JPH09178069A - 金属管と継手の接合体および接合方法 - Google Patents

金属管と継手の接合体および接合方法

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JPH09178069A
JPH09178069A JP7336519A JP33651995A JPH09178069A JP H09178069 A JPH09178069 A JP H09178069A JP 7336519 A JP7336519 A JP 7336519A JP 33651995 A JP33651995 A JP 33651995A JP H09178069 A JPH09178069 A JP H09178069A
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JP
Japan
Prior art keywords
joint
metal pipe
metal tube
pipe
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP7336519A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
Masahiro Tsukuda
昌宏 筑田
Yoshifumi Kishimoto
善文 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichirin Co Ltd
Original Assignee
Nichirin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属管とフランジなどの継手との接続を迅速
かつ低コストで行なうことができるとともに、耐久性お
よび信頼性に優れた金属管と継手の接合体を提供する。 【解決手段】 金属管1の外径より若干大きい円筒状の
管接続孔5を有し、該管接続孔5に軸方向の溝7を設け
た継手2に前記金属管1を接続させてなる金属管と継手
の接合体であって、前記金属管1の外周の一部に該金属
管1の内面9から前記溝7に噛み合う凸部8が形成され
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属管と継手の接合
体および接合方法に関する。さらに詳しくは、産業用機
器、自動車または家電製品などに使用される気体や液体
を輸送させるための金属管の配管の接続、前記産業用機
器などに使用されるケーブルまたはワイヤなどの外装管
体の接続、および機器構成体(パイプ状レバーアームの
端面固定など)としての金属管の接続などに用いられる
金属管と継手の接合体および接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属管の接合方法としては、熔接
法または機械的な固定方法、たとえば圧入法や拡管法が
ある。
【0003】前記熔接法は、金属管の端部にフランジな
どの継手をろう付または熔接によって一体に接合する方
法である。一方、前記圧入法は、特開昭59−1756
91号公報に示されるように、管接合孔の内面に複数の
突条または溝を設けた継手に金属管を圧入して接合する
方法である。また前記拡管法は、特開昭63−5798
8号公報または特開平3−229095号公報などに示
されているように、管接合孔の内面に複数の突条または
溝を設けた継手に金属管を挿入し拡管して接合する方法
であり、たとえば前記特開昭63−57988号公報で
は、図12に示すように、金属管50の端部の外径より
若干大きい孔51をフランジ52に形成し、この孔51
内面に軸方向に沿った溝53を設け、前記端部を前記孔
51に挿入し、金属管50の内径よりわずかに大きい直
径を有する成形コアを金属管50の開口端から圧入して
金属管50の端部を拡開させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記熔
接法のばあい、ろう付または熔接に時間を要するととも
に、その熱で金属管が軟化し、これを元の硬度に戻すた
めに焼入れ、焼戻しなどの面倒な熱処理が必要であり、
また接合時にフラックスを使用するため防錆処理を要し
完全な洗浄と耐食処理を施す必要があるという問題があ
る。
【0005】また、前記機械的な固定方法である圧入法
のばあい、固着力を上げるために圧入代を大きくしても
圧入時に余肉が削れてはみ出してしまい固着力の上昇が
あまり望めない上に、削れた余肉部分がカエリになると
いう問題がある。
【0006】さらに、前記機械的な固定方法である拡管
法のばあい、金属管を円周方向に拡管することにより金
属管の余肉を継手に設けた接合孔の溝に押し込むだけで
あり、管内径面50aは平滑であるため、両者を深く噛
み合わせることができず強固な固着力がえられない。ま
た、固着力を上げるために拡管率を上げれば、成形コア
(拡管ポンチ)が金属管に焼き付いて抜けなくなるた
め、複数回に分けて拡管する必要があり生産性がわるく
なるとともに、拡管率を上げていくと継手の薄肉部に変
形が生じるという問題がある。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、金属管とフ
ランジなどの継手との接続を迅速かつ低コストで行なう
ことができるとともに、耐久性および信頼性に優れた金
属管と継手の接合体および接合方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における接合体
は、金属管の外径より若干大きい円筒状の管接続孔を有
し、該管接続孔に軸方向の溝を設けた継手に前記金属管
を接続させてなる金属管と継手の接合体であって、前記
金属管の外周の一部に該金属管の内面から前記溝に噛み
合う凸部が形成されてなることを特徴としている。
【0009】また本発明における接合方法は、金属管の
外径より若干大きい円筒状の管接続孔を有し、該管接続
孔に軸方向の溝を設けた継手に前記金属管を接続させる
ための金属管と継手の接合方法であって、前記金属管と
継手を互いに挿入したのち、外周に突起を有する成形プ
ラグを前記金属管の開口部から圧入し、金属管の外周の
一部を前記溝内に噛み合う凸部に成形すると同時に、金
属管と継手を接合固定することを特徴としている。
【0010】さらに本発明における接合方法は、金属管
の外径より若干大きい円筒状の管接続孔を有し、該管接
続孔に軸方向の溝を設けた継手に前記金属管を接続させ
るための金属管と継手の接合方法であって、前記金属管
の外周の一部を前記溝内に噛み合う凸部に成形したの
ち、当該金属管の凸部と前記溝を圧入することにより金
属管と継手を接合固定することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の金属管と継手の接合体および接合方法を説明する。
【0012】図1は本発明の金属管と継手の接合体の一
実施例を示す断面図、図2は図1における接合体のA−
A断面図、図3〜8は図1における接合体の接合方法を
示す説明図、図9は図1における接合体の他の実施例を
示す断面図、図10は図9における接合体のC−C断面
図、図11は本発明の接合方法の他の実施例を説明する
断面図である。
【0013】図1〜2に示すように、接合体は、金属管
1と継手2とから構成されている。金属管1は長尺管か
ら所定の長さに切断したものであり、産業用機器などに
おける配管に合わせてストレート管または曲り管にされ
ている。金属管1としては、鋼管、ステンレス鋼管、銅
管、アルミニウム合金管などを用いることができる。前
記継手2は、ネジ部3とナット部4とからなり、前記金
属管1の外径より若干大きい円筒状の管接続孔5を有し
ている。また該管接続孔5の小径孔6aには、軸方向に
コ字状の溝7が設けられている。そしてこの管接続孔5
に前記金属管1が拡管または圧入により緊密に接合され
ている。この金属管1と継手2の接合構造は、金属管1
の大径部1aが管接続孔5の大径孔6bに係止し、そし
て金属管1の外周の一部に形成される逆U字状の凸部8
が当該金属管1の内面9から前記溝7内に深く噛み合う
ようにされている。なお本実施例では、前記溝の形状
が、コ字状にされているが、本発明においては、これに
限定されるものではなく、たとえばV字状などにするこ
とができる。また前記継手2に代えて、図9〜10に示
すようなひょうたん形状の孔付フランジを用いることも
できる。
【0014】前記凸部8と溝7の接続部Cの寸法は、金
属管1の寸法または材質などに応じて適宜選定すること
ができるが、たとえば図2に示すように、金属管1の寸
法(肉厚×内径×外径)をt×ID×ODとしたばあ
い、凸部8の窪み高さhを、0.3t〜1.5tに、窪
み幅W1を、t〜3tにするとともに、溝7の幅W2
を、W1×OD/ID〜(W1+2t)に、高さW3
を、W3≒h(≒0.3t〜1.5t)にするのが望ま
しい。なお本実施例では、接続部Cは1つにしている
が、本発明においては、1つに限定されるものではな
く、等間隔または不等間隔の位置に複数設けることもで
きる。
【0015】つぎに本発明の接合方法を説明する。まず
図3〜4に示すように、金属管1を分割チャック10で
把持したのち、予め管接続孔5の小径孔6aに溝7が形
成されている継手2を前記金属管1に挿入し、ついで継
手2をその溝7が図中の上部に来るように6角孔付合せ
部材11により位置合わせを行なう。つぎにその先端外
周部上をスライドすることができるカップ状の押圧部材
12を有する拡管成形プラグ(第1成形プラグ)13を
金属管1に向けて配置する。そして金属管1の端部を拡
径して前記管接続孔5に係止させるために、第1成形プ
ラグ13を前進させて押圧部材12を継手2の端面に押
さえ付ける(図5参照)。ついで図5に示すように、第
1成形プラグ13を金属管1の開口部14から圧入し、
相手部品と嵌合させるための大径部1aを継手2の管接
続孔5に成形する。なお、15は第1成形プラグ13に
外挿されたばねであって、継手2をチャック10に押さ
えつけるための押圧部材12を第1成形プラグ13の復
帰後に元の位置(図3)に復帰させるために設けられて
いる。そして前記成形ののち、保持部材13を解除する
(図6参照)。引き続き、金属管1を分割チャック10
で把持したままで、図7に示すように、外周に突起16
を有するとともに、金属管1の内径IDよりわずかに大
きい直径をした凸部成形プラグ(第2成形プラグ)17
を、突起16と前記継手2の溝7との位置合わせを行な
ったのち、金属管1の開口部14から圧入し、図2およ
び図8に示すように、金属管1の外周の一部を前記溝7
内に噛み合う凸部8に成形すると同時に、金属管1と継
手2を接合固定する。
【0016】つぎに本発明の接合方法の他の実施例を説
明する。図3〜8に示される接合方法が、金属管の外周
の一部に凸部をプレス成形すると同時に、この凸部と継
手の管接続孔に設けた溝とを噛み合わせて金属管と継手
を接合固定するのに対し、本実施例は、金属管の外周の
一部を前記溝内に噛み合う凸部に成形したのち、当該金
属管の凸部と前記溝を圧入することにより金属管と継手
を接合固定するようにした点で異なる。すなわち、図1
1に示すように、金属管21には、その外周の一部に予
め凸部22が成形されており、該金属管21に継手であ
る孔付きフランジ23が、前記凸部22と溝24とを位
置合わせしたのち、圧入により一体に接合固定されてい
る。なお、金属管21の接合部分の成形外形寸法は、フ
ランジ23に設けた管接続孔25および溝24の寸法よ
り若干大きくし、金属管21とフランジ23とのあいだ
に圧縮応力が発生するようにしておく。本実施例の接合
方法は、前記金属管21の端部に、Oリングを装着する
ための小径部26が形成され、成形プラグが挿入できな
いばあいにとくに有効である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明における接
合体では、拡管または圧入により、金属管の凸部が継手
の管接続孔の溝に深く噛み合わされているので、金属管
と継手の相対回転が阻止され強固に固定される。
【0018】また本発明における接合方法では、接合が
短時間にでき、熱影響をまったく受けることがないの
で、加工後の熱処理や表面処理が不要になるのでコスト
的に安く、ろう付などによる継ぎ目がないので信頼性が
高い。さらに1パンチで金属管に成形される凸部を継手
の溝に深く押し込むことができ、しかも継手に変形を生
ぜずに強固に固定できる。また圧入するばあいも金属管
に設けた凸部と継手に設けた管接続孔の溝を噛み合わせ
るので、少しの圧入代で強固に固定でき、余肉が削れて
カエリが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属管と継手の接合体の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1における接合体のA−A断面図である。
【図3】図1の接合体の接合方法における金属管と継手
の位置合わせを示す説明図である。
【図4】図3におけるB−B断面矢視図である。
【図5】図3における金属管の拡管成形を示す説明図で
ある。
【図6】図5における拡管成形の完了を示す説明図であ
る。
【図7】継手と第2成形プラグの位置合わせを示す説明
図である。
【図8】凸部成形を示す説明図である。
【図9】図1における接合体の他の実施例を示す断面図
である。
【図10】図9における接合体のC−C断面図である。
【図11】本発明の接合方法の他の実施例を説明する断
面図である。
【図12】従来の接合方法の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21 金属管 2、23 継手 5、25 管接続孔 7、24 溝 8、22 凸部 9 内面 12 拡管成形プラグ(第1成形プラグ) 17 凸部成形プラグ(第2成形プラグ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管の外径より若干大きい円筒状の管
    接続孔を有し、該管接続孔に軸方向の溝を設けた継手に
    前記金属管を接続させてなる金属管と継手の接合体であ
    って、前記金属管の外周の一部に該金属管の内面から前
    記溝に噛み合う凸部が形成されてなることを特徴とする
    金属管と継手の接合体。
  2. 【請求項2】 金属管の外径より若干大きい円筒状の管
    接続孔を有し、該管接続孔に軸方向の溝を設けた継手に
    前記金属管を接続させるための金属管と継手の接合方法
    であって、前記金属管と継手を互いに挿入したのち、外
    周に突起を有する成形プラグを前記金属管の開口部から
    圧入し、金属管の外周の一部を前記溝内に噛み合う凸部
    に成形すると同時に、金属管と継手を接合固定すること
    を特徴とする金属管と継手の接合方法。
  3. 【請求項3】 金属管の外径より若干大きい円筒状の管
    接続孔を有し、該管接続孔に軸方向の溝を設けた継手に
    前記金属管を接続させるための金属管と継手の接合方法
    であって、前記金属管の外周の一部を前記溝内に噛み合
    う凸部に成形したのち、当該金属管の凸部と前記溝を圧
    入することにより金属管と継手を接合固定することを特
    徴とする金属管と継手の接合方法。
JP7336519A 1995-12-25 1995-12-25 金属管と継手の接合体および接合方法 Pending JPH09178069A (ja)

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