JPH0917362A - X線イメージ増強管及びその製造方法 - Google Patents

X線イメージ増強管及びその製造方法

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JPH0917362A
JPH0917362A JP29637895A JP29637895A JPH0917362A JP H0917362 A JPH0917362 A JP H0917362A JP 29637895 A JP29637895 A JP 29637895A JP 29637895 A JP29637895 A JP 29637895A JP H0917362 A JPH0917362 A JP H0917362A
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JP29637895A
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Hitoshi Yamada
山田  均
Tadashi Shimizu
忠 清水
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、入力スクリーンを直接付着する
真空容器のアルミニウム材製X線入射窓の変形を抑制し
つつ信頼性の高い気密接合部を有し、良好な輝度分布及
び高い解像度特性を有するX線イメージ増強管及びその
製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 この発明は、ブレージングシート42と
X線入射窓33の周辺部とを気密ろう接しているろう材
42b,42cが入力スクリーン37の形成領域に到達
させない手段が施されているX線イメージ増強管であ
る。また、X線入射窓周辺部の平面状部に近い凸球面部
33aを真空空間側から機械的に保持する手段42g,
34g,42fが設けられているX線イメージ増強管で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線像を可視光
像又は電気的画像信号に変換するX線イメージ増強管及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線イメージ増強管は、人体や物体の内
部構造を調べるために有用であり、人体や物体に照射さ
れたX線の透過濃度分布やX線像を可視光像や電気的画
像信号に変換するために用いられる。
【0003】X線イメージ増強管に要求されることは、
X線像のコントラストや解像度を忠実に、且つ効率良く
可視光像又は電気的画像信号に変換することであるが、
実際には内部の各構成要素によってその忠実度が左右さ
れる。特にX線入力部分が出力部分に比較して変換特性
が劣るため、出力像の忠実度はこの入力部分の特性に大
きく左右される。従来実用になってきた入力部の構造、
すなわち、真空容器のX線入射窓の内側に薄いアルミニ
ウム基板を配置しこの基板の裏面に入力スクリーンであ
る蛍光層及び光電陰極層を付着した構造は、入射X線の
総合透過率が低く、しかもX線の散乱が多いため、十分
高いコントラスト特性や解像度特性が得にくい不都合が
ある。
【0004】そこで、真空容器の一部を構成するX線入
射窓の裏面に蛍光層及び光電陰極層からなる入力スクリ
ーンを直接付着形成する構造は、既に特開昭56−45
556号公報や、ヨーロッパ公開特許第540391A
1号公報等に記載され、公知である。これらの構造は、
X線が透過する基板が真空容器のX線入射窓のみである
ので、入射X線の透過率の減少やX線の散乱を少なくで
き、比較的高いコントラスト及び解像度特性が得られ
る。
【0005】一方、蛍光層及び光電陰極層からなる入力
スクリーンは、電子レンズ系による出力スクリーン上の
画像の歪みを最小限に抑えるために最適な曲面に設定さ
れる。そのため、入力スクリーンは単一の曲率半径にす
るよりも、放物面や双曲面に設定される場合が多い。
【0006】ところで、真空容器のX線入射窓の裏面に
蛍光層及び光電陰極層からなる入力スクリーンを直接付
着形成する構造は、技術としては既に広く知られている
ものの、未だ十分に実用には達していない。その主な理
由は、真空容器のX線入射窓が大気圧により変形するた
め、入力スクリーンが安定に付着しないこと、或いは電
子レンズ系による画像歪みが発生しやすいことである。
通常のX線イメージ増強管においては、入力スクリーン
を含む電子レンズ系を最適な設計にしても、入力スクリ
ーンが真空側又は大気側に例えば0.5mmも部分的に
変形移動すると、電子レンズ系の歪みにより満足な出力
画像が得られなくなる。
【0007】なお、入力スクリーンのとくにX線励起蛍
光体層は、高い解像度とX線検出効率を得るために、微
細で比較的厚い膜厚の柱状結晶構造となるように、真空
蒸着により成膜される。ところが、X線入射窓を成膜装
置の内部に入れて真空蒸着する方法では、得られる蛍光
体層の結晶構造が、X線入射窓の基板温度に大きく影響
される。例えばナトリウム(Na)付活よう化セシウム
(CsI)からなる蛍光体層は、約400μmの厚さま
で堆積させられるので、蒸発材料が入射窓基板に付着す
る際の昇華熱や蒸発装置からの輻射熱等による基板温度
の上昇が無視できない。短時間に所用の厚さに成膜しよ
うとすると、基板温度が急激に上昇し、十分細い柱状結
晶が得られなくなる。X線の透過率を高めるために入射
窓を薄くすればするほど、この成膜時の窓基板の温度上
昇が顕著になり、十分細い柱状結晶が得られない。この
ような問題を避けるには、単位時間当たりに基板に付着
する量を少なくすればよいが、所用の厚さまで堆積させ
るのに必要な蒸着時間が非常に長くなる不都合があり、
工業的実用性が乏しくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】比較的厚肉の鉄合金製
支持枠に薄いアルミニウム製X線入射窓を気密接合する
技術として、加熱及び加圧して接合する熱圧接は既に実
用になっている。しかしそれは、真空容器の一部を構成
することを主目的とするものであり、こうして製作した
X線入射窓の内面に入力スクリーンを直接付着形成する
X線イメージ増強管としては実用性に乏しいものと考え
られる。その理由は、熱圧接時の高い加圧力によって、
X線入射窓の変形が避けられず、したがって高い解像度
が得られないためである。
【0009】一方、鉄合金製支持枠とアルミニウム材製
X線入射窓との間にブレージングシートを挟んでろう接
する技術が、例えば特開昭61−253166号公報や
特公平2−25704号公報等に開示されている。しか
しながら、これらに開示されたろう接構造によると、接
合自体によるX線入射窓の変形はほとんど起こらないも
のの、X線入射窓周辺部の平面部から凸球面に変わる折
曲げ部及びそのすぐ内周側近傍が高強度部材で支持され
ない構造であるため、X線イメージ増強管として完成さ
せた場合の大気圧により、X線入射窓周辺部のとくに折
曲げ部に加わる応力によってこの近傍が大きく変形して
しまいやすいことがわかった。そのため、電子レンズ系
の歪みを生じ、高い解像度が得られない。
【0010】そこで例えば図17に示すように、半断面
クランク状に成形した鉄合金製のリング状支持枠21の
平面部21aとアルミニウム材製の凸球面状X線入射窓
22の外周平面部22aとの間に十分に幅の広いブレー
ジングシート23を挟み、加熱して気密ろう接する方法
が考えられる。なお、ブレージングシート23は、アル
ミニウム材からなるコア部23aと、その両面にクラッ
ドとして一体形成されたろう材層23b、23cとから
なる。
【0011】ところが、このような構造でろう接する
と、実際には図18に示すように、溶融したろう材がX
線入射窓22の平面部21a及び折曲げ部22bの内面
からさらに凸球面部22cの領域まで這い上がって流動
し固化した流動ろう材層Bができる。とくに、X線入射
窓内面へのCsI蛍光体層の付着強度を高めるために、
通常、窓内面の全面に微細凹凸を形成するが、このよう
に形成した微細凹凸面にはろう接時の溶融ろう材が広く
流動しやすく、同図のように入力スクリーン24の形成
領域まで流動ろう材層Bが這い上がってしまう。
【0012】入力スクリーンの形成領域まで流動ろう材
層Bがあると、このろう材層Bが非常に薄くても、アル
ミニウム基板そのものの領域とろう材層Bの領域とでC
sI蛍光体層で発光した光に対する反射率が異なるた
め、出力画像のとくに周辺部に輝度の異なる境界が比較
的鮮明にあらわれてしまう。また、蛍光体層の付着強度
が損なわれてしまう。
【0013】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、入力スクリーンを直接付
着する真空容器のアルミニウム材製X線入射窓の変形を
抑制しつつ信頼性の高い気密接合部を有し、入力スクリ
ーンの特性に悪影響を与えず良好な輝度分布及び高い解
像度特性を有するX線イメージ増強管、及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、X線が入射
される部分に設けられて真空容器の一部を構成し且つ中
心部が大気側に突出する凸球面状をなしたアルミニウム
材からなるX線入射窓と、このX線入射窓の周辺部がコ
ア部及びこのコア部の面上に形成されたろう材層を有す
るブレージングシートを介して気密ろう接された高強度
の支持枠と、X線入射窓の周辺部を除く真空空間側の所
定領域の面上に積層して形成されたX線像を光電子像に
変換する入力スクリーンと、光電子を加速、集束するた
めの電子レンズ系を構成する複数個の電極と、光電子を
光学画像又は電気的画像信号に変換する出力スクリーン
とを具備するX線イメージ増強管において、ブレージン
グシートとX線入射窓の周辺部とを気密ろう接している
ろう材が入力スクリーン形成領域に到達させないろう材
這上り防止手段が施されているX線イメージ増強管であ
る。
【0015】また同様に、X線入射窓周辺部の平面状部
に近い凸球面部を真空空間側から機械的に保持する手段
が設けられていることをも特徴としている。製造方法の
発明は、真空容器の一部となる凸球面状のアルミニウム
材製X線入射窓の周囲を高強度支持枠に気密接合し、こ
のX線入射窓の内面にX線像を光電子像に変換する入力
スクリーンを成膜し、このX線入射窓を真空容器の胴部
に気密接合して真空容器内を排気するX線イメージ増強
管の製造方法において、X線入射窓と高強度支持枠との
間にろう材層を有するブレージングシートを挟むととも
にろう接時の溶融ろう材が入力スクリーン形成領域に到
達するのを防止する手段を施して気密ろう接することを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を入力スクリーン
の有効最大直径が約230mmのX線イメージ増強管に
適用した例につき、図1を参照して説明する。同図に示
すように、真空容器31は、ガラスからなる円筒状の胴
部32、X線入射窓33、それらを気密接合している高
強度の支持枠34、封着金属リング35、及び透光性の
ガラスからなる出力窓36を有している。真空容器の一
部であるX線入射窓33は、中心部が大気側に突出した
曲面をなしており、その真空空間側の内面に入力スクリ
ーン37が直接付着形成されている。真空容器31の内
側には、電子レンズ系を構成する複数個の集束電極3
8,39、及び高い加速電圧が印加される円筒状の陽極
40が配置され、さらに出力窓36の陽極に近接して電
子励起蛍光体層を有する出力スクリーン41が配置され
ている。
【0017】まず、X線入射窓33としてアルミニウム
材(純アルミニウム又はアルミニウム合金を指す)の薄
板を用い、図2に示すように、これをプレス加工により
中心部が大気側に突出する所定の曲率半径Rの分布及び
所定の厚さtの分布を有し、且つ外周に横方向に延びる
平面部33aを形成した。同図の符号33bは折曲げ
部、33cは凸球面部をあらわしている。
【0018】図3は、成形したアルミニウム材製のX線
入射窓の凸球面部33cの曲率半径Rの分布、及び厚さ
tの分布をあらわしている。すなわち、中心軸Oから入
力スクリーン37の周縁の直径Dmにかけて曲率半径R
及び厚さtが徐々に増加する分布にしてある。なお、X
線入射窓の曲率半径Rは、中心部が約135mm、半径
方向の中間部が193mm、周辺部が約338mmであ
り、厚さtは中心部が0.8mm、中間部が約0.9m
m、周辺部が約1.1mmである。X線入射窓をこのよ
うな曲率半径及び厚さの分布にすることにより、大気圧
による入射窓の変形量が少なく且つ入力スクリーン及び
集束電極で構成する電子レンズ系の不所望な歪みの発生
が防止される。
【0019】次に、このアルミニウム材製のX線入射窓
33の内側全面にホーニング加工処理を施して平均数μ
m程度の高さの微細凹凸を形成し且つ材料硬化した。次
いで、図4に示すように、X線入射窓33の平面部33
aを、このX線入射窓の厚さよりも十分厚い肉厚で且つ
予め全面にニッケルめっきしたステンレス鋼のような鉄
合金製の高強度金属支持枠34の平坦な被接合部34a
の上に載せるとともに、ブレージングシート42を間に
挟んで真空中で約600度Cに加熱して気密ろう接し
た。なお、同図の二点鎖線で示すAは比較として描いた
単一曲率の球面をおらわし、また点線37はその後形成
する入力スクリーンをあらわしている。
【0020】このように接合した高強度支持枠34及び
X線入射窓33を、とくに洗浄等を施さないでそのまま
図示しない成膜装置の減圧容器壁の一部として設置し、
X線入射窓の温度を外部から直接制御しながら内面に入
力スクリーン37を付着形成した。すなわち、X線入射
窓を容器壁の一部とする減圧容器内を所定の真空度に設
定し、まず入射窓の内面に光反射性物質であるアルミニ
ウム薄膜37a(図1に示す、以下同じ)を約2000
オングストロームの厚さに形成した。次に、X線入射窓
の外気側に配置した図示しない温度制御装置によりX線
入射窓の温度及びその分布を所望に応じて制御しなが
ら、アルミニウム薄膜の上にX線励起蛍光体層37bを
形成した。この蛍光体層は、ナトリウム(Na)付活よ
う化セシウム(CsI)であり、まず4.5×10-1P
aの圧力下で約400μmの厚さに蒸着し、さらにその
上に4.5×10-3Paの圧力下で約20μmの厚さに
蒸着した。そして、この蛍光体層の上に透明導電膜37
cを付着した。
【0021】次に、図5に示すように、入力スクリーン
37の一部を形成したX線入射窓33と一体接合した支
持枠34を、真空容器の一部であるガラス製胴部32の
先端に予め接合してある鉄−ニッケル−コバルト合金か
らなる封着金属リング35に合致させ、ヘリアーク溶接
装置のトーチ43で全周を気密溶接した。この気密溶接
部を符号44であらわしている。その後、真空容器内を
排気し、入力スクリーン37の一部を構成する光電陰極
層37dを管内で蒸発させ、X線イメージ増強管を完成
した。こうして、X線入射窓の大気圧による変形が少な
く、入射窓の全領域でのX線透過率の均一性をあまり損
なうことなく入力スクリーンの剥離や電子レンズ系の歪
みの発生がなく、良好なコントラスト及び解像度特性を
有するX線イメージ増強管を得た。
【0022】そこで、アルミニウム材からなるX線入射
窓33と高強度支持枠34との気密ろう接部について説
明する。まず図6に要部を示すように、半断面クランク
状に成形した厚さ約1.5mmのステンレス鋼からなる
高強度支持枠34に、上述のように全面に厚さ約10μ
mのニッケルめっき層34pを被覆した後、密着性を高
めるために真空中で約900度Cの熱処理を施した。こ
の支持枠の平坦な被接合部34aの上面に、ブレ−ジン
グシ−ト42を載せ、その上にアルミニウム材からなる
X線入射窓の外周平面部33aを載せ、さらにその上に
ステンレス鋼からなる補助リング45を載せた。
【0023】ブレ−ジングシ−ト42は、厚さ約0.8
mmのアルミニウム合金からなるコア部42aと、その
両面にクラッドとして一体形成された厚さ約0.1mm
づつのろう材層42b、42cとからなり、X線入射窓
の外周平面部33aの半径方向の幅寸法よりも十分広い
幅寸法を有している。そこで、ブレ−ジングシ−トのX
線入射窓に接合する面のろう材層42bは、X線入射窓
の折曲げ部33bに対応する位置から内側領域を除去し
てコア部の内周側上面42dを露出させてある。このよ
うにして後のろう接工程を経ても、ブレージングシート
の溶融したろう材がスクリーン形成領域まで到達させな
いためのろう材這上り防止手段としている。なお同図の
一点鎖線で示す符号37は、後に形成する入力スクリー
ンをあらわしており、当然これは、X線入射窓の折曲げ
部33b及びブレ−ジングシ−ト42の内周端よりも内
側に相当する領域に形成される。
【0024】そして、補助リング45の上にさらに図示
しない重りを載せ、真空中で約600度C、約20分間
加熱してブレ−ジングシ−トのろう材層を溶融させ、真
空ろう接した。なお、補助リング45と図示しない重り
の合計の重量は、ろう接部に対して約160g/cm2
程度の僅かな荷重が加わるように設定した。
【0025】このようなろう接によって、図7に示すろ
う接後の接合状態が得られた。すなわち、ろう接時に溶
融したブレ−ジングシ−トのろう材の一部は、外周及び
内周方向に流動し、とくに内周側では予めろう材を除去
したコア部の露出上面42c及び入射窓の折曲げ部33
bの内周側にわずか這い上がり、ろう溜まり42eが生
じている。このろう溜まり42eは、折曲げ部33bか
ら内側斜面にせいぜい5mm、またはそれ以下の領域に
とどまっており、入力スクリーン37が形成される領域
には達していない。むしろ、このろう溜まり42eは、
高強度支持枠34及びその上のブレ−ジングシ−トコア
部42aを基礎にして、X線入射窓折曲げ部33bから
その近傍の凸球面部を真空空間側から機械的に保持する
役割を果たすようになっている。このように、この実施
例によれば、信頼性の高い気密ろう接部が得られるとと
もにろう材がX線入射窓の内面の入力スクリーン形成領
域に達するのが未然に防止され、且つX線入射窓のとく
に変形しやすい外周折曲げ部近傍の変形が防止される。
それによって、入力スクリーンの付着強度の低下や輝度
の不均一、或いは電子レンズ系の歪みの発生が防止さ
れ、解像度のすぐれたX線画像が得られる。なお、補助
リング45は、図示しない重りがX線入射窓に付着して
しまうのを防止するとともにこのリング自体はX線入射
窓に付着し機械的な補強の役割を果たす。
【0026】このようにこの発明によれば、入力スクリ
ーンを直接付着する真空容器のアルミニウム材製X線入
射窓の変形を抑制しつつ信頼性の高い気密接合部が得ら
れ、そして入力スクリーンの特性に悪影響を与えず良好
な輝度分布及び高い解像度特性を有するX線イメージ増
強管が得られる。
【0027】図8に示す実施例は、ろう材這上り防止手
段として、ブレ−ジングシ−ト42の上面すなわちX線
入射窓に接する面上のろう材層42bの入射窓折曲げ部
33bの少し内側に断面略V字状にろう材層42bを部
分的に除去した溝42fを形成したものである。
【0028】このV字状溝42fの形成によって、ろう
接時の溶融ろう材は入射窓内面の入力スクリーン形成領
域まで達するような余分の流動が防止され、且つ入射窓
折曲げ部近傍にできるろう溜まりによりこの近傍の凸球
面部を真空空間側から機械的に保持する機能が得られ
る。
【0029】図9に示す実施例は、ブレ−ジングシ−ト
42の上面の入射窓折曲げ部33bのすぐ内側に、ブレ
−ジングシ−トコア部42aの途中まで達する深いV字
状溝42fを形成したものである。このV字状溝42f
の部分のろう材層は当然除去されている。
【0030】そして、ろう接すると、図10に示すよう
に、入射窓折曲げ部33bの近傍の余分な溶融ろう材
は、そのほとんどがV字状溝42fの内部に溜まる。そ
の結果、ろう材が入射窓内面の入力スクリーン形成領域
に達することはより一層確実に防止される。
【0031】図11に示す実施例は、ブレ−ジングシ−
ト42の内周側上下面のろう材層を除去し、そのコア部
42aの内周端部をX線入射窓凸球面部33cの方に折
曲げてコア折曲げ部42gを形成したものである。そし
てこのコア折曲げ部42gの上端をX線入射窓凸球面部
33cの内面に添ったテーパ面42hとし、ろう接前は
これら凸球面部内面とテーパ面との間にブレ−ジングシ
−トのろう材層の厚さの溶融による減少分だけの微小間
隙を保って載置する。これによって、コア折曲げ部42
gの外周にはろう材層のない空間Sが形成されている。
なお、コア折曲げ部42gは入力スクリーン形成領域よ
りも外側に位置している。
【0032】この状態でろう接すると、図12に示すよ
うに、溶融ろう材はコア折曲げ部42gの外周の空間S
の内部に溜まって固化する。そしてブレ−ジングシ−ト
のろう材層の部分の厚さの減少により、コア折曲げ部の
テーパ面42hは入射窓凸球面部33cの内面に接し、
この面を真空空間側から機械的に保持する機能を果た
す。このようにコア折曲げ部は、ろう材が入力スクリー
ン形成領域まで流動するのを確実に防止するとともに、
入射窓凸球面部33cの端部を真空空間側から機械的に
保持する役割を果たす。したがって、変形がほとんど生
じない高い信頼性のX線入射窓構造体が得られる。
【0033】図13、及びそのろう接後の状態を示す図
14に示す実施例は、高強度支持枠34の内周部をX線
入射窓側に折曲げて支持枠折曲げ部34gを前述の実施
例と同様に形成したものである。この実施例の場合は、
ブレ−ジングシ−ト42はX線入射窓の外周平面部33
aの半径方向の幅寸法に相当する幅にしてあり、ろう材
層は除去していない。溶融、固化したろう材は、支持枠
折曲げ部34gの外周に形成された空間Sに溜まり、入
力スクリーン形成領域まで流動することが確実に防止さ
れる。また、この実施例によれば支持枠折曲げ部により
支持枠自体の機械的強度、及び入射窓凸球面部の端部を
真空空間側から機械的に保持する強度がさらに高く、変
形が生じ難い。
【0034】図15に示す実施例は、X線入射窓の内面
の入力スクリーン37の形成領域よりも少し外側領域
に、ろう接時の溶融ろう材で濡れ難い材料からなるろう
材濡れ防止層51を予め付着させたものである。ろう材
濡れ防止層51は、例えば金属酸化物のような真空中で
のガス放出が少ない材料が望ましい。それによって、ろ
う接後の状態は、図16に示すように、ろう材濡れ防止
層51の領域よりも外側にろう溜まり42eができ、入
力スクリーン形成領域まで流動することが確実に防止さ
れる。したがってまたこの実施例によれば、支持枠やブ
レ−ジングシ−トは単純な形状のものでよく、さらに、
ろう材層の除去も必要でなく、製作が容易である。
【0035】なお、各部の材料の例を示すと、支持枠3
4、及び補助リング45は、いずれもステンレス鋼のJ
IS規格(以下同じ)のSUS304Lが好適である。
一方、X線入射窓33は、アルミニウム合金のA606
1材がより好適である。この材料のアルミニウムへの添
加化学成分は、およそSiが0.4〜0.8%、Feが
0.7%、Cuが0.15〜0.4%、Mnが0.15
%、Mgが0.8〜1.2%、その他である。
【0036】しかし、これに限らず、X線入射窓として
アルミニウム合金を使用する場合には、機械的強度の高
い日本工業規格(JIS)の3000番台、5000番
台、又は6000番台が望ましい。これらはアルミニウ
ムへの添加化学成分がおよそ次のものである。すなわ
ち、JISの3000番台は、Siが0.3〜1.2
%、Cuが0.1〜0.4%、Mnが0.03〜0.8
%、Mgが0.35〜1.5%、その他である。また、
JISの5000番台は、Siが0.3〜0.6%、C
uが0.05〜0.3%、Mnが0.8〜1.5%、M
gが0.2〜1.3%、その他である。さらにまたJI
Sの6000番台は、Siが0.2〜0.45%、Cu
が0.04〜0.2%、Mnが0.01〜0.5%、M
gが0.5〜5.6%、その他である。
【0037】また、ブレ−ジングシ−ト42は、コア部
がアルミニウム合金のA6951材で、クラッドされる
ろう材層がBA4004が好適である。A6951材の
アルミニウムへの添加化学成分は、およそSiが0.2
〜0.5%、Feが0.8%以下、Cuが0.15〜
0.4%、Mnが0.1%以下、Mgが0.4〜0.8
%、その他である。BA4004のアルミニウムへの添
加化学成分は、およそSiが9.0〜10.5%、Fe
が0.8%以下、Cuが0.25%以下、Mnが0.1
%以下、Mgが1.0〜2.0%、その他である。
【0038】なお、ブレージングシートのろう材層は、
上記に限らず例えばBA4003や、BA4005、B
A4N04等も使用できる。ところで、上述のブレージ
ングシートにはMg(マグネシウム)が含まれており、
このMgはろう接面のフラックスに代わるものであるた
めろう接を促進する働きがあるが、長期的にはろう接用
の真空炉内をMgが汚染してしまい、アルミニウム材製
のX線入射窓の表面も汚染してしまう可能性がある。そ
こで、真空ろう接時の圧力を上述の実施例の場合の数倍
に増加させてろう接を促進させれば、Mgをほとんど含
まないブレ−ジングシ−トを使用することができる。そ
れによってX線入射窓の表面の品位の低下を防止して入
力スクリーンの付着強度等を向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
入力スクリーンを直接付着する真空容器のアルミニウム
材製X線入射窓の変形を抑制でき、且つ入力スクリーン
形成領域へのろう材の這い上がりを防止できそして、信
頼性の高い気密ろう接部が得られ、その結果良好な輝度
分布及び高い解像度特性を有するX線イメージ増強管が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を一部拡大して示す縦断面
図。
【図2】図1のX線入射窓を示す縦断面図。
【図3】図2のX線入射窓の曲率半径及び厚さの分布を
示す図。
【図4】この発明の一実施例のろう接状態を示す要部縦
断面図。
【図5】この発明の真空容器の接合状態を示す要部縦断
面図。
【図6】この発明のろう接前の状態を示す要部拡大断面
図。
【図7】図6のろう接後の接合状態を示す要部拡大断面
図。
【図8】この発明の他の実施例のろう接前の状態を示す
要部拡大断面図。
【図9】この発明のさらに他の実施例のろう接前の状態
を示す要部拡大断面図。
【図10】図9のろう接後の接合状態を示す要部拡大断
面図。
【図11】この発明のさらに他の実施例のろう接前の状
態を示す要部拡大断面図。
【図12】図11のろう接後の接合状態を示す要部拡大
断面図。
【図13】この発明のさらに他の実施例のろう接前の状
態を示す要部拡大断面図。
【図14】図13のろう接後の接合状態を示す要部拡大
断面図。
【図15】この発明のさらに他の実施例のろう接前の状
態を示す要部拡大断面図。
【図16】図15のろう接後の接合状態を示す要部拡大
断面図。
【図17】従来のろう接前の状態を示す要部半断面図。
【図18】図17のろう接後の状態を示す要部拡大断面
図。
【符号の説明】
31…真空容器 33…X線入射窓 33a…外周平面部 33b…折曲げ部 33c…凸球面部 34…支持枠 34a…被接合部 37…入力スクリーン 38,39,40…電極 41…出力スクリーン 42…ブレージングシート 42a…コア部 42b、42c…ろう材層 42e…ろう溜まり 42g,34g…折曲げ部 42f…V字状溝

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線が入射される部分に設けられて真空
    容器の一部を構成し且つ中心部が大気側に突出する凸球
    面状をなしたアルミニウム材からなるX線入射窓と、こ
    のX線入射窓の周辺部がコア部及び該コア部の面上に形
    成されたろう材層を有するブレージングシートを介して
    気密ろう接された高強度の支持枠と、前記X線入射窓の
    真空空間側の前記X線入射窓周辺部を除く所定領域の面
    上に積層して形成されたX線像を光電子像に変換する入
    力スクリーンと、前記光電子を加速、集束するための電
    子レンズ系を構成する複数個の電極と、前記光電子を光
    学画像又は電気的画像信号に変換する出力スクリーンと
    を具備するX線イメージ増強管において、 上記ブレージングシートとX線入射窓の周辺部とを気密
    ろう接しているろう材が上記入力スクリーン形成領域に
    到達させないろう材這上り防止手段が施されていること
    を特徴とするX線イメージ増強管。
  2. 【請求項2】 上記ろう材這上り防止手段は、上記ブレ
    ージングシートの上記X線入射窓周辺部にろう接された
    領域よりも内側のコア部の面上のろう材層が除去された
    構成である請求項1記載のX線イメージ増強管。
  3. 【請求項3】 上記ろう材這上り防止手段は、上記ブレ
    ージングシートの上記X線入射窓周辺部にろう接された
    領域のすぐ内側に円周状の凹溝が形成されてコア部の面
    上のろう材層が除去された構成である請求項1記載のX
    線イメージ増強管。
  4. 【請求項4】 上記凹溝は、コア部の肉厚方向の途中ま
    で達している請求項3記載のX線イメージ増強管。
  5. 【請求項5】 上記ろう材這上り防止手段は、上記ブレ
    ージングシートのコア部の内周端部のろう材層が除去さ
    れるとともに該内周端部が上記X線入射窓の凸球面部側
    に折り曲げられた構成である請求項1記載のX線イメー
    ジ増強管。
  6. 【請求項6】 上記ろう材這上り防止手段は、上記ブレ
    ージングシートのコア部の内周端部のろう材層が除去さ
    れるとともに該内周端部が上記X線入射窓の凸球面部側
    に折曲げられたコア折曲げ部を有する構成である請求項
    1記載のX線イメージ増強管。
  7. 【請求項7】 上記コア折曲げ部はその先端面が上記X
    線入射窓の凸球面部の内面に沿った斜面になっており且
    つ該斜面が前記入射窓の凸球面部の内面に接している請
    求項6記載のX線イメージ増強管。
  8. 【請求項8】 上記ろう材這上り防止手段は、上記高強
    度支持枠の内周端部が上記X線入射窓の凸球面部側に折
    曲げられた支持枠折曲げ部を有する構成である請求項1
    記載のX線イメージ増強管。
  9. 【請求項9】 上記支持枠折曲げ部はその先端面が上記
    X線入射窓の凸球面部の内面に沿った斜面になっており
    且つ該斜面が前記入射窓の凸球面部の内面に接している
    請求項8記載のX線イメージ増強管。
  10. 【請求項10】 上記ろう材這上り防止手段は、上記X
    線入射窓内面の上記入力スクリーンが形成された領域よ
    りも外側領域に上記ろう材で濡れ難い材料からなるろう
    材濡れ防止層が付着されて構成されている請求項1記載
    のX線イメージ増強管。
  11. 【請求項11】 X線入射窓は、曲率半径が中心部から
    周辺部に行くにしたがって大きくなっている請求項1記
    載のX線イメージ増強管。
  12. 【請求項12】 X線入射窓は、厚さが中心部よりも周
    辺部が厚くなっている請求項1、又は11記載のX線イ
    メージ増強管。
  13. 【請求項13】 X線が入射される部分に設けられて真
    空容器の一部を構成し且つ中心部が大気側に突出する凸
    球面状をなしたアルミニウム材からなるX線入射窓と、
    このX線入射窓の周辺部がろう材層を有するブレージン
    グシートを介して気密ろう接された高強度の支持枠と、
    前記X線入射窓の真空空間側の前記X線入射窓周辺部を
    除く所定領域の面上に積層して形成されたX線像を光電
    子像に変換する入力スクリーンと、前記光電子を加速、
    集束するための電子レンズ系を構成する複数個の電極
    と、前記光電子を光学画像又は電気的画像信号に変換す
    る出力スクリーンとを具備するX線イメージ増強管にお
    いて、 上記X線入射窓周辺部の平面状部に近い凸球面部を真空
    空間側から機械的に保持する手段が設けられていること
    を特徴とするX線イメージ増強管。
  14. 【請求項14】 真空容器の一部となる凸球面状のアル
    ミニウム材製X線入射窓の周囲を高強度支持枠に気密接
    合し、このX線入射窓の内面にX線像を光電子像に変換
    する入力スクリーンを成膜し、このX線入射窓を真空容
    器の胴部に気密接合して前記真空容器内を排気するX線
    イメージ増強管の製造方法において、 上記X線入射窓と高強度支持枠との間にろう材層を有す
    るブレージングシートを挟むとともにろう接時の溶融ろ
    う材が上記入力スクリーン形成領域に到達するのを防止
    するろう材這上り防止手段を施し、真空中で加熱し気密
    ろう接することを特徴とするX線イメージ増強管の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 予め、上記ブレージングシートの上記
    X線入射窓周辺部にろう接される領域よりも内側のコア
    部の面上のろう材層を除去しておく請求項14記載のX
    線イメージ増強管の製造方法。
  16. 【請求項16】 予め、上記ブレージングシートの上記
    X線入射窓周辺部にろう接される領域のすぐ内側に円周
    状の凹溝を形成しておく請求項14記載のX線イメージ
    増強管の製造方法。
  17. 【請求項17】 予め、上記X線入射窓内面の上記入力
    スクリーンが形成される領域よりも外側領域に上記ろう
    材で濡れ難い材料からなるろう材濡れ防止層を付着して
    おく請求項14記載のX線イメージ増強管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127346A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Daikin Industries Ltd 熱交換器
KR20200024212A (ko) * 2017-07-11 2020-03-06 탈레스 이온화 선을 생성하기 위한 컴팩트한 소스

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