JPH1066625A - 給排液機能付き歯ブラシ装置 - Google Patents

給排液機能付き歯ブラシ装置

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JPH1066625A
JPH1066625A JP8241049A JP24104996A JPH1066625A JP H1066625 A JPH1066625 A JP H1066625A JP 8241049 A JP8241049 A JP 8241049A JP 24104996 A JP24104996 A JP 24104996A JP H1066625 A JPH1066625 A JP H1066625A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯磨きを自力で行えない人の歯磨きを行うと
きに用いる給排液機能付き歯ブラシ装置において、その
使い勝手をよくして使用上の便利性を上げる。 【解決手段】 バキュームポンプAを1つ備え、そのポ
ンプAの吸気口10aを排液タンクBに接続する一方、
排気口10bを給液タンクCに接続する。それら給液タ
ンクCおよび排液タンクBをそれぞれ歯ブラシDの給液
口30および排液吸込口31に接続する。そして、歯磨
き時、歯ブラシDを口腔内に入れてから、バキュームポ
ンプAを作動して給液タンクC内の洗浄水を送り出し給
液口30から口腔内へ供給して濯いだりするとともに、
口腔内の排液にブラシ29を当てがい排液を排液吸込口
31から吸引して排液タンクB内に入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯磨きを自力で
行えない人の歯磨きを介護者や保護者等が行うときに用
いる歯ブラシ装置に関する。詳しくは、歯磨き時に、給
液タンク内の洗浄水や薬液などを口腔内に供給するとと
もに、その口腔内の排液を吸引して排液タンク内に入れ
る給排液機能付きの歯ブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の歯ブラシ装置の中に、た
とえば図2に示すように、本体ケース1内に給水タンク
2および排水タンク3を備えるとともに、給水タンク2
の横に給水用ポンプ4を備え、さらに排水タンク3の下
方に排水ポンプ5を備え、給水タンク2にその上側で給
水ホース6の一端を接続し、排水タンク3にその上側で
排水ホース7の一端を接続し、それらホース6・7の他
端を各々歯ブラシ8に接続した構成のものがある。歯ブ
ラシ8には、ブラシを植毛した頭部8aに給排水ホース
6・7と各々連通する、図示しない給水口および排液吸
込口を複数あけてなる。
【0003】そして、たとえば介護者が身障者の歯磨き
を行うとき、歯ブラシ8を持って頭部8aを口腔内に入
れてから、駆動スイッチをオンしてポンプ4・5をそれ
ぞれ駆動する。しかして、給水ポンプ4で給水タンク2
内の水を送り出し、給水ホース6を通して上記給水口か
ら口腔内に供給して濯いだりするとともに、排水用ポン
プ5で口腔内の排液を上記排液吸込口から吸引し、排水
ホース7を通して排水タンク3内に入れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来の歯ブラシ装置では、本体ケース1内に給水用と排
水用にそれぞれポンプ4・5を備えることから、それだ
け装置全体が重くて大型であった。そのため、使用時
に、装置を移動させたり向きを変えたりすることが大変
であり、使い勝手が悪く不便であるという問題があっ
た。
【0005】そこで、この発明の目的は、そのような従
来の問題を解決して使用に便利な給排液機能付き歯ブラ
シ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、たとえば以下の実施の形態に示すように、
バキュームポンプAのようなポンプを作動して給液タン
クC内の液体を送り出して歯ブラシDの給液口30から
口腔内へ供給するとともに、口腔内の排液を前記歯ブラ
シDの排液吸込口31から吸引して排液タンクB内に入
れる給排液機能付き歯ブラシ装置において、前記ポンプ
を1つ備え、そのポンプの吸気口10aを前記排液タン
クBに連通させて口腔内の排液を該ポンプで吸引すると
ともに、そのポンプの排気口10bを前記給液タンクC
に連通させてその給液タンクC内の液体を該ポンプで口
腔内へ供給してなる、ことを特徴とする。
【0007】そして、歯磨き時、ポンプ1つを作動して
給液タンクC内の液体を送り出して給液口30から口腔
内へ供給するとともに、口腔内の排液を排液吸込口31
から吸引して排液タンクB内に入れる。
【0008】請求項2に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、バキュームポンプAのような
ポンプを作動して給液タンクC内の液体を送り出し歯ブ
ラシDの給液口30から口腔内へ供給するとともに、口
腔内の排液を前記歯ブラシDの排液吸込口31から吸引
して排液タンクB内に入れる、給排液機能付き歯ブラシ
装置において、前記給液タンクC内に、前記ポンプで送
り込む空気を入れる容積可変体35を設け、その容積可
変体35を空気の送り込み量に応じて膨張・収縮する部
材で形成してなる、ことを特徴とする。
【0009】そして、歯磨き時、ポンプを作動して空気
を容積可変体35内に送り込み、その空気量に応じて容
積可変体35を膨張させて給液タンクC内から液体を送
り出す。
【0010】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、バキュームポンプAのような
ポンプを作動して給液タンクC内の液体を送り出し給液
管28を通して歯ブラシDの給液口30から口腔内へ供
給するとともに、口腔内の排液を前記歯ブラシDの排液
吸込口31から吸引して排液管25を通して排液タンク
B内に入れる給排液機能付き歯ブラシ装置において、前
記給液管28を通る液体の流量を調整する排気バルブ4
0や流量バルブ41のような流量調整器と、前記給液管
28に設けてそこを通る液体の流量を検知する流量セン
サ42のような流量検知手段と、その流量検知手段の流
量検知結果に基づき前記給液管28を通る液体の流量が
一定の設定量になるように前記流量調整器の開閉を制御
する駆動制御手段45とを備える、ことを特徴とする。
【0011】そして、歯磨き時、給液管28を通る液体
の流量を流量検知手段で検知し、その流量検知手段の流
量検知結果に基づき、駆動制御手段45により流量調整
器の開閉を制御して給液管28を通る液体の流量が一定
の設定量になるように調整する。
【0012】請求項4に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、バキュームポンプAのような
ポンプを作動して給液タンクC内の液体を送り出し給液
管28を通して歯ブラシDの給液口30から口腔内へ供
給するとともに、口腔内の排液を前記歯ブラシDの排液
吸込口31から吸引して排液管25を通して排液タンク
B内に入れる給排液機能付き歯ブラシ装置において、前
記給液管28に設けてそこを通る液体の流量を検知する
流量センサ42のような流量検知手段と、前記給液管2
8を通る液体の流量を手動で調整する排気バルブ40や
流量バルブ41のような流量調整器と、前記給液管28
を通る液体の流量がその流量調整器で手動調整した所望
流量になるように前記流量検知手段による流量検知結果
に応じて前記流量調整器の開閉を制御する駆動制御手段
45とを備える、ことを特徴とする。
【0013】そして、歯磨き時、手動により流量調整器
を開閉して給液管28を通る液体の流量を所望量に調整
する一方、その所望流量を流量検知手段で検知し、その
流量検知手段の流量検知結果に応じて駆動制御手段45
で流量調整器の開閉を制御し、給液管28を通る液体の
流量が手動調整した所望流量になるように調整する。
【0014】請求項5に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、請求項3又は4に記載の給排
液機能付き歯ブラシ装置において、前記ポンプで吸い込
む空気の圧力を検知する圧力センサ55を前記ポンプの
吸引側に備えるとともに、その圧力センサ55で検知し
た圧力値が一定範囲以外となったとき、前記給液管28
に設ける流量バルブ41のような前記流量調整器を閉じ
る駆動制御手段45を備えてなる、ことを特徴とする。
【0015】そして、歯磨き時、ポンプで吸い込む空気
の圧力を圧力センサ55で検知し、その圧力センサ55
で検知した圧力値が一定範囲以外となったとき、給液管
28に設ける流量調整器を駆動制御手段45により閉じ
る。
【0016】請求項6に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、請求項3又は4に記載の給排
液機能付き歯ブラシ装置において、前記ポンプで吸い込
む空気の圧力を検知する圧力センサ55を前記ポンプの
吸引側に備えるとともに、その圧力センサ55で検知し
た圧力値が一定範囲以外となったとき前記ポンプの駆動
を停止する駆動制御手段45を備えてなる、ことを特徴
とする。
【0017】そして、歯磨き時、ポンプで吸引する空気
の圧力を圧力センサ55で検知し、その圧力センサ55
で検知した圧力値が一定範囲以外となったとき、駆動制
御手段45によりポンプの駆動を停止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、請求項1〜
6に記載した発明の給排液機能付き歯ブラシ装置で、そ
のシステムを概念的に示すシステム構成図である。
【0019】この歯ブラシ装置は、符号Dで示す歯ブラ
シを備えるとともに、バキュームポンプAと排液タンク
Bおよび給液タンクCをそれぞれ1つ備える。
【0020】バキュームポンプAは、ポンプケース10
の頂壁に吸気口10aおよび排気口10bを設ける。ま
た、ポンプケース10内を仕切壁10cで仕切ってその
下側にモータ室12を形成し、そこにモータ13を収納
する。仕切壁10cには、吸気口10aおよび排気口1
0bとそれぞれ通ずる連通穴10d・10eを設け、下
壁面の連通穴10d位置に吸入弁14を開閉自在に設
け、上壁面の連通穴10e位置に排出弁15を開閉自在
に設ける。また、モータ室12をさらにダイヤフラム1
6で仕切ってその上側にポンプ室17を形成する。ダイ
ヤフラム16は、その中央部を挟んで膜板18・18を
取り付け、モータ室12内で図中上下に往復動自在に支
持する。そして、下側の膜板18にコネクティングロッ
ド19の上端を連結し、その下端をモータ13に設ける
偏心カム13aに連結してなる。
【0021】しかして、バキュームポンプAは、吸気口
10aに、一端を排液タンクBに接続した吸気管21の
他端を接続し、排気口10bに、一端を給液タンクCに
接続した排気管22の他端を接続する。
【0022】排液タンク20は、その口部に着脱自在に
蓋24を取り付け、その蓋24を貫通して設ける一側接
続管24aに吸気管21の一端を接続する。また、他側
接続管24bに、一端を歯ブラシDに接続した排液管2
5の他端を接続する。
【0023】給液タンクC内には、口腔内に供給する洗
浄用の液体として水を貯溜してある。薬液等を入れても
よい。そして、給液タンクCは、タンク口部に着脱自在
に蓋26を取り付け、その蓋26を貫通して設ける接続
管26aに、排気管22の一端を接続する。一方、底部
の連結穴に蓋27を着脱自在に取り付け、その蓋27を
貫通して設ける接続管27aに、一端を歯ブラシDに接
続した給液管28の他端を接続してなる。
【0024】歯ブラシDは、柄34のブラシ29を植毛
した頭部34aに、ブラシ植毛位置を避けて複数の給液
口30および排液吸込口31を設ける。一方、柄34の
ブラシ29と反対側に、給液管部34bおよび排液管部
34cを設け、それら管部34b・34cをそれぞれ個
別の流路を介して給液口30および排液吸込口31と連
通させてなる。そして、給液管部34bに給液管28を
接続し、排液管部34cに排液管25を接続してなる。
【0025】ところで、請求項2に記載の発明では、上
述した歯ブラシ装置において、給液タンクC内に容積可
変体35を設ける構成とする。容積可変体35は、内部
に空気が入り込んだときその空気量に応じて膨張・収縮
する部材で、たとえば図1に示すように蛇腹状に形成し
てなる。たとえばゴム風船のようなものなどを用いても
よい。そして、容積可変体35を、その上向きの口部3
5aを前記接続管26aに気密的に取り付けて給液タン
クC内に配置する。
【0026】また、請求項3に記載の発明では、上述し
た歯ブラシ装置において、口腔内へ供給する洗浄水の流
量を調整できるように、給液管28を通る洗浄水の流量
を調整する流量調整器と、その流量を検知する流量検知
手段を備える構成とする。
【0027】たとえば図1に示すように、流量調整器と
して、排気管22と通ずる空気出口(図示省略)に設け
る排気バルブ40と、給液管28に設ける流量バルブ4
1とを備える。流量検知手段として、給液管28の流量
バルブ41より下流位置に設ける流量センサ42を備え
る。そして、これら排気バルブ40・流量バルブ41・
流量センサ42を、それらの駆動制御手段45に図中点
線で示す信号線で接続する。駆動制御手段45は、流量
センサ42の流量検知結果に基づき給液管28を通る洗
浄水の流量が一定の設定量になるように排気バルブ40
と流量バルブ41の開閉を制御する。
【0028】そして、上述した歯ブラシ装置を用い、た
とえば介護者が身障者の歯磨きを行うときは、電源スイ
ッチ(図示省略)をオンして排気バルブ40および流量
バルブ41を開状態にする。そして、歯ブラシDを持っ
てその頭部34aを身障者の口腔内に入れてから、バキ
ュームポンプAの駆動スイッチ(図示省略)をオンして
モータ13を駆動する。しかして、ダイヤフラム16を
往復動して吸引・排出を繰り返すことにより、吸入弁1
4を開いて吸気口10aからポンプ室17に空気を吸い
込む一方、排出弁15を開いてポンプ室17から排気口
10bを通して吐出する。
【0029】しかして、排気口10bから吐出する空気
を、排気管22を通して容積可変体35内に送り込み、
その容積可変体35を膨張させて給液タンクC内の洗浄
水を押圧し、その給液タンクC内から給液管28へ押し
出し、その給液管28を通して歯ブラシDの給液口30
から口腔内に供給する。そして、洗浄水で口腔内を濯い
だりする。
【0030】一方、口腔内に溜った排液を排出したいと
きは、ブラシ29を排液のある個所に適宜当てがうと、
バキュームポンプAの吸引作用により、排液吸込口31
から排液を吸い込み、排液管25を通して排液タンクB
内に入れる。
【0031】ところで、この歯磨き時、給液管28を通
る洗浄水の流量は流量センサ42で検知するが、流量セ
ンサ42で検知した現在の流量が、駆動制御手段45で
予め設定した流量と一致しないときは、駆動制御手段4
5により流量バルブ41を適宜開閉して現在流量が上記
設定量になるように調整する。
【0032】また、この流量調整時、流量バルブ41を
最大に開いても設定量に未だ達しないときは、駆動制御
手段45により排気バルブ40を閉成して上記空気出口
から外部へ排出する排気量を絞り、容積可変体35内へ
送り込みむ空気量を増大させる。これにより、給液管2
8を通る洗浄水の流量自体を増量して上記設定量に達す
るように調整する。
【0033】ところで、上述した請求項3に記載の発明
では、給液管28を通る洗浄水の流量が設定量になるよ
うに駆動制御手段45で自動的に調整した。しかし、次
の請求項4に記載の発明では、流量調整器の排気バルブ
40または流量バルブ41を手動で開閉して給液管28
を通る洗浄水の流量を任意に所望量に調整できるように
する。
【0034】たとえば図1に示すように、排気バルブ4
0を開閉する手動調節ノブ49と、流量バルブ41を開
閉する手動調節ノブ50を、ともに外部操作可能に設け
る。
【0035】そして、上述した歯磨き時に、介護者が身
障者の口腔内に供給する洗浄水の流量を調整したいと
き、たとえば切替スイッチを押して駆動制御手段45を
手動モードに切り替える。そして、口腔内を見ながら、
手動調節ノブ50を操作して流量バルブ41を開閉し、
給液管28を通る洗浄水の流量を所望量に調整する。そ
して、たとえば手動調整完了スイッチをオンして後、流
量センサ42で検知した所望流量を駆動制御手段45で
記憶する。その後、流量センサ42による流量検知結果
に応じ駆動制御手段45で流量バルブ41を適宜開閉し
て上記所望量ず保たれるように調整する。
【0036】また、流量バルブ41の開閉による調整で
は所望流量に達しない場合は、手動調節ノブ49を操作
して排気バルブ40を開閉し、給液管28へ送り出す洗
浄水の流量自体を増量して設定量に達するように調整す
る。
【0037】ところで、請求項5に記載の発明では、た
とえば上述した歯ブラシ装置において、上記バキューム
ポンプAで吸い込む空気の圧力を検知する圧力センサを
備える構成とする。
【0038】たとえば図1に示すように、吸気管21に
その内圧を検知する圧力センサ55を設ける。そして、
圧力センサ55を、図中点線で示すように信号線で上記
駆動制御手段45に接続し、圧力センサ55で検知した
圧力値が一定範囲以外となったとき、駆動制御手段45
で流量バルブ41を閉じるようにする。なお、駆動制御
手段45には、この圧力センサ55からの電気信号の方
を、上述した流量調整時に流量センサ42からの電気信
号に優先して入力される回路構成とする。
【0039】上述した歯磨き時、使用状態によっては、
たとえば排液管25を完全に塞がない程度に異物が詰ま
って負圧が上がり過ぎたり、排液管25に穴が開いて負
圧が下がり過ぎたりすることがある。そのとき、口腔内
へは洗浄水が少ないながら供給される一方、口腔内の排
液の吸い上げが不足するため、口腔内が排液で溢れそう
になる。そこで、この実施の形態では、圧力センサ55
で検知した圧力値が一定範囲以外となったときは、駆動
制御手段45により流量バルブ41を閉じて口腔内への
洗浄水の供給を停止し、これ以上、口腔内に排液が溜ら
ないようにする。そのうちに異物が排液管25内から取
れて正常に戻ると、口腔内の排液を吸い上げて排液タン
クB内へ入れる。
【0040】次に、請求項6に記載の発明では、圧力セ
ンサ55で検知した圧力値が一定範囲以外となったと
き、バキュームポンプAの駆動を停止する構成にする。
【0041】請求項6の場合は、負圧が異常に上がった
り下がったりする場合に対応し、そのため、バキューム
ポンプAを駆動停止する圧力値範囲の幅を、請求項5の
場合より大きく設定する。
【0042】上述した歯磨き時、たとえば排液管25が
異物で完全に詰まってしまうことがある。この場合、そ
のままバキュームポンプAの駆動を続けると、排液管2
5がどんどん負圧になって破損したり、バキュームポン
プA自体も故障するおそれがある。また、歯磨き時、排
液管25が外れてしまう場合もある。そのとき口腔内へ
は洗浄水が少ないながら供給される一方、排液を口腔内
から吸い上げないため、口腔内が排液で溢れそうにな
る。そこで、請求項6の場合は、圧力センサ55で検知
した圧力値が一定範囲以外となったときは、バキューム
ポンプAの駆動を止め、洗浄水の供給と排液の吸い上げ
を停止する。そして、口腔内から排液が溢れ出るトラブ
ル発生を防止し、また、排液管25の破損やバキューム
ポンプAの故障の発生を防止する。
【0043】なお、以上の発明では、上述した歯ブラシ
装置の歯ブラシDを、電動歯ブラシの本体に取り付けて
使用することもできる。その場合、たとえばバキームポ
ンプA等をケースに収納する構成としたとき、電動歯ブ
ラシに備える充電装置を、そのケースに一体化させる構
成にするとよい。
【0044】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、ポンプは1つだけであり、そのポンプで給液タン
ク内の液体を口腔内へ供給するとともに、口腔内の排液
を吸引して排液タンク内に入れるようにするから、装置
全体が小型かつ軽量になり、使用時に装置を移動させた
り向きを変えたりすることが簡単になり、その結果、使
い勝手がよく使用に便利となる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、ポンプで
容積可変体内に空気を送り込んで給液タンク内の液体を
送り出すようにするから、給液時に汚れた空気が給液タ
ンク内の液体に触れることがなく、そのため、別に空気
濾過器を備えて空気を濾過する構造にする必要がなく、
それだけ装置全体が小型かつ軽量になり、使用時に装置
を移動させたり向きを変えたりすることが簡単になり、
その結果、使い勝手がよく使用に便利となる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、口腔内へ
送る液体の流量が一定の設定量になるように自動的に流
量調整器により調整するから、使用状態などによって変
動しやすく、また、使用者の好みによって異なる流量
を、望ましい流量に常に保つことができ、その意味で、
使い勝手がよく使用に便利である。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、口腔内へ
送る液体の流量を手動で調整して所望量になるようにす
るから、歯磨き時に必要に応じて簡単に任意の流量に変
えることができ、その意味で、使い勝手がよく使用に便
利である。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、歯磨き
時、たとえば排液管を完全に塞がない程度に異物が詰ま
ったり排液管に穴が開いたりしたため、圧力センサで検
知した圧力値が一定範囲以外となったときは、流量調整
器を閉じて液体の供給を停止することにより、口腔内か
ら排液が溢れ出てしまうなどの不具合の発生を防止して
安全性を確保することもできる。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、歯磨き
時、たとえば排液管が異物で完全に詰まったり排液管が
外れたりしたため、圧力センサで検知した圧力値が一定
範囲以外となったときは、ポンプの駆動を停止すること
により、口腔内から排液が溢れ出るなどのトラブル発生
を防止し、また、排液管が破損したりバキュームポンプ
が故障したりすることを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6に記載した発明の実施の形態を示
し、その給排液機能付き歯ブラシ装置のシステムを概念
的に示すシステム構成図である。
【図2】従来の給排液機能付き歯ブラシ装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10a 吸気口 10b 排気口 25 排液管 28 給液管 30 給液口 31 排液吸込口 35 容積可変体 40 排気バルブ(流量調整器) 41 流量バルブ(流量調整器) 42 流量センサ(流量検知手段) 45 駆動制御手段 55 圧力センサ A バキュームポンプ B 排液タンク C 給液タンク D 歯ブラシ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプを作動して給液タンク内の液体を
    送り出して歯ブラシの給液口から口腔内へ供給するとと
    もに、口腔内の排液を前記歯ブラシの排液吸込口から吸
    引して排液タンク内に入れる給排液機能付き歯ブラシ装
    置において、 前記ポンプを1つ備え、そのポンプの吸気口を前記排液
    タンクに連通させて口腔内の排液を該ポンプで吸引する
    とともに、そのポンプの排気口を前記給液タンクに連通
    させてその給液タンク内の液体を該ポンプで口腔内へ供
    給してなる、給排液機能付き歯ブラシ装置。
  2. 【請求項2】 ポンプを作動して給液タンク内の液体を
    送り出し歯ブラシの給液口から口腔内へ供給するととも
    に、口腔内の排液を前記歯ブラシの排液吸込口から吸引
    して排液タンク内に入れる、給排液機能付き歯ブラシ装
    置において、 前記給液タンク内に、前記ポンプで送り込む空気を入れ
    る容積可変体を設け、その容積可変体を空気の送り込み
    量に応じて膨張・収縮する部材で形成してなる、給排液
    機能付き歯ブラシ装置。
  3. 【請求項3】 ポンプを作動して給液タンク内の液体を
    送り出し給液管を通して歯ブラシの給液口から口腔内へ
    供給するとともに、口腔内の排液を前記歯ブラシの排液
    吸込口から吸引して排液管を通して排液タンク内に入れ
    る給排液機能付き歯ブラシ装置において、 前記給液管を通る液体の流量を調整する流量調整器と、
    前記給液管に設けてそこを通る液体の流量を検知する流
    量検知手段と、その流量検知手段の流量検知結果に基づ
    き前記給液管を通る液体の流量が一定の設定量になるよ
    うに前記流量調整器の開閉を制御する駆動制御手段とを
    備える、給排液機能付き歯ブラシ装置。
  4. 【請求項4】 ポンプを作動して給液タンク内の液体を
    送り出し給液管を通して歯ブラシの給液口から口腔内へ
    供給するとともに、口腔内の排液を前記歯ブラシの排液
    吸込口から吸引して排液管を通して排液タンク内に入れ
    る給排液機能付き歯ブラシ装置において、 前記給液管に設けてそこを通る液体の流量を検知する流
    量検知手段と、前記給液管を通る液体の流量を手動で調
    整する流量調整器と、前記給液管を通る液体の流量がそ
    の流量調整器で手動調整した所望流量になるように前記
    流量検知手段による流量検知結果に応じて前記流量調整
    器の開閉を制御する駆動制御手段とを備える、給排液機
    能付き歯ブラシ装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプで吸い込む空気の圧力を検知
    する圧力センサを前記ポンプの吸引側に備えるととも
    に、その圧力センサで検知した圧力値が一定範囲以外と
    なったとき、前記給液管に設ける前記流量調整器を閉じ
    る駆動制御手段を備えてなる、請求項3又は4に記載の
    給排液機能付き歯ブラシ装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンプで吸い込む空気の圧力を検知
    する圧力センサを前記ポンプの吸引側に備えるととも
    に、その圧力センサで検知した圧力値が一定範囲以外と
    なったとき前記ポンプの駆動を停止する駆動制御手段を
    備えてなる、請求項3又は4に記載の給排液機能付き歯
    ブラシ装置。
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