JPH09183257A - 点字プリンター装置 - Google Patents

点字プリンター装置

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JPH09183257A
JPH09183257A JP35366095A JP35366095A JPH09183257A JP H09183257 A JPH09183257 A JP H09183257A JP 35366095 A JP35366095 A JP 35366095A JP 35366095 A JP35366095 A JP 35366095A JP H09183257 A JPH09183257 A JP H09183257A
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Tadashi Takahashi
廉 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字用紙10の装着が容易で、印字用紙10
の幅が変化しても印字用紙10を圧着して保持するロー
ラーの位置調整を不要とする。 【構成】印字用紙10を載せる平面の上に、印字用紙1
0の移動方向に平行な一辺に接して印字用紙10の幅方
向の位置と角度姿勢を規制する用紙ガイド31,41を
取り付け、さらに、その用紙ガイド31,41の近く
で、しかも、印字行の上行部側および下行部側の位置
に、印字用紙を挟んで保持する少なくとも2組のローラ
ー21と23及び22と24を取り付ける。また、印字
用紙10をY方向に移動させ改行するときには、改行前
に印字ヘッド50をXまたはX’方向に移動させて印字
ヘッド50の凹部R1,R2,R3を印字用紙の印字さ
れた凸点d1,d2,d3から離した後に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやパ
ーソナル・コンピュータなどの出力装置として用いられ
る点字プリンター装置に関し、その中で特に使用する印
字用紙として単票用紙を用いるものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来の単票用紙を用いるプリンター装置の
印字用紙駆動装置は、図9のように駆動軸210にロー
ラーA220,ローラーB230を力F10,F20で
押し付け、その間に印字用紙100を挟み、駆動軸21
0をCW方向に回転させることにより印字用紙100を
Y方向に移動し改行させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】図2は全ての点が表示された点字の日本語
表記の「め」の字の例であるが、点字は指先で触り読む
面側に印字用紙10を半球状の凸点に変形させて書か
れ、その一文字は、図2のように、縦3箇所の2列から
なる合計6箇所の位置1,2,3,4,5,6に印字さ
れた凸点の組み合わせで構成されている。そして、一行
は用紙に向かって一辺10sを基準として左から右に横
書きで書かれ、各行は読み間違えないように行間隔が設
けられる。そして、その一頁の印字範囲は、図3のよう
に、必ず印字用紙10の周囲に余白11,12,13,
14が設けられている。
【0006】また、点字の印字の方法としては、印字用
紙の片面から一度だけ印字する方法のほかに、印字用紙
の表裏から交互に反対面の行間隔部に印字する両面印字
をしたり、点字と点図を印字する場合にはそれぞれに分
けて印字しするなど、複数回に分けて同一の印字用紙を
プリンター装置に装着して印字する方法がある。
【0007】従来の点字プリンター装置の印字用紙の保
持と移動の方法は、図9のように、印字用紙100を2
個のローラーA220,ローラーB230で駆動ローラ
ー210に圧着力F10,F20で挟んで保持しすると
共に、駆動ローラー210をCWの方向に回転させてY
方向に移動させていた。2個のローラーを用いる目的
は、1個のローラーだけで印字用紙100を押さえて保
持すると押さえている点を中心として回転しやすく印字
用紙100の角度姿勢が不安定であるためで、2個のロ
ーラーで、しかも、その間隔を出来るだけ広くして押さ
えることにより、印字用紙100は回転せず角度姿勢を
安定して保持できるためである。
【0008】そのため、このローラーB230の位置は
固定ではなく、印字用紙100をできるだけ安定して保
持することと、上記の複数回に分けて同一の印字用紙に
印字する場合にローラーB230が印字された点字の凸
点をローラーB230が押し潰してしまうのを防止する
ために、図9のように、印字用紙100の幅がWから
W’に広くなった場合には、ローラーB230の位置を
Pから230’のP’に移動させて図3の常に印字され
ない余白部12となるように調整していた。また反対
に、印字用紙100の幅がW’からWに狭くなった場合
には、必ず2個のローラーで押さえるようにローラーB
230’の位置をP’から230のPに移動させるよう
に調整していた。
【0009】しかし、上記の印字用紙の幅に合わせてロ
ーラーB230の位置調整をすることは、点字プリンタ
ー装置の機構が複雑となり、その操作は目の見える晴眼
者にとっても煩わしく、目の不自由な盲人にとっては極
めて困難であるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、印字用紙の幅が変化し
てもローラーの位置の調整操作が不要で、しかも、同一
の印字用紙を複数回装着する印字が行える、晴眼者にも
盲人にも操作の容易な点字プリンター装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリンター装置においては、印字用紙を載
せる平面の上に、印字用紙の移動方向に平行な一辺に接
して印字用紙の幅方向の位置および角度姿勢を規制す
る、用紙ガイドを設けると共に、その用紙ガイドの近く
で、しかも、印字行の上行部側および下行部側の位置
に、印字用紙を挟む少なくとも2組のローラーを取り付
けて印字用紙を保持し、改行時はその内の1個のローラ
ーを回転駆動して印字用紙を移動させるようにしてい
る。
【0012】さらに、一行の印字後は印字ヘッドを同一
行内で移動させ、印字ヘッドの凹部を印字した凸点から
離した後に、印字用紙を移動し改行するようにしてい
る。
【0013】
【作用】上記のように構成された点字プリンター装置に
よれば、用紙ガイドに印字用紙の一辺をこの用紙ガイド
に接するよう装着するから、印字用紙の幅方向の位置と
角度姿勢は常に正確となる。
【0014】そして、2組のローラーは印字用紙の幅に
関わらず常に印字用紙の印字されない余白部となる位置
に取り付けられているから、幅の異なる印字用紙を装着
してもローラーの位置を調整する必要は無く、しかも、
複数回同一の印字用紙をプリンター装置に装着してもロ
ーラーが既に印字された点字を潰すことも無くなる。
【0015】また、印字中の行内の次の印字位置に印字
ヘッドを移動する場合に、ある点の印字を終了した直後
は印字されたの凸点は印字ヘッドの凹部に入っているた
め、そのまま印字ヘッドを移動させようとすると、印字
ヘッドは印字用紙を引っ張ることになり、2組のローラ
ーの印字用紙の圧着部を中心として印字用紙を回転や変
形させようとするモーメントが発生するが、2組のロー
ラーは印字ヘッドの位置する印字行の上行部側および下
行部側に配置されているので、それらのモーメントは互
いに逆方向となり打ち消すように働くため、印字用紙は
平面とその角度姿勢を保つから、印字ヘッドは印字行内
の次の印字位置に正確に移動し、印字行は曲がることな
く一直線上に印字できるようになる。
【0016】さらに、ある行の印字を終了し印字用紙を
移動させて改行する場合には、予め改行前に印字行内で
印字ヘッドを移動させて印字ヘッドの凹部を印字された
印字用紙の凸点から離してから行うから、印字用紙は印
字ヘッドに対して自由になっており、印字用紙は印字ヘ
ッドに引っ張られることはなく、その平面と角度姿勢を
保ったまま移動し、印字ヘッドは印字用紙の次の印字行
に正確に移動することが出来るようになる。
【0017】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
まず、全体の構成は、図1のように、印字用紙10を載
せる台として天板(A)30と天板(B)40がシャー
シ(A)60とシャーシ(B)70に取り付けられ、そ
れらの上面はおおよそ同一平面上にある。(以後、この
平面を平面Aと呼ぶことにする。)
【0018】そして、これら天板(A)30と天板
(B)40の上面にはそれぞれ用紙ガイド(A)31と
用紙ガイド(B)41がY,Y’方向に取り付けられて
おり、その側面である31sと41sは同一平面上にあ
る。
【0019】また、天板(A)30と天板(B)40の
間は印字行部となっていて、平面Aの約1ミリメーター
上部には印字ヘッド50が、また、平面Aの下側で印字
ヘッド50に対向した位置には印字ピン51,52,5
3がY、Y’方向に一列に並んで配置されており、それ
らは図示しない移動機構により一対になって、平面Aに
平行で、しかもY、Y’方向に直角なX,X’方向に移
動可能となっている。
【0020】次に、駆動ローラー21は、図1のよう
に、シャーシ(A)60とシャーシ(B)70に取り付
けられた軸受61、71により支えられ、天板(A)3
0と天板(B)40の間の印字行部の天板(B)40の
近くでX、X’に平行した方向に回転可能に取付られて
いる。そして、この駆動ローラー21の片端とシャーシ
(B)70に取り付けられたステッピングモーター28
にはタイミングプーリー(A)26とプーリー(B)2
6が取り付けられ、それらの間はタイミングベルト27
が掛けられていて、ステッピングモーター28の回転に
より駆動ローラー21がCW方向に回転するようになっ
ている。
【0021】次に、用紙ガイド(A)31と用紙ガイド
(B)41の近くにローラー(a)22,ローラー
(b)23,ローラー(c)24が取り付けられてい
る。これらのローラー(a)22,ローラー(b)2
3,ローラー(c)24は、いわゆるボールベアリング
で構成され、取り付けられている内径側の内輪に対して
外径側である外輪は自由に回転可能となっている。
【0022】そして、これらのローラー(a)22,ロ
ーラー(b)23,ローラー(c)24と駆動ローラー
21の位置関係を側面からX’方向に見たのが図6であ
る。
【0023】まず、ローラー(a)22と駆動ローラー
21は、印字ヘッド50と印字ピン51,52,53が
移動する印字行部を挟んで、頂部が平面Aに接する高さ
に配置されている。駆動ローラー21は、図1と図5に
示すようにシャーシ(A)60に固定された軸受け61
とシャーシ(B)に固定された軸受71に支えられてお
り、また、ローラー(a)22は、図5に示すようにシ
ャーシ(A)60に固定されたローラー軸62の先端6
2aに内輪が挿入され固定されているため、上部より押
さえられてもそれらの位置は変化せず安定である。
【0024】一方、ローラー(b)23とローラー
(c)24は、アーム80の両端に固定された軸81と
軸82に、内輪が挿入され固定されている。そして、こ
のアーム80は、レーバー90に取り付けられた軸91
の一端91aに回転自在に挿入され、外れないようにE
型止め輪94が軸の一端91aの溝に取付られている。
またさらに、引っ張りコイルバネ93が軸91の他端9
1bの溝とシャーシ(A)に固定されている軸64の先
端部の溝に掛けられており、軸91を下方に力Fで押し
下げている。そして、この力Fは、アーム80が軸91
の周りで回転自在であるから、アーム80の軸91とロ
ーラー(b)23,ローラー(c)24との距離L1、
L2に反比例したF1,F2の力に分けられてローラー
(b)23,ローラー(c)24は常に駆動ローラー2
1とローラー(a)22をF1,F2の力で押さえるよ
うになっている。
【0025】また、アーム80はレバー90の片端の軸
91に取付られており、レバー90の他端に取付られた
ハンドル92をD方向に92’の位置に押し下げると、
アーム80は持ち上げられて80’の位置に移動する。
すると、駆動ローラー21とローラー(b)23、及び
ローラー(a)22とローラー(c)24の間が開くた
め、その間に印字用紙10を自由に出し入れ出来るよう
になる。
【0026】そして、これら駆動ローラー21とローラ
ー(b)23、及びローラー(a)22とローラー
(c)24の間に印字用紙10が挟まれている状態で
は、駆動ローラー21、ローラー(a)22,ローラー
(b)23,ローラー(c)24の外周部と印字用紙1
0の間は摩擦により滑らないが、ローラー(a)22,
ローラー(b)23,ローラー(c)24の外周である
外輪は内輪に対して軸を中心に自由に回転することがで
きるため、それらは印字用紙10の上を転がることはで
きるから、印字用紙10はXまたはX’方向には移動で
きないが、駆動ローラー21のみをCW方向に回転させ
ることにより印字用紙10をY方向のみには移動させる
ことが出来るようになっている。尚、本実施例の場合
は、上記の力F1を大きくして印字用紙10を移動させ
る力をできるだけ大きくするように、距離L1<距離L
2となるようにしている。
【0027】次に、上記のように構成された本実施例に
おける点字プリンター装置の操作方法と印字動作につい
て説明する。
【0028】まず、印字用紙10の装着は、レバー90
をD方向に押し下げて、駆動ローラー21とローラー
(b)23、及びローラー(a)22とローラー(c)
24の間を開き、次に、平面Aの上に印字用紙10を置
き、印字用紙10を駆動ローラー21とローラー(b)
23の間とローラー(a)22とローラー(c)24の
間に挿入し、さらに、印字用紙10の一辺10sを用紙
ガイド(A)31と用紙ガイド(B)41の端面31
s、41sに接する位置まで移動させる。そして、レバ
ー90を放すと印字用紙10は駆動ローラー21とロー
ラー(b)23及びローラー(a)22、ローラー
(c)24の間に挟まれて保持され、印字用紙10は駆
動ローラー21のCW方向の回転によりY方向に移動可
能な状態になる。
【0029】次に、点字プリンター装置に印字データが
入力されると印字が開始されるが、印字は図4のように
行われる。まず、図4(a)のように、印字用紙10は
印字ヘッド50と印字ピン51,52,53の間に置か
れており、次に、印字データにより対応した印字ピン5
1,52,53が図示しない駆動機構により、図4
(b)のようにU方向に移動し印字ヘッド10の凹部R
1,R2,R3の内部に入る。すると、平面であった印
字用紙10は変形し点字の凸点d1,d2,d3が形成
される。そして、図4(c)のように印字ピン51,5
2,53がD方向に移動し元の位置に戻り印字動作を完
了する。
【0030】そして、一頁の印字は、印字ヘッド50を
印字用紙10の上の位置を変え、上記の方法で次々と凸
点を印字用紙10の上に配置することにより行うが、印
字ヘッド50をX,X’方向に移動させることにより一
行の印字を行い、さらに、印字用紙10をY方向に移動
させることにより改行を行う。そして本発明では、改行
する前に必ず一行の最終の凸点を印字した後に印字ヘッ
ド50をXまたはX’方向に移動させて、印字された凸
点を印字ヘッド50の凹部R1,R2,R3から離して
から行うようにしている。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、印字用紙10の装着
は、印字の基準となる印字用紙10の左側面の一辺10
sを用紙ガイド(A)31、用紙ガイド(B)41に接
するようにすれば印字用紙10が正確な幅方向位置と角
度姿勢でプリンター装置に装着される。この操作は、目
の見える晴眼者は目視により確認できるが、目の不自由
な盲人にも印字用紙10がそれらのガイドに接したこと
は手や音で感知できるものであるから、容易に操作でき
るようになる。
【0032】また、印字用紙10を常に印字されない一
辺10sの近くの余白部11だけを利用して駆動するこ
とにより移動させる方式であるから、ローラーが既に印
字したものを押し潰すことはないため、印字用紙10の
幅Wが変化しても圧着しているローラーの位置調整は必
要がなく、既に点字が印字された印字用紙10をプリン
ター装置に複数回装着する印字をすることができるよう
になる。
【0033】しかし、反面、上記のように印字用紙10
を一辺10s付近だけの片端で保持するということは外
力に対して不安定であるという欠点がある。特に点字プ
リンター装置の場合は、図4(c)のように、各点の印
字直後は印字ヘッド50の凹部R1、R2、R3の内部
に凸点d1,d2,d3が入ったままになっているた
め、印字ヘッド50をX方向に移動させたり、印字用紙
10をY方向に移動させると、印字ヘッド50が印字用
紙10を引っ張るため、何らかの対策を講じない場合
は、印字用紙10の角度姿勢を変化させてしまうとか、
印字用紙10を変形させ皺を作るなど、正確な位置に点
字を印字することが出来ないという問題が生じる。そこ
で、本発明では以下のような方法で印字用紙10の平面
を維持し角度姿勢が変化することを防止している。
【0034】まず、印字ヘッド50が印字後にX方向に
移動するときに、図7で印字行の上行部側の駆動ローラ
ー21とローラー(b)23で点C1のみで保持してい
る場合は、印字ヘッド50と点C1とは距離y1がある
ため、印字ヘッドが力f1で印字用紙10を引っ張ると
点C1を中心としたモーメントM1(=f1×y1)が
生じて、破線で描かれた印字用紙10’のように、印字
用紙10を点C1を中心として回転させようとする。し
かし、本発明では、上記の点C1と併せて印字行の下行
部側の点C2をローラー(a)22とローラー(c)2
4で挟むことにより保持するようにしているため、印字
ヘッド50が印字用紙10を力f1でX方向に引っ張る
と、点C2の周りにも同様にモーメントM2(=f1×
y2)が生じる。この時、距離y1と距離y2はほぼ同
じなためモーメントM1とモーメントM2の大きさもほ
ぼ同じとなるが、回転方向が反対のため加算すると相殺
されて、結果的に印字用紙10を回転させようとするモ
ーメント小さいものとなるため、印字用紙10の剛性で
耐えうる程度となるから、印字用紙10は平面を保ちそ
の角度姿勢を変化させることはない。
【0035】また、印字ヘッド50がX’方向に移動す
る場合には、印字用紙10の一辺10sは常に用紙ガイ
ド31,41の側面31s、41sに接していてX’方
向には移動できないから、印字用紙10はその角度姿勢
を変化させることはない。
【0036】さらに、印字用紙10が印字後にY方向に
移動する場合は、図8のように印字された位置は点C
1、C2から距離x3だけ離れているから、力f3で印
字用紙10を引っ張ると、点C1と点C2を中心とした
印字用紙10を回転させようとするモーメントを生じる
が、この時はモーメントの回転方向が同じになるため、
総合的なモーメントM3(=f3×x3)が発生し、印
字用紙10を破線で描かれた印字用紙10”の方向に回
転させようとする。そこで、本発明では、印字用紙10
をY方向に移動させる前に印字ヘッド50を印字ヘッド
50の凹部R1,R2,R3から直前に印字された凸点
d1、d2、d3を離すように、XまたはX’方向にd
xだけ移動させ50’の位置にする。これにより、印字
用紙10をY方向に移動させる際には、印字ヘッド50
が印字用紙10を引っ張ることはなくモーメントM3は
生じないから、印字用紙10は平面を保ちその角度姿勢
を変えずにその位置をY方向に移動させることができる
ようになる。
【0037】尚、本実施例では、ローラー軸21を印字
用紙10を移動させるローラーと保持するローラーを兼
用させることによりローラーの数を最少の2組とした
が、移動させる手段を独立させたり、更に複数組のロー
ラーを追加するなどの変更をしても同様の効果を得られ
るのは明らかである。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による点字プリンター装置の要部の全体
図である。
【図2】印字用紙に印字された点字の、凸点の形状と一
文字の点の配置の図である。
【図3】印字用紙上の点字の印字範囲の図である。
【図4】印字ヘッドと印字ピンにより印字用紙を変形さ
せて、点字の凸点が印字用紙上に形成される手順の説明
図である。
【図5】本発明による印字用紙の保持と駆動部の分解斜
視図である。
【図6】図5に示す印字用紙駆動部と印字ヘッドおよび
印字用紙の位置関係を示す側面図である。
【図7】本発明の点字プリンター装置が印字ヘッドがX
方向に移動するときの、印字用紙の角度姿勢の変化を防
止する方法の説明図である。
【図8】本発明の点字プリンター装置が印字用紙をY方
向に移動させるときの、印字用紙の角度姿勢の変化を防
止する方法の説明図である。
【図9】従来の点字プリンター装置が印字用紙をY方向
に移動させる方式と、印字用紙の幅が変化したときの印
字用紙を圧着するローラーの位置を説明した図である。
【符号の説明】
10 印字用紙 21 ローラー軸 22 ローラー(a) 23 ローラー(b) 24 ローラー(c) 30 天板(A) 31 用紙ガイド(A) 40 天板(B) 41 用紙ガイド(B) 50 印字ヘッド 51 印字ピン 52 印字ピン 53 印字ピン 60 シャーシ(A) 70 シャーシ(B) 80 アーム 90 レバー 92 ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字用紙を載せる平面の上に、印字用紙の
    移動方向に平行な一辺に接して印字用紙の幅方向の位置
    と角度姿勢を規制する用紙ガイドを取り付け、さらに、
    その用紙ガイドの近くで、しかも、印字行の上行部側お
    よび下行部側の位置に、印字用紙を挟んで保持する少な
    くとも2組のローラーを取り付けた点字プリンター装
    置。
  2. 【請求項2】印字ヘッドを移動させて印字ヘッドの凹部
    を印字用紙の印字された凸点から離した後に、印字用紙
    を移動させて改行するようにした点字プリンター装置。
JP35366095A 1995-12-28 1995-12-28 点字プリンター装置 Pending JPH09183257A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006051797A (ja) * 2004-04-22 2006-02-23 Seiko Epson Corp テープ処理装置、テープ処理装置のテープ処理方法およびプログラム
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