JPH09174936A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09174936A
JPH09174936A JP7353899A JP35389995A JPH09174936A JP H09174936 A JPH09174936 A JP H09174936A JP 7353899 A JP7353899 A JP 7353899A JP 35389995 A JP35389995 A JP 35389995A JP H09174936 A JPH09174936 A JP H09174936A
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JP
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data
printing
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JP7353899A
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English (en)
Inventor
Naoki Oda
直樹 織田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速の安価なCPUを用いても、印字速度を
低下させることなく印字データを計数処理する。 【解決手段】 情報処理装置から受信した印字データを
記憶するプリントバッファ18と、プリントバッファ1
8に記憶された印字データを主走査方向に移動しながら
1バンド単位で印字する印字ヘッド21と、プリントバ
ッファ18に対して情報処理装置から受信した印字デー
タを転送して記憶させる際に、主走査方向の印字データ
のデータ総数を転送回数の計数により求めるハードロジ
ック回路からなるデータ計数部36と、データ総数を基
にして1バンド内の最大印字領域を求め、該最大印字領
域を上記印字ヘッド21の主走査方向の移動幅として印
字を実行させるCPU部38とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを主走
査することにより1バンド単位で印字する画像記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置には、通常、文字や図形からなるデータを視覚情報と
して記録するように、これらのデータを用紙に記録可能
な画像記録装置が接続されるようになっている(図2参
照)。この記録装置には、インパクト方式や感熱方式、
インクジェット方式等の各種の印字方式が採用されてい
るが、通常の記録装置は、これら方式の記録素子が複数
備えられた印字ヘッドを主走査して用紙に対する1バン
ド分の印字を行った後、この用紙を1バンド分副走査す
るという印字処理を繰り返すことにより用紙の全面に印
字するようになっている。
【0003】ところで、近年のウインドウズに代表され
るオペレーティングシステム(OS)においては、1画
面中に文字データおよび図形データが混在していても容
易に印字できるように、1画面中の文字や図形のドット
データを基にした印字データをラスタースキャン形式に
より出力する方式が採用されるようになっている。従っ
て、従来の記録装置は、情報処理装置から入力された印
字データを1バンド分のプリントバッファに転送して格
納する際に、転送回数を制御部で計数してデータ総数を
求め、1バンド内の最大印字領域を決定した後、この領
域でのみ印字ヘッドを主走査することによって、印字ヘ
ッドの不要な動作を削減して見かけ上の印字速度を高速
化するようになっている。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、制御装置が印字データの計数処理を行い
ながら、記録装置の他の動作処理も行う必要があるた
め、印字速度と計数速度に対応した高速のCPUにより
制御部を構成することが必要となり、結果として部品コ
ストが増大するという問題がある。
【0005】従って、本発明は、低速の安価なCPUを
用いても、印字速度を低下させることなく印字データを
計数処理することができる画像記録装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、情報処理装置から受信した印字
データを記憶するプリントバッファと、上記プリントバ
ッファに記憶された印字データを主走査方向に移動しな
がら1バンド単位で印字する印字ヘッドと、上記プリン
トバッファに対して情報処理装置から受信した印字デー
タを転送して記憶させる際に、主走査方向の印字データ
のデータ総数を転送回数の計数により求めるハードロジ
ック回路からなるデータ総数検知手段と、上記データ総
数を基にして1バンド内の最大印字領域を求め、該最大
印字領域を上記印字ヘッドの主走査方向の移動幅として
印字を実行させるプログラム制御手段とを有しているこ
とを特徴としている。これにより、プログラム制御手段
とは独立して機能する転送データ計数手段が主走査方向
の印字データのデータ総数を求めるため、プログラム制
御手段の負担が軽減される。従って、低速の安価なCP
Uをプログラム制御手段に用いても、印字速度を低下さ
せることなく印字することができる。
【0007】請求項2の発明は、情報処理装置から受信
した印字データを記憶するプリントバッファと、上記プ
リントバッファに記憶された印字データを主走査方向に
移動しながら1バンド単位で印字する印字ヘッドと、上
記プリントバッファに対して情報処理装置から受信した
印字データを転送して記憶させる際に、主走査方向の印
字データのデータ総数を転送回数の計数により求めるハ
ードロジック回路からなるデータ総数検知手段と、上記
データ総数を基にして1バンド内の最大印字領域を求め
るハードロジック回路からなる印字領域検知手段と、上
記最大印字領域を上記印字ヘッドの主走査方向の移動幅
として印字を実行させるプログラム制御手段とを有して
いることを特徴としている。これにより、プログラム制
御手段とは独立して機能する転送データ計数手段が主走
査方向の印字データのデータ総数を求めると共に、同じ
く印字領域認識手段が1バンド内の最大印字領域を求め
るため、プログラム制御手段の負担が一層軽減される。
従って、さらに低速のCPUをプログラム制御手段に用
いても、印字速度を低下させることなく印字することが
できる。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の画像記録装置であって、上記データ総数検知手段は、
情報処理装置から受信した印字データが圧縮処理されて
いたときに、該印字データを上記プリントバッファに対
して転送する前に解凍処理するデータ解凍手段を有し、
その解凍処理後のデータ転送回数を計数することによっ
て主走査方向の印字データのデータ総数を求めることを
特徴としている。これにより、印字データが圧縮処理さ
れていた場合でも、解凍後の印字データを計数すること
によって、1バンド内の最大印字領域を正確に求めるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図10に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る
画像記録装置は、図2に示すように、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置1に接続されている。情報処理
装置1は、磁気ディスク装置等の補助記憶装置や中央演
算装置を内蔵した処理装置本体2と、データ等を画面表
示するCRT(cathode-ray tube)3と、データの入力お
よび指示に使用されるキーボード4およびマウス5とを
有しており、例えばセントロニクス仕様のプリンタケー
ブル6を介して画像記録装置であるプリンタ7に接続さ
れている。
【0010】上記の処理装置本体2は、図3に示すよう
に、ウインドウ・システム8をオペレーティングシステ
ム(OS)として備えている。ウインドウ・システム8
は、文書作成プログラム等のアプリケーション9、字体
を管理するフォントドライバ10、CRT3を管理する
CRT・ドライバ11、キーボード4を管理するキーボ
ード・ドライバ12、マウス5を管理するマウス・ドラ
イバ13、プリンタ7を管理するプリンタ・ドライバ1
4と協働して1つあるいは複数のアプリケーション9を
同時に実行することができるようになっている。
【0011】上記のプリンタ・ドライバ14は、例えば
CRT3の画面に表示されているデータを対象として
「印刷実行」が指定された場合には、その印刷対象とな
るデータを基に水平方向にラスタライズして作成したド
ットイメージデータを8ビット単位の圧縮または非圧縮
の印字データとしてインターフェース(I/F)部15
から出力するようになっている。そして、このようなラ
スタスキャン(ラスタライズ)形式により出力された印
字データは、プリンタ7のI/F(インターフェース)
部16に入力されるようになっている。
【0012】上記のプリンタ7は、プリンタ・コントロ
ーラ17とプリントバッファ18と印字ヘッド駆動部1
9とモータ駆動部20とを有しており、印字ヘッド駆動
部19およびモータ駆動部20は、印字ヘッド21およ
びCRモータ22にそれぞれ接続されている。印字ヘッ
ド21には、圧電素子の変位によりインクを噴出させる
ノズルが副走査方向に多数(例えば64個)配列されて
おり、これらのノズルの圧電素子には、印字ヘッド駆動
部19からの駆動電圧がそれぞれ印加されるようになっ
ている。
【0013】上記の印字ヘッド駆動部19を詳細に説明
すると、印字ヘッド駆動部19は、図4に示すように、
各ノズルに対応して設けられた2入力のアンド回路32
…およびバッファ回路33…と、シリアル−パラレル変
換回路31とを有しており、シリアル−パラレル変換回
路31は、図1のプリントバッファ18からプリンタ・
コントローラ17を介してシリアル出力されたドット単
位の印字データを印字データ転送クロックの入力タイミ
ングで取り込んでパラレル出力するようになっている。
そして、アンド回路32は、パラレル出力された印字デ
ータを印字クロック(後述のプリントクロックに同期し
て出力される印字のためのクロック信号)のハイレベル
時にバッファ回路33に出力するようになっており、バ
ッファ回路33は、入力された印字データがハイレベル
であるときに、所定の駆動電圧をノズルの圧電素子に印
加するようになっている。
【0014】このようにして印字ヘッド駆動部19から
駆動電圧が供給される印字ヘッド21は、図5に示すよ
うに、用紙25に対してインクの噴出方向が所定の角度
となるようにキャリッジ23に固設されている。キャリ
ッジ23には、主走査方向に横設されたガイド軸24が
移動自在に貫挿されていると共に、CRモータ22によ
り駆動される走査ベルト26が接続されており、走査ベ
ルト26を駆動するCRモータ22は、ガイド軸24に
沿ってキャリッジ23を主走査方向に進退移動させるこ
とによって、印字ヘッド21と用紙25との距離を一定
に維持しながら印字ヘッド21を主走査するようになっ
ている。
【0015】また、キャリッジ23の下面には、光学式
や磁気式等の非接触式センサからなるエンコーダ素子2
7が設けられている。このエンコーダ素子27の検出方
向には、多数のスリット部28a…を等間隔に有したタ
イミングスリット28がガイド軸24に対して平行に設
けられており、エンコーダ素子27は、キャリッジ23
と共に主走査方向に移動したときに、タイミングスリッ
ト28のスリット部28aを検出してエンコーダ信号と
して出力するようになっている。
【0016】上記のエンコーダ信号は、図1に示すよう
に、プリンタ・コントローラ17に入力されるようにな
っている。プリンタ・コントローラ17は、印字タイミ
ング発生部34、バッファ制御部35、データ数計数部
36、圧縮データ解凍部37、CPU部38(プログラ
ム制御手段)、I/F制御部42、および印字制御部4
3を有している。そして、印字タイミング発生部34と
バッファ制御部35とデータ数計数部36と圧縮データ
解凍部37とI/F制御部42と印字制御部43とは、
ASIC(アプリケーション・スペシフィック・インテ
グレーテッド・サーキット)等のハードロジック回路に
より一体的に形成されたASIC部39を構成してい
る。
【0017】上記のASIC部39を構成する印字タイ
ミング発生部34は、上述のエンコーダ信号を基にして
プリントクロック(プリントバッファ18からのデータ
読み出し等の基準となるタイミング信号等)を形成し、
このプリントクロックをバッファ制御部35および印字
制御部43に出力するようになっている。バッファ制御
部35は、図6に示すように、プリントバッファ18に
対してデータを入出力させるDMAコントローラ40
と、プリントバッファ18の読み出しアドレスおよび書
き込みアドレスを指定するアドレスジェネレータ41等
とを有している。一方、印字制御部43は、上述の印字
ヘッド駆動部19に対して印字データ転送クロック、印
字クロック、および印字データを出力するようになって
いる。そして、このような構成を有したASIC部39
は、プリントバッファ18に対する印字データの書き込
み処理およびプリントバッファ18から印字ヘッド駆動
部19への読み出し処理を実行するようになっている。
【0018】即ち、書き込み処理および読み出し処理を
具体的に説明すると、プリントバッファ18には、図7
に示すように、主走査方向に対応する水平方向(ラスタ
方向)および副走査方向に対応する垂直方向からなるマ
トリックス状に例えば64ラスタ分のデータテーブルが
形成されている。このデータテーブルは、図8(b)・
(c)に示すように、印字データの送信単位である8ビ
ットのデータ領域に区分されており、図8(a)に示す
ように、水平方向を下位2バイト、垂直方向を上位2バ
イトとして計4バイトからなるアドレスデータにより各
データ領域のアドレスが設定されている。そして、書き
込み処理が行われると、下位2バイトのインクリメント
が優先されながら上位2バイトがインクリメントされる
ことによって、情報処理装置1から出力される場合と同
様のラスタスキャン形式により印字データが順に各デー
タ領域に格納されることになる。一方、読み出し処理が
行われると、上位2バイトのインクリメントが優先され
ながら下位2バイトがインクリメントされることによっ
て、副走査方向となる垂直方向の印字データが図中左端
から順に水平方向に読み出されることになる。
【0019】このようなプリントバッファ18への書き
込み処理は、図6に示すように、I/F部16からI/
F制御部42および圧縮データ解凍部44を通過した印
字データ(I/Fデータ・I/Fラッチデータ)に対し
て行われるようになっている。I/F制御部42は、I
/F部16から印字データ(I/Fデータ)と共にST
B(ストローブ)信号を受信したときに、受信要求信号
をAND回路からなるセントロデータ受信割り込み用ゲ
ート29に出力することによって、CPU部38に対し
てデータ群の先頭に存在するコマンドに応じた受信割り
込み処理を実行させるようになっている。
【0020】即ち、受信したコマンドが転送コマンドG
である場合には、CPU部38は、DMAコントローラ
40および圧縮データ解凍部44に対して、これ以降の
情報処理装置1からのデータをDMAコントローラ40
により受信し、プリントバッファ18の所定領域に格納
するように、例えば1ラスタ目のデータ受信であれば1
ラスタ目の先頭アドレス“0000H”から順次格納す
るように、アドレスジェネレータ41をセットしてから
DMA指令を出力するようになっている。
【0021】また、I/F制御部42は、圧縮データ解
凍部44に対して受信要求信号を出力し、これに応答し
て圧縮データ解凍部44から受信通知信号を受けるま
で、I/F制御部42にラッチした印字データ(I/F
ラッチデータ)を圧縮データ解凍部44に対して出力
し、同解凍部44に取り込まれるように印字データの出
力状態を維持するようになっていると共に、BUSY信
号をI/F部16を介して情報処理装置1に出力してデ
ータ送信を待機させるようになっている。
【0022】上記のI/F制御部42から印字データ
(I/Fラッチデータ)が入力される圧縮データ解凍部
44は、DMA指令が入力された時点から1ラスタ分の
転送を完了するまでの期間において、CPU部38に受
信割り込みがかからないようにゲート29を閉鎖するよ
うになっている。また、圧縮データ解凍部44は、印字
データが圧縮されているか否かを判定し、圧縮されてい
ないときには、I/F制御部42から入力される印字デ
ータ(I/Fラッチデータ)を、DMAコントローラ4
0からデータ転送通知信号が入力される度に順次出力す
るようになっている。一方、印字データが圧縮されてい
るときには、I/F制御部42から入力した1つの印字
データ(I/Fラッチデータ)を、圧縮回数分だけDM
Aコントローラ40からデータ転送通知信号が入力され
る度に繰り返し出力するようになっている。
【0023】また、上記の圧縮データ解凍部44は、デ
ータ数計数部45に接続されている。データ数計数部4
5は、1バンドのラスタ数に対応する64個のカウンタ
を有しており、これらのカウンタは、圧縮データ解凍部
44がDMAコントローラ40に対してデータを転送す
る度に、転送対象のラスタに対応するカウンタのカウン
ト値が加算されるようになっている。
【0024】上記のデータ数計数部45は、カウント値
をCPU部38に取り込ませるように、CPU部38の
データバスに接続されており、CPU部38は、印刷実
行コマンドFにより1バンド分のデータ転送が完了した
ことを認識したときに、カウント値を主走査方向の印字
データのデータ総数として取り込むと共に、データ数計
数部45の全カウンタのカウント内容をクリアさせるよ
うになっている。そして、CPU部38は、1バンド内
のデータ総数の最大値を最大印字領域として求め、この
最大印字領域を印字ヘッド21の主走査方向の移動幅と
して印字するようになっている。
【0025】上記の構成において、画像記録装置の動作
について説明する。先ず、図2に示すように、キーボー
ド4やマウス5により「印刷実行」が指定されると、図
3に示すように、ウインドウ・システム8がプリンタ・
ドライバ14を作動させることによって、図示しない磁
気ディスク装置やメモリに格納された印刷対象の文字や
図形あるいはそれらの組み合わせからなるデータを基に
ラスタスキャン形式により作成したドットイメージデー
タを8ビット単位の印字データとしてラスタ順に出力さ
せることになる。
【0026】即ち、情報処理装置1は、例えば圧縮モー
ドでデータ転送が行われる場合、図9に示すように、1
バイトのコマンド領域61と2バイトの転送バイト数領
域62とをヘッダ部に有し、以降の部分にデータの種別
(圧縮、非圧縮)を示す種別表示領域63と印字データ
を示す印字データ領域64とを有したデータ構造のデー
タ群を出力することになる。そして、図1に示すよう
に、このデータ群がSTB信号と共にプリンタ7のI/
F部16を介してI/F制御部42に入力されると、C
PU部38が受信割り込み処理によりコマンド領域61
のデータ内容を読み取り、データ転送コマンドGである
と認識することによって、CPU部38よりDMA指令
を出し、DMAコントローラ40等に対してプリントバ
ッファ18への書き込み処理を実施させると共に、ゲー
ト29を閉鎖させることになる。
【0027】次に、I/F制御部42に入力されたデー
タ群が圧縮データ解凍部44に転送されると、転送バイ
ト数領域62の転送バイト数(n1,n2)が読み取ら
れ、圧縮データ解凍部44内の所定のカウンタに格納さ
れることになる。この後、圧縮データ解凍部44は、先
に取得した転送バイト数(n1,n2)分、情報処理装
置1よりI/F制御部42を介してI/Fデータを受信
し、かつデータを圧縮解凍しながら、DMAコントロー
ラ40と協調してプリントバッファ18の1ラスタ目の
アドレス部分“0000h”〜“00FFh”のうちの
所定の領域にドットデータを順次格納することになる。
【0028】例えば種別表示領域63の最上位ビット
(MSB)が圧縮を示す“1”であり、その繰り返し回
数を示す残りの7ビットの内容が“2”であり、後段の
印字データ領域64が“00000000b”=“00
h”であるとすると、“00h”が2回続くことを示し
ているので、プリントバッファ18の“0000h”と
“0001h”とのアドレスに“00h”の印字データ
(ドットイメージデータ)が書き込まれることになる。
【0029】そして、続いて入力された種別表示領域6
3の最上位ビット(MSB)が非圧縮を示す“0”であ
り、その繰り返し回数を示す残りの7ビットの内容が
“1”であり、後段の印字データ領域64が“0000
0011b”=“03h”であるとすると、“03h”
が1回であることを示しているので、プリントバッファ
18の“0002h”のアドレスに“03h”の印字デ
ータ(ドットイメージデータ)が書き込まれることにな
る。
【0030】また、上記の圧縮データ解凍部44は、D
MAコントローラ40と協調してプリントバッファ18
の所定のアドレスに書き込む都度、書き込み対象のラス
タに対応するデータ数計数部45のカウンタのカウント
値を加算させることになる。そして、最初に取得した転
送バイト数(n1,n2)分の転送が完了すると、1ラ
スタ分の印字データの転送が完了したと判断し、DMA
コントローラ40との協調を一旦終了した後、CPU部
38へのゲート29を開き、STB信号による次の受信
割り込み処理をCPU部38に実行させることになる。
【0031】CPU部38の受信割り込み処理によりコ
マンド領域61のデータ内容がデータ転送コマンドGで
ある間は、上述のプリントバッファ18への書き込み動
作が以降のラスタに対して繰り返されることになる。そ
して、64ラスタ分の書き込みの完了または途中におい
て、コマンド領域61のデータ内容が印刷実行コマンド
Fであると判定されると、CPU部38は、図6のデー
タ計数部36(データ総数検知手段)から各ラスタ毎の
カウント値を取得し、図7に示すように、これらのカウ
ント値の中から最大値を求め、この最大値を1バンド内
の最大印字領域として決定することになる。
【0032】このようにして最大印字領域が決定される
と、DMAコントローラ40に対して印字のための準備
指令が出力されると共に、最大印字領域の印字のために
必要なキャリッジ23の走行が開始されることになる。
そして、キャリッジ23が印字領域の印字開始位置に到
達したときに、エンコーダ信号に基づいてプリントクロ
ックを出力するように、印字タイミング発生部34に対
して指示が出されることになる。そして、プリントクロ
ックが出力されると、これに応答したDMAコントロー
ラ40およびアドレスジェネレータ41によって、図8
(a)・(b)に示すように、プリントバッファ18の
垂直方向(副走査方向)のデータ領域の印字データ群が
水平方向の先頭から読み出されることになる。
【0033】この後、これらの印字データ群が印字制御
部43および印字ヘッド駆動部19においてデータ処理
され、図5に示すように、印字ヘッド21が主走査され
ながら駆動電圧が圧電素子に印加されることによって、
図8(c)のドットデータに対応する黒ドットが用紙2
5に形成されることになる。そして、印字ヘッド21が
最大印字領域に到達すると、印字ヘッド21が印字開始
位置に復帰され、上述と同様の動作により決定された最
大印字領域に基づいて次バンドの印字が開始されること
になる。
【0034】このように、本実施例の画像記録装置は、
最大印字領域を求める際に要する印字データの転送回数
の計数処理をASIC部39のデータ数計数部45にお
いて実施させるようになっている。従って、CPU部3
8は、僅かな負担で最大印字領域を求めることができる
ため、処理能力の低い安価なCPUを採用することがで
きる。
【0035】尚、本実施の形態においては、データ数計
数部45が64ラスタ分のカウンタを有し、これらのカ
ウンタ値を基にしてCPU部38が1バンドの最大印字
領域を決定するようになっているが、これに限定される
ことはなく、1ラスタ毎にカウント値をCPU部38に
取得させ、CPU部38のメモリ内にカウンタ値を記憶
させながら最大印字領域を決定するようになっていても
良い。そして、この場合には、データ数計数部45のカ
ウンタを低減させることができる。
【0036】尚、本実施の形態においては、CPU部3
8が1バンド内の最大印字領域を求める処理を行うよう
になっているが、これに限定されることもない。即ち、
図10に示すように、ASIC部39のデータ数計数部
45に対してCPU部38からアクセス可能な最大印字
領域検知部46(印字領域検知手段)を接続構成し、こ
の最大印字領域検知部46にハードロジック的な処理を
実行させることによって、最大印字領域を求めるように
しても良い。そして、この場合には、計数処理に加えて
最大印字領域を求める処理も不要になるため、CPU部
38の負担を一層軽減させることが可能になる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、以上のように、情報
処理装置から受信した印字データを記憶するプリントバ
ッファと、上記プリントバッファに記憶された印字デー
タを主走査方向に移動しながら1バンド単位で印字する
印字ヘッドと、上記プリントバッファに対して情報処理
装置から受信した印字データを転送して記憶させる際
に、主走査方向の印字データのデータ総数を転送回数の
計数により求めるハードロジック回路からなるデータ総
数検知手段と、上記データ総数を基にして1バンド内の
最大印字領域を求め、該最大印字領域を上記印字ヘッド
の主走査方向の移動幅として印字を実行させるプログラ
ム制御手段とを有している構成である。これにより、プ
ログラム制御手段とは別個に構成された転送データ計数
手段が主走査方向の印字データのデータ総数を求めるた
め、プログラム制御手段の負担が軽減される。従って、
低速の安価なCPUをプログラム制御手段に用いても、
印字速度を低下させることなく印字することができると
いう効果を奏する。
【0038】請求項2の発明は、以上のように、情報処
理装置から受信した印字データを記憶するプリントバッ
ファと、上記プリントバッファに記憶された印字データ
を主走査方向に移動しながら1バンド単位で印字する印
字ヘッドと、上記プリントバッファに対して情報処理装
置から受信した印字データを転送して記憶させる際に、
主走査方向の印字データのデータ総数を転送回数の計数
により求めるハードロジック回路からなるデータ総数検
知手段と、上記データ総数を基にして1バンド内の最大
印字領域を求めるハードロジック回路からなる印字領域
検知手段と、上記最大印字領域を上記印字ヘッドの主走
査方向の移動幅として印字を実行させるプログラム制御
手段とを有している構成である。これにより、プログラ
ム制御手段とは別個に構成された転送データ計数手段が
主走査方向の印字データのデータ総数を求めると共に、
同じく印字領域認識手段が1バンド内の最大印字領域を
求めるため、プログラム制御手段の負担が一層軽減され
る。従って、さらに低速のCPUをプログラム制御手段
に用いても、印字速度を低下させることなく印字するこ
とができるという効果を奏する。
【0039】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の画像記録装置であって、上記データ総数検知手段は、
情報処理装置から受信した印字データが圧縮処理されて
いたときに、該印字データを上記プリントバッファに対
して転送する前に解凍処理するデータ解凍手段を有し、
その解凍処理後のデータ転送回数を計数することによっ
て主走査方向の印字データのデータ総数を求める構成で
ある。これにより、印字データが圧縮処理されていた場
合でも、解凍後の印字データを計数することによって、
1バンド内の最大印字領域を正確に求めることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】情報処理装置の接続された画像記録装置の斜視
図である。
【図3】情報処理装置および画像記録装置のブロック図
である。
【図4】印字ヘッド駆動部の回路図である。
【図5】画像記録装置の要部斜視図である。
【図6】ASIC部のブロック図である。
【図7】プリントバッファのデータ領域を示す説明図で
ある。
【図8】プリントバッファのデータ領域を示す説明図で
あり、(a)はアドレスを示す図、(b)はビット状態
を示す図、(c)はドット状態を示す図である。
【図9】情報処理装置から出力されるデータ群のデータ
構造を示す説明図である。
【図10】異なる実施形態を示すASIC部のブロック
図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 7 プリンタ(画像記録装置) 14 プリンタ・ドライバ 16 I/F部 17 プリンタ・コントローラ 18 プリントバッファ 19 印字ヘッド駆動部 20 モータ駆動部 21 印字ヘッド 22 CRモータ 23 キャリッジ 24 ガイド軸 25 用紙 26 走査ベルト 27 エンコーダ素子 28 タイミングスリット 35 バッファ制御部 36 データ数計数部(データ総数検知手段) 37 圧縮データ解凍部(データ解凍手段) 38 CPU部(プログラム制御手段) 39 ASIC部 40 DMAコントローラ 41 アドレスジェネレータ 43 印字制御部 44 圧縮データ解凍部 45 データ数計数部 46 最大印字領域検知部(印字領域検知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置から受信した印字データを
    記憶するプリントバッファと、 上記プリントバッファに記憶された印字データを主走査
    方向に移動しながら1バンド単位で印字する印字ヘッド
    と、 上記プリントバッファに対して情報処理装置から受信し
    た印字データを転送して記憶させる際に、主走査方向の
    印字データのデータ総数を転送回数の計数により求める
    ハードロジック回路からなるデータ総数検知手段と、 上記データ総数を基にして1バンド内の最大印字領域を
    求め、該最大印字領域を上記印字ヘッドの主走査方向の
    移動幅として印字を実行させるプログラム制御手段とを
    有していることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 情報処理装置から受信した印字データを
    記憶するプリントバッファと、 上記プリントバッファに記憶された印字データを主走査
    方向に移動しながら1バンド単位で印字する印字ヘッド
    と、 上記プリントバッファに対して情報処理装置から受信し
    た印字データを転送して記憶させる際に、主走査方向の
    印字データのデータ総数を転送回数の計数により求める
    ハードロジック回路からなるデータ総数検知手段と、 上記データ総数を基にして1バンド内の最大印字領域を
    求めるハードロジック回路からなる印字領域検知手段
    と、 上記最大印字領域を上記印字ヘッドの主走査方向の移動
    幅として印字を実行させるプログラム制御手段とを有し
    ていることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記データ総数検知手段は、 情報処理装置から受信した印字データが圧縮処理されて
    いたときに、該印字データを上記プリントバッファに対
    して転送する前に解凍処理するデータ解凍手段を有し、
    その解凍処理後のデータ転送回数を計数することによっ
    て主走査方向の印字データのデータ総数を求めることを
    特徴とする請求項1または2記載の画像記録装置。
JP7353899A 1995-12-27 1995-12-27 画像記録装置 Pending JPH09174936A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107508A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社東芝 ヘッド制御装置及びプリンタ装置

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JP2016107508A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社東芝 ヘッド制御装置及びプリンタ装置

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