JPH09182761A - 歯科用セントラルバキューム配管システム - Google Patents
歯科用セントラルバキューム配管システムInfo
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- JPH09182761A JPH09182761A JP34357295A JP34357295A JPH09182761A JP H09182761 A JPH09182761 A JP H09182761A JP 34357295 A JP34357295 A JP 34357295A JP 34357295 A JP34357295 A JP 34357295A JP H09182761 A JPH09182761 A JP H09182761A
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Abstract
うにするとともに、管内に空気を供給する開閉弁に支障
が生じても、吸引物を常に安定して搬送することができ
るようにする。 【解決手段】 バキューム本管1の各枝管4に電磁操作
による三方切替弁15を分散して設け、三方切替弁15
に連設された吸引アダプタの使用時には三方切替弁15
の給気口33側を閉鎖して吸引アダプタ7側を吸引状態
にし、吸引アダプタの不使用時には吸引アダプタ7側を
閉鎖し、給気口33側を開口させる。
Description
診療台から発生する切削粉塵、注水、唾液等を集中的に
吸引除去する歯科用セントラルバキューム配管システム
に関する。
際に生じる切削粉塵、注水、唾液等を口腔内から吸引除
去したり、あるいは歯科技工の際に生じる切削粉塵を吸
引除去したりすることが必要である。そして、これらの
処理をする装置の例としては、例えば特公平3−751
77号公報に開示されたセントラルバキューム配管シス
テムが知られている。
は、図6に示すように、バキューム本管1の長手方向に
おける各所に、複数の枝管4が接続されており、この枝
管4の端部には、電磁弁5とフィルタ6が連設され、さ
らにフィルタ6には、患者の口腔内に入れ、口腔内の注
水、唾液、切削粉塵等を空気とともに吸引するアダプタ
7が吸引ホース8を介して連設されている。
察台に備えられたアダプタ7からの吸引物を気液に分離
する気液分離器2と吸気ブロワ3とが連設され、他方の
端末にはリターン管10を連設するとともに、リターン
管10の端部に、バキューム本管1内に洗浄液を流すた
めの洗浄液供給装置11が接続され、さらにバキューム
本管1内の風速を20m/sec以上にして吸引物や水
分を気液分離器2内に効率よく送り込むための大風量を
供給する開閉弁12が設けられている。また、給気ブロ
ワ3の近傍には、開閉弁12、洗浄液供給装置11及び
吸気ブロワ3を集中操作する操作盤13が設けられてい
る。なお、図中の符号9は排水管、14は診療台を示
す。
テムの作用としては、1か所以上の枝管4に連設された
電磁弁5が開放されてアダプタ7が使用状態にあるとき
には、リターン管10端末に設けられた開閉弁12が閉
鎖状態となり、吸気ブロワ3の駆動によって管内が吸気
状態になる。また全ての枝管4の電磁弁5が閉鎖状態、
即ち、全てのアダプタ7を使用していないときには、開
閉弁12を所定時間開放してバキューム本管1内に大量
の空気を供給し、バキューム本管内に滞留している水、
唾液、切削粉塵等を気液分離器2に空気とともに搬送す
る。また診療終了時には吸気ブロワ3の吸引力により洗
浄液供給槽11から洗浄液をバキューム本管1内に供給
して管内を洗浄することができるように構成している。
これらの動作は、操作盤13の集中操作により各電磁弁
5から送られる電気信号に基づいて自動的に行われる。
またこの間の吸気ブロワ3は常に駆動状態になってい
る。
セントラルバキューム配管システムは、アダプタ7の使
用中に発生する吸引物を完全に搬送することが困難であ
るため、バキューム本管1内に吸引物が滞留する。従っ
て、この滞留した吸引物によりアダプタ7の吸引力が低
下する。また、この滞留した吸引物を完全に搬送しきる
ためにバキューム本管1内に大量の空気を流す開閉弁1
2が、バキューム本管1端末の1か所だけに設けられて
いることにより、この開閉弁12が故障するとシステム
全体が使用不可能になるという問題がある。
たものであり、管内に吸引物が常時滞留しないようにす
るとともに、バキューム本管内に空気を供給する開閉弁
に支障が生じてもバキューム本管内の吸引物を常に安定
して搬送することができるセントラルバキューム配管シ
ステムの提供を目的とする。
め、本発明は、吸引アダプタを連設した複数の枝管を有
するバキューム本管の一方の端末に気液分離器と給気ブ
ロワとを連設して、各吸引アダプタから吸引された吸引
物をブロワの吸引力にて気液分離器内に搬送する歯科用
セントラルバキューム配管システムにおいて、各吸引ア
ダプタからの吸引物をバキューム本管内に滞らせること
なく搬送するための所要の空気量をバキューム本管内に
供給する開閉弁を各枝管に連設たことを特徴とする。
吸引アダプタの使用時に該開閉弁の給気口側を閉鎖する
と同時に吸引アダプタ側を開口して吸引状態にし、吸引
アダプタの不使用時に該開閉弁の吸引アダプタ側を閉鎖
すると同時に給気口側を開口する三方切替弁であること
を特徴とするものである。
ーム配管システムでは1か所だけに開閉弁が設けられて
いたために、その開閉弁が故障するとシステム全体が使
用不可能になったが、本発明では開閉弁を各枝管に分散
して設けているので、そのうちの1か所が故障しても他
の開閉弁の開放によりシステム全体に支障を及ぼすこと
がなく診療を継続することができる。
とともに具体的に説明する。
形態1を示し、図1はセントラルバキューム配管システ
ムの概略図、図2は三方切替弁の概略断面図、図3及び
図4は三方切替弁の作動説明図である。
ムは、バキューム本管1の一方の端末に気液分離器2と
吸気ブロワ3とが連設され、バキューム本管1の他方の
端末にはバキューム本管1内に洗浄液を流すための洗浄
液供給装置11が連結管11aを介して連結され、さら
にバキューム本管1の長手方向における各所に、複数の
枝管4が接続されている。
力による開閉切替操作が可能な三方切替弁15の接続口
32を連結している。この三方切替弁15は、その側方
における一方の接続口31に、患者の口腔内に入れ、口
腔内の注水、唾液、切削粉塵等を空気とともに吸引する
アダプタ7を吸引ホース8を介して連設し、他方を給気
口33としている。なお、前記の洗浄液供給装置11は
前記従来の技術の項における特公平3−75177号公
報に開示されたシステムに用いられたものと同等の市販
品を用いる。
には、この全体を制御するたの操作盤13が給気ブロワ
3近傍の1か所に設けられている。この操作盤13に対
しては配線16を介して三方切替弁15が、配線17を
介して吸引ブロワ3が、配線18を介して洗浄液供給装
置11が、配線19を介して吸引アダプタ7を掛止する
掛止台20が電気的に連結されていて、1か所にてシス
テム全体を集中操作することができるように構成してい
る。なお掛止台20における吸引アダプタ7の掛止部に
は、吸引アダプタ7を掛止または取り外したことを感知
してその電気信号を操作盤13に送るための図示しない
スイッチが設けられている。
S2の奥端にはその開口部32aの面に接離して接続口
31側流路S1との連通または遮断をするダイヤフラム
弁41が設けられている。
端にはシャトル42の上下動により空気供給口33の開
閉を切替えする切替え機構45を備えている。さらに、
ダイヤフラム弁41上面側の空気室S3が連結管46を
介して切替え機構45の上部空気室S4に連結され、ま
た切替え機構45の下部空気室S5内にはバネ48がシ
ャトル42を押し上げる方向に配設されているととも
に、空気室S5は流路S2が連結されている。
5がともに負圧の場合はバネの弾性力にて上方に押し上
げられ、S4側が大気圧でS5側が負圧の場合にはバネ
の弾性力に抗して押し下げられて空気室S21が給気口
33に連通するように構成している。また、ダイヤフラ
ム弁41の上面側空気室S3の上方に設けられ、流路S
6に連通した電磁弁43の流路S7が連結管47を介し
て枝管4側の流路S2に連結されている。
設したセントラルバキューム配管システムは、吸引アダ
プタ7の全てがその掛止台20に掛止されている状態、
即ち、全部が使用されていない状態では、掛止台20に
設けられた全てのスイッチがOFFに作動するので,こ
のOFFの信号により操作盤は全システムを休止状態に
する。このとき、三方切替弁15はダイヤフラム弁41
の表裏面が大気圧となり、フリーな状態となって図2に
示すとおり、流路S2の奥端開口部32aに軽く接した
状態になっている。
本でも取り上げると、その部分の掛止台20側に設けら
れたスイッチがONに作動し、操作盤13の指令により
給気ブロワ3が駆動するとともに図3に示すように電磁
弁43が作動してスプール44が上昇する。これにより
給気口34がスプール44にて閉鎖され、流路S6とS
7及びS2とが連通して空気室S3が負圧になる。
側における流路S1の大気圧との差圧にてダイヤフラム
弁41が上方に引き上げられて流路S1とS2とが連通
する。一方、切替機構45空気室S4及びS5が共に負
圧(両者が等圧)になるのでシャトル42がバネの弾性
力により上昇させられ、流路S21と空気供給口33と
の間が遮断される。これにより流路S1に連結した吸引
アダプタ7が吸引状態となって治療作業の開始が可能に
なる。
ると、掛止台20のスイッチがOFFに作動して図4に
示すように電磁弁43のスプール44が下降し、給気口
34が空気室S3と連通して空気室S3が大気圧になる
ことによりダイヤフラム弁41は流路S2側の負圧によ
り引きつけられて開口部32aを閉鎖する。一方、空気
室S3に連通している切替機構45の空気室S4も大気
圧になるが、空気室S5の方は負圧になっているためシ
ャトル42がバネ48の弾性力に抗して引き下げられ、
流路S21と給気口33とが連通し、バキューム本管1
内に大量の外気が供給される。
20に掛止すると、操作盤13は各掛止台20のスイッ
チが全てOFFになったことを検知して給気ブロワ3を
停止させる。
ーム配管システムの本管1の管径は40mmで、管内の
風速は、吸引アダプタ7からの給気、あるいは給気口1
5aからの給気により、システムの作動中は常時、20
m/sec以上を保つように設定されている。
常に20m/sec以上になっているので、吸引アダプ
タ7から吸引された注水、唾液、切削粉塵等はバキュー
ム本管1内に滞留することがなく、定常的に気液分離器
2に搬送される。また診療終了時にはバキューム本管1
内を清潔にするために、洗浄液供給槽11からの洗浄液
を給気ブロワ3の吸引力にて管内に供給し、バキューム
本管1内全体を洗浄することが可能である。また、これ
らの操作は全て1箇所の操作盤13の指令により行われ
る。
管1の径は、管内の各部の風速を平均的に20m/se
c以上にするために、バキューム本管1の管径を端末に
向かって徐々細くすることが効果的である。
滞留させることなく常時安定して搬送することができる
とともに、開閉弁の1か所が故障しても他の開閉弁の作
動によりシステム全体の操作に支障を及ぼさない。
示す三方切替弁の概略断面図である。本実施の形態で
は、前記実施の形態1の三方切替弁15における切替機
構45が、給気ブロワ3の吸引力による負圧と大気圧と
の差圧によって切り替える機構であったことに替えて、
電磁力により切り替える切替機構50を設けたものであ
り、その他の構成については前記実施の形態1と同一構
成部分について同一符号を付してその説明を省略する。
3の指令に基づきダイヤフラム弁41に作動に連係して
電磁機構51にてシャトル42を上下動させることによ
り、給気口33と流路21との連通または遮断を行うも
のであり、その他の作用は前記実施の形態1と同様であ
るので、その説明を省略する。
して設けたことにより、吸引物をバキューム本管内に滞
留させることなく、常時安定した搬送を行うことができ
る。これによりバキューム本管内に吸引物が滞留しない
ので吸引アダプタの吸引性能が低下しない。また開閉弁
の1か所が故障しても他の開閉弁の作動によりシステム
全体の操作に支障を及ぼさない。従って、診療が中断し
ない。
示す図。
明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 吸引アダプタを接続した複数の枝管を有
するバキューム本管の一方の端末に気液分離器と給気ブ
ロワとを連設し、吸気ブロワの吸引力にて各吸引アダプ
タから吸引された吸引物を気液分離器内に搬送する歯科
用セントラルバキューム配管システムにおいて、各吸引
アダプタからの吸引物をバキューム本管内に滞らせるこ
となく搬送するためにバキューム本管内に所要の空気量
を供給する開閉弁を各枝管に連設したことを特徴とする
歯科用セントラルバキューム配管システム。 - 【請求項2】 前記開閉弁は、開閉弁に連結された吸引
アダプタの使用時に該開閉弁の給気口側を閉鎖すると同
時に吸引アダプタ側を開口して吸引状態にし、吸引アダ
プタの不使用時に該開閉弁の吸引アダプタ側を閉鎖する
と同時に給気口側を開口する三方切替弁であることを特
徴とする請求項1記載の歯科用セントラルバキューム配
管システム。 - 【請求項3】 前記三方切替弁は、該三方切替弁に連結
された吸引アダプタをその掛止台から取り上げまたは掛
止すると同時に電磁操作にて自動的に開閉の切り替え操
作が行われる構成にしたことを特徴とする請求項1記載
の歯科用セントラルバキューム配管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34357295A JP3626266B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 歯科用セントラルバキューム配管システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34357295A JP3626266B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 歯科用セントラルバキューム配管システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182761A true JPH09182761A (ja) | 1997-07-15 |
JP3626266B2 JP3626266B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=18362566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34357295A Expired - Fee Related JP3626266B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 歯科用セントラルバキューム配管システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3626266B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008062104A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Planmeca Oy | Cleansing of suction line of dental care unit |
WO2023116926A1 (zh) * | 2021-12-25 | 2023-06-29 | 提技贸易(上海)有限公司 | 一种管道自动消毒系统及方法 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34357295A patent/JP3626266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008062104A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Planmeca Oy | Cleansing of suction line of dental care unit |
JP2010510013A (ja) * | 2006-11-22 | 2010-04-02 | プランメカ オイ | 歯科治療ユニットの吸引ラインの洗浄 |
EP2086456A4 (en) * | 2006-11-22 | 2015-03-11 | Planmeca Oy | CLEANING A DENTAL CARE UNIT SUCTION PIPE |
WO2023116926A1 (zh) * | 2021-12-25 | 2023-06-29 | 提技贸易(上海)有限公司 | 一种管道自动消毒系统及方法 |
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JP3626266B2 (ja) | 2005-03-02 |
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