JPH09174828A - 測定及び入力を介したインク・ジェット・プリントヘッドのアライメント - Google Patents
測定及び入力を介したインク・ジェット・プリントヘッドのアライメントInfo
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- JPH09174828A JPH09174828A JP8321119A JP32111996A JPH09174828A JP H09174828 A JPH09174828 A JP H09174828A JP 8321119 A JP8321119 A JP 8321119A JP 32111996 A JP32111996 A JP 32111996A JP H09174828 A JPH09174828 A JP H09174828A
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- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/17—Readable information on the head
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】インクジェットヘッドのミスアライメントが補
正され、ドットが媒体シート上の正確な位置に形成され
る。 【解決手段】インク・ジェット印刷装置の各プリント・
ヘッドに対するプリント・ヘッドの各ノズル位置につい
て、光学測定が実施する。基準点は、プリント・ヘッド
３８，４０，４２，４４上の、ペン本体１８，２０，２
２，２４に一体化された、または、ペン・キャリッジ２
６上の基準突起またはくぼみである。測定データは、後
続のアクセスに備えて記憶され、代替記憶方式には、ペ
ン１８，２０，２２，２４に関連した電子メモリにおけ
る局部記憶、及び、バー・コード、磁気ストライプ、ま
たは、物理的マーキングによる物理的記憶が含まれる。
記憶されたアライメント・データは、その後、検索さ
れ、プリント・ヘッド・ノズル管理ソフトウェアに入力
されて、それぞれのノズルの噴射タイミングが調整され
る。
正され、ドットが媒体シート上の正確な位置に形成され
る。 【解決手段】インク・ジェット印刷装置の各プリント・
ヘッドに対するプリント・ヘッドの各ノズル位置につい
て、光学測定が実施する。基準点は、プリント・ヘッド
３８，４０，４２，４４上の、ペン本体１８，２０，２
２，２４に一体化された、または、ペン・キャリッジ２
６上の基準突起またはくぼみである。測定データは、後
続のアクセスに備えて記憶され、代替記憶方式には、ペ
ン１８，２０，２２，２４に関連した電子メモリにおけ
る局部記憶、及び、バー・コード、磁気ストライプ、ま
たは、物理的マーキングによる物理的記憶が含まれる。
記憶されたアライメント・データは、その後、検索さ
れ、プリント・ヘッド・ノズル管理ソフトウェアに入力
されて、それぞれのノズルの噴射タイミングが調整され
る。
Description
【０００１】
【発明の背景】本発明は、一般に、インク・ジェット・
プリンタの構成に関するものであり、とりわけ、インク
・ジェット・プリントヘッドのアライメント及びインク
・ジェット・ノズルの噴射タイミングに関するものであ
る。
プリンタの構成に関するものであり、とりわけ、インク
・ジェット・プリントヘッドのアライメント及びインク
・ジェット・ノズルの噴射タイミングに関するものであ
る。
【０００２】インク・ジェット・プリントヘッドは、ノ
ズルを介して、媒体シートにインク小滴を噴射する働き
をする。１つ以上の線形アレイといったあるパターンを
なすように、いくつかのノズルを配列すると、各ノズル
から順次適正にインクを噴射することによって、媒体シ
ートに文字または他のイメージが印刷される。走査タイ
プのプリンタの場合、媒体シートを横切ってプリントヘ
ッドの走査が行われ、同時に、媒体経路に沿って移動す
るように、媒体シートの見当が合わせられる。ノズル噴
射のタイミング・シーケンスによって、媒体シートに付
けられるマーキング及びマーキングの質が決まる。
ズルを介して、媒体シートにインク小滴を噴射する働き
をする。１つ以上の線形アレイといったあるパターンを
なすように、いくつかのノズルを配列すると、各ノズル
から順次適正にインクを噴射することによって、媒体シ
ートに文字または他のイメージが印刷される。走査タイ
プのプリンタの場合、媒体シートを横切ってプリントヘ
ッドの走査が行われ、同時に、媒体経路に沿って移動す
るように、媒体シートの見当が合わせられる。ノズル噴
射のタイミング・シーケンスによって、媒体シートに付
けられるマーキング及びマーキングの質が決まる。
【０００３】カラー・インク・ジェット・プリンタに
は、一般に、さまざまなカラーが得られるように、プリ
ント・キャリッジに取り付けられた複数の（例えば、４
つの）プリントヘッドが含まれている。各プリントヘッ
ドは、異なるカラーのインクに対応しているが、黒、シ
アン、マゼンタ、及び、黄が、一般的なカラーである。
これらの原色は、適正なドット位置に所望のカラー小滴
を噴射することによって得られる。等和色または濃淡の
あるカラーは、同じドット位置に複数のカラーを付着さ
せることによって形成される。印刷の質は、カラーを正
確に重ね合わせて、所望の濃淡のあるカラーまたは等和
色が生じるようにしなければならない、カラー印刷にと
って特に重要である。劣化の原因の１つは、インク小滴
が不正確な位置に付着することである。
は、一般に、さまざまなカラーが得られるように、プリ
ント・キャリッジに取り付けられた複数の（例えば、４
つの）プリントヘッドが含まれている。各プリントヘッ
ドは、異なるカラーのインクに対応しているが、黒、シ
アン、マゼンタ、及び、黄が、一般的なカラーである。
これらの原色は、適正なドット位置に所望のカラー小滴
を噴射することによって得られる。等和色または濃淡の
あるカラーは、同じドット位置に複数のカラーを付着さ
せることによって形成される。印刷の質は、カラーを正
確に重ね合わせて、所望の濃淡のあるカラーまたは等和
色が生じるようにしなければならない、カラー印刷にと
って特に重要である。劣化の原因の１つは、インク小滴
が不正確な位置に付着することである。
【０００４】インク・ジェット印刷の解像度は、３００
ドット／インチ及び６００ドット／インチ（「ｄｐ
ｉ」）が一般的である。媒体シート上にインク小滴を正
確に付着させるため、ノズル及び媒体シートのアライメ
ントが必要になる。アライメントに関するアプローチの
１つは、既知の絶対位置にプリントヘッドと媒体シート
を位置決めすることである。このアプローチは、絶対位
置決めと呼ばれている。インク・ジェット・キャリッジ
・アセンブリが、プリンタ内において既知の位置に位置
決めされる。キャリッジが、キャリッジ・アセンブリに
おける既知の位置に位置決めされる。インク・ジェット
・ペンが、キャリッジにおける既知の位置に位置決めさ
れる。各プリントヘッドが、そのペンにおける既知の位
置に位置決めされ、各ノズルが、プリントヘッドにおけ
る既知の位置に位置決めされる。強制ローディングは、
ペンを所望の位置に位置決めするための既知の方法の１
つである。単一キャリッジに取り付けられたプリント・
カートリッジに固定された２つ以上のインク・ジェット
・プリントヘッド間のアライメントが、そのプリントヘ
ッドの永久取り付け後に、各プリント・カートリッジに
基準突起の機械加工を施すことによってとれることにな
る。媒体シート及び媒体取り扱いサブシステムに関する
絶対位置決めも実施される。絶対位置決めのアプローチ
には、コンポーネントの精密な製造及び組み付けが必要
になる。所望の精度の絶対位置決めを実施するのは、費
用が高くつくし、困難である。
ドット／インチ及び６００ドット／インチ（「ｄｐ
ｉ」）が一般的である。媒体シート上にインク小滴を正
確に付着させるため、ノズル及び媒体シートのアライメ
ントが必要になる。アライメントに関するアプローチの
１つは、既知の絶対位置にプリントヘッドと媒体シート
を位置決めすることである。このアプローチは、絶対位
置決めと呼ばれている。インク・ジェット・キャリッジ
・アセンブリが、プリンタ内において既知の位置に位置
決めされる。キャリッジが、キャリッジ・アセンブリに
おける既知の位置に位置決めされる。インク・ジェット
・ペンが、キャリッジにおける既知の位置に位置決めさ
れる。各プリントヘッドが、そのペンにおける既知の位
置に位置決めされ、各ノズルが、プリントヘッドにおけ
る既知の位置に位置決めされる。強制ローディングは、
ペンを所望の位置に位置決めするための既知の方法の１
つである。単一キャリッジに取り付けられたプリント・
カートリッジに固定された２つ以上のインク・ジェット
・プリントヘッド間のアライメントが、そのプリントヘ
ッドの永久取り付け後に、各プリント・カートリッジに
基準突起の機械加工を施すことによってとれることにな
る。媒体シート及び媒体取り扱いサブシステムに関する
絶対位置決めも実施される。絶対位置決めのアプローチ
には、コンポーネントの精密な製造及び組み付けが必要
になる。所望の精度の絶対位置決めを実施するのは、費
用が高くつくし、困難である。
【０００５】代替アプローチは、慎重に相対位置決めを
実施することである。相対位置決めには、ノズルの噴射
時におけるタイミングを修正して、絶対アライメントの
変動を補正することが必要になる。既知の方法の１つに
よれば、プリントヘッドによって印刷されるテスト・ラ
イン・セグメントを光学的に検出して、アライメントの
変動が測定される。絶対アライメントの変動を軽減また
は排除するため、プリントヘッドの噴射シーケンスが較
正される。もう１つの既知の方法によれば、アパーチャ
・プレートを介してインク小滴が噴射される。アパーチ
ャ・プレートにおけるインクの検出及び無検出のパター
ンによって、絶対アライメントの変動が識別され、補正
が可能になる。他のアプローチには、プリントヘッド
が、その走査経路に沿った既知の位置を通過するのを光
学的に検出することが含まれる。
実施することである。相対位置決めには、ノズルの噴射
時におけるタイミングを修正して、絶対アライメントの
変動を補正することが必要になる。既知の方法の１つに
よれば、プリントヘッドによって印刷されるテスト・ラ
イン・セグメントを光学的に検出して、アライメントの
変動が測定される。絶対アライメントの変動を軽減また
は排除するため、プリントヘッドの噴射シーケンスが較
正される。もう１つの既知の方法によれば、アパーチャ
・プレートを介してインク小滴が噴射される。アパーチ
ャ・プレートにおけるインクの検出及び無検出のパター
ンによって、絶対アライメントの変動が識別され、補正
が可能になる。他のアプローチには、プリントヘッド
が、その走査経路に沿った既知の位置を通過するのを光
学的に検出することが含まれる。
【０００６】
【発明の概要】本発明によれば、その支持アセンブリに
対して絶対アライメントのとれたプリントヘッドを製造
するのではなく、製造時には、より緩やかな公差が許容
される。プリントヘッドをその支持アセンブリに永久固
定し、シャトル・キャリッジにペンを取り付けてしまう
と、プリントヘッドのノズル位置は光学的に測定され
る。位置の測定値が記憶され、後で、ノズル・タイミン
グの較正に用いられる。精密な精度の製造よりも、より
精度の高い測定のほうが容易であるため、正確に印刷す
るための、より効率の良い（すなわち、コストが低
い）、より有効な方法が得られる。
対して絶対アライメントのとれたプリントヘッドを製造
するのではなく、製造時には、より緩やかな公差が許容
される。プリントヘッドをその支持アセンブリに永久固
定し、シャトル・キャリッジにペンを取り付けてしまう
と、プリントヘッドのノズル位置は光学的に測定され
る。位置の測定値が記憶され、後で、ノズル・タイミン
グの較正に用いられる。精密な精度の製造よりも、より
精度の高い測定のほうが容易であるため、正確に印刷す
るための、より効率の良い（すなわち、コストが低
い）、より有効な方法が得られる。
【０００７】本発明の態様の１つによれば、プリンタの
各プリントヘッドに対する各ノズル位置が光学的に測定
される。代替案として、基準点に対する各ノズル位置の
測定も行われる。基準点は、例えば、（ｉ）プリント・
ヘッド上の、（ｉｉ）ペン本体と一体の、または、（ｉ
ｉｉ）ペン・キャリッジ上の基準突起またはくぼみであ
る。この光学測定データは、プリント・ヘッドのアライ
メントまたはミスアライメントを表す。
各プリントヘッドに対する各ノズル位置が光学的に測定
される。代替案として、基準点に対する各ノズル位置の
測定も行われる。基準点は、例えば、（ｉ）プリント・
ヘッド上の、（ｉｉ）ペン本体と一体の、または、（ｉ
ｉｉ）ペン・キャリッジ上の基準突起またはくぼみであ
る。この光学測定データは、プリント・ヘッドのアライ
メントまたはミスアライメントを表す。
【０００８】本発明のもう１つの態様によれば、測定デ
ータは、後のアクセスに備えて記憶される。代替記憶案
には、ペンに関連した電子メモリへの局部記憶、及び、
バー・コードまたは同様のパターンによる物理的記憶が
含まれる。ノズルは、非アライメント・パターン（例え
ば、全てのノズルについて同じオフセット、または、ノ
ズル間における漸進的回転）を示す可能性があるので、
測定データを記憶するもう１つの方法は、アライメント
の欠如を誇張するマーキングをペンに施すことである。
例えば、隣接するノズルが、１つの次元（例えば、ｘ
軸）において０．０２インチだけオフセットし、もう１
つの次元（例えば、ｙ軸）において０．０４インチだけ
オフセットし、ノズル・アレイが０．１度だけ回転する
場合、２つ１組のマーキング（例えば、十字）が、０．
２インチ及び０．４インチオフセットさせ、１００度回
転させて、ペンに施される。こうした例の場合、オフセ
ットは、既知の１０の係数によって誇張され、回転は既
知の１０００の係数によって誇張される。望ましい実施
例の場合、機械的十字が用いられる。一方の十字は固定
され、もう一方の十字は、移動または回転させることに
よって、あるｘ、ｙ、及び、回転オフセットにセットす
ることが可能である。
ータは、後のアクセスに備えて記憶される。代替記憶案
には、ペンに関連した電子メモリへの局部記憶、及び、
バー・コードまたは同様のパターンによる物理的記憶が
含まれる。ノズルは、非アライメント・パターン（例え
ば、全てのノズルについて同じオフセット、または、ノ
ズル間における漸進的回転）を示す可能性があるので、
測定データを記憶するもう１つの方法は、アライメント
の欠如を誇張するマーキングをペンに施すことである。
例えば、隣接するノズルが、１つの次元（例えば、ｘ
軸）において０．０２インチだけオフセットし、もう１
つの次元（例えば、ｙ軸）において０．０４インチだけ
オフセットし、ノズル・アレイが０．１度だけ回転する
場合、２つ１組のマーキング（例えば、十字）が、０．
２インチ及び０．４インチオフセットさせ、１００度回
転させて、ペンに施される。こうした例の場合、オフセ
ットは、既知の１０の係数によって誇張され、回転は既
知の１０００の係数によって誇張される。望ましい実施
例の場合、機械的十字が用いられる。一方の十字は固定
され、もう一方の十字は、移動または回転させることに
よって、あるｘ、ｙ、及び、回転オフセットにセットす
ることが可能である。
【０００９】本発明のもう１つの態様によれば、記憶さ
れているアライメント・データが検索され、プリント・
ヘッド・ノズル管理ソフトウェアに入力されて、それぞ
れのノズルの噴射タイミングが調整される。タイミング
の調整は、ミスアライメントを補正し、媒体シートにお
けるインク小滴の正確な付着を実現するために行われ
る。代替方法によれば、アライメント・データは、ノズ
ル管理ソフトウェアに自動的に読み取られるか、あるい
は、手動で送り込まれる。例えば、局部メモリに記憶さ
れたデータは、電子的にアクセスを受け、管理ソフトウ
ェアに入力される。代替案では、光学装置がバー・コー
ドを走査し、そのデータを管理ソフトウェアに供給す
る。代替案では、ユーザが、プリンタに結合されたコン
ピュータにデータをタイプ入力する（例えば、ユーティ
リティ・プログラム環境を利用して）。このデータは、
その後、プリンタのノズル管理ソフトウェアに供給され
る。
れているアライメント・データが検索され、プリント・
ヘッド・ノズル管理ソフトウェアに入力されて、それぞ
れのノズルの噴射タイミングが調整される。タイミング
の調整は、ミスアライメントを補正し、媒体シートにお
けるインク小滴の正確な付着を実現するために行われ
る。代替方法によれば、アライメント・データは、ノズ
ル管理ソフトウェアに自動的に読み取られるか、あるい
は、手動で送り込まれる。例えば、局部メモリに記憶さ
れたデータは、電子的にアクセスを受け、管理ソフトウ
ェアに入力される。代替案では、光学装置がバー・コー
ドを走査し、そのデータを管理ソフトウェアに供給す
る。代替案では、ユーザが、プリンタに結合されたコン
ピュータにデータをタイプ入力する（例えば、ユーティ
リティ・プログラム環境を利用して）。このデータは、
その後、プリンタのノズル管理ソフトウェアに供給され
る。
【００１０】本発明の利点の１つは、プリンタ・キャリ
ッジに関する製造公差であり、厄介な場合には、ペン・
コンポーネントを少し緩和することが可能である。こう
した緩和公差は、アライメント・データの光学的測定及
び記憶によって考慮される。従って、１つ以上のプリン
ト・ヘッドが、所望の精度で印刷することが可能であ
る。本発明の以上の態様及び利点については、添付の図
面に関連した下記の詳細な説明を参照することによって
さらに理解が深まるであろう。
ッジに関する製造公差であり、厄介な場合には、ペン・
コンポーネントを少し緩和することが可能である。こう
した緩和公差は、アライメント・データの光学的測定及
び記憶によって考慮される。従って、１つ以上のプリン
ト・ヘッドが、所望の精度で印刷することが可能であ
る。本発明の以上の態様及び利点については、添付の図
面に関連した下記の詳細な説明を参照することによって
さらに理解が深まるであろう。
【００１１】
【実施例】インク・ジェット印刷装置及びプリント・ヘ
ッドのミスアライメント本発明は、インク・ジェット・
プリント・ヘッド及びプリント・ヘッド・ノズルのミス
アライメントを補正するための方法及び装置を含むもの
である。ミスアライメントは、光学的に測定され、その
測定値は後続のアクセスに備えて記憶される。該測定値
は、後で、インク・ジェット・プリント・ヘッド・ノズ
ルの噴射タイミングを調整するために用いられる。図１
には、インク・ジェット印刷装置１０の略ブロック図が
示されている。媒体シート１２は、駆動ローラ１４及び
プラテン・モータ１６によって、媒体経路に沿って、
「ｙ」方向と任意に表示された方向に駆動される。媒体
シート１２は、インク・ジェット・ペン１８、２０、２
２、２４に隣接して移動する。ペン１８〜２４は、キャ
リッジ２６に取り付けられ、キャリッジ・モータ３０に
よって、ロッド２８に沿って「ｘ」方向に走査させられ
る。位置コントローラ３２（書誌的事項につき省略）
は、プラテン・モータ１６及びキャリッジ・モータ３０
を制御する。
ッドのミスアライメント本発明は、インク・ジェット・
プリント・ヘッド及びプリント・ヘッド・ノズルのミス
アライメントを補正するための方法及び装置を含むもの
である。ミスアライメントは、光学的に測定され、その
測定値は後続のアクセスに備えて記憶される。該測定値
は、後で、インク・ジェット・プリント・ヘッド・ノズ
ルの噴射タイミングを調整するために用いられる。図１
には、インク・ジェット印刷装置１０の略ブロック図が
示されている。媒体シート１２は、駆動ローラ１４及び
プラテン・モータ１６によって、媒体経路に沿って、
「ｙ」方向と任意に表示された方向に駆動される。媒体
シート１２は、インク・ジェット・ペン１８、２０、２
２、２４に隣接して移動する。ペン１８〜２４は、キャ
リッジ２６に取り付けられ、キャリッジ・モータ３０に
よって、ロッド２８に沿って「ｘ」方向に走査させられ
る。位置コントローラ３２（書誌的事項につき省略）
は、プラテン・モータ１６及びキャリッジ・モータ３０
を制御する。
【００１２】動作時、媒体シート１２は、インク・ジェ
ット・ペン１８〜２４に隣接して配置される。ペンは、
媒体シートに対して所望のパターンをなすようにインク
小滴を噴射し、文字、記号、図形、または、他のマーキ
ングを形成する。インク小滴噴射コントローラ３４は、
ペン１８、２０、２２、２４のそれぞれのプリント・ヘ
ッド３８、４０、４２、４４におけるそれぞれのノズル
の噴射タイミングを決める。一般に、媒体シート１２
は、特定の実施例に基づいて、インクリメンタルに進め
られるか（例えば、見当が合わせられる）、あるいは、
連続して進められる。また、インク小滴は、ｘ軸４６に
沿った一方向またはｘ軸４６に沿った両方向にシート１
２を走査する間に、噴射される。
ット・ペン１８〜２４に隣接して配置される。ペンは、
媒体シートに対して所望のパターンをなすようにインク
小滴を噴射し、文字、記号、図形、または、他のマーキ
ングを形成する。インク小滴噴射コントローラ３４は、
ペン１８、２０、２２、２４のそれぞれのプリント・ヘ
ッド３８、４０、４２、４４におけるそれぞれのノズル
の噴射タイミングを決める。一般に、媒体シート１２
は、特定の実施例に基づいて、インクリメンタルに進め
られるか（例えば、見当が合わせられる）、あるいは、
連続して進められる。また、インク小滴は、ｘ軸４６に
沿った一方向またはｘ軸４６に沿った両方向にシート１
２を走査する間に、噴射される。
【００１３】図２には、全てのペン１８〜２４について
一般的なインク・ジェット・ペン１８が示されている。
一般に、ペン容積の一部は、インクの収容専用になって
いる。プリント・ヘッド３８は、ペン１８の一方の端部
に固定され、内部がインク供給源に結合されている。フ
レキシブル回路５２によって、プリント・ヘッド３８内
の加熱抵抗器に対する電気接続が行われる。フレキシブ
ル回路５２は、キャリッジ２６（図１）の関連するコネ
クタにも結合する。複数ペンの実施例の場合（例えば、
カラー印刷装置）、ペンは、並列に配置される。キャリ
ッジ２６における結合コネクタ（不図示）によって、フ
レキシブル回路５２に対する電気接続が行われる。
一般的なインク・ジェット・ペン１８が示されている。
一般に、ペン容積の一部は、インクの収容専用になって
いる。プリント・ヘッド３８は、ペン１８の一方の端部
に固定され、内部がインク供給源に結合されている。フ
レキシブル回路５２によって、プリント・ヘッド３８内
の加熱抵抗器に対する電気接続が行われる。フレキシブ
ル回路５２は、キャリッジ２６（図１）の関連するコネ
クタにも結合する。複数ペンの実施例の場合（例えば、
カラー印刷装置）、ペンは、並列に配置される。キャリ
ッジ２６における結合コネクタ（不図示）によって、フ
レキシブル回路５２に対する電気接続が行われる。
【００１４】図３には、並列に配置された関連するプリ
ント・ヘッド３８〜４４と共に、ペン１８〜２４の一部
が示されている。各プリント・ヘッドには、ノズル５６
の１つ以上の列５４が含まれている。ノズルは、一般に
ｙ方向と平行な既知の配向においてアライメントがとら
れる。しかし、少しアライメントがずれるようにして、
プリント・ヘッドまたはノズルを製造する場合も多い。
考察及び論述のため、図３のノズル５６は、サイズ及び
間隔を誇張し、また、アライメントのずれを量的に誇張
して示されている。プリント・ヘッド３８の場合、ノズ
ルは、図示のように、均一な間隔及び配向の、適正なア
ライメントがとられた２つの列をなしている。プリント
・ヘッド４０の場合、ノズルは、図示のように、均一な
間隔の、平行な２つの列をなしている。ただし、この列
は、ｙ方向に対して斜めに回転している。プリント・ヘ
ッド４２の場合、ノズルは、図示のように、プリント・
ヘッド４０とは異なる斜め方向に、平行な２つの列をな
している。プリント・ヘッド４２は、また、図示のよう
に、各列の全長に沿った間隔が不均一である。例えば、
ノズル６２は、こうしたノズルの列に沿った不均一な間
隔のある位置に対して距離ｙ１だけオフセットしてい
る。プリント・ヘッド４４の場合、列及びノズルは、ア
ライメントがずれている。列は、ｙ方向に対して斜めに
なっている。ノズルは、各列の全長に沿って不均一な間
隔をなしている。いくつかのノズルは、列の配向に対し
てもオフセットしている。例えば、ノズル６４は、ｘ方
向において距離ｘ１だけオフセットしている。
ント・ヘッド３８〜４４と共に、ペン１８〜２４の一部
が示されている。各プリント・ヘッドには、ノズル５６
の１つ以上の列５４が含まれている。ノズルは、一般に
ｙ方向と平行な既知の配向においてアライメントがとら
れる。しかし、少しアライメントがずれるようにして、
プリント・ヘッドまたはノズルを製造する場合も多い。
考察及び論述のため、図３のノズル５６は、サイズ及び
間隔を誇張し、また、アライメントのずれを量的に誇張
して示されている。プリント・ヘッド３８の場合、ノズ
ルは、図示のように、均一な間隔及び配向の、適正なア
ライメントがとられた２つの列をなしている。プリント
・ヘッド４０の場合、ノズルは、図示のように、均一な
間隔の、平行な２つの列をなしている。ただし、この列
は、ｙ方向に対して斜めに回転している。プリント・ヘ
ッド４２の場合、ノズルは、図示のように、プリント・
ヘッド４０とは異なる斜め方向に、平行な２つの列をな
している。プリント・ヘッド４２は、また、図示のよう
に、各列の全長に沿った間隔が不均一である。例えば、
ノズル６２は、こうしたノズルの列に沿った不均一な間
隔のある位置に対して距離ｙ１だけオフセットしてい
る。プリント・ヘッド４４の場合、列及びノズルは、ア
ライメントがずれている。列は、ｙ方向に対して斜めに
なっている。ノズルは、各列の全長に沿って不均一な間
隔をなしている。いくつかのノズルは、列の配向に対し
てもオフセットしている。例えば、ノズル６４は、ｘ方
向において距離ｘ１だけオフセットしている。
【００１５】他の例の場合、プリント・ヘッドまたはペ
ンは、他のプリント・ヘッドまたはペンに対してオフセ
ットするか、または、斜めになっている。こうしたミス
アライメントは、一般に、インク・ジェット・ペンまた
はインク・ジェット印刷装置（例えば、プリンタ、コピ
ー機、ファックス）の製造または組み立て時に発生す
る。先行技術による解決策では、製造または組み立てプ
ロセスの改良に取り組んで、所望のアライメントがとれ
るようにした。公差外のアライメント（すなわち、ミス
アライメント）は、欠陥として取り扱われる。
ンは、他のプリント・ヘッドまたはペンに対してオフセ
ットするか、または、斜めになっている。こうしたミス
アライメントは、一般に、インク・ジェット・ペンまた
はインク・ジェット印刷装置（例えば、プリンタ、コピ
ー機、ファックス）の製造または組み立て時に発生す
る。先行技術による解決策では、製造または組み立てプ
ロセスの改良に取り組んで、所望のアライメントがとれ
るようにした。公差外のアライメント（すなわち、ミス
アライメント）は、欠陥として取り扱われる。
【００１６】以下のセクションでは、ミスアライメント
を測定し、こうした測定値を記憶し、こうした測定値の
検索を行い、ミスアライメントの補正を行うための方法
について解説する。
を測定し、こうした測定値を記憶し、こうした測定値の
検索を行い、ミスアライメントの補正を行うための方法
について解説する。
【００１７】光学測定 従来のアプローチのように、厳格な公差に合わせた製造
及び組み立てを実施することも可能であるが、代わり
に、製造及び組み立てステップにおいてもっと大きいミ
スアライメントを許容するように、公差を緩和すること
も可能である。プリントヘッドの電子信号経路とプリン
ト・ヘッドをはずれた電子信号経路との間に良好な相互
接続が得られるように、ペンのアライメントをとること
が望ましい。さらに、ペン本体に対してフレキシブル回
路５２を確実に密封して、泡を生じないように、あるい
は、別様にして、プリントヘッドの平面から大幅なオフ
セットを示す（すなわち、ｘ及びｙ方向に直交するｚ方
向に）ことがないようにすることも望ましい。さらに、
任意のノズルまたはノズル開口部について、所望の印刷
の質に必要とされる精度に合わせて、その対応する噴射
室とのアライメントをとることも望ましい。製造プロセ
スの出発点においてこうした精度が保たれている場合、
プリント・ヘッドの製造及びペン本体に対する組み付け
におけるミスアライメントに取り組むことになる。
及び組み立てを実施することも可能であるが、代わり
に、製造及び組み立てステップにおいてもっと大きいミ
スアライメントを許容するように、公差を緩和すること
も可能である。プリントヘッドの電子信号経路とプリン
ト・ヘッドをはずれた電子信号経路との間に良好な相互
接続が得られるように、ペンのアライメントをとること
が望ましい。さらに、ペン本体に対してフレキシブル回
路５２を確実に密封して、泡を生じないように、あるい
は、別様にして、プリントヘッドの平面から大幅なオフ
セットを示す（すなわち、ｘ及びｙ方向に直交するｚ方
向に）ことがないようにすることも望ましい。さらに、
任意のノズルまたはノズル開口部について、所望の印刷
の質に必要とされる精度に合わせて、その対応する噴射
室とのアライメントをとることも望ましい。製造プロセ
スの出発点においてこうした精度が保たれている場合、
プリント・ヘッドの製造及びペン本体に対する組み付け
におけるミスアライメントに取り組むことになる。
【００１８】本発明の各種代替方法によれば、プリント
・ヘッド及びノズルのミスアライメントは、光学的に測
定される。図４には、インク・ジェット印刷装置１０及
び光学測定システム７０のブロック図が示されている。
各種実施例によれば、光学測定システム７０は、独立型
システムまたは印刷装置１０の一体部品である。光学測
定システムには、１つ以上の発光装置または赤外発光装
置と、１つ以上の光検出装置または赤外光検出装置が含
まれている。さらに、システム７０には、所望の位置に
対する発光装置及び検出装置の方向付け及び／または走
査を行うための構造、並びに、絶対または相対位置測定
値を求めるための論理または処理装置が含まれている。
例えば、ある実施例の場合、システム７０は、第１のタ
ーゲットにロックされ、次に、第２のターゲットにロッ
クされ、その後、２つのターゲット間における距離が計
算される。
・ヘッド及びノズルのミスアライメントは、光学的に測
定される。図４には、インク・ジェット印刷装置１０及
び光学測定システム７０のブロック図が示されている。
各種実施例によれば、光学測定システム７０は、独立型
システムまたは印刷装置１０の一体部品である。光学測
定システムには、１つ以上の発光装置または赤外発光装
置と、１つ以上の光検出装置または赤外光検出装置が含
まれている。さらに、システム７０には、所望の位置に
対する発光装置及び検出装置の方向付け及び／または走
査を行うための構造、並びに、絶対または相対位置測定
値を求めるための論理または処理装置が含まれている。
例えば、ある実施例の場合、システム７０は、第１のタ
ーゲットにロックされ、次に、第２のターゲットにロッ
クされ、その後、２つのターゲット間における距離が計
算される。
【００１９】本発明の測定方法によれば、所定のプリン
ト・ヘッド３８の各ノズルからこうしたプリント・ヘッ
ド３８の基準点７２までの距離が、システム７０によっ
て測定される。こうしたプリント・ヘッド３８における
各ノズル５６の位置は、やはり、他のプリント・ヘッド
（例えば、４０、４２、４４）のそれぞれにおける基準
点７４、７６、７８に対して測定される。このプロセス
は、各プリント・ヘッド４０〜４４の各ノズル毎に繰り
返される。基準点７２〜７８は、既知のサイズ及び形状
の隆起構造として、各プリント・ヘッドに加工される基
準である。代替方法のステップによれば、各ノズルの位
置は、測定されるノズルと同じプリント・ヘッドの基準
点に対してのみ光学的測定を受けることになる。こうし
た実施例の場合、光学測定システムは、各プリント・ヘ
ッド３８〜４４の各基準点７２〜７８間における距離を
測定する。
ト・ヘッド３８の各ノズルからこうしたプリント・ヘッ
ド３８の基準点７２までの距離が、システム７０によっ
て測定される。こうしたプリント・ヘッド３８における
各ノズル５６の位置は、やはり、他のプリント・ヘッド
（例えば、４０、４２、４４）のそれぞれにおける基準
点７４、７６、７８に対して測定される。このプロセス
は、各プリント・ヘッド４０〜４４の各ノズル毎に繰り
返される。基準点７２〜７８は、既知のサイズ及び形状
の隆起構造として、各プリント・ヘッドに加工される基
準である。代替方法のステップによれば、各ノズルの位
置は、測定されるノズルと同じプリント・ヘッドの基準
点に対してのみ光学的測定を受けることになる。こうし
た実施例の場合、光学測定システムは、各プリント・ヘ
ッド３８〜４４の各基準点７２〜７８間における距離を
測定する。
【００２０】もう１つの代替実施例によれば、各プリン
ト・ヘッドの各ノズル位置は、各所定のノズルが配置さ
れたペン本体の基準点に対して測定される。従って、プ
リント・ヘッド３８のノズルは、ペン１８の基準点８２
に対して測定される。プリント・ヘッド４０のノズル
は、ペン２０の基準点８４に対して測定される。プリン
ト・ヘッド４２のノズルは、ペン２２の基準点８６に対
して測定される。同様に、プリント・ヘッド４４のノズ
ルは、ペン２４の基準点８８に対して測定される。各ノ
ズルの位置は、従って、他のペン本体の基準点８２〜８
８のそれぞれに対して測定される、すなわち、各基準点
８２〜８８間の位置が測定される。ペン本体に関する基
準点の例が、図２に示されている。各種基準９４、９
６、９８、１００、１０２、１０４は、キャリッジ２６
に対する各ペンの位置決め、または、ペンに対するプリ
ント・ヘッドの位置決めに用いるため、ペン１８〜２４
において測定される。
ト・ヘッドの各ノズル位置は、各所定のノズルが配置さ
れたペン本体の基準点に対して測定される。従って、プ
リント・ヘッド３８のノズルは、ペン１８の基準点８２
に対して測定される。プリント・ヘッド４０のノズル
は、ペン２０の基準点８４に対して測定される。プリン
ト・ヘッド４２のノズルは、ペン２２の基準点８６に対
して測定される。同様に、プリント・ヘッド４４のノズ
ルは、ペン２４の基準点８８に対して測定される。各ノ
ズルの位置は、従って、他のペン本体の基準点８２〜８
８のそれぞれに対して測定される、すなわち、各基準点
８２〜８８間の位置が測定される。ペン本体に関する基
準点の例が、図２に示されている。各種基準９４、９
６、９８、１００、１０２、１０４は、キャリッジ２６
に対する各ペンの位置決め、または、ペンに対するプリ
ント・ヘッドの位置決めに用いるため、ペン１８〜２４
において測定される。
【００２１】さらにもう１つの代替実施例では、ペン・
キャリッジ・アセンブリの基準点９０、または、印刷装
置のハウジングまたは他のコンポーネントにおける他の
何らかの印刷装置基準点９２（図１）に対して、ノズ
ル、プリント・ヘッド基準点７２〜７８、及び／または
ペン本体基準点８２〜８８の測定を行う。各種代替実施
例において、各ノズルの位置は、１つ以上の基準点に対
して測定されるので、全てのプリント・ヘッド３８〜４
４のノズルの相対位置を求めることができる。すなわ
ち、各ノズルのアライメントまたはアライメントの欠如
が測定される。ミスアライメントの場合、特有のミスア
ライメントまたはミスアライメント・パターンが測定さ
れる。例えば、ノズルのｘオフセット、ｙオフセット、
または、ｚオフセットが測定される。また、列のｘオフ
セット、ｙオフセット、ｚオフセット、または、回転オ
フセットといった、ミスアライメント・パターンが測定
される。所定のプリント・ヘッドのノズルは、一般に、
こうしたプリント・ヘッドに対して精密なアライメント
がとられているので、最も問題となるのは、プリント・
ヘッドのミスアライメントによって生じるプリント・ヘ
ッド間の変動である。従って、ミスアライメントのパタ
ーンが予測される。
キャリッジ・アセンブリの基準点９０、または、印刷装
置のハウジングまたは他のコンポーネントにおける他の
何らかの印刷装置基準点９２（図１）に対して、ノズ
ル、プリント・ヘッド基準点７２〜７８、及び／または
ペン本体基準点８２〜８８の測定を行う。各種代替実施
例において、各ノズルの位置は、１つ以上の基準点に対
して測定されるので、全てのプリント・ヘッド３８〜４
４のノズルの相対位置を求めることができる。すなわ
ち、各ノズルのアライメントまたはアライメントの欠如
が測定される。ミスアライメントの場合、特有のミスア
ライメントまたはミスアライメント・パターンが測定さ
れる。例えば、ノズルのｘオフセット、ｙオフセット、
または、ｚオフセットが測定される。また、列のｘオフ
セット、ｙオフセット、ｚオフセット、または、回転オ
フセットといった、ミスアライメント・パターンが測定
される。所定のプリント・ヘッドのノズルは、一般に、
こうしたプリント・ヘッドに対して精密なアライメント
がとられているので、最も問題となるのは、プリント・
ヘッドのミスアライメントによって生じるプリント・ヘ
ッド間の変動である。従って、ミスアライメントのパタ
ーンが予測される。
【００２２】プリント・ヘッドに対して精密なアライメ
ントがとれるように製造されるノズルの場合、他の基準
点（例えば、同じペンの、さらには、他のペン／プリン
ト・ヘッドにおける基準点）に対するプリント・ヘッド
の基準点を測定するだけで、製造プロセスを簡略化する
ことが可能である。すなわち、同じプリント・ヘッドに
おける他のノズルについては分かっているので、各ノズ
ルの位置を測定する必要がなくなる。６００ドット／イ
ンチの印刷に所望される一般的なアライメント精度は、
媒体シート上において１／６００インチ（すなわち、
０．００１２インチｍ／ｌ）のドット位置間隔になるよ
うに配置することである。
ントがとれるように製造されるノズルの場合、他の基準
点（例えば、同じペンの、さらには、他のペン／プリン
ト・ヘッドにおける基準点）に対するプリント・ヘッド
の基準点を測定するだけで、製造プロセスを簡略化する
ことが可能である。すなわち、同じプリント・ヘッドに
おける他のノズルについては分かっているので、各ノズ
ルの位置を測定する必要がなくなる。６００ドット／イ
ンチの印刷に所望される一般的なアライメント精度は、
媒体シート上において１／６００インチ（すなわち、
０．００１２インチｍ／ｌ）のドット位置間隔になるよ
うに配置することである。
【００２３】測定記憶装置 測定が済むと、測定値、その符号化表現、または、絶対
的または相対的な位置またはアライメントを表す他の何
らかのデータが記憶される。例えば、ある実施例の場
合、各ノズル毎に、値が記憶される。こうした値は、こ
うしたノズルのアライメントがとれた位置に対する、所
定のノズルのｘ、ｙ、及び／または、ｚ次元におけるオ
フセットの既知単位による距離を表している。代替案で
は、この値は、既知の基準点または既知の相対座標系を
表している。
的または相対的な位置またはアライメントを表す他の何
らかのデータが記憶される。例えば、ある実施例の場
合、各ノズル毎に、値が記憶される。こうした値は、こ
うしたノズルのアライメントがとれた位置に対する、所
定のノズルのｘ、ｙ、及び／または、ｚ次元におけるオ
フセットの既知単位による距離を表している。代替案で
は、この値は、既知の基準点または既知の相対座標系を
表している。
【００２４】実施例の１つでは、所定のプリント・ヘッ
ドに関する値は、フレクス回路５２における回路要素、
または、こうしたプリント・ヘッド３８のペン１８にお
ける他の部分に電子的に記憶される。もう１つの実施例
では、値は、光学走査装置によって読み取ることが可能
な、バー・コード・ラベル１１０のバー・コードとして
記憶される（図２参照）。
ドに関する値は、フレクス回路５２における回路要素、
または、こうしたプリント・ヘッド３８のペン１８にお
ける他の部分に電子的に記憶される。もう１つの実施例
では、値は、光学走査装置によって読み取ることが可能
な、バー・コード・ラベル１１０のバー・コードとして
記憶される（図２参照）。
【００２５】ミスアライメント・パターンに有効なもう
１つの実施例では、ミスアライメントを誇張したマーキ
ングがペンに施される。図５には、こうしたマーキング
を具現化したペンが示されている。第１のマーキング１
２０は、基準マーキングの働きをし、第２のマーキング
１２２は、ｘ、及び／または、ｙ、及び／または、ｚ方
向において第１のマーキングからずれている。第２のマ
ーキングは、第１のマーキングに対して回転している。
第１のマーキングと第２のマーキングとの間におけるオ
フセットの距離及び回転角度は、プリント・ヘッドのノ
ズル間に生じる実際のオフセット・パターンを何倍かし
たものである。第２のマーキングがｘ方向においてＸ２
（例えば、０．０２インチ）、ｙ方向においてＹ２（例
えば、０．０４インチ）、及び、ｚ方向において０．０
インチだけずれている例について考察する。１００倍の
場合、適正にアライメントがとられていると、ある列の
第２のノズルは、その列の第１のノズルに対して配置さ
れるべき位置から、ｘ方向において０．０２／１００＝
０．０００２インチ、ｙ方向において０．０４／１００
＝０．０００４インチだけオフセットしている。各後続
ノズルは、ｘ方向においてさらに０．０００２インチ、
ｙ方向においてさらに０．０００４インチ変位し、その
アライメントのとれた位置からのオフセットが累積され
ることになる。第１のマーキング１２０及び第２のマー
キング１２２が、十字であり、第２のマーキング１２２
である十字の配向が、第１のマーキングである十字の配
向に比べて、Ｒ２（例えば、１０度）だけ回転している
ものと考える。１００倍の場合、プリント・ヘッドの各
ノズル列は、１０／１００＝０．１度だけ斜めにアライ
メントがずれている。オフセット及び回転の倍数は、同
じ場合もあれば、異なる場合もあるが、分かっているこ
となので、実際のミスアライメントに対する関係を求め
ることが可能である。実施例の１つでは、第１のマーキ
ング１２０は、ペンの所定の位置に固定されるが、第２
のマーキング１２２は、ｘオフセット、ｙオフセット、
ｚオフセット、及び／または、回転スキューを明示する
ための調整が可能である。こうした実施例の場合、光学
測定後に、第２のマーキング１２２の調整を行って、ミ
スアライメント情報が明示される（従って、記憶され
る）。
１つの実施例では、ミスアライメントを誇張したマーキ
ングがペンに施される。図５には、こうしたマーキング
を具現化したペンが示されている。第１のマーキング１
２０は、基準マーキングの働きをし、第２のマーキング
１２２は、ｘ、及び／または、ｙ、及び／または、ｚ方
向において第１のマーキングからずれている。第２のマ
ーキングは、第１のマーキングに対して回転している。
第１のマーキングと第２のマーキングとの間におけるオ
フセットの距離及び回転角度は、プリント・ヘッドのノ
ズル間に生じる実際のオフセット・パターンを何倍かし
たものである。第２のマーキングがｘ方向においてＸ２
（例えば、０．０２インチ）、ｙ方向においてＹ２（例
えば、０．０４インチ）、及び、ｚ方向において０．０
インチだけずれている例について考察する。１００倍の
場合、適正にアライメントがとられていると、ある列の
第２のノズルは、その列の第１のノズルに対して配置さ
れるべき位置から、ｘ方向において０．０２／１００＝
０．０００２インチ、ｙ方向において０．０４／１００
＝０．０００４インチだけオフセットしている。各後続
ノズルは、ｘ方向においてさらに０．０００２インチ、
ｙ方向においてさらに０．０００４インチ変位し、その
アライメントのとれた位置からのオフセットが累積され
ることになる。第１のマーキング１２０及び第２のマー
キング１２２が、十字であり、第２のマーキング１２２
である十字の配向が、第１のマーキングである十字の配
向に比べて、Ｒ２（例えば、１０度）だけ回転している
ものと考える。１００倍の場合、プリント・ヘッドの各
ノズル列は、１０／１００＝０．１度だけ斜めにアライ
メントがずれている。オフセット及び回転の倍数は、同
じ場合もあれば、異なる場合もあるが、分かっているこ
となので、実際のミスアライメントに対する関係を求め
ることが可能である。実施例の１つでは、第１のマーキ
ング１２０は、ペンの所定の位置に固定されるが、第２
のマーキング１２２は、ｘオフセット、ｙオフセット、
ｚオフセット、及び／または、回転スキューを明示する
ための調整が可能である。こうした実施例の場合、光学
測定後に、第２のマーキング１２２の調整を行って、ミ
スアライメント情報が明示される（従って、記憶され
る）。
【００２６】本発明の方法は、キャリッジ２６に対して
永久配置されるプリント・ヘッドを備えたペンに特に適
しているが、取り付けられるプリント・ヘッドの交換が
可能なペンにも適用可能である。新しいペンが、キャリ
ッジ２６の既存のペンと交換される場合、ノズル・タイ
ミング信号の再計算を可能にする方法で、ノズル位置情
報がプリンタに導入される。例えば、そのポイントにお
ける基準点に対するノズル測定値が、上述の方法の１つ
（例えば、電子記憶、バー・コード・ラベル、マーキン
グ）によって記憶される。全てのペンについて、ペンの
同じ位置に基準点を配置し、ペンをキャリッジ内に正確
に位置決めすることによって、組み込まれたデータが、
ペンに対するプリント・ヘッドのミスアライメントを表
すことになる。従って、組み込まれたデータは、従来の
ペンに関する同様のデータの代わりに用いられる。
永久配置されるプリント・ヘッドを備えたペンに特に適
しているが、取り付けられるプリント・ヘッドの交換が
可能なペンにも適用可能である。新しいペンが、キャリ
ッジ２６の既存のペンと交換される場合、ノズル・タイ
ミング信号の再計算を可能にする方法で、ノズル位置情
報がプリンタに導入される。例えば、そのポイントにお
ける基準点に対するノズル測定値が、上述の方法の１つ
（例えば、電子記憶、バー・コード・ラベル、マーキン
グ）によって記憶される。全てのペンについて、ペンの
同じ位置に基準点を配置し、ペンをキャリッジ内に正確
に位置決めすることによって、組み込まれたデータが、
ペンに対するプリント・ヘッドのミスアライメントを表
すことになる。従って、組み込まれたデータは、従来の
ペンに関する同様のデータの代わりに用いられる。
【００２７】測定値の検索及びタイミング補正 一般に、ミスアライメント情報は、ペン１８〜２４の組
み立て及びプリント・キャリッジ２６への取り付けが済
むと、工場でペン１８〜２４に記憶されるか、または、
組み込まれる。その後、測定値情報がアクセスされる。
データが電子的に記憶されている場合、電子記憶媒体が
アクセスされる。例えば、プリント・プロセッサまたは
プリント・ヘッド・コントローラは、情報にアクセスし
て、ノズル・タイミング信号を調整し、ミスアライメン
トを補正する。バー・コード・データの場合、プリンタ
内の光センサ装置がバー・コードを読み取る。次に、バ
ー・コードの符号化情報が、ノズル・タイミング信号を
調整して、ミスアライメントを補正するため、プリント
・プロセッサまたはプリント・ヘッド・コントローラに
よってアクセスされる。代替案では、外部装置がバー・
コードの走査を行う。次に、符号化データが、プリンタ
またはホスト・コンピュータに入力される。次に、ホス
ト・コンピュータが、情報をプリンタにダウン・ロード
する。次に、プリント・プロセッサまたはプリント・ヘ
ッド・コントローラが、ノズル・タイミング信号を調整
して、ミスアライメントを補正する。代替案では、ホス
ト・コンピュータが、符号化データを処理し、次に、信
号をダウン・ロードして、プリント・プロセッサまたは
プリント・ヘッド・コントローラにプロンプトを与え、
ノズル・タイミング信号を調整させる。
み立て及びプリント・キャリッジ２６への取り付けが済
むと、工場でペン１８〜２４に記憶されるか、または、
組み込まれる。その後、測定値情報がアクセスされる。
データが電子的に記憶されている場合、電子記憶媒体が
アクセスされる。例えば、プリント・プロセッサまたは
プリント・ヘッド・コントローラは、情報にアクセスし
て、ノズル・タイミング信号を調整し、ミスアライメン
トを補正する。バー・コード・データの場合、プリンタ
内の光センサ装置がバー・コードを読み取る。次に、バ
ー・コードの符号化情報が、ノズル・タイミング信号を
調整して、ミスアライメントを補正するため、プリント
・プロセッサまたはプリント・ヘッド・コントローラに
よってアクセスされる。代替案では、外部装置がバー・
コードの走査を行う。次に、符号化データが、プリンタ
またはホスト・コンピュータに入力される。次に、ホス
ト・コンピュータが、情報をプリンタにダウン・ロード
する。次に、プリント・プロセッサまたはプリント・ヘ
ッド・コントローラが、ノズル・タイミング信号を調整
して、ミスアライメントを補正する。代替案では、ホス
ト・コンピュータが、符号化データを処理し、次に、信
号をダウン・ロードして、プリント・プロセッサまたは
プリント・ヘッド・コントローラにプロンプトを与え、
ノズル・タイミング信号を調整させる。
【００２８】図５に関連して上述のように測定データを
記憶する物理的マーキング方法の場合、ユーザまたは光
検知装置が、２つのマーキング間のオフセットを測定
し、次に、そのデータをホスト・コンピュータに供給す
る。ホスト・コンピュータは、データを処理し、次に、
処理済みのデータをプリンタにダウン・ロードするか、
さもなければ、測定データをプリンタに直接ダウン・ロ
ードする。
記憶する物理的マーキング方法の場合、ユーザまたは光
検知装置が、２つのマーキング間のオフセットを測定
し、次に、そのデータをホスト・コンピュータに供給す
る。ホスト・コンピュータは、データを処理し、次に、
処理済みのデータをプリンタにダウン・ロードするか、
さもなければ、測定データをプリンタに直接ダウン・ロ
ードする。
【００２９】価値のある有利な効果 本発明の利点の１つは、プリンタ・キャリッジの製造公
差であり、厄介な場合には、ペン・コンポーネントにつ
いて少し緩和することが可能である。こうした公差の緩
和は、アライメント・データの光学測定及び記憶で考慮
される。従って、１つ以上のプリント・ヘッドが、所望
の精度で印刷することが可能である。本発明の望ましい
実施例について例示し、解説してきたが、さまざまな代
替案、修正、及び、同等物を用いることが可能である。
例えば、ペンに測定データを組み込むための上記以外の
記憶方法には、磁気ストライピング及び他の既知の方法
が含まれる。また、複数走査ペンに関して説明したが、
該方法は、１ページ以上の幅のアレイをなす、永久プリ
ント・ヘッドまたは交換式プリント・ヘッドにも適用可
能である。従って、以上の説明は、本発明の範囲を制限
するものと受け取るべきではなく、その範囲は、付属の
請求光にによって規定されている。
差であり、厄介な場合には、ペン・コンポーネントにつ
いて少し緩和することが可能である。こうした公差の緩
和は、アライメント・データの光学測定及び記憶で考慮
される。従って、１つ以上のプリント・ヘッドが、所望
の精度で印刷することが可能である。本発明の望ましい
実施例について例示し、解説してきたが、さまざまな代
替案、修正、及び、同等物を用いることが可能である。
例えば、ペンに測定データを組み込むための上記以外の
記憶方法には、磁気ストライピング及び他の既知の方法
が含まれる。また、複数走査ペンに関して説明したが、
該方法は、１ページ以上の幅のアレイをなす、永久プリ
ント・ヘッドまたは交換式プリント・ヘッドにも適用可
能である。従って、以上の説明は、本発明の範囲を制限
するものと受け取るべきではなく、その範囲は、付属の
請求光にによって規定されている。
【図１】インク・ジェット印刷装置のブロック図であ
る。
る。
【図２】インク・ジェット・ペン・カートリッジの透視
図である。
図である。
【図３】並列インク・ジェット・プリント・ヘッドの部
分平面図である。
分平面図である。
【図４】インク・ジェット印刷装置及び本発明の方法の
実施例に基づいて光学測定ステップを実施するための光
学測定システムに関するブロック図である。
実施例に基づいて光学測定ステップを実施するための光
学測定システムに関するブロック図である。
【図５】本発明の実施例の１つによるインク・ジェット
・ペンの平面図である。
・ペンの平面図である。
１０ インク・ジェット印刷装置 １２ 媒体シート １４ 駆動ローラ １６ プラテン・モータ １８ インク・ジェット・ペン ２０ インク・ジェット・ペン ２２ インク・ジェット・ペン ２４ インク・ジェット・ペン ２６ キャリッジ ２８ ロッド ３０ キャリッジ・モータ ３２ 位置コントローラ ３４ インク小滴噴射コントローラ ３８ プリント・ヘッド ４０ プリント・ヘッド ４２ プリント・ヘッド ４４ プリント・ヘッド ５２ フレキシブル回路 ５６ ノズル ７０ 光学測定システム １１０ バー・コード・ラベル １２０ 第１のマーキング １２２ 第２のマーキング
Claims (10)
- 【請求項１】それぞれが、インクを納めるノズル室を形
成する、複数のノズルを具備するプリントヘッドと、 ノズル室に結合されたインクを保管するためのリザーバ
を具備する、プリントヘッドが取り付けられたペン本体
と、 プリントヘッド・ノズルの位置測定において対照するこ
とになる基準点と、 プリントヘッドのノズル位置から導き出される、プリン
トヘッドのミスアライメントに対応するミスアライメン
ト指標を記憶するための手段を備える、 インク・ジェット印刷装置に用いられるインク・ジェッ
ト・ペン装置。 - 【請求項２】前記記憶手段が、光学的に検出可能なバー
・コードから成ることを特徴とする、請求項１に記載の
ペン装置。 - 【請求項３】前記プリントヘッドが、さらに、記憶手段
の働きをする電子メモリを備えることを特徴とする、請
求項１に記載のペン装置。 - 【請求項４】前記記憶手段が、前記ペン本体における第
１のマーキング及び前記ペン本体における第２のマーキ
ングから成ることと、前記第１のマーキングに対する前
記第２のマーキングの相対的オフセットが、前記プリン
トヘッドのミスアライメントを表すことを特徴とする、
請求項１に記載のペン装置。 - 【請求項５】前記第２のマーキングを調整することによ
って、プリントヘッドにおけるノズル列の回転スキュー
を表す、前記第１のマーキングに対する回転オフセット
を決めることが可能であることを特徴とする、請求項４
に記載のペン装置。 - 【請求項６】それぞれ、プリントヘッド、前記プリント
ヘッドが取り付けられるペン本体、及び、基準点を具備
し、各プリントヘッドに、媒体シートに対する印刷のた
めインクを噴射する複数のノズルが設けられている、複
数のインク・ジェット・ペンを備えたインク・ジェット
印刷装置におけるプリントヘッドのミスアライメントを
補正するため、プリントヘッド・ノズルのタイミングを
調整するための方法において、 各プリントヘッド毎に、こうしたプリントヘッドを備え
る前記ペンの基準点に対するプリントヘッドのアライメ
ントを光学的に測定するステップと、 データが組み込まれるペンのプリントヘッドに対応す
る、プリントヘッドのアライメント・データを各ペン毎
に組み込むステップと、 組み込まれたプリントヘッドのミスアライメント・デー
タを検索するステップと、 ノズルのタイミングを調整することにより、検索データ
に基づいて、プリントヘッドのミスアライメントを補正
するステップを特徴とする、 調整方法。 - 【請求項７】各ペンが、さらに、電子メモリを備えてい
ることと、組み込みステップに、プリントヘッドのアラ
イメント・データと関連するペンの電子メモリに、その
データを記憶することが含まれることを特徴とする、請
求項６に記載の方法。 - 【請求項８】組み込みステップに、光学的に検出可能な
バー・コードによるプリントヘッド・アライメント・デ
ータを用いることが含まれることを特徴とする、請求項
６に記載の方法。 - 【請求項９】各ペンが、さらに、第１のマーカ及び第２
のマーカを備えることと、組み込みステップに、前記第
１のマーカ位置に対して前記第２のマーカ位置を調整す
ることが含まれることと、前記第１及び第２のマーカの
相対位置によって、プリントヘッド・ミスアライメント
・データが具体的に示されることを特徴とする、請求項
６に記載の方法。 - 【請求項１０】前記相対位置によって、第１の平面オフ
セット、第２の平面オフセット、及び、回転オフセット
の任意の１つ以上が示され、第１の平面オフセット、第
２の平面オフセット、及び、回転オフセットのそれぞれ
が、プリントヘッドの平面において生じることと、第１
の平面オフセットが、第２の平面オフセットの方向に直
交する方向に関するものであることを特徴とする、請求
項９に記載の方法。
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