JPH09181261A - 誘電体分離型半導体装置 - Google Patents

誘電体分離型半導体装置

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JPH09181261A
JPH09181261A JP33751295A JP33751295A JPH09181261A JP H09181261 A JPH09181261 A JP H09181261A JP 33751295 A JP33751295 A JP 33751295A JP 33751295 A JP33751295 A JP 33751295A JP H09181261 A JPH09181261 A JP H09181261A
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island
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semiconductor device
substrate
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JP33751295A
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English (en)
Inventor
Takashi Kishida
貴司 岸田
Masahiko Suzumura
正彦 鈴村
Mitsuhide Maeda
光英 前田
Yuji Suzuki
裕二 鈴木
Yoshiki Hayazaki
嘉城 早崎
Yoshifumi Shirai
良史 白井
Kimimichi Takano
仁路 高野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、半導体素子の動作に影響を与
えずに半導体素子の温度を検知することができる誘電体
分離型半導体装置の構造を提供する。 【解決手段】 誘電体分離基板10の一主平面上に、基
板間絶縁層12に達する島間分離領域15によって互い
に電気的に絶縁された島状素子領域14を有する誘電体
分離型半導体装置において、島間分離領域15内に、周
囲温度によってその抵抗値が変化する温度検知用高抵抗
領域16(抵抗体)を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、島状素子領域に形
成した半導体素子の動作温度を検知することができる誘
電体分離型半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘電体分離型半導体装置は、誘電体材料
で構成された島間分離領域によって分離された複数の島
状素子領域を、基板間絶縁層を介して半導体支持基板上
に一体に形成した誘電体分離基板を用いて、各島状素子
領域に半導体素子の各領域を形成した半導体装置であ
る。このような誘電体分離型半導体装置の各島状素子領
域に形成された半導体素子は、島状素子領域の周囲が、
熱伝導率が小さい絶縁層(島間分離領域)で囲まれてい
るため、放熱効率が悪く、動作時、通常のバルク半導体
素子に比べて半導体素子の温度が上昇しやすい。そこ
で、半導体素子の温度を検出し、半導体素子の温度が所
定の値を越えないように制御して装置の信頼性を向上さ
せることが必要であった。
【0003】半導体素子の温度を検出する手段を設けた
半導体装置の一例として、図8に示す誘電体分離型半導
体装置(特開平5─235127号公報に記載)が提案
されていた。図7は、横型トランジスタの各領域、及
び、温度検出及び温度制御のための構成を形成した状態
を示す平面図で、(a)は平面図、(b)はA−A断面
図である。図で、1は基台となる半導体支持基板、2は
半導体支持基板1上に形成された、絶縁物で構成される
基板間絶縁層、3は基板間絶縁層2上の所定領域に形成
された半導体素子領域、4は半導体素子領域3上に形成
された、表面パッシベーション膜、5は、薄膜6とその
薄膜6を構成する材料とは異なる材料で構成された薄膜
7との接合部(第1接合部)であり、薄膜6と薄膜7を
構成する材料としては、その接合がゼーベック効果及び
ペルチェ効果を有する材料が用いられている。この第1
接合部5は、半導体素子領域3の上方に近接して形成さ
れている。一方、8は、基板間絶縁層2上の、温度の安
定した箇所に形成された第2接合部で、薄膜6とその薄
膜6を構成する材料と異なる材料(薄膜6との接合がゼ
ーベック効果及びペルチェ効果を有する材料)で構成さ
れた薄膜9との接合部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した誘電体分
離型半導体装置では、ゼーベック効果及びペルチェ効果
を有する第1接合部5を半導体素子領域3の上方に近接
して設け、第1接合部5と第2接合部8間に発生する熱
起電力を検出して、半導体素子領域3の温度を測定する
と共に、第1接合部5及び第2接合部8による、吸熱及
び発熱作用を利用して半導体素子の温度を制御するとい
う特徴を有するものであるが、接合部がペルチェ効果ま
たはゼーベック効果を有する異種材料の組み合わせを半
導体素子上に形成するのは通常の半導体プロセスでは困
難であるという点、または、ペルチェ効果及びゼーベッ
ク効果を有する第1接合部5が、表面パッシベーション
膜4を介して半導体素子領域3に密接しているため、温
度制御を行うための印加バイアスによって発生する電界
が半導体素子の動作特性(例えば、しきい値電圧)に影
響するといった問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、製造が容易で、かつ、半
導体素子の動作に影響を与えずに半導体素子の温度を検
知することができる誘電体分離型半導体装置の構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の誘電体分離型半導体装置は、誘電体
分離基板の一主平面上に、基板間絶縁層に達する島間分
離領域によって互いに電気的に絶縁された島状素子領域
を有する誘電体分離型半導体装置において、前記島間分
離領域内に、周囲温度によってその抵抗値が変化する抵
抗体を形成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の誘電体分離型半導体装置
は、誘電体分離基板の一主平面上に、基板間絶縁層に達
する島間分離領域によって互いに電気的に絶縁された島
状素子領域を有する誘電体分離型半導体装置において、
前記島状素子領域の下方の前記基板間絶縁層内に、周囲
温度によってその抵抗値が変化する抵抗体を形成し、そ
の抵抗体に接続された配線領域を前記島間分離領域内に
延設したことを特徴とするものである。
【0008】請求項1記載の誘電体分離型半導体装置
は、発熱の著しい半導体素子が形成された島状素子領域
に隣接した島間分離領域に、周囲温度によってその抵抗
値が変化する抵抗体を埋設したことを特徴とするもの
で、抵抗体の温度依存性により半導体素子の動作に伴う
発熱に対応して、抵抗体の抵抗値が変化するので、その
抵抗値変化を、抵抗体の両端の電圧の変化として測定す
ることによって半導体素子の温度を測定することができ
る。
【0009】ここで、ある島状素子領域に形成された半
導体素子が動作中である場合、その島状素子領域に隣接
する島間分離領域の温度は、島状素子領域の温度より低
いのであるが、それらの領域の温度間には正の相関関係
があるので、島間分離領域の温度を測定することによっ
て島状素子領域の温度を算出することができる。これに
より、測定した半導体素子の温度が所定の値を越えたこ
とを検知することができるので、このような場合に、例
えば、半導体素子の駆動回路に対し半導体素子がオン状
態となる期間の比率が低下するように制御して半導体素
子の温度を低下させることができるので半導体素子の動
作温度が所定値を越えないように安定化させることがで
きる。
【0010】また、請求項2記載の誘電体分離型半導体
装置は、周囲温度によってその抵抗値が変化する抵抗体
を、動作温度を測定しようとする半導体素子を形成する
島状素子領域の下方の基板間絶縁層に埋設したことを特
徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に基づいて本発明の誘電体分
離型半導体装置の一実施形態について説明する。(a)
は、抵抗体となる温度検知用高抵抗領域の形成が完了し
た状態を示す平面図、(b)はX−Y断面図である。図
で、10は、基台となる半導体支持基板11上に、絶縁
物で構成される基板間絶縁層12を介して半導体素子形
成基板13を形成した誘電体分離基板である。また、1
4は基板間絶縁層12上の所定領域に形成された平面視
略正方形状の島状素子領域、15は隣接する島状素子領
域14間を電気的に分離する島間分離領域、16は島間
分離領域15内の所定箇所に形成された平面視略帯状の
温度検知用高抵抗領域(抵抗体)、17は温度検知用高
抵抗領域16の両端に接続された電極である。島間分離
領域15は、隣接する島状素子領域14間の、基板間絶
縁層12に達する断面視略V字状の島間分離溝18の内
面を被う絶縁酸化膜19と、島間分離溝18の内部のポ
リシリコン領域20と、ポリシリコン領域20の表面に
形成された温度検知用高抵抗領域16とで構成されてい
る。21は誘電体分離基板10の表面を保護する保護膜
((a)では保護膜21は図示省略されている)であ
る。
【0012】図1に示した誘電体分離型半導体装置の製
造方法の一実施形態を図2の断面図に基づいて説明す
る。貼り合わせ法などにより半導体支持基板11上に基
板間絶縁層12を介して、複数の島状素子領域14を有
する半導体素子形成基板13を形成した誘電体分離基板
10に対し、まず、(a)に示すように、異方性エッチ
ングにより基板間絶縁層12に達する断面視略V字状の
島間分離溝18を形成する。ついで、絶縁酸化膜19で
島間分離溝18の内面を被膜し、次に、島間分離溝18
をポリシリコンで埋め戻してポリシリコン領域20を形
成する。
【0013】そして、島状素子領域14に形成する半導
体素子の形成工程に進み、(b)に示すように、半導体
素子の、ある不純物拡散領域22の形成のための不純物
拡散と同時に、ポリシリコン領域20の一部にも不純物
拡散して温度検知用高抵抗領域16(抵抗体)を形成す
る。こののち、保護膜21の形成、コンタクト開口、電
極及び配線の形成を経て素子を完成させる。
【0014】図3に基づいて本発明の誘電体分離型半導
体装置の異なる実施形態について説明する。(a)は、
抵抗体となる温度検知用高抵抗領域の形成が完了した状
態を示す平面図、(b)はX−Y断面図である。但し、
図1に示した構成と同等構成については同符号を付すこ
ととする。図で、10は、基台となる半導体支持基板1
1上に、絶縁物で構成される基板間絶縁層12を介して
半導体素子形成基板13を形成した誘電体分離基板であ
る。また、14は基板間絶縁層12上の所定領域に形成
された平面視略正方形状の島状素子領域、15は隣接す
る島状素子領域14間を電気的に分離する島間分離領
域、16は島間分離領域15内の所定箇所に形成された
平面視略帯状の温度検知用高抵抗領域(抵抗体)、17
は温度検知用高抵抗領域16の両端に接続された電極で
ある。島間分離領域15は、隣接する島状素子領域14
間の、基板間絶縁層12に達する断面視略長方形状の島
間分離溝23の内面を被う絶縁酸化膜19と、島間分離
溝23の内部のポリシリコン領域20と、ポリシリコン
領域20の表面に形成された温度検知用高抵抗領域16
とで構成されている。21は誘電体分離基板10の表面
を保護する保護膜((a)では保護膜21は図示省略さ
れている)である。
【0015】図3に示した誘電体分離型半導体装置の製
造方法の一実施形態を図4の断面図に基づいて説明す
る。但し、図2に示した構成と同等構成については同符
号を付すこととする。貼り合わせ法などにより半導体支
持基板11上に基板間絶縁層12を介して、複数の島状
素子領域14を有する半導体素子形成基板13を形成し
た誘電体分離基板10に対し、まず、(a)に示すよう
に、異方性エッチングにより基板間絶縁層12に達する
トレンチ井戸形状の島間分離溝23を形成する。つい
で、絶縁酸化膜19で島間分離溝23の内面を被膜し、
次に、島間分離溝23をポリシリコンで埋め戻してポリ
シリコン領域20を形成する。
【0016】そして、島状素子領域14に形成する半導
体素子の形成工程に進み、(b)に示すように、半導体
素子の、ある不純物拡散領域22の形成のための不純物
拡散と同時に、ポリシリコン領域20の一部にも不純物
拡散して温度検知用高抵抗領域16(抵抗体)を形成す
る。こののち、保護膜21の形成、コンタクト開口、電
極及び配線の形成を経て素子を完成させる。
【0017】図5に基づいて本発明の誘電体分離型半導
体装置のさらに異なる実施形態について説明する。
(a)は、抵抗体となる温度検知用高抵抗領域の形成が
完了した状態を示す平面図、(b)はX−Y断面図であ
る。但し、図3に示した構成と同等構成については同符
号を付すこととする。図で、10は、基台となる半導体
支持基板11上に、絶縁物で構成される基板間絶縁層1
2を介して半導体素子形成基板13を形成した誘電体分
離基板である。また、14は基板間絶縁層12上の所定
領域に形成された平面視略正方形状の島状素子領域、1
5は隣接する島状素子領域14を電気的に分離する島間
分離領域であり、基板間絶縁層12に達するトレンチ井
戸形状の島間分離溝23の内面を被う絶縁酸化膜19
と、島間分離溝23内のポリシリコン領域20とで構成
されている。
【0018】24は、ある島状素子領域14下方の基板
間絶縁層12の内部に埋設された、抵抗体となる温度検
知用高抵抗領域であり、不純物を添加したポリシリコン
で構成された領域である。また、25は島間分離溝15
を貫通して、誘電体分離基板10の表面に形成された電
極17と、温度検知用高抵抗領域24とを接続する配線
領域である。さらに、21は誘電体分離基板10の表面
を保護する保護膜((a)では保護膜21は図示省略さ
れている)である。
【0019】図5に示した誘電体分離型半導体装置の製
造方法の一実施形態を図6の断面図に基づいて説明す
る。まず、(a)に示す半導体支持基板11、及び、
(b)に示す半導体素子形成基板13の、貼り合わせ面
にそれぞれ酸化膜12a,12bを形成し、半導体支持
基板11上の酸化膜12aの表面(貼り合わせ面)の所
定領域に、不純物を導入したポリシリコンで構成される
領域を形成し温度検知用高抵抗領域24とする。そし
て、(c)に示すように、半導体支持基板11と半導体
素子形成基板13を貼り合わせ、熱アニール工程で密着
させた後、所望の厚さまで半導体素子形成基板13を研
磨して半導体素子形成基板13の厚さを調整する。この
とき、酸化膜12aと酸化膜12bが密着して基板間絶
縁層12となる。
【0020】次に、(d)に示すように、基板間絶縁層
12に達するトレンチ井戸形状の島間分離溝23を形成
し、島間分離溝23の内面を絶縁酸化膜19で被膜した
後、ポリシリコンで埋め戻してポリシリコン領域20を
形成し島間分離領域15及び島状素子領域14を形成す
る。そして、島間分離領域15内に、温度検知用高抵抗
領域24に達するトレンチ井戸形状の溝を形成し、導電
性材料で埋め戻して配線領域25を形成する。このの
ち、島状素子領域14に形成する半導体素子の形成工程
へと進み、半導体素子(図示省略)を形成した後、コン
タクト開口、配線形成、保護膜19の形成を経て誘電体
分離型半導体装置を完成させる。
【0021】次に、図7の構成図に基づいて本発明の誘
電体分離型半導体装置を用いて島状素子領域に形成され
た半導体素子(MOSFET)の動作温度を測定する方
法の一実施形態について説明する。図で、26は、動作
温度を監視すべき半導体素子(MOSFET)、23は
MOSFET26に近接した位置に形成した、抵抗体で
ある温度検知用高抵抗領域(図1及び図3に示した誘電
体分離型半導体装置の場合は、温度検知用高抵抗領域1
4)である。また、27は温度検知用高抵抗領域23の
両端電圧を捉え、その値に対応した所定の出力を駆動制
御回路に出力する電圧検出回路、28は電圧検出回路2
7の出力に基づいてMOSFET26を駆動する駆動制
御回路である。
【0022】図7に示した回路で、電圧検出回路27
は、オペアンプ等で構成される公知の回路であり、駆動
制御回路28は電圧検出回路27の出力に応じて半導体
素子であるMOSFET26を駆動する信号のデューテ
ィ比を変化させる公知の回路である。図7に示す回路
で、動作時のMOSFET26の著しい発熱に対応し
て、MOSFET26が形成された島状素子領域14の
下方の、基板間絶縁層12の内部に埋設された温度検知
用高抵抗領域24の抵抗値が、その温度依存性のために
変化する(図1及び図3に示した誘電体分離型半導体装
置の場合は、島間分離領域15の内部に埋設された温度
検知用高抵抗領域16の抵抗値が、その温度依存性のた
めに変化する)。温度検知用高抵抗領域24の温度特性
を既知とすれば、この抵抗値変化を捉えることによって
温度検知用高抵抗領域24(または温度検知用高抵抗領
域16)の温度を測定することができる。ここで、基板
間絶縁層12(図1及び図3に示した誘電体分離型半導
体装置の場合は、島間分離領域15)の温度は動作中の
半導体素子(MOSFET26)が形成されている島状
素子領域14の温度より低いが、両者の温度には正の相
関関係があるので、島状素子領域14の温度を算出する
ことができる。
【0023】電圧検出回路27で求めた検知温度(MO
SFET26の動作温度)が所定の値を越えると、すな
わち、電圧検出回路27が入力した検出電圧が所定の値
を越えると、電圧検出回路27は、駆動制御回路28に
対しMOSFET26のオン期間の比率を低下させる旨
の制御信号を出力するように構成されている。これによ
り、MOSFET26の動作温度を低下させることがで
きるので、MOSFET26の動作温度が所定値を越え
ないように制御することができる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項3記載の誘電体分離型半導体装置によれば、島状素
子領域に形成された半導体素子本来の動作に影響を与え
ることのない位置に抵抗体(温度検知用高抵抗領域)を
形成して、半導体素子の動作温度を求めることができ
る。これにより、例えば、半導体素子の動作温度が所定
値を越えないように、半導体素子のオン期間を制御でき
るので、半導体素子の素子動作が安定な誘電体分離型半
導体装置を提供することができる。また、抵抗体(温度
検知用高抵抗領域)は、従来の半導体プロセスを用いて
形成可能であるので製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体分離型半導体装置の一実施形態
を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】図1に示した誘電体分離型半導体装置の製造方
法の一実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の誘電体分離型半導体装置の異なる実施
形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
【図4】図3に示した誘電体分離型半導体装置の製造方
法の一実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の誘電体分離型半導体装置のさらに異な
る実施形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面
図である。
【図6】図5に示した誘電体分離型半導体装置の製造方
法の一実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明の誘電体分離型半導体装置を用いて島状
素子領域に形成された半導体素子の動作温度を測定する
方法の一実施形態を説明するための構成図である。
【図8】従来の誘電体分離型半導体装置の一例を示す図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
2 基板間絶縁層 10 誘電体分離基板 14 島状素子領域 15 島間分離領域 16,24 温度検知用高抵抗領域(抵抗体)
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 裕二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 早崎 嘉城 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 白井 良史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 高野 仁路 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体分離基板の一主平面上に、基板間
    絶縁層に達する島間分離領域によって互いに電気的に絶
    縁された島状素子領域を有する誘電体分離型半導体装置
    において、前記島間分離領域内に、周囲温度によってそ
    の抵抗値が変化する抵抗体を形成したことを特徴とする
    誘電体分離型半導体装置。
  2. 【請求項2】 誘電体分離基板の一主平面上に、基板間
    絶縁層に達する島間分離領域によって互いに電気的に絶
    縁された島状素子領域を有する誘電体分離型半導体装置
    において、前記島状素子領域の下方の前記基板間絶縁層
    内に、周囲温度によってその抵抗値が変化する抵抗体を
    形成し、その抵抗体に接続された配線領域を前記島間分
    離領域内に延設したことを特徴とする誘電体分離型半導
    体装置。
JP33751295A 1995-12-25 1995-12-25 誘電体分離型半導体装置 Pending JPH09181261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004516653A (ja) * 2000-12-11 2004-06-03 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション Rfおよびマイクロ波通信集積回路用熱電スポット冷却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004516653A (ja) * 2000-12-11 2004-06-03 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション Rfおよびマイクロ波通信集積回路用熱電スポット冷却装置

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