JPH09180839A - 片口金蛍光灯ソケット - Google Patents

片口金蛍光灯ソケット

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JPH09180839A
JPH09180839A JP34197895A JP34197895A JPH09180839A JP H09180839 A JPH09180839 A JP H09180839A JP 34197895 A JP34197895 A JP 34197895A JP 34197895 A JP34197895 A JP 34197895A JP H09180839 A JPH09180839 A JP H09180839A
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lamp
socket
rotor
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Masaaki Isoda
雅章 磯田
Tomoyuki Ono
登茂之 小野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片口金蛍光灯を回転装着させるソケットで、
片口金蛍光灯の品種が増加しても誤使用防止への対応が
容易にできるようにする。 【解決手段】 口金4の下面4cに突設されたランプピ
ン4dの略中央に、側壁に抜け止め用係止部4eが突設
されると共に先端がランプピン4dよりも突出する突出
部4gを設け、口金4の周側面に区別用突起4hを設け
てなる片口金蛍光灯1を差し込んで回転係止させるソケ
ット本体2と、ソケット本体2に収納されてランプピン
4dに当接する複数の接触子3とを備えてなる片口金蛍
光灯ソケットにおいて、ソケット本体2に、突出部4g
が収納される収納凹部2gと接触子3を臨むランプピン
挿入孔2cを設けると共に、ソケット本体2に、口金4
の周側壁に略対向すると共に区別用突起4hが挿入され
る受け溝2mが形成された隔壁2kを有するローター5
を回転自在に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片口金蛍光灯ソケ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11乃至図14は、従来の片口金蛍光
灯ソケット(第1の従来例)を示すもので、この片口金
蛍光灯ソケットは、片口金蛍光灯1を挿入して回転係止
させることにより装着させるものであって、主に、ソケ
ット本体2と、接触子3とを有して構成されている。
【0003】この片口金蛍光灯ソケットに装着される片
口金蛍光灯1は、口金4の上面4a側にバルブ4bが立
設されると共に、下面4c側にはバルブ4bの突出方向
と反対方向に4本のランプピン4dが植設されている。
また、口金4の側周壁の両側には、バルブ4bの突出方
向と垂直方向に突出する抜け止め用係止部4eが設けら
れると共に、口金4の側壁にはランプ定格に応じて異な
る位置に設けられるご使用防止溝4fが設けられてい
る。
【0004】ソケット本体2は、樹脂製であって、ラン
プを装着する面側に開口した凹所2aが設けられてな
り、その凹所2aの底部2bにはランプピン挿入孔2c
が設けられて構成されている。そして、ランプピン挿入
孔2cの奥方には導電部材で形成されると共に、バネ
(図示せず)によりソケット本体2の前面側に付勢され
た接触子3が収納されている。また、ソケット本体2の
凹所2aは、その内部で片口金ランプ1の口金4が、そ
の中心軸のまわりに所定角度だけ回動可能に形成され、
凹所2aの周壁には、凹所2aと連通してランプ装着面
側から片口金ランプ1の抜け止め用係止部4eが挿入さ
れて回転自在とされる挿入溝2dが設けられており、ラ
ンプ装着時の回転終了側の挿入溝2dの前面側が、抜け
止め用係止部4eに当接して、片口金蛍光灯1の抜け止
めとされる係止部2eとされている。また、凹所2aの
側壁には、凹所2aの内方に突出する誤使用防止突起部
2fが設けられており、したがって、片口金蛍光灯1の
誤使用防止溝4fは、口金4が回転する際に誤使用防止
突起部2fの回転を避けれるだけの幅を有するようにさ
れている。
【0005】図15は、従来の別の片口金蛍光灯ソケッ
ト(第2の従来例)を示すもので、この片口金蛍光灯ソ
ケットは、第1の従来例と異なる口金4を備えた片口金
蛍光灯1を挿入して係止させる構造とされたものであっ
て、主に、ソケット本体2と、接触子とを有して構成さ
れている。
【0006】片口金蛍光灯1の口金4は、上面4aにバ
ルブ4bが突設され、下面4cの略中央にバルブ4bの
突出方向と反対方向に突出する断面が略四角柱状の突出
部4gが形成されており、口金4の下面4c上であって
突出部4gの周方向には、それぞれ2本づつのランプピ
ン4dが突出部4gを挟んで対向するように植設されて
いる。また、突出部4gの先端は、ランプピン4dの先
端よりも突出しており、突出部4gの側周壁の両側の面
には突出部4gの中心軸と略垂直方向に突出する抜け止
め用係止部4eが設けられている。さらには、口金4の
周側面には、ランプ出力に応じて異なる部位に区別用突
起部4hが突設されている。
【0007】ソケット本体2は、ランプを装着する面側
に片口金蛍光灯1の突出部4gが挿入される収納凹部2
gを備え、収納凹部2gの外面側にはランプピン挿入孔
2cが設けられると共に、ランプピン挿入孔2cの奥方
には導電部材で形成された接触子が収納されて構成され
ている。また、収納凹部2gの側壁には、収納凹部2g
と連通して片口金蛍光灯1の抜け止め用係止部4eが挿
入される挿入溝2dが設けられており、その挿入溝2d
の外方には抜け止め用係止部4eを係止する係止バネ2
hが設けられている。さらには、ランプ装着面側の収納
凹部2gの外周には、装着された口金4の側壁に略対向
するように隔壁2kが形成されており、その隔壁2kに
は片口金蛍光灯1の区別用突起部4hを避ける受け溝2
mが設けられている。そして、片口金蛍光灯1は、口金
4の区別用突起部4hを受け溝2mに合わせて片口金蛍
光灯ソケットに挿入することにより、抜け止め用係止部
4eが係止バネ2hに係止されて装着される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された第1の従来例に示す片口金蛍光灯ソケッ
トにおいては、片口金蛍光灯1の口金4に、片口金蛍光
灯1を回転させた時にソケット本体2に設けた誤使用防
止突起部2fを避けるように誤使用防止溝4fを設ける
必要があって、この誤使用防止溝4fの口金4の回転方
向の幅寸法が誤使用防止突起部2fの幅寸法に比べて大
きなものとなるために、誤使用を確実に防止するには、
片口金蛍光灯ソケットと片口金蛍光灯1の組み合わせの
数を多くすることができず、片口金蛍光灯1の定格数の
増加した場合には対応しにくいという問題点があった。
【0009】また、第2の従来例に示す片口金蛍光灯ソ
ケットにおいては、片口金蛍光灯1の口金4を片口金蛍
光灯ソケットに挿入して、片口金蛍光灯1を係止バネ2
hの弾性により係止させるものであるため、つまり、片
口金蛍光灯1が、片口金蛍光灯ソケットに挿入された状
態で、突出部4gに設けられた抜け止め用係止部4eの
部分で係止バネ2hにより両側から挟持されているだけ
であるために、使用中の衝撃や振動により係止バネ2h
の部分に力が加わると片口金蛍光灯1が外れて抜け落ち
る恐れをいだかせ易いという問題点があった。
【0010】そこで、本願発明者等は、図16及び図1
7に示すように、ソケット本体2と、接触子3、固定バ
ネ(図示せず)とを有して構成された片口金蛍光灯ソケ
ットを発明し、先に提案した。
【0011】このソケット本体2は、樹脂製であって、
ランプ装着面の略中央に収納凹部2gを備え、その収納
凹部2gの外側には、接触子3が収納された円弧状のラ
ンプピン挿入孔2cが設けられると共に、収納凹部2g
の側壁には、収納凹部2gと連通してランプ装着面側か
ら片口金蛍光灯1の抜け止め用係止部4eが挿入されて
回転自在とされる略L字状をなす挿入溝2dが設けられ
ており、ランプ装着時の回転終了側の挿入溝2dの前面
側が、抜け止め用係止部4eに当接して、片口金蛍光灯
1の抜け止めとされる係止部2eとされている。さらに
は、ランプ装着面側の収納凹部2gの外周には、装着さ
れた口金4の側壁に略対向するように隔壁2kが形成さ
れており、その隔壁2kには片口金蛍光灯1が回転した
際に、その区別用突起部4hを避ける幅寸法d1を有す
る受け溝2mが設けられている。そして、片口金蛍光灯
1は、口金4の区別用突起部4hを受け溝2mに合わせ
て片口金蛍光灯ソケットに挿入し、ランプ軸を中心とし
て回転させることにより抜け止め用係止部4eを挿入溝
2d内で移動させて係止部2eに係止させることにより
装着される。
【0012】しかしながら、このように構成した片口金
蛍光灯ソケットにおいても、ソケット本体2側で、片口
金蛍光灯1に設けた区別用突起部4hの回転を避ける受
け溝2mを設ける必要があり、そのためにソケット本体
2側で必要とする面積が広くなって、第1の従来例と同
様に誤使用を防止できる片口金蛍光灯ソケットと片口金
蛍光灯1の組み合わせの数を多くすることができないと
いう問題点があった。特に、図18に示すように、誤使
用を防止するために、片口金蛍光灯1の口金4の周側面
であって、突出部4gの両側に2つずつの区別用突起部
4hを設けることも考えられるが、この場合にあって
は、回転する区別用突起部4hを避けるために必要とす
る受け溝2mの幅寸法d2が大きくなり過ぎて、他の定
格を持つ片口金蛍光灯1が装着できるようになる恐れも
生ずるため、片口金蛍光灯1の定格数が増加していく
と、それに対応することが困難となる恐れも生ずる。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされもの
で、その目的とするところは、片口金蛍光灯を回転装着
させる片口金蛍光灯ソケットであって、適正な組をなす
片口金蛍光灯とソケットの間で誤使用防止に要する回転
方向の面積を小さくして、片口金蛍光灯の品種が増加し
ても誤使用防止に容易に対応できる片口金蛍光灯ソケッ
トを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、上面上
面4aにバルブ4bが突設されると共に下面4cに前記
バルブ4bと反対方向に突出する複数のランプピン4d
が設けられた口金4を備え、該口金4の下面4c上であ
って前記複数のランプピン4dの略中央に、側壁に抜け
止め用係止部4eが突設されると共に先端が前記ランプ
ピン4dよりも突出する突出部4gを設け、前記口金4
の周側面に定格出力に応じて異なる位置に区別用突起4
hを設けてなる片口金蛍光灯1を差し込んでひねること
により回転係止させるソケット本体2と、該ソケット本
体2に収納されると共に前記ランプピン4dに当接して
導通がとられる複数の接触子3とを備えてなる片口金蛍
光灯ソケットにおいて、前記ソケット本体2に、前記突
出部4gが収納される収納凹部2gと前記接触子3を臨
むランプピン挿入孔2cを設けると共に、前記ソケット
本体2の片口金蛍光灯1を装着する側に、前記口金4の
周側壁に略対向すると共に前記区別用突起4hが挿入さ
れる受け溝2mが形成された隔壁2kを有するローター
5を前記ソケット本体2に対して回転自在に設けたこと
を特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の片口金蛍光灯ソケットにおいて、前記ローター5
の隔壁2kの内側に、前記片口金蛍光灯1の装着時に前
記口金4の下面4cに略当接する口金当接面2nを前記
隔壁2kと一体的に設けると共に、前記口金当接面2n
の前記ランプピン挿入孔2cに略対向する部位にランプ
ピン4dを挿通させる小孔5aを設けたことを特徴とす
るものである。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の片口金蛍光灯ソケットにおいて、前記片口金蛍光
灯1の装着時に、前記口金4の下面4cに略当接する口
金当接面2nが、前記ソケット本体2と一体的に設けら
れたことを特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の発明にあっては、請求項
1、乃至請求項3のうち1つの請求項記載の片口金蛍光
灯ソケットにおいて、前記ソケット本体2と前記ロータ
ー5の間に、前記片口金蛍光灯1の装着完了時に、前記
ローター5の回転によって片口金蛍光灯1の装着が完了
したことを知らせる装着感触を発生させる装着感触発生
手段6を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の片口金
蛍光灯ソケットの第1の実施の形態を示すものであり、
この片口金蛍光灯ソケットは、図15に示す片口金蛍光
灯1と同じランプが装着されるものであって、主に、ソ
ケット本体2と、接触子3、ローター5、固定バネ7、
及びカバー8とを備えて構成されている。
【0019】ソケット本体2は、絶縁性を有する樹脂製
であって、前面側であるランプ装着面側の略中央に、片
口金蛍光灯1の突出部4gが挿入されて所定角度だけ回
転可能な収納凹部2gを備え、収納凹部2gの外面側で
あるランプ装着面には略円弧状のランプピン挿入孔2c
が収納凹部2gを挟んで2つずつ対向するように設けら
れている。また、収納凹部2gの側壁には、収納凹部2
gと連通して片口金蛍光灯1の抜け止め用係止部4eが
挿入されて所定角度だけ回転可能とされた略L字状をな
す挿入溝2dが設けられており、その挿入溝2dの奥側
であってランプ装着時の回転終了側の前面側が、抜け止
め用係止部4eに当接して、片口金蛍光灯1の抜け止め
とされる係止部2eとされている。また、前面側である
ランプ装着面側の周端近傍には、収納凹部2gを挟んで
対向するように、平面視が略円弧状であってその断面が
前面側よりも奥側の幅がが広く形成されたローター係止
溝2pが形成され、ソケット本体2のランプ装着面側で
あって一方のローター係止溝2pの近傍には、ローター
5とソケット本体2の位置決めに使用される位置決め穴
2qが形成されている。なお、同図において2rは、ソ
ケットを照明器具等に取り付けるためのソケット取付用
孔を示す。
【0020】接触子3は、導電部材で形成され、ソケッ
ト本体2のランプピン挿入孔2cの奥側であって、ラン
プ装着時の回転終了側に収納されてなり、ランプピン挿
入孔2cに挿入されて回転されたランプピン4dの側面
を挟持して導通がとられる挟持片3aを備えてなり、そ
の挟持片3a側と反対側に設けられた外部電線9を接続
するための速結端子部3bが一体で形成されている。
【0021】ローター5は、絶縁性を有する樹脂製であ
って、略中央部のソケット本体2の収納凹部2gと挿入
溝2dに略対向する位置に、抜け止め係止部4eを含め
た突出部4gの断面形状と略等しい形状の開口5bが設
けられた板状のローター基部5cと、そのローター基部
5cの上面側周端近傍に立設された隔壁2kと、ロータ
ー基部5cの下面側に立設されてローター係止溝2pに
係合し、ローター5をソケット本体2に回転可能に係止
させるローター係止爪5d、及びローター5のソケット
本体2に対する位置決め用の樹脂バネ5eとが一体で形
成されて構成されている。また、ローター基部5c上面
側であって隔壁2kの内側が片口金蛍光灯1の口金4の
下面4cに略当接する口金当接面2nとされ、その口金
当接面2nのランプピン挿入孔2cに対向する部位に
は、ランプピン4dが挿通される小孔5aが形成される
と共に、隔壁2kには、片口金蛍光灯1の区別用突起部
4hの回転を避ける切り欠きである受け溝2mが設けら
れており、この受け溝2mの口金4の回転方向にとった
幅寸法d4は、区別用突起部4hの幅d3よりも僅かに
広い寸法とされている。なお、図において5fは、ソケ
ット本体2に設けられたソケット取付用孔2rを臨む透
孔である。
【0022】固定バネ7は、ソケット本体2の収納凹部
2gの底側に配設されて片口金蛍光灯1の突出部4gと
共に回転し、突出部4gを前面側に付勢することによ
り、抜け止め用係止部4eを係止部2eに押圧させて保
持させるもので、固定バネ7の収納凹部2gの側壁に対
向する部位には凸部7aを備え、この凸部7aが収納凹
部2gの側壁に設けられたクリック溝2sに係合するこ
とで、片口金蛍光灯1の装着完了を知らせる装着感触が
得られるようにされたものである。また、カバー8は、
絶縁性を有する樹脂製であって、ソケット本体2に接触
子3、及び固定バネ7を所定位置に保持できるように形
成され、それらを収納させた後に、ソケット本体2の背
面側に配設されて、取付ねじ10によりソケット本体2
に取り付けられるものである。
【0023】このように構成された片口金蛍光灯ソケッ
トでは、片口金蛍光灯1の区別用突起部4hを、ロータ
ー5の区別突起溝2mに合わせて挿入回転させることに
より片口金蛍光灯1が装着されるが、ローター5の開口
5bに突出部4gが挿入された状態で、区別用突起4h
と区別突起溝2mとが合うもの、つまり、そのソケット
に適合する定格の片口金蛍光灯1のみが、ランプピン4
dがローター基部5cに設けられた小孔5aに挿入でき
て差し込みが完了できるようになる。そして、差し込み
が完了した状態で片口金蛍光灯1をランプ軸を中心とし
て回転させると、区別用突起4hが隔壁2kに側方から
当接すると共に、樹脂バネ5eが位置決め穴2qから抜
け出て摺動してローター5が回転させられる。そして、
ランプピン4dが接触子3に挟持されると共に、抜け止
め係止部4eが係止部2eに係止されて片口金蛍光灯1
が装着される。
【0024】このように構成されているため、本実施の
形態における片口金蛍光灯ソケットにおいては、片口金
蛍光灯1の区別用突起4h及びソケット本体2の受け溝
2mの幅を略同じとして必要最小限とでき、誤使用が防
止できる区別用突起4hと受け溝2mの組み合わせを多
くつくることができるため、ランプの定格数が増加して
片口金蛍光灯1の種類が増加しても誤使用を防止する対
応が容易にできる。また、ランプ差し込み時にローター
5基部5cの開口5bが突出部4gと略同じ形状となっ
ているため、口金4の回転方向に対する位置決めがし易
くランプの装着が容易となる。さらには、定格の異なる
ランプに対して、ソケット本体2側を共用させてロータ
ー5を交換するのみで誤使用防止に対応できるため、製
造コストを安価にすることができる。さらには、ランプ
が装着されていない状態では、口金当接面が接触子3の
前面側に存在することになり、絶縁性能を確保し易い。
【0025】図6及び図7は、本発明の片口金蛍光灯ソ
ケットの第2の実施の形態を示すものであり、前記第1
の実施の形態と異なる点は、ソケット本体2に位置決め
穴をなくした点と、ローター5であり、他は前記第1の
実施の形態と同様に構成されている。
【0026】ローター5は、絶縁性を有する樹脂製であ
って、細幅の略環状に形成されたローター基部5cと、
そのローター基部5cの上面側に立設された隔壁2k
と、ローター基部5cの下面側に立設されてローター係
止溝2pに係合しローター5をソケット本体2に回転可
能に係止させるローター係止爪5dとが一体で形成され
て構成されている。また、隔壁2kには、片口金蛍光灯
1の区別用突起部4hを避ける受け溝2mが設けられて
おり、この受け溝2mの口金4の回転方向にとった幅寸
法d4は、区別用突起部4hの幅寸法d3よりも僅かに
広い寸法とされている。したがって、ソケット本体2の
前面側の面が、片口金蛍光灯1の口金4の下面4cに略
当接する口金当接面2nとされる。
【0027】このように構成されているため、本実施の
形態における片口金蛍光灯ソケットにおいては、前記第
1の実施の形態の効果に加えて、ローター基部5cの面
積が小さくなるため、ローター5とソケット本体2の当
接面の面積が小さくなると共に、ローター5自体の自重
も軽なり、ローター5の回転時に、ローター5とソケッ
ト本体2間の摩擦抵抗が小さくなって、ランプの回転が
させ易くなり、片口金蛍光灯1の装着がし易くなるばか
りか、ローター5が容易に回転するため、装着感触を強
調できて装着完了を認識させ易くなる。
【0028】図8乃至図10は、本発明の片口金蛍光灯
ソケットの第3の実施の形態を示すものであり、前記第
2の実施の形態と異なる点は、ソケット本体2とロータ
ー5の当接する面側に、装着感触発生手段6を設けた
点、及び固定バネ7の装着感触を発生させる凸部7aを
なくして固定バネ7が片口金蛍光灯1の装着の際に回転
しないようにソケット本体2に収納させた点であり、他
は前記第2の実施の形態と同様に構成されている。
【0029】装着感触発生手段6は、ローター5のロー
ター基部5cの隔壁2kよりも外側に切り込み5gを設
けると共に下面側に凸状部5hを設けて形成された感触
発生バネ5kと、ソケット本体2の前面側であって口金
4の回転により凸状部5hに対向する部位の回転開始位
置と回転終了位置にそれぞれ設けられた感触発生溝2t
とにより構成されている。そして、口金4の回転と共に
ローター5が回転することにより、感触発生バネ2kの
凸状部5hが回転開始位置側の感触発生溝2tから、そ
の感触発生溝2tの側壁を乗り越えて回転終了位置側の
感触発生溝2tに係合することにより、装着感触を発生
するように構成されている。
【0030】このように構成されているため、本実施の
形態における片口金蛍光灯ソケットにおいては、前記第
2の実施の形態の効果に加えて、装着感触発生手段6で
あるローター5に設けられた凸状部5hとソケット本体
2に設けられた感触発生溝2tには表面硬度に差がな
く、その凸状部5hと感触発生溝2tの表面硬度に差の
ない樹脂どうしの摩擦により装着感触を生じさせるよう
にされているため、凸状部5hと感触発生溝2tの一方
の部材が偏磨耗する恐れが少なく、片口金蛍光灯1の着
脱の繰り返しにより装着感触(クリック感)に急激な低
下が生じにくく、クリック感の持続安定性に優れる。
【0031】なお、前記各実施の形態においては、ラン
プピン4dが接触して導通されるソケットの導電端子で
ある接触子3を、ランプピン4dを側面から挟持させる
ものを例示したが、本発明はこれに限らず、接触子がラ
ンプピンの先端に当接して導通がとられる突合わせ式の
ものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】このように構成されているため本発明
は、請求項1記載の発明にあっては、片口金蛍光灯の区
別用突起及びソケット本体の受け溝の幅を略同じとして
必要最小限とでき、誤使用が防止できる区別用突起と受
け溝の組み合わせを多くつくることができるため、ラン
プの定格数が増加して種類が増えた場合であっても誤使
用を防止する対応が容易にできる。また、ランプ差し込
み時にローターの開口が突出部と略同じ形状となってい
るため、口金の回転方向に対する位置決めがし易くラン
プの装着が容易となる。さらには、定格の異なるランプ
に対して、ソケット本体側を共用させてローターを交換
するのみで誤使用防止に対応できるため、製造コストを
安価にすることができる。
【0033】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、ランプが装着されていない
状態では、口金当接面が接触子の前面側を塞ぐように存
在することになり、絶縁性能を確保し易い。
【0034】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、ローターとソケット本体と
の当接する面積が小さくなると共に、ローター自体の自
重が軽なり、ローターの回転時に、ローターとソケット
本体間の摩擦抵抗が小さくなって、片口金蛍光灯の回転
がさせ易くなり、片口金蛍光灯の装着がし易くなるばか
りか、ローターが容易に回転するため、装着感触を強調
できて装着完了を認識させ易くなる。
【0035】請求項4記載の発明にあっては、請求項
1、乃至請求項3のうち1つの請求項記載の発明の効果
に加えて、装着感触発生手段がローターとソケット本体
の間に設けられて、表面硬度に差のないローターとソケ
ット本体との間の摩擦により装着感触を生じさせるよう
にされているため、一方の部材が偏磨耗する恐れが少な
く、片口金蛍光灯の着脱の繰り返しにより装着感触(ク
リック感)に急激な低下が生じにくく、その持続安定性
が優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第1の実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の要部の一部を破断した状態の斜視図であ
る。
【図4】同上のランプ装着手順を示すもので、(a) は挿
入状態の平面図、(b) は装着完了状態の平面図である。
【図5】同上の異なる要部を示すもので、(a) は樹脂バ
ネの動きを示す正面図、(b) は固定バネの動きを示す断
面図である。
【図6】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第2の実施形
態を示す分解斜視図である。
【図7】同上のランプ装着手順を示すもので、(a) は挿
入状態の平面図、(b) は装着完了状態の平面図である。
【図8】本発明の片口金蛍光灯ソケットの第3の実施形
態を示す分解斜視図である。
【図9】同上のランプ装着手順を示すもので、(a) は挿
入状態の平面図、(b) は装着完了状態の平面図である。
【図10】同上のB−B断面図である。
【図11】従来の片口金蛍光灯ソケット(第1の従来
例)を示す斜視図である。
【図12】同上ソケットに装着されるランプの口金を示
すもので、(a) は正面図、(b) は底面図、(c) は側面図
である。
【図13】同上の要部を示す平面図である。
【図14】同上のA−A断面図である。
【図15】従来の別の片口金蛍光灯ソケット(第2の従
来例)を示す斜視図である。
【図16】本願発明者等が先に提案した片口金蛍光灯ソ
ケットを示す斜視図である。
【図17】同上の平面図である。
【図18】同上のソケットに、異なる口金を持つランプ
を装着することを考慮した場合の平面図である。
【符号の説明】
1 片口金蛍光灯 2 ソケット本体 2c ランプピン挿入孔 2g 収納凹部 2k 隔壁 2m 受け溝 2n 口金当接面 3 接触子 4 口金 4a 上面 4b バルブ 4c 下面 4d ランプピン 4e 抜け止め用係止部 4g 突出部 4h 区別用突起 5 ローター 6 装着感触発生手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にバルブが突設されると共に下面に
    前記バルブと反対方向に突出する複数のランプピンが設
    けられた口金を備え、該口金の下面上であって前記複数
    のランプピンの略中央に、側壁に抜け止め用係止部が突
    設されると共に先端が前記ランプピンよりも突出する突
    出部を設け、前記口金の周側面に定格出力に応じて異な
    る位置に区別用突起を設けてなる片口金蛍光灯を差し込
    んでひねることにより回転係止させるソケット本体と、
    該ソケット本体に収納されると共に前記ランプピンに当
    接して導通がとられる複数の接触子とを備えてなる片口
    金蛍光灯ソケットにおいて、前記ソケット本体に、前記
    突出部が収納される収納凹部と前記接触子を臨むランプ
    ピン挿入孔を設けると共に、前記ソケット本体の片口金
    蛍光灯を装着する側に、前記口金の周側壁に略対向する
    と共に前記区別用突起が挿入される受け溝が形成された
    隔壁を有するローターを前記ソケット本体に対して回転
    自在に設けたことを特徴とする片口金蛍光灯ソケット。
  2. 【請求項2】 前記ローターの隔壁の内側に、前記片口
    金蛍光灯の装着時に、前記口金の下面に略当接する口金
    当接面を前記隔壁と一体的に設けると共に、前記口金当
    接面の前記ランプピン挿入孔に略対向する部位にランプ
    ピンを挿通させる小孔を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の片口金蛍光灯ソケット。
  3. 【請求項3】 前記片口金蛍光灯の装着時に、前記口金
    の下面に略当接する口金当接面が、前記ソケット本体と
    一体的に設けられたことを特徴とする請求項1記載の片
    口金蛍光灯ソケット。
  4. 【請求項4】 前記ソケット本体と前記ローターの間
    に、前記片口金蛍光灯の装着完了時に、前記ローターの
    回転によって片口金蛍光灯の装着が完了したことを知ら
    せる装着感触を発生させる装着感触発生手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1、乃至請求項3のうち1つの請
    求項記載の片口金蛍光灯ソケット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100347913C (zh) * 2004-03-29 2007-11-07 松下电工株式会社 用于荧光灯的连接器
GB2457436A (en) * 2008-02-08 2009-08-19 Anthony James Doyle Detachably mounting fluorescent tube lighting apparatus
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WO2022004391A1 (ja) * 2020-07-01 2022-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ランプユニット、照明器具、ランプ、ソケット及び器具本体ユニット

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