JPH09177038A - 車輌の路面障害体 - Google Patents

車輌の路面障害体

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JPH09177038A
JPH09177038A JP35193595A JP35193595A JPH09177038A JP H09177038 A JPH09177038 A JP H09177038A JP 35193595 A JP35193595 A JP 35193595A JP 35193595 A JP35193595 A JP 35193595A JP H09177038 A JPH09177038 A JP H09177038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
hollow
hollow bag
liquid
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP35193595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsuda
義弘 松田
Kunio Hatanaka
邦夫 畑中
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Individual
Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が車輌の速度を落とさずに通過すると
激しい衝撃を受け、車輌の速度を落とすと殆ど衝撃を受
けることがなく、スムーズに通過することのできる車輌
の路面障害体とし、以て歩行者の安全と車輌事故の防止
を図る。 【解決手段】 長方形の取り付け板1上に、弾性材より
成る中空袋状体2を形成する。中空袋状体2の内部を長
さ方向に仕切り壁3で数室4に区画する。仕切り壁3に
連通孔5を穿設する。中空袋状体2内に液体又は気体を
余裕をもって充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の速度を抑制
させることにより歩行者を保護したり、車輌同士の事故
の減少を図るものであって、大通りから小路への侵入
口、或いは小路から大通りへの出口、車輌の一時停止標
識の設置箇所等の路面に設置される車輌の路面障害体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌の速度を抑制させるために、
路面に「徐行」の文字を直接表示するか、或いはハンプ
と称する断面半円状の剛性の長尺体を道路の延長方向に
直交するように設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、交通事故は増加
の一途をたどっているが、速度の出し過ぎを原因とする
ものが多い。そして人身事故は歩道と車道との区別がさ
れていない小路が多く、又車輌同士の事故としては、小
路から大通りへ出る時の安全速度違反や大通りから小路
へ侵入する時の安全速度違反が多い。又、一時停止箇所
の標識の見落としによる事故も少なくない。
【0004】そこで、運転者の注意を促すために、従来
上記の様な対策を講じていたのであるが、路面に「徐
行」の文字を表示しても運転者の判断まかせとなり、強
制力はない。又、ハンプを設置すると20km/h以上
の速度で通過すると激しい衝撃を受けるため、運転者は
速度を落とさざるを得ないのであるが、しかし速度を落
として通過しても剛体のため、車輌の揺れが大きく運転
者は不快感を覚え不評である。 又、一時停止の標識を
設置しても見落としたり、或いは意識的に停止せず進行
する違反車輌も後を断たない。
【0005】上記点より本発明は、運転者が車輌の速度
を落とさずに通過すると激しい衝撃を受け、車輌の速度
を落とすと殆ど衝撃を受けることがなく、不快感も覚え
ずにスムーズに通過することのできる車輌の路面障害体
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、長方形の取り
付け板上に、長さ方向に内部を仕切り壁で数室に区画さ
れた弾性材より成る中空袋状体が形成され、前記仕切り
壁に連通孔が穿設されると共に、中空袋状体内に液体が
余裕をもって充填されていることを特徴とするものであ
る。又、本発明は中空袋状体内に気体を充填することも
できる。
【0007】又、本発明は長方形の取り付け板上に、内
部に液体が充填された弾性材より成る中空袋状体が形成
されると共に、別途に区画室が設けられ、この区画室内
と前記中空袋状体内がパイプで連結され、区画室内に空
気室が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】依って、本発明を路面の延長方向と直交し
て路面上に設置し、車輌のタイヤが中空袋状体上に乗り
上げた場合、ゆっくりと速度を落として通過すると車輌
の重量により、タイヤの乗り上げた中空袋状体の箇所の
室内の液体又は気体が圧迫を受け、液体又は気体は中空
袋状体内に余裕をもって充填されているため、仕切り壁
の連通孔より隣室へ流れ、タイヤの乗り上げた箇所は凹
み、隣室は膨らむのである。従って、ゆっくりと速度を
落として中空袋状体を通過すれば、段差も殆ど生ぜず、
衝撃を受けることなく通過できる。又、請求項3の本発
明では、車輌のタイヤが中空袋状体上に乗り上げた場
合、中空袋状体内の液体が圧迫を受け、別途に道路に埋
設した区画室内の空気室に流れ込み、タイヤの乗り上げ
た箇所は凹み、前同様段差も殆ど生じない。
【0009】又、逆に車輌が速度を落とさずに通過する
と、タイヤが中空袋状体上に乗り上げた箇所の室内の液
体又は気体の隣室への移動、請求項2の発明に於いては
別途に設けた区画室への移動が通過速度に追いつかず、
タイヤの乗り上げた箇所は凹む間がない。従って、速度
を落とさずに中空袋状体を通過すれば、中空袋状体はあ
たかも剛体の如くの挙動を示し、大きな段差を乗り越え
ることになり、激しい衝撃を受けるため運転者は車輌の
速度を落とさざるを得なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は本発明の一実施の形態を示
す斜視図、図2は同上の断面図、図3は同上の使用状態
を示す断面図、図4は請求項3記載の本発明の一実施の
形態を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【0011】図1乃至図3に於いて、本発明車輌の路面
障害体は長方形の取り付け板1上の長さ方向に、取り付
け板1の周囲を残して中空袋状体2が形成されている。
中空袋状体2はゴム等の弾性材により形成され、内部は
長さ方向に仕切り壁3により複数の室4に区画されてい
る。
【0012】各仕切り壁3の下部の中央に隣室に通じる
連通孔5が穿設されると共に、各室4内には水等の液体
又は空気等の気体が余裕をもって充填されている。各室
4内の液体又は気体は連通孔5より隣室へ移動可能とな
っている。
【0013】又、前記取り付け板1の周囲には複数のボ
ルト挿通孔6が穿設され、路面に直交してアンカーボル
ト7により路面に固定される。取り付け板1は中空袋状
体2と同様ゴム等の弾性材で形成され、中空袋状体2と
一体化されているが、取り付け板1は必ずしも弾力性を
有する必要はなく、硬質材で形成することもできる。
尚、図中8は車輌である。
【0014】次に、図4は請求項3記載の車輌の路面障
害体を示し、図1乃至図3と相当する箇所にはそれと同
一符号を付してある。この中空袋状体2は内部に仕切り
壁を有していない。そして中空袋状体2と別途に円筒形
の区画室9が設けられ、この区画室9と中空袋状体2が
パイプ10で連結されている。区画室9内の下方は液体
が充填され、上方は空気室11が形成されている。又区
画室9は硬質材で形成され、道路に埋設されるか道路脇
に設置される。
【0015】
【発明の効果】本発明に依れば、車輌が本発明の路面障
害体を通過するに際し、運転者が車輌の速度を落として
ゆっくり通過すれば、タイヤの乗り上げた中空袋状体の
箇所は凹み、段差は小さくなり殆ど衝撃を受けることは
ないが、一定の速度以上で通過するとタイヤの乗り上げ
た中空袋状体の箇所が凹む間がなく、大きな段差のまま
であって激しい衝撃を受けるため、運転者は車輌の速度
を落とさざるを得なくなる。依って、本発明路面障害体
を大通りから小路への侵入口、或いは小路から大通りへ
の出口、車輌の一時停止標識の設置箇所等、その他必要
な場所に設置すれば歩行者の保護や車輌同士の事故の防
止を図ることができ、交通安全に寄与し得る有用な発明
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の使用状態を示す断面図である。
【図4】請求項3記載の本発明の一実施の形態を示す一
部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
1 取り付け板 2 中空袋状体 3 仕切り壁 4 室 5 連通孔 9 区画室 10 パイプ 11 空気室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の取り付け板上に、長さ方向に内
    部を仕切り壁で数室に区画された弾性材より成る中空袋
    状体が形成され、前記仕切り壁に連通孔が穿設されると
    共に、中空袋状体内に液体が余裕をもって充填されてい
    ることを特徴とする車輌の路面障害体。
  2. 【請求項2】 中空袋状体内に気体が充填されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の車輌の路面障害体。
  3. 【請求項3】 長方形の取り付け板上に、内部に液体が
    充填された弾性材より成る中空袋状体が形成されると共
    に、別途に区画室が設けられ、この区画室内と前記中空
    袋状体内がパイプで連結され、区画室内に空気室が設け
    られていることを特徴とする車輌の路面障害体。
JP35193595A 1995-12-26 1995-12-26 車輌の路面障害体 Pending JPH09177038A (ja)

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JP35193595A JPH09177038A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 車輌の路面障害体

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JPH09177038A true JPH09177038A (ja) 1997-07-08

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JP35193595A Pending JPH09177038A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 車輌の路面障害体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325624A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Kyoritsu Kenkyusho:Kk 車輌減速バンプ
EP2186943A1 (en) * 2007-07-06 2010-05-19 José Antonio Aguilera Galeote Device reducing speed of vehicles travelling on a roadway

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