JPH09174498A - 工業用帯刃の端部切断装置 - Google Patents

工業用帯刃の端部切断装置

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JPH09174498A
JPH09174498A JP33477795A JP33477795A JPH09174498A JP H09174498 A JPH09174498 A JP H09174498A JP 33477795 A JP33477795 A JP 33477795A JP 33477795 A JP33477795 A JP 33477795A JP H09174498 A JPH09174498 A JP H09174498A
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JP
Japan
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work
die
blade
cutting device
movable die
Prior art date
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Pending
Application number
JP33477795A
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English (en)
Inventor
Toshio Yamada
敏夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANTEKUSU KK
Suntex Co Ltd
Original Assignee
SANTEKUSU KK
Suntex Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用方法が不適当であっても剪断刀を損傷し
たり被加工物(ワーク)を不良品にするおそれがなく、
構造簡単かつ安価で、既製の帯刃端面切断機に容易に付
設して実施することのできる、折曲げ加工された工業用
帯刃の端部切断装置を提供する。 【解決手段】 付設装置の基部となる固定部材6の背面
7に、ボルト9を植込み、このボルト9に貫挿保持され
た圧縮コイルばね12により弾力的に支持される中間部
材8とワーク抑え部材10を設け、このワーク抑え部材
10の端面11A,11Bと固定ダイ1A,1Bの間で
ワークを挟持したのち、剪断加工が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚紙、段ボール、
皮革、プラスチックシート、薄板等を所定の形状に押切
加工するために用いられる工業用帯刃(トムソン刃)の
加工技術に関し、特に、所定形状に折曲げ加工された工
業用帯刃の端部を切断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来例の平面図を示す。テーブル
面上30に設けられた固定ダイ31A、31Bとテーブ
ル面と平行方向に変位する可動ダイ32A、32Bを有
し、折曲げ加工された工業用帯刃Wをその刃先を上に向
けてテーブル面上に載せた状態で、端部E1 またはE2
を待機状態にある固定ダイ31と可動ダイ32の間に挿
入し、指令ボタン33を押すと可動ダイ32が矢印方向
に駆動されて切断が実行される。
【0003】このような従来例において、使用者が不注
意により図6に示すように工業用帯刃Wを斜めに挿入す
ると切断が実行されないばかりでなく、可動ダイを矢示
Bの方に偏位させて帯刃Wの挿入されなかった側のダイ
31A、32Aを損傷させるという欠点があった。そし
て、ダイの損傷は、ダイの研ぎ直し、或いはダイの交換
を必要とし、その間、帯刃の加工作業が中断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】使用者が被切断帯刃
(ワーク)を、常に剪断面と垂直に挿入するための手段
として、通常は、図7に示すような抑え具34A、34
Bと、その抑え具を固定ダイ31A、31Bの側面へ押
圧するばね35A、35Bを設けることが考えられる。
しかし、折曲加工後の帯刃には種々の形状のものがあ
り、抑え装置が嵩張ると被切断帯刃と干渉することにな
って好ましくない。また、抑え具34A、34Bをばね
35A、35Bの力に抗して、被切断帯刃の挿入が可能
な復帰状態に保持させる機構と動力が必要となるが、そ
のための装置が占める容積を可及的に小さくすることが
好ましい。さらに、既製の帯刃切断機に対し容易に付設
できる簡易な構造であって、かつ、安価に製作できるこ
とが好ましい。本発明は、これらの諸課題を一挙に解決
する工業用帯刃の端部切断装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の工業用帯刃の端
部切断装置は、テーブル面上に垂直な固定刃をもつ固定
ダイと、その固定ダイと協同して工業用帯刃を剪断加工
する可動刃をもつ可動ダイを有する装置において、上記
可動ダイの後面および側面(剪断加工面)に、上記可動
ダイが復帰状態のときは可動ダイにつれて後退し、当該
ワーク抑え部材の端面と上記固定ダイの間にワークを挿
入しうる間隙を形成し、上記可動ダイが前進状態のとき
は、弾性体の復元力により上記端面が上記固定ダイの間
にワークを押圧保持するワーク抑え部材が設けられてい
ることを特徴とする。
【0006】このように、ワーク抑え部材が弾力的に設
けられているので、可動ダイの後退時に弾性体に位置の
エネルギが蓄えられ、可動ダイの前進時に可動ダイとワ
ーク抑え部材が離れたのちも弾性体の復元力によりワー
クが押圧保持される。
【0007】切断実行ボタンが押されて可動ダイが前進
すると、まず、ワーク抑え部材の先端面がワークをとら
えて、これを固定ダイの間に押圧する。その結果、たと
えワークの挿入方向が傾いていた場合でも固定ダイの側
面に押圧されることにより可動刃の進行方向すなわち剪
断面と垂直方向に保持される。その後、可動刃がワーク
をとらえて剪断加工が実行される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のワーク抑え部材は、可動
ダイの後面および側面に当接する少くともL字形部分を
含んでおればよいが、左右一対の切断部に対応させるた
めには、テーブル面上から見てコ字形のものが好まし
い。また、その端面の高さ(h)は可動ダイの可動刃の
高さに比肩する程度がよい。コ字形の中央部(可動ダイ
の後面に当接する部分)に、上方に伸長するワーク抑え
保持部を形成し、この上方に伸長した部分に弾性体を設
けることが好ましい。
【0009】このような形態によれば、可動ダイの後方
に突出する部分が僅か数mmと小さく、従って、折曲げ
加工された帯刃(ワーク)がワーク抑え保持部と干渉す
る程度は、従来品と同じ程度に小さく抑えられる。ま
た、弾性体が上方に伸長した部分に設けられているの
で、作業テーブル上にワークを載置したとき、そのワー
クの折曲げ加工形状がいかなるものであっても、弾性体
および弾性保持機構に干渉しないので、弾性体等を形状
寸法的制約なく自由自在に設計・製作することができ
る。
【0010】図1に本発明実施例の平面図を示し、図2
にその縦断面図を示す。ただし図1において調節ボルト
13を省略している。左右の固定ダイ1A、1Bと可動
ダイ2A、2Bが左勝手の剪断面と右勝手の剪断面を構
成し、一対の固定ダイ1A、1Bは挟持部材4によりテ
ーブル5上に固定され、可動ダイ2A、2Bはテーブル
5下に設けられたモータと動力伝達機構により、復帰状
態(図示の状態)と切断終了状態の間の所定ストローク
を往復運動する。固定ダイ1A、1Bにはそれぞれ固定
刃が設けられ、可動ダイ2A、2Bにもそれぞれ可動刃
が設けられている。固定刃および可動刃はいずれもテー
ブル5の面に対し垂直である。図3に示すように、固定
刃と可動刃の交点を通り可動刃の進行方向に沿って、剪
断面3A、3Bが形成される。折曲げ加工された工業用
刃物(ワーク)Wの端部は、この剪断面3A、3Bと垂
直方向に保持されなければならない。
【0011】ここに説明する実施例は、既製の切断機に
簡易に付設しうる装置である。既製の切断機は、上記し
た固定ダイ1A、1B、可動ダイ2A、2B、可動ダイ
の駆動機構、ワークWを載置するテーブル5、固定ダイ
1A、1Bをテーブル5に固定する挟持部材4を含んで
いる。
【0012】本発明の付設装置の基部をなす固定部材6
は、側面から見てコ字形をなす鞍形であって、挟持部材
4の上に着脱自在に装着される。この固定部材6の背面
7にワーク抑え保持部となる中間部材8が弾力的に支持
され、この中間部材8の下部前面にワーク抑え部材10
が一体に固着されている。中間部材8は縦長の短冊形で
あって、固定部材6の背面7と対向する部分にボルト9
の軸部が貫通する貫通孔が穿孔され、この貫通孔を貫通
したボルト9が固定部材8のめねじに植え込まれ、ボル
ト9の頭部と中間部材8の間に圧縮コイルばね12が設
けられて、これらがワーク抑え部材10の弾力的支持手
段を構成している。ボルト9と圧縮コイルばね12は後
方へ突出しているが、テーブル5上に置かれたワークW
の高さよりも十分に高いのでワークWと干渉するおそれ
がない。
【0013】ワーク抑え部材10は、テーブル面上から
見て可動ダイを取り囲むコ字形をしており、中央部が中
間部材8の下部に固着され、両側面の長さaは、可動ダ
イ2A、2Bの側面長bよりもやや大きく、その高さh
はワークWの幅長にほぼ等しく、可動ダイ2A、2Bの
高さと比肩している。なお、ワーク抑え部材10と可動
ダイとは当接・離間自在である。また、中間部材8の上
端部にめねじが刻設され、このめねじに調節ボルト13
が螺合しており、調節ボルト13の先端は固定部材6の
背面7を押圧している。従って、この調節ボルト13に
より中間部材8の上端の前後方向位置を調整することが
できる。
【0014】図4を参照しながら作用を説明する。
(A)図に示すように、可動ダイ2A、2Bが復帰状態
のときには、それにつれてワーク抑え部材10が圧縮コ
イルばね12に抗してワーク抑え部材10の端面11
A、11Bと固定ダイ1A、1Bの間にワークが挿入さ
れる間隙εが形成される。指令ボタンが押されて可動ダ
イ2A、2Bが前進すると、(B)図に示すようにワー
ク抑え部材10の端面が固定ダイの間にワークWを挟持
し、可動ダイが前進を続けると、可動ダイの背面はワー
ク抑え部材10から離間するが、ワーク抑え部材10は
引きつづいて圧縮コイルばね12の復元力によりワーク
Wを押圧しつづけ、この状態で剪断加工が実行される。
【0015】本発明は左右対称の剪断面を一対に設ける
ものに限らず、左右どちらか一方のみについて実施する
ことができる。その場合のワーク抑え部材の上から見た
形状は、コ字形でなく、L字形となる。
【0016】本発明のワーク抑え部材を弾力的に保持す
る弾性体は、圧縮コイルばね12に限らず、コイルばね
12に代わる板ばね、中間部材8を前方へ弾力的に引張
り保持する引張コイルばね、或いは、中間部材8の上端
に設けられた捩りコイルばね等により実施することがで
きる。
【0017】また本発明は手動ハンドル(またはレバ
ー)により可動ダイを駆動する手動型端部切断装置にも
実施することができ、さらに、既設の端部切断装置に対
し付加的に装着されるものに限らず、端部切断装置の当
初から実施することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ワーク抑え部材の可動
ダイ背面に当接する部分の厚さが非常に小さく、かつ、
ワーク抑え部材の端面を固定ダイに押圧する弾性体がテ
ーブル面上ワークの幅長よりも十分高い位置に設けられ
ているので、従来通り、折り曲げ加工されたワークWと
干渉せず、作業性が阻害されない。
【0019】また、ワーク抑え部材が復帰状態へ後退す
るときは可動ダイの後退力を利用し、ワーク抑え部材が
前進するときにワークを固定ダイに対し押圧する力は、
可動ダイ後退時に弾性体に蓄えられた位置のエネルギを
利用しているので、ワーク抑え部材を前進・後退させる
ための特別な動力源や動力伝達機構を必要とせず、構造
が非常にシンプルになる。
【0020】さらに本発明によれば、既製の動力式また
は手動式帯刃端部切断機に容易に付加して実施すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明実施例の平面図である。
【図2】は、上記実施例の縦断面図である。
【図3】は、上記実施例の剪断加工部のみを示す平面図
である。
【図4】は、上記実施例の作用説明図である
【図5】は、従来例の平面図である。
【図6】は、従来例の作用説明図である。
【図7】は、解決しようとする課題の説明図である。
【符号の説明】
1A、1B‥‥固定ダイ 2A、2B‥‥可動ダイ 4‥‥固定ダイの挟持部材 5‥‥テーブル 6‥‥固定部材 8‥‥中間部材(ワーク抑え保持部) 9‥‥ボルト 10‥‥ワーク抑え部材 11A、11B‥‥ワーク抑え部材の端面 12‥‥圧縮コイルばね 13‥‥調節ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル面上の垂直な固定刃をもつ固定
    ダイと、その固定ダイと協同して工業用帯刃を剪断加工
    する可動刃をもつ可動ダイを有する装置において、上記
    可動ダイの後面および側面(剪断加工面)に、上記可動
    ダイが復帰状態のときは可動ダイにつれて後退し、当該
    ワーク抑え部材の端面と上記固定ダイの間にワークを挿
    入しうる間隙を形成し、上記可動ダイが前進状態のとき
    は弾性体の復元力により上記端面が上記固定ダイの間に
    ワークを押圧保持するワーク抑え部材が設けられている
    ことを特徴とする工業用帯刃の端部切断装置。
  2. 【請求項2】 上記ワーク抑え部材の形状寸法が、テー
    ブル面上から見てコ字形をなし、その端面のテーブル面
    上の高さ(幅寸法)が、上記可動ダイの高さに比肩し、
    左右両端面がそれぞれ左勝手の切断部と右勝手の切断部
    に対応している、請求項2に記載の工業用帯刃の端部切
    断装置。
  3. 【請求項3】 上記ワーク抑え部材の可動ダイ後面に当
    接する部分から上方に伸長したワーク抑え保持部を有
    し、上記弾性体がそのワーク抑え保持部の帯刃の幅長よ
    りも高い位置に設けられている、請求項1または請求項
    2に記載の、工業用帯刃の端部切断装置。
  4. 【請求項4】 上記ワーク抑え保持部に貫通孔を設け、
    この貫通孔を貫通したボルトを上記固定ダイと一体の固
    定部材に植え込み、そのボルト頭部と、上記ワーク抑え
    保持部の間に圧縮コイルばねを設けたことを特徴とす
    る、請求項3に記載の、工業用帯刃の端部切断装置。
  5. 【請求項5】 上記固定部材が既製の端部切断機の固定
    部分に対し、着脱自在である、請求項4に記載の工業用
    帯刃の端部切断装置。
JP33477795A 1995-12-22 1995-12-22 工業用帯刃の端部切断装置 Pending JPH09174498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7082804B2 (en) 2003-07-09 2006-08-01 1500999 Ontario Inc. System and method for bending strip material to create cutting dies

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7082804B2 (en) 2003-07-09 2006-08-01 1500999 Ontario Inc. System and method for bending strip material to create cutting dies
US7254974B2 (en) 2003-07-09 2007-08-14 1500999 Ontario Inc. System and method for bending strip material to create cutting dies

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