JPH09180558A - 低摩擦ケーブルの製造方法 - Google Patents
低摩擦ケーブルの製造方法Info
- Publication number
- JPH09180558A JPH09180558A JP34091695A JP34091695A JPH09180558A JP H09180558 A JPH09180558 A JP H09180558A JP 34091695 A JP34091695 A JP 34091695A JP 34091695 A JP34091695 A JP 34091695A JP H09180558 A JPH09180558 A JP H09180558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- polyamide
- friction
- low
- nylon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルの表面にポリアミド被膜を形成し、
かつ、安価な低摩擦ケーブルの製造方法を提供するもの
である。 【解決手段】 表面にポリアミド被膜１３を形成する低
摩擦ケーブル１１の製造方法において、最外層にシース
層または防食層１９が形成されたケーブル１２の表面
に、有機溶剤中に共重合ポリアミドを溶解させた溶融ポ
リアミドを塗布した後、該有機溶剤を揮発させ、上記ケ
ーブル１２の表面に上記ポリアミド被膜１３を形成する
ものである。
かつ、安価な低摩擦ケーブルの製造方法を提供するもの
である。 【解決手段】 表面にポリアミド被膜１３を形成する低
摩擦ケーブル１１の製造方法において、最外層にシース
層または防食層１９が形成されたケーブル１２の表面
に、有機溶剤中に共重合ポリアミドを溶解させた溶融ポ
リアミドを塗布した後、該有機溶剤を揮発させ、上記ケ
ーブル１２の表面に上記ポリアミド被膜１３を形成する
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路に布設される
ケーブルと管路との間の摩擦が小さい低摩擦ケーブルの
製造方法に関するものである。
ケーブルと管路との間の摩擦が小さい低摩擦ケーブルの
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】マンホール数およびケーブル間の接続数
を低減させて送電線路および通信線路の建設コストを抑
えるために、管路布設ケーブルの長尺布設が求められて
いる。管路布設ケーブルの布設可能長は、ケーブル引入
れ張力、すなわち、ケーブルと管路との摩擦係数により
制限される。このため、管路布設ケーブルとしては、管
路との摩擦係数の小さなケーブルが用いられている。
を低減させて送電線路および通信線路の建設コストを抑
えるために、管路布設ケーブルの長尺布設が求められて
いる。管路布設ケーブルの布設可能長は、ケーブル引入
れ張力、すなわち、ケーブルと管路との摩擦係数により
制限される。このため、管路布設ケーブルとしては、管
路との摩擦係数の小さなケーブルが用いられている。
【０００３】ケーブルと管路との摩擦係数を低減する従
来の方法は、ケーブル表面にタルク等の滑材を塗布する
方法が一般的に用いられている。しかし、表面に滑材を
塗布したケーブルの場合、ケーブルの管路内部への布設
が進むにつれてケーブルと管路との摩擦によって滑材が
管路に付着し、ケーブルと管路との摩擦係数を低減させ
る滑材の効果が急激に低下してしまう。すなわち、ケー
ブルと管路との摩擦係数を小さく保つためには、ケーブ
ルの表面に滑材を塗布する方法ではなく、ケーブル表面
の材質を摩擦係数の小さいものにする必要があった。
来の方法は、ケーブル表面にタルク等の滑材を塗布する
方法が一般的に用いられている。しかし、表面に滑材を
塗布したケーブルの場合、ケーブルの管路内部への布設
が進むにつれてケーブルと管路との摩擦によって滑材が
管路に付着し、ケーブルと管路との摩擦係数を低減させ
る滑材の効果が急激に低下してしまう。すなわち、ケー
ブルと管路との摩擦係数を小さく保つためには、ケーブ
ルの表面に滑材を塗布する方法ではなく、ケーブル表面
の材質を摩擦係数の小さいものにする必要があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ケーブル表面の摩擦係
数を小さくするには、ケーブル表面に硬度の大きいポリ
アミド（ナイロン）等を被覆することが有効と考えられ
る。表面にポリアミド等を被覆したケーブルとして、蟻
の食害を防ぐことを目的とした防蟻ケーブルがある。こ
の防蟻ケーブルにおいては、ケーブル表面にポリアミド
等を被覆する被覆方法として押出し被覆が用いられてい
る。
数を小さくするには、ケーブル表面に硬度の大きいポリ
アミド（ナイロン）等を被覆することが有効と考えられ
る。表面にポリアミド等を被覆したケーブルとして、蟻
の食害を防ぐことを目的とした防蟻ケーブルがある。こ
の防蟻ケーブルにおいては、ケーブル表面にポリアミド
等を被覆する被覆方法として押出し被覆が用いられてい
る。
【０００５】しかしながら、この押出し被覆による方法
では、ポリアミド被膜を最も薄く形成しても１ｍｍ程度
の厚さになってしまうため、防蟻ケーブルは高価なもの
になってしまうという問題があった。このため、防蟻効
果を目的とする場合を除いて、ポリアミド被膜ケーブル
が用いられることはなかった。
では、ポリアミド被膜を最も薄く形成しても１ｍｍ程度
の厚さになってしまうため、防蟻ケーブルは高価なもの
になってしまうという問題があった。このため、防蟻効
果を目的とする場合を除いて、ポリアミド被膜ケーブル
が用いられることはなかった。
【０００６】そこで、本発明は、上記課題を解決し、ケ
ーブルの表面にポリアミド被膜を形成し、かつ、安価な
低摩擦ケーブルの製造方法を提供することにある。
ーブルの表面にポリアミド被膜を形成し、かつ、安価な
低摩擦ケーブルの製造方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１の発明は、表面にポリアミド被膜を形成する
低摩擦ケーブルの製造方法において、最外層にシース層
または防食層が形成されたケーブルの表面に、有機溶剤
中に共重合ポリアミドを溶解させた溶融ポリアミドを塗
布した後、該有機溶剤を揮発させ、上記ケーブルの表面
に上記ポリアミド被膜を形成するものである。
に請求項１の発明は、表面にポリアミド被膜を形成する
低摩擦ケーブルの製造方法において、最外層にシース層
または防食層が形成されたケーブルの表面に、有機溶剤
中に共重合ポリアミドを溶解させた溶融ポリアミドを塗
布した後、該有機溶剤を揮発させ、上記ケーブルの表面
に上記ポリアミド被膜を形成するものである。
【０００８】請求項２の発明は、上記有機溶剤が、メタ
ノール、トルエン、メタノールとトルエンとの混合物、
メタノールとジクロロエタンとの混合物、およびメタノ
ールとトリクロロエチレンとの混合物等から選択される
請求項１記載の低摩擦ケーブルの製造方法である。
ノール、トルエン、メタノールとトルエンとの混合物、
メタノールとジクロロエタンとの混合物、およびメタノ
ールとトリクロロエチレンとの混合物等から選択される
請求項１記載の低摩擦ケーブルの製造方法である。
【０００９】請求項３の発明は、上記共重合ポリアミド
が、ナイロン６、ナイロン６６、およびナイロン１１の
混合物、ナイロン６、ナイロン６６、およびナイロン１
２の混合物、または可溶性ポリアミドから選択される請
求項１記載の低摩擦ケーブルの製造方法である。
が、ナイロン６、ナイロン６６、およびナイロン１１の
混合物、ナイロン６、ナイロン６６、およびナイロン１
２の混合物、または可溶性ポリアミドから選択される請
求項１記載の低摩擦ケーブルの製造方法である。
【００１０】請求項４の発明は、上記ポリアミド被膜
を、厚さ０．１ｍｍ以下とする請求項１記載の低摩擦ケ
ーブルの製造方法である。
を、厚さ０．１ｍｍ以下とする請求項１記載の低摩擦ケ
ーブルの製造方法である。
【００１１】以上の方法によれば、ケーブルのシース層
または防食層の表面に、厚さ０．１ｍｍ以下のポリアミ
ド被膜を形成することができるため、ケーブルと管路と
の摩擦係数が小さくて、かつ、安価な低摩擦ケーブルを
得ることができる。
または防食層の表面に、厚さ０．１ｍｍ以下のポリアミ
ド被膜を形成することができるため、ケーブルと管路と
の摩擦係数が小さくて、かつ、安価な低摩擦ケーブルを
得ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【００１３】図２に示すように、本発明の低摩擦ケーブ
ル１１は、ケーブル部１２とポリアミド被膜１３からな
っている。ケーブル部１２は、導体１４と、この導体を
被覆する５つの層からなっている。導体１４を被覆する
５つの層は、内部から順に、内部半導電層１５、絶縁体
１６、外部半導電層１７、遮蔽層１８、およびプラスチ
ックシース（例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンな
ど）層１９である。このケーブル部１２の外周に、厚さ
約０．１ｍｍ以下のポリアミド被膜１３を形成すること
によって、低摩擦ケーブル１１は構成される。
ル１１は、ケーブル部１２とポリアミド被膜１３からな
っている。ケーブル部１２は、導体１４と、この導体を
被覆する５つの層からなっている。導体１４を被覆する
５つの層は、内部から順に、内部半導電層１５、絶縁体
１６、外部半導電層１７、遮蔽層１８、およびプラスチ
ックシース（例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンな
ど）層１９である。このケーブル部１２の外周に、厚さ
約０．１ｍｍ以下のポリアミド被膜１３を形成すること
によって、低摩擦ケーブル１１は構成される。
【００１４】次に、本発明の方法を説明する。
【００１５】本発明の低摩擦ケーブルの製造方法におけ
るポリアミド被覆工程を示す模式図である。尚、図２と
同じ部材には同じ符号を付している。
るポリアミド被覆工程を示す模式図である。尚、図２と
同じ部材には同じ符号を付している。
【００１６】図１に示すように、送り出しドラム１に巻
かれたシース未被覆ケーブルＣ1 に、シース押出機２に
よってプラスチックシース層１９（図示せず）を押出し
被覆する。プラスチックシース層１９が被覆されたケー
ブルＣ2 を冷却槽３において冷却した後、溶融ポリアミ
ド塗布装置４に導入する。
かれたシース未被覆ケーブルＣ1 に、シース押出機２に
よってプラスチックシース層１９（図示せず）を押出し
被覆する。プラスチックシース層１９が被覆されたケー
ブルＣ2 を冷却槽３において冷却した後、溶融ポリアミ
ド塗布装置４に導入する。
【００１７】この溶融ポリアミド塗布装置４における溶
融ポリアミド溶液（図示せず）は、有機溶剤に可溶な共
重合ポリアミド（例えば、ナイロン６、ナイロン６６、
およびナイロン１１の混合物、ナイロン６、ナイロン６
６、およびナイロン１２の混合物など）を、有機溶剤
（例えば、メタノールとトルエンとの混合物（５０％／
５０％）など）に対して重量比で１５〜２５％となるよ
うに溶融させ、常温での粘性を２００〜３００ｍＰａと
したものである。
融ポリアミド溶液（図示せず）は、有機溶剤に可溶な共
重合ポリアミド（例えば、ナイロン６、ナイロン６６、
およびナイロン１１の混合物、ナイロン６、ナイロン６
６、およびナイロン１２の混合物など）を、有機溶剤
（例えば、メタノールとトルエンとの混合物（５０％／
５０％）など）に対して重量比で１５〜２５％となるよ
うに溶融させ、常温での粘性を２００〜３００ｍＰａと
したものである。
【００１８】溶融ポリアミド塗布装置４に導入されたケ
ーブルＣ2 の全表面に、例えば、０．５ｍｍ程度の厚さ
に溶融ポリアミドを塗布する。この溶融ポリアミドが塗
布されたケーブルＣ3 を溶剤揮発装置５に導入すること
によって、溶融ポリアミドから有機溶剤分が揮発する。
これによって、ポリアミド被膜１３（図示せず）がケー
ブルＣ3 の表面に形成され、低摩擦ケーブル１１とな
る。この低摩擦ケーブル１１を、送り出し装置（キャタ
ピラ）６によって送り出すと共に、巻き取りドラム７に
巻き取る。
ーブルＣ2 の全表面に、例えば、０．５ｍｍ程度の厚さ
に溶融ポリアミドを塗布する。この溶融ポリアミドが塗
布されたケーブルＣ3 を溶剤揮発装置５に導入すること
によって、溶融ポリアミドから有機溶剤分が揮発する。
これによって、ポリアミド被膜１３（図示せず）がケー
ブルＣ3 の表面に形成され、低摩擦ケーブル１１とな
る。この低摩擦ケーブル１１を、送り出し装置（キャタ
ピラ）６によって送り出すと共に、巻き取りドラム７に
巻き取る。
【００１９】溶融ポリアミド溶液の粘度は、常温で２０
０〜３００ｍＰａが好ましい。溶融ポリアミド溶液の粘
度が極端に大きい（例えば、常温で１，０００ｍＰａ以
上）場合、ケーブルＣ2 の表面に溶融ポリアミドを均一
に塗布することが非常に難しくなると共に、溶融ポリア
ミド溶液がゲル状になりやすいため取扱い性が悪くな
る。また、溶融ポリアミド溶液の粘度が極端に小さい
（例えば、常温で１００ｍＰａ以下）場合、低摩擦ケー
ブル１１の表面のポリアミド被膜１３が薄くなり過ぎる
ため、低摩擦ケーブル１１と管路との摩擦を低減する効
果が小さくなってしまう。尚、溶融ポリアミド溶液の粘
度が常温で２００〜３００ｍＰａの範囲外であってもよ
く、その場合においてもケーブルＣ2 の表面に溶融ポリ
アミドは塗布可能である。
０〜３００ｍＰａが好ましい。溶融ポリアミド溶液の粘
度が極端に大きい（例えば、常温で１，０００ｍＰａ以
上）場合、ケーブルＣ2 の表面に溶融ポリアミドを均一
に塗布することが非常に難しくなると共に、溶融ポリア
ミド溶液がゲル状になりやすいため取扱い性が悪くな
る。また、溶融ポリアミド溶液の粘度が極端に小さい
（例えば、常温で１００ｍＰａ以下）場合、低摩擦ケー
ブル１１の表面のポリアミド被膜１３が薄くなり過ぎる
ため、低摩擦ケーブル１１と管路との摩擦を低減する効
果が小さくなってしまう。尚、溶融ポリアミド溶液の粘
度が常温で２００〜３００ｍＰａの範囲外であってもよ
く、その場合においてもケーブルＣ2 の表面に溶融ポリ
アミドは塗布可能である。
【００２０】溶融ポリアミド溶液の粘度を常温で２００
〜３００ｍＰａとするためには、有機溶剤に対する共重
合ポリアミドの重量比を１５〜２５％とすることが好ま
しい。有機溶剤に対する共重合ポリアミドの重量比が１
５％以下では、溶融ポリアミド溶液の粘度が小さすぎ、
また、２５％以上では溶融ポリアミド溶液の粘度が大き
すぎてしまう。尚、有機溶剤に対する共重合ポリアミド
の最適な重量比は、共重合ポリアミドの種類および有機
溶剤の種類によって様々に変化するため、１５〜２５％
の重量比が絶対的な条件でないことは言うまでもない。
〜３００ｍＰａとするためには、有機溶剤に対する共重
合ポリアミドの重量比を１５〜２５％とすることが好ま
しい。有機溶剤に対する共重合ポリアミドの重量比が１
５％以下では、溶融ポリアミド溶液の粘度が小さすぎ、
また、２５％以上では溶融ポリアミド溶液の粘度が大き
すぎてしまう。尚、有機溶剤に対する共重合ポリアミド
の最適な重量比は、共重合ポリアミドの種類および有機
溶剤の種類によって様々に変化するため、１５〜２５％
の重量比が絶対的な条件でないことは言うまでもない。
【００２１】滑材等が全く塗布されていないケーブルと
管路の摩擦係数は、０．４〜０．５程度である。また、
ケーブル表面にタルク等の滑材を塗布した従来の低摩擦
ケーブルの場合でも、摩擦係数は０．３〜０．４程度に
しかならない。これは、ケーブルの布設が進むにつれて
滑材が管路に付着するため、滑材としての効果が失われ
るためである。これに対して、ポリアミド被膜１３をケ
ーブル部１２（ケーブル表面）に形成した本発明の低摩
擦ケーブル１１の場合、ケーブル部１２とポリアミド被
膜１３との密着性が高く、かつ、容易に剥離することが
ないため、低摩擦の状態を維持することができる。例え
ば、ガラスとＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）の摩擦係数を１
とした場合、ＰＶＣ表面にポリアミド被膜１３を形成す
ることによって摩擦係数を０．３程度に低減することが
できる。
管路の摩擦係数は、０．４〜０．５程度である。また、
ケーブル表面にタルク等の滑材を塗布した従来の低摩擦
ケーブルの場合でも、摩擦係数は０．３〜０．４程度に
しかならない。これは、ケーブルの布設が進むにつれて
滑材が管路に付着するため、滑材としての効果が失われ
るためである。これに対して、ポリアミド被膜１３をケ
ーブル部１２（ケーブル表面）に形成した本発明の低摩
擦ケーブル１１の場合、ケーブル部１２とポリアミド被
膜１３との密着性が高く、かつ、容易に剥離することが
ないため、低摩擦の状態を維持することができる。例え
ば、ガラスとＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）の摩擦係数を１
とした場合、ＰＶＣ表面にポリアミド被膜１３を形成す
ることによって摩擦係数を０．３程度に低減することが
できる。
【００２２】また、本発明の低摩擦ケーブル１１と管路
との摩擦において、管路表面の凹凸によってポリアミド
被膜１３が傷付き、摩擦低減の効果が損なわれる場合も
考えられる。この場合、ポリアミド被膜１３の保護材と
して滑材を併用してもよく、これによって更に摩擦を低
減することができる。
との摩擦において、管路表面の凹凸によってポリアミド
被膜１３が傷付き、摩擦低減の効果が損なわれる場合も
考えられる。この場合、ポリアミド被膜１３の保護材と
して滑材を併用してもよく、これによって更に摩擦を低
減することができる。
【００２３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【００２４】（１） ケーブルのシース層または防食層
の表面に、厚さ０．１ｍｍ以下のポリアミド被膜を形成
することができる。
の表面に、厚さ０．１ｍｍ以下のポリアミド被膜を形成
することができる。
【００２５】（２） ケーブルと管路との摩擦係数が小
さくて、かつ、安価な低摩擦ケーブルを得ることができ
る。
さくて、かつ、安価な低摩擦ケーブルを得ることができ
る。
【図１】本発明の低摩擦ケーブルの製造方法の一部を示
す模式図である。
す模式図である。
【図２】低摩擦ケーブルを示す横断面図である。
１１ 低摩擦ケーブル １２ ケーブル部（ケーブル） １３ ポリアミド被膜 １９ プラスチックシース層（シース層または防食層）
Claims (4)
- 【請求項１】 表面にポリアミド被膜を形成する低摩擦
ケーブルの製造方法において、最外層にシース層または
防食層が形成されたケーブルの表面に、有機溶剤中に共
重合ポリアミドを溶解させた溶融ポリアミドを塗布した
後、該有機溶剤を揮発させ、上記ケーブルの表面に上記
ポリアミド被膜を形成することを特徴とする低摩擦ケー
ブルの製造方法。 - 【請求項２】 上記有機溶剤が、メタノール、トルエ
ン、メタノールとトルエンとの混合物、メタノールとジ
クロロエタンとの混合物、およびメタノールとトリクロ
ロエチレンとの混合物等から選択される請求項１記載の
低摩擦ケーブルの製造方法。 - 【請求項３】 上記共重合ポリアミドが、ナイロン６、
ナイロン６６、およびナイロン１１の混合物、ナイロン
６、ナイロン６６、およびナイロン１２の混合物、また
は可溶性ポリアミドから選択される請求項１記載の低摩
擦ケーブルの製造方法。 - 【請求項４】 上記ポリアミド被膜を、厚さ０．１ｍｍ
以下とする請求項１記載の低摩擦ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34091695A JPH09180558A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 低摩擦ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34091695A JPH09180558A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 低摩擦ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09180558A true JPH09180558A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18341488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34091695A Pending JPH09180558A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 低摩擦ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09180558A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2251425A1 (en) | 2004-07-06 | 2010-11-17 | Kaneka Corporation | Process for producing protein A-like protein with use of Brevibacillus genus bacterium |
| US20130259434A1 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Anne G. Bringuier | Overmold bonding system for fiber optic cable |
| JP2013251270A (ja) * | 2005-05-24 | 2013-12-12 | Southwire Co | 摩擦係数の低減された表面を有する電気ケーブル |
| US8986586B2 (en) | 2009-03-18 | 2015-03-24 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US9142336B2 (en) | 2004-09-28 | 2015-09-22 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9431152B2 (en) | 2004-09-28 | 2016-08-30 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10431350B1 (en) | 2015-02-12 | 2019-10-01 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34091695A patent/JPH09180558A/ja active Pending
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2251425A1 (en) | 2004-07-06 | 2010-11-17 | Kaneka Corporation | Process for producing protein A-like protein with use of Brevibacillus genus bacterium |
| US10763010B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11355264B2 (en) | 2004-09-28 | 2022-06-07 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11842827B2 (en) | 2004-09-28 | 2023-12-12 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9142336B2 (en) | 2004-09-28 | 2015-09-22 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US9431152B2 (en) | 2004-09-28 | 2016-08-30 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11527339B2 (en) | 2004-09-28 | 2022-12-13 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10763008B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11942236B2 (en) | 2004-09-28 | 2024-03-26 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11776715B2 (en) | 2004-09-28 | 2023-10-03 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10706988B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-07-07 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US10763009B2 (en) | 2004-09-28 | 2020-09-01 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| US11011285B2 (en) | 2004-09-28 | 2021-05-18 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing electrical cable, and resulting product, with reduced required installation pulling force |
| JP2013251270A (ja) * | 2005-05-24 | 2013-12-12 | Southwire Co | 摩擦係数の低減された表面を有する電気ケーブル |
| US10023740B2 (en) | 2009-03-18 | 2018-07-17 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US11046851B2 (en) | 2009-03-18 | 2021-06-29 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US8986586B2 (en) | 2009-03-18 | 2015-03-24 | Southwire Company, Llc | Electrical cable having crosslinked insulation with internal pulling lubricant |
| US20130259434A1 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Anne G. Bringuier | Overmold bonding system for fiber optic cable |
| US11348707B1 (en) | 2015-02-12 | 2022-05-31 | Southwire Company, Llc | Method of manufacturing a non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
| US10431350B1 (en) | 2015-02-12 | 2019-10-01 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
| US10741310B1 (en) | 2015-02-12 | 2020-08-11 | Southwire Company, Llc | Non-circular electrical cable having a reduced pulling force |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8206777B2 (en) | Electrical line | |
| US7447406B2 (en) | Coated optical fibre unit and methods of manufacturing coated optical fibre units | |
| EP0051922B1 (en) | Cable having a sheath surrounding a conductor | |
| US20070280611A1 (en) | Grooved jacket for undersea cable and method for manufacturing the same | |
| JP2002098866A (ja) | 支持部を有する自己支持光ファイバケーブル | |
| JPH09180558A (ja) | 低摩擦ケーブルの製造方法 | |
| US3980807A (en) | Polyurethane jacketing of metal sheathed cable | |
| GB0121458D0 (en) | Tube assembly for installation into a duct | |
| JP2003050340A (ja) | 光ファイバユニット | |
| US6649845B2 (en) | Elongate object with insulating coating | |
| JP2947785B1 (ja) | 分岐型ケーブル | |
| GB2084927A (en) | Lamination of plastics | |
| JP2002302886A (ja) | 低摩擦シースケーブル | |
| JP2000173357A (ja) | プラスチック被覆ケーブル | |
| JPH11167053A (ja) | 固体潤滑剤をケーブルに付着する装置 | |
| JPS58150913A (ja) | 光ケ−ブル | |
| JP2004085741A (ja) | 光ファイバケーブル | |
| KR100407325B1 (ko) | 옥내용 광섬유 케이블 | |
| JPH02149809A (ja) | 光ケーブル用管路 | |
| JPH10246844A (ja) | 光ファイバユニットおよびその製造方法 | |
| JP2005044618A (ja) | ケーブル | |
| JPS5948490B2 (ja) | 防蟻ケ−ブル | |
| JP3065774B2 (ja) | ケーブル引止め具 | |
| JP2005292176A (ja) | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 | |
| JPS6055802B2 (ja) | 光通信ケ−ブルの製造方法 |