JPH09178560A - 化粧肌色の予測方法 - Google Patents

化粧肌色の予測方法

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JPH09178560A
JPH09178560A JP35010295A JP35010295A JPH09178560A JP H09178560 A JPH09178560 A JP H09178560A JP 35010295 A JP35010295 A JP 35010295A JP 35010295 A JP35010295 A JP 35010295A JP H09178560 A JPH09178560 A JP H09178560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイクアップ化粧料の使用者がメイクアップ
化粧料を使用した場合に化粧肌色を予測し、シミュレー
ション画像を得られるようにする。また、そのメイクア
ップ化粧料の使用者にとって、最も自然な風合となる化
粧肌色を付与する化粧料を容易に選択できるようにす
る。 【解決手段】 化粧肌色の予測方法が、色の異なる複数
の被塗布体にメイクアップ化粧料を塗布する前の色と塗
布した後の色をそれぞれ測色し、該メイクアップ化粧料
塗布前の測色値と塗布後の測色値との回帰直線を求め、
一方、任意の被塗布体を測色し、この被塗布体に前記メ
イクアップ化粧料を塗布した後の化粧肌色を、該被塗布
体の測色値と前記回帰直線とに基づいて予測することか
らなる。自然感に優れた化粧料の選択は、予測された化
粧肌色と被塗布体の化粧料塗布前の測色結果との色空間
上の距離が最も小さくなる化粧料を求めることからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンデーション
等のメイクアップ化粧料がその下地の素肌色をカバーし
着色する能力(着色力)を求め、それに基づいて任意の
被塗布体にそのメイクアップ化粧料を塗布した場合の化
粧肌色の予測やシミュレーション画像の観察を可能と
し、さらには被塗布体に種々のメイクアップ化粧料を塗
布した場合に、最も自然に見えるメイクアップ化粧料を
容易に選択できるようにする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファンデーション、アイシャド
ウ、口紅等のメイクアップ化粧料を皮膚に塗布した場合
の色(化粧肌色)は、その化粧料塗膜の下地となってい
る皮膚の色(素肌色)の影響を大きく受けるので、化粧
料自体が有する固有の色(塗布色)は化粧肌色とは異な
る。
【0003】そこで、メイクアップ化粧料の使用者にと
っては、その化粧料を皮膚に塗布した場合に、皮膚の素
肌色がどの程度カバーされ、メイクアップ化粧料によっ
てどのように着色された化粧肌色が得られるのか、ま
た、しみやそばかすなどの素肌の色ムラがメイクアップ
化粧料によってどのように目立たなくなるのか、という
メイクアップ化粧料の着色力が、メイクアップ化粧料を
評価し、選択する際の重要なファクターとなる。また、
メイクアップ化粧料を使用した場合の化粧肌色と自らの
素肌色との乖離の程度によっては、化粧の仕上がりが不
自然な風合いになることから、その使用者にとって、メ
イクアップ化粧料を使用した場合にどの程度自然な風合
いの化粧肌色を得られるのかという化粧肌色の自然感
も、メイクアップ化粧料を選択する上で重要なファクタ
ーとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまでに、任意の被
塗布体に化粧料を塗布した場合の化粧肌色を予測する方
法に関しては、予め、平滑な測定板に所定の膜厚に塗布
した化粧料塗膜の反射率を分光光度計を用いて測定し、
任意の被塗布体にその化粧料塗膜を形成した場合の反射
率を予測する方法が提案されている(特公平1−477
26号公報)。
【0005】しかしながら、この方法では化粧肌色を予
測するに際して、化粧料塗膜の膜厚を知っておく必要が
ある。またこの方法により化粧肌色を予測する場合に
は、内面反射並びに分光光度計の照明条件あるいは受光
条件に由来する鏡面反射に関する補正を行う必要もあ
る。そのため、この方法では化粧肌色を簡便に予測する
ことができないという問題がある。
【0006】また、メイクアップ化粧料の着色力を客観
的に評価する方法や、化粧後の自然感の程度を評価でき
るようにする手法についてはこれまでに知られていな
い。このため、化粧料の開発時や生産ラインにおいて
は、製品の塗布色について所定のものが得られているか
という色管理がなされ、また、その化粧料を所定の素肌
色に適用した場合の化粧肌色が予想されてはいるが、そ
の化粧料を種々の素肌色を有する不特定の使用者が塗布
した場合の化粧肌色の予測は困難となっており、さらに
不特定の使用者が塗布した場合の化粧肌色の自然感の客
観的評価に至っては行なわれていない。
【0007】そのため、メイクアップ化粧料の使用者
は、実際上、その化粧料を使用してみない限り化粧料の
着色力や化粧肌色の評価をすることができず、自らに最
適のメイクアップ化粧料を選択することは容易でないと
いう問題があった。
【0008】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、メイクアップ化粧料の使用
者がメイクアップ化粧料を使用した場合の化粧肌色の予
測やシミュレーション画像を容易に得られるようにし、
さらにはそのメイクアップ化粧料の使用者にとって、最
も自然な風合いとなる化粧肌色を付与する化粧料を容易
に選択できるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々の素肌
色の被塗布体について同一の化粧料塗膜を形成した場合
に、化粧肌色と被塗布体自体の色である素肌色との関係
は経験的に一次直線に回帰させることができること、そ
してこの一次直線に基づいて、その化粧料を任意の被塗
布体に塗布した場合の化粧肌色を予測し、また、シミュ
レーション画像を形成することができること、さらに
は、化粧肌の自然感は、当該被塗布体の素肌色と化粧肌
色との色空間上の距離が小さい場合に優れていることを
見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】即ち、本発明は、色の異なる複数の被塗布
体にメイクアップ化粧料を塗布する前の色と塗布した後
の色をそれぞれ測色し、該メイクアップ化粧料塗布前の
測色値と塗布後の測色値との回帰直線を求め、一方、任
意の被塗布体を測色し、この被塗布体に前記メイクアッ
プ化粧料を塗布した後の化粧肌色を、該被塗布体の測色
値と前記回帰直線に基づいて予測することを特徴とする
化粧肌色の予測方法を提供する。
【0011】また、本発明は、上記の化粧肌色の予測方
法と同様に、メイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布
後の測色値との回帰直線を求め、一方、任意の被塗布体
の画像を撮り、この画像と回帰直線に基づいて、該被塗
布体に前記メイクアップ化粧料を塗布した後のシミュレ
ーション画像を形成することを特徴とするメイクアップ
シミュレーション方法を提供する。
【0012】さらに本発明は、色の異なる複数の化粧料
のそれぞれについて、上記の予測方法により被塗布体に
化粧料を塗布した後の化粧肌色を予測し、それらの化粧
肌色と被塗布体の測色値との色空間上の距離が最も小さ
くなる化粧料を、当該被塗布体の化粧肌色の自然感を最
大にする化粧料として選択する化粧料の選択方法を提供
する。
【0013】これらの本発明の方法においては、測色
は、マンセル表色系の色相H、明度V、彩度C、及びL
表色系の明度指数L、知覚色度指数a
、及びXYZ表色系の基礎刺激値X、Y、Zから選
ばれる少なくとも一つについて行うことができる。
【0014】また、本発明は上記の化粧肌色の予測方法
を実施する装置として、被塗布体の色を測色する測色手
段、測色値を記憶する記録手段、任意の被塗布体のメイ
クアップ化粧料塗布前の測色値と、色の異なる複数の被
塗布体について予め得られているメイクアップ化粧料塗
布前の測色値と塗布後の測色値との回帰直線とに基づ
き、該被塗布体にメイクアップ化粧料を塗布した後の化
粧肌色を求める化粧肌色予測演算手段、及び化粧肌色予
測演算手段により求めた化粧肌色を表示する表示手段を
有することを特徴とする化粧肌色予測装置を提供する。
【0015】メイクアップシミュレーション方法を実施
する装置として、被塗布体の画像を撮る撮像手段、撮っ
た画像を記憶する記録手段、色の異なる複数の被塗布体
について予め得られているメイクアップ化粧料塗布前の
測色値と塗布後の測色値との回帰直線と、任意の被塗布
体の化粧料塗布前の画像とに基づき、該被塗布体にメイ
クアップ化粧料を塗布した後のシミュレーション画像を
求める化粧肌画像予測演算手段、及び化粧肌画像演算手
段により求めたシミュレーション画像を表示する表示手
段を有することを特徴とするメイクアップシミュレーシ
ョン装置を提供する。
【0016】また、化粧料の選択方法を実施する装置と
して、被塗布体の色を測色する測色手段、測色値を記憶
する手段、色の異なる複数のメイクアップ化粧料ごと
に、任意の被塗布体のメイクアップ化粧料塗布前の測色
値と、色の異なる複数の被塗布体について予め得られて
いるメイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後の測色
値との回帰直線とに基づき、該被塗布体にメイクアップ
化粧料を塗布した後の化粧肌色を求める化粧肌色予測演
算手段、化粧肌色予測演算手段により求めた各メイクア
ップ化粧料の化粧肌色と、化粧料塗布前の被塗布体の測
色値との色空間上の距離を算出する色空間距離演算手
段、色空間距離演算手段により求められた色空間上の距
離を対比し、その値が最も小さくなるメイクアップ化粧
料を求める対比演算手段、対比演算手段により求められ
たメイクアップ化粧料を当該被塗布体の化粧肌色の自然
感を最大にする化粧料として表示する表示手段を有する
ことを特徴とする化粧料の選択装置を提供する。
【0017】これらの本発明の装置においては、色の異
なる複数の被塗布体について、メイクアップ化粧料塗布
前の測色値と塗布後の測色値との回帰直線を求める回帰
直線演算手段を装置内に組み入れてもよい。
【0018】また、これらの本発明の装置において、測
色手段としては、マンセル表色系の色相H、明度V、彩
度C、L表色系の明度指数L、知覚色度指
数a、b、及びXYZ表色系の基礎刺激値X、Y、
Zから選ばれる少なくとも一つを測色する手段を設ける
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧肌色の予測方
法、メイクアップシミュレーション方法及び化粧料の選
択方法、及びこれらの方法を実施する装置の形態を詳細
に説明する。
【0020】本発明の化粧肌色の予測方法においては、
予め、色の異なる複数の被塗布体について、メイクアッ
プ化粧料を塗布する前の色と塗布した後の色をそれぞれ
測色し、塗布前の測色値と塗布後の測色値との一次回帰
直線を求める。
【0021】この場合、メイクアップ化粧料としては、
ファンデーション、口紅、アイシャドウ、頬紅などをあ
げることができる。
【0022】被塗布体としては、特に制限はなく、人の
皮膚の他、経時的に色が安定している人工皮革、レプリ
カ、紙など種々の素材のものを使用することができる。
好ましくは当該メイクアップ化粧料が塗布される皮膚と
同様の柔軟性や表面凹凸形状を有しているものを使用す
る。これにより、実際に皮膚に化粧料を塗布した場合と
同様の化粧料の付着状態や展延性を得ることができる。
【0023】被塗布体の色は、当該メイクアップ化粧料
固有の塗布色として予想される色を中心とした範囲から
選ぶことが好ましい。例えば、メイクアップ化粧料とし
てファンデーションを使用した場合の化粧肌色を予測す
る場合、ファンデーションの塗布色は、通常、顔の素肌
色の範囲に調整されているから、被塗布体の色は、顔の
素肌色及びその周囲の色とすることが好ましい。より具
体的には、マンセル表色系の素肌色とその周囲の範囲で
ある、色相5.00R〜10.00R、0.00YR〜
10.00YR、明度4.00〜8.00、彩度1.0
0〜6.00の範囲とすることが好ましい。
【0024】同様に、口紅のように唇に塗布する化粧料
を使用した場合の化粧肌色を予測する場合には、ファン
デーション等の化粧料が塗布される部位の色特性とは異
なり、赤色系あるいはピンク系の色とすることが好まし
い。
【0025】また、被塗布体の色の種類としては、2種
以上必要であるが、本発明の予測結果の信頼性を向上さ
せる点から5種以上とすることが好ましい。一方、色の
種類は多くし過ぎても、それに見合うだけ測定結果の信
頼性を向上させることはできないので、100以下程度
とすることが好ましい。
【0026】また、被塗布体として、互いに色が異なる
3種以上のものを測色する場合に、それら被塗布体の色
には略均等な隔たりをもたせることが好ましい。
【0027】このような被塗布体にメイクアップ化粧料
を塗布する前及び塗布した後の測色は、任意の測色機、
例えば、分光測色機、三刺激値タイプの測色機、色差
計、RGBの3色に色を分解して撮像するカラーカメラ
などを用いて行うことができる。また、測色値は、マン
セル表色系の色相H、明度V、彩度C、L
色系の明度指数L、知覚色度指数a、b、XYZ
表色系の基礎刺激値X、Y、Zなど任意の表色系にした
がって得ることができる。そして、本発明により予測さ
れる化粧肌色は、この測色に使用した表色系にしたがっ
て得られることとなる。
【0028】本発明においては、上述のように、任意の
測色方法でメイクアップ化粧料を塗布する前及び塗布し
た後の被塗布体の色を測色した後、これらの間の一次回
帰直線(式1)を常法にしたがって求める。
【0029】
【数1】 y=(1/a)・x+b (式1) (式中、y:メイクアップ化粧料塗布後の測色値 x:メイクアップ化粧料塗布前の測色値 a:係数, b:係数 )
【0030】図1は、(式1)の関係を、測色をマンセ
ル表色系の明度Vについて行った場合を例として示した
ものである(図中、実線)。
【0031】図1に実線で示したように、メイクアップ
化粧料塗布前の測色値と塗布後の測色値とが直線関係を
有することは、本発明者が見出したものであるが、さら
に、本発明者は、この式が化粧料の着色力や塗布色とい
った化粧料の発色特性を表す、発色直線と考えられるこ
とを見出した。
【0032】即ち、この回帰直線(式1)において、傾
きの逆数aは、メイクアップ化粧料の着色力の指標とな
る。これは、化粧料の着色力が大きい程、所定の素肌色
を有する被塗布体の化粧肌色を化粧料固有の塗布色に近
付ける効果が大きく、(式1)の回帰直線の傾きが小さ
くなるからである。
【0033】また、この回帰直線と、[メイクアップ化
粧料塗布後の測色値]=[メイクアップ化粧料塗布前の
測色値]を表す直線(即ち、図中破線で示す直線y=
x)との交点の[メイクアップ化粧料塗布前の測色値]
(図中、V0 )は、メイクアップ化粧料固有の塗布色と
考えられる。これは、化粧料の固有色である塗布色が化
粧料塗膜の下地となっている被塗布体の素肌色と同一の
場合には、化粧肌色は素肌色と同一となること、したが
って、上述の回帰直線と、化粧肌色が素肌色と等しいこ
とを表す直線y=xとの交点の素肌色(即ち、化粧料塗
布前の測色値)が、その化粧料固有の塗布色と考えられ
るからである。
【0034】そこで本発明においては、化粧料の発色特
性を表している、この回帰直線に基づいて、任意の被塗
布体にこの化粧料を塗布した場合の化粧肌色を予測す
る。例えば、図1に示すように、明度V=5.7の素肌
色Aを有する被塗布体にこの化粧料を塗布した場合に
は、その化粧肌色の予測値は明度V´=5.9となり、
明度V=7.0の素肌色Bを有する被塗布体にこの化粧
料を塗布した場合には、その化粧肌色の予測値は明度V
´=6.8となる。こうして、一度化粧料について(式
1)の回帰直線を求めておくと、任意の色を有する被塗
布体にその化粧料を塗布した場合の化粧肌色を容易に予
測することができる。
【0035】図2は、この方法を実施するための本発明
の化粧肌色予測装置のシステム構成図である。同図の装
置は、メイクアップ化粧料を塗布する前の色又は塗布し
た後の被塗布体の色を測色する測色手段1として測色機
Aを有し、測色機Aにより測色した値を記憶する記録手
段2及び色の異なる複数の被塗布体についてメイクアッ
プ化粧料塗布前の測色値と塗布後の測色値との回帰直線
を求める回帰直線演算手段3、及び任意の被塗布体にメ
イクアップ化粧料を塗布した後の化粧肌色を、その被塗
布体の測色値と回帰直線とに基づいて求める化粧肌色予
測演算手段4としてコンピュータCを有している。
【0036】なお、化粧肌色を予測しようとする当該被
塗布体の測色値は、測色機Aで測定した結果がコンピュ
ータCに入力されるようにしてもよく、別途入力装置B
から入力されるようにしてもよい。また、本発明の装置
態様としては、コンピュータC内に回帰直線演算手段3
を設けず、別途に求めた回帰直線をコンピュータCに入
力するようにしてもよい。
【0037】コンピュータCには、CRTディスプレイ
等の表示装置Dやプリンター等の出力装置Eが接続され
ており、回帰直線や、回帰直線の作成に使用した個々の
測定データ、化粧肌色を予測しようとする当該被塗布体
の素肌色や化粧肌色の予測値を任意に選択して出力でき
るようになっている。
【0038】次に本発明のメイクアップシミュレーショ
ン方法について説明する。本発明のメイクアップシミュ
レーション方法は、上述の化粧肌色の予測方法と同様
に、予めメイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後の
測色値との回帰直線を求めておき、それに基づいて任意
の被塗布体の化粧肌色を予測するものであるが、この場
合、任意の表色系で表される化粧肌色を数値として予測
するのではなく、シミュレーション画像として予測する
ものである。したがって、メイクアップ化粧料の使用者
は、化粧後の全体のイメージを把握しやすくなる。この
ようなシミュレーション画像の形成方法は、上述のよう
にしてメイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後の測
色値との回帰直線を求めておくと共に、予め、シミュレ
ーション画像を得ようとする被塗布体の化粧料塗布前の
状態の画像を撮る。そして、この画像と回帰直線に基づ
いて、表色系にR,G,Bの信号強度を用いるシミュレ
ーション画像を形成する。
【0039】したがって、このシミュレーション画像を
表示するメイクアップシミュレーション装置としては、
図2の装置に、被塗布体の画像を撮るための撮像手段を
接続し、コンピュータCに、被塗布体の画像と回帰直線
とに基づいて化粧肌のシミュレーション画像を求める演
算機能を付与し、得られたシミュレーション画像が表示
装置Dに表示されるようにすればよい。なお、この場合
も本発明の装置態様としては、コンピュータC内に回帰
直線演算手段3を設けず、別途に求めた回帰直線をコン
ピュータCに入力するようにしてもよい。また、回帰直
線を求めるために必要な測色値(即ち、色の異なる複数
の被塗布体について、メイクアップ化粧料塗布前の測色
値と塗布後の測色値)をこの装置内で得られるように、
図2に示したように測色機Aを設けてもよく、あるいは
別途に測定した測色値をコンピュータCに入力するよう
にしてもよい。
【0040】以上の本発明の化粧肌の予測方法やメイク
アップシミュレーション方法は、メイクアップ化粧料の
使用者が、化粧後の状態を容易に予測できるようにする
ものである。したがって、例えば、メイクアップ化粧料
の使用者がいくつかの化粧料に対して化粧後の状態を予
測した後、いずれが自己に最適の化粧料であるかという
判断は、個々の主観的基準に委ねられている。このた
め、メイクアップ化粧料の使用者が希望する化粧肌色と
実際の素肌色とが相当に異なっている場合には、メイク
アップ化粧料の使用者が選択する化粧料が不自然な仕上
がりとなる場合がある。そこで、本発明においては、自
然感に優れた化粧料を客観的に判断できるようにする方
法として、化粧料の選択方法を提供する。
【0041】この本発明の化粧料の選択方法は、化粧肌
の自然感は、被塗布体の素肌色と化粧肌色との色空間上
の距離が小さい場合に優れたものとなり、反対に両者の
距離が大きい場合には、不自然感が大きくなるという知
見に基づくものである。そこで、本発明の化粧料の選択
方法においては、色の異なる複数の化粧料のそれぞれに
ついて、上述の本発明の化粧肌色の予測方法にしたがっ
て化粧肌色を予測し、その予測値と、被塗布体の化粧料
塗布前の測色値との色空間上の距離を算出し、その算出
結果が最も小さくなる化粧料を化粧肌色の自然感を最大
にする化粧料として選択する。
【0042】この場合、色空間上の距離は、使用する表
色系に応じて、人の感覚的距離と適合するように規格化
することが好ましい。例えば、L表色系の均
等色空間においては3つの座標軸のどの方向においても
数値の間隔が等しければ視覚的にも距離が等しいので、
2つの色の色空間における距離の計算に格別規格化は必
要ない。したがって、点(a 1 ,b 1 )と点(a
2 ,b 2 )との距離は、次式で得ることができる。
【0043】
【数2】 [(a 1 −a 2 2 +(b 1 −b 2 2 1/2
【0044】一方、マンセル表色系においては、数値の
間隔と視覚的な距離の関係は、同じ軸上では比例する
が、異なる軸の間では比例係数が異なるため規格化が必
要となる。具体的には、色相H方向で約4の距離は明度
V方向では約1の距離と感覚的に一致する。したがっ
て、点(H1 ,V1 )と点(H2 ,V2 )との距離は、
例えば、次式で得ることができる。
【0045】
【数3】[((H1 −H2 )/4)2 +((V1
2 )/1)2 1/2
【0046】また、化粧料の選択方法を実施する装置と
しては、図2の装置において、コンピュータCが、色の
異なる複数種のメイクアップ化粧料のそれぞれについて
回帰直線を求め、さらに、各メイクアップ化粧料の回帰
直線に基づいて任意の被塗布体にそのメイクアップ化粧
料を塗布した後の化粧肌色を求め、そして求められた各
化粧肌色と、化粧料塗布前の被塗布体の測色値との色空
間上の距離を算出する演算機能(色空間距離演算手
段)、それらの距離の最も小さいものを表示する演算機
能(対比演算手段)、及びその演算結果を表示させる機
能を有するようにすればよい。なお、この場合も前述の
ように、色の異なるメイクアップ化粧料ごとの回帰直線
は、別途求めたものをコンピュータCに入力するように
してもよい。
【0047】以上のような本発明の装置には、化粧肌色
の予測、シミュレーション画像の表示、最適化粧料の表
示に付随して、化粧肌色が予測された化粧料や、最適化
粧料として選択された化粧料などについて、実際に市販
されている化粧料の品番との対応関係などを表示させて
もよい。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0049】実施例1 被塗布体として、種々の色を有する30名の肌に、それ
ぞれ市販のファンデーションAを塗布した(塗布量:
0.4mg/cm2 )。そして、ファンデーションAの
塗布前の被塗布体の素肌色及び塗布後の化粧肌色をマン
セル表色系の色相及び明度についてそれぞれ測色し、塗
布前の素肌色と塗布後の化粧肌色との回帰直線を色相及
び明度についてそれぞれ求めた。
【0050】色相について得られた回帰直線の傾きは
0.6であった。したがって、色相に関する着色力は1
/0.6=1.7であることがわかった。
【0051】一方、明度について得られた回帰直線の傾
きは0.8であった。したがって、明度に関する着色力
は、1.3であることがわかった。
【0052】また、この回帰直線と[化粧料塗布後の化
粧肌]=[化粧料塗布前の素肌色]を表す直線との交点
から、このファンデーションA固有の塗布色を求めたと
ころ、色相H0 =5.3、明度V0 =6.8であった。
【0053】次に、皮膚の色の異なる4名の素肌を被塗
布体として、これらの色相及び明度を測色し、各被塗布
体にファンデーションAを塗布した場合の化粧肌色を回
帰直線に基づいて予測した。これらの結果を図3に示
す。
【0054】また、色相及び明度が異なる市販のファン
デーションB(色相H0 =5.5、明度V0 =5.8)
についても同様に回帰直線を求め、上記4名の被塗布体
にファンデーションBを塗布した場合の化粧肌色を予測
した。この結果も図3に示す。
【0055】これらの結果から、本発明の予測方法に従
うと、実際に化粧料を塗布することなく、種々の化粧料
を塗布した場合の化粧肌色を容易に正確に予測できるこ
とがわかる。
【0056】実施例2 実施例1と同様の被塗布体(30名)に、市販のファン
デーションC(a=8.9、b=18.6)及びフ
ァンデーションD(a=8.7、b=18.0)を
用いて実施例1と同様にファンデーションの回帰直線を
求め、さらに皮膚の色の異なる4名の素肌を被塗布体と
して、これらの化粧肌色を回帰直線に基づいて予測し
た。ただし、測色はL表色系の知覚色度指数
、bについて行った。これらの結果を図4に示
す。
【0057】実施例3 被塗布体として、種々の色を有する30名の肌に、それ
ぞれ市販の5種のファンデーションA〜Eを塗布した
(塗布量:0.4mg/cm2 )。そして、ファンデー
ションA〜Eの塗布前の被塗布体の素肌色及び塗布後の
化粧肌色をマンセル表色系の色相及び明度についてそれ
ぞれ測色し、塗布前の素肌色と塗布後の化粧肌色との回
帰直線を色相及び明度についてそれぞれ求め、さらに各
ファンデーションA〜Eの塗布色を求めた。この結果を
図5に示す(点A〜E)。
【0058】次に、化粧肌色を予測する被験者の肌に、
上記ファンデーションA〜Eを塗布した場合の化粧肌色
を、各ファンデーションの回帰直線に基づき、色相及び
明度について予測した。そして、これら5種のファンデ
ーションA〜Eの中で、この被塗布体に最も自然感の優
れた化粧肌色を付与するものを選択するために、予測し
た化粧肌色とこの被塗布体の素肌色との色空間上の距離
を算出し、その距離が最も小さいものを求めた。その結
果、この距離が最も小さいものはファンデーションAで
あった。図5に、この被塗布体の素肌色とファンデーシ
ョンAを塗布したときの化粧肌色を示す。また、被塗布
体の素肌色とファンデーションAの塗布色とを示す点を
矢印で結んだ。
【0059】このように、図5によれば、5種のファン
デーションA〜Eのうち化粧肌色が被塗布体の素肌色に
最も近いものはファンデーションAであり、化粧肌色の
自然感という点からは、これら5種のファンデーション
のうち、ファンデーションAが最も優れていることが容
易にわかる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、メイクアップ化粧料の
使用者がメイクアップ化粧料を使用した場合の化粧肌色
を実際に化粧料を塗布することなく容易に予測し、また
シミュレーション画像を得ることが可能となる。さらに
はそのメイクアップ化粧料の使用者にとって、最も自然
な風合いとなる化粧肌色を付与する化粧料を容易に選択
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】素肌色と化粧肌色との関係図である。
【図2】本発明の化粧肌色予測装置のシステム構成図で
ある。
【図3】被塗布体の素肌色と予測された化粧肌色との関
係図である(マンセル表色系)。
【図4】被塗布体の素肌色と予測された化粧肌色との関
係図である(L表色系)。
【図5】被塗布体の素肌色と、5種のファンデーション
の塗布色と、被塗布体に最も自然感に優れた化粧肌色を
付与すると選択されたファンデーションの化粧肌色とを
示す図である(マンセル表色系)。
【符号の説明】
1 測色手段 2 記録手段 3 回帰直線演算手段 4 化粧肌色予測演算手段 A 測色機 C コンピュータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なる複数の被塗布体にメイクアッ
    プ化粧料を塗布する前の色と塗布した後の色をそれぞれ
    測色し、該メイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後
    の測色値との回帰直線を求め、一方、任意の被塗布体を
    測色し、この被塗布体に前記メイクアップ化粧料を塗布
    した後の化粧肌色を、該被塗布体の測色値と前記回帰直
    線に基づいて予測することを特徴とする化粧肌色の予測
    方法。
  2. 【請求項2】 測色を、マンセル表色系の色相H、明度
    V、彩度C、及びL表色系の明度指数L
    知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系の基礎刺激
    値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つについて行う
    請求項1記載の化粧肌色の予測方法。
  3. 【請求項3】 色の異なる複数の被塗布体にメイクアッ
    プ化粧料を塗布する前の色と塗布した後の色をそれぞれ
    測色し、該メイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後
    の測色値との回帰直線を求め、一方、任意の被塗布体の
    画像を撮り、この画像と前記回帰直線に基づいて、該被
    塗布体に前記メイクアップ化粧料を塗布した後のシミュ
    レーション画像を形成することを特徴とするメイクアッ
    プシミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 測色を、マンセル表色系の色相H、明度
    V、彩度C、及びL表色系の明度指数L
    知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系の基礎刺激
    値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つについて行う
    請求項3記載のメイクアップシミュレーション方法。
  5. 【請求項5】 色の異なる複数の化粧料のそれぞれにつ
    いて、請求項1記載の方法により当該被塗布体に化粧料
    を塗布した後の化粧肌色を予測し、予測した化粧肌色と
    該被塗布体の化粧料塗布前の測色値との色空間上の距離
    が最も小さくなる化粧料を、該被塗布体の化粧肌色の自
    然感を最大にする化粧料として選択する化粧料の選択方
    法。
  6. 【請求項6】 色空間上の距離を、マンセル表色系の色
    相H、明度V、彩度C、及びL表色系の明度
    指数L、知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系
    の基礎刺激値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つに
    ついて表示する請求項5記載の化粧料の選択方法。
  7. 【請求項7】 被塗布体の色を測色する測色手段、測色
    値を記憶する記録手段、任意の被塗布体のメイクアップ
    化粧料塗布前の測色値と、色の異なる複数の被塗布体に
    ついて予め得られているメイクアップ化粧料塗布前の測
    色値と塗布後の測色値との回帰直線とに基づき、該被塗
    布体にメイクアップ化粧料を塗布した後の化粧肌色を求
    める化粧肌色予測演算手段、及び化粧肌色予測演算手段
    により求めた化粧肌色を表示する表示手段を有すること
    を特徴とする化粧肌色予測装置。
  8. 【請求項8】 色の異なる複数の被塗布体について、メ
    イクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布後の測色値とか
    らそれらの回帰直線を求める回帰直線演算手段を有する
    請求項7記載の化粧肌色予測装置。
  9. 【請求項9】 測色手段が、マンセル表色系の色相H、
    明度V、彩度C、及びL表色系の明度指数L
    、知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系の基礎
    刺激値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つを測色す
    る請求項7記載の化粧肌色予測装置。
  10. 【請求項10】 被塗布体の画像を撮る撮像手段、撮っ
    た画像を記憶する記録手段、色の異なる複数の被塗布体
    について予め得られているメイクアップ化粧料塗布前の
    測色値と塗布後の測色値との回帰直線と、任意の被塗布
    体の化粧料塗布前の画像とに基づき、該被塗布体にメイ
    クアップ化粧料を塗布した後のシミュレーション画像を
    求める化粧肌画像予測演算手段、及び化粧肌画像演算手
    段により求めたシミュレーション画像を表示する表示手
    段を有することを特徴とするメイクアップシミュレーシ
    ョン装置。
  11. 【請求項11】 被塗布体の色を測色する測色手段、測
    色値を記憶する記録手段、及び色の異なる複数の被塗布
    体について、メイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布
    後の測色値とからそれらの回帰直線を求める回帰直線演
    算手段を有する請求項10記載のメイクアップシミュレ
    ーション装置。
  12. 【請求項12】 測色手段が、マンセル表色系の色相
    H、明度V、彩度C、及びL表色系の明度指
    数L、知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系の
    基礎刺激値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つを測
    色する請求項11記載のメイクアップシミュレーション
    装置。
  13. 【請求項13】 被塗布体の色を測色する測色手段、測
    色値を記憶する手段、色の異なる複数のメイクアップ化
    粧料ごとに、任意の被塗布体のメイクアップ化粧料塗布
    前の測色値と、色の異なる複数の被塗布体について予め
    得られているメイクアップ化粧料塗布前の測色値と塗布
    後の測色値との回帰直線とに基づき、該被塗布体にメイ
    クアップ化粧料を塗布した後の化粧肌色を求める化粧肌
    色予測演算手段、化粧肌色予測演算手段により求めた各
    メイクアップ化粧料の化粧肌色と、化粧料塗布前の被塗
    布体の測色値との色空間上の距離を算出する色空間距離
    演算手段、色空間距離演算手段により求められた色空間
    上の距離を対比し、その値が最も小さくなるメイクアッ
    プ化粧料を求める対比演算手段、対比演算手段により求
    められたメイクアップ化粧料を当該被塗布体の化粧肌色
    の自然感を最大にする化粧料として表示する表示手段を
    有することを特徴とする化粧料の選択装置。
  14. 【請求項14】 色の異なる複数のメイクアップ化粧料
    ごとに、色の異なる複数の被塗布体について、メイクア
    ップ化粧料塗布前の測色値と塗布後の測色値とからそれ
    らの回帰直線を求める回帰直線演算手段を有する請求項
    13記載の化粧料の選択装置。
  15. 【請求項15】 測色手段が、マンセル表色系の色相
    H、明度V、彩度C、及びL表色系の明度指
    数L、知覚色度指数a、b、及びXYZ表色系の
    基礎刺激値X、Y、Zから選ばれる少なくとも一つを測
    色し、色空間距離演算手段が、マンセル表色系、L
    表色系、及びXYZ表色系から選ばれる少なくと
    も一つ表色系の色空間上の距離を算出する請求項13記
    載の化粧料の選択装置。
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