JPH09178216A - 空調システム - Google Patents
空調システムInfo
- Publication number
- JPH09178216A JPH09178216A JP7343099A JP34309995A JPH09178216A JP H09178216 A JPH09178216 A JP H09178216A JP 7343099 A JP7343099 A JP 7343099A JP 34309995 A JP34309995 A JP 34309995A JP H09178216 A JPH09178216 A JP H09178216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- fan
- room
- human body
- coil unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y02B30/746—
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 快適性が高く、ヒートショックのない空調を
行う。 【解決手段】 ファンコイルユニット１１は、可能な限
り除湿され、かつ周囲環境との間に温度差の小さい空調
用空気をつくり、この空気を天井裏の空間４を経由して
各室の天井３に取り付けた吹出ファン１２から室内に吹
き出して空調を行う。空調立ち上がり時は、吹出ファン
１２の風量を大きく制御すると共に、人体感知センサ１
４が人体を感知しないときには吹出ファン１２を停止す
るコントローラ１５を設ける。
行う。 【解決手段】 ファンコイルユニット１１は、可能な限
り除湿され、かつ周囲環境との間に温度差の小さい空調
用空気をつくり、この空気を天井裏の空間４を経由して
各室の天井３に取り付けた吹出ファン１２から室内に吹
き出して空調を行う。空調立ち上がり時は、吹出ファン
１２の風量を大きく制御すると共に、人体感知センサ１
４が人体を感知しないときには吹出ファン１２を停止す
るコントローラ１５を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、快適性の高い空
調を行うための空調システムに関する。
調を行うための空調システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来の送風ファンと一体型の空調機、
或いは空調機と送風ファンをダクトで結んだ空調システ
ムの場合、室内の温度と設定温度差が例えば２℃以上の
場合には、送風ファンは強運転に制御され、２℃以下に
なると弱運転に自動制御されるようになっている。又、
ファンコイルユニットには、冷媒で空気を冷却してその
まま吹き出すものと、一旦冷却した空気を少し温めて吹
き出すことにより、冷え冷えとした冷風感を除去するよ
うに工夫したものとが存在する。
或いは空調機と送風ファンをダクトで結んだ空調システ
ムの場合、室内の温度と設定温度差が例えば２℃以上の
場合には、送風ファンは強運転に制御され、２℃以下に
なると弱運転に自動制御されるようになっている。又、
ファンコイルユニットには、冷媒で空気を冷却してその
まま吹き出すものと、一旦冷却した空気を少し温めて吹
き出すことにより、冷え冷えとした冷風感を除去するよ
うに工夫したものとが存在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の空調
方式においては、次のような欠点がある。 ａ．吹出ファンと一体型の空調機の場合、部屋ごとに空
調機を設置する必要がある。 ｂ．吹出ファンと分離型の空調システムの場合、ダクト
工事に費用がかかると共に、メンテナンスが大変であ
る。 ｃ．一体型及び分離型に共通の問題として、室内温度と
設定温度差が大きい、所謂立ち上がり時には、吹出ファ
ンが強運転に制御されるため、室内に気流が生じて温度
ムラが発生すると共に、気流の所では冷風が身体に強く
当たって冷え冷えとする。又、温かいところからいきな
り強冷風の処に来ると所謂ヒートショックが生じて健康
の面で問題がある。
方式においては、次のような欠点がある。 ａ．吹出ファンと一体型の空調機の場合、部屋ごとに空
調機を設置する必要がある。 ｂ．吹出ファンと分離型の空調システムの場合、ダクト
工事に費用がかかると共に、メンテナンスが大変であ
る。 ｃ．一体型及び分離型に共通の問題として、室内温度と
設定温度差が大きい、所謂立ち上がり時には、吹出ファ
ンが強運転に制御されるため、室内に気流が生じて温度
ムラが発生すると共に、気流の所では冷風が身体に強く
当たって冷え冷えとする。又、温かいところからいきな
り強冷風の処に来ると所謂ヒートショックが生じて健康
の面で問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記したａ
〜ｃの課題を解決するのが目的であって、その構成は次
のとおりである。 １．除湿率を可能な限り高め、且つ周囲環境との温度差
の小さい空気を発生するファンコイルユニットと、この
ファンコイルユニットから送出された空調用空気を室内
に吹き出すことができると共に、風量制御自在の吹出フ
ァンと、室内の温度と設定温度の差が一定以上の場合に
は、前記吹出ファンの風量を大きく制御し、一定以下の
場合には、風量を小さく制御するコントローラと、から
成る空調システム。
〜ｃの課題を解決するのが目的であって、その構成は次
のとおりである。 １．除湿率を可能な限り高め、且つ周囲環境との温度差
の小さい空気を発生するファンコイルユニットと、この
ファンコイルユニットから送出された空調用空気を室内
に吹き出すことができると共に、風量制御自在の吹出フ
ァンと、室内の温度と設定温度の差が一定以上の場合に
は、前記吹出ファンの風量を大きく制御し、一定以下の
場合には、風量を小さく制御するコントローラと、から
成る空調システム。
【０００５】２．居住空間の天井裏全体に空調用空気供
給空間を形成すると共に、部屋の天井面に吹出ファンを
取り付け、ファンコイルユニットで製造された空気を前
記空調用空気供給空間内に充満させることにより、この
空気を前記吹出ファンで室内にとり込むことができるよ
うに構成した前記１記載の空調システム。 ３．居室の天井又は横壁の高い位置に吹出ファンを取り
付けると共に、この吹出ファンとファンコイルユニット
をダクトを経由して結び、ファンコイルユニットから送
出された空気をダクトを経由して室内にとり込むことが
できるように構成した前記１記載の空調システム。
給空間を形成すると共に、部屋の天井面に吹出ファンを
取り付け、ファンコイルユニットで製造された空気を前
記空調用空気供給空間内に充満させることにより、この
空気を前記吹出ファンで室内にとり込むことができるよ
うに構成した前記１記載の空調システム。 ３．居室の天井又は横壁の高い位置に吹出ファンを取り
付けると共に、この吹出ファンとファンコイルユニット
をダクトを経由して結び、ファンコイルユニットから送
出された空気をダクトを経由して室内にとり込むことが
できるように構成した前記１記載の空調システム。
【０００６】４．室内に人体感知センサを取り付け、こ
の人体感知センサが人体を感知している間は吹出ファン
の運転を継続し、感知しなくなると吹出ファンの運転を
停止する回路をコントローラに付加して成る前記１又は
２又は３記載の空調システム。 ５．室内に取り付けた人体感知センサの何れもが人体を
感知しないとき、吹出ファン以外にファンコイルユニッ
トの運転を停止する回路をコントローラに付加して成る
前記４記載の空調システム。
の人体感知センサが人体を感知している間は吹出ファン
の運転を継続し、感知しなくなると吹出ファンの運転を
停止する回路をコントローラに付加して成る前記１又は
２又は３記載の空調システム。 ５．室内に取り付けた人体感知センサの何れもが人体を
感知しないとき、吹出ファン以外にファンコイルユニッ
トの運転を停止する回路をコントローラに付加して成る
前記４記載の空調システム。
【０００７】
【作用】 空調温度が設定され、運転スイッチがＯＮに
制御されると、コントローラは、室内温度と設定温度と
の差を演算し、この差が一定以上の場合には、吹出ファ
ンの風量を高める。この際、ファンコイルユニットは、
除湿を優先し、温度を高く設定した空調用空気を製造し
て天井の空調用空気供給空間又はダクトから供給する。
この除湿優先の空気とは、可能な限り、除湿を行った空
気であって、好ましくは、５０％以下である。空気の温
度は、通常の空調の場合、吹き出し口で２３℃以下であ
るが、本発明においては２６℃以上、好ましくは２８℃
前後である。室内の温度が設定温度に近づくと、コント
ローラは風量を小さく制御する。
制御されると、コントローラは、室内温度と設定温度と
の差を演算し、この差が一定以上の場合には、吹出ファ
ンの風量を高める。この際、ファンコイルユニットは、
除湿を優先し、温度を高く設定した空調用空気を製造し
て天井の空調用空気供給空間又はダクトから供給する。
この除湿優先の空気とは、可能な限り、除湿を行った空
気であって、好ましくは、５０％以下である。空気の温
度は、通常の空調の場合、吹き出し口で２３℃以下であ
るが、本発明においては２６℃以上、好ましくは２８℃
前後である。室内の温度が設定温度に近づくと、コント
ローラは風量を小さく制御する。
【０００８】室内に人体感知センサを取り付けた場合、
この人体感知センサが人体を感知しなくなると、コント
ローラは吹出ファンを停止に制御する。又、複数の部屋
で空調が行われていた場合であって、すべての人体感知
センサが人体を感知しなくなった場合には、夫々の吹出
ファンの停止に加えて、ファンコイルユニット及び熱源
機の運転も停止に制御する。
この人体感知センサが人体を感知しなくなると、コント
ローラは吹出ファンを停止に制御する。又、複数の部屋
で空調が行われていた場合であって、すべての人体感知
センサが人体を感知しなくなった場合には、夫々の吹出
ファンの停止に加えて、ファンコイルユニット及び熱源
機の運転も停止に制御する。
【０００９】
【発明の実施の形態】 図１は本発明の一実施形態を示
すものである。符号の１は建物、２は天井スラブ、３は
天井、４は天井スラブ２と天井３間に形成された空調用
空気供給空間であって、この空間４は、建物１の天井裏
全体において、連通するように形成されている。
すものである。符号の１は建物、２は天井スラブ、３は
天井、４は天井スラブ２と天井３間に形成された空調用
空気供給空間であって、この空間４は、建物１の天井裏
全体において、連通するように形成されている。
【００１０】５は居室、６は寝室、７はトイレ、浴室等
のダーティーゾーン、８、９は間仕切壁、１０は間仕切
壁８、９の下部に設けた連通口、１１はダーティーゾー
ン７の天井裏に設置されたファンコイルユニットであっ
て、このファンコイルユニット１１は、除湿を優先させ
て高温の空気（実施例は湿度４５％、温度２８℃）をつ
くり、これを空調用空気供給空間４内に吹き出して充満
させる。
のダーティーゾーン、８、９は間仕切壁、１０は間仕切
壁８、９の下部に設けた連通口、１１はダーティーゾー
ン７の天井裏に設置されたファンコイルユニットであっ
て、このファンコイルユニット１１は、除湿を優先させ
て高温の空気（実施例は湿度４５％、温度２８℃）をつ
くり、これを空調用空気供給空間４内に吹き出して充満
させる。
【００１１】１２は居室５及び寝室６の天井３に取り付
けた吹出ファンであって、この吹出ファン１２は風量
（回転）制御自在である。１３はダーティーゾーン７の
天井３に設けたリターン空気の吸込口であって、前記フ
ァンコイルユニット１１は、この吸込口１３からリター
ン空気を吸い込んで除湿と冷却を行う。なお、実施例の
場合、外気をファンコイルユニット１１に供給するため
の給気ダクトは省略されているが、ファニコイルユニッ
ト１１はリターン空気以外に、この給気ダクトから導入
された外気を除湿、冷却して供給することも可能であ
る。１４は居室５に取り付けられた人体感知センサ、１
５はコントローラであって、このコントローラ１５は、
次の制御を行う。
けた吹出ファンであって、この吹出ファン１２は風量
（回転）制御自在である。１３はダーティーゾーン７の
天井３に設けたリターン空気の吸込口であって、前記フ
ァンコイルユニット１１は、この吸込口１３からリター
ン空気を吸い込んで除湿と冷却を行う。なお、実施例の
場合、外気をファンコイルユニット１１に供給するため
の給気ダクトは省略されているが、ファニコイルユニッ
ト１１はリターン空気以外に、この給気ダクトから導入
された外気を除湿、冷却して供給することも可能であ
る。１４は居室５に取り付けられた人体感知センサ、１
５はコントローラであって、このコントローラ１５は、
次の制御を行う。
【００１２】設定温度と室内の温度との間に２℃以上の
差があった場合、吹出ファン１２を強に制御して単位時
間当りの風量を大きく制御する一方、空気は高温の２８
℃に制御する。そして、設定温度と室温の差が２℃以下
になった場合には、吹出ファン１２の風量を小さく制御
する。人体感知センサ１４が人体を感知している場合は
そのまま運転を継続し、感知しなくなった場合には吹出
ファン１２を停止する。
差があった場合、吹出ファン１２を強に制御して単位時
間当りの風量を大きく制御する一方、空気は高温の２８
℃に制御する。そして、設定温度と室温の差が２℃以下
になった場合には、吹出ファン１２の風量を小さく制御
する。人体感知センサ１４が人体を感知している場合は
そのまま運転を継続し、感知しなくなった場合には吹出
ファン１２を停止する。
【００１３】
【発明の効果】 本発明は以上のように、除湿優先の空
調用空気を室内に吹き出して空調を行うようにしたた
め、次の効果を奏することができる。 ａ．周囲環境と温度差の少ない除湿空気を利用すること
により、仮に風量が大きい場合でも、冷風感がないと共
に、ヒートショックの心配がなく、快適で、安全性の高
い空調を行うことができる。 ｂ．周囲環境と温度差の少ない除湿空気を利用するた
め、室内において温度ムラが少ない。 ｃ．天井裏に形成した空調用空気供給空間を利用して空
気を供給することにより、ダクト工事が一切不必要にな
ると共に、天井の任意の場所に吹出ファンを取り付ける
ことにより、吹出口の位置替えを他に工事を行うことな
く自由にできる。 ｄ．人体感知センサと組み合わせることにより、無駄な
空調運転を行うことがなくなり、省資源に寄与できる。
調用空気を室内に吹き出して空調を行うようにしたた
め、次の効果を奏することができる。 ａ．周囲環境と温度差の少ない除湿空気を利用すること
により、仮に風量が大きい場合でも、冷風感がないと共
に、ヒートショックの心配がなく、快適で、安全性の高
い空調を行うことができる。 ｂ．周囲環境と温度差の少ない除湿空気を利用するた
め、室内において温度ムラが少ない。 ｃ．天井裏に形成した空調用空気供給空間を利用して空
気を供給することにより、ダクト工事が一切不必要にな
ると共に、天井の任意の場所に吹出ファンを取り付ける
ことにより、吹出口の位置替えを他に工事を行うことな
く自由にできる。 ｄ．人体感知センサと組み合わせることにより、無駄な
空調運転を行うことがなくなり、省資源に寄与できる。
【図１】本発明の実施形態の説明図。
１ 建物 ２ 天井スラブ ３ 天井 ４ 空調用空気供給空間 ５ 居室 ６ 寝室 ７ ダーティーゾーン ８・９ 間仕切壁 １０ 連通口 １１ ファンコイルユニット １２ 吹出ファン １３ 吸込口 １４ 人体感知センサ １５ コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２４Ｆ 13/068 Ｆ２４Ｆ 13/068 Ｂ
Claims (5)
- 【請求項１】 除湿率を可能な限り高め、且つ周囲環境
との温度差の小さい空気を発生するファンコイルユニッ
トと、 このファンコイルユニットから送出された空調用空気を
室内に吹き出すことができると共に、風量制御自在の吹
出ファンと、 室内の温度と設定温度の差が一定以上の場合には、前記
吹出ファンの風量を大きく制御し、一定以下の場合に
は、風量を小さく制御するコントローラと、 から成る空調システム。 - 【請求項２】 居住空間の天井裏全体に空調用空気供給
空間を形成すると共に、部屋の天井面に吹出ファンを取
り付け、ファンコイルユニットで製造された空気を前記
空調用空気供給空間内に充満させることにより、この空
気を前記吹出ファンで室内にとり込むことができるよう
に構成した請求項１記載の空調システム。 - 【請求項３】 居室の天井又は横壁の高い位置に吹出フ
ァンを取り付けると共に、この吹出ファンとファンコイ
ルユニットをダクトを経由して結び、ファンコイルユニ
ットから送出された空気をダクトを経由して室内にとり
込むことができるように構成した請求項１記載の空調シ
ステム。 - 【請求項４】 室内に人体感知センサを取り付け、この
人体感知センサが人体を感知している間は吹出ファンの
運転を継続し、感知しなくなると吹出ファンの運転を停
止する回路をコントローラに付加して成る請求項１又は
２又は３記載の空調システム。 - 【請求項５】 室内に取り付けた人体感知センサの何れ
もが人体を感知しないとき、吹出ファン以外にファンコ
イルユニットの運転を停止する回路をコントローラに付
加して成る請求項４記載の空調システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343099A JPH09178216A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343099A JPH09178216A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 空調システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09178216A true JPH09178216A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18358938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7343099A Pending JPH09178216A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 空調システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09178216A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2511618A2 (en) | 2011-04-11 | 2012-10-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Air conditioning system and air conditioning method |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7343099A patent/JPH09178216A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2511618A2 (en) | 2011-04-11 | 2012-10-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Air conditioning system and air conditioning method |
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