JPH09173983A - 強制分散式気流分級機 - Google Patents
強制分散式気流分級機Info
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- JPH09173983A JPH09173983A JP33695495A JP33695495A JPH09173983A JP H09173983 A JPH09173983 A JP H09173983A JP 33695495 A JP33695495 A JP 33695495A JP 33695495 A JP33695495 A JP 33695495A JP H09173983 A JPH09173983 A JP H09173983A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】粗粒体の表面に付着した微粒体または粉体を粗
粒体から離間させて分級し、分級精度を著しく向上させ
ることを課題とする。 【解決手段】気流分級機槽１の下端に粗粒体ｇの回収口
２を設け、この粗粒体の回収口２の上方中央部に粗粒体
ｇと微粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴出口
３を前記気流分級機槽１の内壁１ａとの間に所定間隙Ｇ
を置いて設け、前記噴出口３に連接して外気および被分
級物の導入口４を設け、前記噴出口３の上方に被分級物
の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材５を設
け、気流分級機槽１の上方部に被分級物から分級された
微粒体または粉体の回収口６を設けて構成したことを特
徴とする強制分散式気流分級機。
粒体から離間させて分級し、分級精度を著しく向上させ
ることを課題とする。 【解決手段】気流分級機槽１の下端に粗粒体ｇの回収口
２を設け、この粗粒体の回収口２の上方中央部に粗粒体
ｇと微粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴出口
３を前記気流分級機槽１の内壁１ａとの間に所定間隙Ｇ
を置いて設け、前記噴出口３に連接して外気および被分
級物の導入口４を設け、前記噴出口３の上方に被分級物
の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材５を設
け、気流分級機槽１の上方部に被分級物から分級された
微粒体または粉体の回収口６を設けて構成したことを特
徴とする強制分散式気流分級機。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、乾式重量分級に
おける粗粒体と微粒体または粉体とが混在した被分級物
を、粗粒体と微粒体または粉体とに分級する強制分散式
気流分級機に関するものであり、粗粒体の表面に付着し
た微粒体または粉体は粗粒体から離間させて分級し、分
級精度を著しく向上させるようにしたものである。
おける粗粒体と微粒体または粉体とが混在した被分級物
を、粗粒体と微粒体または粉体とに分級する強制分散式
気流分級機に関するものであり、粗粒体の表面に付着し
た微粒体または粉体は粗粒体から離間させて分級し、分
級精度を著しく向上させるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】粗粒体と微粒体または粉体とが混在した
被分級物を、粒子の大きさの揃ったいくつかの粗粒体と
微粒体または粉体とに分ける分級手段として、ふるいに
よる方法と、粒体の質量の差を利用する方法がある。粒
体の質量の差を利用する方法の乾式重量分級は、被分級
物の自由落下の途中に、被分級物に人工的に一定の風圧
を加えて、被分級物を横方向へ飛散させると、微粒体ま
たは粉体は空気と共に流動され、質量の小さい粒体は遠
くに落下し、質量の大きい粒体は近くに落下し、その落
下位置の差により、被分級物を分級回収する方法があ
る。
被分級物を、粒子の大きさの揃ったいくつかの粗粒体と
微粒体または粉体とに分ける分級手段として、ふるいに
よる方法と、粒体の質量の差を利用する方法がある。粒
体の質量の差を利用する方法の乾式重量分級は、被分級
物の自由落下の途中に、被分級物に人工的に一定の風圧
を加えて、被分級物を横方向へ飛散させると、微粒体ま
たは粉体は空気と共に流動され、質量の小さい粒体は遠
くに落下し、質量の大きい粒体は近くに落下し、その落
下位置の差により、被分級物を分級回収する方法があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記大きな粒体には微
粒体または粉体が付着していることが多く、従来の分級
方法では、大きな粒体に付着した微粒体または粉体は、
大きな粒体に付着したまま流動して分級されることが多
く、分級精度を低下させている。また、一定の風圧で粗
粒体と微粒体または粉体とが混在した被分級物に初速を
加えて横方向へ飛散させ、放物線を描かせて粒体を落下
させるためには、一般的には被分級物を少量づつ供給し
なければ、粒体は同一軌道を描いて落下しないことにな
る。また、分級精度の維持には被分級物の定量供給と一
定の風圧の条件が必要で、この条件では処理能力に限界
があり、かつ、これらの条件設定のため機械の運転調整
に時間と技能を要求される、といった課題があった。こ
の発明は、前記のような課題を解決することを目的とし
て創案したものである。
粒体または粉体が付着していることが多く、従来の分級
方法では、大きな粒体に付着した微粒体または粉体は、
大きな粒体に付着したまま流動して分級されることが多
く、分級精度を低下させている。また、一定の風圧で粗
粒体と微粒体または粉体とが混在した被分級物に初速を
加えて横方向へ飛散させ、放物線を描かせて粒体を落下
させるためには、一般的には被分級物を少量づつ供給し
なければ、粒体は同一軌道を描いて落下しないことにな
る。また、分級精度の維持には被分級物の定量供給と一
定の風圧の条件が必要で、この条件では処理能力に限界
があり、かつ、これらの条件設定のため機械の運転調整
に時間と技能を要求される、といった課題があった。こ
の発明は、前記のような課題を解決することを目的とし
て創案したものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、気流分級機槽１の下端に粗粒体ｇの回
収口２を設け、この粗粒体の回収口２の上方中央部に粗
粒体ｇと微粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴
出口３を前記気流分級機槽１の内壁１ａとの間に所定間
隙Ｇを置いて設け、前記噴出口３に連接して外気および
被分級物の導入口４を設け、前記噴出口３の上方に被分
級物の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材５を
設け、気流分級機槽１の上方部に被分級物から分級され
た微粒体または粉体ｐの回収口６を設けて構成したこと
を特徴とする強制分散式気流分級機としたものである。
達成するために、気流分級機槽１の下端に粗粒体ｇの回
収口２を設け、この粗粒体の回収口２の上方中央部に粗
粒体ｇと微粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴
出口３を前記気流分級機槽１の内壁１ａとの間に所定間
隙Ｇを置いて設け、前記噴出口３に連接して外気および
被分級物の導入口４を設け、前記噴出口３の上方に被分
級物の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材５を
設け、気流分級機槽１の上方部に被分級物から分級され
た微粒体または粉体ｐの回収口６を設けて構成したこと
を特徴とする強制分散式気流分級機としたものである。
【０００５】また、前記被分級物の噴出口３および分散
部材５の近傍の気流分級機槽１の側面に吸入量を調整可
能にした外気吸入口７を設けたことを特徴とする強制分
散式気流分級機としたものである。
部材５の近傍の気流分級機槽１の側面に吸入量を調整可
能にした外気吸入口７を設けたことを特徴とする強制分
散式気流分級機としたものである。
【０００６】また、前記微粒体または粉体ｐの回収口６
を設けた気流分級機槽１の上方部１ｂは、高さを調整可
能に構成したことを特徴とする強制分散式気流分級機と
したものである。
を設けた気流分級機槽１の上方部１ｂは、高さを調整可
能に構成したことを特徴とする強制分散式気流分級機と
したものである。
【０００７】また、前記外気および被分級物の導入口４
から導入された被分級物が平均に分散して前記分散部材
５を流動するように分散部材５の下方の噴出口３に整流
部材８を設けたことを特徴とする強制分散式気流分級機
としたものである。
から導入された被分級物が平均に分散して前記分散部材
５を流動するように分散部材５の下方の噴出口３に整流
部材８を設けたことを特徴とする強制分散式気流分級機
としたものである。
【０００８】また、前記気流分級機槽１の上方部まで微
粒体または粉体ｐを含んだ空気が略平行に上昇して微粒
体または粉体ｐの回収口６に流動するように気流分級機
槽１の上方部内に整流部材９を設けたことを特徴とする
強制分散式気流分級機としたものである。
粒体または粉体ｐを含んだ空気が略平行に上昇して微粒
体または粉体ｐの回収口６に流動するように気流分級機
槽１の上方部内に整流部材９を設けたことを特徴とする
強制分散式気流分級機としたものである。
【０００９】また、前記気流分級機槽１の上方部内に粗
粒体ｇの通過を阻止し、微粒体または粉体ｐを通過させ
るメッシュ１０を設けたことを特徴とする強制分散式気
流分級機としたものである。
粒体ｇの通過を阻止し、微粒体または粉体ｐを通過させ
るメッシュ１０を設けたことを特徴とする強制分散式気
流分級機としたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の強制分散式気流
分級機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１はこの発明の強制分散式気流分級機の第１の実施の
形態を示す縦断面図、図２は図１のＡ−Ａ線の位置にお
ける縦断面図であり、１は気流分級機槽で、その下端に
粗粒体ｇの回収口２を設け、この回収口２の下方に粗粒
体ｇの回収箱１１が設けられている。３は粗粒体ｇと微
粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴出口で、前
記粗粒体の回収口２の上方中央部に前記気流分級機槽１
の内壁１ａとの間に所定間隙Ｇを置いて設けられてい
る。４は前記噴出口３に連接して設けた外気および被分
級物の導入口で、この外気および被分級物の導入口４は
外気導入口４ａおよび被分級物が入れられたホッパー１
２の被分級物の排出口１２ａに連通されている。１２ｂ
は前記ホッパー１２の被分級物の排出口１２ａに設けた
開閉蓋である。
分級機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１はこの発明の強制分散式気流分級機の第１の実施の
形態を示す縦断面図、図２は図１のＡ−Ａ線の位置にお
ける縦断面図であり、１は気流分級機槽で、その下端に
粗粒体ｇの回収口２を設け、この回収口２の下方に粗粒
体ｇの回収箱１１が設けられている。３は粗粒体ｇと微
粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴出口で、前
記粗粒体の回収口２の上方中央部に前記気流分級機槽１
の内壁１ａとの間に所定間隙Ｇを置いて設けられてい
る。４は前記噴出口３に連接して設けた外気および被分
級物の導入口で、この外気および被分級物の導入口４は
外気導入口４ａおよび被分級物が入れられたホッパー１
２の被分級物の排出口１２ａに連通されている。１２ｂ
は前記ホッパー１２の被分級物の排出口１２ａに設けた
開閉蓋である。
【００１１】５は前記噴出口３の上方に設けた被分級物
の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材であり、
その形状は菱形筒状で、その菱形の長手方向が垂直にな
るように、その両端が図１に示すように気流分級機槽１
の内壁１ｃ，１ｃに固定されている。６は気流分級機槽
１の上方部に設けた被分級物から分級された微粒体また
は粉体ｐの回収口であり、この回収口６は例えば図示し
ない吸引装置あるいはサイクロン形集塵装置と同様構造
のサイクロン形分級機に接続される。なお、前記外気お
よび被分級物の導入口４に連通した外気導入口４ａに図
示しない送風機を接続してもよい。
の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材であり、
その形状は菱形筒状で、その菱形の長手方向が垂直にな
るように、その両端が図１に示すように気流分級機槽１
の内壁１ｃ，１ｃに固定されている。６は気流分級機槽
１の上方部に設けた被分級物から分級された微粒体また
は粉体ｐの回収口であり、この回収口６は例えば図示し
ない吸引装置あるいはサイクロン形集塵装置と同様構造
のサイクロン形分級機に接続される。なお、前記外気お
よび被分級物の導入口４に連通した外気導入口４ａに図
示しない送風機を接続してもよい。
【００１２】次に前記のように構成した強制分散式気流
分級機の作用を説明すると、前記気流分級機槽１の上方
部に設けた微粒体または粉体ｐの回収口６に接続した吸
引装置あるいはサイクロン形分級機の吸引と、またはこ
の吸引と前記外気導入口４ａに接続した送風機の風圧と
により、ホッパー１２の排出口１２ａから排出された被
分級物は、前記外気および被分級物の導入口４を通り噴
出口３から上方に噴出される。
分級機の作用を説明すると、前記気流分級機槽１の上方
部に設けた微粒体または粉体ｐの回収口６に接続した吸
引装置あるいはサイクロン形分級機の吸引と、またはこ
の吸引と前記外気導入口４ａに接続した送風機の風圧と
により、ホッパー１２の排出口１２ａから排出された被
分級物は、前記外気および被分級物の導入口４を通り噴
出口３から上方に噴出される。
【００１３】前記噴出口３から上方に噴出された被分級
物は、噴出口３の直上に設けた分散部材５によって図２
に示すように左右に分散され、さらに、分散部材５の上
方部に乱気流に沿って上昇し、粗粒体ｇ同士が衝突し
て、粗粒体ｇの表面に付着した微粒体または粉体ｐが粗
粒体ｇから離間し、軽い微粒体または粉体ｐは気流分級
機槽１の上方部に上昇して回収口６から回収され、重い
粗粒体ｇは分散部材５の上方部まで浮上させられるが、
気流分級機槽１の内壁に沿って位置した粗粒体ｇは上昇
気流に逆らって落下し、気流分級機槽１の下方の回収口
２から回収箱１１に回収される。
物は、噴出口３の直上に設けた分散部材５によって図２
に示すように左右に分散され、さらに、分散部材５の上
方部に乱気流に沿って上昇し、粗粒体ｇ同士が衝突し
て、粗粒体ｇの表面に付着した微粒体または粉体ｐが粗
粒体ｇから離間し、軽い微粒体または粉体ｐは気流分級
機槽１の上方部に上昇して回収口６から回収され、重い
粗粒体ｇは分散部材５の上方部まで浮上させられるが、
気流分級機槽１の内壁に沿って位置した粗粒体ｇは上昇
気流に逆らって落下し、気流分級機槽１の下方の回収口
２から回収箱１１に回収される。
【００１４】７，７は前記被分級物の噴出口３および分
散部材５の近傍の気流分級機槽１の側面に吸入量を調整
可能に設けた外気吸入口で、７ａ，７ａは外気吸入口の
開閉蓋である。次に前記外気吸入口７，７の作用を説明
すると、被分級物に比較的重い粗粒体ｇが混在されてい
る場合には、この粗粒体ｇの表面に付着された微粒体ま
たは粉体が離間される前に粗粒体ｇが落下することがあ
るため、粗粒体ｇをできるだけ長時間にわたって乱気流
中に浮遊させることが望ましい。そのためには、微粒体
または粉体ｐの回収口６に接続した吸引装置あるいはサ
イクロン形分級機の吸引力を強くしたり、または前記外
気導入口４ａに接続した送風機の風圧を強くしてもよい
が、その調整は比較的面倒である。そこで、前記のよう
な外気吸入量を調整可能な外気吸入口７，７を前記被分
級物の噴出口３および分散部材５の近傍の気流分級機槽
１の側面に設け、開閉蓋７ａ，７ａの開閉を調整して気
流分級機槽１内への外気の吸入量を調整することによっ
て、簡単に粗粒体ｇの浮遊時間を長く調整し、粗粒体ｇ
の表面に付着された微粒体または粉体ｐを離間させるこ
とができる。
散部材５の近傍の気流分級機槽１の側面に吸入量を調整
可能に設けた外気吸入口で、７ａ，７ａは外気吸入口の
開閉蓋である。次に前記外気吸入口７，７の作用を説明
すると、被分級物に比較的重い粗粒体ｇが混在されてい
る場合には、この粗粒体ｇの表面に付着された微粒体ま
たは粉体が離間される前に粗粒体ｇが落下することがあ
るため、粗粒体ｇをできるだけ長時間にわたって乱気流
中に浮遊させることが望ましい。そのためには、微粒体
または粉体ｐの回収口６に接続した吸引装置あるいはサ
イクロン形分級機の吸引力を強くしたり、または前記外
気導入口４ａに接続した送風機の風圧を強くしてもよい
が、その調整は比較的面倒である。そこで、前記のよう
な外気吸入量を調整可能な外気吸入口７，７を前記被分
級物の噴出口３および分散部材５の近傍の気流分級機槽
１の側面に設け、開閉蓋７ａ，７ａの開閉を調整して気
流分級機槽１内への外気の吸入量を調整することによっ
て、簡単に粗粒体ｇの浮遊時間を長く調整し、粗粒体ｇ
の表面に付着された微粒体または粉体ｐを離間させるこ
とができる。
【００１５】前記微粒体または粉体ｐの回収口６を設け
た気流分級機槽１の上方部１ｂは、高さを調整可能に構
成している。このように構成した気流分級機槽１の上方
部１ｂを上方に移動して固定し、微粒体または粉体ｐの
回収口６を前記分散部材５から高くすることによって
も、簡単に粗粒体ｇの浮遊時間を長く調整し、粗粒体ｇ
の表面に付着された微粒体または粉体ｐを離間させるこ
とができる。
た気流分級機槽１の上方部１ｂは、高さを調整可能に構
成している。このように構成した気流分級機槽１の上方
部１ｂを上方に移動して固定し、微粒体または粉体ｐの
回収口６を前記分散部材５から高くすることによって
も、簡単に粗粒体ｇの浮遊時間を長く調整し、粗粒体ｇ
の表面に付着された微粒体または粉体ｐを離間させるこ
とができる。
【００１６】８は前記外気および被分級物の導入口４か
ら導入された被分級物が平均に分散して前記分散部材５
を流動するように分散部材５の下方の噴出口３に設けた
整流部材であり、外気および被分級物の導入口４から被
分級物が固まって導入された場合でも、前記整流部材８
によって被分級物が分散されて前記噴出口３から上方に
噴出される。
ら導入された被分級物が平均に分散して前記分散部材５
を流動するように分散部材５の下方の噴出口３に設けた
整流部材であり、外気および被分級物の導入口４から被
分級物が固まって導入された場合でも、前記整流部材８
によって被分級物が分散されて前記噴出口３から上方に
噴出される。
【００１７】９は前記気流分級機槽１の上方部１ｂ内に
設けた整流部材で、この整流部材９を設けたことによっ
て、前記気流分級機槽１の上方部まで微粒体または粉体
ｐを含んだ空気が略平行に上昇して微粒体または粉体ｐ
の回収口６に流動されるようになる。
設けた整流部材で、この整流部材９を設けたことによっ
て、前記気流分級機槽１の上方部まで微粒体または粉体
ｐを含んだ空気が略平行に上昇して微粒体または粉体ｐ
の回収口６に流動されるようになる。
【００１８】図３はこの発明の強制分散式気流分級機の
第２の実施の形態を示す縦断面図、図４は図３のＢ−Ｂ
線の位置における縦断面図であり、１０は前記気流分級
機槽１の上方部内に粗粒体ｇの通過を阻止し、微粒体ま
たは粉体ｐを通過させるように設けたメッシュで、何ら
かの原因によって気流分級機槽１内を上昇する上昇空気
圧が強くなって、粗粒体ｇが上昇浮遊し過ぎて前記微粒
体または粉体ｐの回収口６へ流動するような場合でも、
前記ようなメッシュ１０を設けたことにより、粗粒体ｇ
が前記微粒体または粉体ｐの回収口６へ流動されるよう
なおそれはなくなる。
第２の実施の形態を示す縦断面図、図４は図３のＢ−Ｂ
線の位置における縦断面図であり、１０は前記気流分級
機槽１の上方部内に粗粒体ｇの通過を阻止し、微粒体ま
たは粉体ｐを通過させるように設けたメッシュで、何ら
かの原因によって気流分級機槽１内を上昇する上昇空気
圧が強くなって、粗粒体ｇが上昇浮遊し過ぎて前記微粒
体または粉体ｐの回収口６へ流動するような場合でも、
前記ようなメッシュ１０を設けたことにより、粗粒体ｇ
が前記微粒体または粉体ｐの回収口６へ流動されるよう
なおそれはなくなる。
【００１９】
【発明の効果】この発明は、請求項１に記載したように
構成したことにより、気流分級機槽の上方部に設けた微
粒体または粉体の回収口からの吸引、またはこの吸引と
前記気流分級機槽の下方部に設けた外気導入口からの風
圧とにより、被分級物は外気および被分級物の導入口を
通り噴出口から上方に噴出される。そして、噴出口から
上方に噴出された被分級物は、噴出口の直上に設けた分
散部材によって左右に分散され、さらに、分散部材の上
方部へ乱気流に沿って上昇し、粗粒体同士が衝突して、
粗粒体の表面に付着した微粒体または粉体が粗粒体から
離間し、軽い微粒体または粉体は気流分級機槽の上方部
に上昇して微粒体または粉体の回収口から回収され、重
い粗粒体は分散部材の上方部まで浮上させられるが、気
流分級機槽の内壁に沿って位置した粗粒体は上昇気流に
逆らって落下し、気流分級機槽の下方の粗粒体の回収口
から回収される。
構成したことにより、気流分級機槽の上方部に設けた微
粒体または粉体の回収口からの吸引、またはこの吸引と
前記気流分級機槽の下方部に設けた外気導入口からの風
圧とにより、被分級物は外気および被分級物の導入口を
通り噴出口から上方に噴出される。そして、噴出口から
上方に噴出された被分級物は、噴出口の直上に設けた分
散部材によって左右に分散され、さらに、分散部材の上
方部へ乱気流に沿って上昇し、粗粒体同士が衝突して、
粗粒体の表面に付着した微粒体または粉体が粗粒体から
離間し、軽い微粒体または粉体は気流分級機槽の上方部
に上昇して微粒体または粉体の回収口から回収され、重
い粗粒体は分散部材の上方部まで浮上させられるが、気
流分級機槽の内壁に沿って位置した粗粒体は上昇気流に
逆らって落下し、気流分級機槽の下方の粗粒体の回収口
から回収される。
【００２０】また、請求項２に記載したように、外気吸
入量を調整可能な外気吸入口を前記被分級物の噴出口お
よび分散部材の近傍の気流分級機槽の側面に設け、この
外気吸入口から吸入量を調整して外気を気流分級機槽内
に吸入させることによって、簡単に粗粒体の浮遊時間を
長く調整し、粗粒体の表面に付着された微粒体または粉
体を離間させることができる。
入量を調整可能な外気吸入口を前記被分級物の噴出口お
よび分散部材の近傍の気流分級機槽の側面に設け、この
外気吸入口から吸入量を調整して外気を気流分級機槽内
に吸入させることによって、簡単に粗粒体の浮遊時間を
長く調整し、粗粒体の表面に付着された微粒体または粉
体を離間させることができる。
【００２１】また、請求項３に記載したように、微粒体
または粉体の回収口を設けた気流分級機槽の上方部の高
さを調整可能に構成したことにより、この気流分級機槽
の上方部を上方に移動して固定し、微粒体または粉体の
回収口を前記分散部材から高くすることによっても、簡
単に粗粒体の浮遊時間を長く調整し、粗粒体の表面に付
着された微粒体または粉体を離間させることができる。
または粉体の回収口を設けた気流分級機槽の上方部の高
さを調整可能に構成したことにより、この気流分級機槽
の上方部を上方に移動して固定し、微粒体または粉体の
回収口を前記分散部材から高くすることによっても、簡
単に粗粒体の浮遊時間を長く調整し、粗粒体の表面に付
着された微粒体または粉体を離間させることができる。
【００２２】また、請求項４に記載したように、外気お
よび被分級物の導入口から導入された被分級物が平均に
分散して前記分散部材を流動するように分散部材の下方
の噴出口に整流部材を設けたことにより、外気および被
分級物の導入口から被分級物が固まって導入された場合
でも、前記整流部材によって被分級物が分散されて前記
噴出口から上方に噴出される。
よび被分級物の導入口から導入された被分級物が平均に
分散して前記分散部材を流動するように分散部材の下方
の噴出口に整流部材を設けたことにより、外気および被
分級物の導入口から被分級物が固まって導入された場合
でも、前記整流部材によって被分級物が分散されて前記
噴出口から上方に噴出される。
【００２３】また、請求項５に記載したように、気流分
級機槽の上方部内に整流部材を設けたことにより、前記
気流分級機槽の上方部まで微粒体または粉体を含んだ空
気が略平行に上昇して微粒体または粉体の回収口に流動
するようになる。
級機槽の上方部内に整流部材を設けたことにより、前記
気流分級機槽の上方部まで微粒体または粉体を含んだ空
気が略平行に上昇して微粒体または粉体の回収口に流動
するようになる。
【００２４】また、請求項６に記載したように、気流分
級機槽の上方部内に粗粒体の通過を阻止し、微粒体また
は粉体を通過させるようなメッシュを設けたので、何ら
かの原因によって気流分級機槽内を上昇する上昇空気圧
が強くなって、粗粒体が上昇浮遊し過ぎて前記微粒体ま
たは粉体の回収口へ流動するような場合でも、前記よう
なメッシュを設けたことにより、前記のようなおそれは
なくなる。
級機槽の上方部内に粗粒体の通過を阻止し、微粒体また
は粉体を通過させるようなメッシュを設けたので、何ら
かの原因によって気流分級機槽内を上昇する上昇空気圧
が強くなって、粗粒体が上昇浮遊し過ぎて前記微粒体ま
たは粉体の回収口へ流動するような場合でも、前記よう
なメッシュを設けたことにより、前記のようなおそれは
なくなる。
【図１】この発明の強制分散式気流分級機の第１の実施
の形態を示す縦断面図である。
の形態を示す縦断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線の位置における縦断面図であ
る。
る。
【図３】この発明の強制分散式気流分級機の第２の実施
の形態を示す縦断面図である。
の形態を示す縦断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線の位置における縦断面図であ
る。
る。
【図５】この発明の強制分散式気流分級機の斜視図であ
る。
る。
【図６】この発明の強制分散式気流分級機の平面図であ
る。
る。
１ 気流分級機槽 １ａ 内壁 １ｂ 上方部 １ｃ 内壁 ２ 粗粒体の回収口 ３ 被分級物の噴出口 ４ 外気および被分級物の導入口 ４ａ 外気導入口 ５ 分散部材 ６ 微粒体または粉体の回収口 ７ 外気吸入口 ７ａ 開閉蓋 ８ 整流部材 ９ 整流部材 １０ メッシュ １１ 回収箱 １２ ホッパー １２ａ 被分級物の排出口 １２ｂ 開閉蓋 ｇ 粗粒体 ｐ 微粒体または粉体
Claims (6)
- 【請求項１】気流分級機槽１の下端に粗粒体ｇの回収口
２を設け、この粗粒体の回収口２の上方中央部に粗粒体
ｇと微粒体または粉体ｐとが混在した被分級物の噴出口
３を前記気流分級機槽１の内壁１ａとの間に所定間隙Ｇ
を置いて設け、前記噴出口３に連接して外気および被分
級物の導入口４を設け、前記噴出口３の上方に被分級物
の上昇流動時に被分級物を分散させる分散部材５を設
け、気流分級機槽１の上方部に被分級物から分級された
微粒体または粉体ｐの回収口６を設けて構成したことを
特徴とする強制分散式気流分級機。 - 【請求項２】前記被分級物の噴出口３および分散部材５
の近傍の気流分級機槽１の側面に吸入量を調整可能にし
た外気吸入口７を設けたことを特徴とする請求項１に記
載の強制分散式気流分級機。 - 【請求項３】前記微粒体または粉体ｐの回収口６を設け
た気流分級機槽１の上方部１ｂは、高さを調整可能に構
成したことを特徴とする請求項１に記載の強制分散式気
流分級機。 - 【請求項４】前記外気および被分級物の導入口４から導
入された被分級物が平均に分散して前記分散部材５を流
動するように分散部材５の下方の噴出口３に整流部材８
を設けたことを特徴とする請求項１に記載の強制分散式
気流分級機。 - 【請求項５】前記気流分級機槽１の上方部まで微粒体ま
たは粉体ｐを含んだ空気が略平行に上昇して微粒体また
は粉体ｐの回収口６に流動するように気流分級機槽１の
上方部内に整流部材９を設けたことを特徴とする請求項
１に記載の強制分散式気流分級機。 - 【請求項６】前記気流分級機槽１の上方部内に粗粒体ｇ
の通過を阻止し、微粒体または粉体ｐを通過させるメッ
シュ１０を設けたことを特徴とする請求項１に記載の強
制分散式気流分級機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33695495A JPH09173983A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 強制分散式気流分級機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33695495A JPH09173983A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 強制分散式気流分級機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09173983A true JPH09173983A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18304160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33695495A Pending JPH09173983A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 強制分散式気流分級機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09173983A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002035699A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 風力選別装置 |
| JP2003047915A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-18 | Nippon Flour Mills Co Ltd | ジェットシフター |
| CN108188024A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-06-22 | 浙江和胜磁业有限公司 | 一种利用鼓风机使茶叶悬浮的茶叶分选装置 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33695495A patent/JPH09173983A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002035699A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 風力選別装置 |
| JP2003047915A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-18 | Nippon Flour Mills Co Ltd | ジェットシフター |
| JP4692867B2 (ja) * | 2001-08-06 | 2011-06-01 | 日本製粉株式会社 | ジェットシフター |
| CN108188024A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-06-22 | 浙江和胜磁业有限公司 | 一种利用鼓风机使茶叶悬浮的茶叶分选装置 |
| CN108188024B (zh) * | 2017-12-07 | 2024-05-17 | 湖南湘茗生态农业发展有限公司 | 一种利用鼓风机使茶叶悬浮的茶叶分选装置 |
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