JPH09182784A - プロテーゼ用殻体とその製造方法 - Google Patents

プロテーゼ用殻体とその製造方法

Info

Publication number
JPH09182784A
JPH09182784A JP7353226A JP35322695A JPH09182784A JP H09182784 A JPH09182784 A JP H09182784A JP 7353226 A JP7353226 A JP 7353226A JP 35322695 A JP35322695 A JP 35322695A JP H09182784 A JPH09182784 A JP H09182784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
prosthesis
solvent
shell body
long fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7353226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3358048B2 (ja
Inventor
Yasuo Shikinami
保夫 敷波
Hiroyuki Kawarada
裕之 川原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP35322695A priority Critical patent/JP3358048B2/ja
Publication of JPH09182784A publication Critical patent/JPH09182784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3358048B2 publication Critical patent/JP3358048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/28Bones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
    • A61F2002/30001Additional features of subject-matter classified in A61F2/28, A61F2/30 and subgroups thereof

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な保形性と強度を有し、熱を加えると容
易に収縮変形して賦形用コアの形状通りに簡単に変形加
工することができ、骨(軟骨)を充填して骨欠損部や補
綴すべき部位に埋入すると、変形することなく生体
(軟)骨で再建することができ、再建後には生体内に吸
収されて消失するプロテーゼ用殻体を得る。 【解決手段】 生体内分解吸収性ポリマーの長繊維が絡
み合って溶着し0.1〜0.5mmの厚さに積み重なっ
た長繊維層で、開口部1aを有するプロテーゼ用殻体1
を形成する。生体内分解吸収性ポリマーを溶媒に溶解し
たポリマー溶液をノズルから繊維状に吐出して殻体成形
用コアの外面に略均等に吹き付けて固化させることによ
り製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロテーゼ用殻体
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主として形成外科の分野では、種々の固
形のプロテーゼ(prosthesis)が検討されている。その
中で、軟骨や骨などの硬組織に係るものは隆鼻用プロテ
ーゼ、耳介形成用プロテーゼ、下顎用プロテーゼ、頬骨
用プロテーゼなどである。
【0003】しかし、現在使用されているプロテーゼの
多くは、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン、
ジメチルポリシロキサン等の有機高分子材料や、種々の
バイオセラミックスなどで製作したものであるため、骨
欠損部を補綴、修復することはできても、骨欠損部を生
体骨で再建することは不可能である。移植材を同一人の
腸骨または助軟骨に求める方法は、再建という観点から
すれば合理的で安全な方法であるから、現在でもなお広
く臨床面に利用されており、欠損部の再建に不可欠であ
る。
【0004】このような事情から、生体内分解吸収性ポ
リマーの糸をメッシュ状に編み(織り)、この編物(織
物)で袋を作製して内部に硬、軟骨の砕片を充填し、プ
ロテーゼとして骨欠損部に埋入する方法が最近発表され
た。この方法は、骨欠損部に形状を付与し、且つ、骨欠
損部の再建と平行して、袋を構成する生体内分解吸収性
の糸が徐々に加水分解して生体内に吸収されるため、再
建後にはこの袋が異物として生体内に残らないという利
点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにメッシュ状の編物等で作製した袋は保形性がない
ため、骨の砕片を充填すると変形し、骨欠損部に埋入し
てもその形状を維持することができず、変形した状態で
再建されてしまうという問題が多々あり、実用にはかな
りの手術技術を要して、精緻な形状を付与すべき部位に
適用するするには問題の残る方法であった。
【0006】つまり、メッシュ状の編物等で作製した袋
は、その形状が筒状などの極く単純なものに限られ、例
えば三次元的な曲面を有するような複雑な形状の袋は作
製が難しいという問題があるため、隆鼻用や耳介形成用
プロテーゼなどのように良好な保形性と滑らかな三次元
的曲面が要求される場合には、適用が難しいものであっ
た。
【0007】本発明は、これらの問題を一挙に解決でき
るプロテーゼ用殻体とその製造方法を提供せんとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の請求項1に係るプロテーゼ用殻体は、開口
部を有する殻体であって、生体内分解吸収性ポリマーの
長繊維が絡み合って溶着し0.1〜0.5mmの厚さに
積み重なった長繊維層で形成されていることを特徴とす
るものである。
【0009】そして、請求項2のプロテーゼ用殻体は、
多数の小孔が穿孔されていることを特徴とし、請求項3
のプロテーゼ用殻体は、生体内分解吸収性ポリマーがポ
リ乳酸、乳酸−グリコール酸共重合体、乳酸−カプロラ
クトン共重合体のいずれかであることを特徴とし、請求
項4のプロテーゼ用殻体は、長繊維の太さが100μm
以下であることを特徴とし、請求項5のプロテーゼ用殻
体は、長繊維が多孔性の繊維であることを特徴とし、請
求項6のプロテーゼ用殻体は、長繊維と長繊維の間隙の
大きさが50〜500μmである部分を有することを特
徴とし、請求項7のプロテーゼ用殻体は、長繊維中及び
/又は長繊維層中にバイオセラミックスの粉体が含まれ
ていることを特徴とし、請求項8のプロテーゼ用殻体
は、開口部から殻体内部に手術中に塑性変形の容易なコ
ア材が抜出し自在に挿着されていることを特徴とするも
のである。
【0010】また、上記のプロテーゼ用殻体を製造する
本発明の請求項9の方法は、生体内分解吸収性ポリマー
を溶媒に溶解し、このポリマー溶液をノズルから繊維状
に吐出して殻体成形用コアの外面に略均等に吹き付けて
固化させることを特徴とするものである。
【0011】そして、請求項10の製造方法は、溶媒
が、生体内分解吸収性ポリマーを溶解できる低沸点の溶
剤、又は、該溶剤と該溶剤より沸点が高い非溶剤との混
合溶媒であることを特徴とし、請求項11の製造方法
は、殻体成形用コアが手術中に塑性変形の容易なコア材
であることを特徴とするものである。
【0012】請求項1のプロテーゼ用殻体を構成する長
繊維層は、生体内分解吸収性ポリマーの長繊維が絡み合
って溶着し0.1〜0.5mmの厚さに積み重なった適
度の剛性を有する層であるため、この長繊維層によって
形成されたプロテーゼ用殻体は実用に耐える保形性と強
度を備えている。そのため、この殻体に骨砕片を開口部
から充填しても殻体は変形せず、骨欠損部に埋入しても
その形状を保持し、従来の編物等で作製した袋のように
変形することはない。そして、埋入中に、殻体を構成す
る長繊維層の繊維間隙を通して体液が殻体内部に浸入
し、体液と接触した骨砕片の表面で骨細胞が成長して、
骨砕片が新生骨で結合され、骨欠損部が再建されるとい
う基本的な過程を履行する。そして、この再建と平行し
て生体内分解吸収性ポリマーの長繊維が体液により徐々
に加水分解され、再建後には全て吸収されて殻体が完全
に消失する。消失した後にこの殻体の厚みだけ皮膚など
の周囲組織が陥没して変形することが少ないようにする
ためには、剛性とのバランスを取って0.15〜0.3
mmの厚さの長繊維層からなる殻体がより好適に選択さ
れる。
【0013】また、上記の長繊維層で形成されたプロテ
ーゼ用殻体は、長繊維が繊維方向に伸びのストレスをも
ったままで溶着し、層中に歪みを保持したままの状態に
なっているために、熱を加えると長繊維が収縮すると共
に歪みが是正されるような一種のアニーリングにより繊
維間隙が縮小し、殻体が収縮変形する。従って、このプ
ロテーゼ用殻体の開口部から、容易に塑性変形可能なあ
る形状をもった賦形用コアを挿入し、殻体に例えば熱湯
をかけると、簡単に殻体を賦形用コアの形状通りに収縮
変形させることができる。例えば精緻な三次元的な曲面
を有する柔軟な賦形用コアを使用すれば、その形状にそ
った精緻な三次元的な曲面を有する殻体に変形加工する
ことができる。このときコアが柔軟であれば、殻体から
変形後にコアを抜き取ることができる。
【0014】特に、請求項8のプロテーゼ用殻体のよう
に、塑性変形の容易なコア材が開口部から殻体内部に抜
出し自在に挿着されていると、このコア材を殻体から抜
出して所望の形状に塑性変形させ、これを再び殻体に挿
入して上記のように殻体を収縮変形させることにより、
殻体を簡単に所望の形状に加工することができ、賦形用
コアを別途作製、準備することが不要となる。
【0015】プロテーゼ用殻体を構成する長繊維層の厚
みが0.1mmより薄くなると、長繊維層の剛性が小さ
くなり、実用に耐える保形性と強度を殻体に付与するこ
とが困難となる。一方、長繊維層の厚みが0.5mmよ
り厚くなると、剛性が大きく、細部にわたり精緻な賦形
が困難になり、また、生体内での分解、吸収に長期間を
要するだけでなく、分解の過程で繊維の砕片が一時期に
大量に生じるため、炎症を起こす恐れがある。従って、
長繊維層の厚みは上記のように0.1〜0.5mmの範
囲内にあることが必要であるが、消失後の周囲組織の陥
没をも加味すれば、上記のように0.15〜0.3mm
がより好適な範囲である。
【0016】また、請求項2のプロテーゼ用殻体のよう
に多数の小孔が穿孔されていると、この小孔からも体液
が早期に殻体内部に浸入するので、骨細胞の成長増殖が
促進され、再建に要する期間が短縮される。そして、請
求項3のプロテーゼ用殻体のように生体内分解吸収性ポ
リマーとしてポリ乳酸、乳酸−グリコール酸共重合体、
乳酸−カプロラクトン共重合体のいずれかを選択すれ
ば、柔軟性の度合を選択することができ、また、これら
は既に実用され安全性が確認されているポリマーである
ため、周囲組織へ為害性を及ぼす心配が解消される。
【0017】更に、請求項4のプロテーゼ用殻体のよう
に長繊維の太さが100μm以下であると、生体内での
加水分解が速やかに進行し、特に、請求項5のプロテー
ゼ用殻体のように長繊維が多孔性の繊維であると、体液
と接触する長繊維の表面積が大きいため、その風合いが
しなやかで、周囲組織に物理的になじみやすく、また生
体内での加水分解がより促進されて、殻体の吸収に要す
る期間が短縮される。
【0018】そして、請求項6のプロテーゼ用殻体のよ
うに溶着していない部分の長繊維と長繊維の間隙の大き
さが50〜500μmであると、体液と共に細胞の通過
が容易であり、更に、請求項7のプロテーゼ用殻体のよ
うに長繊維中及び/又は長繊維層中にバイオセラミック
スの粉体が含まれていると、バイオセラミックスにより
骨誘導、骨置換が促進されて周囲の骨との結合が強固に
なる。なお、バイオセラミックスと同様に骨や周囲組織
の成長促進を目的として種々のサイトカイン、各種ホル
モン、生理活性物質、抗菌剤などを任意に添加すること
は、本発明の本意から外れるものではない。
【0019】以上のようなプロテーゼ用殻体は、請求項
9の製造方法によって容易に得ることができる。その場
合、ポリマー溶液を繊維状に吐出して殻体成形用コアに
吹き付ける量を加減すれば、長繊維層の厚さを容易に調
節することができ、ポリマー溶液の濃度、ノズルの口
径、吐出圧などをコントロールすれば、長繊維の太さや
間隙の大きさを調節することもできる。また、請求項9
の製造方法において、ポリマーを溶解させる溶媒とし
て、溶剤と非溶剤の混合溶媒を選択使用すれば、長繊維
を多孔性の繊維とすることができる。なお、殻体成形用
コアは殻体の成形後に抜き取られるが、請求項10の製
造方法のように殻体成形用コアとして塑性変形の容易な
コア材を用いる場合は、殻体から抜き取る必要はない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳述する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係るプロテー
ゼ用殻体を示す斜視図、図2はその断面図である。
【0022】このプロテーゼ用殻体1は、隆鼻用プロテ
ーゼの殻体として好適に使用できるように、一端1aが
開口し他端1bが閉口する半円筒形袋状に形成されてい
る。そして、この殻体1には、多数の小孔2が穿孔され
ている。この小孔2は殻体内部への体液の浸入を促進す
るための孔であり、殻体内部に充填される1〜2mm程
度の大きさを有する骨(軟骨)の砕片よりも小さな孔径
を有している。
【0023】この殻体1の開口率[(全ての小孔2の開
口面積の和/殻体1の全表面積)×100]は20〜7
0%程度であることが望ましく、70%より大きくなる
と、殻体1の強度や保形性が低下するといった不都合を
生じ、20%より小さくなると、体液の浸入を充分に促
進することが難しくなる。
【0024】なお、上記の小孔2は、必ずしも穿孔する
必要がない場合もある。
【0025】このプロテーゼ用殻体1は、生体内分解吸
収性ポリマーの長繊維が絡み合って溶着し、0.1〜
0.5mmの厚さに積み重なった長繊維層で形成されて
いるところに大きな特徴を有する。このような長繊維層
は適度の剛性を有するため、この長繊維層で形成された
上記の殻体1は、実用に耐える保形性と強度を備えてい
る。そのため、この殻体1に骨(軟骨)の砕片を開口部
1aから充填しても殻体1は変形せず、補綴すべき骨欠
損部に埋入してもその形状を維持し、従来の編物等で作
製した袋のように変形する心配はない。
【0026】殻体1を形成する長繊維層の厚みは上記の
ように0.1〜0.5mmの範囲にあることが必要であ
って、0.1mmより薄くなると、長繊維層の剛性が低
下するため、実用に耐える保形性と強度を殻体1に付与
することが困難となり、逆に0.5mmより厚くなる
と、生体内での分解、吸収に長期間を要するだけでな
く、分解の過程で繊維の砕片が一時期に大量に生じるた
め、炎症を起こす恐れがある。長繊維層の更に好ましい
厚みは0.15〜0.3mmである。
【0027】長繊維の材料となる生体内分解吸収性ポリ
マーとしては、既に実用され安全性が確認されているポ
リ乳酸、乳酸−グリコール酸共重合体、乳酸−カプロラ
クトン共重合体などが好適であり、ポリ乳酸としては、
L−乳酸のホモポリマーやL−乳酸とD−乳酸のコポリ
マーが好ましく使用される。また、上記の共重合体とし
ては、乳酸とグリコール酸、あるいは乳酸とカプロラク
トンのモル比が99:1〜50:50の範囲にあるもの
が好ましくに使用される。その他、ポリ乳酸とポリエチ
レングリコールの共重合体や、ポリ乳酸とポリプロピレ
ングリコールとの共重合体なども使用できる。
【0028】生体内分解吸収性ポリマーの分子量は、少
なくとも繊維を形成し得る分子量以上であればよく、通
常、5万以上の粘度平均分子量を有するポリマーであれ
ば使用することができる。分子量の上限は、60万を越
えてあまり高すぎると、所謂スプレー法で繊維を吐出形
成する操作がし辛くなること、及び、分解吸収されて消
失するまでに長時間を要することから、粘度平均分子量
は10万〜30万の範囲のポリマーを使用することがよ
り好ましい。
【0029】この長繊維は、後述するように、所謂スプ
レー法で上記ポリマーの溶液を繊維状に連続して吐出形
成したものであり、その太さは100μm以下であるこ
とが好ましい。100μmより太い長繊維は見掛け上の
加水分解速度が遅くなり、生体に吸収されてしまうまで
の期間が長くなるが、100μm以下の細い長繊維は生
体内での加水分解が速やかに進行し、比較的短期間で吸
収される利点がある。長繊維の更に好ましい太さは5〜
15μm程度である。
【0030】また、長繊維は多孔性にしたものでも、多
孔性にしていないものでもよいが、多孔性の繊維である
と、体液と接触する長繊維の表面積が増大するため、生
体内での加水分解が促進され、殻体1の吸収に要する期
間が更に短縮されるという利点がある。なお、このよう
な多孔性の長繊維は、後述するようにポリマー溶液の溶
媒として、溶剤と非溶剤の混合溶媒を使用することによ
り、スプレー法で容易に吐出形成することができる。
【0031】長繊維と長繊維の溶着していない部分の間
隙の大きさは、体液と共に細胞が通過しやすい50〜5
00μmの範囲にあることが好ましく、50μmより小
さくなると、細胞が浸入、進展しにくくなり、500μ
mより大きくなると殻体1を構成する長繊維層の剛性や
強度の低下を招くといった不都合を生じる。
【0032】また、この長繊維中あるいは長繊維層中に
は、生体活性及び生体親和性のあるバイオセラミックス
の粉体を含有させてもよい。バイオセラミックスの粉体
が含まれていると、バイオセラミックスにより骨誘導、
骨置換が促進されて周囲の骨と強固に結合できる利点が
ある。バイオセラミックスとしては、ハイドロキシアパ
タイト、バイオガラス、セラバイタル、アパタイトウォ
ラストガラスセラミックス、トリカルシウムホスフェー
ト、テトラカルシウムホスフェート、オクタカルシウム
ホスフェート、テトラカルシウムホスフェート・ジカル
シウムホスフェートジハイドライド、テトラカルシウム
ホスフェート・ジカルシウムホスフェートなどが好適で
あり、その粒子又は粒子の集合塊の大きさが繊維中に混
入するときは0.2〜30μm程度のものが、繊維層中
に繊維間に混入するときは0.2〜約150μmの範囲
のものが選択的に好ましく使用される。バイオセラミッ
クスの好ましい含有量は5〜50重量%であり、50重
量%より多くなると長繊維層が脆くなり、5重量%より
少なくなると周囲の骨との大きい結合力が得難くなる。
【0033】次に、このプロテーゼ用殻体1の使用例
(隆鼻用プロテーゼの殻体として使用する場合)につい
て、図3を参照しながら説明する。
【0034】まず、設計通りの隆起形状に加工した賦形
用コア3を準備する。そして、この賦形用コア3を殻体
1の一端開口部1aから挿入し、滅菌された熱湯中に殻
体1を浸す。このように熱湯中で殻体1を加熱すると、
殻体1を構成する長繊維層の構造的歪と長繊維が持つ伸
びの残留ストレスは緩和するように働いて、長繊維が収
縮すると共に繊維間隙がアニーリングして縮小し、図3
に示すように殻体1が賦形用コア3の形状通りに三次元
方向に収縮変形する。この加熱による収縮変形加工は、
従来の編物等で作製した袋などでは到底得ることができ
ない本発明独特の優れた性質であり、これにより、賦形
用コアを類似の種々の形状を有するものに変更するだけ
で、極く簡単に所望形状の殻体1に加工できるという顕
著な効果が得られるものである。
【0035】上記のようにして殻体1の収縮変形加工が
終わると、賦形用コア3を殻体1から抜き取り、殻体1
の一端開口部1aから軟骨の砕片を殻体1内部に充填す
る。このように充填しても、殻体1は良好な保形性と強
度を有するため、変形することはない。充填が終わると
殻体1の一端開口部1aを融着あるいは吸収性の縫合糸
で結び、これを鼻背に埋入固定する。このように埋入す
ると、殻体1には皮膚や筋肉による押圧力が作用する
が、殻体1は良好な保形性と強度を有するためその形状
を維持し、従来の編物等で作製した袋のように術後に変
形することはない。そして、体液が殻体1を構成する長
繊維層の繊維間隙や小孔2を通して殻体内部に浸入し、
この体液が接触した軟骨砕片の表面で軟骨細胞が成長し
て、軟骨砕片が新生軟骨で結合され、隆起した鼻背の軟
骨が再建される。一方、生体内分解吸収性ポリマーの長
繊維は体液により徐々に加水分解され、再建後には全て
吸収されて殻体1が完全に消失する。
【0036】図4は本発明の他の実施形態に係るプロテ
ーゼ用殻体を示す斜視図、図5はその断面図であって、
殻体1の開口部1aから手術中に塑性変形の容易な半円
柱状のコア材4が抜出し自在に殻体内部に挿着されたプ
ロテーゼ用殻体を例示している。
【0037】コア材4としては、50〜80℃程度の温
度で容易に軟化して塑性変形する材料、例えばポリ酢酸
ビニル、低分子量ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ゴム系ホッ
トメルトタイプの樹脂、あるいはパラフィンワックス、
およびこれらの混合物などから成るコア材が好ましく使
用される。なお、殻体1は前述したものと同一であるの
で説明を省略する。
【0038】このように塑性変形の容易なコア材4が挿
着されたプロテーゼ用殻体1は、手術中に、該コア材4
を殻体1から抜き取り、上記の温度で軟化させて手で塑
性変形させながら設計通りの形状となし、これを再び殻
体1に挿入して前述したように殻体1をコア材4の形状
通りに熱収縮させて変形加工することができるので、前
述の賦形用コア3を別途作製、準備することが不要とな
り、頗る便利である。そして、塑性変形して得られる形
状は鼻のみならず、下顎、耳介、頬骨などの複雑なもの
まで及ぶものである。
【0039】次に、本発明の製造方法の実施形態を説明
する。
【0040】まず、殻体成形用コアと生体内分解吸収性
ポリマーの溶液を準備する。例えば図1に示すような半
円筒形袋状のプロテーゼ用殻体1を製造する場合には、
半円柱状のコアを準備する。勿論、先端がもっと鼻先の
形状と同じように丸みをおびていてもよい。殻体成形用
コアとしては、上記のコア材4や、生体内分解吸収性ポ
リマーとの接着性がない他のコア材が使用される。
【0041】一方、ポリマー溶液は、溶媒として、前記
の生体内分解吸収性ポリマーを溶解できる溶剤を使用す
るか、又は、この溶剤とこの溶剤より沸点が高い非溶剤
との混合溶媒を使用し、これに前記のポリマーを溶解し
て調製する。混合溶媒は、多孔性の繊維を形成する場合
に使用される。
【0042】溶剤としては、常温よりやや高い温度で気
散しやすい低沸点の溶剤、例えば塩化メチレン、クロロ
ホルム、1,1−ジクロルエタンなどが使用され、この
中では最も低い沸点と最も高い蒸気圧を示す低毒性の塩
化メチレンが最適である。また、非溶剤としては、溶剤
との相溶性に優れ、沸点が60〜110℃の範囲にある
一価アルコール、例えばメタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノール、2−ブタノール、t
er−ブタノール、ter−ペンタノールなどが使用さ
れ、この中では、毒性や臭いの少ないエタノール、1−
プロパノール、2−プロパノールが好適に使用される。
また、これらの一価アルコールに少量の水を加えたもの
も使用される。
【0043】ポリマー溶液の濃度は、形成される長繊維
の太さと関係があり、一般に濃度が低くなるほど長繊維
が細くなる。従って、このポリマー溶液の濃度を調節す
れば長繊維の太さをコントロールすることが可能であ
る。ポリマー溶液の濃度は、溶解するポリマーの分子量
を考慮して0.5〜10重量%の範囲内とするのが適当
であり、分子量の大きいポリマーを用いる場合は濃度を
下げ、分子量の小さいポリマーを用いる場合は濃度を上
げることが望ましい。
【0044】ポリマー溶液の調製が終わると、スプレー
装置を使用して、そのノズルからポリマー溶液を繊維状
に連続して吐出し、殻体成形用コアの外面に略均等に吹
き付けて、長繊維層から成る殻体1を成形する。その場
合、ノズルの口径や吐出圧を調節すると繊維の太さをコ
ントロールすることができる。ノズルは0.1〜0.3
mm程度の口径を有するものが好ましく、また吐出圧は
3〜20kg/cm2の範囲内で適宜調節することが好
ましい。コア外面への吹き付け量は、最終的に0.1〜
0.5mmの厚さを有する長繊維層が形成されるように
コントロールする必要がある。
【0045】上記のようにポリマー溶液を繊維状に吐出
してコアの外面に吹き付けると、吐出された長繊維が褶
曲しながら絡み合い、絡み合った部分で溶着しながら積
み重ねられる。そして、溶媒の気散に伴って固化し、長
繊維層からなる殻体1が形成される。
【0046】その場合、ポリマー溶液が溶剤にポリマー
を溶解したものであると、非多孔性の長繊維が形成され
るが、前述した混合溶媒にポリマーを溶解したポリマー
溶液であると、沸点の低い溶剤が優先的に気散し、非溶
剤の比率が上昇して溶解できなくなったポリマーが混合
溶媒を内包した状態で繊維状に固化し、その内包された
混合溶媒が周囲のポリマーの壁の一部を破壊して気散し
た跡が気孔として繊維中に残るため、多孔性の長繊維が
形成される。
【0047】また、長繊維や長繊維層の内部に前記のバ
イオセラミックスの粉体を含有させる場合は、該粉体を
均一に分散させたポリマー溶液をノズルから吐出する
か、或は、該粉体の分散液とポリマー溶液の二つの液を
共に二つのノズルから吐出して一箇所に吹付けるか、或
は、ノズルの出口で該粉体の分散液を吐出されたポリマ
ー溶液上に滴下しながら吹き付けるようにすればよい。
【0048】このようにして、長繊維中にバイオセラミ
ックスが含有された殻体1を成形すれば、該殻体1に均
一にバイオセラミックスが分散されたものとなり、長繊
維の加水分解により上記バイオセラミックスが表面に露
出して骨誘導、骨置換が促進される。そして、長繊維の
表面にバイオセラミックスが付着した状態で長繊維層中
に含有されていると、バイオセラミックスが殻体1に均
一に分散されると共に、その内外表面にバイオセラミッ
クスが露出したものとなり、初期の骨誘導、骨置換も促
進されて初期結合強度が増す。
【0049】殻体1の成形が完了すると、殻体1から殻
体成形用コアを抜き取り、必要に応じて多数の小孔2を
穿孔して、目的とするプロテーゼ用殻体1を得る。但
し、殻体成形用コアとして前記の塑性変形の容易なコア
材4を使用する場合は、コア材4の抜き取らないでその
まま残し、図4及び図5に示すようなコア材4の挿着さ
れたプロテーゼ用殻体1を製造すればよい。
【0050】なお、これらのプロテーゼ用殻体は、製造
後、ガス滅菌、蒸気滅菌または放射線などの手段で滅菌
処理される。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプロテーゼ用殻体は、手術中の埋入前に賦形用コアを
挿入して熱を加えると、収縮変形して賦形用コアの形状
通りに極く簡単に変形加工することができ、しかも、良
好な保形性と強度を有するため、骨(軟骨)砕片を充填
して骨欠損部や補綴すべき部位に埋入すると、変形する
ことなく生体(軟)骨で再建することができ、再建と平
行して加水分解が進行し再建後には生体内に吸収されて
完全に消失するといった顕著な効果を奏する。特に、塑
性変形の容易なコア材を挿着したタイプのプロテーゼ用
殻体は、コア材を賦形用コアとして利用できるので頗る
便利である。
【0052】そして、本発明の製造方法は、特別な装置
を用いないで簡単にプロテーゼ用殻体を製造することが
でき、殻体を構成する長繊維層の厚みや、長繊維の太
さ、繊維間隙の大きさ等の調節が容易で、長繊維の多孔
質化も簡単に行えるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプロテーゼ用殻体を
示す斜視図である。
【図2】同プロテーゼ用殻体の縦断面図である。
【図3】同プロテーゼ用殻体の収縮変形加工を説明する
縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るプロテーゼ用殻体
を示す斜視図である。
【図5】同プロテーゼ用殻体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 プロテーゼ用殻体 1a 一端の開口部 2 小孔 3 賦形用コア 4 塑性変形の容易なコア材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する殻体であって、生体内分解
    吸収性ポリマーの長繊維が絡み合って溶着し0.1〜
    0.5mmの厚さに積み重なった長繊維層で形成されて
    いることを特徴とするプロテーゼ用殻体。
  2. 【請求項2】殻体に多数の小孔が穿孔されている請求項
    1に記載のプロテーゼ用殻体。
  3. 【請求項3】生体内分解吸収性ポリマーがポリ乳酸、乳
    酸−グリコール酸共重合体、乳酸−カプロラクトン共重
    合体のいずれかである請求項1又は請求項2に記載のプ
    ロテーゼ用殻体。
  4. 【請求項4】長繊維の太さが100μm以下である請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロテーゼ用殻
    体。
  5. 【請求項5】長繊維が多孔性の繊維である請求項1ない
    し請求項4のいずれかに記載のプロテーゼ用殻体。
  6. 【請求項6】長繊維と長繊維の間隙の大きさが50〜5
    00μmである部分を有する請求項1ないし請求項5の
    いずれかに記載のプロテーゼ用殻体。
  7. 【請求項7】長繊維中及び/又は長繊維層中にバイオセ
    ラミックスの粉体が含まれている請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載のプロテーゼ用殻体。
  8. 【請求項8】開口部から殻体内部に手術中に塑性変形の
    容易なコア材が抜出し自在に挿着されている請求項1な
    いし請求項7のいずれかに記載のプロテーゼ用殻体。
  9. 【請求項9】生体内分解吸収性ポリマーを溶媒に溶解
    し、このポリマー溶液をノズルから繊維状に吐出して殻
    体成形用コアの外面に略均等に吹き付けて固化させるこ
    とを特徴とするプロテーゼ用殻体の製造方法。
  10. 【請求項10】溶媒が、生体内分解吸収性ポリマーを溶
    解できる低沸点の溶剤、又は、該溶剤と該溶剤より沸点
    が高い非溶剤との混合溶媒である請求項9に記載の製造
    方法。
  11. 【請求項11】殻体成形用コアが、手術中に塑性変形の
    容易なコア材である請求項9又は請求項10に記載の製
    造方法。
JP35322695A 1995-12-29 1995-12-29 プロテーゼ用殻体とその製造方法 Expired - Fee Related JP3358048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35322695A JP3358048B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 プロテーゼ用殻体とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35322695A JP3358048B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 プロテーゼ用殻体とその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001075621A Division JP3698998B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 長繊維層状体とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09182784A true JPH09182784A (ja) 1997-07-15
JP3358048B2 JP3358048B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=18429411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35322695A Expired - Fee Related JP3358048B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 プロテーゼ用殻体とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3358048B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003045460A1 (fr) * 2001-11-27 2003-06-05 Takiron Co., Ltd. Materiau d'implant et procede de realisation associe
JP2003528658A (ja) * 2000-01-28 2003-09-30 ドット デュンシヒト−ウント オーバーフレッヒェンテヒノロギー ゲーエムベーハー 吸収性無機骨置換材料及びその製造方法
JP2005052224A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Gunze Ltd 骨再生用基材およびその製造法
WO2007020713A1 (ja) 2005-08-18 2007-02-22 Koken Co., Ltd. 生体内に埋設可能な細胞培養担体
JP2010528805A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 チュル ジュン,ヨン 鼻尖整形術を容易にする鼻軟骨柱補助装置
JP2010227585A (ja) * 2010-05-10 2010-10-14 Takiron Co Ltd インプラントと生体組織との間の結合用詰め物
JP2011212464A (ja) * 1998-06-17 2011-10-27 Fidia Advanced Biopolymers Srl ヒアルロン酸誘導体を含んでいる三次元人工器官及びそれらの調製方法
NO331588B1 (no) * 2001-11-27 2012-01-30 Takiron Co lmplantatmaterial og fremgangsmåte for fremstilling av det samme
JP2014512892A (ja) * 2011-02-17 2014-05-29 エシコン・インコーポレイテッド 生体吸収性多層体鼻弁スプレッダグラフト
JP2014514941A (ja) * 2011-03-30 2014-06-26 エシコン・インコーポレイテッド 速やかな治療上の吸収性を有する組織修復用具

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212464A (ja) * 1998-06-17 2011-10-27 Fidia Advanced Biopolymers Srl ヒアルロン酸誘導体を含んでいる三次元人工器官及びそれらの調製方法
JP2003528658A (ja) * 2000-01-28 2003-09-30 ドット デュンシヒト−ウント オーバーフレッヒェンテヒノロギー ゲーエムベーハー 吸収性無機骨置換材料及びその製造方法
WO2003045460A1 (fr) * 2001-11-27 2003-06-05 Takiron Co., Ltd. Materiau d'implant et procede de realisation associe
US8119152B2 (en) 2001-11-27 2012-02-21 Takiron Co., Ltd. Implant material and process for producing the same
NO331588B1 (no) * 2001-11-27 2012-01-30 Takiron Co lmplantatmaterial og fremgangsmåte for fremstilling av det samme
CN1301757C (zh) * 2001-11-27 2007-02-28 多喜兰株式会社 植入物材料及其生产方法
KR100903761B1 (ko) * 2001-11-27 2009-06-19 타키론 가부시기가이샤 임플란트 재료 및 이의 제조방법
KR100955410B1 (ko) * 2001-11-27 2010-05-06 타키론 가부시기가이샤 임플란트 재료 및 이의 제조방법
JP4717336B2 (ja) * 2003-08-06 2011-07-06 グンゼ株式会社 骨再生用基材およびその製造法
JP2005052224A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Gunze Ltd 骨再生用基材およびその製造法
WO2007020713A1 (ja) 2005-08-18 2007-02-22 Koken Co., Ltd. 生体内に埋設可能な細胞培養担体
JP2010528805A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 チュル ジュン,ヨン 鼻尖整形術を容易にする鼻軟骨柱補助装置
JP2010227585A (ja) * 2010-05-10 2010-10-14 Takiron Co Ltd インプラントと生体組織との間の結合用詰め物
JP2014512892A (ja) * 2011-02-17 2014-05-29 エシコン・インコーポレイテッド 生体吸収性多層体鼻弁スプレッダグラフト
JP2014514941A (ja) * 2011-03-30 2014-06-26 エシコン・インコーポレイテッド 速やかな治療上の吸収性を有する組織修復用具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3358048B2 (ja) 2002-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1018982B1 (en) Biodegradable polymeric film
AU2005239825B2 (en) Initially plastically deformable bone implant compositions
Couldwell et al. Cranioplasty with the Medpor porous polyethylene Flexblock implant
ES2303725T3 (es) Implante enrollado de polimero de componentes multiples.
EP2968659B1 (en) Bioactive porous bone graft implants
US20080208325A1 (en) Medical articles for long term implantation
JPH07178124A (ja) 内蔵式人工器官
JP2004529687A (ja) 生体組織の、付着、増殖および/または修復のための複合体、ならびにその複合体の使用
US20090148489A1 (en) Bioabsorbable material
AU6970298A (en) Biodegradable implant material comprising bioactive ceramic
JP2006517842A (ja) 原位置形成型椎骨間融合の装置および方法
JP3358048B2 (ja) プロテーゼ用殻体とその製造方法
CN111529150B (zh) 一种鼻窦管支架及其制备方法
Goncalves et al. Biomedical implants for regenerative therapies
JP2003159321A (ja) 有機−無機複合多孔体及びその製造方法
CN110087699A (zh) 骨移植物替代物
JP2019505347A (ja) ステント留置術用繊維管状導管
JP3698998B2 (ja) 長繊維層状体とその製造方法
Rokaya et al. Advanced polymers for craniomaxillofacial reconstruction
CN109847103B (zh) 一种人造血管及其制备方法
JP4863417B2 (ja) 生体内分解吸収性不織布及びその製造方法
CN108434536B (zh) 泪道修复支架及其制备方法
JP4988996B2 (ja) インプラントと生体組織との間の結合用詰め物
Rokaya et al. 26 Advanced Polymers
JP2005296138A (ja) 生分解性人工血管とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071011

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131011

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees