JPH09179972A - カラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理方法

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JPH09179972A
JPH09179972A JP9013938A JP1393897A JPH09179972A JP H09179972 A JPH09179972 A JP H09179972A JP 9013938 A JP9013938 A JP 9013938A JP 1393897 A JP1393897 A JP 1393897A JP H09179972 A JPH09179972 A JP H09179972A
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衞 佐藤
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秀史 大沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像データに施される処理の処理条件
を効率良く決定する。 【解決手段】 カラー画像データをイメージメモリに転
送し、前記カラー画像データに基づき、処理対象となる
カラー画像を表示手段上に表示し、前記イメージメモリ
内のカラー画像データを変更することなく、前記表示手
段上に表示されたカラー画像を見ながら色修正を行い
(212)、所望の色修正条件を記憶し(220)、前
記イメージメモリ内のカラー画像データを変更すること
なく、前記表示手段上に表示されたカラー画像を見なが
ら空間フィルター処理を行い(213)、所望のフィル
ター条件を記憶する(221)ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像データ
に施される処理の処理条件を決定するカラー画像処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラープリントの分野においては、従
来、色修正等の処理条件を決定するにあたっては、実際
に複数の処理条件のもとでのプリントを行い、最適な条
件を選択するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな調整方法では、調整の手間やコストがかかってしま
うという問題点があった。
【0004】他方、このような問題を解決するために、
モニタ上で処理条件を決定することが考えられる。
【0005】ところが、特にカラー画像の処理条件を決
定するにあたって、処理対象となるカラー画像データそ
のものを変更してモニタ上で処理条件を決定しようとす
ると、データ処理に時間がかかったり、データの劣化が
生じるなどの問題が生じる。
【0006】そこで本発明は、カラー画像に施される処
理の処理条件を効率良く決定することができるカラー処
理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、カラー画像データに施される処理の処理
条件を決定するカラー画像処理方法において、前記カラ
ー画像データをイメージメモリに転送し、前記カラー画
像データに基づき、処理対象となるカラー画像を表示手
段上に表示し、前記イメージメモリ内のカラー画像デー
タを変更することなく、前記表示手段上に表示されたカ
ラー画像を見ながら、色修正を行い、所望の色修正条件
を記憶し、前記イメージメモリ内のカラー画像データを
変更することなく、前記表示手段上に表示されたカラー
画像を見ながら空間フィルター処理を行い、所望のフィ
ルター条件を記憶することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】一般に画像編集装置の機能として
は、 ハードウエア回路による高速処理 CPUによるソフトウエア処理 以上の2つの編集機能を必要とする。前者は一般にハー
ドウエアによるパイプライン・プロセサーといわれるも
ので本装置に於ては画像編集機能のある特定の高速性を
必要とする項目について実行する。後者のCPUによる
処理は人間とインターラクティブに行う項目について
(ある程度時間はかかってもよい)実行する。
【0009】即ち、前者のパイプライン・プロセサー
は、例えば画像のレイアウトを決めるアフイン変換(拡
大・縮小・移動・回転)と空間フィルター処理(画像の
強調・平滑化等)及びlook up table(L
UT)による色変換処理等の画像の逐次処理を主として
行う。
【0010】後者のCPUによる処理は一般に複雑な処
理、ハードウエア化出来にくい処理を行う。ここでは画
像を任意の形状に切り出したり、切り出した画像を別の
所へコピーする処理、画像の一部を修正する等の処理を
さす。これらの処理は一般に操作者の創造によるクリエ
イティブな処理で、ある程度時間がかかっても許容出来
る。しかしこの機能は高機能である必要がある。
【0011】以上2つの編集処理機能を最大のパフォー
マンスで実施するためには編集装置のシステム・アーキ
テクチャーから考える必要がある。即ち両者の処理が十
分高機能に高速に実行出来るようにするためには構成す
るシステムの体系、取り扱う画像データの持ち方(フォ
ーマット)、信号の流れ、機能の解析等が検討される必
要がある。
【0012】種々の検討の結果カラー画像編集装置とし
てのシステム・アーキテクチャーとして次の事が結論と
して得られた。
【0013】(1)画像編集を行うためには画像データ
は圧縮データとして持つ。
【0014】(2)圧縮の方式としてはm×mのブロッ
クを一符号として持つベクトル量子化がよい。
【0015】(1)に於て、高解像・高階調の画像編集
処理を行うためには、画像データ容量としては極めて莫
大となる。例えばA4,1pageを16pel/mm
でカラー読取りした場合、R,G,B3色で約48Mバ
イトのデータ容量となる。先に述べた画像編集をインタ
ーラクティブに、高機能に行うためには、かかるカラー
画像データを圧縮し、編集やりやすい形にする事が重要
技術となる。このためには(2)のベクトル量子化手法
が最適であると結論づけられた。
【0016】以上の結論を基にシステム・アーキテクチ
ャーを決定し、高画質で高機能・高速の画像編集処理装
置を実現出来たものである。
【0017】以下カラー処理に適用した実施例に基づき
詳細に説明する。
【0018】(実施例)図1はこの発明の一実施例を示
す画像編集装置の構成図である。リーダ1によって読み
とられた画像データ(例えばR,G,B各8bitデジ
タルデータ)は変換器11により信号変換されNTSC
信号で用いられる輝度(Y)信号と色差信号(I,Q)
に変換される。かかる変換は例えばR,G,Bのデータ
【0019】
【外1】 なるマトリックス計算により得られる。ここで変換マト
リックスの係数はリーダの色分解特性、r特性等に合わ
せて適宜修正される。かかるY,I,Q信号は後述の圧
縮器2により圧縮され画像データファイル用のディスク
メモリ3へ記憶される。ディスク内の画像データはIm
ageメモリ5−1及び5−2と呼ばれるICメモリ上
へ読み出され加工・編集される。そこで高速処理を行う
べく基本処理はハードウエア化されたパイプラインプロ
セサー4によって、ディスクから一方のImageメモ
リへ転送を行い、このメモリからもう一方のImage
メモリに対して、ラスターデータとしてデータの転送の
過程で、編集展開される。
【0020】一方、イメージメモリ5上の画像データ
は、CPU8により各種処理が施され加工・修正が行わ
れる。編集の過程はCRTコントローラ9によりカラー
CRT10上へ表示され、編集の状況がモニターでき
る。編集された結果はイメージメモリ5から復号器6を
通して元の画像データに戻され、変換器12によりこの
画像データがプリンタに対応した色信号(Yello
w,Magenta,Cyan,Black)に変換さ
れColor Printer 7へ出力される。この
際、処理前データと処理後データの流れに対応してCP
U8は、入出力制御13−1及び13−2に指示をし
て、データの流れる経路をコントロールする。
【0021】次に画像データの圧縮法について述べる。
Y,I,Qのような輝度と色差の3色信号に分けること
により、輝度データであるY信号の空間周波数をよく保
存しておけば、色差信号であるI,Q信号の空間周波数
は、ある程度制限し(高周波成分のカット)視覚上の画
像劣化が少ないということが知られている。
【0022】そこで例えばI,Q信号はm×mのブロッ
ク(mは整数)の平均値等で色情報を代表させ、カラー
画像のデータ量を削減するデータ圧縮法が考えられる。
I,Q信号のブロックサイズは要求される画質、許容さ
れるメモリ容量により2×2,4×4,6×6などのブ
ロックサイズが選ばれる。例えばブロックサイズを4×
4とすると、前述したようにA4,1pageのメモリ
容量48MByteは、Y信号16MByte+I,Q
信号2MByte=計18MByteとなり、約2.7
の圧縮率となる。
【0023】一方Y信号に関してはI,Q信号の圧縮と
は異なり解像度データを十分残すような圧縮法が必要と
なる。
【0024】第1の方法としてブロック符号化手法があ
る。
【0025】この手法はm×mブロック内の画素データ
xの平均値x、標準偏差σを算出する。次に各画素ごと
の濃淡情報を数bit程度で表わす。例えば(x−x)
/σの計算値を再量子化することにより実現できる。こ
の圧縮データフォーマットは図2(a)のようになり、
平均値、標準偏差の次に各画素の濃淡情報を続け、この
濃淡情報の順序をブロック内の画素位置に1対1に対応
させる。したがって、この濃淡情報の順序を入れ換える
ことによりブロック内での画素の回転を実施することが
できる。
【0026】第2の方法は、m×m画素のベクトル量子
化手法である。
【0027】この手法はm×mブロック内の画素データ
を平均値x,標準偏差σと画像の回転を表わすコードお
よび画像のパターンを表わすコードにより表現させて、
データの圧縮を計るものである。この圧縮データフォー
マットは、図2(b)のようになる。ここで回転を表わ
すコードとは例えばm×mブロック内の画素パターンを
90°,180°,270°回転させたものと、同じパ
ターンコードを用いるベクトル量子化法において、この
角度を表わすコードである。本実施例では0°,90
°,180°,270°の4パターン2bitで表わさ
れる。
【0028】この手法においては、回転コードを操作す
ることにより、ブロック内の画素の回転が可能となる。
【0029】次にアフイン変換について説明する。
【0030】アフイン変換では画像の拡大・縮小・移動
・回転を行う。
【0031】入力画像の持つ入力メモリ上でのアドレス
を(xS,yS)とし、主走査方向縮倍率をα、副走査方
向の縮倍率をβ、回転角をφ、回転の中心座標を
(xC,yC)、主走査方向への移動量をxm、副走査方
向への移動量をymとした時、出力メモリでのアドレス
(xD,yD)とすると次のような関係式が成立する。
【0032】
【外2】
【0033】xD ,yD が与えられると,に従って
S ,yS を求めてゆく。これは例えば図3のような構
成で実現できる。以下、図3に従って説明する。xS
式に従って求めてゆく場合は、初期値オフセット(直
流分)分を初期値としてレジスタ31にセットする。ま
た、副走査同期増分値及び主走査同期増分値を各々当該
レジスタ32,37にセットする。この一連の値のセッ
トは、縮倍率・回転角に応じてCPUにより実行され
る。図4は、図3の回路のページ同期信号と副走査同期
信号と主走査同期信号の関係を示すタイミングチャート
である。ページ同期信号が立ち下がることにより副走査
同期信号の発生が開始されページ内に存在する走査線数
分だけ発生する。副走査同期信号の立ち下がりにより主
走査同期信号が発生し、走査線内に存在するデータ数分
だけ発生する。これらの信号は、図示しない同期信号発
生回路によって発生される。ページ同期信号がLowレ
ベルの間33の選択器は、31の初期値レジスタの保持
する値を出力する。34の加算器は副走査同期信号の立
ち下がりにより加算が実行される。34の出力は副走査
ラッチ同期によって35にラッチされる。また、36は
副走査同期信号がLowレベルである間は、35出出力
を出力する。38の加算器は、36の出力と、37の主
走査同期増分値を主走査同期信号の立ち下がりにより加
算が実行され、その出力は、主走査同期信号の立ち上が
りによりにより39にラッチされる。ラッチ35は、走
査線の先頭のデータが対応する入力側のアドレスを保持
し、ラッチ39は走査線内の各データの対応する入力側
のアドレスを与える。yS に関しても式に従って全く
同様に求めることが可能である。
【0034】かくして求めたアドレスはcosφ,si
nφ等が一般には無理数であるため、無理数となる。実
機上では、十分なビット数をもつ小数となる。この小数
アドレスの近傍の整数アドレスを入力アドレスとして定
める。即ち、xS 及びyS の小数部を切り捨てた(即ち
整数部のみ)値から得られる入力側の点でデータをもっ
て出力側アドレスの(XDD )の点のデータとする。
図5がソース側とディスティネーション側とのアドレス
の対応を示している。正方格子がディスティネーション
側のアドレス格子を示しており、正方形の中心が整数ア
ドレスである。平行四辺形の格子がソース側のアドレス
格子を示しており、平行四辺形の中心が整数アドレスで
ある。図5のA点(XDD )に対し、b点が定まる。
A点のもつデータをb点のもつデータをもって定める。
【0035】本実施例に於けるアフィン変換アルゴリズ
ムは前述の如くディスティネーション側にラスターデー
ター(今の場合、ファイルからの順次読出しデータ)を
出力してゆく。この時、ソースメモリ(今の場合、イメ
ージメモリ)へランダム・アクセスして元データが入力
されていく。従ってアフィン変換ハードウエアがパイプ
ライン化されているためソース側イメージメモリから、
ディスティネーション側イメージメモリへのデータ転送
の過程にて実行され、極めて高速な変換を行う事が出来
る。ここで画像データは前述の圧縮データを言い、アド
レスポイントは圧縮データでのアドレス空間での座標を
言う。
【0036】符合化されたデータのアフィン変換後のア
ドレスが決定されると、次にブロック内の画像データの
配置交換を実行する。
【0037】以下実施例を2×2のブロックで説明す
る。
【0038】図6(a)は原画となる5ブロック(A,
B,C,D)内のデータを示している。このブロックに
対し、90°,180°,270°のブロックごとの回
転を前述した回転処理によりアドレスを発生させ、ディ
スティネーションメモリに記録させ、これを再生する
と、同図(b),(c),(d)のようになる。同図か
ら明らかなように原画を忠実に再現していない。そこで
回転角に応じてブロックの内部の画素を回転させる方式
をとる。同図(e),(f),(g)にはブロック内の
画素を90°,180°,270°回転させた例であ
り、原画への忠実性を増すことができる。この回転操作
は図2(b)のコードを用いて、2bitの回転コード
の書き換えを行いパターンコードはいじらずに実施でき
る。
【0039】任意角度の回転に関しては、90°単位に
ブロック内回転角を分けて対応する。図7は回転角を3
15°〜45°,45°〜135°,135°〜225
°,225°〜315°の4つの領域に分け、ブロック
内回転を0°,90°,180°,270°に割りあて
た例を示している。
【0040】図8は、図2(a)に示したブロック符合
化のデータフォーマットをブロック内回転角により入れ
換えて再フォーマットした実施例である。(a)0°
(b)90°(c)180°(d)270°を示す。
x,σに関しては回転による変更はされず、後に続く濃
淡データの順序が変更される。(a)0°のデータフォ
ーマットがABCDの時に(b)90°はBDAC、
(c)180°はDCBA、(d)270°はCADB
となる。
【0041】図9は、ブロック内データフォーマット変
換回路の実施例である。入力信号は、x,σをバッファ
80に、残りの4つ濃淡データをバッファ81,82,
83,84に別々に保持される。セレクタ85,86,
87,89には図示しない制御器より回転角に応じたセ
レクト信号が送られる。例えばブロック内回転角0°,
90°,180°,270°をそれぞれ0,1,2,3
に対応させると2bitのセレクト信号になる。フバッ
ファ81,82,83,84の出力をA,B,C,Dと
し、セレクタ85,86,87,88の入力端子X,
Y,Z,Wにそれぞれ対応が異なるように接続する。セ
レクト信号が1つの場合入力端子のYがそれぞれのセレ
クタの出力端子より出力されるとすると、バッファ8
5,86,87,88よりそれぞれB,D,A,Cが出
力されることになる。この出力値をバッファ90におい
てx,σとともに再連結すると、図8に示したようなデ
ータフォーマットが完成し、バッファ90の出力信号と
して出力される。
【0042】以上が符合化データのブロック回転および
ブロック内回転の実施例である。即ち本実施例に於いて
は回転を伴うAFFINE変換を行う時、m×mの圧縮
データを一データとして回転オペレーションを行う事、
及びm×mの圧縮データ内での回転オペレーションを行
う事の組合せで実行される。これは多少の画質劣化を伴
うため、それを最小限にくい止めるため 輝度信号(Y)に対しては小さいマトリックス(m
0 ×m0 )でブロック符号化又はベクトル量子化を行
う。
【0043】 色差信号(I,Q)に対しては、比較
的人間の目には高分解性を必要としないため大きいマト
リックス(m1 ×m1 :m1 >m0 )でブロック符号化
又はベクトル量子化あるいは直接平均データでもつ。
【0044】以上2点に注意する必要がある。
【0045】次に、CRTコントローラ9について説明
する。
【0046】図10はCRTコントローラ9の機能を示
した図で、5は圧縮メモリ、9はCRTコントローラ、
10はカラーCRT、8はCPU、356はCPUから
セットされるパラメータレジスタである。本発明ではメ
モリアドレスをX,Yの2次元として扱っているが、こ
のアドレスを一次元のアドレスに変換して用いることも
可能である。図10のCRTコントローラの機能は、メ
モリ5の任意の始アドレス(x0 ,y0 )を持つ任意大
きさ(xw ,yw )の矩形領域をたてYD ドット、よこ
D ドットの解像度のCRTに表示出力することであ
る。任意の値x0,y0 ,xw ,yw には範囲のみなら
ず、2や4の倍数でなければならないという制約はつき
得る。図11はこのCRTコントローラの実施例で、1
01,102,103,104はパラメータレジスタ、
105,1006は加算器、107,108はセレク
タ、109,110はアドレスラッチまたはレジスタで
ある。112はCRT同期回路で121は水平同期信
号、122は垂直同期信号、123は画素クロックであ
る。111はデータラッチ、128はメモリから読みだ
されたカラー信号、124はCRTへのカラー信号で、
125は水平アドレス(X)、126は垂直アドレス
(Y)である。CRT同期回路112により垂直同期信
号122が発生され、さらに水平同期信号121、画素
クロック123が発生される。121によってYアドレ
スラッチ110にとり込まれるアドレスは122がON
の間、108によっては始値y0 102が選択されてい
るので、y0 となる。また、123によってXアドレス
ラッチ109にとり込まれるアドレスは121がONの
間107によって始値x0 101が選択されているので
0 となる。その他の場合Xアドレスラッチ109は1
クロック(=1ドット)にxw /XD だけ増加し、メモ
リアドレスは更新され、x方向のスキャンがなされるこ
とになる。水平同期信号121がONになり、画素クロ
ックがONになるとXアドレスラッチ109はx0 にリ
セットされる。またYアドレスラッチ110は1水平同
期毎にyw /YD だけ増加し、メモリアドレスは更新さ
れ、y方向のスキャンがなされることになる。
【0047】図12はCRT上で矩形合成をすることが
可能なCRTコントローラの機能を示した図である。C
RT10に表示されている矩形画像130,131はメ
モリ5上に領域132,133として保存されている画
像である。今は画像131の上に画像130が重なって
おり、画像130がのっている部分の画像131は表示
されていない。図11に示した構成を拡張して得ること
ができる。図13にその構成例を示す。図13におい
て、134,135,136,137は領域内アドレス
生成モジュールで内部の構成はすべて等しい。134は
最高の優先順位を持つ領域の水平アドレス生成モジュー
ル、135は同じく垂直アドレス生成モジュール、13
6は第2の優先順位を持つ領域の水平アドレス生成モジ
ュール、137は同じく垂直アドレス生成モジュールで
ある。148は水平ディスプレイアドレスカウンタ、1
49は垂直ディスプレイアドレスカウンタであり各々水
平ディスプレイアドレス150、垂直ディスプレイアド
レス151を出力する。次にアドレス生成モジュールに
ついて説明する。134内部で138は表示開始ディス
プレイアドレスを保持するレジスタ、139は表示終了
ディスプレイアドレスを保持するレジスタ、152,1
40は比較器で、141の論理回路により信号150が
レジスタ138とレジスタ139の領域に含まれている
か否かを判断する。領域に含まれていれば、このアドレ
ス生成モジュールがメモリアドレスを出力する権利を持
つ。ただし、それは、X,Yの両方共に成立した時であ
り、このモジュール134,135によるアドレス出力
が可能となるのは信号153,154が共に真となった
時であり、論理回路159により出力許可信号155が
生成され、出力バッファ147がイネーブルになりメモ
リ水平アドレスバス125にアドレスレジスタ146の
内容が出力される。同様にモジュール135からメモリ
垂直アドレスバス126にアドレスが出力される。モジ
ュール134,135のどちらかの領域内信号すなわち
153または154が偽となると、論理回路159の出
力も偽となり、モジュール134,135の出力はディ
スェーブルとなる。この時、第2の優先順位を持つモジ
ュール136,137の領域内信号すなわち156,1
57が真であれば、論理回路160の出力が真となり、
モジュール136,137のアドレス出力がメモリアド
レスバス125,126に出力される。論理回路160
の出力が偽となると第3の優先順位を持つモジュールが
テストされ、以下、次々に下位の優先順位を持つものへ
とアドレス出力権が移行することになる。勿論、自分よ
り上位の優先順位を持つモジュールがアドレス出力権を
獲得した時は、その上位のモジュールがアドレス出力を
することになる。一方、出力するアドレスについて説明
する。モジュール134内においてレジスタ143は読
み出し開始メモリアドレスを保持するレジスタ、142
はアドレス増分値を保持するレジスタであり、145は
153が偽である間、アドレスレジスタ146にレジス
タ143の出力が入力されるように構成されたセレク
タ、144はレジスタ146に増分レジスタ142の内
容を加えていく加算器である。信号153が真になると
レジスタ146はレジスタ142の内容だけクロック毎
に増加する。以上のように、図13の構成で図12に示
したCRT画面上での矩形合成をすることができる。
【0048】図14は、CRTコントローラの機能を示
した図で任意の自由形状の画像をCRT上で合成出力す
ることを可能にしたものである。図14において、30
6はマスク形状記憶であり、図14の例の場合、画像領
域133に対応してマスク領域162が、画像領域13
2に対応してマスク領域161が定義され、マスク領域
161にはハート形のマスクが書き込まれている。この
時、図14のCRT10に示すように画像領域132が
ハート形に切りぬかれて画像領域133の上に重畳され
て表示される。このような処理を行うCRTコントロー
ラ9は、画像メモリ5の読み出しに先立ってマスク形状
記憶306を先読みすることによって実現する。たとえ
ば本実施例では垂直アドレス方向に1だけ先のラインを
読み出し、マスクの制御を行う。図14のCRT10で
垂直アドレスyに表示すべきラスタ画像データが領域1
33では先頭よりy0 ,領域132では先頭よりy1
け進んだラスタであるときマスク形状記憶306上での
マスク領域162はラインy0 +1を、領域161はラ
インy1 +1をそれぞれ読み出して、次のCRT10の
垂直アドレスy+1にそなえることを可能にしている。
図15はCRTコントローラの実施例である。
【0049】図15は、図13の一対の水平・垂直モジ
ュールに対応している。図15において、161,16
2,167,168はディスプレイアドレスを保持する
レジスタで先の実施例と同様、このレジスタの指定する
ディスプレイ上の矩形の領域が、このモジュールによっ
て制御される。173は2ラスク分のマスクを保持でき
る2ラインマスクデータバッファであり、本実施例の特
徴となるものである。1垂直アドレス分だけ先読みされ
たマスクデータはカウンタ174によりアドレスされ、
論理回路176に入力される。論理回路176は図示し
ないカウンタによって生成されたディスプレイ上のアド
レスXD ,YD が当モジュールが扱うべき矩形領域内に
含まれており、かつマスクデータがONであることによ
って真の出力を行う。この信号は論理回路177に入力
され、当モジュールよりも優先度の高いモジュールから
の信号PRIORが真であるとき、メモリアドレスX
DAT,YDAT を出力するようにデータアドレスバッファ
179,178を駆動する。マスクデータMSKDTは
表示すべきデータの転送中もマスクデータバッファ17
3に読み込みを続けている。用いられるマスクデータは
マスク形状記憶306から読み込まれるが表示データア
ドレスより先行して読み出す必要があるので、データア
ドレスレジスタ166,172より1タイミング先行し
たアドレスを保持するマスクアドレスレジスタ165,
171から出力される。このとき、モジュールの個数が
複数個であるときはマスク読み込みが異なったモジュー
ルから同時になされる場合があり得るがENMSK信号
により時分割してマスクアドレスバスの使用許可を与え
て衝突を防いでいる。以上のように本実施例によれば、
任意形状の画像を高速、高精細にディスプレイ上で重畳
表示することが可能である。本実施例によりCRTコン
トローラ画像データそのものは書き換えをせずに重畳が
できるので、持ち時間もなく処理が可能であることが特
徴である。
【0050】次に画像編集の機能及び操作について述べ
る。
【0051】第一表は本装置に於ける各種画像編集機能
を示す。
【0052】図16は編集操作の概略のフローである。
今複数枚の画像を編集合成する事を想定する。画像入力
処理200はまずこの複数枚の画像を読み取り画像ファ
イル用のメモリーへしまう操作及び処理を意味する。こ
の時、ファイル容量を少なくするため前述の圧縮データ
を用いる。その後部品処理を行うか、レイアウト処理を
行うかを204に於て選択する。部品処理201とは1
枚の画像の内の修正・交換等の処理を行う。
【0053】
【表1】 もので第一表のAの項目が概当する。レイアウト処理2
02は出来上った部品としての複数の画像データのレイ
アウトを決める処理で画像の回転、変倍、移動等の処理
を行うアフイン変換と、合成処理を行う、第一表のBの
項目に相当する。
【0054】ここで部品処理は画像データを直接変換す
る事が必要であるが、レイアウト処理はレイアウトパラ
メータ情報(例えば変倍率、回転角移動後の位置等)を
記憶しておくだけでよい。従ってレイアウト処理は画像
データを間引いてCRTディスプレイ10へ表示してパ
ラメータを抽出すればよい。
【0055】かかる処理が終了した段階で、次に実画像
データ203を行う。これは出来上がった部品データを
レイアウト・パラメータの下でイメージ・メモリ上へ合
成編集していく。かかる処理が終了後イメージ・メモリ
のデータをプリンターへ転送しプリンター出力206を
行う。
【0056】図17は画像入力処理200を詳しく説明
したもので、まず、リーダで原稿読み取り207を行
い、データを前述の圧縮器で圧縮した後(208)、フ
ァイルとして例えばハード・ディスク等へ登録する。こ
の操作を原稿がある間繰り返し、読みとる原稿が無くな
ると終了する(210)。
【0057】図18は、部品処理の内容を示したもの
で、まず何を行うか処理項目の選択211を行う。先ず
色修正212は画像データをFileからイメージ・メ
モリへ転送し(イメージメモリがCRT10のビデオ・
メモリを兼ねているので即時にCRT10に出力され
る)、CRT10を見つつ色修正を行う。かかる操作は
イメージ・メモリ内の画像データは変更せずディスプレ
イ(CRT)10への出力へのLook up Tab
le(LUT)の変更にて行われる(216)。これで
よいと思う画像になった時のLUTを記憶する(22
0)。
【0058】輪郭修正213は、同様にCRTへ出力す
るケーブル上に空間フィルター演算器を置き実画像デー
タはいじらない。そして空間フィルターの情報(例えば
周知のラプラシアンの係数)等を記憶する(221)。
次に切抜きマスク214はイメージメモリと並列に置か
れた1bit planeのマスクメモリの書換えを行
う。これは画像の領域を決めるもので、実画像データは
いじらない(218)。その他の処理は実データ修正2
15と呼ばれる処理を行う。これはイメージ・メモリ上
に書かれた実画像データをCPUから直接アクセスして
書き換えるもので、実画像に画像を書き込んだり消した
り、コピーしたりする。以上の処理が終了したら実デー
タ及びマスク・データをファイルとして登録222す
る。
【0059】図19はレイアウト処理について記したも
のである。
【0060】まずファイルから画像データをイメージ・
メモリーへ書込む(223)。この時、前述の如く間引
きデータでよく複数枚の画像データがイメージメモリ内
へとりこまれる。かかる複数枚の画像データをCRTコ
ントローラにより合成変倍(225)してCRT10上
に出力される。この時画像の回転はイメージメモリー上
の別の領域へアフイン変換器4によりラスターオペレー
ション(ROP)で書き変えられる(224)。一方変
倍はCRTコントローラでは整数変倍しか出来ないた
め、同様変換器4により任意変倍を行う。出力画像領域
を制限するマスクメモリのデータ作成226を次に行
う。以上の操作が各画像に対して行われ、レイアウトパ
ラメータが抽出される(227)。
【0061】図20は以上の部品データ及びレイアウト
パラメタに基づいて最終画像を形成する。このプロセス
は全くの無人化が可能である。まず下に重ねられる画像
部品データから先に処理されていく。1枚目の画像のレ
イアウトパラメター及びマスクデーターがパイプライン
用AFFINE変換用のレジスタ、LUT及びマスクメ
モリ(これはイメージメモリと並列に置かれた1bit
メモリ)等へセットされる。次にファイルからのデータ
がこれらパイプライン・プロセサを経てイメージ・メモ
リへ転送される。その結果ラスター・オペレーション
(ROP)により処理される。
【0062】かかる処理が部品データの数の分だけ(n
maxだけ)くり返されイメージメモリ上へオーバライ
トされる(230,231)。
【0063】次にプリンターへの出力について述べる。
【0064】編集結果の画像データはイメージメモリ上
に作られ、プリンター側へ転送される。プリンターの出
力方式、例えば面順次・線順次・点順次かによりイメー
ジメモリからの送出状態が異なる。かかる変換は図1の
変換器12で行われる。それに先立ち、圧縮データを通
常の画素データへ復号器6で復号しておく。
【0065】プリンター7は通常1台が接続される。し
かし複数台のプリンターを接続することにより、より高
速の出力が可能となり、特に大量の出力を必要とする出
版、印刷分野では有要である。本イメージ・メモリへの
画像データの記憶形態は、濃度データを圧縮し、再び濃
度データへ戻す方式であるため、複数台のプリンターへ
つないだ時生じる色相のズレ(これは個々のプリンター
の出来具合により異なる)を各々、ある濃度データから
別のある濃度データへ移すL00k Up Table
(LUT)により変換・補正が出来る。
【0066】(これは通常イメージ・メモリが2値化さ
れた後の状態で記憶する方式であれば困難である)。か
かるLUTによる個別プリンターへの調整機構は変換器
12に含まれる。
【0067】カラープリンタ7に於てはかかる補正され
た画像データをもとに通常の方法、例えばディザ法等に
より画像出力される。
【0068】以上述べた如く圧縮データを用いた画像編
集を行う事と、高速編集に適したシステム・アーキテク
チャーをとる事により画像編集を高速・高機能に行う事
が出来る。
【0069】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、カラー画像
データに施される処理の処理条件を効率良く決定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカラー編集処理装置の概観図。
【図2】符号化データのデータ形成を示す図。
【図3】アフイン変換器のアドレス生成部のブロック
図。
【図4】アドレス生成部のタイミングチャート図。
【図5】原画像と処理画像のアドレス対応を示した図。
【図6】ブロック回転とブロック内回転の概念図。
【図7】ブロック内回転を示した図。
【図8】回転によって符号が受ける処理を示した図。
【図9】回転のブロック図。
【図10】CRTコントローラの概念図。
【図11】CRTコントローラのブロック図。
【図12】CRTコントローラの概念図。
【図13】CRTコントローラのブロック図。
【図14】CRTコントローラの概念図。
【図15】CRTコントローラのブロック図。
【図16】画像編集処理手順を示したフローチャート
図。
【図17】画像編集処理手順を示したフローチャート
図。
【図18】画像編集処理手順を示したフローチャート
図。
【図19】画像編集処理手順を示したフローチャート
図。
【図20】画像編集処理手順を示したフローチャート
図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像データに施される処理の処理
    条件を決定するカラー画像処理方法において前記カラー
    画像データをイメージメモリに転送し、 前記カラー画像データに基づき、処理対象となるカラー
    画像を表示手段上に表示し、 前記イメージメモリ内のカラー画像データを変更するこ
    となく、前記表示手段上に表示されたカラー画像を見な
    がら、色修正を行い、所望の色修正条件を記憶し、 前記イメージメモリ内のカラー画像データを変更するこ
    となく、前記表示手段上に表示されたカラー画像を見な
    がら空間フィルター処理を行い、所望のフィルター条件
    を記憶することを特徴とするカラー画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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