、抵抗R1,R2,R
3,R4,R5,R6,R7,R8、ダイオードD1,
D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8,D9,D
9,D10,D11,D12、モータロック検出回路6
1から構成されている。
【0050】ダイオードD11、D12、D5、D6及
びスイッチングトランジタTR3によって第1の禁止回
路が構成され、ダイオードD7、D8によって第2の禁
止回路が構成され、ダイオードD9、D10によって第
3の禁止回路が構成されている。
【0051】モータロック検出回路61は電流検出抵抗
SR、増幅回路61a、フィルタ61b、比較器61
c、ダイオードD13,D14,D15,D16、ツェ
ナダイオードZD1、スイッチングトランジスタTR
4、抵抗R9から構成されている。モータロック検出回
路61は、アーマチュア3に流れる電流の値が電流検出
抵抗SRによって検出される。モータロック検出回路6
1では、サンルーフリッドが全閉位置に到達した際又は
チルトアップ位置に到達した際に、アーマチュアシャフ
ト3bが回転を拘束されることによって電流の値が予め
定められた値を越えると、増幅器61a、フィルタ61
b、比較器61cにより変換されたベース電流によって
スイッチングトランジスタTR4がオンされるので、ス
イッチングトランジスタTR1及びスイッチングトラン
ジスタTR2がオフされ、アーマチュア3の回転が停止
する。
【0052】サンルーフ駆動回路54には、スライドオ
ープンスイッチ55、スライドクローズスイッチ56、
チルトアップスイッチ57、チルトダウンスイッチ58
がそれぞれ備えられている。
【0053】スライドオープンスイッチ55は、常開固
定接点55aがイグニションスイッチ59を介して電源
60に接続されているとともに、可動接点55bがコン
トローラ10に有する抵抗R5の一端に接続されてい
る。
【0054】スライドクローズスイッチ56は、常開固
定接点56aがイグニションスイッチ59を介して電源
60に接続されているとともに、可動接点56bがコン
トローラ10に有する抵抗R6の一端に接続されてい
る。
【0055】チルトアップスイッチ57は、常開固定接
点57aがイグニションスイッチ59を介して電源60
に接続されているとともに、可動接点57bがコントロ
ーラ10に有する抵抗R7の一端に接続されている。
【0056】チルトダウンスイッチ58は、常開固定接
点58aがイグニションスイッチ59を介して電源60
に接続されているとともに、可動接点58bがコントロ
ーラ10に有する抵抗R8の一端に接続されている。
【0057】スライドオープンスイッチ55の可動接点
55bに一端が接続された抵抗R5の他端はダイオード
D1のアノード、ダイオードD8のアノードに接続さ
れ、ダイオードD1のカソードは抵抗R1の一端に接続
されている。抵抗R1の他端はエミッタ接地のスイッチ
ングトランジスタTR1のベースに接続されており、こ
のスイッチングトランジスタTR1のコレクタは第1の
リレーRL1のリレーコイルRL1−1の一端に接続さ
れている。
【0058】第1のリレーRL1は、リレーコイルRL
1−1の他端がイグニションスイッチ59を介して電源
60に接続されているとともに第2のリレーRL2のリ
レーコイルRL2−1の他端に接続されており、可動接
点RL1−2が一方のブラシ3eに接続され、常閉固定
接点RL1−3が接地され、常開固定接点RL1−4が
イグニションスイッチ59を介して電源60に接続され
ている。
【0059】スライドクローズスイッチ56の可動接点
56bに一端が接続された抵抗R6の他端はダイオード
D4のアノード、ダイオードD5のアノード、ダイオー
ドD7のアノードにそれぞれ接続され、ダイオードD4
のカソードは抵抗R2の一端に接続されている。ダイオ
ードD5のカソードはエミッタ接地のスイッチングトラ
ンジスタTR3のコレクタに接続され、抵抗R2の他端
はエミッタ接地のスイッチングトランジスタTR2のベ
ースに接続されており、このスイッチングトランジスタ
TR2のコレクタは第2のリレーRL1のリレーコイル
RL2−1の一端に接続されている。
【0060】第2のリレーRL2は、リレーコイルRL
2−1の他端が上述したように第1のリレーRL1に有
するリレーコイルRL1−1の他端に接続され、可動接
点2−2が他方のブラシ3fに接続され、常閉固定接点
RL2−3が接地され、常開固定接点RL2−4がイグ
ニションスイッチ59を介して電源60に接続されてい
る。
【0061】チルトアップスイッチ57の可動接点57
bに一端が接続された抵抗R7の他端はダイオードD3
のアノード、ダイオードD10のアノードにそれぞれ接
続され、ダイオードD3のカソードは抵抗R2の一端に
接続されている。
【0062】チルトダウンスイッチ58の可動接点58
bに一端が接続された抵抗R8の他端はダイオードD2
のアノード、ダイオードD6のアノード、ダイオードD
9のアノードにそれぞれ接続され、ダイオードD2のカ
ソードは抵抗R1の一端に接続され、ダイオードD6の
カソードはスイッチングトランジスタTR3のコレクタ
に接続されている。
【0063】ダイオードD13が抵抗R5に接続され、
ダイオードD14が抵抗R6に接続され、ダイオードD
15が抵抗R7に接続され、さらにダイオードD16が
抵抗R8に接続されている。スライドオープンスイッチ
55、スライドクローズスイッチ56、チルトアップス
イッチ57及びチルトダウンスイッチ58のいずれかが
オン状態になると、ダイオードD13、D14、D15
又はD16を介して比較器61cへ基準電圧が供給さ
れ、モータロック検出回路61が作動可能な状態にな
る。なお、基準電圧はツェナダイオードZD1により安
定化される。
【0064】第1のコンタクトプレート7に一端が接続
されたダイオードD12のアノードは抵抗R3の一端、
抵抗R4の一端にそれぞれ接続され、抵抗R3の他端は
スイッチングトランジスタTR3のベースに接続され、
抵抗R4の他端はイグニションスイッチ59を介して電
源60に接続されている。
【0065】第2のコンタクトプレート8に一端が接続
されたダイオードD11のアノードは抵抗R4の一端、
抵抗R3の一端に接続されている。
【0066】サンルーフリッドが全閉位置にある状態で
は、従動歯車6に結合されたコンタクタ9の第1の接触
部9bが図3に示される全閉位置Aにあるため、コンタ
クタ9の第1の接触部9bが不導通領域A3にあって、
第1のコンタクトプレート7および第2のコンタクトプ
レート8のいずれも接続されていない。そして、コント
ローラ10では、ダイオードD7、D8のカソードがダ
イオードD11のカソードに接続され、ダイオードD
9、D10のカソードがダイオードD12のカソードに
接続されているので、ダイオードD7、D8、D9、D
10、D11、D12はいずれも非導通状態にある。そ
して、スイッチングトランジスタTR3には、対抗R
4、R3を経由してそのベースにベース電流が供給さ
れ、スイッチングトランジスタTR3はオン状態にな
る。このとき、スライドクローズスイッチ56が閉じら
れても、スライドクローズスイッチ56、抵抗R6、ダ
イオードD5及びスイッチングトランジタTR3を経由
して電流が流れ、ダイオードD4、抵抗R2、スイッチ
ングトランジスタTR2及び第2のリレーRL2には電
流が供給されない。
【0067】また、チルトダウンスイッチ58が閉じら
れても、チルトダウンスイッチ58、抵抗R8、ダイオ
ードD6及びスイッチングトランジスタTR3を経由し
て電流が流れ、ダイオードD2、抵抗R1、スイッチン
グトランジスタTR1及び第1のリレーRL1には電流
が流れない。それ故、スライドクローズスイッチ56又
はチルトダウンスイッチ58がオン状態になっても、モ
ータ3のブラシ3e、3fには電流が供給されず、モー
タ3は作動しない。
【0068】サンルーフリッドが閉じられている状態
で、スライドオープンスイッチ55がオンされることに
よって可動接点bが常開固定接点55aに接続される
と、ダイオードD1、抵抗R1を介してスイッチングト
ランジスタTR1にベース電流が供給されるため、スイ
ッチングトランジタTR1がオンされ、第1のリレーR
L1のリレーコイルRL1−1が励磁されて、可動接点
RL1−2が常開固定接点RL1−4に接続され、ブラ
シ3eからブラシ3fに電源60の電流が供給される。
そして、モータ3のアーマチュアシャフト3bが正回転
する。
【0069】アーマチュアシャフト3bが正回転するこ
とによって、従動歯車6に結合されたコンタクタ9が図
3中の反時計方向に回り始めると、やがてコンタクタ9
の第1の接触部9bが第1のコンタクトプレート7に接
続されるため、ダイオードD11が抵抗4を介して導通
されることによって、スイッチングトランジタTR3が
オフ状態となり、サンルーフリッドが全開位置から離れ
た状態、すなわちスライド状態にあることが電気的に検
出される。
【0070】アーマチュアシャフト3bが正回転するこ
とによって、サンルーフリッドが開く側に駆動され、や
がてサンルーフリッドが全開位置に到達すると、モータ
3の回転が機械的にロックされ、モータ3にロック電流
が流れ、電流検出抵抗SRに流れる電流が増大する。そ
して、上述したモータロック検出回路61が作動し、ス
イッチングトランジタTR4がオン状態になり、抵抗R
1、ダイオードD17及びスイッチングトランジスタT
R4を経由して電流が流れ、スイッチングトランジスタ
TR1はオフ状態になる。そして、第1のリレーRL1
のリレーコイルRL1−1に電流は流れず、可動接点R
L1−2が常閉固定接点RL1−3に接続される。そし
て、第1のリレーRL1の可動接点RL1−2、常閉固
定接点RL1−3、第2のリレーRL2の常閉固定接点
RL2−3、可動接点RL2−2、ブラシ3f及びブラ
シ3eを接続する閉回路が形成され、モータ3は作動を
停止する。比較器61cは、ヒステリシスを有してお
り、それ故、電流検出抵抗SRに流れる電流が無くなっ
ても、比較器61cはスイッチングトランジタTR4を
オン状態に保持する。そして、スライドオープンスイッ
チ55が引続きオン状態であっても、モータ3のブラシ
3e、3fに電流は供給されず、サンルーフリッドは全
開位置において停止している。
【0071】スライドオープンスイッチ55がオフ状態
になると、ダイオードD13を経由して比較器61cに
供給されている基準電圧が低下し、スイッチングトラン
ジスタTR4はオフ状態になる。
【0072】このとき、従動歯車6により、全開位置B
まで回動したコンタクタ9は第1のコンタクトプレート
7に接続されているままの状態で回動を停止する。この
とき、ダイオードD9、D10は、第1のコンタクトプ
レート7及びコンタクタ9を介して接地されるため、チ
ルトアップスイッチ57及びチルトダウンスイッチ58
がオン状態になっても、抵抗R7又はR8を経由して流
れた電流は、ダイオードD9又はD10を経由して第1
のコンタクトプレート7及びコンタクタ9へ流れ、チル
トアップ又はチルトダウンの機能は作動しない。
【0073】サンルーフリッドが全開位置にある際に、
スライドクローズスイッチ56がオンされると、可動接
点56bが常開固定接点56aに接続され、ダイオード
D4、抵抗R2を介してスイッチングトランジスタTR
2にベース電流が供給されるため、スイッチングトラン
ジスタTR2がオンされ、第2のリレーRL2のリレー
コイルRL2−1が励磁されて、可動接点RL2−2が
常開固定接点RL2−4に接続され、ブラシ3fからブ
ラシ3eに電源60の電流が供給されることによってア
ーマチュアシャフト3bが逆回転する。
【0074】アーマチュアシャフト3bが逆回転するこ
とによって、従動歯車6に結合されたコンタクタ9が図
3中の時計方向に回り始める。コンタクタ9の第1の接
触部9bが第1のコンタクトプレート7に接続されてい
る間、ダイオードD12はオン状態に保たれ、そしてス
イッチングトランジスタTR3はオフ状態に保たれ、サ
ンルーフリッドがスライド状態にあることが電気的に検
出されている。
【0075】そして、サンルーフリッドが全閉位置に向
けて駆動されると、従動歯車6とともに図3中の時計方
向に回動していたコンタクタ9の第1の接触部9bは、
全閉位置まで回動したところで、第1のコンタクトプレ
ート7の第1の導通領域A1から外れて不導通領域A3
に入る。そして再びダイオードD12が非導通状態にな
り、抵抗R4、抵抗R3を介して再びスイッチングトラ
ンジスタTR3にベース電流が供給されて、スイッチン
グトランジタTR3、ダイオードD5が導通状態にな
る。そして、ダイオードD4、抵抗R2を介してスイッ
チングトランジスタTR2に供給されていたベース電流
が、ダイオードD5、スイッチングトランジスタTR3
に分流され、このスイッチングトランジスタTR2はす
ぐにオフ状態になる。
【0076】スイッチングトランジスタTR2がオフさ
れることによって、リレーコイルRL2−1に電流が流
れなくなり、モータ3は作動を停止し、アーマチュアシ
ャフト3bはサンルーフリッドが全閉位置に到達したタ
イミングに一致して回転を停止する。そしてサンルーフ
リッドは全閉位置に停止される。
【0077】従動歯車6が全閉位置にある状態、すなわ
ち、コンタクタ9の第1の接触部9bが不導通領域A3
にあって、第1のコンタクトプレート7および第2のコ
ンタクトプレート8のいずれも接触されておらず、ダイ
オードD7、D8、D9、D10、D11及びD12が
いずれも非導通状態にあり、スイッチングトランジスタ
TR3及びダイオードD5、D6が導通状態にあること
によってサンルーフリッドが閉じられていることが検出
される。
【0078】そして、サンルーフリッドが全閉位置にあ
る際に、チルトアップスイッチ57がオン切換えされる
ことによって可動接点57bが常開固定接点57aに接
続されると、抵抗R7、ダイオードD3、抵抗R2を介
してスイッチングトランジスタTR2にベース電流が供
給されるため、スイッチングトランジタTR2がオンさ
れ、第2のリレーRL2のリレーコイルRL2−1が励
磁されて、可動接点RL2−2が常開固定接点RL2−
4に接続され、ブラシ3fからブラシ3eに電源60の
電流が供給されることによって、アーマチュアシャフト
3bが逆回転する。
【0079】なお、スイッチングトランジスタTR3及
びダイオードD5は導通状態にあるが、抵抗R7及びダ
イオードD3を通って流れた電流は、ダイオードD4に
よって阻止され、ダイオードD5及びスイッチングトラ
ンジスタTR3には流れない。
【0080】サンルーフリッドが全閉位置にある際に、
アーマチュアシャフト3bが逆回転することによって、
サンルーフリッドはチルトアップ駆動される。全閉位置
Aにあるコンタクタ9の第1の接触部9bが図4中の時
計方向に回り始めると、やがて、コンタクタ9の第1の
接触部9bが第2のコンタクトプレート8に接続され
る。コンタクタ9の第1の接触部9bが第2のコンタク
トプレート8に接続されると、ダイオートD11が抵抗
4を介して導通するため、スイッチングトランジタTR
3及びダイオードD5、D6は非導通状態になり、サン
ルーフリッドが全閉位置を離れチルト状態にあることが
電気的に検出される。
【0081】コンタクタ9の第1の接触部9bが第2の
コンタクトプレート8に接続されている間、ダイオード
D7、D8がそれらを経由して接地されており、スライ
ドオープンスイッチ55又はスライドクローズスイッチ
56がオン状態になっても抵抗R5又はR6を通った電
流は、第2のコンタクトプレート8及びコンタクタ9へ
流れ、スライドオープン又はスライドクローズの機能は
作動しない。
【0082】サンルーフリッドがチルトアップ位置まで
駆動されると、モータ3の回転が機械的にロックされ、
モータ3にロック電流が流れ、上述したモータロック検
出回路61が作動し、スイッチングトランジスタTR4
及びダイオードD18が導通状態になり、スイッチング
トランジスタTR2がオフ状態になるため、リレーコイ
ルRL2−1に電流は流れず、モータ3は作動を停止す
る。そしてチルトアップスイッチ57が引き続きオン状
態にされていても、スイッチングトランジスタTR2が
オフ状態にあるため、各ブラシ3f、3eに対する電流
は供給されず、サンルーフリッドがチルトアップ位置に
おいて停止し、従動歯車に結合されたコンタクタ9の第
1の接触部9bがチルトアップ位置Cにおいて停止す
る。前述したように、比較器61cはヒステリシスを有
しているため、電流検出抵抗SRに電流が流れなくなっ
ても、スイッチングトランジタTR4はオン状態に維持
されており、スイッチングトランジタTR2はオフ状態
に保たれる。
【0083】チルトアップスイッチ57がオフ状態にな
ると、ダイオードD15を介して比較器61cに供給さ
れていた基準電圧が低下し、スイッチングトランジタT
R4はオフ状態になる。
【0084】サンルーフリッドがチルトアップ位置にあ
る際に、チルトダウンスイッチ58がオンされることに
よって、可動接点58bが常開固定接点58aに接続さ
れると、抵抗R8、ダイオードD2、抵抗R1を介して
スイッチングトランジスタTR1にベース電流が供給さ
れるため、スイッチングトランジスタTR1がオンさ
れ、第1のリレーRL1のリレーコイルRL1−1が励
磁されて、可動接点RL1−2が常開固定接点RL1−
4に接続され、ブラシ3eからブラシ3fに電源60の
電流が供給されることによって、アーマチュアシャフト
3bが正回転する。
【0085】アーマチュアシャフト3bが正回転するこ
とによって、従動歯車6に結合されたコンタクタ9が図
4中の反時計方向に回り始める。コンタクタ9の第1の
接触部9bが第2のコンタクトプレート8に接続されて
いる間、ダイオードD11はオン状態に保たれ、スイッ
チングトランジスタTR3はオフ状態に保たれ、チルト
状態にあることが電気的に検出されている。
【0086】そして、サンルーフリッドが全閉位置に向
けて駆動されると、従動歯車とともに図4中の反時計方
向に回動していたコンタクタ9の第1の接触部9bは、
全開位置Aまで回動したところで、第2のコンタクトプ
レート8の第2の導通領域A2から外れて不導通領域A
3に入る。そして再び、ダイオードD11が非導通にさ
れ、抵抗R4、抵抗R3を介してスイッチングトランジ
スタTR3にベース電流が供給されてスイッチングトラ
ンジスタTR3及びダイオードD6がオン状態になる。
そしてダイオードD2、抵抗R1を介してスイッチング
トランジスタTR1に供給されていたベース電流がダイ
オードD6、スイッチングトランジタTR3に分流さ
れ、このスイッチングトランジタTR1はすぐにオフ状
態になる。
【0087】スイッチングトランジタTR1がオフされ
ることによって、リレーコイルRL1−1に電流が流れ
なくなり、モータ3は作動を停止し、アーマチュアシャ
フト3bはサンルーフリッドが全開位置に到達したタイ
ミングに一致して回転を停止し、サンルーフリッドは全
開位置に停止されるものとなる。
【0088】サンルーフ位置検出器50は、従動歯車6
に結合されたコンタクタ9の第1の接触部9bが全閉位
置Aにある際、コンタクタ9が第1、第2のコンタクト
プレート7、8に接続されないことによって、サンルー
フリッドが全閉位置にあることを検出する。コンタクタ
9が第1のコンタクトプレート7に接続されることによ
って、サンルーフリッドがスライド状態にあることを検
出し、さらに、コンタクタ9が第2のコンタクトプレー
ト8に接続されることによって、サンルーフリッドがチ
ルト状態にあることを検出するものとなる。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるサンルーフリッド制御回路によれば、サ
ンルーフリッドが全閉位置に到達していないと、第1の
禁止回路によって、第2の駆動信号が第2のモータ駆動
回路に供給されないとともに、第4の駆動信号が第1の
モータ駆動回路に供給されない。それ故、位置検出スイ
ッチの第1、第2のコンタクトプレートの構造を複雑に
することなくサンルーフリッドの位置が確実に検出さ
れ、第1、第2のコンタクトプレートの構造が簡潔でよ
くなる。よって、モータの構造が極めて簡素になって、
外形をコンパクトにすることができるという優れた効果
を奏する。
【0090】この発明の請求項2に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、サンルーフリッドが全閉位置に
到達していると、第2の禁止回路によって、第1の駆動
信号が第1のモータ駆動回路へ供給されないとともに、
第2の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ供給されな
い。また、サンルーフリッドが全閉位置に到達している
と、第3の禁止回路によって、第3の駆動信号が第2の
モータ駆動回路へ供給されないとともに、第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されない。それ故、請
求項1の効果に加え、位置検出スイッチの第1、第2の
コンタクトプレートの構造を複雑にすることなくサンル
ーフリッドの位置が確実に検出され、第1、第2のコン
タクトプレートの構造が簡潔でよくなるという優れた効
果を奏する。
【0091】この発明の請求項3に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、モータの回転がロックされる
と、第1の駆動信号及び第4の駆動信号が第1のモータ
駆動回路に供給されないとともに、第2の駆動信号及び
第3の駆動信号が第2のモータ駆動回路に供給されな
い。それ故、請求項2の効果に加え、モータの回転がロ
ックされたときに、モータに対する電流の供給が確実に
停止されるという優れた効果を奏する。
【0092】この発明の請求項4に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、モータの回転がロックされる
と、モータに流れる電流が抵抗器によって検出される。
それ故、請求項3の効果に加え、簡素な素子である抵抗
器によってモータロック状態検出回路が構成されるとい
う優れた効果を奏する。
【0093】この発明の請求項5に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、モータの回転がロックされる
と、第1、第2、第3及び第4のスイッチから供給され
た基準電圧と、抵抗器が検出した電圧レベルとが比較器
によって比較されてモータのロックが検出される。それ
故、請求項4の効果に加え、簡素な素子である比較器に
よってモータロック状態検出回路が構成されるという優
れた効果を奏する。
【0094】この発明の請求項6に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、モータの回転が機械的にロック
されると、電流検出用の抵抗器に流れる電流が増大する
ことによってモータロック状態検出回路が作動して、モ
ータに対する電流供給が絶たれてモータが停止する。そ
して、電流検出用の抵抗器に流れる電流がなくなって
も、比較器は出力がハイレベルを保持する。それ故、請
求項5の効果に加え、モータが回転をロックされたとき
に、第1、第2、第3及び第4のスイッチが操作され続
けてもモータを回転させることはないという優れた効果
を奏する。
【0095】この発明の請求項7に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、サンルーフリッドが全閉位置に
到達していると、第2の禁止回路によって、第1の駆動
信号が第1のモータ駆動回路へ供給されないとともに、
第2の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ供給されな
い。また、サンルーフリッドが全閉位置に到達している
と、第3の禁止回路によって、第3の駆動信号が第2の
モータ駆動回路へ供給されないとともに、第4の駆動信
号が第1のモータ駆動回路へ供給されない。そして、モ
ータの回転がロックされると、第1の駆動信号及び第4
の駆動信号が第1のモータ駆動回路に供給されないとと
もに、第2の駆動信号及び第3の駆動信号が第2のモー
タ駆動回路に供給されない。それ故、請求項2の効果に
加え、位置検出スイッチの第1、第2のコンタクトプレ
ートの構造を複雑にすることなくサンルーフリッドの位
置が確実に検出されることによって、第1、第2のコン
タクトプレートの構造が簡潔でよくなり、モータの回転
がロックされたときに、モータに対する電流の供給が確
実に停止されるという優れた効果を奏する。
【0096】この発明の請求項8に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、位置検出スイッチは、絶縁基板
上に、第1、第2のコンタクトプレートと同軸上にして
可動コンタクタに電気的に接続され、金属プレートによ
って円環状に形成された第3のコンタクトプレートを有
している。それ故、請求項1の効果に加え、第3のコン
タクトプレートによって、可動コンタクタに電気的に接
続するための回路が絶縁基板上に配置されるという優れ
た効果を奏する。
【0097】この発明の請求項9に係わるサンルーフリ
ッド制御回路によれば、位置検出スイッチは、絶縁基板
上に、第1、第2のコンタクトプレートと同軸上にして
可動コンタクタに電気的に接続され、カーボンによって
円環状に形成された第3のコンタクトプレートを有して
いる。それ故、請求項1の効果に加え、第3のコンタク
トプレートによって、可動コンタクタに電気的に接続す
るための回路が絶縁基板上に配置されるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるサンルーフリッド制御回路の
一実施例に用いたモータの一部破断側面図である。
【図2】図1に示したモータにおいての(D−D)線断
面図である。
【図3】図1に示したモータにおいてのサンルーフ位置
検出器の作動説明図である。
【図4】図1に示したモータにおいてのサンルーフ位置
検出器の作動説明図である。
【図5】図1に示したモータを用いたサンルーフリッド
制御回路の回路構成図である。
【符号の説明】
1 モータ 6 (位置検出ギヤ)従動歯車 7 第1のコンタクトプレート 8 第2のコンタクトプレート 9 (可動コンタクタ)コンタクタ 11 (減速ギヤ)ウオームホイール 19 (絶縁基板)回路基板 20 第3のコンタクトプレート 50 (位置検出スイッチ)サンルーフ位置検出器 55 (第1のスイッチ)(スイッチ手段)スライドオ
ープンスイッチ 56 (第2のスイッチ)(スイッチ手段)スライドク
ローズスイッチ 57 (第3のスイッチ)(スイッチ手段)チルトアッ
プスイッチ 58 (第4のスイッチ)(スイッチ手段)チルトダウ
ンスイッチ 61 (モータロック状態検出回路)モータロック検出
回路 61c 比較器 D7、D8 第2の禁止手段 D9、D10 第3の禁止回路 D11、D12、D5、D6、TR3 第1の禁止回路 RL1 (第1のモータ駆動回路)第1のリレー RL2 (第2のモータ駆動回路)第2のリレー SR 抵抗器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドモード及びチルトモードを有す
    るサンルーフリッドを駆動するサンルーフリッド制御回
    路であって、 減速ギヤを備えたモータと、 上記モータに接続され、該モータに該モータを正回転す
    るための電流を供給する第1のモータ駆動回路と、 上記モータに接続され、該モータに該モータを逆回転す
    るための電流を供給する第2のモータ駆動回路と、 上記モータの減速ギヤによって駆動される位置検出ギヤ
    により回転駆動される可動コンタクタと、導体プレート
    によって円弧状に形成され絶縁基板上に同一半径で互い
    に離れて配置され該可動コンタクタに選択的にして電気
    的に接続または遮断される第1及び第2のコンタクトプ
    レートを有する位置検出スイッチと、 上記サンルーフリッドを開くための第1の駆動信号を発
    生し、第1のモータ駆動回路へ第1の駆動信号を供給す
    る第1のスイッチと、上記サンルーフリッドを閉じるた
    めの第2の駆動信号を発生し、第2のモータ駆動回路へ
    第2の駆動信号を供給する第2のスイッチと、上記サン
    ルーフリッドをチルトアップするための第3の駆動信号
    を発生し、第3の駆動信号を第2のモータ駆動回路へ供
    給する第3のスイッチと、上記サンルーフリッドをチル
    トダウンするための第4の駆動信号を発生し、第4の駆
    動信号を第1のモータ駆動回路へ供給する第4のスイッ
    チとを含むスイッチ手段と、 上記位置検出スイッチに接続され、該位置検出スイッチ
    の可動コンタクタが第1又は第2のコンタクトプレート
    に接続されていない時に、上記第2のスイッチによって
    発生された第2の駆動信号が第2のモータ駆動回路に供
    給されるのを禁止し、さらに第4のスイッチによって発
    生された第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路に供給
    されるのを禁止し、上記位置検出スイッチの可動コンタ
    クタが第1のコンタクトプレートに接続された時に第2
    のスイッチによって発生された第2の駆動信号が第2の
    モータ駆動回路へ供給されるのを許可し、そして、上記
    位置検出スイッチの可動コンタクタが第2のコンタクト
    プレートに接続された時に、第4のスイッチによって発
    生された第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路へ供給
    されるのを許可する第1の禁止回路とをそなえているこ
    とを特徴とするサンルーフリッド制御回路。
  2. 【請求項2】 第1、第2のスイッチ及び位置検出スイ
    ッチの第2のコンタクトプレートに接続され、該位置検
    出スイッチの可動コンタクタが該位置検出スイッチの第
    2のコンタクトプレートに接続されている時に、第1の
    スイッチによって発生された第1の駆動信号が第1のモ
    ータ駆動回路へ供給されるのを禁止し、かつ、第2のス
    イッチによって発生された第2の駆動信号が第2のモー
    タ駆動回路へ供給されるのを禁止する第2の禁止手段
    と、 第3、第4のスイッチ及び位置検出スイッチの第1のコ
    ンタクトプレートに接続され、位置検出スイッチの可動
    コンタクタが位置検出スイッチの第1のコンタクトプレ
    ートに接続されている時に、第3のスイッチによって発
    生された第3の駆動信号が第2のモータ駆動回路へ供給
    されるのを禁止し、かつ、第4のスイッチによって発生
    された第4の駆動信号が第1のモータ駆動回路へ供給さ
    れるのを禁止する第3の禁止回路をそなえていることを
    特徴とする請求項1に記載のサンルーフリッド制御回
    路。
  3. 【請求項3】 モータ及び第1、第2のモータ駆動回路
    に接続され、モータの回転がロックされたことを検出
    し、第1のスイッチによって発生された第1の駆動信号
    及び第4のスイッチによって発生された第4の駆動信号
    が第1のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止し、か
    つ、第2のスイッチによって発生された第2の駆動信号
    及び第3のスイッチによって発生された第3の駆動信号
    が第2のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止するモー
    タロック状態検出回路をそなえていることを特徴とする
    請求項1に記載のサンルーフリッド制御回路。
  4. 【請求項4】 モータロック状態検出回路は、モータに
    接続されていて、モータに流れる電流を検出する抵抗器
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載のサンル
    ーフリッド制御回路。
  5. 【請求項5】 モータロック状態検出回路は、第1、第
    2、第3又は第4のスイッチから基準電圧が供給されて
    いる比較器を有している請求項3に記載のサンルーフリ
    ッド制御回路。
  6. 【請求項6】 比較器は、ヒステリシスを持っているこ
    とを特徴とする請求項5に記載のサンルーフリッド制御
    回路。
  7. 【請求項7】 モータ及び第1、第2のモータ駆動回路
    に接続され、モータの回転がロックされたことを検出
    し、第1のスイッチによって発生された第1の駆動信号
    及び第4のスイッチによって発生された第4の駆動信号
    が第1のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止し、か
    つ、第2のスイッチによって発生された第2の駆動信号
    及び第3のスイッチによって発生された第3の駆動信号
    が第2のモータ駆動回路へ供給されるのを阻止するモー
    タロック状態検出回路をそなえていることを特徴とする
    請求項2に記載のサンルーフリッド制御回路。
  8. 【請求項8】 金属プレートによって円環状に形成さ
    れ、絶縁基板上に、第1、第2のコンタクトプレートと
    同軸上に配置され、可動コンタクタに電気的に接続され
    ている第3のコンタクトプレートを有する位置検出スイ
    ッチをそなえていることを特徴とする請求項1に記載の
    サンルーフリッド制御回路。
  9. 【請求項9】 カーボンによって円環状に形成され、絶
    縁基板上に、第1、第2のコンタクトプレートと同軸上
    に配置され、可動コンタクタに電気的に接続されている
    第3のコンタクトプレートを有する位置検出スイッチを
    そなえていることを特徴とする請求項1に記載のサンル
    ーフリッド制御回路。
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CN111066231A (zh) * 2017-09-15 2020-04-24 日本电产三协株式会社 电动机

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