JPH09181695A - 画像音声の同期再生方法及び装置 - Google Patents

画像音声の同期再生方法及び装置

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JPH09181695A
JPH09181695A JP33709695A JP33709695A JPH09181695A JP H09181695 A JPH09181695 A JP H09181695A JP 33709695 A JP33709695 A JP 33709695A JP 33709695 A JP33709695 A JP 33709695A JP H09181695 A JPH09181695 A JP H09181695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繁雑な演算処理または大規模な制御回路を必
要とする同期コードを用いる同期制御を行うことなく、
画像と音声とを同期させて再生することができる画像音
声の同期再生方式を提供する。 【解決手段】 多重化データ分離部11で分離された符
号化データは、符号化データ蓄積部12に蓄積される。
符号化データ蓄積量監視部13は、符号化データ蓄積部
のデータ蓄積量を監視し、入力された設定量と比較す
る。そして、データ蓄積量が設定量を越えた場合或いは
0になった場合に、符号化データ蓄積量制御部14に通
知する。通知を受けた符号化データ蓄積量制御部14
は、復号部15に対してデータの読み飛ばし或いは復号
処理の繰り返しを指示して符号化データ蓄積部の蓄積量
を所定範囲内に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像音声の同期再
生方法及び装置に関し、特に圧縮符号化された画像デー
タと音声データとをリアルタイムで同期させて再生する
画像音声の同期再生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像音声の同期再生方式では、画
像と音声をそれぞれ符号化して記録する際、または送信
する際に、それぞれの符号化データの中に同期コードを
挿入しておき、復号再生を行うとき、これらの同期コー
ドを参照して、画像データと音声データとの同期再生を
行っている。
【0003】例えば、特開昭63−205849号公報
には、画像データを記録する光ディスクと、音声データ
を記録する磁気テープとに、それぞれデータを記録する
と共に同期コードを記録しておき、再生時に両者のコー
ドを比較することにより、画像及び音声を同期的に再生
する、視覚及び聴覚情報再生装置が開示されている。
【0004】また、動画符号化方式の国際標準委員会
(ISO−IEC/JTC1/SC29/WG11)に
よって議論され標準化されている圧縮符号化方式では、
画像データ及び音声データを圧縮符号化する際に、それ
ぞれ符号化データの区切りにタイムコードを挿入し、復
号再生時に復号装置がもつ基準クロックと比較すること
により同期再生を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像音声の同期
再生方式は、符号化データに予め挿入されている同期コ
ードを再生時に参照することによって、画像と音声との
同期再生を行っている。ここで、同期コードは、符号デ
ータ中に細かく挿入されており、同期制御を行う同期制
御部をソフトウェアで構成する場合には、処理が繁雑と
なり、演算処理装置における演算負荷が大きいという問
題点がある。
【0006】また、上記問題を解決しようと、同期コー
ドを参照して同期制御する専用の制御回路を設ける場合
には、回路が複雑でかつ規模が大ききなるという問題点
がある。
【0007】本発明は、繁雑な演算処理または大規模な
制御回路を必要とする同期コードを用いる同期制御を行
うことなく、画像と音声とを同期させて再生することが
できる画像音声の同期再生方式を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディジ
タル符号化された画像データ及び音声データが多重化さ
れた符号化データから、前記画像データと前記音声デー
タとを分離抽出し、該画像データと該音声データとを同
期させて復号再生する画像音声の同期再生方法におい
て、前記画像データ及び前記音声データのうち少なくと
も前記音声データに関して、データを蓄積手段に蓄積す
るとともに、該蓄積手段から前記データを順次読み出し
て復号を行いつつ、前記蓄積手段の蓄積量を監視して該
蓄積量が所定の範囲内に納まるように復号すべきデータ
の読み飛ばし及び復号処理の繰り返しを行うようにした
ことを特徴とする画像音声の同期再生方法が得られる。
【0009】ここで、前記データの読み飛ばし及び復号
処理の繰り返しは、前記蓄積手段への書き込み及び読み
出しの際の1単位分のデータを1単位として行うことが
できる。また、前記所定の範囲は、符号化側で前記符号
化データに含ませた設定値によって決定することができ
る。
【0010】また、本発明によれば、ディジタル符号化
された画像データ及び音声データが多重化された符号化
データから、前記画像データと前記音声データとを分離
抽出し、該画像データと該音声データとを同期させて復
号再生する画像音声の同期再生装置において、前記画像
データと前記音声データとをそれぞれ蓄積する蓄積手段
と、該蓄積手段から前記画像データと前記音声データを
それぞれ読み出して復号処理を行う復号手段と、前記蓄
積手段のデータ蓄積量をそれぞれ監視する監視手段と、
該監視手段からの監視結果に基づいて前記復号手段をそ
れぞれ制御して前記蓄積手段に蓄積されるデータの蓄積
量が所定範囲内に納まるようにする蓄積量制御手段とを
有することを特徴とする画像音声の同期再生装置が得ら
れる。
【0011】具体的には、蓄積量制御手段は、前記蓄積
手段のデータ蓄積量が前記所定の範囲を越えたときにデ
ータの読み飛ばしを行い、前記データ蓄積量が前記所定
範囲を下回った場合に読み込んだデータの復号処理を繰
り返すように、前記復号手段を制御する。
【0012】また、前記監視手段は、前記蓄積手段の書
き込み側ポインタと読み出し側ポインタとがそれぞれ示
す書き込みアドレスと読み出しアドレスとの差を求める
減算手段と、前記所定範囲を示す設定値を記憶する記憶
手段と、前記減算手段の減算結果と前記記憶手段の記憶
内容とを比較し、前記蓄積量制御手段に割り込みを発生
する比較手段とを有している。
【0013】ここで、前記データの読み飛ばし及び復号
処理の繰り返しは、前記蓄積手段への書き込み及び読み
出しの際の1単位分のデータに対して行うようにするこ
とができる。
【0014】また、前記監視手段及び前記蓄積量制御手
段のうち、前記画像データに対応する前記監視手段及び
前記蓄積量制御手段に代えて、前記符号データから復号
クロック情報を検出して復号クロックを生成し、前記復
号手段のうちの前記画像データに対応する復号手段に前
記復号クロックを供給するクロックリカバリ手段を設け
ることもできる。
【0015】
【作用】符号化データ蓄積部には、多重化データ分離部
から一定の入力レートで符号化データが入力され蓄積さ
れる。一旦、蓄積された符号化データは、復号部に読み
出され、復号処理される。復号処理において先行や遅延
が無ければ、符号化データ蓄積部における出力レートは
入力レートに等しくなり、データ蓄積量は変化しない。
したがって、データ蓄積量が一定になるように復号部を
制御すれば、同期コードを参照すること無く、同期再生
を実行できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に本発明の画像音声の
同期再生方式の第1の実施の形態を示す。図1に示す画
像音声の同期再生方式は、多重データ分離部11、符号
化データ蓄積部12、符号化データ蓄積量監視部13、
符号化データ蓄積量制御部14、及び復号部15を有し
ている。なお、図1には、符号化データ蓄積部12、符
号化データ蓄積量監視部13、符号化データ蓄積量制御
部14、及び復号部15が、1個づつしか示されていな
いが、実際には、画像と音声に対応するように、2個づ
つ設けられている。
【0017】画像信号及び音声信号を符号化し、得られ
た符号化データを多重した多重化データは、入力端子I
Nを介し、一定のレートで多重化データ分離部11に入
力される。多重化データ分離部11は、入力された多重
化データを画像符号化データ及び音声符号化データに分
離する。分離された画像符号化データ及び音声符号化デ
ータは、それぞれ符号化データ蓄積部12に蓄積され
る。蓄積された符号化データは、復号部5によって読み
出され、復号処理され、出力端子OUTへ出力される。
【0018】ここで、画像と音声との同期が時間経過と
共に徐々にずれていく現象について考える。画像と音声
との間で同期がずれるのは、一方の復号処理が他方の復
号処理に比べて先行したり遅延したりするために発生す
る。この現象は、画像及び音声のそれぞれについて、符
号化データ蓄積部12に対する符号化データの入力レー
トと出力レートとの間に差が生じるために発生すると考
えることも事実上問題ない。つまり、画像及び音声のそ
れぞれについて、符号化データ蓄積部12に対する符号
化データの入力レートと、出力レートとが完全に等しけ
れば同期外れが発生するようなことはない。
【0019】そこで、符号化データ蓄積部12のデータ
の蓄積量に着目する。符号化データ蓄積部12に対する
符号化データの入力レートと、出力レートとが等しけれ
ばそん符号化データ蓄積量は変化しない。また、入力レ
ートよりも出力レートが大きければ蓄積量は減少し、入
力レートよりも出力レートが小さければ蓄積量は増加す
る。したがって、符号化データ蓄積部12に対する入力
レートが一定であれば、符号化データ蓄積部12のデー
タ蓄積量の変化を検出することにより、出力レートの変
化、即ち、復号部15の処理の先行/遅延を知ることが
できる。
【0020】この画像音声の同期再生方式では、符号化
側において、符号化データ蓄積部12に入力される画像
及び音声の符号化データの入力レートが各々一定となる
ように多重化しておく。このとき、多重化信号には、復
号部15における処理の先行及び遅延の許容値を示す信
号、すなわち、符号化データ蓄積部12の蓄積量許容値
を表わす信号も含ませておく。
【0021】符号化データ蓄積量監視部13には、多重
化データ分離部11において分離された蓄積量許容値を
表わす信号が入力される。そして、符号化データ蓄積量
監視部13は、符号化データ蓄積部12に蓄積された符
号化データの蓄積量を監視し、この蓄積量が蓄積量許容
値を越えた場合、あるいは0となった場合に、符号化デ
ータ蓄積量制御部14にそのことを通知する。
【0022】以下、符号化データ蓄積量監視部13の動
作を詳述する。まず、符号化データ蓄積部12が、図2
に示すメモリ容量(点a=0)を有しており、多重化デ
ータ分離部11からの信号により蓄積量許容値が点bで
あると定められたとする。そして、符号化データ蓄積部
12の符号化データ蓄積量がa点とb点との中間に達し
たときに復号化処理が開始されたとする。このとき、符
号化データ蓄積部12に対する符号化データの入力レー
トと出力レートとが完全に等しい、即ち、復号処理に先
行や遅延が無ければ、符号化データ蓄積部12の符号化
データ蓄積量は変化しない。実際には、入力レートと出
力レートとが完全に一致することはほとんどなく、符号
化データ蓄積部12の符号化データ蓄積量(点cで示
す)は点aと点bとの間で遷移する。
【0023】ところが、符号化データ蓄積部12に対す
る符号化データの入力レートに比べ出力レートが遅い場
合、すなわち、復号部15での復号処理が遅い場合は、
符号化データ蓄積部12の符号化データ蓄積量が徐々に
増加し、やがて点b越えてしまう。逆に、符号化データ
蓄積部12に対する符号化データの入力レートに比べ出
力レートが速い場合、すなわち、復号部15での復号処
理が速い場合には、符号化データ蓄積部12の符号化デ
ータ蓄積量が徐々に減少し、やがて点aに達する(符号
化データ蓄積量が0(空)になる)。
【0024】符号化データ蓄積量監視部13は、図3に
示すように、点cで表わされる符号化データ蓄積量が徐
々に増加して、点b越えたときに、そのことを符号化デ
ータ蓄積量制御部14に通知する。通知を受けた符号化
データ蓄積量制御部14は、1アクセス単位(AU)分
の符号化データを飛ばして次の符号化データを読み込む
よう復号部15を制御する。この制御により、符号化デ
ータ蓄積部12の符号化データ蓄積量(点c)は、図4
に示すように蓄積量許容範囲(点aと点bとの間)に戻
る。
【0025】また、符号化データ蓄積量監視部13は、
図5に示すように、点cで表わされる符号化データ蓄積
量が徐々に減少して、点aに達したときに、そのことを
符号化データ蓄積量制御部14に通知する。通知を受け
た符号化データ蓄積量制御部14は、図6に示すよう
に、先に読み込んだ1アクセス単位(AU)分の符号化
データを再び読み込むよう復号部15を制御する。
【0026】上述したように、本実施の形態の画像音声
の同期再生方式では、入力される符号化信号の入力レー
トを基準として、復号処理の速度を検出し、先行してい
るばあには同じ符号化データを再度復号処理し、遅延し
ている場合には復号処理を行わずに符号化データを破棄
するようにしたことで、実質的に一定の速度で復号処理
を行うことができるので、同期コードを利用すること無
く画像と音声との同期を取ることができる。
【0027】次に図7を参照して本発明の第2の実施の
形態について説明する。図7の画像音声の同期再生方式
は、多重化データ分離部71、音声符号化データ蓄積部
72、音声符号化データ蓄積量参照回路73、演算処理
部(CPU)74、音声復号部75、画像符号化データ
蓄積部76、クロックリカバリ部77、及び画像復号部
78を有している。
【0028】画像の符号化データと音声の符号化データ
とが多重化された多重化データは、入力端子INを介し
て、一定のレートで多重化データ分離部71に入力され
る。多重化データ分離部71では、入力された多重化デ
ータを画像符号化データと音声符号化データとに分離す
る。分離された符号化データはそれぞれ音声符号化デー
タ蓄積部72と画像符号化データ蓄積部76とに入力さ
れ蓄積される。音声符号化データ蓄積部72に蓄積され
た音声符号化データは、音声復号部75に読み出され、
復号処理されて音声復号化データ出力端子AOUTへ出
力される。また、画像符号化データ蓄積部76に蓄積さ
れた画像符号化データは、画像復号部78に読み出さ
れ、復号処理されて画像符号化データ出力端子VOUT
へ出力される。
【0029】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様に、音声符号化データ蓄積部72の音声符号化
データ蓄積量が所定の範囲内に収まるように、音声復号
部75を制御する。この制御については後述する。これ
に対して、画像符号化データについては、このような制
御は行わない。これは、この画像音声の同期再生方式
が、入力される多重化データとして、動画像符号化方式
の国際標準委員会(ISO−IEC/JTC1/SC2
9/WG11)にて標準化されている圧縮符号化方式に
よる多重化データを想定しているからである。つまり、
このような多重化データには、符号化側において音声符
号化データと画像符号化データとを多重する際に、画像
復号クロックの補正データが挿入されるので、この補正
データを用いて、符号化側と同一のクロック(画像復号
クロック)を生成することができるからである。図7の
画像音声の同期再生方式では、クロックリカバリ部77
が、多重化データから分離された画像復号クロックの補
正データに基づいて画像復号クロックを生成する。この
画像復号クロックは、符号化側のクロックと完全に一致
している。画像復号部78は、この画像復号クロックに
同期して画像符号化データの復号処理を行う。これによ
り、画像符号化データ蓄積部76の入力レートと出力レ
ートとは一致する。
【0030】次に、音声符号化データの復号処理につい
て説明する。音声符号化データ蓄積量監視部73は、図
8に示すように、減算器81、蓄積量許容値格納部8
2、及び比較部83を有している。そして、減算器81
により音声符号化データ蓄積部72のライントポインタ
(Write Pointer )とリードポインタ(Read Pointer)
とが示すライトアドレスとリードアドレスとの差を求め
る。この差は、音声符号化データ蓄積部72のデータの
蓄積量を表わしている。また、蓄積量許容値格納部82
には、多重化データから分離された蓄積量許容値が格納
されている。比較部83は、減算器81からの減算結果
と、蓄積量許容値格納部82に格納された蓄積量許容値
と比較し、音声符号化データ蓄積部72のデータ蓄積量
が蓄積量許容範囲内に有るか否か判定する。そして、音
声符号化データ蓄積部72のデータ蓄積量が、蓄積量許
容範囲内にない場合にCPU74に対して割り込みを発
生する。即ち、比較部83は、音声符号化データ蓄積部
72のデータ蓄積量が、蓄積量許容値を越えた場合及び
データ蓄積量が0になった場合に、割り込みを発生す
る。
【0031】CPU74は、割り込みを受けとると、音
声復号部75に対して、音声符号化データの1AU分の
読み飛ばし、または、繰り返し読み込みを指示し、音声
符号化データ蓄積部72のデータ蓄積量が、蓄積量許容
範囲内に収まるように制御する。
【0032】なお、前述した委員会によって標準化され
た音声の圧縮符号化方式では、1AUは、レイヤIIにお
いて、サンプリングにより得られる1152サンプル分
と規定されている。例えば、サンプリングレートが48
kHzの場合で約24ms分、44.1kHzの場合で約
26ms分、32kHzの場合で約36ms分である。
【0033】本実施の形態による画像音声の同期再生方
式では、上述したように、画像符号化データ蓄積部にお
いて画像符号化データの入力レートと出力レートとの間
に差が生じるようなことはない。従って、画像と音声と
のずれは、音声側の先行/遅延のみによって生じる。
【0034】画像に対して音声の遅延が最大となるの
は、音声符号化データ蓄積部72のデータ蓄積量が蓄積
量許容値に等しくなった場合(図2における点cが点b
に一致したとき)である。また、画像に対して音声の先
行が最大となるのは、音声符号化データ蓄積部73のデ
ータ蓄積量が0になった場合(図2における点cが点a
に一致したとき)である。
【0035】例えば、符号側において設定された音声符
号化データ蓄積部72の蓄積量許容値が4kbyteであっ
て、音声符号化データ蓄積部72の入力レートと出力レ
ートとが等しいときの音声符号化データ蓄積部72の蓄
積量を2kbyteであるとすると、圧縮レートが192k
bps 、256kbps 、382kbps である場合の、先行
/遅延時間L192 、L256 、L382 は、それぞれ、L
192 =(2×1024×8)/(192×1000)=
85[ms],L256 =(2×1024×8)/(256
×1000)=64[ms],及びL382 =(2×102
4×8)/(382×1000)=43[ms]、とな
り、画像フレームの2〜3フレーム程度以内に納まる。
即ち、視聴者に対して画像と音声との間にずれが生じて
いることを認識させることのない範囲内とすることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、符号化データ蓄積部の
データ蓄積量を監視し、そのデータ蓄積量が所定の範囲
内となるように復号部においてデータの読み飛ばしや復
号処理の繰り返しを行うようにしたことで、同期コード
を参照して同期制御を行うためのソフトウェアによる繁
雑な処理や、大規模な同期制御回路を要することなく、
同期ずれが最大で2〜3フレーム内に抑えられた、同期
再生を行うことができる。
【0037】また、データ蓄積量を所定の範囲内とする
ために、符号化データ蓄積量監視部からの割り込み処理
を利用するようにしたことで、演算処理部における同期
制御処理を簡略化できる。
【0038】さらに、符号化データ蓄積量監視部は、符
号化データ蓄積部のライトポインタとリードポインタと
が指し示すアドレスから符号化データの蓄積量を求める
ようにしたことで、減算器等の単純な回路で構成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像音声の同期再生装置の第1の実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の符号化データ蓄積部の記憶容量とデータ
蓄積量との関係を説明するための図である。
【図3】復号部において遅延が生じた場合の符号化デー
タ蓄積部の記憶容量とデータ蓄積量との関係を示す図で
ある。
【図4】図3の状態における符号化データ蓄積量制御部
及び復号部の動作を説明するための図である。
【図5】復号部において先行が生じた場合の符号化デー
タ蓄積部の記憶容量とデータ蓄積量との関係を示す図で
ある。
【図6】図5の状態における符号化データ蓄積量制御部
及び復号部の動作を説明するための図である。
【図7】本発明の画像音声の同期再生装置の第2の実施
の形態を示すブロック図である。
【図8】図7の音声符号化データ蓄積量監視部の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
11 多重化データ分離部 12 符号化データ蓄積部 13 符号化データ蓄積量監視部 14 符号化データ蓄積量制御部 15 復号部 71 多重化データ分離部 72 音声符号化データ蓄積部 73 音声符号化データ蓄積量参照回路 74 演算処理部(CPU) 75 音声復号部 76 画像符号化データ蓄積部 77 クロックリカバリ部 78 画像復号部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル符号化された画像データ及び
    音声データが多重化された符号化データから、前記画像
    データと前記音声データとを分離抽出し、該画像データ
    と該音声データとを同期させて復号再生する画像音声の
    同期再生方法において、前記画像データ及び前記音声デ
    ータのうち少なくとも前記音声データに関して、データ
    を蓄積手段に蓄積するとともに、該蓄積手段から前記デ
    ータを順次読み出して復号を行いつつ、前記蓄積手段の
    蓄積量を監視して該蓄積量が所定の範囲内に納まるよう
    に復号すべきデータの読み飛ばし及び復号処理の繰り返
    しを行うようにしたことを特徴とする画像音声の同期再
    生方法。
  2. 【請求項2】 前記データの読み飛ばし及び復号処理の
    繰り返しが、前記蓄積手段への書き込み及び読み出しの
    際の1単位分のデータを単位として行われることを特徴
    とする請求項1の画像音声の同期再生方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の範囲は、符号化側で前記符号
    化データに含ませた設定値によって決定するようにした
    ことを特徴とする請求項1または2の画像音声の同期再
    生方法。
  4. 【請求項4】 ディジタル符号化された画像データ及び
    音声データが多重化された符号化データから、前記画像
    データと前記音声データとを分離抽出し、該画像データ
    と該音声データとを同期させて復号再生する画像音声の
    同期再生装置において、前記画像データと前記音声デー
    タとをそれぞれ蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段から前
    記画像データと前記音声データをそれぞれ読み出して復
    号処理を行う復号手段と、前記蓄積手段のデータ蓄積量
    をそれぞれ監視する監視手段と、該監視手段からの監視
    結果に基づいて前記復号手段をそれぞれ制御して前記蓄
    積手段に蓄積されるデータの蓄積量が所定範囲内に納ま
    るようにする蓄積量制御手段とを有することを特徴とす
    る画像音声の同期再生装置。
  5. 【請求項5】 蓄積量制御手段が、前記蓄積手段のデー
    タ蓄積量が前記所定の範囲を越えたときにデータの読み
    飛ばしを行い、前記データ蓄積量が前記所定範囲を下回
    った場合に読み込んだデータの復号処理を繰り返すよう
    に、前記復号手段を制御するようにしたことを特徴とす
    る請求項4の画像音声の同期再生装置。
  6. 【請求項6】 前記データの読み飛ばし及び復号処理の
    繰り返しが、前記蓄積手段への書き込み及び読み出しの
    際の1単位分のデータを単位として行われることを特徴
    とする請求項5の画像音声の同期再生装置。
  7. 【請求項7】 前記監視手段が、前記蓄積手段の書き込
    み側ポインタと読み出し側ポインタとがそれぞれ示す書
    き込みアドレスと読み出しアドレスとの差を求める減算
    手段と、前記所定範囲を示す設定値を記憶する記憶手段
    と、前記減算手段の減算結果と前記記憶手段の記憶内容
    とを比較し、前記蓄積量制御手段に割り込みを発生する
    比較手段とを有することを特徴とする請求項4、5、ま
    たは6の画像音声の同期再生装置。
  8. 【請求項8】 前記監視手段及び前記蓄積量制御手段の
    うち、前記画像データに対応する前記監視手段及び前記
    蓄積量制御手段に代えて、前記符号データから復号クロ
    ック情報を検出して復号クロックを生成し、前記復号手
    段のうちの前記画像データに対応する復号手段に前記復
    号クロックを供給するクロックリカバリ手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項4、5、6、又は7の画像音声の
    同期再生装置。
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