JPH09180554A - ワイヤーハーネスの製造方法および製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤーハーネスＷＨの多品番混合生産をを容
易且つ迅速に行う。 【解決手段】ワイヤーハーネスＷＨの組立ラインＬ２で
組み立られるワイヤーハーネスＷＨの品番が図板２１毎
に変更される場合に、変更されたワイヤーハーネスＷＨ
の品番情報をサブアセンブリＳＡの製造ラインＬ１に伝
達する。品番情報の伝達は、製造ラインＬ１での製造タ
イミングに適合させる。 【効果】組立ラインＬ２で組立られるワイヤーハーネス
ＷＨの種類が変更される場合には、変更されたワイヤー
ハーネスＷＨに係る品番情報がタイムリーに製造ライン
Ｌ１に伝達される。この結果、図板２１毎にワイヤーハ
ーネスＷＨの品番が異なる場合でも、製造ラインＬ１と
組立ラインＬ２との連携を的確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーハーネスの
製造方法および製造装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、自動車や複写機等の本体装置に
取り付けられるワイヤーハーネスを製造する際には、当
該ワイヤーハーネスを構成するサブアセンブリを製造
し、次いで、サブアセンブリを組み立てるという方法が
採用されている（例えば米国特許第4,965,929号）。

【０００３】上述の方法で上記本体装置のグレードの違
いに合わせてワイヤーハーネスの品番を変更し、複数品
番のワイヤーハーネスを生産する場合（以下「多品番生
産」という）、予め製造されるサブアセンブリを、個々
のワイヤーハーネスに共用可能なものと固有のものとを
弁別し、サブアセンブリの種類を低減して生産効率の向
上を図っている（例えば特開平1-283708号）。

【０００４】そして、サブアセンブリを組み合わせる際
には、ワイヤーハーネスの組立ラインにサブアセンブリ
の製造ラインを併設し、組立ラインで組立られる複数種
類のサブアセンブリを製造ラインで製造し、組立ライン
に選択的に供給するようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のような組立ライ
ンおよび製造ラインでワイヤーハーネスの多品番生産を
行う場合、同一の組立ラインで同一の時間帯に複数種類
のワイヤーハーネスを混合して製造すること（以下「多
品番混合生産」という）ができることが好ましい。

【０００６】しかし、従来の構成では、組立ラインでの
組立タイミングと製造ラインでの製造タイミングとを適
合させるための手段がなかったので、そのような多品番
混合生産を行うことができなかった。このため、従来
は、時間帯毎に品番を変更し、生産されるワイヤーハー
ネスの品番を時間帯毎に変更していた。この方法では、
ある時間帯では、同一の品番のワイヤーハーネスのみが
組立ラインで組み立てられ、その同一の品番のワイヤー
ハーネスに係るサブアセンブリの製造が製造ラインで行
われることになる。しかるに、そのような時間帯毎の品
番切換生産では、ある品番の生産が組立ライン上で終了
するまで、すなわち、組立ラインから現に生産されてい
る品番のワイヤーハーネスが全て取り除かれるまで、次
の品番に係るワイヤーハーネスの組立やそのサブアセン
ブリの製造を行うことができず、ロスタイムが長くなる
等の不具合を回避することが困難であった。

【０００７】本発明は上記不具合に鑑みてさなれたもの
であり、ワイヤーハーネスの多品番混合生産を迅速且つ
容易にするワイヤーハーネスの製造方法および製造装置
を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１記載の構成は、複数の図板を所定
の組立エリアに沿って移動させながら、上記図板上でサ
ブアセンブリを組み立てる組立ラインに対し、サブアセ
ンブリの組立タイミングに適合させて複数種類のサブア
センブリを製造ラインで製造し、選択的に図板に供給す
るワイヤーハーネスの製造方法であって、組立ラインで
製造されるワイヤーハーネスに係る図板毎の品番情報
を、製造ラインでの製造タイミングに適合させて製造ラ
インに伝達することにより、複数種類のワイヤーハーネ
スを同一組立ライン上で製造することを特徴とするワイ
ヤーハーネスの製造方法である。

【０００９】この構成では、組立ラインで組み立てられ
るワイヤーハーネスの組立タイミングに適合して、該ワ
イヤーハーネスに係るサブアセンブリが製造ラインで製
造され、タイムリーに供給される。そして、組立ライン
で組み立てられるワイヤーハーネスに係る品番情報が図
板毎に製造ラインに伝達されることにより、製造ライン
では、伝達された品番情報に基づいて各図板毎に対応す
るサブアセンブリが製造される。ここで、品番情報が製
造ラインに伝達されるタイミングは、製造ラインでの製
造タイミングに適合して行われることから、組立ライン
の一つの図板で品番が変更され、その品番情報が伝達さ
れた場合、製造ラインでは、変更前の品番に係るサブア
センブリを製造し終えた後、タイムリーに新しい品番に
係るサブアセンブリを製造し、タイムリーに組立ライン
に供給することができる。

【００１０】また、請求項２記載の構成は、作業者に製
造情報を指示する指示手段を有し、上記製造情報に基づ
いてワイヤーハーネスを構成する複数種類のサブアセン
ブリを製造可能な製造ラインと、所定の組立エリアに沿
って移動する複数の図板を有し、製造されたサブアセン
ブリを各図板の上で選択的に組み立てて複数種類のワイ
ヤーハーネスを製造する組立ラインとを備えたワイヤー
ハーネスの製造装置において、上記組立ラインに設けら
れ、当該組立ラインで組み立てられるべきワイヤーハー
ネスに係る品番を図板毎に検出する検出手段と、検出さ
れた品番に基づいて、上記製造ラインの指示手段が指示
する製造情報を製造ラインでの製造タイミングに適合さ
せて変更可能な品番管理手段とを備えていることを特徴
とするワイヤーハーネスの製造装置である。

【００１１】この構成では、ワイヤーハーネスを組立ラ
インで組み立てる際に、当該ワイヤーハーネスに係る品
番を図板毎に検出手段が検出する。品番管理手段は、検
出手段に検出された品番に基づいて、製造ラインの指示
手段によって指示される製造情報を作業者に指示させ
る。そして、製造ラインでは、伝達された品番情報に基
づく製造情報に基づいてサブアセンブリが製造される。
ここで、品番情報が製造ラインに伝達されるタイミング
は、製造ラインでの製造タイミングに適合して行われる
ことから、組立ラインの一つの図板で品番が変更され、
その品番情報が伝達された場合、製造ラインの指示手段
は、変更前の品番に係るサブアセンブリを指示し終えた
後、タイムリーに新しい品番に係るサブアセンブリの製
造情報を指示することができる。ここで製造ラインの指
示手段が行う「指示」は、単に情報を表示する機能であ
ってもよく、作業者が製造情報と異なる組立作業を行っ
た場合にこれを報知する報知機能を含んでいてもよい。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図１は
本発明の実施の一形態を示すワイヤーハーネス製造シス
テムの概略構成を示す断面図であり、図２は図１の製造
システムの概略構成を示す平面略図である。

【００１３】先ず、図２を参照して、同図に示すワイヤ
ーハーネス製造システムは、複数種類のサブアセンブリ
ＳＡ（図１参照）を製造する製造ラインＬ１と、製造ラ
インＬ１で製造されたサブアセンブリＳＡを組み立てて
複数種類のワイヤーハーネスＷＨ（図１参照）を組み立
てる組立ラインＬ２とが併設されているものである。上
記製造ラインＬ１は、位置列に設定された複数のエリア
１〜５に分割されており、各エリア１〜５毎に割り当て
られた品番（種類）のサブアセンブリＳＡを製造する。
各エリア１〜５には、組み立てられるワイヤーハーネス
ＷＨの種類に応じて、共通の回路を構成する共用サブア
センブリと、各ワイヤーハーネスＷＨに固有の専用サブ
アセンブリとがそれぞれ数種類ずつ割り当てられてい
る。

【００１４】図１を参照して、各エリア１〜５には、複
数種類の電線Ｗを種類毎に分類して収容する電線収容器
１１と、複数種類のコネクタＣを種類毎に分類して収容
するコネクタ収容器１２と、作業者Ｐ１が電線Ｗおよび
コネクタＣを接続するための作業台１３とがそれぞれ設
けられている。さらに作業台１３には、コネクタＣに対
して電線Ｗを接続可能にコネクタＣを止定するための止
定具１３Ａと、コネクタＣと電線Ｗとの導通を検査する
ための導通検査装置１３Ｂ等が配置されている。また、
作業者Ｐ１が、製造されるべきサブアセンブリＳＡの種
類を特定できるように、各エリア１〜５には、組立支援
装置１４が併設されている。組立支援装置１４は、例え
ば本件出願人が先に特願平６−３０９０８０号において
提案しているように、割り当てられた製造情報に基づい
て、作業者Ｐ１に製品の種類を表示する表示装置１４Ａ
と、表示している種類の製造情報に基づいて作業者Ｐ１
が製品を製造しているか否かを判別する判別装置１４Ｂ
とを含んでおり、作業者Ｐ１は、表示装置１４Ａの表示
に基づいて電線ＷとコネクタＣとを接続し、容易にサブ
アセンブリＳＡを製造することができるように構成され
ている。また、仮に作業者Ｐ１が作業を誤った場合、判
別装置１４Ｂがこれを検出して、作業者Ｐ１に報知する
ことより、作業者Ｐ１の製造ミスを防止している。

【００１５】図３は、図１のワイヤーハーネス製造シス
テムに採用されている組立支援装置１４の概略図であ
る。この図に示すように、組立支援装置１４の表示装置
１４Ａは、液晶ディスプレイで具体化されている。ま
た、判別装置１４Ｂは、この表示装置１４Ａに表示され
る製造情報を記憶する図外のマイクロプロセッサを内蔵
している他、このマイクロプロセッサと接続され、作業
者Ｐ１が電線Ｗを接続したコネクタの極を検出する検出
ユニット（図示せず）等を含んでいる。

【００１６】図１および図２を参照して、上記組立ライ
ンＬ２は、製造ラインＬ１で製造されたサブアセンブリ
ＳＡを載置する可動式布線図板２１を略無端状に巡回可
能に連ねて構成されたものである。複数の図板２１は、
上述した製造ラインＬ１に平行な一長手方向に延びる無
端コンベヤー２２によって一巡回方向Ｄに巡回されてい
る。組立ラインＬ２は、複数の作業エリアＥ１、Ｅ２、
…Ｅ１０に区画されている。具体的には図示していない
が、このコンベヤー２２の各作業エリアＥ１〜Ｅ１０の
適所には、ワイヤーハーネスＷＨを組み立てるのに必要
な外装部品の収容器等が設けられており、作業者Ｐ２
は、各作業エリアＥ１〜Ｅ１０の適所において、必要な
組立作業を行うようになっている。作業エリアＥ１〜Ｅ
１０のうち、エリアＥ１〜Ｅ５は、製造ラインＬ１のエ
リア１〜５に対向する位置に配置され、巡回方向Ｄ上流
側からこの順に並んでいる。これにより、製造ラインＬ
１の各作業者Ｐ１が、製造したサブアセンブリＳＡを対
応するエリアＥ１〜Ｅ５の図板２１に供給できるように
なっている。また、残余のエリアＥ６〜Ｅ１０は、エリ
アＥ１〜Ｅ５の反対側に配置され、巡回方向Ｄ上流側か
らこの順に並んでいる。そして、最終エリアＥ１０にお
いて、完成した製品が取り出されるようになっている。
そして、組立ラインＬ２においては、エリアＥ６〜Ｅ１
０毎に作業者Ｐ２が組立作業を行うようにしている。な
お、最終エリアＥ１０においては、作業者Ｐ２が一部の
組立作業を終えた後、この作業者Ｐ２が、図示しないス
トック台車等に完成したワイヤーハーネスＷＨを積み換
えるように作業が割り当てられている。

【００１７】図１を参照して、上記図板２１は、それぞ
れ下側が作業者Ｐ２に向かうように斜めに傾斜してお
り、その上面には、ワイヤーハーネスＷＨを保持するた
めのＵ字形保持具２１Ａが設けられている。そして、こ
の組立ラインＬ２には、図板２１の上で組み立てられる
べきワイヤーハーネスＷＨに係る品番を検出する検出手
段としての品番管理ユニット４０が設けられている。こ
の品番管理ユニット４０は、図板２１に設けられるスイ
ッチ部５０と、コンベヤー２２の定位置（図示の例では
エリアＥ９に到着した図板２１上のスイッチ部５０を検
出可能な位置）に設けられ、スイッチ部５０に特定され
ている品番を検出する検出部６０と、検出部６０が検出
した信号に基づき、上記製造ラインＬ１の各エリア１〜
５に設けられた組立支援装置１４の判別装置１４Ｂに品
番情報として所定のタイミングで提供する制御ボックス
７０とを備えており、スイッチ部５０によって特定され
た品番が検出部６０に検出され、さらに制御ボックス７
０によって組立支援装置１４に伝送されることにより、
この品番に対応するサブアセンブリＳＡの製造情報が製
造ラインＬ１で指示されるようにしている。なお、図示
の例では、上記定位置で検出部６０がスイッチ部５０を
検出できるように、図板２１を検出するリミットスイッ
チＳＷが検出部６０の近傍に設けられている。

【００１８】図４は、図１のワイヤーハーネス製造シス
テムに採用されている品番管理ユニット４０の要部を示
す斜視図である。同図を参照して、上記スイッチ部５０
は、図板２１上に固定される略長板状の固定部材５１
と、固定部材５１に連設された軸支部５２と、軸支部５
２に回動可能に支持されている略長方形の表示板５３
と、表示板５３に固定された反射板５４とを備えてお
り、図板２１毎に割当られた複数の種類を択一的に変更
するためのものである。

【００１９】上記固定部材５１は、コンベヤー２２の搬
送方向に沿って延びており、図板２１の上にビス止め等
の手段により固定されている。上記軸支部５２は、固定
部材５１に溶接されているフレーム５２Ａと、フレーム
５２Ａに固定された支軸５２Ｂと、支軸５２Ｂと平行に
設けられたボールプランジャ５２Ｃとを備えており、こ
の支軸５２Ｂによって、表示版５３を、図板２１と直交
する平面内で回動可能に支持しているとともに、ボール
プランジャ５２Ｃによって、上記表示板５３が長手方向
を図板２１に対して直交する起立姿勢と、幅方向を図板
２１に対して直交する回動姿勢とに停止可能に軸支して
いる。

【００２０】上記表示板５３は、図板２１に割り当てら
れた種類を表示するためのものであり、アクリル等の樹
脂で形成され、種類毎に色分けされている。表示板５３
には、対応する品番の記号５３Ａが表示されており、作
業者Ｐ２が、この記号５３Ａを目視することにより、組
み立てられるべきワイヤーハーネスＷＨに対応する品番
を択一的に選んで表示板５３を起立姿勢から回動姿勢に
変位させることができるようになっている。

【００２１】上記反射板５４は、起立姿勢にある表示板
５３の直下に配置され、フレーム５５を介して一体的に
連結された金属板である。この反射板５４は、表示板５
３が起立姿勢にあるときは、図板２１と平行に対向する
ことにより、後述する検出部６０から退避しているとと
もに、表示板５３が回動姿勢にあるときに、検出部６０
に対向するようになっている。

【００２２】上記検出部６０には、対応するスイッチ部
５０の表示板５３（反射板５４）に対応して並置された
複数の光電センサ６１により具体化されている。光電セ
ンサ６１は、対応する表示板５３の反射板５４に対して
発光する発光部６１Ａと反射板５４に反射された発光部
６１Ａの光を受ける受光部６１Ｂとを備えており、反射
板５４から反射された発光部６１Ａの光を受けた際に、
割り当てられた品番に係る出力信号を上記組立支援装置
１４に伝送する。これにより、組立支援装置１４は、そ
の表示装置１４Ａに伝送された品番を表示する（図３参
照）とともに、判別装置１４Ｂによって制御される製造
情報を伝送された品番に対応させる。

【００２３】上記制御ボックス７０は、マイクロプロセ
ッサその他の電装品で構成されており、検出部６０から
検出された品番に基づいて、製造ラインＬ１の各エリア
１〜５に対応する製造情報を管理可能に構成されてい
る。ここで、制御ボックス７０はバッファレジスタ等を
含んでおり、これによって、現に表示している品番に係
るサブアセンブリＳＡの製造が終了してから検出部６０
から検出された品番を各エリア１〜５に伝送するように
している。

【００２４】次に、図１および図２を参照して、上述し
た構成の作用について説明する。以上の構成では、製造
ラインＬ１において、作業者Ｐ１は、予め計画されたサ
ブアセンブリＳＡを製造し、それぞれが対応する組立ラ
インＬ２のエリアＥ１〜Ｅ５にある図板２１に製造した
サブアセンブリＳＡを供給し、組み付ける。そして、組
立ラインＬ２の作業者Ｐ２は、それぞれが対応する作業
エリアＥ６〜Ｅ１０のところに巡回してきた図板２１に
対し、テープ巻きや、付属品取り付け等の組付作業を行
う。そして、最終エリアＥ１０に図板２１が到達すると
該エリアＥ１０を担当している作業者Ｐ２は、組立作業
の一部を行い、完成されたワイヤーハーネスＷＨを取外
して図示しないストック台車等に積み換える。

【００２５】多品種少量のワイヤーハーネスＷＨを組み
立てる場合、ワイヤーハーネスＷＨの品番（種類）は、
予め設定された図板２１毎に変更される。ワイヤーハー
ネスＷＨの種類が変更される際には、上述した最終エリ
アＥ１０の直前のエリアＥ９を担当している作業者Ｐ２
または図示しない変更装置によって品番管理ユニット４
０のスイッチ部５０を操作し、特定の表示板５３のみを
回動姿勢に変位させる。これにより、検出部６０は、こ
れを検出して制御ボックス７０に検出信号を伝送する。
この検出信号は制御ボックス７０のバッファレジスタに
記憶される。そのため、製造ラインＬ１では、表示装置
１４Ａが現に表示していた品番に係る製造情報をそのま
ま継続して表示し続ける。対応する製造ラインＬ１の作
業者Ｐ１が現に指示されている品番に係るサブアセンブ
リＳＡを製造し終え、対応するエリアＥ１〜Ｅ５に供給
すると、制御ボックス７０に伝送された検出信号に基づ
いて、対応する製造ラインＬ１のエリア１〜５に信号を
与える。これにより、変更された品番に係る新たな製造
情報が対応するエリア１〜５に表示され、作業者Ｐ１に
指示される結果、作業者Ｐ１は、この新たな製造情報に
基づいて、サブアセンブリＳＡの種類をタイムリーに変
更し、製造することが可能になる。

【００２６】以上説明した構成では、組立ラインＬ２の
一つの図板２１で品番が変更され、その品番情報が製造
ラインＬ１に伝達された場合において、製造ラインＬ１
のところでタイムリーに新しい品番に係るサブアセンブ
リを製造し、組立ラインＬ２に供給することができる。
このように、製造ラインＬ１と組立ラインＬ２との連携
を的確に行うことができるので、ワイヤーハーネスＷＨ
の多品番混合生産を迅速且つ容易にすることができると
いう顕著な効果を奏する。

【００２７】上述した構成は、本発明の好ましい具体例
に過ぎず、本発明は上記具体例に限定されない。本発明
の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であること
は云うまでもない。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成で
は、組立ラインの一つの図板で品番が変更された場合に
おいても、製造ラインと組立ラインとの連携を的確に行
うことができることから、組立ラインの図板毎に品番が
異なるワイヤーハーネスの混合生産を効率よく行い、も
って、ワイヤーハーネスの多品番混合生産を迅速且つ容
易にすることができるという顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態を示すワイヤーハーネス
製造システムの概略構成を示す断面図である。

【図２】図１の製造システムの概略構成を示す平面略図
である。

【図３】図１のワイヤーハーネス製造システムに採用さ
れている組立支援装置の概略図である。

【図４】図１のワイヤーハーネス製造システムに採用さ
れている品番管理ユニットの要部を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｌ１ 製造ライン Ｌ２ 組立ライン １４ 組立支援装置（指示手段） ２１ 図板 ４０ 品番管理ユニット（品番管理手段） ５０ スイッチ部 ６０ 検出部 ７０ 制御ボックス Ｐ１ 作業者

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の図板を所定の組立エリアに沿って移
   動させながら、上記図板上でサブアセンブリを組み立て
   る組立ラインに対し、サブアセンブリの組立タイミング
   に適合させて複数種類のサブアセンブリを製造ラインで
   製造し、選択的に図板に供給するワイヤーハーネスの製
   造方法であって、 組立ラインで製造されるワイヤーハーネスに係る図板毎
   の品番情報を、製造ラインでの製造タイミングに適合さ
   せて製造ラインに伝達することにより、複数種類のワイ
   ヤーハーネスを同一組立ライン上で製造することを特徴
   とするワイヤーハーネスの製造方法。
2. 【請求項２】作業者に製造情報を指示する指示手段を有
   し、上記製造情報に基づいてワイヤーハーネスを構成す
   る複数種類のサブアセンブリを製造可能な製造ライン
   と、 所定の組立エリアに沿って移動する複数の図板を有し、
   製造されたサブアセンブリを各図板の上で選択的に組み
   立てて複数種類のワイヤーハーネスを製造する組立ライ
   ンとを備えたワイヤーハーネスの製造装置において、 上記組立ラインに設けられ、当該組立ラインで組み立て
   られるべきワイヤーハーネスに係る品番を図板毎に検出
   する検出手段と、 検出された品番に基づいて、上記製造ラインの指示手段
   が指示する製造情報を製造ラインでの製造タイミングに
   適合させて変更可能な品番管理手段とを備えていること
   を特徴とするワイヤーハーネスの製造装置。