JPH09182620A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外筒体と内筒体との相対回転力を単に軽減す
る構造であると、外筒体と内筒体とを相対回転した際に
ガタつきが発生すると共に、棒状化粧料の突出位置の安
定性が悪く、化粧料容器としての商品価値が低下する。 【解決手段】 外筒体１２の上端部内周に拡径部１２ａ
を形成する一方、この外筒体１２の上方に内筒体１４を
囲繞する環状の頸部体３２を設け、頸部体３２の嵌合部
３２ａを外筒体１２の拡径部１２ａに嵌着する。内筒体
１４の外周に所定の押圧力で圧接する摺動凸部３４ｃを
形成した抵抗リング３４を、外筒体１２の拡径部１２ａ
内に嵌合した状態で、頸部体３２の嵌合部３２ａの下面
と外筒体１２の拡径部１２ａの底面との間に挟持して取
り付ける。摺動凸部３４ｃを、対向部位に形成した一対
の切欠部３４ｄによって２つの半円状に分断する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、外筒体と内筒体と
の相対回転により、内筒体に収納した棒状化粧料を出没
するようにした棒状化粧料容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の棒状化粧料容器は、例えば口紅
容器として用いられ、外筒体と内筒体とを相対回転する
ことにより口紅等の棒状化粧料を容器から突出させて、
簡単に化粧料を使用できるようになっている。このよう
な棒状化粧料容器は、揮発性化粧料の乾燥固化を防止
し、かつ、埃等の異物侵入を防止するために、化粧料の
出没部分にキャップを設けて、このキャップと前記外筒
体との間の気密をしっかりと保持するようになっている
（実公平５−３４５７９号公報参照）。

【０００３】ところで、前記棒状化粧料は筒状化粧料皿
に取付けられ、この筒状化粧料皿は、容器の下端部に構
成した螺旋溝による繰上げ機構によって、前記内筒体の
内側を軸方向に相対移動可能に設けられている。そし
て、この内筒体と前記外筒体とを相対回転することによ
り、前記繰上げ機構によって筒状化粧料皿を繰上げまた
は繰下げし、もって、棒状化粧料を内筒体の上端から出
没させるようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の棒状化粧料容器にあっては、棒状化粧料の出没操
作を軽く行うためには、繰上げ機構の作動部分、つま
り、螺旋溝とこれに係合する部分とか、互いに相対回転
する外筒体と内筒体との隙間間隔を適宜に調整すること
が考えられる。このように棒状化粧料の出没操作力を単
に軽減する構造とすると、外筒体と内筒体とを相対回転
した際にガタつきが発生すると共に、棒状化粧料の突出
位置の安定性が悪く、化粧料容器としての商品価値が低
下してしまうという課題があった。

【０００５】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、簡単な構造にして操作部分のガタつきをなくして、
商品価値を大いに高めるようにした棒状化粧料容器を提
供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、内周に螺旋溝を形成した外筒体と、この
外筒体の内側に相対回転可能に設けられると共に、前記
螺旋溝の形成部分に亘って縦スリットを形成した内筒体
と、この内筒体の内側に軸方向の相対移動可能に設けら
れると共に、前記縦スリットを貫通して前記螺旋溝に係
合する案内突起を突設した筒状化粧料皿とを備え、外筒
体と内筒体とを相対回転することにより、前記案内突起
が螺旋溝内を移動して筒状化粧料皿をスライド移動さ
せ、もって、前記筒状化粧料皿に取付けた棒状化粧料を
内筒体の上端から出没させる棒状化粧料容器において、
前記外筒体の上端部に前記内筒体を囲繞する環状の頸部
体を設けると共に、これら外筒体と頸部体との取付部分
内周に、周方向に適宜間隔をもって内筒体の外周に圧接
する摺動凸部を形成した環状の抵抗リングを配置し、こ
の抵抗リングを外筒体と頸部体とで挟持することにより
構成する。

【０００７】以上の構成により本発明の棒状化粧料容器
にあっては、外筒体と、この外筒体の上端部に設けた頸
部体との取付部分内周に、周方向に適宜間隔をもって内
筒体の外周に圧接する摺動凸部を形成した環状の抵抗リ
ングを配置したので、外筒体と内筒体とを相対回転する
際に、抵抗リングの摺動凸部の圧接によって内筒体に回
転抵抗を付加することができる。従って、外筒体と内筒
体とを前記圧接による若干の抵抗をもって滑らかに相対
回転することができ、このときの回転抵抗により、筒状
化粧料皿の案内突起が螺旋溝内を移動するときのガタつ
き、および外筒体と内筒体とのガタつきをなくすことが
できる。このため、棒状化粧料を内筒体の先端から出没
する際に、心地良い操作力を与えることができ、棒状化
粧料容器としての商品価値を高めることができる。

【０００８】また、前記抵抗リングは外筒体と頸部体と
で挟持して取付けられるので、この抵抗リングの組付け
を簡単化することができる。更に、抵抗リングの摺動凸
部は周方向に適宜間隔をもって形成されるので、筒状化
粧料皿がスライド移動される際に、前記摺動凸部の間か
ら自由に空気が流通する。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図１から図４は本発明の棒
状化粧料容器の一実施例を示し、図１は一部破断正面
図、図２はキャップを取り外して棒状化粧料を突出した
状態の斜視図、図４は抵抗リングの斜視図、図３はキャ
ップの一部破断斜視図である。

【００１０】即ち、本実施例の棒状化粧料容器１０は図
１，図２に示すように、外筒体１２の内側に内筒体１４
が嵌合されると共に、この内筒体１４の内側に筒状化粧
料皿１６が嵌合され、この筒状化粧料皿１６に棒状化粧
料１８が充填され、かつ、内筒体１４の上部を覆って外
筒体１２の上端部にキャップ２０が着脱可能に装着され
ることにより概略構成される。

【００１１】前記外筒体１２は上下に開放された円筒状
に形成され、その内周には軸方向の所定長さに亘って螺
旋溝２２が形成される。そして、外筒体１２の開放され
た下端部には、中央部が開口されたリング状の底板２４
が嵌着される。

【００１２】前記内筒体１４は上下に開放された円筒状
に形成されて、前記外筒体１２より長く形成され、この
外筒体１２の内側に相対回転可能に略密接して嵌合され
る。そして、この嵌合状態で内筒体１４の上端部が外筒
体１２の上端から所定長さだけ突出される。また、内筒
体１４が外筒体１２に嵌合される部分には、前記螺旋溝
２２が形成された部分に縦スリット２６が形成される。

【００１３】前記筒状化粧料皿１６は上下に開放された
円筒状に形成されて、前記内筒体１４の内側に軸方向の
相対移動可能に嵌合される。そして、筒状化粧料皿１６
の下端部外側からは、前記縦スリット２６を貫通して前
記螺旋溝２２に係合する案内突起２８が一体に突設され
る。また、前記筒状化粧料皿１６の内側には係止突起３
１が突設され、この係止突起３１によって筒状化粧料皿
１６内に充填された前記棒状化粧料１８が抜脱されるの
を防止するようになっている。

【００１４】尚、前記棒状化粧料１８は、前記外筒体１
２、前記内筒体１４および前記筒状化粧料皿１６を逆さ
にして底板２４を上方に位置させ、かつ、内筒体１４の
下方に位置されることとなる先端の開放口（図１中上端
部）を閉止した状態で、溶融状態の化粧料を前記底板２
４の中央開口から筒状化粧料皿１６および内筒体１４内
にわたって注入することで形成されるようになってい
る。また、前記底板２４の中央開口は、前記溶融状態の
化粧料を注入した後にシール紙３０を貼って気密に閉止
される。

【００１５】ここで、本実施例では前記外筒体１２の上
端部内周に拡径部１２ａを所定深さで形成し、この拡径
部１２ａに前記内筒体１４の外周を囲繞する環状の頸部
体３２を嵌着すると共に、これら外筒体１２と頸部体３
２との嵌合部分内周に抵抗リング３４を取付けてある。

【００１６】前記頸部体３２は、前記拡径部１２ａへの
嵌合部３２ａと、外筒体１２と同径に形成され、この外
筒体１２の上端に当接される鍔部３２ｂと、内筒体１４
の囲繞部３２ｃとを備えて構成される。前記嵌合部３２
ａの内周は拡径されて、前記抵抗リング３４の収納部３
２ｄとなっている。また、前記囲繞部３２ｃの中央部外
周には、キャップ２０を係止するための凸設部３６が周
方向に連続して環状に形成されている。

【００１７】前記抵抗リング３４は軟質合成樹脂とかゴ
ム等の軟質材で形成され、図３に示すように前記拡径部
１２ａと同径の鍔部３４ａと、この鍔部３４ａの内周部
分から立上がり、内径が内筒体１４の外径より若干大径
に形成される筒部３４ｂと、この筒部３４ｂの上端部内
周に突設され、内筒体１４の外周に所定の押圧力で圧接
する摺動凸部３４ｃとを備えて構成される。前記筒部３
４ｂの対向部位には一対の切欠部３４ｄが形成され、こ
の切欠部３４ｄによって前記摺動凸部３４ｃは２つの半
円状に分断される。そして、前記抵抗リング３４は前記
外筒体１２の拡径部１２ａ内に嵌合された状態で、鍔部
３４ａが頸部体３２の嵌合部３２ａの下面と拡径部１２
ａの底面との間に挟持された状態で取付けられる。

【００１８】一方、前記キャップ２０は上端が閉止され
た円筒状の本体筒３８と、この本体筒３８の内側に挿入
され、この本体筒３８と同様に上端が閉止された円筒状
に形成される内挿筒４０とで構成される。

【００１９】前記内挿筒４０は合成樹脂等の可撓部材で
形成され、閉止された上端面が本体筒３８の閉止端下面
に接着される。前記内挿筒４０の上端部には、内筒体１
４の上端部外周に密接嵌合される第１シール部４０ａが
形成されるとともに、下端部には前記頸部体３２の囲繞
部３２ｃの上端部外周に密接嵌合される第２シール部４
０ｂが形成される。また当該内挿筒４０には、前記第
１，第２シール部４０ａ，４０ｂの間に配置され、本体
筒３８の内側に密接する第１支持部４０ｃと、第２シー
ル部４０ｂの下側に配置され、本体筒３８の内側に密接
する第２支持部４０ｄと、この第２支持部４０ｄの下側
に配置され、前記囲繞部３２ｃに設けた凸設部３６に係
止される係止部４０ｅとが形成される。係止部４０ｅは
周方向に適宜間隔をもって間欠的に形成され、この係止
部４０ｅの下端部は本体筒３８の内側に当接して、弾発
力が付加されるようになっている。

【００２０】以上の構成により本実施例の棒状化粧料容
器１０にあっては、図１に示すように棒状化粧料１８を
収納してキャップ２０を装着した状態では、頸部体３２
の凸設部３６と内挿筒４０の係止部４０ｅとが互いに係
合されており、かつ、内挿筒４０の第１，第２シール部
４０ａ，４０ｂが内筒体１４と頸部体３２の外側に２重
に密接して容器１０内を密閉し、棒状化粧料１８の固化
および埃等の侵入を防止する。

【００２１】一方、前記棒状化粧料１８の使用時には、
前記キャップ２０を取外して外筒体１２と内筒体１４と
を相対回転、例えば外筒体１２の右回転により、縦スリ
ット２６を貫通する筒状化粧料皿１６の案内突起２８は
螺旋溝２２に沿って移動する。すると、図２に示したよ
うに筒状化粧料皿１６は上方に繰上げられ、棒状化粧料
１８を内筒体１４の上端から突出させる。

【００２２】また、棒状化粧料１８の使用終了後は、外
筒体１２と内筒体１４とを反対方向に相対回転、例えば
外筒体１２の左回転により、案内突起２８が螺旋溝２２
に沿って逆方向に移動して筒状化粧料皿１６を繰下げ、
棒状化粧料１８を内筒体１４内に収納することができ
る。

【００２３】ところで、本実施例にあっては外筒体１２
と頸部体３２との嵌合部分内周に、内筒体１４の外周に
圧接する摺動凸部３４ｃを形成した抵抗リング３４を取
付けたので、外筒体１２と内筒体１４とを相対回転する
際に、前記摺動凸部３４ｃの圧接によって内筒体１４に
回転抵抗を付加することができる。従って、外筒体１２
と内筒体１４とを、前記摺動凸部３４ｃの圧接による若
干の抵抗をもって滑らかに相対回転することができ、こ
のときの回転抵抗により筒状化粧料皿１６の案内突起２
８が螺旋溝２２内を移動するときのガタつき、および外
筒体１２と内筒体１４とのガタつきをなくすことができ
る。このため、棒状化粧料１８を内筒体１４の先端から
出没する際に、心地良い操作力を得ることができ、棒状
化粧料容器１０としての商品価値を著しく高めることが
できる。

【００２４】また、前記抵抗リング３４は、外筒体１２
の拡径部１２ａの底面と頸部体３２の嵌合部３２ａとの
間に挟持して取付けられるので、この抵抗リング３４の
組付けは、前記拡径部１２ａに抵抗リング３４を挿入し
て頸部体３２を上方から差し込むだけで良い。従って、
前記抵抗リング３４の組付けを簡単化することができ、
組付け作業の能率化を図ることができる。

【００２５】更に、抵抗リング３４の摺動凸部３４ｃは
切欠部３４ｄによって対向部分で分断されて、周方向に
適宜間隔をもって形成されるので、筒状化粧料皿１６が
繰上げ、繰下げされる際に、前記切欠部３４ｄから自由
に空気が流通され、この筒状化粧料皿１６の移動を円滑
に行うことができる。

【００２６】図５は他の実施例を示し、前記実施例と同
一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して
述べる。尚、図５はキャップを取り外して棒状化粧料を
突出した状態の斜視図である。

【００２７】即ち、この実施例では外筒体１２の外側
を、角部をアールにした正方形状に形成すると共に、頸
部体３２の囲繞部３２ｃの下端部外側を外筒体１２と同
様に正方形状に形成し、この正方形状となった囲繞部３
２ｃの外側４面にそれぞれ凸設部３６を間欠的に形成し
てある。尚、この実施例では図外のキャップの外側も、
前記外筒体１２の外側形状に沿って正方形状に形成さ
れ、かつ、このキャップの下端部内側は前記頸部体３２
の外側形状に沿って形成される。また、キャップの内側
に配置したシール用の内挿筒に形成される、前記凸設部
３６に係止される係止部は、この凸設部３６に対応して
間欠的に、若しくは連続的に形成することができる。

【００２８】図６，図７は他の実施例を示し、前記各実
施例と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を
省略して述べる。尚、図６は一部破断正面図、図７は抵
抗リングの斜視図である。

【００２９】即ち、この実施例では外筒体１２の上端部
外周に縮径部１２ｂを形成すると共に、頸部体３２の鍔
部３２ｂの外周部下側に前記縮径部１２ｂへの嵌合部３
２ａを形成し、かつ、囲繞部３２ｃに下端部の大径部３
２ｅと上端部の小径部３２ｆとを設け、大径部３２ｅに
凸設部３６を形成してある。また、前記大径部３２ｅの
内周部には環状の拡径部３２ｇを設け、この拡径部３２
ｇに抵抗リング３４を配置するようになっている。そし
て、前記抵抗リング３４は、外筒体１２の上端と前記拡
径部３２ｇの上面との間に挟持して取付けられる。

【００３０】前記抵抗リング３４は図７に示すように、
軟質材によって上・下端部に小鍔部３４ｅ，３４ｆを形
成した筒状に形成され、その内周には周方向に等間隔を
もって内筒体１４の外周に圧接される複数の摺動凸部３
４ｃが形成される。

【００３１】従って、この実施例にあっても前記抵抗リ
ング３４の摺動凸部３４ｃにより付加される回転抵抗に
より、外筒体１２と内筒体１４とを相対回転して棒状化
粧料１８を出没する際に、心地良い操作力を得ることが
できる。また、抵抗リング３４は外筒体１２と頸部体３
２との間に挟持されるため、その組付け性が上記実施例
と同様に良好であると共に、筒状化粧料皿１６を繰上
げ、繰下げする際に、前記摺動凸部３４ｃの間から空気
を自由に逃がすことができる。

【００３２】尚、この実施例にあってはキャップ２０の
内挿筒４０には、第１シール部４０ａおよび第２シール
部４０ｂ、そして、第１支持部４０ｃを形成する一方、
本体筒３８の下端部内周に、前記頸部体３２に形成した
凸設部３６に係止される突起４２を形成してある。従っ
て、前記内挿筒４０は前記第２シール部４０ｂで終端と
なっている。

【００３３】ところで、この実施例にあっては前記内挿
筒４０が第２シール部４０ｂで終端となる場合を開示し
たが、図８の一部破断正面図に示すように、終端となる
部分を外径方向に折曲して、この折曲部４０ｆの先端を
本体筒３８の内側に当接することにより、前記第２シー
ル部４０ｂの圧接力を高めて、そのシール効果を向上す
ることができる。尚、図８に示す実施例では前記内挿筒
４０の折曲部４０ｂ以外は前記図６に示す実施例と同様
の構成となっている。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように本発明の棒状化粧料
容器にあっては、外筒体と、この外筒体の上端部に設け
た頸部体との取付部分内周に、周方向に適宜間隔をもっ
て内筒体の外周に圧接する摺動凸部を形成した環状の抵
抗リングを配置したので、外筒体と内筒体とを相対回転
して棒状化粧料を出没する際に、抵抗リングの摺動凸部
の圧接によって内筒体に回転抵抗を付加することができ
る。従って、このときの回転抵抗の付加により、筒状化
粧料皿の案内突起が外筒体の螺旋溝内を移動するときの
ガタつき、および外筒体と内筒体とのガタつきをなくす
ことができ、棒状化粧料を内筒体の先端から出没する際
に、心地良い操作力を与えることができ、棒状化粧料容
器としての商品価値を著しく高めることができる。

【００３５】また、前記抵抗リングは外筒体と頸部体と
で挟持して取付ける構成としているので、この抵抗リン
グの組付け性を大幅に向上することができると共に、抵
抗リングの摺動凸部を周方向に適宜間隔をもって形成し
たので、筒状化粧料皿がスライド移動される際に、前記
摺動凸部の間から自由に空気を流通させることができ、
筒状化粧料皿のスライド移動を円滑に行うことができる
という各種優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の棒状化粧料容器の一実施例を示す一部
破断正面図である。

【図２】本発明の一実施例を示すキャップを取り外して
棒状化粧料を突出した状態の斜視図である。

【図３】本発明の一実施例を示す抵抗リングの斜視図で
ある。

【図４】本発明の一実施例を示すキャップの一部破断斜
視図である。

【図５】本発明の他の実施例を示すキャップを取り外し
て棒状化粧料を突出した状態の斜視図である。

【図６】本発明の他の実施例を示す一部破断正面図であ
る。

【図７】本発明の他の実施例を示す抵抗リングの斜視図
である。

【図８】本発明の他の実施例を示す一部破断正面図であ
る。

【符号の説明】

１０ 棒状化粧料容器 １２ 外筒体 １４ 内筒体 １６ 筒状化粧
料皿 １８ 棒状化粧料 ２０ キャップ ２２ 螺旋溝 ２６ 縦スリッ
ト ２８ 案内突起 ３２ 頸部体 ３４ 抵抗リング ３４ｃ 摺動凸
部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内周に螺旋溝を形成した外筒体と、この
   外筒体の内側に相対回転可能に設けられると共に、前記
   螺旋溝の形成部分に亘って縦スリットを形成した内筒体
   と、この内筒体の内側に軸方向の相対移動可能に設けら
   れると共に、前記縦スリットを貫通して前記螺旋溝に係
   合する案内突起を突設した筒状化粧料皿とを備え、外筒
   体と内筒体とを相対回転することにより、前記案内突起
   が螺旋溝内を移動して筒状化粧料皿をスライド移動さ
   せ、もって、前記筒状化粧料皿に取付けた棒状化粧料を
   内筒体の上端から出没させる棒状化粧料容器において、 前記外筒体の上端部に前記内筒体を囲繞する環状の頸部
   体を設けると共に、これら外筒体と頸部体との取付部分
   内周に、周方向に適宜間隔をもって内筒体の外周に圧接
   する摺動凸部を形成した環状の抵抗リングを配置し、こ
   の抵抗リングを外筒体と頸部体とで挟持したことを特徴
   とする棒状化粧料容器。