JPH09177357A - 駐車場の車輪位置決め装置 - Google Patents

駐車場の車輪位置決め装置

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Publication number
JPH09177357A
JPH09177357A JP35183195A JP35183195A JPH09177357A JP H09177357 A JPH09177357 A JP H09177357A JP 35183195 A JP35183195 A JP 35183195A JP 35183195 A JP35183195 A JP 35183195A JP H09177357 A JPH09177357 A JP H09177357A
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JP
Japan
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tire
wheel positioning
wheel
stopper
parking lot
Prior art date
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Application number
JP35183195A
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English (en)
Inventor
Motoichi Iwami
源市 岩見
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Naigai Technica Co Ltd
Original Assignee
Naigai Technica Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤの位置決めを容易かつ確実にして、車
輪止め本体の破損を極めて少なくすること。 【構成】 ストッパー部2と略口字型の車輪位置決め体
3とで車輪止め本体1を構成し、車輪位置決め体3は略
コ字型で断面が円形の棒体4と、この棒体4の基部側の
両端間に架橋した平板状の固定板5とで構成されてい
る。車輪位置決め体3はストッパー部2の前方の駐車ス
ペースの後部の床面10上で設置される。ストッパー部
2が既に設置されている既存の駐車場においては、車輪
位置決め体3のみを設置して車輪位置決め機能を付加す
ることができる。新規の駐車場ではストッパー部2と車
輪位置決め体3とを設置する。タイヤが車輪位置決め体
3の棒体4の前部7を乗り越えた時に、タイヤが所定の
位置に位置決めされる。これにより自動車は駐車スペー
ス内に停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平地の駐車場や立
体駐車場などの駐車スペース内の床面に設置される駐車
場の車輪位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図38は、平地の駐車場や立体駐車場な
どの駐車場の床面に配設される車輪止め本体60の斜視
図を示し、この車輪止め本体60は略L型に一体に形成
されている。そして、この車輪止め本体60は、自動車
のタイヤ(車輪)が乗る平板状の載置板62と、この載
置板62の基部より一体に立設してあるストッパー部6
1とで構成されている。この車輪止め本体60は、合成
樹脂あるいはコンクリート等で形成されている。駐車場
の床面71に接触させた状態で上記車輪止め本体60が
設置されるようになっており、図示例では自動車の左右
のタイヤにそれぞれ対応した横幅の寸法で形成されてい
る。つまり、図38に示す車輪止め本体60が左右に一
対設置されて、駐車場の白線等で囲まれた駐車スペース
の後部に配設されるものである。
【0003】上記車輪止め本体60の載置板62は所定
の厚さを備えており、載置板62の前端面には床面71
に対して上記厚さ分の段差63を形成している。自動車
を駐車スペース内に止める場合には、該駐車スペース内
に自動車を前進、あるいは後進させていき、タイヤが段
差63に当たって乗り上げると自動車のタイヤが車輪止
め本体60の載置板62に乗ったことを確認することに
なる。そして、左右のタイヤが車輪止め本体60の載置
板62上に乗ったことで、運転者は自動車が駐車スペー
ス内(白線内)に駐車されたと確認して、車庫入れが終
了することになる。
【0004】図39は他の従来例の車輪止め本体65の
断面図を示しており、この車輪止め本体65は鉄板等の
金属で形成されている。そして、断面を略コ字型の載置
板66と、この載置板66の後部の上面に配設されてい
る四角円筒状のストッパー部67とで構成されている。
この車輪止め本体65は、図38で示す車輪止め本体6
0と同様にタイヤの位置決めを行なうために段差68を
形成しており、この段差68を形成するべく載置板66
を略コ字型に折曲しているものである。これにより、車
輪止め本体65の下面、つまり載置板66の下面は前後
端を除いて床面71には接触しておらず、車輪止め本体
65の下面と床面71との間には空間部69が形成され
ている。
【0005】図39に示す車輪止め本体65も図38に
示す車輪止め本体60と同様に駐車スペースの後部の床
面71に左右一対の車輪止め本体65が設置されるもの
であり、車庫入れ時にタイヤが車輪止め本体65の載置
板66の段差68に当たって乗り上げることで、運転者
はタイヤが車輪止め本体65に乗ったことを確認するこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図38に示す車輪止め
本体60においては、通常は車庫入れ時にタイヤが段差
63を乗り越えた後、少し自動車を進ませてストッパー
部61の側面に接触させるか、あるいは接触しない程度
でタイヤを載置板62に乗せて自動車を止めることにな
る。ところが、タイヤが段差63を乗り上げてストッパ
ー部61に当たるまでの距離感覚がつかみ難く、特にス
ーパーマーケットやデパート等の一般の駐車場では、当
該駐車スペースに車庫入れする運転者が特定されないの
で、尚更、タイヤが段差63を乗り上げてストッパー部
61に当たるまでの距離感覚がつかみ難い。
【0007】そのため、タイヤが段差63を乗り上げて
からストッパー部61に当たることが多くなり、永年の
使用により車輪止め本体60が破損するという問題が生
じていた。また、タイヤがストッパー部61に当たる回
数が多くなると、永年使用しない場合でも、比較的早期
でも車輪止め本体60が破壊されてしまうという問題が
あった。特に、車輪止め本体60が合成樹脂で形成され
ているため、破損の程度が大きく、車輪止め本体60の
交換に伴い、コストが高くなるという問題が生じてい
た。なお、車輪止め本体60がコンクリート製の場合で
も、同様の問題が生じていた。
【0008】さらに、車輪止め本体60の段差63の部
分が矩形状になっているため、タイヤが段差63の部分
に当たった時に、運転者はタイヤが正規に位置決めされ
たものと勘違いする場合がある。この場合には自動車の
ボンネット側あるいはトランク側の一部が駐車スペース
の白線より通路側に出て通行の邪魔になったり、隣の駐
車スペースでの自動車の出し入れにも支障が生じるとい
う問題もあった。
【0009】一方、図39に示す車輪止め本体65にお
いても、図38に示す車輪止め本体60の場合と同様の
問題が発生しており、特に、図39に示す車輪止め本体
65の場合には、載置板66の下方に空間部69が形成
されているために、別の問題も発生している。すなわ
ち、車輪止め本体65を鉄板等の金属製で形成している
ものの、永年の使用により載置板66が下方に湾曲して
しまい、この載置板66の湾曲により載置板66の前端
が浮き上がり、段差68がさらに高くなってしまう。
【0010】段差68が高くなると、タイヤが段差68
を乗り上げるためには、自動車をある程度勢い良く進ま
せることが必要となり、運転者にとってはタイヤの位置
決め、つまり自動車の車庫入れが行ない難くなる。ま
た、車輪止め本体65の載置板66の中央部分が湾曲し
た凹んでくると、タイヤの位置決め自体が行ない易くな
るものの、自動車を駐車スペースから出す場合にはタイ
ヤを凹部から乗り上げる必要が生じ、この場合にも自動
車をある程度勢い良く発進させることが必要となる。
【0011】そのため、駐車スペースから自動車を出す
場合には、アクセルを踏み込むことが要求されて、これ
により勢い良く発進させることになる。このような駐車
スペースからの出し方は、非常に危険なことであり、特
に、スーパーマーケットやデパート等の一般の駐車場で
は、駐車場内で子供や老人を含む多数の人が行き来して
いるために、人身事故につながるという問題があった。
また、載置板66の中央部分が下方に湾曲していると、
安全性について特に問題がないとしても、利用者に安全
性について不安感を与えるという問題を有することにな
る。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みて提供したもの
であって、タイヤの位置決めを容易かつ確実にして、車
輪止め本体の破損を極めて少なくすると共に、自動車の
駐車スペース内での出し入れを容易にすることを目的と
した駐車場の車輪位置決め装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の駐車場の車輪位置決め装置では、駐車場の床面
10に駐車時の自動車のタイヤ11の車止めを行なうス
トッパー部2が予め設置された駐車場において、上記ス
トッパー部2の前方の床面10に配設され、タイヤ11
が乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4を上記
タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを
行なう車輪位置決め体3を有することを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項2記載の駐車場の車輪位置決
め装置では、駐車場の床面10に駐車時の自動車のタイ
ヤ11の車止めを行なうストッパー部2が予め設置され
た駐車場において、上記ストッパー部2の前方の床面1
0に配設され、タイヤ11が乗り越える突条部分4を備
え、この突条部分4を上記タイヤ11が乗り越えた時に
該タイヤ11の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決
め体3を有することを特徴としている。
【0015】さらに、請求項3記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自
動車のタイヤ11の車止めを行なうストッパー部2と、
上記ストッパー部2の前方の床面10に配設され、タイ
ヤ11が乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4
を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置
決めを行なう車輪位置決め体3とで車輪止め本体1を構
成していることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の駐車場の車輪位置決め装置
では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車のタ
イヤ11の車止めを行なうストッパー部2と、上記スト
ッパー部2の前方の床面10に配設され、タイヤ11が
乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4を上記タ
イヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを行
なう略口字型の車輪位置決め体3とで車輪止め本体1を
構成していることを特徴としている。
【0017】また、請求項5記載の駐車場の車輪位置決
め装置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動
車のタイヤ11の車止めを行ない、自動車の左右のタイ
ヤ11に対応した横幅の寸法を有するストッパー部2
と、上記ストッパー部2の両側の前方の床面10にそれ
ぞれ配設され、タイヤ11が乗り越える突条部分4を備
え、この突条部分4を上記タイヤ11が乗り越えた時に
該タイヤ11の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決
め体3とで車輪止め本体1を構成していることを特徴と
している。
【0018】請求項6記載の駐車場の車輪位置決め装置
では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車のタ
イヤ11の車止めを行ない、自動車の左右のタイヤ11
に対応した横幅の寸法を有するストッパー部2と、上記
ストッパー部2の横幅寸法と略対応した長さを有し該ス
トッパー部2の前方の床面10に配設され、タイヤ11
が乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4を上記
タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを
行なう略口字型の車輪位置決め体3とで車輪止め本体1
を構成していることを特徴としている。
【0019】また、請求項7記載の駐車場の車輪位置決
め装置では、上記車輪位置決め体3は、該車輪位置決め
体3の下面の略全体が床面10に接触して配設されてい
ることを特徴としている。
【0020】請求項8記載の駐車場の車輪位置決め装置
では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車のタ
イヤ11の車止めを行なうストッパー部2と、上記スト
ッパー部2の前方の床面10に配設され、タイヤ11が
乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4を上記タ
イヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを行
なう略口字型の車輪位置決め体3とで車輪止め本体1を
構成し、上記ストッパー部2の前面下部より接続片13
を一体的に前方に向けて突設し、上記車輪位置決め体3
の後部側を平板状の固定板5とし、この固定板5を上記
接続片13に接続固定手段を介して固定していることを
特徴としている。
【0021】請求項9記載の駐車場の車輪位置決め装置
では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車のタ
イヤ11の車止めを行ない、自動車の左右のタイヤ11
に対応した横幅の寸法を有するストッパー部2と、上記
ストッパー部2の両側の前方の床面10にそれぞれ配設
され、タイヤ11が乗り越える突条部分4を備え、この
突条部分4を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ
11の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決め体3と
で車輪止め本体1を構成し、上記ストッパー部2の両側
の前面下部より接続片13,13を一体的に前方に向け
てそれぞれ突設し、上記車輪位置決め体3の後部側を平
板状の固定板5とし、この左右の車輪位置決め体3の固
定板5を上記接続片13,13に接続固定手段を介して
それぞれ固定していることを特徴としている。
【0022】また、請求項10記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、上記車輪位置決め体3を、略コ字型の棒
体4と、この棒体4の後部の両端間を架橋する細幅の固
定板5とで構成していることを特徴としている。
【0023】さらに、請求項11記載の駐車場の車輪位
置決め装置では、上記車輪位置決め体3の後部に折曲部
を形成し、この折曲部より前方の車輪位置決め体3の部
分の下面を床面10に接触させていることを特徴として
いる。
【0024】請求項12記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車の
タイヤ11の車止めを行なうストッパー部2と、上記ス
トッパー部2の前方の床面10に配設され、タイヤ11
が乗り越える突条部分4を備え、この突条部分4を上記
タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを
行なう略コ字型の車輪位置決め体3とで車輪止め本体1
を構成し、上記車輪位置決め体3の両側の後部を上記ス
トッパー部2にねじ止めしていることを特徴としてい
る。
【0025】また、請求項13記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自
動車のタイヤ11の車止めを行なう筒状のストッパー部
2と、上記ストッパー部2の前方の床面10に配設さ
れ、タイヤ11が乗り越える突条部分4を備え、この突
条部分4を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ1
1の位置決めを行なう略コ字型の車輪位置決め体3とで
車輪止め本体1を構成し、上記車輪位置決め体3の両側
の後部を上記ストッパー部2にねじ止めすると共に、こ
のねじ止め部分をストッパー部2内でしていることを特
徴としている。
【0026】請求項14記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3の後部に折曲部20を形
成し、この折曲部20より前方の車輪位置決め体3の部
分の下面を床面10に接触させていることを特徴として
いる。
【0027】また、請求項15記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、上記車輪位置決め体3の前部7の両側の
内隅に押さえ板23,23をそれぞれ一体に形成し、こ
の押さえ板23,23を床面10にボルト止めすること
で車輪位置決め体3の前部7の浮き上がりを防止してい
ることを特徴としている。
【0028】請求項16記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3の前部7を押さえる押さ
え板26を設け、この押さえ板26を床面10にボルト
止めすることで車輪位置決め体3の前部7の浮き上がり
を防止していることを特徴としている。
【0029】請求項17記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3を直線状の棒体56で構
成し、この棒体56の両側を押さえる押さえ板57,5
7を設け、上記両押さえ板57,57を床面10にそれ
ぞれボルト止めすることで棒体56を床面10に固定し
ていることを特徴としている。
【0030】また、請求項18記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、上記車輪位置決め体3には、少なくとも
略コ字型で断面が円形の棒体4を用いていることを特徴
としている。
【0031】請求項19記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、駐車場の床面10に駐車時の自動車のタイヤ1
1の車止めを行なうストッパー部2が予め設置された駐
車場において、上記ストッパー部2の前方の床面10に
配設され、前部にタイヤ11が乗り越える突条部分34
を備え、この突条部分34を上記タイヤ11が乗り越え
た時に該タイヤ11の位置決めを行なう平板状の車輪位
置決め体3を有することを特徴としている。
【0032】さらに、請求項20記載の駐車場の車輪位
置決め装置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の
自動車のタイヤ11の車止めを行なうストッパー部2
と、上記ストッパー部2の前方の床面10に配設され、
前部にタイヤ11が乗り越える突条部分34を備え、こ
の突条部分34を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タ
イヤ11の位置決めを行なう平板状の車輪位置決め体3
とで車輪止め本体1を構成していることを特徴としてい
る。
【0033】また、請求項21記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、駐車場の床面10に駐車時の自動車のタ
イヤ11の車止めを行なうストッパー部2が予め設置さ
れた駐車場において、上記ストッパー部2の前方の床面
10に配設され、前部にタイヤ11が乗り越える突条部
分34を備え、この突条部分34を上記タイヤ11が乗
り越えた時に該タイヤ11の位置決めを行なう細幅で略
平板状の車輪位置決め体3を有することを特徴としてい
る。
【0034】請求項22記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、駐車場の床面10に配設され駐車時の自動車の
タイヤ11の車止めを行なうストッパー部2と、上記ス
トッパー部2の前方の床面10に配設され、前部にタイ
ヤ11が乗り越える突条部分34を備え、この突条部分
34を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の
位置決めを行なう細幅で平板状の車輪位置決め体3とで
車輪止め本体1を構成していることを特徴としている。
【0035】請求項23記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、床面10に配設され、前部にタイヤ11が乗り
越える突条部分40を備え、この突条部分40を上記タ
イヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位置決めを行
ない、後部には後板41を立設した断面が略L型で平板
状の車輪位置決め体3と、この車輪位置決め体3の後部
の上面に配設され、駐車時の自動車のタイヤ11の車止
めを行なうストッパー部2とで車輪止め本体1を構成し
ていることを特徴としている。
【0036】請求項24記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、床面10に左右一対で配設され、前部にタイヤ
11が乗り越える突条部分40を備え、この突条部分4
0を上記タイヤ11が乗り越えた時に該タイヤ11の位
置決めを行ない、後部には後板41を立設した断面が略
L型で平板状の車輪位置決め体3,3と、この左右の車
輪位置決め体3,3の後部の上面に架橋して配設され、
駐車時の自動車のタイヤ11の車止めを行なうストッパ
ー部2とで車輪止め本体1を構成していることを特徴と
している。
【0037】また、請求項25記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、上記車輪位置決め体3の下面は略全体に
わたって床面10に接触して配設されていることを特徴
としている。
【0038】請求項26記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3の突条部分40は断面が
円弧状に形成されており、横方向全長にわたって形成さ
れていることを特徴としている。
【0039】請求項27記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3の突条部分34,40は
断面が円弧状に形成されており、車輪位置決め体3の両
側の部分を残して横方向の略全長にわたって形成されて
いることを特徴としている。
【0040】請求項28記載の駐車場の車輪位置決め装
置では、上記車輪位置決め体3の突条部分50は前部を
折り曲げて重合または断面を略三角形状に折り曲げてい
ることを特徴としている。
【0041】また、請求項29記載の駐車場の車輪位置
決め装置では、上記車輪止め本体1のストッパー部2の
前面には傾斜面45を形成していることを特徴としてい
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
を示し、左右一対の車輪止め本体1の斜視図を示してい
る。この車輪止め本体1は、平地の駐車場や立体駐車場
などの駐車場の床面10上の駐車スペースの後部に設置
されるものであり、四角柱状のストッパー部2と、この
ストッパー部2の前方側に配設される略口字型の車輪位
置決め体3とで構成されている。上記車輪止め本体1の
ストッパー部2は、合成樹脂製やコンクリート製等で形
成されており、既に今までに駐車場の床面10に配設さ
れている部材をも含むものである。
【0043】上記車輪止め本体1の車輪位置決め体3
は、略コ字型で断面が円形の鉄等の金属製の棒体4と、
この棒体4の両側の先端間に架橋した固定板5とで構成
されている。また、この固定板5は鉄板等の金属板で形
成されており、該固定板5の両端は上記棒体4の先端の
内側の部分と溶接等の手段により固着されている。
【0044】新規に作られる駐車場であって、駐車スペ
ースの後部の床面10上に車輪止め本体1を設置する場
合には、ストッパー部2と車輪位置決め体3とのセット
で車輪止め本体1を構成して設置されるものであるが、
既に駐車スペースにストッパー部2のみ設置されている
場合には、車輪位置決め体3だけを床面10に配設する
ようになっている。また、通常では、自動車の左右のタ
イヤに合わせて左右一対の車輪止め本体1を床面10に
配設するようになっているが、片側のタイヤにのみ対応
させて駐車スペースに1つの車輪止め本体1のみを配設
するようにしても良い。
【0045】車輪止め本体1の車輪位置決め体3の大き
さは、図2に示すように自動車のタイヤ11が十分に入
る大きさであり、車輪位置決め体3の前部7と固定板5
との間の寸法もタイヤ11が該前部7を乗り越えて少し
進んでも、タイヤ11がストッパー部2には接触しない
程度の寸法としている。また、車輪位置決め体3の棒体
4の直径も、タイヤ11が前部7を乗り越える時に感触
を得ることができる程度の大きさであり、例えば、直径
が2.3mm〜25mmの範囲である。好適例として
は、直径が13mm、16mmなどである。
【0046】車輪止め本体1のストッパー部2は、駐車
場の床面10にボルト止めやセメントなどで下面を接触
させて固定されるものであり、また、車輪位置決め体3
は固定板5及び棒体4の下面を床面10に接触させてボ
ルトにより固定するようにしている。固定板5には上記
ボルトを挿通するための穴6が複数穿孔されている。な
お、車輪位置決め体3の固定板5はタイヤ11が乗らな
いために、固定板5の下面は床面10から浮いていても
良い。
【0047】自動車を駐車スペース内に車庫入れする場
合、タイヤ11が車輪位置決め体3の棒体4の前部7に
当たって乗り越えることで、運転者が棒体4の内側にタ
イヤ11が位置したことを確認できる。そして、タイヤ
11が棒体4の前部7を乗り越えた時には、通常の大き
さの自動車ならば駐車スペースの白線内に停止するよう
になっている。つまり、運転者は車輪止め本体1の車輪
位置決め体3の棒体4の前部7を乗り越えという感触を
得れば、その場で自動車を停止させても、自動車を駐車
スペース内の正規の位置に停止させることができる。す
なわち、通常の大きさの自動車ならば、タイヤ11が棒
体4の前部7を乗り越えた時には自動車は駐車スペース
内に位置するように、車輪位置決め体3の棒体4の前部
7の位置の寸法設定を行なっている。また、運転者は棒
体4の前部7を乗り越えた後もタイヤ11がストッパー
部2に接触するまで、あるいはストッパー部2に接触す
る手前まで自動車を進めることで、自動車を駐車スペー
ス内に、より確実に車庫入れを行なうことができる。
【0048】そして、自動車を車庫入れして自動車を停
止させている状態では、タイヤ11は車輪止め本体1の
上に乗っておらず、タイヤ11は直接床面10に乗って
いるものであり、車輪止め本体1には何ら自動車の荷重
はかからず、車輪止め本体1には負担はかからない。し
たがって、自動車の荷重により車輪止め本体1が破損す
るということはない。また、本発明における車輪止め本
体1は、棒体4の前部7を乗り越えた時にタイヤ11が
位置決めされるので、タイヤ11が棒体4の前部7を乗
り越えた時に自動車の進行を停止して、その場所で自動
車を停止するようになるため、タイヤ11がストッパー
部2に当たるということも少なくなり、ストッパー部2
にタイヤ11が当たることによる破損も従来と比べて非
常に少なくなるものである。
【0049】さらに、タイヤ11が棒体4を乗り越えた
時に位置決めされるので、ストッパー部2の手前でタイ
ヤ11を停止させることができ、そのため、後輪の後方
に車体と一体的に取り付けられている泥よけがストッパ
ー部2に当たるのを防止することができる。つまり、従
来のストッパー部2だけの構成では、車体と一体的に取
り付けられている泥よけがストッパー部2に当たって、
該泥よけが破損するという事故も生じていたが、この実
施の形態では、泥よけがストッパー部2に当たる前にタ
イヤ11の位置決めが確実に行なえるので、かかる事故
を防止できて、泥よけが破損するのを防止することがで
きる。
【0050】ここで、自動車を駐車スペースから出す場
合には、自動車をそのまま進行させていくと、タイヤ1
1が車輪止め本体1の棒体4の前部7を乗り越えてい
き、このタイヤ11の棒体4の乗り越えの感触により運
転者はタイヤ11が車輪止め本体1から離れたというこ
とを確認することができる。また、タイヤ11が車輪止
め本体1の棒体4に乗っても、棒体4は床面10に常時
接触しているので、棒体4自体が自動車の荷重により変
形したり、破損するということもない。
【0051】このように本発明の第1の実施の形態にお
いては、車輪位置決め体3を本来の車輪止め用のストッ
パー部2とは別個に構成しているため、既存の駐車場に
設置されているストッパー部2に対して付加して車輪位
置決め体3を設置することができ、ストッパー部と車輪
位置決め体(従来の載置板)とが一体に構成されている
車輪止め本体と比べて設置コストと安価にすることがで
きる。すなわち、従来のストッパー部2に車輪位置決め
の機能を付加する場合には、既存のストッパー部2を排
除して、新たに車輪止め本体全体を設置する必要がある
が、本実施の形態の車輪止め本体1では、車輪位置決め
体3のみの設置だけで済むものであり、既存のストッパ
ー部2の取り外しをすることなく、車輪位置決め機能の
みを付加できて、安価に設置することができる。
【0052】また、車輪位置決め体3も略コ字型の棒体
4と平板状の固定板5のみで構成しているので、車輪位
置決め体3自体の製作コストが安価であると共に、製造
工程も容易なので、製造コストを安価にできる。さら
に、車輪位置決め体3は駐車場の床面10上に接触して
設置しているため、タイヤ11が車輪位置決め体3の棒
体4に乗っても棒体4つまり車輪位置決め体3自体が破
損することもない。しかも、タイヤ11が車輪位置決め
体3の棒体4を乗り越えた後は、タイヤ11は床面10
上に乗っているものであり、車輪位置決め体3にタイヤ
11が乗っていないので、車輪位置決め体3への自動車
の荷重はなく、駐車時の自動車の車輪位置決め体3への
荷重による破損や変形も全くないものである。また、棒
体4を断面を円形に形成しているので、自動車のタイヤ
11が乗り越える場合にもスムーズに乗り越えることが
できる。また、従来の矩形状ではなくタイヤ11が乗り
越える部分が円形のため、棒体4を乗り越える際にタイ
ヤ11を傷つけることもない。
【0053】(第2の実施の形態)図3に第2の実施の
形態を示す。第2の実施の形態ではストッパー部2を自
動車の横幅(横幅以上)に対応させるべく横方向に長く
形成した場合であり、1つのストッパー部2により自動
車の左右のタイヤを止めるようにしているものである。
そして、車輪位置決め体3はストッパー部2の両側の前
方に一対設置するようになっている。なお、この場合に
は、2つの車輪位置決め体3と、1つのストッパー部2
とで車輪止め本体1を構成している。
【0054】第2の実施の形態では、ストッパー部2を
1つとしているので、新たに車輪止め本体1を駐車場の
床面10に設置する場合には、ストッパー部2の設置作
業が1回で済み、車輪止め本体1の施工作業を簡素化で
きて、施工時間も短縮することができる。ここで、駐車
場における車輪止め本体1の数は駐車場自体の大きさに
もよるが、一般には非常に多いものであるため、駐車場
全体における車輪止め本体1の施工を非常に短縮するこ
とができる。なお、第1の実施の形態での効果も第2の
実施の形態において当然に生じるものである。
【0055】(第3の実施の形態)図4は第3の実施の
形態を示し、ストッパー部2が第2の実施の形態のよう
に横方向に長い場合に、車輪位置決め体3の長さも横方
向に長くした場合の実施の形態である。すなわち、自動
車の左右のタイヤを1つのストッパー部2で受ける場合
に、そのストッパー部2の前方に設置する車輪位置決め
体3も1つで構成し、車輪止め本体1の設置作業を簡素
化している。この車輪位置決め体3は図4に示すよう
に、先の実施の形態における車輪位置決め体3を横方向
に伸ばした形で形成されており、基本的な構成自体は同
一であるので説明は省略する。
【0056】この第3の実施の形態においては、先の実
施の形態における効果に加えて、駐車場への車輪止め本
体1の設置作業をより簡素化すると共に、施工時間の大
幅な短縮を図ることができるものである。すなわち、ス
トッパー部2と車輪位置決め体3とをそれぞれ1つずつ
駐車場の床面10に設置するだけで、左右のタイヤに対
応する車輪止め本体1を一度で設置作業を完了すること
ができる。したがって、駐車場の面積が大きくなればな
るほど、車輪止め本体1の設置作業を大幅に簡素化で
き、且つ施工時間を大幅に短縮することができる。
【0057】(第4の実施の形態)第4の実施の形態を
図5に示す。この実施の形態ではストッパー部2と車輪
位置決め体3とを一体化して車輪止め本体1を形成する
ようにしたものである。ストッパー部2の前面の下部よ
り鉄板等の金属製の接続片13を前方へ一体に突設し、
車輪位置決め体3の固定板5を接続片13の上面に配設
してボルト止めを行なうようにしたものである。ここ
で、ストッパー部2は合成樹脂製、コンクリート製でも
よく、接続片13の下面とストッパー部2の下面とを面
一としている。
【0058】上記ストッパー部2の接続片13には、車
輪位置決め体3の固定板5の穴6に対応した穴14が穿
孔されていて、ボルトを両穴6,14に挿通して床面1
0に固定するようになっている。ここで、固定板5を接
続片13の上に重合させた場合、棒体4の前部7が床面
10より浮かないように、棒体4の前部側が床面10に
接触するように傾斜させている。しかし、棒体4の全体
が床面10に接触させるように固定板5より前の部分で
折曲させるようにしても良い。なお、図5において、右
側の車輪止め本体1は分解斜視図としている。
【0059】この第4の実施の形態においては、第1の
実施の形態の効果に加えて、ストッパー部2と車輪位置
決め体3とを接続片13と固定板5とを介して一体化し
て車輪止め本体1を形成しているので、車輪止め本体1
自体の見栄えも良く、また、ストッパー部2に対する車
輪位置決め体3の設置位置も容易にできる。さらには、
予めストッパー部2と車輪位置決め体3とを連結固定し
ておくことで、車輪止め本体1自体の駐車場の床面10
への設置作業が簡素化されることになる。
【0060】(第5の実施の形態)図6は第5の実施の
形態を示し、ストッパー部2の長さを図4の場合と同様
に横方向に長くした場合である。この実施の形態では、
ストッパー部2の両側の前面下部より第4の実施の形態
の場合と同様に接続片13を突設し、両接続片13,1
3に車輪位置決め体3をボルト等により接続するように
したものである。この実施の形態においては、第1の実
施の形態及び第4の実施の形態の効果に加えて、ストッ
パー部2は1つだけなので、寸法の短いストッパー部2
を図5のように2つを設置する必要がなく、ストッパー
部2の設置作業が簡素化でき、また、全体としての車輪
止め本体1の設置作業時間を短縮化することができる。
なお、図6に示す実施の形態においても、車輪位置決め
体3の棒体4の下面を床面10に接触させるために、固
定板5の前側で折曲するようにしても良い。
【0061】(第6の実施の形態)第6の実施の形態を
図7及び図8に示す。この実施の形態では、車輪止め本
体1をストッパー部2と、コ字型の棒体4からなる車輪
位置決め体3とで構成したものであり、床面10の固定
されるストッパー部2に棒体4をねじ止めするようにし
ている。車輪位置決め体3である棒体4の両端にはネジ
部16がそれぞれ螺刻してあり、このネジ部16をスト
ッパー部2の両側の下部に穿設した挿通孔17に挿通
し、図8に示すようにストッパー部2の両側からナット
18,19を螺着して、棒体4をストッパー部2に固定
するようにしたものである。なお、ストッパー部2の床
面10への固定は、ボルト止め、セメントなどの通常の
固定方法である。
【0062】この第6の実施の形態においては、車輪止
め本体1の車輪位置決め体3の固定を先の実施の形態の
ように床面10ではなく、ストッパー部2への固定であ
るために、棒体4の固定が容易であり、しかも、棒体4
の先端をストッパー部2の挿通孔17に挿入し、ナット
18,19によるねじ止めなので、棒体4のストッパー
部2への固定が非常に簡単となる。したがって、車輪止
め本体1の設置作業が容易となる。また、棒体4の構成
つまり車輪位置決め体3の構成も、単にコ字型に形成
し、両端にネジ部16を螺刻しているだけなので、コス
トを安くすることができる。
【0063】ここで、棒体4の下面全体が床面10に接
触しないが、棒体4の前側はほとんど床面10に接触す
るので、実使用には特に問題はない。しかし、棒体4の
両側にタイヤが乗って変形する恐れもあるので、図9に
示すように、棒体4の基部側を折曲部20により折曲し
て、棒体4の全体の下面が床面10に接触するようにし
ても良い。このように折曲部20を形成することで、車
輪位置決め体3つまり棒体4の全体の下面が床面10に
接触することになり、タイヤが棒体4のどこに乗って
も、棒体4が変形することがない。したがって、棒体4
が破損するということはない。
【0064】(第7の実施の形態)図10に第7の実施
の形態を示す。先の実施の形態ではストッパー部2を合
成樹脂製、コンクリート製等の四角柱状の形状の場合に
ついて説明したが、この実施の形態では、四角円筒状の
場合を示し、合成樹脂製、あるいは鉄板等の金属製でス
トッパー部2を形成したものである。この実施の形態で
はストッパー部2の内部が空洞となっているので、スト
ッパー部2の内部でねじ止めするようにしている。これ
により図9に示すようにストッパー部2の反対の側面に
ネジ部16が突出したり、ナット19が露出しないの
で、見栄えも良い。また、棒体4の寸法を短くできるの
で、コストも安価にすることができる。
【0065】なお、ストッパー部2内でのナット19の
ネジ部16へのねじ止めは、その位置が開口面側にある
ので、容易に螺着作業が行なえる。また、この実施の形
態でも棒体4に折曲部20を形成して棒体4の全体の下
面を床面10に接触するような構成としているが、折曲
部20を形成せずに、棒体4の前側の下面が床面10に
接触するような図7に示すような構成としても良いもの
である。
【0066】ここで、上記各実施の形態においては、車
輪位置決め体3の棒体4を丸棒としたが、断面を四角
形、五角形等の多角形としたり、円筒や角筒状で形成し
ても良い。棒体4の断面が円形以外の場合では、例えば
図7に示すようなネジ部16を形成している棒体4は、
その部分だけ円形に形成する。また、棒体4の材質とし
ては、鉄などの金属製に限らず、合成樹脂、FRP(繊
維強化プラスチック)を用いるようにしても良い。この
場合には、車輪位置決め体3を軽量化でき、立体駐車場
の場合には、上階の重量を少しでも軽くすることがで
き、柱や梁に対しての荷重を少なくすることができる。
【0067】(第8の実施の形態)図11は第8の実施
の形態を示し、車輪止め本体1の車輪位置決め体3の棒
体4を床面10にボルト等により固着するようにしたも
のである。棒体4をストッパー部2に固定しているだけ
では、棒体4の前部7が床面10より浮く恐れがある。
棒体4の前部7が床面10より少し浮いていても実使用
上は何ら問題はない。しかし、見た場合など違和感を運
転者に与える恐れもあり、そのため、棒体4の浮くのを
防止すべく棒体4を固定するようにしている。
【0068】すなわち、車輪位置決め体3の棒体4の前
側の両角の内側に三角形状の押さえ板23を溶接等の手
段で固着し、その押さえ板23にはボルト挿通用の穴2
4を穿孔している。この穴24に頭部を平たくしたボル
トを挿通し、コンクリートや金属板等の床面10に螺着
し、棒体4を床面10に固定する。これにより車輪位置
決め体3の棒体4が床面10より浮くのを完全に防止す
ることができ、運転者等に違和感や不安を与えることも
ない。
【0069】(第9の実施の形態)第9の実施の形態を
図12に示す。この実施の形態では車輪位置決め体3の
棒体4の前部7の中央部分を略半円形の押さえ板26に
て押さえるようにしたものである。押さえ板26にはボ
ルト挿通用の穴27が穿孔されていて、この穴27を介
して床面10に頭部が平たいボルトを挿通し、棒体4の
前部7を押さえながら押さえ板26を床面10に固定す
るものである。
【0070】ところで棒体4をストッパー部2にねじ止
めする上記各実施の形態において、ストッパー部2が金
属製や合成樹脂製等であって内部が空洞の場合には、棒
体4を以下のような方法でストッパー部2に固定するよ
うにしても良い。すなわち、ストッパー部2の両側の面
には内周面にねじを切ったねじ穴を形成し、一方、棒体
4の先端には螺刻をせず、該の棒体4の先端をストッパ
ー部2内に挿入し、ストッパー部2の上記ねじ穴にボル
トを螺進していき、このボルトの先端面にて棒体4の先
端部分を横方向に押圧して棒体4をストッパー部2に固
定するものである。したがって、かかる方法で棒体4を
ストッパー部2に固定することで、棒体4の先端を螺刻
する必要がないので、コストも安価にでき、また、棒体
4をストッパー部2に固定するのも単にボルトを螺着す
るだけなので、非常に容易となる。
【0071】(第10の実施の形態)図13は第10の
実施の形態を示し、棒体4を押さえる手段として図11
と図12とを合わせたものである。すなわち、棒体4の
両角の内側に押さえ板23を一体に固着し、この押さえ
板23にて棒体4を床面10に固定すると共に、床面1
0に固定した押さえ板26にて棒体4の前部7を押さえ
て、棒体4が床面10より浮き上がるのを防止している
ものである。
【0072】(第11の実施の形態)図14及び図15
は第11の実施の形態を示し、基本的には図5の場合と
同様であり、車輪止め本体1のストッパー部2を鉄等の
金属製からなり、四角筒状に形成している。そして、ス
トッパー部2の前面はタイヤがスムーズに接触するよう
にテーパ面30としている。ここで、接続片13はスト
ッパー部2に溶接等により固着している。また、車輪位
置決め体3等の他の構成は図5の場合と同じである。し
たがって、車輪位置決め体3の棒体4の下面全体が床面
10に接触するように固定板5の近くで図10に示す折
曲部20を形成しても良い。
【0073】(第12の実施の形態)第12の実施の形
態を図16に示す。この実施の形態は上記第11の実施
の形態に図11に示す実施の形態の場合と同様に車輪止
め本体1を構成する車輪位置決め体3の棒体4の前部の
両側の内隅に押さえ板23をそれぞれ一体的に設けたも
のである。頭が平たいボルトを押さえ板23の穴に挿通
して床面10に固定することで、床面10から棒体4が
浮き上がるのを防止するようにしている。
【0074】(第13の実施の形態)第13の実施の形
態を図17に示す。この実施の形態は上記第11の実施
の形態に図12に示す実施の形態の場合と同様に車輪止
め本体1を構成する車輪位置決め体3の棒体4の前部の
略中央部に押さえ板26をそれぞれ一体的に設けたもの
である。頭が平たいボルトを押さえ板26の穴に挿通し
て床面10に固定することで、床面10から棒体4が浮
き上がるのを防止するようにしている。
【0075】(第14の実施の形態)第14の実施の形
態を図18に示す。上記の各実施の形態では、車輪止め
本体1の車輪位置決め体3を略口字型にし、車輪位置決
め体3の棒体4の前部の角部を略90度に折曲している
が、図18に示すように棒体4を略U字状に形成するよ
うにしても良い。
【0076】(第15の実施の形態)図19は第15の
実施の形態を示しており、図14に示す車輪位置決め体
3の全体を細幅に形成したものである。すなわち、この
実施の形態における車輪位置決め体3’は上記各実施の
形態とは異なり立体駐車場の駐車スペース内の車止めに
使用するのではなく、上記の車輪位置決め体3の応用例
と言えるものである。この車輪位置決め体3’は、上記
と同様に床面10にボルト等で固定するための固定板5
と、この固定板5の両側に固着した略U字状の棒体4と
を一体化して構成されている。
【0077】図20は立体駐車場51の平面図を示して
おり、この立体駐車場51はH型鋼で柱や梁等を組み立
てて、床面10は金属製の床パネルを敷設し、床面10
等にはコンクリートなどは使用せずに分解可能で部材を
再使用可能な立体駐車場51としているものである。こ
の分解再使用可能な立体駐車場51は、例えば博覧会な
ど半年あるいは1年間といった一定の期間のみ使用され
て、博覧会の閉会後は取り壊されて、取り壊した部材は
別の博覧会会場などで再使用されるものである。したが
って、立体駐車場51の駐車スペース52の周囲に一般
の立体駐車場のように白線を引いておくと、共通の部材
で多く構成されているため、分解して再び組み立てた場
合には前回に引いた白線が駐車スペース52に関係なく
現れることになる。
【0078】そこで、このような分解して再使用するよ
うな立体駐車場51にあっては、駐車スペース52の周
囲には白線を引かずに、駐車スペース52として認識で
きるような手段を用いている。すなわち、図20では床
面10の中央部分には自動車が走行する通路53の両側
に複数の駐車スペース52を形成し、駐車スペース52
間の通路53側に図19に示す車輪位置決め体3’を配
設するようにしたものである。図20に示す一点鎖線が
本来白線を引くラインである。上述のように、かかる立
体駐車場51では駐車スペース52を識別するための白
線は全く引かず、そのポイントとなる箇所に車輪位置決
め体3’を配設している。そして、運転者が良く見える
ように車輪位置決め体3’は黄色に着色している。
【0079】自動車を駐車スペース52に入れる場合
に、タイヤが車輪位置決め体3’の上に乗らずに入れる
と自動車を駐車スペース52内にうまく駐車することが
できるようになっている。しかし、自動車を駐車スペー
ス52に入れる途中で車輪位置決め体3’の上に乗って
しまうと、最後まで自動車を入れても駐車スペース52
内にうまく入れることができず、駐車スペース52内の
一方に寄り過ぎていることになる。したがって、駐車ス
ペース52に自動車を入れる途中でタイヤが車輪位置決
め体3’の上に乗ったと運転者が感じた場合には、自動
車を最後まで入れずに、ハンドルを切りなおして自動車
を入れなおすことで、自動車を駐車スペース52内に早
く入れることができる。
【0080】また、車輪位置決め体3’を通路53側の
駐車スペース52の間にそれぞれ列設することで、複数
の車輪位置決め体3’は通路53に沿って点線状に配列
された状態となり、通路53と駐車スペース52との識
別も容易となる。
【0081】(第16の実施の形態)図21は第16の
実施の形態を示している。この実施の形態も上記車輪位
置決め体3の応用例であり、上記の車輪位置決め体3の
大きさを適宜に変更した大きさに車輪位置決め体3”を
形成したものである。したがって、この車輪位置決め体
3”も上記と同様に固定板5と略コ字型の棒体4とで構
成されている。なお、棒体4は略U字状のものを用いて
も良い。
【0082】図22は上記の車輪位置決め体3”を立体
駐車場51の床面10にボルトなどで配設したものであ
り、車輪位置決め体3”の配設箇所は消火器54の側方
の駐車スペース52内の床面10である。上記消火器5
4は防災安全上、立体駐車場51の床面10に多数設置
されるようになっており、その置き場所は一般にスペー
スの関係から駐車スペース52間の白線部分に設置され
るものである。なお、図22では白線は引かれておら
ず、識別用の車輪位置決め体3’の後方に設置されてい
る。一般の立体駐車場では駐車スペース52間の白線上
に設置される。
【0083】そして、駐車スペース52間が比較的狭い
立体駐車場51では、自動車を駐車スペース52の奥の
方の正規に場所に位置決めすれば、ドアをあけても消火
器54には当たらないようになっているが、自動車を通
路53側に寄って止めると、ドアをあけた時にドアが消
火器54に当たって乗り降りができない問題が生じる。
そこで、自動車を駐車スペース52内に入れた時にドア
のところに上記車輪位置決め体3”があると、ドアをあ
けても消火器54にドアが当たることを、車輪位置決め
体3”により利用者に知らせるようにしているものであ
る。
【0084】また、この車輪位置決め体3”は容易に認
識できるように、例えば黄色で着色している。したがっ
て、運転者は車輪位置決め体3”、つまり消火器54が
あることを認識できて、ドアをあけても容易に乗り降り
ができるように自動車を駐車スペース52内に停止させ
ることができる。さらに、車輪位置決め体3”を黄色に
着色していることで、駐車スペース52内に設置されて
いる車輪位置決め体3”を容易に発見できて、火災等の
非常には迅速に消火器54による消火活動を行なうこと
ができる。
【0085】なお、図22では白線を引かないで分解し
て再使用可能な立体駐車場51の場合について説明した
が、床面10に白線を引いて駐車スペース52を線引き
する場合においても、車輪位置決め体3”を設置するよ
うにしても良いのはもちろんである。
【0086】(第17の実施の形態)第17の実施の形
態を図23及び図24に示す。この実施の形態において
は、ストッパー部2と鉄板等の金属製からなる平板状の
載置板33で構成される車輪位置決め体3とで車輪止め
本体1を構成しているものである。車輪位置決め体3を
構成する載置板33の横幅はストッパー部2の横幅と略
同一に形成されており、載置板33の先端部には横方向
の全長にわたって突条部34が折曲形成されている。
【0087】載置板33の上記突条部34は略円弧状に
形成されていて、この突条部34によりタイヤが当たっ
て乗り越える感触を運転者がつかむものである。また、
車輪位置決め体3はストッパー部2とは別個に床面10
にボルト等により固定されるものであり、そのボルト挿
通用の穴35がストッパー部2側に複数穿孔されてい
る。載置板33が床面10に固定された場合には、載置
板33の下面全体が床面10に接触して固定されるよう
になっており、従来のように載置板33の下面と床面1
0との間には空間は生じないようになっている。したが
って、タイヤが載置板33の上に乗っても載置板33は
変形せず、破損もすることがない。
【0088】この実施の形態においては、第1の実施の
形態と同様に車輪位置決め体3だけの後付けが可能とな
り、そのため、既存の駐車場にも容易に設置することが
できる。また、載置板33の突条部34の形状も円弧状
に限らず、三角形状や四角形状でも良い。
【0089】(第18の実施の形態)図25は第18の
実施の形態を示し、基本的には第17の実施の形態の場
合と同様であるが、車輪位置決め体3を細幅に形成した
ものである。この車輪位置決め体3は先の実施の形態と
同様の突条部34と平板部36とで構成されており、平
板部36には床面10に車輪位置決め体3を固定するた
めのボルト挿通用の穴37が複数穿孔されている。ま
た、穴37に挿通するボルトの頭部はタイヤを傷つけな
いように平たく、あるいは丸く形成したものを使用す
る。
【0090】この実施の形態においては、車輪位置決め
体3の突条部34をタイヤが乗り越えると、床面10に
直接乗る形となり、車輪位置決め体3にはタイヤはほと
んど乗らない。また、車輪位置決め体3の大きさは、図
23の場合と比べ非常に小さくなるので、コストを非常
に安価にすることができる。また、車輪位置決め体3自
体の重量も軽くすることができる。したがって、大きな
駐車場の場合には、全体の重量を非常に軽くすることが
できる。
【0091】(第19の実施の形態)第19の実施の形
態を図26〜図28に示す。この実施の形態は全体の構
成は図23に示す場合と同様であるが、突条部34の構
造を異ならせている。すなわち、図23及び図25の場
合では載置板33の前端部分を横方向全長にわたって円
弧状に湾曲して形成していたが、この実施の形態では突
条部34をプレス加工により上面に突設して形成してい
るものである。上記突条部34の形成部分は載置板33
の横方向全長にわたって形成しているのではなく、載置
板33の横方向の両側を少し残して突条部34を形成し
ており、突条部34の両側の面はなだらかな面としてい
る。なお、図27は突条部34の横方向の断面図を示
し、図28は突条部34の縦方向の断面図を示してい
る。
【0092】上記図23及び図25に示すように、突条
部34を載置板33の横方向全長にわたって形成してい
る場合には、突条部34の両側の部分が少し尖った状態
となり、この突条部34の両側にタイヤが乗ってハンド
ルを切った場合にタイヤに傷を付けるおそれがある。特
に、今の自動車のハンドルはパワーステアリングとなっ
ており、運転者が少々の突部(突条部34)があっても
軽くハンドルを切ることができるので、なおさらタイヤ
に傷を付ける公算が大となる。そこで、図26に示すよ
うに、突条部34を載置板33の横方向全長にわたって
形成せずに、プレス加工により突条部34の両側や突設
している部分をなだらかな曲面とすることで、突条部3
4によりタイヤに傷を付けるのを防止するようにしてい
る。
【0093】(第20の実施の形態)次に、図29に第
20の実施の形態を示す。この実施の形態は図25に対
応した実施の形態であり、細幅の車輪位置決め体3の前
部側に図26に示す場合と同様に突条部34をプレス加
工により形成している。したがって、この実施の形態に
おいても、なだらかな曲面とした突条部34によりタイ
ヤを傷付けることもない。
【0094】(第21の実施の形態)第21の実施の形
態を図30に示す。この実施の形態では車輪止め本体1
を構成する車輪位置決め体3を、直線状の棒体56と、
この棒体56の両側を床面10へ固定するための一対の
押さえ板57とで構成している。この棒体56は円柱状
の棒でも、また、パイプでも良い。さらに棒体56の形
状は円形だけでなく、四角形、五角形、六角形等の多角
形でも良い。この実施の形態では、車輪位置決め体3を
直線状の棒体56と、押さえ板57とで構成しているの
で、コスト的に非常に安価に形成でき、しかも車輪位置
決め体3の重量も軽くすることができる。
【0095】ところで、上記各実施の形態において、車
輪止め本体1のストッパー部2の形状を四角柱状や四角
筒状のものとして説明したが、これらの形状に限定され
るものではない。例えば、円柱状や円筒状、あるいは多
角柱状、多角筒状の場合でも本発明を適用することがで
きる。また、ストッパー部2及び車輪位置決め体3の材
料としては、上述したように、それぞれ合成樹脂製、F
RP、コンクリート製、鉄等の金属製を使用したり、こ
れらの材料を組み合わせて車輪止め本体1を構成しても
良い。
【0096】上記の各実施の形態において、車輪止め本
体1をストッパー部2と車輪位置決め体3とで構成し、
車輪位置決め体3をストッパー部2とは別部材としてい
る場合には、該ストッパー部2自体が既に立体駐車場の
駐車スペースに設置されている場合に、車輪位置決め体
3を後付けすることができるので、駐車スペースにタイ
ヤの位置決め機能を付加するのにコスト的に安価にでき
る。しかも、車輪位置決め体3はストッパー部2に対し
て別部材となっているため、既設のストッパー部2を壊
すことなく、車輪位置決め体3の設置作業だけで、車輪
の位置決め機能を容易に付加することができる。
【0097】(第22の実施の形態)図31及び図32
に第22の実施の形態を示す。この実施の形態では、平
板状の車輪位置決め体3と、この車輪位置決め体3の後
部の上面に固着されたストッパー部2とで車輪止め本体
1を構成している。車輪位置決め体3は略L型に形成さ
れており、車輪位置決め体3の上部には断面を円弧状と
した突条部40が横方向の全長にわたって一体に折曲形
成されている。この突条部40にタイヤが当たって乗り
越える感触を運転者が得ることで、運転者はタイヤの位
置決めを容易に知ることができる。また、車輪位置決め
体3の後部は後板41が一体に立設されており、この後
板41の内面と車輪位置決め体3の上面との間の角部に
断面を略コ字型としたストッパー部2を溶接等で固着し
ている。
【0098】車輪止め本体1のストッパー部2の一端側
には接続片43が、他端側には接続片44がそれぞれ一
体に折曲形成されており、一方の接続片43は車輪位置
決め体3の上面に固着され、他方の接続片44は後板4
1の内面に固着されるようになっている。また、ストッ
パー部2の前面はタイヤがスムーズに接触するようにテ
ーパ面45が形成されている。このテーパ面45により
ストッパー部2に衝撃を与えにくくして、ストッパー部
2の破損を少なくできる。この車輪止め本体1は、スト
ッパー部2と車輪位置決め体3とは一体に構成されてお
り、床面10への固定はボルト止めにて行なうようにな
っている。そのため、車輪位置決め体3のストッパー部
2側にはボルト挿通用の穴42が複数穿孔されている。
【0099】車輪止め本体1を床面10に固定した状態
では、図32に示すように車輪止め本体1つまり車輪位
置決め体3の下面は全体にわたって床面10に接触して
おり、従来のように空間部は形成されない。したがっ
て、タイヤが車輪位置決め体3の上面に乗っても車輪位
置決め体3は変形したり、破損することはない。また、
車輪位置決め体3の突条部40にタイヤが当たって乗り
越えたことの感触を運転者が得ることで、タイヤは車輪
止め本体1の正常な位置に停止していることを運転者は
容易に知ることができる。しかも、タイヤをストッパー
部2に当たるまで進める必要がなく、駐車スペース内に
完全に自動車を車庫入れすることができる。
【0100】(第23の実施の形態)図33は第23の
実施の形態を示しており、ストッパー部2の長さを横方
向に長く形成し、自動車の左右のタイヤに対応させたも
のである。したがって、ストッパー部2と、このストッ
パー部2の両側に位置する車輪位置決め体3とで車輪止
め本体1を構成している。ここで、ストッパー部2は、
左右の車輪位置決め体3の跨がるようにして溶接等で固
定されるものであり、突条部40を形成した車輪位置決
め体3の構成は図31の場合と同様なので、説明は省略
する。
【0101】したがって、この実施の形態においては、
図31の場合とは異なり、車輪止め本体1は2つの車輪
位置決め体3を備えていることで、駐車スペースの所定
の位置にそのまま設置すれば良く、左右の車輪止め本体
1の間隔をとることなく、容易に設置することができ
る。したがって、車輪止め本体1の施工時間を大幅に短
縮することができる。
【0102】(第24の実施の形態)第24の実施の形
態を図34に示す。この実施の形態は図31及び図33
に対応した実施の形態を示し、ストッパー部2のテーパ
面45を途中から形成したものであり、他の構成は同じ
であるので、説明は省略する。
【0103】(第25の実施の形態)図35は第25の
実施の形態を示し、テーパ面45等の他全体の構成は図
34の場合と同様であるが、車輪位置決め体3の突条部
40が図26の場合(図26の突条部34)と同様に形
成したものである。すなわち、この実施の形態の突条部
40をプレス加工で突設し、しかも、突条部40は車輪
位置決め体3の横方向全長にわたって形成せず、図26
に示す突条部34と同様に形成しているものである。
【0104】(第26の実施の形態)第26の実施の形
態を図36に示す。この実施の形態では、車輪止め本体
1の車輪位置決め体3の先端部を2枚に折り曲げた折り
曲げ部50を形成し、この折り曲げ部50により自動車
のタイヤが車輪止め本体1に接触して乗り越える感触を
得るようにしたものである。この実施の形態における車
輪位置決め体3の折り曲げ部50では、車輪位置決め体
3の先端部を単に折り曲げて形成しているだけなので、
容易に形成することができる。
【0105】(第27の実施の形態)第27の実施の形
態を図37に示す。この実施の形態では車輪位置決め体
3の先端部の折り曲げ部50を略三角形状に折り曲げた
ものである。したがって、折り曲げ部50の折り曲げ角
度を適宜に変更することで、床面10からの高さを任意
に設定することができる。すなわち、ユーザーの要望に
応じてタイヤが乗り上げる高さを設定して、設置するこ
とができる。
【0106】なお、上記図31〜図37に示す各実施の
形態において車輪止め本体1の材料としては、コンクリ
ート、鉄板等の金属製、合成樹脂製、FRP等のいずれ
を用いても良いし、また、これらの材料を車輪位置決め
体3、ストッパー部2に組み合わせて用いても良い。車
輪止め本体1に合成樹脂製、FRPを用いた場合には、
車輪止め本体1自体の重量を軽くすることができる。し
たがって、立体駐車場等では柱や梁にかかる荷重を少な
くすることができる。
【0107】また、図31〜図35に示す各実施の形態
において、ストッパー部2の形状を断面が略コ字型とし
ているが、四角柱状、四角円筒状としたり、これらのス
トッパー部2の側面に図示するテーパ面45を形成する
ようにしても良い。
【0108】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の駐車場の車輪位
置決め装置によれば、既にストッパー部が設置されてい
る既存の駐車場に車輪位置決め機能を付加する場合に
は、従来の車輪位置決め装置であれば、既存のストッパ
ー部を取り外して設置作業を行なう必要があるが、本発
明では、突条部分を備えた車輪位置決め体だけを駐車場
の床面に設置すれば良いものであり、そのため、安価に
設置することができる。さらに、自動車を駐車スペース
内に入れる場合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部
分を乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるも
のであり、運転者が突条部分を乗り越えたという感触を
得て自動車を停止させることで、自動車を駐車スペース
の白線内に位置決めすることができる。したがって、駐
車スペース内への車庫入れが非常に容易に行なえる。ま
た、タイヤが突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車ス
ペース内に車庫入れができるので、その場で自動車の進
行を停止させることで、タイヤがストッパー部まで進む
ことが少なくなり、ストッパー部にタイヤが当たること
によるストッパー部の破損を従来と比べて非常に少なく
することができる。また、タイヤが車輪位置決め体の突
条部分を乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえ
るので、車体に一体的に取り付けられている泥よけがス
トッパー部に当たることがほとんどなくなり、該泥よけ
の破損が防止できる。
【0109】また、請求項2記載の駐車場の車輪位置決
め装置によれば、既にストッパー部が設置されている既
存の駐車場に車輪位置決め機能を付加する場合には、従
来の車輪位置決め装置であれば、既存のストッパー部を
取り外して設置作業を行なう必要があるが、本発明で
は、突条部分を備えた車輪位置決め体だけを駐車場の床
面に設置すれば良いものであり、そのため、安価に設置
することができる。さらに、自動車を駐車スペース内に
入れる場合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を
乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるもので
あり、運転者が突条部分を乗り越えたという感触を得て
自動車を停止させることで、自動車を駐車スペースの白
線内に位置決めすることができる。したがって、駐車ス
ペース内への車庫入れが非常に容易に行なえる。また、
タイヤが突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペー
ス内に車庫入れができるので、その場で自動車の進行を
停止させることで、タイヤがストッパー部まで進むこと
が少なくなり、ストッパー部にタイヤが当たることによ
るストッパー部の破損を従来と比べて非常に少なくする
ことができる。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部
分を乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるの
で、車体に一体的に取り付けられている泥よけがストッ
パー部に当たることがほとんどなくなり、該泥よけの破
損が防止できる。
【0110】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0111】さらに、請求項3記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場
合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越え
るだけで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運
転者が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を
停止させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位
置決めすることができる。したがって、駐車スペース内
への車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが
突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車
庫入れができるので、その場で自動車の進行を停止させ
ることで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なく
なり、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッ
パー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることがで
きる。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り
越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体
に一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に
当たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止
できる。
【0112】請求項4記載の駐車場の車輪位置決め装置
によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合には、
タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだけ
で、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者が
突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止さ
せることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決め
することができる。したがって、駐車スペース内への車
庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条部
分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入れ
ができるので、その場で自動車の進行を停止させること
で、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくなり、
ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパー部
の破損を従来と比べて非常に少なくすることができる。
また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越える
だけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に一体
的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当たる
ことがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止でき
る。
【0113】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0114】また、請求項5記載の駐車場の車輪位置決
め装置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合
には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越える
だけで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転
者が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停
止させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置
決めすることができる。したがって、駐車スペース内へ
の車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突
条部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫
入れができるので、その場で自動車の進行を停止させる
ことで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくな
り、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパ
ー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることができ
る。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に
一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当
たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止で
きる。
【0115】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0116】また、ストッパー部の長さを自動車の左右
のタイヤに対応させた長さとして、該ストッパー部を1
つとしているので、新たに車輪止め本体を駐車場の床面
に設置する場合には、ストッパー部の設置作業が1回で
済み、車輪止め本体の施工作業を簡素化できて、施工時
間も短縮することができる。ここで、駐車場における車
輪止め本体の数は駐車場自体の大きさにもよるが、一般
には非常に多いものであるため、駐車場全体における車
輪止め本体の施工を非常に短縮することができる。
【0117】請求項6記載の駐車場の車輪位置決め装置
によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合には、
タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだけ
で、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者が
突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止さ
せることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決め
することができる。したがって、駐車スペース内への車
庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条部
分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入れ
ができるので、その場で自動車の進行を停止させること
で、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくなり、
ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパー部
の破損を従来と比べて非常に少なくすることができる。
また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越える
だけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に一体
的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当たる
ことがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止でき
る。
【0118】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0119】また、ストッパー部及び車輪位置決め体の
長さをそれぞれ自動車の左右のタイヤに対応させた長さ
として、それぞれ1つだけとしており、そのため、スト
ッパー部と車輪位置決め体とをそれぞれ1つずつ駐車場
の床面に設置するだけで、左右のタイヤに対応する車輪
止め本体を一度で設置作業を完了することができる。し
たがって、駐車場の面積が大きくなればなるほど、車輪
止め本体の設置作業を大幅に簡素化でき、且つ施工時間
を大幅に短縮することができる。
【0120】また、請求項7記載の駐車場の車輪位置決
め装置によれば、車輪位置決め体の下面の略全体を駐車
場の床面に接触して配設しているため、自動車が車輪位
置決め体に乗って乗り越える場合や、車輪位置決め体に
乗った状態で停止した場合でも、車輪位置決め体は変形
や破損は生じない。
【0121】請求項8記載の駐車場の車輪位置決め装置
によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合には、
タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだけ
で、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者が
突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止さ
せることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決め
することができる。したがって、駐車スペース内への車
庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条部
分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入れ
ができるので、その場で自動車の進行を停止させること
で、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくなり、
ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパー部
の破損を従来と比べて非常に少なくすることができる。
また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越える
だけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に一体
的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当たる
ことがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止でき
る。
【0122】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0123】また、ストッパー部と車輪位置決め体とを
接続片と固定板とを介して一体化して車輪止め本体を形
成しているので、車輪止め本体自体の見栄えも良く、ま
た、ストッパー部に対する車輪位置決め体の設置位置も
容易にできる。さらには、予めストッパー部と車輪位置
決め体とを連結固定しておくことで、車輪止め本体自体
の駐車場の床面への設置作業が簡素化されることにな
る。
【0124】請求項9記載の駐車場の車輪位置決め装置
によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合には、
タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだけ
で、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者が
突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止さ
せることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決め
することができる。したがって、駐車スペース内への車
庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条部
分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入れ
ができるので、その場で自動車の進行を停止させること
で、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくなり、
ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパー部
の破損を従来と比べて非常に少なくすることができる。
また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越える
だけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に一体
的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当たる
ことがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止でき
る。
【0125】さらには、車輪位置決め体を略口字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0126】また、ストッパー部と車輪位置決め体とを
接続片と固定板とを介して一体化して車輪止め本体を形
成しているので、車輪止め本体自体の見栄えも良く、ま
た、ストッパー部に対する車輪位置決め体の設置位置も
容易にできる。さらには、予めストッパー部と車輪位置
決め体とを連結固定しておくことで、車輪止め本体自体
の駐車場の床面への設置作業が簡素化されることにな
る。
【0127】さらに、自動車の左右のタイヤに対応させ
た長さのストッパー部として、このストッパー部を1つ
だけとしているので、寸法の短いストッパー部2つを設
置する必要がなく、ストッパー部の設置作業が簡素化で
き、また、全体としての車輪止め本体の設置作業時間を
短縮化することができる。
【0128】また、請求項10記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、車輪位置決め体を、略コ字型の棒体
と、この棒体の後部の両端間を架橋する細幅の固定板と
で構成しているので、車輪位置決め体の構造を簡素化で
きると共に、安価なコストで提供することができる。
【0129】さらに、請求項11記載の駐車場の車輪位
置決め装置によれば、車輪位置決め体の後部に折曲部を
形成し、この折曲部より前方の車輪位置決め体の部分の
下面を床面に接触させているため、自動車が車輪位置決
め体に乗って乗り越える場合や、車輪位置決め体に乗っ
た状態で停止した場合でも、車輪位置決め体は変形や破
損は生じない。
【0130】請求項12記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合に
は、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだ
けで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者
が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止
させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決
めすることができる。したがって、駐車スペース内への
車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条
部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入
れができるので、その場で自動車の進行を停止させるこ
とで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくな
り、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパ
ー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることができ
る。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に
一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当
たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止で
きる。
【0131】さらには、車輪位置決め体を略コ字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0132】また、車輪位置決め体の固定を床面ではな
く、ストッパー部への固定であるために、車輪位置決め
体の固定が容易であり、しかも、車輪位置決め体の両側
の後部をストッパー部にねじ止めしている構造なので、
車輪位置決め体のストッパー部への固定が非常に簡単と
なる。したがって、車輪止め本体の設置作業が容易とな
る。さらに、車輪位置決め体の構成も、単にコ字型に形
成し、両端にネジ部を螺刻しているだけなので、コスト
を安くすることができる。
【0133】また、請求項13記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場
合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越え
るだけで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運
転者が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を
停止させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位
置決めすることができる。したがって、駐車スペース内
への車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが
突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車
庫入れができるので、その場で自動車の進行を停止させ
ることで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なく
なり、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッ
パー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることがで
きる。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り
越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体
に一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に
当たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止
できる。
【0134】さらには、車輪位置決め体を略コ字型に形
成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイヤが
乗り越えた時には、タイヤは床面上に乗っているもので
あり車輪位置決め体にタイヤが乗っていないので、車輪
位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車時の自動車の
車輪位置決め体への荷重による破損や変形も全くないも
のである。
【0135】また、車輪位置決め体の固定を床面ではな
く、ストッパー部への固定であるために、車輪位置決め
体の固定が容易であり、しかも、車輪位置決め体の両側
の後部をストッパー部にねじ止めしている構造なので、
車輪位置決め体のストッパー部への固定が非常に簡単と
なる。したがって、車輪止め本体の設置作業が容易とな
る。さらに、車輪位置決め体の構成も、単にコ字型に形
成し、両端にネジ部を螺刻しているだけなので、コスト
を安くすることができる。しかも、筒状のストッパー部
内で車輪位置決め体とのねじ止めを行なっているので、
ストッパー部の反対の側面にネジ部が突出したり、ナッ
トが露出しないので、見栄えも良い。また、車輪位置決
め体の寸法を短くできるので、コストも安価にすること
ができる。
【0136】請求項14記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体の後部に折曲部を形成し、
この折曲部より前方の車輪位置決め体の部分の下面を床
面に接触させていることで、自動車が車輪位置決め体に
乗って乗り越える場合や、車輪位置決め体に乗った状態
で停止した場合でも、車輪位置決め体は変形や破損は生
じない。
【0137】また、請求項15記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、車輪位置決め体の前部の両側の内隅
に押さえ板をそれぞれ一体に形成し、この押さえ板を床
面にボルト止めしていることにより、車輪位置決め体の
前部の浮き上がりを防止することができ、運転者等に違
和感や不安を与えることもない。
【0138】請求項16記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体の前部を押さえる押さえ板
を設け、この押さえ板を床面にボルト止めすることで、
車輪位置決め体の前部の浮き上がりを防止することがで
き、運転者等に違和感や不安を与えることもない。
【0139】請求項17記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体を直線状の棒体で構成し、
この棒体の両側を押さえる押さえ板を設け、上記両押さ
え板を床面にそれぞれボルト止めすることで棒体を床面
に固定しているので、車輪位置決め体の設置が非常に簡
単にでき、しかも、部材も直線状の棒体と押さえ板だけ
なのでコスト的に安価にでき、さらには重量も軽量化で
きる。そのため、駐車場全体にかかる荷重も少なくで
き、柱や梁への負担を軽減できる。
【0140】また、請求項18記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、車輪位置決め体には、少なくとも略
コ字型で断面が円形の棒体を用いていることで、矩形状
ではなく円形なので、タイヤの乗り越えをスムーズを行
なしめ、またタイヤを傷つけることもない。
【0141】請求項19記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、既にストッパー部が設置されている既存の
駐車場に車輪位置決め機能を付加する場合には、従来の
車輪位置決め装置であれば、既存のストッパー部を取り
外して設置作業を行なう必要があるが、本発明では、突
条部分を備えた平板状の車輪位置決め体だけを駐車場の
床面に設置すれば良いものであり、そのため、安価に設
置することができる。さらに、自動車を駐車スペース内
に入れる場合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分
を乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるもの
であり、運転者が突条部分を乗り越えたという感触を得
て自動車を停止させることで、自動車を駐車スペースの
白線内に位置決めすることができる。したがって、駐車
スペース内への車庫入れが非常に容易に行なえる。ま
た、タイヤが突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車ス
ペース内に車庫入れができるので、その場で自動車の進
行を停止させることで、タイヤがストッパー部まで進む
ことが少なくなり、ストッパー部にタイヤが当たること
によるストッパー部の破損を従来と比べて非常に少なく
することができる。また、タイヤが車輪位置決め体の突
条部分を乗り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえ
るので、車体に一体的に取り付けられている泥よけがス
トッパー部に当たることがほとんどなくなり、該泥よけ
の破損が防止できる。
【0142】さらに、請求項20記載の駐車場の車輪位
置決め装置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる
場合には、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、
運転者が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車
を停止させることで、自動車を駐車スペースの白線内に
位置決めすることができる。したがって、駐車スペース
内への車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤ
が突条部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に
車庫入れができるので、その場で自動車の進行を停止さ
せることで、タイヤがストッパー部まで進むことが少な
くなり、ストッパー部にタイヤが当たることによるスト
ッパー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることが
できる。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗
り越えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車
体に一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部
に当たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防
止できる。
【0143】また、請求項21記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、既にストッパー部が設置されている
既存の駐車場に車輪位置決め機能を付加する場合には、
従来の車輪位置決め装置であれば、既存のストッパー部
を取り外して設置作業を行なう必要があるが、本発明で
は、突条部分を備えた細幅で略平板状の車輪位置決め体
だけを駐車場の床面に設置すれば良いものであり、その
ため、安価に設置することができる。さらに、自動車を
駐車スペース内に入れる場合には、タイヤが車輪位置決
め体の突条部分を乗り越えるだけで、タイヤの位置決め
が行なえるものであり、運転者が突条部分を乗り越えた
という感触を得て自動車を停止させることで、自動車を
駐車スペースの白線内に位置決めすることができる。し
たがって、駐車スペース内への車庫入れが非常に容易に
行なえる。また、タイヤが突条部分を乗り越えた時に自
動車は駐車スペース内に車庫入れができるので、その場
で自動車の進行を停止させることで、タイヤがストッパ
ー部まで進むことが少なくなり、ストッパー部にタイヤ
が当たることによるストッパー部の破損を従来と比べて
非常に少なくすることができる。また、タイヤが車輪位
置決め体の突条部分を乗り越えるだけで、タイヤの位置
決めが行なえるので、車体に一体的に取り付けられてい
る泥よけがストッパー部に当たることがほとんどなくな
り、該泥よけの破損が防止できる。
【0144】さらには、車輪位置決め体を細幅の平板状
に形成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイ
ヤが乗り越えた時には、タイヤはほとんど床面上に乗っ
ているものであり車輪位置決め体にタイヤが乗っていな
いので、車輪位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車
時の自動車の車輪位置決め体への荷重による破損や変形
も全くないものである。また、車輪位置決め体の大きさ
は非常に小さくなるので、コストを非常に安価にするこ
とができる。また、車輪位置決め体自体の重量も軽くす
ることができる。したがって、大きな駐車場の場合に
は、全体の重量を非常に軽くすることができる。
【0145】請求項22記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合に
は、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだ
けで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者
が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止
させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決
めすることができる。したがって、駐車スペース内への
車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条
部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入
れができるので、その場で自動車の進行を停止させるこ
とで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくな
り、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパ
ー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることができ
る。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に
一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当
たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止で
きる。
【0146】さらには、車輪位置決め体を細幅の平板状
に形成しているので、車輪位置決め体の突条部分をタイ
ヤが乗り越えた時には、タイヤはほとんど床面上に乗っ
ているものであり車輪位置決め体にタイヤが乗っていな
いので、車輪位置決め体への自動車の荷重はなく、駐車
時の自動車の車輪位置決め体への荷重による破損や変形
も全くないものである。また、車輪位置決め体の大きさ
は非常に小さくなるので、コストを非常に安価にするこ
とができる。また、車輪位置決め体自体の重量も軽くす
ることができる。したがって、大きな駐車場の場合に
は、全体の重量を非常に軽くすることができる。
【0147】請求項23記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合に
は、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだ
けで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者
が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止
させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決
めすることができる。したがって、駐車スペース内への
車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条
部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入
れができるので、その場で自動車の進行を停止させるこ
とで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくな
り、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパ
ー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることができ
る。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に
一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当
たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止で
きる。
【0148】請求項24記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、自動車を駐車スペース内に入れる場合に
は、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越えるだ
けで、タイヤの位置決めが行なえるものであり、運転者
が突条部分を乗り越えたという感触を得て自動車を停止
させることで、自動車を駐車スペースの白線内に位置決
めすることができる。したがって、駐車スペース内への
車庫入れが非常に容易に行なえる。また、タイヤが突条
部分を乗り越えた時に自動車は駐車スペース内に車庫入
れができるので、その場で自動車の進行を停止させるこ
とで、タイヤがストッパー部まで進むことが少なくな
り、ストッパー部にタイヤが当たることによるストッパ
ー部の破損を従来と比べて非常に少なくすることができ
る。また、タイヤが車輪位置決め体の突条部分を乗り越
えるだけで、タイヤの位置決めが行なえるので、車体に
一体的に取り付けられている泥よけがストッパー部に当
たることがほとんどなくなり、該泥よけの破損が防止で
きる。
【0149】また、左右の車輪位置決め体の後部の上面
に架橋した形でストッパー部を配設しているので、2つ
の車輪位置決め体と1つのストッパー部とで車輪止め本
体が一体化されており、そのため、新たに車輪止め本体
を駐車場の床面に設置する場合には、車輪止め本体の設
置作業が1回で済み、車輪止め本体の施工作業を簡素化
できて、施工時間も短縮することができる。ここで、駐
車場における車輪止め本体の数は駐車場自体の大きさに
もよるが、一般には非常に多いものであるため、駐車場
全体における車輪止め本体の施工を非常に短縮すること
ができる。
【0150】また、請求項25記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、車輪位置決め体の下面は略全体にわ
たって床面に接触して配設しているので、自動車が車輪
位置決め体に乗って乗り越える場合や、車輪位置決め体
に乗った状態で停止した場合でも、車輪位置決め体は変
形や破損は生じない。
【0151】請求項26記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体の突条部分は断面が円弧状
に形成されており、横方向全長にわたって形成されてい
るため、矩形状ではなく円形なので、タイヤの乗り越え
をスムーズを行なしめ、またタイヤを傷つけることもな
い。
【0152】請求項27記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体の突条部分は断面が円弧状
に形成されており、車輪位置決め体の両側の部分を残し
て横方向の略全長にわたって形成されているので、車輪
位置決め体の両側には尖った部分がなく、突条部分全体
がなだらかな曲面となり、そのため、タイヤをほとんど
傷付けることがない。
【0153】請求項28記載の駐車場の車輪位置決め装
置によれば、車輪位置決め体の突条部分は前部を折り曲
げて重合させたり、略三角形状に折り曲げていること
で、突条部分を容易に形成することができる。
【0154】また、請求項29記載の駐車場の車輪位置
決め装置によれば、車輪止め本体のストッパー部の前面
には傾斜面を形成しているので、ストッパー部へのタイ
ヤの接触をスムーズに行なえることができ、ストッパー
部に衝撃を与えにくくして、ストッパー部の破損を少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のタイヤの位置決め
状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態の車輪止め本体の分
解斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の車輪止め本体の設
置状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態の棒体に折曲部を形
成した場合の車輪止め本体の設置状態を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第7の実施の形態の車輪止め本体の
設置状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態の車輪止め本体の
設置状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第9の実施の形態の車輪止め本体の
設置状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の第10の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第11の実施の形態の車輪止め本体
の分解斜視図である。
【図15】本発明の第11の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す図である。
【図16】本発明の第12の実施の形態の車輪止め本体
の分解斜視図である。
【図17】本発明の第13の実施の形態の車輪止め本体
の分解斜視図図である。
【図18】本発明の第14の実施の形態の車輪位置決め
体の平面図である。
【図19】本発明の第15の実施の形態の車輪位置決め
体の平面図である。
【図20】本発明の第15の実施の形態の車輪位置決め
体を用いた立体駐車場の平面図である。
【図21】本発明の第16の実施の形態の車輪位置決め
体の平面図である。
【図22】本発明の第16の実施の形態の車輪位置決め
体を配設した状態を示す要部平面図である。
【図23】本発明の第17の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図24】本発明の第17の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す図である。
【図25】本発明の第18の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図26】本発明の第19の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図27】本発明の第19の実施の形態の突条部の横方
向の断面図である。
【図28】本発明の第19の実施の形態の突条部の縦方
向の断面図である。
【図29】本発明の第20の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図30】本発明の第21の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図31】本発明の第22の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図32】本発明の第22の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す図である。
【図33】本発明の第23の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図34】本発明の第24の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図35】本発明の第25の実施の形態の車輪止め本体
の設置状態を示す斜視図である。
【図36】本発明の第26の実施の形態の車輪止め本体
の要部側面図である。
【図37】本発明の第27の実施の形態の車輪止め本体
の要部側面図である。
【図38】従来例の車輪止め本体の斜視図である。
【図39】他の従来例の車輪止め本体の設置状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 車輪止め本体 2 ストッパー部 3 車輪位置決め体 4 棒体 5 固定板 6 穴 7 前部 10 床面 11 タイヤ 13 接続片 20 折曲部 23 押さえ板 26 押さえ板 33 載置板 34 突条部 40 突条部 41 後板 45 テーパ面 50 折り曲げ部 56 棒体 57 押さえ板

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場の床面(10)に駐車時の自動車
    のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー部(2)
    が予め設置された駐車場において、上記ストッパー部
    (2)の前方の床面(10)に配設され、タイヤ(1
    1)が乗り越える突条部分(4)を備え、この突条部分
    (4)を上記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ
    (11)の位置決めを行なう車輪位置決め体(3)を有
    することを特徴とする駐車場の車輪位置決め装置。
  2. 【請求項2】 駐車場の床面(10)に駐車時の自動車
    のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー部(2)
    が予め設置された駐車場において、上記ストッパー部
    (2)の前方の床面(10)に配設され、タイヤ(1
    1)が乗り越える突条部分(4)を備え、この突条部分
    (4)を上記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ
    (11)の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決め体
    (3)を有することを特徴とする駐車場の車輪位置決め
    装置。
  3. 【請求項3】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー
    部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面(1
    0)に配設され、タイヤ(11)が乗り越える突条部分
    (4)を備え、この突条部分(4)を上記タイヤ(1
    1)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置決めを行
    なう車輪位置決め体(3)とで車輪止め本体(1)を構
    成していることを特徴とする駐車場の車輪位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー
    部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面(1
    0)に配設され、タイヤ(11)が乗り越える突条部分
    (4)を備え、この突条部分(4)を上記タイヤ(1
    1)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置決めを行
    なう略口字型の車輪位置決め体(3)とで車輪止め本体
    (1)を構成していることを特徴とする駐車場の車輪位
    置決め装置。
  5. 【請求項5】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行ない、自動車の
    左右のタイヤ(11)に対応した横幅の寸法を有するス
    トッパー部(2)と、上記ストッパー部(2)の両側の
    前方の床面(10)にそれぞれ配設され、タイヤ(1
    1)が乗り越える突条部分(4)を備え、この突条部分
    (4)を上記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ
    (11)の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決め体
    (3)とで車輪止め本体(1)を構成していることを特
    徴とする駐車場の車輪位置決め装置。
  6. 【請求項6】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行ない、自動車の
    左右のタイヤ(11)に対応した横幅の寸法を有するス
    トッパー部(2)と、上記ストッパー部(2)の横幅寸
    法と略対応した長さを有し該ストッパー部(2)の前方
    の床面(10)に配設され、タイヤ(11)が乗り越え
    る突条部分(4)を備え、この突条部分(4)を上記タ
    イヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置
    決めを行なう略口字型の車輪位置決め体(3)とで車輪
    止め本体(1)を構成していることを特徴とする駐車場
    の車輪位置決め装置。
  7. 【請求項7】 上記車輪位置決め体(3)は、該車輪位
    置決め体(3)の下面の略全体が床面(10)に接触し
    て配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項6
    にいずれか記載の駐車場の車輪位置決め装置。
  8. 【請求項8】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー
    部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面(1
    0)に配設され、タイヤ(11)が乗り越える突条部分
    (4)を備え、この突条部分(4)を上記タイヤ(1
    1)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置決めを行
    なう略口字型の車輪位置決め体(3)とで車輪止め本体
    (1)を構成し、上記ストッパー部(2)の前面下部よ
    り接続片(13)を一体的に前方に向けて突設し、上記
    車輪位置決め体(3)の後部側を平板状の固定板(5)
    とし、この固定板(5)を上記接続片(13)に接続固
    定手段を介して固定していることを特徴とする駐車場の
    車輪位置決め装置。
  9. 【請求項9】 駐車場の床面(10)に配設され駐車時
    の自動車のタイヤ(11)の車止めを行ない、自動車の
    左右のタイヤ(11)に対応した横幅の寸法を有するス
    トッパー部(2)と、上記ストッパー部(2)の両側の
    前方の床面(10)にそれぞれ配設され、タイヤ(1
    1)が乗り越える突条部分(4)を備え、この突条部分
    (4)を上記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ
    (11)の位置決めを行なう略口字型の車輪位置決め体
    (3)とで車輪止め本体(1)を構成し、上記ストッパ
    ー部(2)の両側の前面下部より接続片(13)(1
    3)を一体的に前方に向けてそれぞれ突設し、上記車輪
    位置決め体(3)の後部側を平板状の固定板(5)と
    し、この左右の車輪位置決め体(3)の固定板(5)を
    上記接続片(13)(13)に接続固定手段を介してそ
    れぞれ固定していることを特徴とする駐車場の車輪位置
    決め装置。
  10. 【請求項10】 上記車輪位置決め体(3)を、略コ字
    型の棒体(4)と、この棒体(4)の後部の両端間を架
    橋する細幅の固定板(5)とで構成していることを特徴
    とする請求項1〜請求項10にいずれか記載の駐車場の
    車輪位置決め装置。
  11. 【請求項11】 上記車輪位置決め体(3)の後部に折
    曲部を形成し、この折曲部より前方の車輪位置決め体
    (3)の部分の下面を床面(10)に接触させているこ
    とを特徴とする請求項8又は請求項9記載の駐車場の車
    輪位置決め装置。
  12. 【請求項12】 駐車場の床面(10)に配設され駐車
    時の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパ
    ー部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面
    (10)に配設され、タイヤ(11)が乗り越える突条
    部分(4)を備え、この突条部分(4)を上記タイヤ
    (11)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置決め
    を行なう略コ字型の車輪位置決め体(3)とで車輪止め
    本体(1)を構成し、上記車輪位置決め体(3)の両側
    の後部を上記ストッパー部(2)にねじ止めしているこ
    とを特徴とする駐車場の車輪位置決め装置。
  13. 【請求項13】 駐車場の床面(10)に配設され駐車
    時の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なう筒状のス
    トッパー部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の
    床面(10)に配設され、タイヤ(11)が乗り越える
    突条部分(4)を備え、この突条部分(4)を上記タイ
    ヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の位置決
    めを行なう略コ字型の車輪位置決め体(3)とで車輪止
    め本体(1)を構成し、上記車輪位置決め体(3)の両
    側の後部を上記ストッパー部(2)にねじ止めすると共
    に、このねじ止め部分をストッパー部(2)内でしてい
    ることを特徴とする駐車場の車輪位置決め装置。
  14. 【請求項14】 上記車輪位置決め体(3)の後部に折
    曲部(20)を形成し、この折曲部(20)より前方の
    車輪位置決め体(3)の部分の下面を床面(10)に接
    触させていることを特徴とする請求項12又は請求項1
    3記載の駐車場の車輪位置決め装置。
  15. 【請求項15】 上記車輪位置決め体(3)の前部
    (7)の両側の内隅に押さえ板(23)(23)をそれ
    ぞれ一体に形成し、この押さえ板(23)(23)を床
    面(10)にボルト止めすることで車輪位置決め体
    (3)の前部(7)の浮き上がりを防止していることを
    特徴とする請求項1〜請求項14にいずれか記載の駐車
    場の車輪位置決め装置。
  16. 【請求項16】 上記車輪位置決め体(3)の前部
    (7)を押さえる押さえ板(26)を設け、この押さえ
    板(26)を床面(10)にボルト止めすることで車輪
    位置決め体(3)の前部(7)の浮き上がりを防止して
    いることを特徴とする請求項1〜請求項14にいずれか
    記載の駐車場の車輪位置決め装置。
  17. 【請求項17】 上記車輪位置決め体(3)を直線状の
    棒体(56)で構成し、この棒体(56)の両側を押さ
    える押さえ板(57)(57)を設け、上記両押さえ板
    (57)(57)を床面(10)にそれぞれボルト止め
    することで棒体(56)を床面(10)に固定している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14にいずれか記載
    の駐車場の車輪位置決め装置。
  18. 【請求項18】 上記車輪位置決め体(3)には、少な
    くとも略コ字型で断面が円形の棒体(4)を用いている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項17にいずれか記載
    の駐車場の車輪位置決め装置。
  19. 【請求項19】 駐車場の床面(10)に駐車時の自動
    車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー部
    (2)が予め設置された駐車場において、上記ストッパ
    ー部(2)の前方の床面(10)に配設され、前部にタ
    イヤ(11)が乗り越える突条部分(34)を備え、こ
    の突条部分(34)を上記タイヤ(11)が乗り越えた
    時に該タイヤ(11)の位置決めを行なう平板状の車輪
    位置決め体(3)を有することを特徴とする駐車場の車
    輪位置決め装置。
  20. 【請求項20】 駐車場の床面(10)に配設され駐車
    時の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパ
    ー部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面
    (10)に配設され、前部にタイヤ(11)が乗り越え
    る突条部分(34)を備え、この突条部分(34)を上
    記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の
    位置決めを行なう平板状の車輪位置決め体(3)とで車
    輪止め本体(1)を構成していることを特徴とする駐車
    場の車輪位置決め装置。
  21. 【請求項21】 駐車場の床面(10)に駐車時の自動
    車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパー部
    (2)が予め設置された駐車場において、上記ストッパ
    ー部(2)の前方の床面(10)に配設され、前部にタ
    イヤ(11)が乗り越える突条部分(34)を備え、こ
    の突条部分(34)を上記タイヤ(11)が乗り越えた
    時に該タイヤ(11)の位置決めを行なう細幅で略平板
    状の車輪位置決め体(3)を有することを特徴とする駐
    車場の車輪位置決め装置。
  22. 【請求項22】 駐車場の床面(10)に配設され駐車
    時の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッパ
    ー部(2)と、上記ストッパー部(2)の前方の床面
    (10)に配設され、前部にタイヤ(11)が乗り越え
    る突条部分(34)を備え、この突条部分(34)を上
    記タイヤ(11)が乗り越えた時に該タイヤ(11)の
    位置決めを行なう細幅で平板状の車輪位置決め体(3)
    とで車輪止め本体(1)を構成していることを特徴とす
    る駐車場の車輪位置決め装置。
  23. 【請求項23】 床面(10)に配設され、前部にタイ
    ヤ(11)が乗り越える突条部分(40)を備え、この
    突条部分(40)を上記タイヤ(11)が乗り越えた時
    に該タイヤ(11)の位置決めを行ない、後部には後板
    (41)を立設した断面が略L型で平板状の車輪位置決
    め体(3)と、この車輪位置決め体(3)の後部の上面
    に配設され、駐車時の自動車のタイヤ(11)の車止め
    を行なうストッパー部(2)とで車輪止め本体(1)を
    構成していることを特徴とする駐車場の車輪位置決め装
    置。
  24. 【請求項24】 床面(10)に左右一対で配設され、
    前部にタイヤ(11)が乗り越える突条部分(40)を
    備え、この突条部分(40)を上記タイヤ(11)が乗
    り越えた時に該タイヤ(11)の位置決めを行ない、後
    部には後板(41)を立設した断面が略L型で平板状の
    車輪位置決め体(3)(3)と、この左右の車輪位置決
    め体(3)(3)の後部の上面に架橋して配設され、駐
    車時の自動車のタイヤ(11)の車止めを行なうストッ
    パー部(2)とで車輪止め本体(1)を構成しているこ
    とを特徴とする駐車場の車輪位置決め装置。
  25. 【請求項25】 上記車輪位置決め体(3)の下面は略
    全体にわたって床面(10)に接触して配設されている
    ことを特徴とする請求項19〜請求項24にいずれか記
    載の駐車場の車輪位置決め装置。
  26. 【請求項26】 上記車輪位置決め体(3)の突条部分
    (34)(40)は断面が円弧状に形成されており、横
    方向全長にわたって形成されていることを特徴とする請
    求項19〜請求項25にいずれか記載の駐車場の車輪位
    置決め装置。
  27. 【請求項27】 上記車輪位置決め体(3)の突条部分
    (34)(40)は断面が円弧状に形成されており、車
    輪位置決め体(3)の両側の部分を残して横方向の略全
    長にわたって形成されていることを特徴とする請求項1
    9〜請求項25にいずれか記載の駐車場の車輪位置決め
    装置。
  28. 【請求項28】 上記車輪位置決め体(3)の突条部分
    (50)は前部を折り曲げて重合または断面を略三角形
    状に折り曲げていることを特徴とする請求項19〜請求
    項25にいずれか記載の駐車場の車輪位置決め装置。
  29. 【請求項29】 上記車輪止め本体(1)のストッパー
    部(2)の前面には傾斜面(45)を形成していること
    を特徴とする請求項23または請求項24記載の駐車場
    の車輪位置決め装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7527128B2 (en) * 2002-05-17 2009-05-05 Apm Terminals North America, Inc. Pinless wheel bumper block
JP2010220916A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Sanki Eng Co Ltd 親綱張架用支柱及び親綱張架装置
KR101705087B1 (ko) * 2016-03-31 2017-02-14 오철규 완경사 배면 주차 스토퍼

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