JPH09179816A - データ処理システム(非対称バス・アービトレーション・プロトコル) - Google Patents

データ処理システム(非対称バス・アービトレーション・プロトコル)

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JPH09179816A
JPH09179816A JP8296427A JP29642796A JPH09179816A JP H09179816 A JPH09179816 A JP H09179816A JP 8296427 A JP8296427 A JP 8296427A JP 29642796 A JP29642796 A JP 29642796A JP H09179816 A JPH09179816 A JP H09179816A
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unit
data
bus
transaction
control signal
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Application number
JP8296427A
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English (en)
Inventor
J Alvarez Ii Manuel
マニュエル・ジョーゼフ・アルバレス・ザセカンド
Alan Hughes Gregory
グレゴリー・アラン・ヒューズ
Thomas Krullen Jeffrey
ジェフリー・トマス・クリューレン
Davis Romanovski Audrey
オードリー・デーヴィス・ロモノフスキー
Ragunaato Deshupande Sanjai
サンジャイ・ラグナート・デシュパンデ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/368Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ・システム内の2つのユニット
のどちらが共通バスへのアクセス権を獲得することがで
きるかについて決定するための、好ましくはデータ有効
性拡張(DVE)プロトコルとして知られるアービトレ
ーション・プロトコルを提供すること。 【解決手段】 DVEプロトコルは、2つの対等ユニッ
ト間の2点間通信に基づいている。DVEプロトコル
は、境界ラッチされた同期環境の双方向アドレス・バス
およびデータ・バス上での交換通信を制御するための物
理レベルの信号規約である。DVEは、非対称であるが
フェアであり、アドレスまたはデータ・バスにアクセス
する際に費やされるサイクル数(または待ち時間)が最
小限になるように、またアドレス・バスならびにデータ
・バス上の有効サイクル数(または帯域幅)が最大限に
なるように設計されている。DVEプロトコルが非対称
であることから、1より大きい任意のデータ転送サイズ
についてはアービトレーションに費やされるサイクル数
がゼロになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的にデータ処
理のための方法およびシステムに関し、詳細にはサブシ
ステムの2つのユニット間でバスの優先順位を確立する
ための方法に関する。さらに詳細には、本発明は、共通
の双方向バスを共用するサブシステムの2つの競合する
ユニット間でバス・アクセスを調停するためのプロトコ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】共通の双方向バスを共用する2つの競合
するユニットがサブシステムにある場合、これら2つの
ユニット間の調停のオーバーヘッドを低減するために通
常、バス・アービトレーション・プロトコルとして一般
に周知のバス・アクセスを調停する方法が利用される。
その上、バス・アービトレーション・プロトコルはしば
しば、多数のユニットを有するサブシステムにおいても
バスの競合を回避するために利用される。バス・アービ
トレーション・プロトコルはまた、共通のバスを共用す
るサブシステム内のすべてのユニットに対して公平さを
保証するのにも利用される。
【0003】バス・アービトレーション・プロトコルの
一例としては、どのユニットが送信中でどのユニットが
聴取中かを対称な形で判断するプロトコルがある。こう
した対称形プロトコルでは通常、3つのクロック・サイ
クルが必要とされる。第1サイクルは要求の送信用に、
第2サイクルは調停用に、第3サイクルは適当な選択に
対する応答用にそれぞれ利用される。
【0004】バス・アービトレーション・プロトコルの
別の例としては、一方のユニットが主となり他方のユニ
ットが従となって、従ユニットが常にバスの要求を行
い、主ユニットが従ユニットにバス・アクセスを認可す
べきかどうか調停する、マスタ・スレーブ関係を利用す
るプロトコルがある。対称形プロトコルと同様に、この
マスタ・スレーブ手法では、調停の実行ならびに任意の
ユニットに対するバス・アクセスの認可のために、少な
くとも3つのクロック・サイクルが必要とされる。
【0005】前述のどちらのバス・アービトレーション
・プロトコルも、その機能をきわめて効果的に実行する
ことが可能であるが、バス・アービトレーションのため
の3つのクロック・サイクルは、効率の点から見ると許
容しがたいほど高い。したがって、クロック・サイクル
の低減を目指していくつかの他の改良型のバス・アービ
トレーション・プロトコルが開発されてきたが、これら
の改良型のプロトコルには、依然として連続したデータ
転送の間に少なくとも1つの空サイクルが必要である。
【0006】したがって、データ転送のサイズの如何に
かかわらず、100%のバス利用をもたらすバス・アー
ビトレーション・プロトコルを実現できれば望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前述に鑑
みて、本発明の目的は、データ処理のための改良された
方法およびシステムを提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、サブシステムの2つ
のユニット間でバスの優先順位を確立するための改良さ
れた方法を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、共通の双方向バスを
共用するサブシステムの2つの競合するユニット間でバ
ス・アクセスを調停し、転送されるデータのサイズの如
何にかかわらず完全なバス利用をもたらすための改良型
のプロトコルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の方法およびシス
テムによれば、以下のような非対称のバス・アービトレ
ーション・プロトコルが提供される。コンピュータ・シ
ステム内の2つのユニットのどちらか一方が、A_Va
l信号を立ち上げることによってアドレス・トランザク
ションを開始することができる。これがデータ・トラン
ザクションである場合、送信ユニットは、A_Val信
号と同時にD_Val信号も立ち上げる必要がある。デ
ータ・バスがあるデータ・トランザクションについて活
動状態である間に、アドレス・トランザクションを開始
することができる。ただし、フェアネス・サイクルと呼
ばれる少なくとも1つのアイドルA_Valサイクルに
よって、どちらの側から開始された連続するトランザク
ションも分離しなければならない。データ・トランザク
ションでは、送信ユニットは、そのA_Val信号が立
ち下げられた後のサイクルでアドレスを送信し、アドレ
スを送信した後のサイクルでデータの送信を開始する。
サイズ信号は、アドレスと同じサイクルで送信される。
バスが使用中の場合、そのA_Val信号またはD_V
al信号、あるいはその両方を活動化し、進行中のデー
タ・トランザクションの完了の前のサイクルまでその信
号を活動状態に保つことによって、どちらの側からもバ
スを予約することができる。
【0011】データ・トランザクションでは、両方のユ
ニットが同じサイクルでデータ・トランザクションの開
始を試みた場合、右側のユニットは、左側のユニットに
バスを明け渡さなければならない。右側のユニットは、
バスを予約するためにそのA_Val信号およびD_V
al信号を立ち上げ続けることができる。右側のユニッ
トがそのA_Val信号を立ち上げるのと同じサイクル
に、左側のユニットがアドレス・トランザクションを開
始するためにそのA_Val信号を立ち上げた場合、右
側のユニットは、アドレス・トランザクションを続行す
ることができる。右側のユニットは、そのA_Val信
号を立ち上げた後の2番目のサイクルでアドレスを送信
する。受信ユニットの状態機械の、A_ValおよびD
_Val信号の必要な伝播を可能にするために、右側の
ユニットは、右側の連続データ・トランザクションの場
合を除き、少なくとも2サイクルの間A_Valおよび
D_Val信号を活動状態に保つ必要がある。これとは
逆に、左側のユニットは、これらの信号を1サイクルの
間だけ活動状態に保てばよい。
【0012】本発明のすべての目的、特徴および利点
は、以下の詳しい説明を読めば明らかになろう。
【0013】
【発明の実施の形態】本特許出願は、本明細書で指名さ
れた譲受人に譲渡され、本明細書に組み込まれる、「AR
BITRATION PROTOCOL FOR PEER-TO-PEER COMMUNICATION
IN SYNCHRONOUS SYSTEMS」(IBM整理番号AT9−9
3−094)と題する、1994年12月9日に出願の
同時係属の米国特許出願第08/352,660号に関
係する。
【0014】本発明は、内部データ通信用に双方向バス
を利用した種々のコンピュータで実施することができ
る。こうしたコンピュータは、独立型システムでも、ロ
ーカル・エリア・ネットワーク(LAN)や広域ネット
ワーク(WAN)などのネットワークの一部分でもよ
い。
【0015】次に図面、特に図1を参照すると、典型的
なデジタル・コンピュータ100のブロック図が示され
ている。デジタル・コンピュータ100は、入力装置1
30および出力装置140を取り付けたコンピュータの
筐体105内に、主記憶装置120に連結された主演算
処理装置110を具備する。主演算処理装置110に
は、単一の処理装置または複数の処理装置が含まれる。
入力装置130には、キーボード、マウス、またはその
他のタイプの入力装置が含まれる。出力装置140に
は、モニタ、プロッタ、またはその他のタイプの出力装
置が含まれる。グラフィックス・アダプタ200、モデ
ム250およびハード・ディスク255は、バス150
を介して主演算処理装置110との通信を実現するため
に、アダプタ・スロット160A,160Cおよび16
0Dにそれぞれ位置しているが、アダプタ・スロット1
60Bは空いている。グラフィックス・アダプタ200
は、バス150上で主演算処理装置110からの図形に
関する命令を受け取り、それによって主演算処理装置か
らの所望の図形出力を図形出力装置210に提供する。
モデム250は、通信回線260を介して他のデータ処
理システム270と通信することができる。
【0016】次に図2を参照すると、本発明の好ましい
実施形態を利用した、図1のデジタル・コンピュータ1
00中のサブシステム10のブロック図が示されてい
る。システム10は、ユニット12およびユニット14
を含み、そのどちらにも中央クロック23からクロック
が供給される。ユニット12とユニット14の間に、単
方向の制御線および双方向の共用データ経路(あるいは
バス)が接続されている。制御線D_Val_L 1
8、A_Val_L 19およびSize_L 20
は、ユニット12からユニット14への信号送信用であ
り、制御信号D_Val_R 15、A_Val_R
16およびSize_R 17は、ユニット14からユ
ニット12への信号送信用である。Dバス21やAバス
22などの共用データ経路は、ユニット12とユニット
14の間で信号を両方向に伝送することができる。
【0017】本発明の好ましい実施形態において、好ま
しくはデータ有効性拡張(DVE)プロトコルと呼ばれ
るバス・アービトレーション・プロトコルは、境界ラッ
チ同期環境における双方向のAバス22およびDバス2
1上での通信を制御するための物理レベルの信号送信規
約である。DVEプロトコルは、非対称であるがフェア
であり、Aバス22またはDバス21にアクセスする際
に費やされるサイクル数(または待ち時間)が最小限に
なるように、またAバス22ならびにDバス21上の有
効サイクル数(または帯域幅)が最大限になるように設
計されている。DVEプロトコルは、非対称性であるた
め、基本的に第1の側と第2の側を有する。このDVE
プロトコルの2つの側は図2に左側と右側を有するもの
として示した。たとえば、左側のユニット12はDVE
プロトコルの左側を実施することができ、右側のユニッ
ト14はDVEプロトコルの右側を実施することができ
る。最も重要な態様は、2つの通信を行うユニット、す
なわちユニット12およびユニット14がDVEプロト
コルの一方の側を相補的に実施することであり、したが
ってこの特定の割当ては強制的なものではない。
【0018】DVEプロトコルは、位相同期すべきユニ
ット12およびユニット14に分配される中央制御クロ
ック23を必要とするが、おそらく適切に制御されたス
キューでそれらを分離することができる。ユニット12
とユニット14の間でのデータまたは制御情報の転送は
すべて、1サイクル/クロック(クロック当たりのサイ
クル)を基準として行われる。この単一のサイクルを、
インターフェース・サイクルと呼ぶ。上記で定義したよ
うに、単一の信号線はそれぞれ、1インターフェース・
サイクルでせいぜい単一ビットの情報を転送できるにす
ぎない。
【0019】DVEプロトコルは、ユニット12および
ユニット14によって、双方向のAバス22またはDバ
ス21、あるいはその両方へのアクセス権を獲得するた
めに利用される。Dバス21へのアクセスが確立された
後は、いくつかの連続したサイクルにわたってデータを
転送することができる。このような連続した転送を、ト
ランザクションと呼ぶ。トランザクションの終了時に、
送信ユニット(ユニット12またはユニット14)は、
Dバス21の制御を放棄するか、あるいは送信ユニット
が連続したトランザクションを行いたい場合は再度Dバ
スの獲得を試みることができる。単一のサイクル/クロ
ック中の有効な情報の伝送を、スライスと呼ぶ。
【0020】DVEプロトコルは、境界ラッチ(図示せ
ず)を利用して最大のバス性能を可能にする。制御線は
境界ラッチされているため、一方の側は、他方の側の制
御線が1サイクル遅れて制御パイプラインを作成するの
を見届ける。この制御パイプラインにより、DVEプロ
トコルの非対称な左側および右側によってAバス22お
よびDバス21上での競合を制御することができる。
【0021】DVEプロトコルは、好ましくは2つのト
ランザクション形式、すなわちアドレス・トランザクシ
ョン(Aトランザクション)とアドレス/データ・トラ
ンザクション(ADトランザクション)で、Aバス22
およびDバス21の制御をサポートする。その上、好ま
しくは3本の単一方向の制御信号線、すなわちアドレス
有効(A_Val)線、データ有効(D_Val)線、
およびデータ・トランザクション・サイズ(size)
線を利用してDVEプロトコルをサポートする。前述の
図2に示したように、DVEプロトコルの左側をサポー
トするには、ユニット12のD_Val_L線18、A
_Val_L線19およびsize_L線20を利用
し、DVEプロトコルの右側をサポートするには、ユニ
ット14のD_Val_R線15、A_Val_R線1
6およびsize_R線17を利用する。
【0022】Aトランザクションは、送信側ユニット
(ユニット12またはユニット14)がそのA_Val
を立ち上げると開始され、ADトランザクションは、送
信側ユニットがそのA_ValとD_Valの両方を立
ち上げると開始される。次いで、送信側ユニットは、こ
れらの立ち上げられた信号線を立ち下げて要求されたト
ランザクションを開始する。左側のAトランザクショ
ン、左側のADトランザクションあるいは右側のADト
ランザクションの間、アドレスは、A_Valが立ち下
げられたのと同じサイクルで使用可能になる。右側のA
トランザクションの間、アドレスは、A_Valが立ち
下げられた1サイクル後に使用可能になる。その上、A
Dトランザクションの間は、アドレスが使用可能になる
とサイズ情報も使用可能になり、データは、アドレスが
使用可能になった後のサイクルで使用可能になる。非活
動状態のA_Valは、フェアネス・サイクルを表し、
どちらかの側での連続したトランザクションの合間にこ
れを通知する必要がある。
【0023】本発明の好ましい実施形態として、DVE
プロトコルの規定を以下のように要約することができ
る。 ・どちらの側も、そのA_Val信号を立ち上げること
によって、サイクル当たりせいぜい1つのトランザクシ
ョンを開始できるにすぎない。そのトランザクションが
ADトランザクションである場合、送信側は、そのA_
Val信号と同時にそのD_Val信号を立ち上げる必
要がある。どちらの側も、データ・バスがデータ・トラ
ンザクションのために活動状態である間、Aトランザク
ションを開始することができる。 ・ADトランザクションでは、送信側は、そのA_Va
l信号が立ち下げた後のサイクルでアドレスを送信し、
アドレスを送信した後のサイクルでデータの送信を開始
する。 ・Size信号は、アドレスと同じサイクルで送信され
る。 ・要求バスが使用中の場合、どちらの側も、そのA_V
al信号またはD_Val信号、あるいはその両方を立
ち上げ、継続中のトランザクションが完了する前のサイ
クルまでその信号を活動状態に保つことによって、バス
を予約することができる。 ・Aトランザクションでは、両方の側が同じサイクルで
ADトランザクションの開始を試みた場合、DVEプロ
トコルの右側は、データ・バスをDVEプロトコルの左
側に明け渡す必要がある。右側は、そのA_Valおよ
びD_Val信号を立ち上げ続けてバスを予約すること
ができる。 ・右側がそのA_Val信号を立ち上げるのと同じサイ
クルで左側がそのA_Val信号を立ち上げてAトラン
ザクションを開始した場合、DVEプロトコルの右側
は、Aトランザクションを続行することができる。右側
は、そのA_Val信号を立ち上げた後の第2のサイク
ルでアドレスを送信する。 ・受信ユニットの状態機械への、A_ValおよびD_
Val信号の必要な伝播を可能にするために、拡張D_
Valプロトコルを利用する連続した右側のADトラン
ザクションの場合を除き、右側は、少なくとも2サイク
ルの間A_ValおよびD_Valを活動状態に保つ必
要がある。左側は、これらの信号を1サイクルの間だけ
活動状態に保つ必要がある。 ・どちらかの側によって開始された連続するトランザク
ションは、少なくとも1つのアイドル状態のA_Val
信号で分離する必要がある。これをフェアネス・サイク
ルと呼ぶ。
【0024】次に、図3を参照すると、連続する左側の
ADトランザクションのタイミング図が示されている。
送信側ユニット12はまず、t1でそのA_Val_L
19およびD_Val_L 18を立ち上げ、次いで
送信側ユニット14のA_Val_R 16およびD_
Val_R 15の前のサイクルt0での状況(このと
きだけ使用可能)をチェックする。前のサイクルt
0は、左側のフェアネス・サイクルを表す。したがっ
て、A_Val_R 16およびD_Val_R 15
が立ち上げられている場合、ユニット14がアクセス権
を獲得し、前のADトランザクションがすべて完了する
とすぐにAバス22およびDバス21を支配することに
なる。しかし、図3に示したように、A_Val_R
16およびD_Val_R 15が非活動状態である場
合は、ユニット12がアクセス権を獲得し、前のADト
ランザクションがすべて完了するとすぐにAバス22お
よびDバス21を支配する。したがって、t2でアドレ
スが使用可能となり、t3でデータが使用可能となる。
その上、アドレスがt3で使用可能になると、サイズ情
報も使用可能となる。サイズ情報によって、保留状態の
送信側ユニットは、その制御線を立ち下げるサイクルを
「予測」することが可能となる。それは、データ転送の
完了前のサイクルである。本発明の好ましい実施形態と
しては、すべてのデータ・トランザクションのサイズ
は、少なくとも2サイクルの長さになる。
【0025】t3において送信側ユニット12は、その
A_Val_L 19およびD_Val_L 18を再
び立ち上げ、次いで送信側ユニット14のA_Val_
R16およびD_Val_R 15のt2での状況をチ
ェックする。ユニット14が送信を行っていないため、
ユニット12は、前のADトランザクションが完了する
とすぐにAバス22およびDバス21を支配し、t4
アドレスが使用可能となり、t5でデータが使用可能と
なる。2つの連続した左側のデータ転送の間にギャップ
はない。
【0026】ユニット12とユニット14の両方が、そ
れぞれのA_Val_L 19およびD_Val_L
18、ならびにA_Val_R 16およびD_Val
_R15を共に立ち上げている場合、前述の制御パイプ
ラインのため、ユニット12とユニット14のどちらも
1サイクル後まで状況を把握できないことになる。これ
が非対称性となる場合であり、ADトランザクション・
タイの場合は左側(すなわちユニット12)がアクセス
権を獲得する。
【0027】同様に、左側のAトランザクションの場
合、送信側ユニット12はまず、A_Val_L 19
を立ち上げた後、送信側ユニット14のA_Val_R
16およびD_Val_R 15の前のサイクルでの
状況(このときだけ使用可能)をチェックする。前のサ
イクルは、左側のフェアネス・サイクルを表すので、A
_Val_R 16が活動状態である場合、あるいは保
留中の右側のADトランザクションが開始するように予
定されている場合、ユニット12はAバス22を獲得す
ることができない。そうでない場合、ユニット12は、
前のトランザクションがすべて完了するとすぐにAバス
22を支配する。
【0028】次に、図4を参照すると、連続した右側の
ADトランザクションのタイミング図が示されている。
送信側ユニット14はまず、t1でA_Val_R 1
6およびD_Val_R 15を立ち上げる。右側(す
なわちユニット14)は、どんなADトランザクション
・タイにおいてもアクセス権を獲得できないため、この
サイクルは、右側のフェアネス・サイクルを表す。次い
で、活動状態のA_Val_R 16およびD_Val
_R 15の2番目のサイクルt2で、ユニット14
は、送信側ユニット12のA_Val_L 19および
D_Val_L18の前のサイクルt1での状況(この
ときだけ使用可能)をチェックする。この前のサイクル
1は、右側のフェアネス・サイクルを表すので、A_
Val_L 19およびD_Val_L 18が活動状
態である場合、ユニット12がアクセス権を獲得し、前
のADトランザクションがすべて完了するとすぐにAバ
ス22およびDバス21を支配することになる。しか
し、図4に示したように、A_Val_L 19および
D_Val_L 18が非活動状態である場合は、ユニ
ット14がアクセス権を獲得し、前のADトランザクシ
ョンがすべて完了するとすぐにAバス22およびDバス
21を支配する。したがって、t3でアドレスが使用可
能となり、t4でデータが使用可能となる。
【0029】t4において送信側ユニット14は、その
A_Val_R 16を再び立ち上げ、次いで送信ユニ
ット12のA_Val_L 19およびD_Val_L
18のt3での状況をチェックする。A_Val_R
16はt3で立ち下げられるが、これは右側のフェア
ネス・サイクルであるので、これもまたA_Val_R
の有効な第1のサイクルと見なされる。好ましくはこれ
をD_Val拡張サイクルと呼び、本発明の名称もこれ
に因んでいる。また、ユニット12が送信を行っていな
いので、ユニット14は、前のADトランザクションが
完了するとすぐにAバス22およびDバス21を支配
し、t5でアドレスが使用可能となり、t6でデータが使
用可能となる。左側の場合と同様、2つの連続した右側
のデータ転送間にギャップはない。
【0030】D_Val拡張サイクルは、右側のAD送
信側ユニットが2サイクルにわたってその意図を通知し
(ADが連続する場合にアクセス権を獲得できないた
め)、トランザクション間のフェアネス・サイクルを通
知する必要があるために発生する、右側の連続したAD
転送に伴う問題を解決する。これによって、3未満のサ
イズの右側の連続したトランザクションについて、1サ
イクルのギャップが追加される。図4に示したように、
この解決策は、D_Val_Rを活動状態に保ってAD
トランザクション要求を示しながら、t3でA_Val
_Rを立ち下げてADトランザクションを開始するもの
である。t4において、A_Val_Rは、D_Val
_Rと共に活動状態になり、左側の送信側のA_Val
_LおよびD_Val_Lの状況がチェックされる。こ
のようにして、D_Valのみのサイクルは、右側のフ
ェアネス・サイクルならびに第1の右側AD通知サイク
ルを表す。
【0031】同様に、右側のAトランザクションの場
合、送信側ユニット14はまず、A_Val_R 16
を立ち上げる。A_Val_R 16が立ち下げられた
1サイクル後に活動状態になるアドレスが非対称である
ため、左側と右側のどちらのAトランザクションもAト
ランザクション・タイにおいて続行することができる。
前述のように、保留状態の左側ADトランザクションが
開始するように予定されている場合だけは、ユニット1
4は、Aバス22を獲得できない。
【0032】次に、図5を参照すると、左側−右側−左
側−右側の連続したADトランザクションのタイミング
図が示されている。図示したように、この場合もやは
り、すべてのデータ転送間にギャップはない。
【0033】次に、図6を参照すると、本発明の好まし
い実施形態による送信側ユニットのトランザクションの
状態遷移図が示されている。図6に示したように、送信
側ユニットには好ましくは5つの状態がある。実線は、
左側のユニットと右側のユニットのどちらか一方につい
ての状態を示し、破線は、右側のユニットだけについて
の状態を示している。状態IDLE 200では、送信
側ユニットは、いつでもデータを送信できる状態にあ
る。右側から着信するデータ転送があると、送信側ユニ
ットは、保留中の右側のADトランザクションのために
T1を介して状態DELAY 230に進む。しかし、
左側から着信するデータ転送があると、送信側ユニット
は、保留中の左側のADトランザクションのために、状
態IDLE200からT2を介して状態RESERVE
_D 210に進む。左側の送信側ユニットは、T5を
介して状態RESERVE_D 210に留まるか、あ
るいは右側のデータ転送の完了前のサイクルでT7を介
して状態IDLE 200に戻ることができる。右側の
送信側ユニットは、T5を介して状態RESERVE_
D 210に進むか、あるいは左側のデータ転送の完了
前のサイクルでT7を介して状態IDLE 200に戻
ることができる。状態RESERVE_D210から、
右側の送信側ユニットは、連続したトランザクションの
ためにT6を介して状態EXTEND_DV 240に
進み、進行中のADトランザクションの完了前のサイク
ルでT8を介してRESERVE_Dに戻ることができ
る。
【0034】状態IDLE 200から、送信側ユニッ
トは、保留中の左側または右側のAトランザクションの
ために、T3を介して状態RESERVE_A 220
に進むことができる。左側の送信側ユニットは、T9を
介して状態RESERVE_A 220に留まるか、あ
るいは右側のアドレス転送の完了前のサイクルでT3を
介して状態IDLE 200に進むことができる。右側
の送信ユニットは、T9を介して状態RESERVE_
A 220に留まるか、あるいは左側のアドレス転送の
完了前のサイクルで状態IDLE 200に進むことが
できる。
【0035】次に、図7を参照すると、本発明の好まし
い実施形態における受信側ユニットの状態遷移図が示さ
れている。図7に示したように、受信側ユニットには好
ましくは3つの状態がある。状態IDLE 300で
は、受信側ユニットは、いつでもデータを受信できる状
態にある。受信側ユニットは、いつでもデータを受信で
きる状態にあるとき、状態IDLE 300に留まる。
A_ValとD_Valの両方がADトランザクション
のために立ち上げられると、受信側ユニットは、T1を
介して状態RESERVE_D 310に進む。受信側
ユニットは、A_Valが立ち上げられている場合はT
3を介して状態RESERVE_D 310に留まり、
A_Valが立ち下げられている場合はT4を介して状
態IDLE300に戻る。状態IDLE 300から、
受信側ユニットは、AトランザクションのためにD_V
alが立ち下げられている間にA_Valが立ち上げら
れると、T2を介して状態RESERVE_A 320
に進むことができる。受信側ユニットは、A_Valが
立ち上げられた状態になっている場合はT5を介して状
態RESERVE_A 320に留まり、A_Valが
立ち下げられると状態IDLE 300に戻る。
【0036】以上述べたように、本発明は、好ましくは
DVEプロトコルと呼ぶ、帯域幅が増加し待ち時間が減
少したバス・アービトレーション・プロトコルを提供す
る。データ・トランザクションのサイズ情報が、D_V
al拡張サイクルと共に追加されている。A_Valが
立ち下げられたサイクルで送信側ユニットおよび受信側
ユニットが使用できるデータ・トランザクションのサイ
ズ情報によって、最初の送信側と受信側のどちらか一方
で保留中のADトランザクションが、Dバスの使用可能
性を予想することができ、ADトランザクションをDバ
ス上で継ぎ目のない形で開始することができる。これに
よって、1より大きいデータ・トランザクション・サイ
ズの場合に、同じ側か異なる側のどちらか一方での連続
した転送における帯域幅の損失がなくなる。ただし、一
方の側の連続したトランザクションと両側間の制御パイ
プラインとの間にフェアネス・サイクルが必要なため、
データ・トランザクション・サイズが1である連続した
転送では、Dバス上で1サイクルのギャップができるこ
とになる。
【0037】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0038】(1)各ユニットが少なくとも1つの制御
信号とサイズ信号を有する、コンピュータ・システム内
のサブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデ
ータ・バスへのアクセスを調停する方法であって、デー
タ・トランザクションを開始するために、前記ユニット
の一方によって前記少なくとも1つの制御信号を立ち上
げる段階と、前記少なくとも1つの制御信号を最初に立
ち上げる前記ユニットの任意の一方に対して、前記デー
タ・バスへのアクセスを認可する段階と、前記サイズ信
号によって前記データ・トランザクションのデータ・サ
イズを伝送する段階と、前記データ・バスが前記データ
・トランザクションによって占有されているときに、前
記ユニットの別の一方によって前記データ・バスを前記
データ・トランザクションの前記サイズ信号に応答して
決定される長さで予約する段階と、1より大きいデータ
・サイズを有する任意の連続したデータ・トランザクシ
ョンについて前記データ・バス上に間隙が存在しないよ
うに、前記データ・トランザクションが完了するとすぐ
に、前記ユニットの別の一方に対して前記データ・バス
へのアクセスを認可する段階とを含む方法。 (2)左側のユニットとして指定された前記ユニットの
一方によって前記データ・トランザクションを開始する
ための前記立上げ段階が少なくとも1サイクルであるこ
とを特徴とする、上記(1)に記載の、コンピュータ・
システム内のサブシステムの第1ユニットと第2ユニッ
トの間でデータ・バスへのアクセスを調停する方法。 (3)右側ユニットとして指定された前記ユニットの一
方によって前記データ・トランザクションを開始するた
めの前記立上げ段階が少なくとも2サイクルであること
を特徴とする、上記(1)に記載の、コンピュータ・シ
ステム内のサブシステムの第1ユニットと第2ユニット
の間でデータ・バスへのアクセスを調停する方法。 (4)前記ユニットのうちの同じ一方によって連続的に
開始される前記立上げ段階が、少なくとも1つの前記制
御信号の立上げ時に少なくとも1つのアイドル・サイク
ルで分離されることを特徴とする、上記(1)に記載
の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユ
ニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセス
を調停する方法。 (5)前記予約段階が、少なくとも1つの制御信号を立
ち上げ、前記データ・トランザクションが完了する前の
サイクルまで前記少なくとも1つの制御信号を活動状態
に保つことによることを特徴とする、上記(1)に記載
の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユ
ニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセス
を調停する方法。 (6)各ユニットが少なくとも1つの制御信号とサイズ
信号を有する、コンピュータ・システム内のサブシステ
ムの第1ユニットと第2ユニットの間でデータ・バスへ
のアクセスを調停する方法であって、左側のトランザク
ションを開始するために、少なくとも1サイクルの間前
記第1ユニットの前記少なくとも1つの制御信号を立ち
上げる段階と、右側のトランザクションを開始するため
に、少なくとも2サイクルの間前記第2ユニットの前記
少なくとも1つの制御信号を立ち上げる段階と、前記ユ
ニットの両方から異なるサイクルで制御信号の立ち上げ
が行われる場合に、前記少なくとも1つの制御信号を最
初に立ち上げる前記ユニットの一方に対して前記バスへ
のアクセスを認可する段階と、前記ユニットの両方から
同じサイクルで制御信号の立ち上げが行われる場合に、
左側のユニットとして指定された前記ユニットの一方に
対して前記データ・バスへのアクセスを認可する段階と
前記サイズ信号によってデータ・トランザクションのデ
ータ・サイズを伝送する段階と、前記少なくとも1つの
制御信号の立上げ時に、前記ユニットのうちの同じ一方
によって開始された連続する立上げを、少なくとも1つ
のアイドル・サイクルで分離する段階と、前記バスが前
記データ・トランザクションによって占有されていると
きに、少なくとも1つの制御バスを活動状態にし、前記
データ・トランザクションが完了する前のサイクルまで
前記少なくとも1つの制御バスを活動状態に保つことに
よって、前記バスを、前記データ・トランザクションの
前記サイズ信号によって決定される長さで予約する段階
とを含む方法。 (7)前記立上げ段階が、アドレスを伝送するために前
記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち上げる
段階を含むことを特徴とする、上記(6)に記載の、コ
ンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユニット
と第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセスを調停
する方法。 (8)前記立上げ段階が、データを伝送するために前記
少なくとも1つの制御信号のうちの2つを立ち上げる段
階を含むことを特徴とする、上記(6)に記載の、コン
ピュータ・システム内のサブシステムの第1ユニットと
第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセスを調停す
る方法。 (9)右側のトランザクションを開始するための前記立
上げ段階が、連続した右側のトランザクションのための
前記少なくとも2つのサイクルのうちの最初のサイクル
に、前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち
下げる段階を含むことを特徴とする、上記(6)に記載
の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユ
ニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセス
を調停する方法。 (10)各ユニットがそれぞれ少なくとも1つの制御信
号とサイズ信号を有する、サブシステムの第1ユニット
および第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセスを
調停するためのプロトコルを有するコンピュータ・シス
テムであって、左側のトランザクションを開始するため
に、少なくとも1サイクルの間前記第1ユニットの前記
少なくとも1つの制御信号を立ち上げる手段と、右側の
トランザクションを開始するために、少なくとも2サイ
クルの間前記第2ユニットの前記少なくとも1つの制御
信号を立ち上げる手段と、前記両方のユニットから異な
るサイクルで制御信号が立ち上げられた場合に、前記ユ
ニットのうち前記少なくとも1つの制御信号を先に立ち
上げた方に前記バスへのアクセスを認可する手段と、前
記両方のユニットから同じサイクルで制御信号が立ち上
げられた場合に、前記ユニットのうち左側のユニットと
して指定された方に前記データ・バスへのアクセスを認
可する手段と、前記サイズ信号によってデータ・トラン
ザクションのデータ・サイズを伝送する手段と、前記少
なくとも1つの制御信号の立上げ時に、前記ユニットの
同じ一方によって開始された連続した立上げを、少なく
とも1つのアイドル・サイクルで分離する手段と、前記
バスが前記データ・トランザクションによって占有され
ているときに、少なくとも1つの制御バスを活動状態に
して、前記データ・トランザクションが完了する前のサ
イクルまで活動状態に保つことによって、前記バスを前
記データ・トランザクションの前記サイズ信号によって
決定される長さで予約する手段とを含むコンピュータ・
システム。 (11)前記立上げ手段が、アドレスを伝送するために
前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち上げ
る手段を含むことを特徴とする、上記(10)に記載の
サブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデー
タ・バスへのアクセスを調停するためのプロトコルを有
するコンピュータ・システム。 (12)前記立上げ手段が、データを伝送するために前
記少なくとも1つの制御信号のうちの2つを立ち上げる
手段を含むことを特徴とする、上記(10)に記載のサ
ブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデータ
・バスへのアクセスを調停するためのプロトコルを有す
るコンピュータ・システム。 (13)右側のトランザクションを開始するための前記
立上げ手段が、連続した右側のトランザクション用の少
なくとも2つの前記サイクル内の最初のサイクルに、前
記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち下げる
手段を含むことを特徴とする、上記(10)に記載のサ
ブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデータ
・バスへのアクセスを調停するためのプロトコルを有す
るコンピュータ・システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態を利用した、典型的
なデジタル・コンピュータのブロック図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態に基づくバス・アー
ビトレーション・プロトコルを利用した、図1のデジタ
ル・コンピュータ内のサブシステム用の2つの対等ユニ
ットのブロック図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態に基づく、連続する
左側のデータ・トランザクションのタイミング図であ
る。
【図4】本発明の好ましい実施形態に基づく、連続する
右側のデータ・トランザクションのタイミング図であ
る。
【図5】本発明の好ましい実施形態に基づく、左側−右
側−左側−右側の連続するデータ・トランザクションの
タイミング図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態に基づく送信側ユニ
ットを示す状態遷移図である。
【図7】本発明の好ましい実施形態に基づく受信側ユニ
ットを示す状態遷移図である。
【符号の説明】
10 システム 12 ユニット 14 ユニット 15 D_Val_R 16 A_Val_R 17 size_R 18 D_Val_L 19 A_Val_L 20 size_L 21 Dバス 22 Aバス 23 中央クロック 100 デジタル・コンピュータ 105 筐体 110 主演算処理装置 120 主記憶装置 130 入力装置 140 出力装置 150 バス 160A アダプタ・スロット 160B アダプタ・スロット 160C アダプタ・スロット 160D アダプタ・スロット 200 グラフィックス・アダプタ 210 図形出力装置 250 モデム 255 ハード・ディスク 260 通信回線 270 他のデータ処理システム 200 IDLE 210 RESERVE_D 220 RESERVE_A 230 DELAY 240 EXTEND_DV 300 IDLE 310 RESERVE_D 320 RESERVE_A
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・アラン・ヒューズ アメリカ合衆国78681 テキサス州ラウン ド・ロック モッキングバード・ドライブ 2302 (72)発明者 ジェフリー・トマス・クリューレン アメリカ合衆国78717 テキサス州オース チン ブリムストーン・レーン 9107 (72)発明者 オードリー・デーヴィス・ロモノフスキー アメリカ合衆国78750 テキサス州オース チン グランド・オーク・サークル 10516 (72)発明者 サンジャイ・ラグナート・デシュパンデ アメリカ合衆国78729 テキサス州オース チン エルクホーン・マウンテン・トレー ル 7905

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ユニットが少なくとも1つの制御信号と
    サイズ信号を有する、コンピュータ・システム内のサブ
    システムの第1ユニットと第2ユニットの間でデータ・
    バスへのアクセスを調停する方法であって、 データ・トランザクションを開始するために、前記ユニ
    ットの一方によって前記少なくとも1つの制御信号を立
    ち上げる段階と、 前記少なくとも1つの制御信号を最初に立ち上げる前記
    ユニットの任意の一方に対して、前記データ・バスへの
    アクセスを認可する段階と、 前記サイズ信号によって前記データ・トランザクション
    のデータ・サイズを伝送する段階と、 前記データ・バスが前記データ・トランザクションによ
    って占有されているときに、前記ユニットの別の一方に
    よって前記データ・バスを前記データ・トランザクショ
    ンの前記サイズ信号に応答して決定される長さで予約す
    る段階と、1より大きいデータ・サイズを有する任意の
    連続したデータ・トランザクションについて前記データ
    ・バス上に間隙が存在しないように、前記データ・トラ
    ンザクションが完了するとすぐに、前記ユニットの別の
    一方に対して前記データ・バスへのアクセスを認可する
    段階とを含む方法。
  2. 【請求項2】左側のユニットとして指定された前記ユニ
    ットの一方によって前記データ・トランザクションを開
    始するための前記立上げ段階が少なくとも1サイクルで
    あることを特徴とする、請求項1に記載の、コンピュー
    タ・システム内のサブシステムの第1ユニットと第2ユ
    ニットの間でデータ・バスへのアクセスを調停する方
    法。
  3. 【請求項3】右側ユニットとして指定された前記ユニッ
    トの一方によって前記データ・トランザクションを開始
    するための前記立上げ段階が少なくとも2サイクルであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の、コンピュータ
    ・システム内のサブシステムの第1ユニットと第2ユニ
    ットの間でデータ・バスへのアクセスを調停する方法。
  4. 【請求項4】前記ユニットのうちの同じ一方によって連
    続的に開始される前記立上げ段階が、少なくとも1つの
    前記制御信号の立上げ時に少なくとも1つのアイドル・
    サイクルで分離されることを特徴とする、請求項1に記
    載の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第1
    ユニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセ
    スを調停する方法。
  5. 【請求項5】前記予約段階が、少なくとも1つの制御信
    号を立ち上げ、前記データ・トランザクションが完了す
    る前のサイクルまで前記少なくとも1つの制御信号を活
    動状態に保つことによることを特徴とする、請求項1に
    記載の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第
    1ユニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアク
    セスを調停する方法。
  6. 【請求項6】各ユニットが少なくとも1つの制御信号と
    サイズ信号を有する、コンピュータ・システム内のサブ
    システムの第1ユニットと第2ユニットの間でデータ・
    バスへのアクセスを調停する方法であって、 左側のトランザクションを開始するために、少なくとも
    1サイクルの間前記第1ユニットの前記少なくとも1つ
    の制御信号を立ち上げる段階と、 右側のトランザクションを開始するために、少なくとも
    2サイクルの間前記第2ユニットの前記少なくとも1つ
    の制御信号を立ち上げる段階と、 前記ユニットの両方から異なるサイクルで制御信号の立
    ち上げが行われる場合に、前記少なくとも1つの制御信
    号を最初に立ち上げる前記ユニットの一方に対して前記
    バスへのアクセスを認可する段階と、 前記ユニットの両方から同じサイクルで制御信号の立ち
    上げが行われる場合に、左側のユニットとして指定され
    た前記ユニットの一方に対して前記データ・バスへのア
    クセスを認可する段階と前記サイズ信号によってデータ
    ・トランザクションのデータ・サイズを伝送する段階
    と、 前記少なくとも1つの制御信号の立上げ時に、前記ユニ
    ットのうちの同じ一方によって開始された連続する立上
    げを、少なくとも1つのアイドル・サイクルで分離する
    段階と、 前記バスが前記データ・トランザクションによって占有
    されているときに、少なくとも1つの制御バスを活動状
    態にし、前記データ・トランザクションが完了する前の
    サイクルまで前記少なくとも1つの制御バスを活動状態
    に保つことによって、前記バスを、前記データ・トラン
    ザクションの前記サイズ信号によって決定される長さで
    予約する段階とを含む方法。
  7. 【請求項7】前記立上げ段階が、アドレスを伝送するた
    めに前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち
    上げる段階を含むことを特徴とする、請求項6に記載
    の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユ
    ニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセス
    を調停する方法。
  8. 【請求項8】前記立上げ段階が、データを伝送するため
    に前記少なくとも1つの制御信号のうちの2つを立ち上
    げる段階を含むことを特徴とする、請求項6に記載の、
    コンピュータ・システム内のサブシステムの第1ユニッ
    トと第2ユニットの間でデータ・バスへのアクセスを調
    停する方法。
  9. 【請求項9】右側のトランザクションを開始するための
    前記立上げ段階が、連続した右側のトランザクションの
    ための前記少なくとも2つのサイクルのうちの最初のサ
    イクルに、前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つ
    を立ち下げる段階を含むことを特徴とする、請求項6に
    記載の、コンピュータ・システム内のサブシステムの第
    1ユニットと第2ユニットの間でデータ・バスへのアク
    セスを調停する方法。
  10. 【請求項10】各ユニットがそれぞれ少なくとも1つの
    制御信号とサイズ信号を有する、サブシステムの第1ユ
    ニットおよび第2ユニットの間でデータ・バスへのアク
    セスを調停するためのプロトコルを有するコンピュータ
    ・システムであって、 左側のトランザクションを開始するために、少なくとも
    1サイクルの間前記第1ユニットの前記少なくとも1つ
    の制御信号を立ち上げる手段と、 右側のトランザクションを開始するために、少なくとも
    2サイクルの間前記第2ユニットの前記少なくとも1つ
    の制御信号を立ち上げる手段と、 前記両方のユニットから異なるサイクルで制御信号が立
    ち上げられた場合に、前記ユニットのうち前記少なくと
    も1つの制御信号を先に立ち上げた方に前記バスへのア
    クセスを認可する手段と、 前記両方のユニットから同じサイクルで制御信号が立ち
    上げられた場合に、前記ユニットのうち左側のユニット
    として指定された方に前記データ・バスへのアクセスを
    認可する手段と、 前記サイズ信号によってデータ・トランザクションのデ
    ータ・サイズを伝送する手段と、 前記少なくとも1つの制御信号の立上げ時に、前記ユニ
    ットの同じ一方によって開始された連続した立上げを、
    少なくとも1つのアイドル・サイクルで分離する手段
    と、前記バスが前記データ・トランザクションによって
    占有されているときに、少なくとも1つの制御バスを活
    動状態にして、前記データ・トランザクションが完了す
    る前のサイクルまで活動状態に保つことによって、前記
    バスを前記データ・トランザクションの前記サイズ信号
    によって決定される長さで予約する手段とを含むコンピ
    ュータ・システム。
  11. 【請求項11】前記立上げ手段が、アドレスを伝送する
    ために前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立
    ち上げる手段を含むことを特徴とする、請求項10に記
    載のサブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間で
    データ・バスへのアクセスを調停するためのプロトコル
    を有するコンピュータ・システム。
  12. 【請求項12】前記立上げ手段が、データを伝送するた
    めに前記少なくとも1つの制御信号のうちの2つを立ち
    上げる手段を含むことを特徴とする、請求項10に記載
    のサブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデ
    ータ・バスへのアクセスを調停するためのプロトコルを
    有するコンピュータ・システム。
  13. 【請求項13】右側のトランザクションを開始するため
    の前記立上げ手段が、連続した右側のトランザクション
    用の少なくとも2つの前記サイクル内の最初のサイクル
    に、前記少なくとも1つの制御信号のうちの1つを立ち
    下げる手段を含むことを特徴とする、請求項10に記載
    のサブシステムの第1ユニットと第2ユニットの間でデ
    ータ・バスへのアクセスを調停するためのプロトコルを
    有するコンピュータ・システム。
JP8296427A 1995-12-14 1996-11-08 データ処理システム(非対称バス・アービトレーション・プロトコル) Pending JPH09179816A (ja)

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