JPH09181248A - 積層用リードフレーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製造方法 - Google Patents
積層用リードフレーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製造方法Info
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- JPH09181248A JPH09181248A JP7340105A JP34010595A JPH09181248A JP H09181248 A JPH09181248 A JP H09181248A JP 7340105 A JP7340105 A JP 7340105A JP 34010595 A JP34010595 A JP 34010595A JP H09181248 A JPH09181248 A JP H09181248A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的強度が安定した積層用リードフレーム
を実現可能にするとともに、その積層用リードフレーム
を用いて信頼性の高いLSIを製造することが可能な技
術を提供する。 【解決手段】 半導体チップ7を固定する平坦部2を有
しこの平坦部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方
向に向かって延長するように屈曲部4、5が左右位置に
設けられた積層用リードフレーム1を複数用意する。各
リードフレーム1の屈曲部4、5の任意同士を電気的に
接続し、平坦部2には各々半導体チップ7を固定すると
ともに各半導体チップ11の電極と各リードフレーム1
の平坦部2のインナーリードとの間を電気的に接続す
る。1つのリードフレーム1のみを引き出して外部電極
として用いる。
を実現可能にするとともに、その積層用リードフレーム
を用いて信頼性の高いLSIを製造することが可能な技
術を提供する。 【解決手段】 半導体チップ7を固定する平坦部2を有
しこの平坦部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方
向に向かって延長するように屈曲部4、5が左右位置に
設けられた積層用リードフレーム1を複数用意する。各
リードフレーム1の屈曲部4、5の任意同士を電気的に
接続し、平坦部2には各々半導体チップ7を固定すると
ともに各半導体チップ11の電極と各リードフレーム1
の平坦部2のインナーリードとの間を電気的に接続す
る。1つのリードフレーム1のみを引き出して外部電極
として用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層用リードフレ
ーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製
造方法に関し、特に、複数の半導体チップを同一パッケ
ージに封止する場合に、水平方向の面積の増大を防止す
る半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
ーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製
造方法に関し、特に、複数の半導体チップを同一パッケ
ージに封止する場合に、水平方向の面積の増大を防止す
る半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器、情報機器などの小型化、
多機能化に伴い、それらに使用される半導体集積回路装
置(LSI)の集積度はますます高まる傾向にあり、こ
れに伴って半導体チップの大面積化が避けられない。従
って、半導体チップを封止するパッケージも大型化する
ので、LSIを各種電子機器などを構成する配線基板に
実装する場合、配線基板上における占有面積が増大する
ようになる。
多機能化に伴い、それらに使用される半導体集積回路装
置(LSI)の集積度はますます高まる傾向にあり、こ
れに伴って半導体チップの大面積化が避けられない。従
って、半導体チップを封止するパッケージも大型化する
ので、LSIを各種電子機器などを構成する配線基板に
実装する場合、配線基板上における占有面積が増大する
ようになる。
【0003】このため、複数の半導体チップを同一パッ
ケージに封止することが考えられている。但し、複数の
半導体チップを水平方向に配置すると、パッケージの水
平方向の面積が増大するので、複数の半導体チップを水
平方向でなく垂直方向(高さ方向)に配置することが考
えられている。
ケージに封止することが考えられている。但し、複数の
半導体チップを水平方向に配置すると、パッケージの水
平方向の面積が増大するので、複数の半導体チップを水
平方向でなく垂直方向(高さ方向)に配置することが考
えられている。
【0004】例えば特開昭62−119952号公報に
は、そのように複数の半導体チップを高さ方向に配置し
て同一パッケージに封止したLSIが開示されている。
この技術においては、各半導体チップを固定するため
に、複数のリードフレームを用いて、各々を熱的または
機械的に接続して積層している。
は、そのように複数の半導体チップを高さ方向に配置し
て同一パッケージに封止したLSIが開示されている。
この技術においては、各半導体チップを固定するため
に、複数のリードフレームを用いて、各々を熱的または
機械的に接続して積層している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層用リードフ
レームでは、主に折り曲げ切断して加工した複数のリー
ドフレームを用いて、各々の先端を相互に接続して積層
するようにしている。このため、積層数が増加するとリ
ードフレームの接続部が傾き易くなるので、機械的強度
が不安定になり、この積層用リードフレームを用いてL
SIを製造した場合、樹脂封止工程において半導体チッ
プやボンディングワイヤが封止樹脂表面に露出したり、
前記接続部の面積が小さいため温度サイクル試験などに
おいて、接続部が劣化したりして、信頼度の高いLSI
を製造するのが困難になるなどの問題がある。
レームでは、主に折り曲げ切断して加工した複数のリー
ドフレームを用いて、各々の先端を相互に接続して積層
するようにしている。このため、積層数が増加するとリ
ードフレームの接続部が傾き易くなるので、機械的強度
が不安定になり、この積層用リードフレームを用いてL
SIを製造した場合、樹脂封止工程において半導体チッ
プやボンディングワイヤが封止樹脂表面に露出したり、
前記接続部の面積が小さいため温度サイクル試験などに
おいて、接続部が劣化したりして、信頼度の高いLSI
を製造するのが困難になるなどの問題がある。
【0006】本発明の目的は、機械的強度が安定した積
層用リードフレームを実現可能にするとともに、その積
層用リードフレームを用いて信頼性の高いLSIを製造
することが可能な技術を提供することにある。
層用リードフレームを実現可能にするとともに、その積
層用リードフレームを用いて信頼性の高いLSIを製造
することが可能な技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0009】(1)本発明の積層用リードフレームは、
半導体チップを固定するとともに半導体チップの電極と
電気的接続を行う積層用リードフレームであって、前記
半導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦部を中心
にして平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈
曲部が左右位置に設けられて、前記屈曲部が他の積層用
リードフレームの屈曲部と電気的に接続可能になってい
る。
半導体チップを固定するとともに半導体チップの電極と
電気的接続を行う積層用リードフレームであって、前記
半導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦部を中心
にして平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈
曲部が左右位置に設けられて、前記屈曲部が他の積層用
リードフレームの屈曲部と電気的に接続可能になってい
る。
【0010】(2)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦部を中心に
して平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲
部が左右位置に設けられた積層用リードフレームが複数
用いられて、前記屈曲部の任意同士が電気的に接続さ
れ、前記平坦部には各々半導体チップが固定されるとと
もに各半導体チップの電極と各リードフレームとの間で
電気的接続が行われ、1つの積層用リードフレームのみ
が外部電極として用いられる。
導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦部を中心に
して平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲
部が左右位置に設けられた積層用リードフレームが複数
用いられて、前記屈曲部の任意同士が電気的に接続さ
れ、前記平坦部には各々半導体チップが固定されるとと
もに各半導体チップの電極と各リードフレームとの間で
電気的接続が行われ、1つの積層用リードフレームのみ
が外部電極として用いられる。
【0011】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦
部を中心にして平坦部の上方向及び下方向に向かって延
長する屈曲部が左右位置に設けられた積層用リードフレ
ームを複数用意して、各リードフレームの前記平坦部に
各々半導体チップを固定するとともに各半導体チップの
電極と各平坦部のインナーリードとの間を電気的に接続
する工程と、前記屈曲部の任意同士を電気的に接続して
積層する工程と、1つの積層用リードフレームを除いて
他の積層用リードフレーム及び各半導体チップを一体に
樹脂封止する工程とを含んでいる。
方法は、半導体チップを固定する平坦部を有しこの平坦
部を中心にして平坦部の上方向及び下方向に向かって延
長する屈曲部が左右位置に設けられた積層用リードフレ
ームを複数用意して、各リードフレームの前記平坦部に
各々半導体チップを固定するとともに各半導体チップの
電極と各平坦部のインナーリードとの間を電気的に接続
する工程と、前記屈曲部の任意同士を電気的に接続して
積層する工程と、1つの積層用リードフレームを除いて
他の積層用リードフレーム及び各半導体チップを一体に
樹脂封止する工程とを含んでいる。
【0012】上述した(1)の手段によれば、本発明の
積層用リードフレームは、半導体チップを固定する平坦
部を有しこの平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下
方向に向かって延長する屈曲部が左右位置に設けられ
て、前記屈曲部が他の積層用リードフレームの屈曲部と
電気的に接続可能になっているので、機械的強度が安定
した積層用リードフレームを実現可能にするとともに、
その積層用リードフレームを用いて信頼性の高いLSI
を製造することが可能となる。
積層用リードフレームは、半導体チップを固定する平坦
部を有しこの平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下
方向に向かって延長する屈曲部が左右位置に設けられ
て、前記屈曲部が他の積層用リードフレームの屈曲部と
電気的に接続可能になっているので、機械的強度が安定
した積層用リードフレームを実現可能にするとともに、
その積層用リードフレームを用いて信頼性の高いLSI
を製造することが可能となる。
【0013】上述した(2)の手段によれば、本発明の
半導体集積回路装置は、半導体チップを固定する平坦部
を有しこの平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下方
向に向かって延長する屈曲部が左右位置に設けられた積
層用リードフレームが複数用いられて、前記屈曲部の任
意同士が電気的に接続され、前記平坦部には各々半導体
チップが固定されるとともに各半導体チップの電極と各
リードフレームとの間で電気的接続が行われ、1つの積
層用リードフレームのみが外部電極として用いられるの
で、機械的強度が安定した積層用リードフレームを実現
可能にするとともに、その積層用リードフレームを用い
て信頼性の高いLSIを製造することが可能となる。
半導体集積回路装置は、半導体チップを固定する平坦部
を有しこの平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下方
向に向かって延長する屈曲部が左右位置に設けられた積
層用リードフレームが複数用いられて、前記屈曲部の任
意同士が電気的に接続され、前記平坦部には各々半導体
チップが固定されるとともに各半導体チップの電極と各
リードフレームとの間で電気的接続が行われ、1つの積
層用リードフレームのみが外部電極として用いられるの
で、機械的強度が安定した積層用リードフレームを実現
可能にするとともに、その積層用リードフレームを用い
て信頼性の高いLSIを製造することが可能となる。
【0014】上述した(3)の手段によれば、本発明の
半導体集積回路装置の製造方法は、まず、半導体チップ
を固定する平坦部を有しこの平坦部を中心にして平坦部
の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲部が左右位
置に設けられた積層用リードフレームを複数用意して、
各リードフレームの前記平坦部に各々半導体チップを固
定するとともに各半導体チップの電極と各平坦部のイン
ナーリードとの間を電気的に接続する。次に、前記屈曲
部の任意同士を電気的に接続して積層する。続いて、1
つの積層用リードフレームを除いて他の積層用リードフ
レーム及び各半導体チップを一体に樹脂封止する。これ
によって、機械的強度が安定した積層用リードフレーム
を実現可能にするとともに、その積層用リードフレーム
を用いて信頼性の高いLSIを製造することが可能とな
る。
半導体集積回路装置の製造方法は、まず、半導体チップ
を固定する平坦部を有しこの平坦部を中心にして平坦部
の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲部が左右位
置に設けられた積層用リードフレームを複数用意して、
各リードフレームの前記平坦部に各々半導体チップを固
定するとともに各半導体チップの電極と各平坦部のイン
ナーリードとの間を電気的に接続する。次に、前記屈曲
部の任意同士を電気的に接続して積層する。続いて、1
つの積層用リードフレームを除いて他の積層用リードフ
レーム及び各半導体チップを一体に樹脂封止する。これ
によって、機械的強度が安定した積層用リードフレーム
を実現可能にするとともに、その積層用リードフレーム
を用いて信頼性の高いLSIを製造することが可能とな
る。
【0015】以下、本発明について、図面を参照して実
施形態とともに詳細に説明する。
施形態とともに詳細に説明する。
【0016】なお、実施形態を説明するための全図にお
いて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
いて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
【0017】
(実施形態1)図1は本発明の実施形態1による積層用
リードフレームを示す断面図で、積層用リードフレーム
(以下単にリードフレームと称する)1は、例えばFe
−Ni系合金、Cu系合金などからなる板状金属材料が
用いられて、プレス加工、エッチング加工などによって
所望のリードフレームパターンに形成されており、例え
ば半導体メモリチップが搭載可能に構成されている。図
1ではリードフレームを構成している複数のリードのう
ち、1つのリードの断面構造を示している。
リードフレームを示す断面図で、積層用リードフレーム
(以下単にリードフレームと称する)1は、例えばFe
−Ni系合金、Cu系合金などからなる板状金属材料が
用いられて、プレス加工、エッチング加工などによって
所望のリードフレームパターンに形成されており、例え
ば半導体メモリチップが搭載可能に構成されている。図
1ではリードフレームを構成している複数のリードのう
ち、1つのリードの断面構造を示している。
【0018】リードフレーム1の中央には半導体チップ
を固定すべき平坦部2が設けられて、この平坦部2の中
央位置には開口部3が設けられている。また、この平坦
部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方向に向かっ
て延長するように、上下対称の形状の屈曲部4、5が左
右位置に設けられている。
を固定すべき平坦部2が設けられて、この平坦部2の中
央位置には開口部3が設けられている。また、この平坦
部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方向に向かっ
て延長するように、上下対称の形状の屈曲部4、5が左
右位置に設けられている。
【0019】図2は、2つのリードフレーム1を組み合
わせて積層する例を示しており、上段のリードフレーム
1の屈曲部4と下段のリードフレーム1の対向する屈曲
部4とを導電性接着剤6を介して電気的に接続する。導
電性接着剤6としては、導電材料を含有させた樹脂、あ
るいは半田、金などの導電性材料を用いることができ
る。または、レーザーなどを利用して対象部分を溶接さ
せるようにしても良い。
わせて積層する例を示しており、上段のリードフレーム
1の屈曲部4と下段のリードフレーム1の対向する屈曲
部4とを導電性接着剤6を介して電気的に接続する。導
電性接着剤6としては、導電材料を含有させた樹脂、あ
るいは半田、金などの導電性材料を用いることができ
る。または、レーザーなどを利用して対象部分を溶接さ
せるようにしても良い。
【0020】この屈曲部4あるいは5はリードフレーム
1を構成しているリードの本数だけ平坦部2の左右位置
に設けられているので、接続部の合計面積は大きくな
る。よって、機械的強度が安定化するようになるため、
積層数が増加してもリードフレーム1の傾きは防止され
る。
1を構成しているリードの本数だけ平坦部2の左右位置
に設けられているので、接続部の合計面積は大きくな
る。よって、機械的強度が安定化するようになるため、
積層数が増加してもリードフレーム1の傾きは防止され
る。
【0021】複数のリードフレーム1を積層した後は、
後述するように、各リードフレーム1の平坦部2に各々
例えば半導体メモリチップのような半導体チップ7を絶
縁性接着剤8を介して固定し、次に各リードフレーム1
の平坦部2のインナーリードと半導体チップ7の電極と
の間に例えばAuのようなワイヤ9をボンディングす
る。
後述するように、各リードフレーム1の平坦部2に各々
例えば半導体メモリチップのような半導体チップ7を絶
縁性接着剤8を介して固定し、次に各リードフレーム1
の平坦部2のインナーリードと半導体チップ7の電極と
の間に例えばAuのようなワイヤ9をボンディングす
る。
【0022】各リードフレーム1の屈曲部4、5の平坦
部2からの高さは、固定すべき半導体チップ7の厚さに
対して、最大範囲で120〜140%程度、最小範囲で
40〜60%程度が選ばれる。前記の最大範囲を上回る
と、複数のリードフレーム1を積層した場合、各半導体
チップ7間の間隔が大きくなって、パッケージの高さ寸
法が厚くなる。また、前記最小範囲を下回ると、複数の
リードフレーム1を積層した場合、各半導体チップ7間
の間隔が狭くなって、隣接する半導体チップ7間を接触
させたり、半導体チップ7とリードフレーム1間を接触
させたりするおそれが生ずる。
部2からの高さは、固定すべき半導体チップ7の厚さに
対して、最大範囲で120〜140%程度、最小範囲で
40〜60%程度が選ばれる。前記の最大範囲を上回る
と、複数のリードフレーム1を積層した場合、各半導体
チップ7間の間隔が大きくなって、パッケージの高さ寸
法が厚くなる。また、前記最小範囲を下回ると、複数の
リードフレーム1を積層した場合、各半導体チップ7間
の間隔が狭くなって、隣接する半導体チップ7間を接触
させたり、半導体チップ7とリードフレーム1間を接触
させたりするおそれが生ずる。
【0023】以上のような実施形態1によれば次のよう
な効果が得られる。
な効果が得られる。
【0024】半導体チップ7を固定する平坦部2を有し
この平坦部2を中心にして平坦部の上方向及び下方向に
向かって延長する屈曲部4、5が左右位置に設けられ
て、例えば前記屈曲部4が他のリードフレーム1の対向
する屈曲部4と電気的に接続可能になっているので、機
械的強度が安定したリードフレームを実現可能にすると
ともに、そのリードフレームを用いて信頼性の高いLS
Iを製造することが可能となる。
この平坦部2を中心にして平坦部の上方向及び下方向に
向かって延長する屈曲部4、5が左右位置に設けられ
て、例えば前記屈曲部4が他のリードフレーム1の対向
する屈曲部4と電気的に接続可能になっているので、機
械的強度が安定したリードフレームを実現可能にすると
ともに、そのリードフレームを用いて信頼性の高いLS
Iを製造することが可能となる。
【0025】(実施形態2)図3は本発明の実施形態2
による半導体集積回路装置(LSI)を示す断面図で、
実施形態1で得られたリードフレーム1を3個用いて組
み立てたLSIを示すものである。
による半導体集積回路装置(LSI)を示す断面図で、
実施形態1で得られたリードフレーム1を3個用いて組
み立てたLSIを示すものである。
【0026】第1段目のリードフレーム1の平坦部2に
は例えば半導体メモリチップからなる半導体チップ7が
絶縁性接着剤8を介してフェースアップで固定され、こ
の半導体チップ7の電極と平坦部2のインナーリードと
の間にはワイヤ9がボンディングされている。
は例えば半導体メモリチップからなる半導体チップ7が
絶縁性接着剤8を介してフェースアップで固定され、こ
の半導体チップ7の電極と平坦部2のインナーリードと
の間にはワイヤ9がボンディングされている。
【0027】第2段目のリードフレーム1の平坦部2に
は同様に半導体メモリチップからなる半導体チップ7が
絶縁性接着剤8を介してフェースダウンで固定され、こ
の半導体チップ7の電極と平坦部2のインナーリードと
の間にはワイヤ9がボンディングされている。そして、
第1及び第2段目のリードフレーム1は対向する屈曲部
4同士が導電性接着剤6を介して電気的に接続されると
ともに、機械的に一体化されている。
は同様に半導体メモリチップからなる半導体チップ7が
絶縁性接着剤8を介してフェースダウンで固定され、こ
の半導体チップ7の電極と平坦部2のインナーリードと
の間にはワイヤ9がボンディングされている。そして、
第1及び第2段目のリードフレーム1は対向する屈曲部
4同士が導電性接着剤6を介して電気的に接続されると
ともに、機械的に一体化されている。
【0028】また、第3段目のリードフレーム1の平坦
部2には同様に半導体メモリチップからなる半導体チッ
プ7が絶縁性接着剤8を介してフェースアップで固定さ
れ、この半導体チップ7の電極と平坦部3のインナーリ
ードとの間にははワイヤ9がボンディングされている。
そして、第2及び第3段目のリードフレーム1の対向す
る屈曲部5同士が導電性接着剤6を介して電気的に接続
されるとともに、機械的に一体化されている。
部2には同様に半導体メモリチップからなる半導体チッ
プ7が絶縁性接着剤8を介してフェースアップで固定さ
れ、この半導体チップ7の電極と平坦部3のインナーリ
ードとの間にははワイヤ9がボンディングされている。
そして、第2及び第3段目のリードフレーム1の対向す
る屈曲部5同士が導電性接着剤6を介して電気的に接続
されるとともに、機械的に一体化されている。
【0029】第1及び第2段目のリードフレーム1の周
囲部は屈曲部5の外側で切断されて、第3段目のリード
フレーム1だけが切断されずに周囲に引き出されてい
る。そして、第3段目のリードフレーム1の引き出し部
を除いた第1及び第2段目のリードフレーム1、及び各
半導体チップ7はエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ
イミド樹脂、フェノール樹脂などからなるパッケージ1
0によって樹脂封止されている。第3段目のリードフレ
ーム1はパッケージ10の外部に引き出されて、外部電
極として用いられる。半導体チップ7の厚さは約250
乃至350μmであり、ボンディングワイヤ9の高さは
約200μmに設定されている。また、各リードフレー
ム1の屈曲部4、5の高さは、前記したような条件で設
定され、これらの条件などによってパッケージ10の高
さ寸法が決定される。
囲部は屈曲部5の外側で切断されて、第3段目のリード
フレーム1だけが切断されずに周囲に引き出されてい
る。そして、第3段目のリードフレーム1の引き出し部
を除いた第1及び第2段目のリードフレーム1、及び各
半導体チップ7はエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ
イミド樹脂、フェノール樹脂などからなるパッケージ1
0によって樹脂封止されている。第3段目のリードフレ
ーム1はパッケージ10の外部に引き出されて、外部電
極として用いられる。半導体チップ7の厚さは約250
乃至350μmであり、ボンディングワイヤ9の高さは
約200μmに設定されている。また、各リードフレー
ム1の屈曲部4、5の高さは、前記したような条件で設
定され、これらの条件などによってパッケージ10の高
さ寸法が決定される。
【0030】半導体チップ7として、特に半導体メモリ
チップを用いた場合には、同一容量のメモリ(例えば、
1メガビットメモリや4メガビットメモリ)を各段に用
いることにより、各リードフレーム1は同一リードパタ
ーンのものを用いることができる。そして、対応したリ
ード同士を短絡するように接続して各リードフレーム1
を積層することができる。但し、各リードフレーム1に
は、瞬時にどの半導体メモリチップを動作させるかの選
択信号を与えるためのリードを追加する必要があり、こ
の選択信号用リードの数は半導体チップ7の数に相当し
た数だけ用意すれば良い。
チップを用いた場合には、同一容量のメモリ(例えば、
1メガビットメモリや4メガビットメモリ)を各段に用
いることにより、各リードフレーム1は同一リードパタ
ーンのものを用いることができる。そして、対応したリ
ード同士を短絡するように接続して各リードフレーム1
を積層することができる。但し、各リードフレーム1に
は、瞬時にどの半導体メモリチップを動作させるかの選
択信号を与えるためのリードを追加する必要があり、こ
の選択信号用リードの数は半導体チップ7の数に相当し
た数だけ用意すれば良い。
【0031】図15はこの概略を説明するもので、図3
に示したように3個の半導体メモリチップを半導体チッ
プ7として用いるとすると、各リードフレーム1には3
本の選択信号用リード11a、11b、11cを追加す
るようにする。そして、第1段目のリードフレーム1の
選択信号用リード11aに対しては対応した半導体チッ
プ7の選択信号用電極12との間にワイヤ9をボンディ
ングし、第2段目のリードフレーム1の選択信号用リー
ド11bに対しては対応した半導体チップ7の選択信号
用電極12との間にワイヤ9をボンディングし、第3段
目のリードフレーム1の選択信号用リード11cに対し
ては対応した半導体チップ7の選択信号用電極12との
間にワイヤ9をボンディングするようにする。このよう
に、選択信号用リード11a乃至11cを追加したリー
ドフレーム1を用意するだけで、各段に用いるリードフ
レーム1を共通に使用することができるようになる。
に示したように3個の半導体メモリチップを半導体チッ
プ7として用いるとすると、各リードフレーム1には3
本の選択信号用リード11a、11b、11cを追加す
るようにする。そして、第1段目のリードフレーム1の
選択信号用リード11aに対しては対応した半導体チッ
プ7の選択信号用電極12との間にワイヤ9をボンディ
ングし、第2段目のリードフレーム1の選択信号用リー
ド11bに対しては対応した半導体チップ7の選択信号
用電極12との間にワイヤ9をボンディングし、第3段
目のリードフレーム1の選択信号用リード11cに対し
ては対応した半導体チップ7の選択信号用電極12との
間にワイヤ9をボンディングするようにする。このよう
に、選択信号用リード11a乃至11cを追加したリー
ドフレーム1を用意するだけで、各段に用いるリードフ
レーム1を共通に使用することができるようになる。
【0032】以上のような実施形態2によれば次のよう
な効果が得られる。
な効果が得られる。
【0033】半導体チップ7を固定する平坦部2を有し
この平坦部2の上方向及び下方向に向かって延長する屈
曲部4、5が設けられた積層用リードフレーム1が複数
用いられて、前記屈曲部4、5の任意同士が電気的に接
続され、前記平坦部2には各々半導体チップ7が固定さ
れるとともに各半導体チップ11の電極と各リードフレ
ーム1との間で電気的接続が行われ、1つのリードフレ
ーム1のみが外部電極として用いられるので、機械的強
度に優れた積層用リードフレームを実現可能にするとと
もに、信頼性の高いLSIを製造することが可能とな
る。
この平坦部2の上方向及び下方向に向かって延長する屈
曲部4、5が設けられた積層用リードフレーム1が複数
用いられて、前記屈曲部4、5の任意同士が電気的に接
続され、前記平坦部2には各々半導体チップ7が固定さ
れるとともに各半導体チップ11の電極と各リードフレ
ーム1との間で電気的接続が行われ、1つのリードフレ
ーム1のみが外部電極として用いられるので、機械的強
度に優れた積層用リードフレームを実現可能にするとと
もに、信頼性の高いLSIを製造することが可能とな
る。
【0034】(実施形態3)図4乃至図10は本発明の
実施形態3による半導体集積回路装置の製造方法を示す
断面図で、実施形態2によるLSIの製造方法を示すも
のである。以下、工程順に説明する。
実施形態3による半導体集積回路装置の製造方法を示す
断面図で、実施形態2によるLSIの製造方法を示すも
のである。以下、工程順に説明する。
【0035】まず、図4に示すように、例えばFe−N
i系合金、Cu系合金などからなる板状金属材料が用い
られて、プレス加工、エッチング加工などによって所望
のリードフレームパターンに形成されて、半導体チップ
を固定すべき平坦部2を有しこの平坦部2を中心にして
平坦部2の上方向及び下方向に向かって延長するよう
に、上下対称の形状の屈曲部4、5が左右位置に設けら
れリードフレーム1を複数個用意する。
i系合金、Cu系合金などからなる板状金属材料が用い
られて、プレス加工、エッチング加工などによって所望
のリードフレームパターンに形成されて、半導体チップ
を固定すべき平坦部2を有しこの平坦部2を中心にして
平坦部2の上方向及び下方向に向かって延長するよう
に、上下対称の形状の屈曲部4、5が左右位置に設けら
れリードフレーム1を複数個用意する。
【0036】次に、図5に示すように、各リードフレー
ム1の平坦部2に絶縁性接着剤8を設ける。
ム1の平坦部2に絶縁性接着剤8を設ける。
【0037】続いて、図6に示すように、絶縁性接着剤
8を介して平坦部2に半導体メモリチップからなる半導
体チップ7をフェースアップで固定する。
8を介して平坦部2に半導体メモリチップからなる半導
体チップ7をフェースアップで固定する。
【0038】次に、図7に示すように、この半導体チッ
プ7の電極と平坦部2のインナーリードとの間にワイヤ
9をボンディングする。これによって、チップボンディ
ング及びワイヤボンディングが終了したリードフレーム
1が得られる。
プ7の電極と平坦部2のインナーリードとの間にワイヤ
9をボンディングする。これによって、チップボンディ
ング及びワイヤボンディングが終了したリードフレーム
1が得られる。
【0039】続いて、図8に示すように、このようにし
て得られた2組のリードフレーム1を、各々、第1段目
及び第2段目のリードフレーム1として用いて、対向す
る屈曲部4同士を導電材料を含有させた樹脂、あるいは
半田、金などの導電性材料などからなる導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
て得られた2組のリードフレーム1を、各々、第1段目
及び第2段目のリードフレーム1として用いて、対向す
る屈曲部4同士を導電材料を含有させた樹脂、あるいは
半田、金などの導電性材料などからなる導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
【0040】次に、図9に示すように、同様な他のリー
ドフレーム1を第3段目のリードフレーム1として用い
て、第2段目のリードフレーム1に対して、対向する屈
曲部5同士を導電性接着剤6を介して電気的に接続する
とともに、機械的に一体化する。
ドフレーム1を第3段目のリードフレーム1として用い
て、第2段目のリードフレーム1に対して、対向する屈
曲部5同士を導電性接着剤6を介して電気的に接続する
とともに、機械的に一体化する。
【0041】続いて、図10に示すように、積層された
第1、第2及び第3のリードフレーム1のうち、第1及
び第2段目のリードフレーム1の周囲部を屈曲部5の外
側で切断する。一方、第3段目のリードフレーム1だけ
は切断せずに周囲に引き出したままにしておく。
第1、第2及び第3のリードフレーム1のうち、第1及
び第2段目のリードフレーム1の周囲部を屈曲部5の外
側で切断する。一方、第3段目のリードフレーム1だけ
は切断せずに周囲に引き出したままにしておく。
【0042】次に、以上のようにして得られたリードフ
レーム群を、周知のトランスファモールド装置にセット
して、例えばエポキシ樹脂を供給することにより樹脂封
止してパッケージ10を形成する。これによって、図3
に示したようなLSIが製造される。第3段目の1つの
リードフレーム1の引き出し部のみがパッケージ10の
外部に引き出されて外部電極として用いられ、これら各
リードは、各種電子機器の配線基板に実装し易い形状に
成形される。
レーム群を、周知のトランスファモールド装置にセット
して、例えばエポキシ樹脂を供給することにより樹脂封
止してパッケージ10を形成する。これによって、図3
に示したようなLSIが製造される。第3段目の1つの
リードフレーム1の引き出し部のみがパッケージ10の
外部に引き出されて外部電極として用いられ、これら各
リードは、各種電子機器の配線基板に実装し易い形状に
成形される。
【0043】以上のような実施形態3によれば次のよう
な効果が得られる。
な効果が得られる。
【0044】半導体チップ7を固定する平坦部2を有し
この平坦部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方向
に向かって延長する屈曲部4、5が左右位置に設けられ
たリードフレーム1を複数用意して、各リードフレーム
1の前記平坦部2に各々半導体チップ7を固定するとと
もに各半導体チップ7の電極と各平坦部2のインナーリ
ードとの間を電気的に接続し、次に、前記屈曲部4、5
の任意同士を電気的に接続して積層し、続いて、1つの
リードフレーム1の引き出し部を除いて他のリードフレ
ーム1及び各半導体チップ7を一体に樹脂封止するよう
にしたので、機械的強度に優れた積層用リードフレーム
を実現可能にするとともに、信頼性の高いLSIを製造
することが可能となる。
この平坦部2を中心にして平坦部2の上方向及び下方向
に向かって延長する屈曲部4、5が左右位置に設けられ
たリードフレーム1を複数用意して、各リードフレーム
1の前記平坦部2に各々半導体チップ7を固定するとと
もに各半導体チップ7の電極と各平坦部2のインナーリ
ードとの間を電気的に接続し、次に、前記屈曲部4、5
の任意同士を電気的に接続して積層し、続いて、1つの
リードフレーム1の引き出し部を除いて他のリードフレ
ーム1及び各半導体チップ7を一体に樹脂封止するよう
にしたので、機械的強度に優れた積層用リードフレーム
を実現可能にするとともに、信頼性の高いLSIを製造
することが可能となる。
【0045】(実施形態4)図11は本発明の実施形態
4による半導体集積回路装置(LSI)を示す断面図
で、実施形態2と同様に実施形態1で得られたリードフ
レーム1を3個用いてLSIを組み立てるのは同じであ
るが、各半導体チップ7がすべてフェースアップで固定
されている点が異なっている。以下、図12乃至図14
の主要工程を参照して本実施形態4によるLSIの製造
方法を説明する。
4による半導体集積回路装置(LSI)を示す断面図
で、実施形態2と同様に実施形態1で得られたリードフ
レーム1を3個用いてLSIを組み立てるのは同じであ
るが、各半導体チップ7がすべてフェースアップで固定
されている点が異なっている。以下、図12乃至図14
の主要工程を参照して本実施形態4によるLSIの製造
方法を説明する。
【0046】図12に示すように、図6と同様に半導体
メモリチップからなる半導体チップ7をフェースアップ
で固定したリードフレーム1を第1段目のリードフレー
ム1として用いるとともに、図6のリードフレーム1を
反転させた配置で半導体チップ7をフェースアップで固
定したリードフレーム1を第2段目のリードフレーム1
として用いて、対向する屈曲部4同士を導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
メモリチップからなる半導体チップ7をフェースアップ
で固定したリードフレーム1を第1段目のリードフレー
ム1として用いるとともに、図6のリードフレーム1を
反転させた配置で半導体チップ7をフェースアップで固
定したリードフレーム1を第2段目のリードフレーム1
として用いて、対向する屈曲部4同士を導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
【0047】次に、図13に示すように、図6と同様
に、半導体メモリチップからなる半導体チップ7をフェ
ースアップで固定したリードフレーム1を第3段目のリ
ードフレーム1として用いて、第2段目のリードフレー
ム1に対して、対向する屈曲部5同士を導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
に、半導体メモリチップからなる半導体チップ7をフェ
ースアップで固定したリードフレーム1を第3段目のリ
ードフレーム1として用いて、第2段目のリードフレー
ム1に対して、対向する屈曲部5同士を導電性接着剤6
を介して電気的に接続するとともに、機械的に一体化す
る。
【0048】続いて、図14に示すように、図10と同
様に、積層された第1、第2及び第3のリードフレーム
1のうち、第1及び第2段目のリードフレーム1の周囲
部を屈曲部5の外側で切断するとともに、第3段目のリ
ードフレーム1だけは切断せずに周囲に引き出したまま
にしておく。以上のようにして得られたリードフレーム
群をトランスファモールドすることにより、図11に示
したようなLSIが製造される。
様に、積層された第1、第2及び第3のリードフレーム
1のうち、第1及び第2段目のリードフレーム1の周囲
部を屈曲部5の外側で切断するとともに、第3段目のリ
ードフレーム1だけは切断せずに周囲に引き出したまま
にしておく。以上のようにして得られたリードフレーム
群をトランスファモールドすることにより、図11に示
したようなLSIが製造される。
【0049】以上のような実施形態4によっても、一部
の半導体チップ7のリードフレーム1の平坦部2に対す
る固定面が異なるだけで、他の構成は実施形態2と同様
なので、実施形態2と同様な効果を得ることができる。
の半導体チップ7のリードフレーム1の平坦部2に対す
る固定面が異なるだけで、他の構成は実施形態2と同様
なので、実施形態2と同様な効果を得ることができる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0051】例えば、前記実施形態ではリードフレーム
を3段に積層する例で説明したが、これに限らず4段以
上に積層することも可能である。
を3段に積層する例で説明したが、これに限らず4段以
上に積層することも可能である。
【0052】また、各段のリードフレームには1個の半
導体チップを固定する例で説明したが、複数の半導体チ
ップを固定することも可能である。
導体チップを固定する例で説明したが、複数の半導体チ
ップを固定することも可能である。
【0053】さらに、外部電極として用いないリードフ
レームの不要な周囲部の切断は、全てのリードフレーム
を樹脂封止した後に行うようにしてもよい。
レームの不要な周囲部の切断は、全てのリードフレーム
を樹脂封止した後に行うようにしてもよい。
【0054】さらにまた、複数のリードフレームの積層
は、各リードフレームごとに半導体チップを固定して樹
脂封止した後に、行うようにしてもよい。
は、各リードフレームごとに半導体チップを固定して樹
脂封止した後に、行うようにしてもよい。
【0055】また、前記実施形態では半導体チップをリ
ードフレームにワイヤボンディングによって接続した例
で説明したが、これに限らず金や半田などのバンプを形
成した半導体チップを直接リードフレームに接続するよ
うにしてもよい。
ードフレームにワイヤボンディングによって接続した例
で説明したが、これに限らず金や半田などのバンプを形
成した半導体チップを直接リードフレームに接続するよ
うにしてもよい。
【0056】さらに、前記実施形態では半導体チップと
して、半導体メモリチップを用いる例で説明したが、こ
れに限ることはない。
して、半導体メモリチップを用いる例で説明したが、こ
れに限ることはない。
【0057】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
集積回路装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではない。本発明は、少なくとも配線
基板上の限られた領域に多数の回路素子を配置すること
を条件とするものには適用できる。
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
集積回路装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではない。本発明は、少なくとも配線
基板上の限られた領域に多数の回路素子を配置すること
を条件とするものには適用できる。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0059】半導体チップを固定する平坦部を有しこの
平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲部が
設けられた積層用リードフレームが複数用いられて、前
記屈曲部の任意同士が電気的に接続され、前記平坦部に
は各々半導体チップが固定されるとともに各半導体チッ
プの電極と各リードフレームとの間で電気的接続が行わ
れ、1つのリードフレームのみが外部電極として用いら
れるので、機械的強度に優れた積層用リードフレームを
実現可能にするとともに、信頼性の高いLSIを製造す
ることが可能となる。
平坦部の上方向及び下方向に向かって延長する屈曲部が
設けられた積層用リードフレームが複数用いられて、前
記屈曲部の任意同士が電気的に接続され、前記平坦部に
は各々半導体チップが固定されるとともに各半導体チッ
プの電極と各リードフレームとの間で電気的接続が行わ
れ、1つのリードフレームのみが外部電極として用いら
れるので、機械的強度に優れた積層用リードフレームを
実現可能にするとともに、信頼性の高いLSIを製造す
ることが可能となる。
【図1】本発明の実施形態1による積層用リードフレー
ムを示す断面図である。
ムを示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態1による積層用リードフレー
ムを2段に積層した構造を示す断面図である。
ムを2段に積層した構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態2による半導体集積回路装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法の一工程を示す断面図である。
の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法の他の工程を示す断面図である。
の製造方法の他の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態3による半導体集積回路装置
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
【図10】本発明の実施形態3による半導体集積回路装
置の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
置の製造方法のその他の工程を示す断面図である。
【図11】本発明の実施形態4による半導体集積回路装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図12】図11の半導体集積回路装置の製造方法の主
な工程を示す断面図である。
な工程を示す断面図である。
【図13】図11の半導体集積回路装置の製造方法の主
な工程を示す断面図である。
な工程を示す断面図である。
【図14】図11の半導体集積回路装置の製造方法の主
な工程を示す断面図である。
な工程を示す断面図である。
【図15】本発明の半導体集積回路装置を半導体メモリ
チップに適用した場合の効果を説明するもので、(a)
乃至(c)は概略図である。
チップに適用した場合の効果を説明するもので、(a)
乃至(c)は概略図である。
1…積層用リードフレーム、2…平坦部、3…開口部、
4、5…屈曲部、6…導電性接着剤、7…半導体チッ
プ、8…絶縁性接着剤、9…ボンディングワイヤ、10
…パッケージ、11a、11b、11c…リードフレー
ムの選択信号用リード、12…半導体チップの選択信号
用電極。
4、5…屈曲部、6…導電性接着剤、7…半導体チッ
プ、8…絶縁性接着剤、9…ボンディングワイヤ、10
…パッケージ、11a、11b、11c…リードフレー
ムの選択信号用リード、12…半導体チップの選択信号
用電極。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体チップを固定するとともに半導体
チップの電極と電気的接続を行う積層用リードフレーム
であって、前記半導体チップを固定する平坦部を有しこ
の平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下方向に向か
って延長する屈曲部が左右位置に設けられて、前記屈曲
部が他の積層用リードフレームの屈曲部と電気的に接続
可能になっていることを特徴とする積層用リードフレー
ム。 - 【請求項2】 前記平坦部に対して、前記半導体チップ
の電極との間でワイヤボンディングが可能になっている
ことを特徴とする請求項1に記載の積層用リードフレー
ム。 - 【請求項3】 前記上方向及び下方向に向かって延長す
る屈曲部は、平坦部を中心にして上下対称の形状を有す
ることを特徴とする請求項1または2に記載の積層用リ
ードフレーム。 - 【請求項4】 半導体チップを固定する平坦部を有しこ
の平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下方向に向か
って延長する屈曲部が左右位置に設けられた積層用リー
ドフレームが複数用いられて、前記屈曲部の任意同士が
電気的に接続され、前記平坦部には各々半導体チップが
固定されるとともに各半導体チップの電極と各リードフ
レームとの間で電気的接続が行われ、1つの積層用リー
ドフレームのみが外部電極として用いられることを特徴
とする半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記1つの積層用リードフレームを除い
た他の積層用リードフレーム及び各半導体チップが一体
に樹脂封止されることを特徴とする請求項4に記載の半
導体集積回路装置。 - 【請求項6】 前記半導体チップは、半導体メモリチッ
プから構成されることを特徴とする請求項4または5に
記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項7】 前記半導体メモリチップを固定する各リ
ードフレームは、各々選択信号用リードを備えることを
特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項8】 半導体チップを固定する平坦部を有しこ
の平坦部を中心にして平坦部の上方向及び下方向に向か
って延長する屈曲部が左右位置に設けられた積層用リー
ドフレームを複数用意して、各リードフレームの前記平
坦部に各々半導体チップを固定するとともに各半導体チ
ップの電極と各平坦部のインナーリードとの間を電気的
に接続する工程と、前記屈曲部の任意同士を電気的に接
続して積層する工程と、1つの積層用リードフレームの
引き出し部を除いて他の積層用リードフレーム及び各半
導体チップを一体に樹脂封止する工程とを含むことを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340105A JPH09181248A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 積層用リードフレーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340105A JPH09181248A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 積層用リードフレーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181248A true JPH09181248A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18333772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7340105A Pending JPH09181248A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 積層用リードフレーム及びそれを用いた半導体集積回路装置並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09181248A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007329372A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Sony Corp | 半導体パッケージ及びその製造方法 |
KR100922099B1 (ko) * | 2008-02-25 | 2009-10-16 | 파워테크 테크놀로지 인코포레이티드 | 다운셋 배플 패들을 가지는 리드 프레임 및 반도체 패키지 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7340105A patent/JPH09181248A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007329372A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Sony Corp | 半導体パッケージ及びその製造方法 |
KR100922099B1 (ko) * | 2008-02-25 | 2009-10-16 | 파워테크 테크놀로지 인코포레이티드 | 다운셋 배플 패들을 가지는 리드 프레임 및 반도체 패키지 |
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