JPH09180318A - 磁気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機構 - Google Patents
磁気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機構Info
- Publication number
- JPH09180318A JPH09180318A JP7351369A JP35136995A JPH09180318A JP H09180318 A JPH09180318 A JP H09180318A JP 7351369 A JP7351369 A JP 7351369A JP 35136995 A JP35136995 A JP 35136995A JP H09180318 A JPH09180318 A JP H09180318A
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- Japan
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- sheet metal
- rotary head
- head drum
- groove
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- Pending
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローディング部材のV溝状の受け部と、回転
ヘッドドラム装置が固定されたメカシャシを曲げ起こし
て形成された板金角部とを設け、この板金角部に前記V
溝状の受け部を当接して、回転ヘッドドラム装置に対す
るローディング部材の位置決めをするので、構成が簡単
になり、位置決め専用の部品点数を削減でき、かつアウ
トサート樹脂を使用しないため、安価に充分な強度が得
られ、また寸法精度が安定化する。 【解決手段】 磁気テープをカセット内部から引き出す
ローディング部材10にV溝状の受け部10aを形成
し、回転ヘッドドラム装置2が固定されたメカシャシ9
より、その水平基準面に対して垂直に曲げ起こすことに
より板金角部9aを形成し、この板金角部9aに前記受
け部10aを当接して、前記装置2に対するローディン
グ部材10の位置決めをする。
ヘッドドラム装置が固定されたメカシャシを曲げ起こし
て形成された板金角部とを設け、この板金角部に前記V
溝状の受け部を当接して、回転ヘッドドラム装置に対す
るローディング部材の位置決めをするので、構成が簡単
になり、位置決め専用の部品点数を削減でき、かつアウ
トサート樹脂を使用しないため、安価に充分な強度が得
られ、また寸法精度が安定化する。 【解決手段】 磁気テープをカセット内部から引き出す
ローディング部材10にV溝状の受け部10aを形成
し、回転ヘッドドラム装置2が固定されたメカシャシ9
より、その水平基準面に対して垂直に曲げ起こすことに
より板金角部9aを形成し、この板金角部9aに前記受
け部10aを当接して、前記装置2に対するローディン
グ部材10の位置決めをする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転磁気ヘッドを
備えたVTR等のヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置におけるローディング部材の位置決め機構に関する
ものである。
備えたVTR等のヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置におけるローディング部材の位置決め機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録再生装置におけるロー
ディング部材の位置決め機構として、図3及び図4に示
すものが知られている。これらの図は、テープローディ
ング完了時の状態を示している。メカシャシ1上には、
回転ヘッドドラム装置2を挟んで、図面上の左右に溝1
a,1bが形成され、これらの溝1a,1bに沿って図
示していないトグル機構によりローディング部材3,3
が移動するようになっている。このメカシャシ1にはネ
ジ4,4により、規定の位置にVブロック5,5が固定
され、これらVブロック5,5のV溝状の受け部5aに
は前記ローディング部材3に設けられているガイドロー
ラ6と同軸上に形成れさた円筒部3aが嵌合するように
して当接される。そして、この当接されたところを支点
として前記トグル機構の押圧力Fによりローディング部
材3の姿勢が規制され、かつ位置決めされる。
ディング部材の位置決め機構として、図3及び図4に示
すものが知られている。これらの図は、テープローディ
ング完了時の状態を示している。メカシャシ1上には、
回転ヘッドドラム装置2を挟んで、図面上の左右に溝1
a,1bが形成され、これらの溝1a,1bに沿って図
示していないトグル機構によりローディング部材3,3
が移動するようになっている。このメカシャシ1にはネ
ジ4,4により、規定の位置にVブロック5,5が固定
され、これらVブロック5,5のV溝状の受け部5aに
は前記ローディング部材3に設けられているガイドロー
ラ6と同軸上に形成れさた円筒部3aが嵌合するように
して当接される。そして、この当接されたところを支点
として前記トグル機構の押圧力Fによりローディング部
材3の姿勢が規制され、かつ位置決めされる。
【0003】この押圧力はローディング部材3の向き、
それに植立されたガイドローラ6及び傾斜支柱7の倒れ
を規制するものであり、テープテンションなどの外力を
受けた際に正規の姿勢に復帰させる役割を果している。
それに植立されたガイドローラ6及び傾斜支柱7の倒れ
を規制するものであり、テープテンションなどの外力を
受けた際に正規の姿勢に復帰させる役割を果している。
【0004】図5は、他の従来例を示すものであり、ロ
ーディング部材3にV溝状の受け部3bを設け、この受
け部3bが前記メカシャシ1上にアウトサート樹脂にて
形成されたボス8と嵌合するようにして当接されること
により上記ローディング部材3が位置決めされる。
ーディング部材3にV溝状の受け部3bを設け、この受
け部3bが前記メカシャシ1上にアウトサート樹脂にて
形成されたボス8と嵌合するようにして当接されること
により上記ローディング部材3が位置決めされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
VTR等の磁気記録再生装置におけるローディング部材
の位置決め機構では、ローディング部材を位置決めする
ための構成として、Vブロックなどの位置決め専用の部
品を必要とし、またアウトサート樹脂を使用した場合に
は強度や寸法精度を確保するために、高価な樹脂を使用
しなければならないばかりでなく、板金形状との相対的
な位置精度が安定しにくいものであった。この発明は上
記に鑑み、ローディング部材の位置決めを、メカシャシ
板金に依存する構造とすることにより、位置決め専用の
部品点数を削減でき、かつアウトサート樹脂を使用ない
ことにより、安価に強度や寸法精度を確保でき、位置精
度においても板金の金型精度によって決まるため、安定
しやすいという利点を有する。
VTR等の磁気記録再生装置におけるローディング部材
の位置決め機構では、ローディング部材を位置決めする
ための構成として、Vブロックなどの位置決め専用の部
品を必要とし、またアウトサート樹脂を使用した場合に
は強度や寸法精度を確保するために、高価な樹脂を使用
しなければならないばかりでなく、板金形状との相対的
な位置精度が安定しにくいものであった。この発明は上
記に鑑み、ローディング部材の位置決めを、メカシャシ
板金に依存する構造とすることにより、位置決め専用の
部品点数を削減でき、かつアウトサート樹脂を使用ない
ことにより、安価に強度や寸法精度を確保でき、位置精
度においても板金の金型精度によって決まるため、安定
しやすいという利点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、前
記の目的を達成するための、この発明の磁気記録再生装
置におけるローディング部材の位置決め機構は、磁気テ
ープを回転ヘッドドラム装置にヘリカル状に巻き付ける
ための傾斜支柱と、前記磁気テープの幅方向の位置を規
制するガイドローラーとを有するローディング部材によ
り、前記磁気テープをカセット内部から記録再生可能な
周知の位置まで引き出すテープローディング機構を備え
た磁気記録再生装置において、テープローディング完了
時に、ローディング部材に形成されたV溝状の受け部
と、前記回転ヘッドドラム装置が固定されたメカシャシ
より、その水平基準面に対して垂直に曲げ起こすことに
より形成された板金角部とを設け、この板金角部に前記
V溝状の受け部を当接することにより、前記回転ヘッド
ドラム装置に対する前記ローディング部材の位置決めを
するようにしたことを特徴とするものである。
記の目的を達成するための、この発明の磁気記録再生装
置におけるローディング部材の位置決め機構は、磁気テ
ープを回転ヘッドドラム装置にヘリカル状に巻き付ける
ための傾斜支柱と、前記磁気テープの幅方向の位置を規
制するガイドローラーとを有するローディング部材によ
り、前記磁気テープをカセット内部から記録再生可能な
周知の位置まで引き出すテープローディング機構を備え
た磁気記録再生装置において、テープローディング完了
時に、ローディング部材に形成されたV溝状の受け部
と、前記回転ヘッドドラム装置が固定されたメカシャシ
より、その水平基準面に対して垂直に曲げ起こすことに
より形成された板金角部とを設け、この板金角部に前記
V溝状の受け部を当接することにより、前記回転ヘッド
ドラム装置に対する前記ローディング部材の位置決めを
するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図1及び図2に基づいて説明する。これらの図は、テー
プローディング完了時の状態である。図において、9は
メカシャシであり、このメカシャシ9上には回転ヘッド
ドラム装置2を挟んで、図面上で左右に溝9b,9cが
形成され、これらの溝9b,9cに沿って図示していな
いトグル機構によりローディング部材10が移動され
る。このローディング部材10にはV溝状の受け部10
aが形成され、また前記回転ヘッドドラム装置2が固定
されたメカシャシ9より、その水平基準面に対して垂直
に曲げ起こすことにより板金角部9aが形成されてい
る。
図1及び図2に基づいて説明する。これらの図は、テー
プローディング完了時の状態である。図において、9は
メカシャシであり、このメカシャシ9上には回転ヘッド
ドラム装置2を挟んで、図面上で左右に溝9b,9cが
形成され、これらの溝9b,9cに沿って図示していな
いトグル機構によりローディング部材10が移動され
る。このローディング部材10にはV溝状の受け部10
aが形成され、また前記回転ヘッドドラム装置2が固定
されたメカシャシ9より、その水平基準面に対して垂直
に曲げ起こすことにより板金角部9aが形成されてい
る。
【0008】前記のようにローディング部材10が移動
して、前記板金角部9aに前記V溝状の受け部10aが
当接される。そして、そこを支点にしてトグル機構の押
圧力Fにより前記受け部10aが前記板金角部9aに当
接した姿勢を保持することで、前記ローディング部材1
0は前記回転ヘッドドラム装置2に対して規定の位置に
位置決めされる。この板金角部9aは、この位置決め機
構の支点の役割を持つたローディング部材10のV溝状
の受け部10aとの摺動性がよくなければならず、板金
金型のプレス方向によるバリの高さが寸法の安定性に欠
けるなどの問題を回避するために、板金だれ面のR形状
を利用するのが望ましい。尚、図1及び図2において、
前記図3、図4と同一符号は同様のものを示す。
して、前記板金角部9aに前記V溝状の受け部10aが
当接される。そして、そこを支点にしてトグル機構の押
圧力Fにより前記受け部10aが前記板金角部9aに当
接した姿勢を保持することで、前記ローディング部材1
0は前記回転ヘッドドラム装置2に対して規定の位置に
位置決めされる。この板金角部9aは、この位置決め機
構の支点の役割を持つたローディング部材10のV溝状
の受け部10aとの摺動性がよくなければならず、板金
金型のプレス方向によるバリの高さが寸法の安定性に欠
けるなどの問題を回避するために、板金だれ面のR形状
を利用するのが望ましい。尚、図1及び図2において、
前記図3、図4と同一符号は同様のものを示す。
【0009】
【発明の効果】この発明は上記のように、ローディング
部材に形成されたV溝状の受け部と、前記回転ヘッドド
ラム装置が固定されたメカシャシより、その水平基準面
に対して垂直に曲げ起こすことにより形成された板金角
部とを設け、この板金角部に前記V溝状の受け部を当接
することにより、前記回転ヘッドドラム装置に対する前
記ローディング部材の位置決めをするようにしたから、
構成が簡単になり、位置決め専用の部品点数を削減で
き、かつアウトサート樹脂を使用しないため、安価に充
分な強度が得られ、また寸法精度を安定化することがで
きる。よって、テープローディング機構を有する磁気記
録再生装置において、大幅なコストダウンが可能にな
る。
部材に形成されたV溝状の受け部と、前記回転ヘッドド
ラム装置が固定されたメカシャシより、その水平基準面
に対して垂直に曲げ起こすことにより形成された板金角
部とを設け、この板金角部に前記V溝状の受け部を当接
することにより、前記回転ヘッドドラム装置に対する前
記ローディング部材の位置決めをするようにしたから、
構成が簡単になり、位置決め専用の部品点数を削減で
き、かつアウトサート樹脂を使用しないため、安価に充
分な強度が得られ、また寸法精度を安定化することがで
きる。よって、テープローディング機構を有する磁気記
録再生装置において、大幅なコストダウンが可能にな
る。
【図1】この発明の実施の態様であって、テープローデ
ィング完了時のローディング部材の状態を示す平面図で
ある。
ィング完了時のローディング部材の状態を示す平面図で
ある。
【図2】この発明の実施の態様のローディング部材の位
置決め機構を拡大して示すものであり、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A線縦断側面図である。
置決め機構を拡大して示すものであり、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A線縦断側面図である。
【図3】従来のもののテープローディング完了時のロー
ディング部材の状態を示す平面図である。
ディング部材の状態を示す平面図である。
【図4】従来のもののローディング部材の位置決め機構
を拡大して示すものであり、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A線縦断側面図である。
を拡大して示すものであり、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A線縦断側面図である。
【図5】他の従来のもののローディング部材の位置決め
機構を拡大して示す縦断側面図である。
機構を拡大して示す縦断側面図である。
1 メカシャシ 1a,1b 溝 2 回転ヘッドドラム装置 3 ローディング部材 3a 円筒部 3b 受け部 4 ネジ 5 Vブロック 5a 受け部 6 ガイドローラ 7 傾斜支柱 8 ボス 9 メカシャシ 9a 板金角部 9b,9c 溝 10 ローディング部材 10a 受け部
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気テープを回転ヘッドドラム装置にヘ
リカル状に巻き付けるための傾斜支柱と、前記磁気テー
プの幅方向の位置を規制するガイドローラーとを有する
ローディング部材により、前記磁気テープをカセット内
部から記録再生可能な周知の位置まで引き出すテープロ
ーディング機構を備えた磁気記録再生装置において、 前記ローディング部材に形成されたV溝状の受け部と、
前記回転ヘッドドラム装置が固定されたメカシャシよ
り、その水平基準面に対して垂直に曲げ起こすことによ
り形成された板金角部とを設け、 この板金角部に前記V溝状の受け部を当接することによ
り、前記回転ヘッドドラム装置に対する前記ローディン
グ部材の位置決めをするようにしたことを特徴とする磁
気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351369A JPH09180318A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 磁気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351369A JPH09180318A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 磁気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180318A true JPH09180318A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18416831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7351369A Pending JPH09180318A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 磁気記録再生装置におけるローディング部材の位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09180318A (ja) |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7351369A patent/JPH09180318A/ja active Pending
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