JPH0917353A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPH0917353A
JPH0917353A JP16084995A JP16084995A JPH0917353A JP H0917353 A JPH0917353 A JP H0917353A JP 16084995 A JP16084995 A JP 16084995A JP 16084995 A JP16084995 A JP 16084995A JP H0917353 A JPH0917353 A JP H0917353A
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JP
Japan
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electrode
electron beam
sides
focusing
electron
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JP16084995A
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Tomoki Nakamura
智樹 中村
Masaji Shirai
正司 白井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】静電四重極レンズを構成する垂直電極片の幅を
変えることなく、製造コストが低く、かつ厳しい組立精
度を必要とせずにコンバーゼンスのドリフトを低減させ
た陰極線管を提供する。 【構成】上記の静電四重極レンズ中央及び両側の電子ビ
ームをはさむ垂直電極片のうち両側の電子ビームを挟む
内側の垂直電極片142の軸方向長さを外側の垂直電極
片141よりも短く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管にかかり、特
に複数電子ビームを出射する電子銃の主レンズを構成す
る電極形状と、各電極への電圧印加方法を改良すること
によって電子ビームのコンバーゼンスとフォーカス特性
を蛍光面の前面全域で良好なものとした電子銃を備えた
陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像管やディスプレイ管等
の陰極線管は、複数の電極から成る電子銃と蛍光面を少
なくとも有し、電子銃から出射する複数の電子ビームを
蛍光面上に走査するための偏向装置を備えている。
【0003】このような陰極線管において、蛍光面の中
心部から周辺部にわたって良好な再生画像を得るための
手段としては従来から次のような技術が知られている。
【0004】電子銃の一部の電極間に静電4重極レンズ
を形成し、電子ビームの偏向に対応して静電4重極レン
ズの強度をダイナミックに変化させて画面全体で画像の
均一化を図ったものが知られている(例えば、特開昭6
1−250933号公報参照)。
【0005】図15は上記従来の静電四重極レンズを有
する電子銃を備えた陰極管の構造例を説明する平面模式
図であって、1はガラス外囲器、2はフェースプレート
部、3は画面を構成する蛍光面、4はシャドウマスク、
5は内部導電膜、6,7,8は陰極、9は第1格子電極
(以下、格子電極をG電極と略記する)、10はG2電
極、11はG3電極、12はG4電極、13は第一のG
5電極、14は垂直電極片、15は水平電極片、16は
第二のG5電極、17はG6電極、18はシールドカッ
プ、19は偏向ヨーク(偏向装置)、20,21,22
は陰極の中心軸、23,24はG6電極の外側開孔部の
中心軸である。
【0006】同図において、ガラス外囲器1を構成する
フェースプレート部2の内壁には3色の蛍光体を交互に
塗布してなる蛍光面3が支持されている。
【0007】陰極6,7,8の中心軸20,21,22
は、G1電極9、G2電極10、プリフォーカスレンズ
を構成するG3電極11、G4電極12、主レンズの一
方の構成要素である集束電極系を形成する第一のG5電
極13と第二のG5電極16、およびシールドカップ1
8のそれぞれの陰極に対応する開孔部の中心軸と一致
し、共通の一水平面上にほぼ平行に配置されている。
【0008】主レンズのもう一方の構成要素である加速
電極系を形成するG6電極17の中央の開孔部の中心軸
は、上記中心軸21と一致するが、外側の両開孔の中心
軸23,24はそれぞれに対応する中心軸と一致せず、
上記水平面上外側方向に僅かに変位している。
【0009】二つに分割された集束電極系のうち、陰極
側に存在する第一のG5電極13には、各開孔部を水平
方向両側からそれぞれ挟む形で4つの垂直電極片14が
取り付けられている。
【0010】また、対向する第二のG5電極16には3
つの開孔部を垂直方向から挟む形で2つの垂直電極片1
5が取り付けられている。
【0011】これらの電極片14,15によって静電四
重極レンズが構成される。
【0012】各陰極6,7,8から射出される複数(一
般には3本)の電子ビームは、各陰極の中心軸20,2
1,22に沿って主レンズに入射する。
【0013】集束電極系を形成する第二のG5電極16
には5〜10kV程度の集束電圧が印加され、加速電極
系を構成するG6電極17には、20〜30kV程度の
加速電圧が印加され、シールドカップ18およびガラス
外囲器1の内部に設けられた内部導電膜5と同電位にな
っている。
【0014】集束電極系を構成する第一のG5電極13
と第二のG5電極16、加速電極系を構成するG6電極
17の中央部の開孔は同軸(中心軸21と一致)になっ
ているので、中央に形成される主レンズは軸対称とな
り、中央の電子ビームは主レンズによって集束された
後、中心軸に沿った軌道を直進する。
【0015】一方、G6電極17の第二のG5電極16
と対向する外側の開孔は互いに軸が水平方向外側にずれ
ているので、外側の電子ビーム通路には非軸対称の主レ
ンズが形成される。
【0016】このため、外側の電子ビームは、主レンズ
領域のうち、G6電極17で構成される加速電極側に形
成される発散レンズ領域でレンズ中心軸から中央の電子
ビーム方向に外れた部分を通過し、主レンズによる集束
作用と同時に中央電子ビーム方向への集中力を受ける。
【0017】こうして3本の電子ビームは、シャドウマ
スク4上で結像すると同時に、互いに重なり合うように
集束する。
【0018】このように各電子ビームを集中させる操作
を静コンバーゼンス(スタティックコンバーゼンス:以
下、STCと略す)と呼ぶ。
【0019】さらに、各電子ビームはシャドウマスク4
による色選別をうけ、各電子ビームに対応する色の蛍光
体を励起発光させる成分だけがシャドウマスク4の開孔
を通過して蛍光面3に到る。
【0020】また、電子ビームを蛍光面上で走査するた
めに電子銃を収納するネック部とフェースプレート2を
連接するファンネル部に偏向ヨーク19が取り付けられ
ている。
【0021】上記のように、3本の電子ビーム通路が一
水平面上に配置される所謂インライン電子銃と、特殊な
非斉一磁界分布を形成する所謂セルフコンバーゼンス偏
向ヨークを組み合わせることにより、画面中央でSTC
がとれていれば、他の画面全域でコンバーゼンスがとれ
るということが知られている。
【0022】しかし、一般にセルフコンバーゼンス偏向
ヨークでは、磁界の非斉一性のため偏向収差が大きく、
画面周辺部で解像度が劣化するという問題がある。
【0023】これを改善するために、前記した静電四重
極レンズが取り付けられている。すなわち、第一のG5
電極13には一定の集束電圧が印加され、また第二のG
5電極16には偏向ヨークに供給される偏向電流に同期
する電圧、すなわちダイナミック電圧が集束電圧Vfに
重畳されて与えられる。
【0024】電子ビームの偏向量が大きいときには、第
一のG5電極13と第二のG5電極16の電位差が大き
くなるので、垂直電極片14と水平電極片15によって
構成される静電四重極レンズのレンズ強度が強くなり、
電子ビームスポットには大きな非点収差が生じる。
【0025】第二のG5電極16の電位が第一のG5電
極13の電位より高ければ、電子ビームに生じる非点収
差はコアを垂直方向に長く、ハローを水平方向に長く引
き延ばす効果をもつので、電子ビーム偏向に伴う非点収
差を打ち消すことができ、画面周辺部の解像度を向上さ
せることができる。
【0026】一方、電子ビームを偏向させないときは、
第一のG5電極13と第二のG5電極16の電位差を無
くすることにより、非対称レンズが形成されないように
することで画面中央部で非点収差が生じない条件を得る
ことができるので、解像度劣化は生じない。
【0027】また、この種の陰極線管では、主レンズか
ら画面周辺部(コーナ部)までの距離が画面中央部まで
の距離と比較して長いので、中央部と周辺部で電子ビー
ムの集束の条件が異なり、中央部で電子ビームを集束さ
せると、周辺部では集束せず解像度が悪化するという問
題点がある。
【0028】しかし、静電四重極レンズを装備している
電子銃では電子ビームを画面周辺に偏向させるとき第二
のG5電極16の電位を増大させるので、加速電極との
電位差が減少し、主レンズのレンズ強度が弱まる。
【0029】このため、ビーム集束点は画面方向に延長
され、画面周辺部でも電子ビームを画面上に集束させる
ことが出来るので、この点でも周辺部解像度劣化を防ぐ
ことが出来る。
【0030】すなわち、ダイナミックな非点収差補正と
同時に、ダイナミックな像面湾曲収差補正をも実現する
ことが出来る。
【0031】このように、静電四重極レンズは、各電子
ビームのフォーカス特性を改善することはできるが、第
二のG5電圧16と加速電極系を構成するG6電極17
との電位差が変動するため中央電子ビーム方向への集中
力が変動し、コンバーゼンスがドリフトしてしまうとい
う問題点があった。
【0032】このため、従来は、例えば特開昭63-81737
号公報に開示されているように、中央の電子ビームと両
側の電子ビームとを各別に垂直方向上下及び水平方向両
側から挟むそれぞれ一対の水平電極片および一対の垂直
電極片とよりなる3つの静電四重極レンズを備え、中央
の静電四重極レンズは水平軸と垂直軸にそれぞれ対称形
に、両側の静電四重極レンズの各垂直電極片は内側の電
極片の幅が外側の電極片の幅より狭い幅に形成されて水
平軸と垂直軸にそれぞれ対称の位置に、各水平電極片は
上記両側垂直電極片の中間の幅ないし狭い方の垂直電極
片と同じ幅に形成されて内側に変位させた水平軸(X
軸)対称の位置にそれぞれ配設させることによって、第
二のG5電極16とG6電極17との電位差の変動によ
るコンバーゼンスのドリフトを静電四重極レンズで生じ
る逆方向のコンバーゼンスのドリフトによって打ち消す
ことが可能となる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、静電四重極レンズを構成する両側の電子ビームを挟
む垂直電極片対は内側と外側で電極片の幅を変える必要
があった。
【0034】このため部品製作の工程が複雑となり、製
造コストが上昇するという問題点があった。
【0035】また、内側の垂直電極片の幅が狭いため、
垂直電極片の電子ビームに対する回転により、外側の垂
直電極片や中央の電子ビームを挟む垂直電極片と比較し
て、より大きな斜め方向の力を電子ビームに与えるた
め、厳しい組立精度が要求される。
【0036】本発明の目的は、垂直電極片の幅を変える
ことなく垂直電極片を構成し、製造コストが低く、厳し
い組立精度を必要としない、かつコンバーゼンスのドリ
フトを生じない静電四重極レンズを有する電子銃を備え
た陰極線管を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】従来技術では、両側の電
子ビームを挟む垂直電極片の内側のものの幅が、その他
の垂直電極片よりも狭くなっているため、上記のような
課題が生じていた。
【0038】そこで、本発明では、両側の電子ビームを
挟む垂直電極片のうち内側のものの幅を外側のものと同
一の幅とし、内側のものの長さを外側のものよりも短く
するか、もしくは両側の電子ビームを挟む垂直電極片の
うち外側のものを内側のものよりも電子ビーム中心に近
く位置させる構成としたものである。
【0039】すなわち、上記目的を達成するために、請
求項1に記載の第1の発明は、複数の電子ビームを発生
させ、かつこれらの電子ビームを一水平面上の互いに平
行な初期通路に沿って蛍光面へ指向させる電極系とし
て、陰極、第1格子電極、第2格子電極をもち、かつ上
記各電子ビームを蛍光面に集束させるための集束電極系
と加速電極系とを少なくとも有する電子銃を備えた陰極
線管において、前記集束電極系を前記陰極側から少なく
とも第一の集束格子電極、第二の集束格子電極に分割し
てなり、前記第一の集束格子電極と第二の集束格子電極
との対向部に静電四重極レンズを有し、前記静電四重極
レンズは、前記第一の集束格子電極側に取り付けられた
中央と両側の電子ビームを水平方向両側から挟む垂直電
極片と、前記第二の集束格子電極側に取り付けられた中
央と両側の電子ビームを垂直方向上下から挟む少なくと
も一対の水平電極片から構成され、前記垂直電極片のう
ち両側の電子ビームを挟む垂直電極片の外側のものと両
側の電子ビーム中心との水平方向の間隔が、中央の電子
ビームを挟む2つの垂直電極片と中央の電子ビーム中心
との水平方向の間隔もしくは両側の電子ビーム中心に対
する内側の垂直電極片と両側の電子ビーム中心との水平
方向の間隔よりも短く構成された電子銃を備えたことを
特徴とする。
【0040】また、請求項2に記載の第2の発明は、複
数の電子ビームを発生させ、かつこれらの電子ビームを
一水平面上の互いに平行な初期通路に沿って蛍光面へ指
向させる電極系として、陰極、第1格子電極、第2格子
電極をもち、かつ上記各電子ビームを蛍光面に集束させ
るための集束電極系と加速電極系とを少なくとも有する
電子銃を備えた陰極線管において、前記集束電極系を前
記陰極側から少なくとも第一の集束格子電極と第二の集
束格子電極に分割してなり、前記第一の集束格子電極と
第二の集束格子電極との対向部に静電四重極レンズを有
し、前記静電四重極レンズは、前記第一の集束格子電極
側に取り付けられた中央と両側の電子ビームを水平方向
両側から挟む垂直電極片と、前記第二の集束格子電極側
に取り付けられた中央と両側の電子ビームを垂直方向上
下から挟む少なくとも一対の水平電極片から構成され、
前記両側の電子ビームを挟む垂直電極片のうち内側に存
在する垂直電極片が外側のものよりも電子ビーム進行方
向に対して短く、両側の電子ビームを前記水平方向から
挟む垂直電極片の外側のものと両側の電子ビーム中心と
の水平方向の間隔が、中央の電子ビームを挟む2つの垂
直電極片と中央の電子ビーム中心との水平方向の間隔も
しくは両側の電子ビーム中心に対する内側の垂直電極片
と両側の電子ビーム中心との水平方向の間隔よりも短く
構成された電子銃を備えたことを特徴とする。
【0041】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記第1または第2の発明における前記第一の集束格子
電極に取り付けられた中央と両側の電子ビームを水平方
向両側から挟む垂直電極片が4枚で構成された電子銃を
備えたことを特徴とする。
【0042】なお、前記静電四重極レンズを構成する垂
直電極片と水平電極片を、それぞれ前記第二の集束格子
電極16と第一の集束格子電極13に取り付けてもよ
く、また前記静電四重極レンズは集束電極系の間を3以
上に分割して、それらの間に設置することも可能であ
る。
【0043】さらに、電子銃の格子電極の構成数は実施
例に示したものに限るものではなく、既知の構成を有す
る他の形式の電子銃にも適用できる。
【0044】
【作用】上記のような本発明による静電四重極レンズ構
造では、第二の集束格子電極16と加速電極17との電
位差の変動によるコンバーゼンスのドリフトを、静電四
重極レンズで生じる逆方向のコンバーゼンスのドリフト
により打ち消すことが可能となり、ダイナミック電圧の
印加によるコンバーゼンスのドリフトがほとんど生じな
くなる。
【0045】すなわち、上記第1の発明の構成におい
て、電子銃は、複数の電子ビームを発生させ、かつこれ
らの電子ビームを一水平面上の互いに平行な初期通路に
沿って蛍光面へ指向させる電極系として、陰極7、第1
格子電極9、第2格子電極10をもち、かつ上記各電子
ビームを蛍光面に集束させるための集束電極系と加速電
極系とを少なくとも有する。
【0046】前記集束電極系は、前記陰極7側から第一
の集束格子電極13、第二の集束格子電極16に分割さ
れている。
【0047】静電四重極レンズは、前記第一の集束格子
電極と第二の集束格子電極との対向部に位置して、前記
第一の集束格子電極13側に取り付けられた中央と両側
の電子ビームを水平方向両側から挟む垂直電極片14
と、前記第二の集束格子電極16側に取り付けられた中
央と両側の電子ビームを垂直方向上下から挟む少なくと
も一対の水平電極片15から構成される。
【0048】そして、前記垂直電極片14のうち両側の
電子ビームを挟む垂直電極片の外側のもの141と両側
の電子ビームとの水平方向の間隔が、中央の電子ビーム
に対する2つの前記垂直電極片142と中央の電子ビー
ムとの水平方向の間隔もしくは両側の電子ビームに対す
る内側の前記垂直電極片142と両側の電子ビームとの
水平方向の間隔よりも短く構成されている。
【0049】この構成により、ダイナミック電圧の印加
によるコンバーゼンスのドリフトが解消されて、画面の
全域にわたって良好な解像度が得られる。
【0050】また、上記第2の発明の構成において、電
子銃は、複数の電子ビームを発生させ、かつこれらの電
子ビームを一水平面上の互いに平行な初期通路に沿って
蛍光面へ指向させる電極系として、陰極7、第1格子電
極9、第2格子電極10をもち、かつ上記各電子ビーム
を蛍光面に集束させるための集束電極系と加速電極系と
を少なくとも有する。
【0051】前記集束電極系は、前記陰極7側から第一
の集束格子電極13と第二の集束格子電極16に分割さ
れている。
【0052】前記第一の集束格子電極13と第二の集束
格子電極16との対向部に設置された静電四重極レンズ
は、前記第一の集束格子電極13側に取り付けられた中
央と両側の電子ビームを水平方向両側から挟む垂直電極
片14と、前記第二の集束格子電極16側に取り付けら
れた中央と両側の電子ビームを垂直方向上下から挟む少
なくとも一対の水平電極片15から構成される。
【0053】そして、前記両側の電子ビームを挟む垂直
電極片のうち内側に存在する垂直電極片142が外側の
もの141よりも電子ビーム進行方向に対して短く構成
され、かつ、両側の電子ビームを前記水平方向から挟む
垂直電極片の外側のもの141と両側の電子ビームとの
水平方向の間隔が、中央の電子ビームに対する2つの垂
直電極片142と中央の電子ビームとの水平方向の間隔
もしくは両側の電子ビームに対する内側の垂直電極片1
42と両側の電子ビームとの水平方向の間隔よりも短く
構成されている。
【0054】この構成により、ダイナミック電圧の印加
によるコンバーゼンスのドリフトが解消されて、画面の
全域にわたって良好な解像度が得られる。
【0055】そして、上記第3の発明の構成において、
前記静電四重極レンズを構成する前記第一の集束格子電
極13に取り付けられた中央と両側の電子ビームの水平
方向両側から挟む垂直電極片14を4枚から構成してな
る。
【0056】この構成により、ダイナミック電圧の印加
によるコンバーゼンスのドリフトが解消されて、画面の
全域にわたって良好な解像度が得られる。
【0057】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0058】図1は本発明による陰極線管の電子銃の第
1実施例の構成を説明する模式断面図であって、インラ
イン配列された電子ビームの中央電子ビームに沿って切
断して示す。
【0059】同図において、7は中央電子ビームを発射
する陰極、9はG1電極、10はG2電極、11はG3
電極、12はG4電極、13は第一のG5電極(G5−
1電極)、14は静電四重極を構成する垂直電極片、1
5は静電四重極を構成する水平電極片、16は第二のG
5電極(G5−2)、17は加速電極系を構成するG6
電極、18はシールドカップである。
【0060】また、13bはG5−1電極13の中心電
子ビーム通過孔、16bはG5−2電極16のG6電極
17側の中心電子ビーム通過孔、161はG5−2電極
16内に設置した内部電極(インナー電極)、161b
はインナー電極161の中心電子ビーム通過孔、17d
はG6電極17のG5−2電極16側の中心電子ビーム
通過孔、171はG6電極17内に設置したインナー電
極、171bはインナー電極171の中心電子ビーム通
過孔、18bはシールドカップ18の中心電子ビーム通
過孔である。
【0061】また、同図において、電子銃の主レンズ
は、G3電極11、G4電極12、2分割した集束格子
電極の一方であるG5−1電極13と他方であるG5−
2電極16、およびG6電極17とからなる5つの格子
電極で構成した所謂多段型主レンズである。
【0062】G3電極11とG5−1電極13には5〜
10kV程度の集束電圧Vf1を共通に印加し、G4電
極12にはG2電極10と共通の低電位Vg2を印加す
る。このような多段型主レンズでは、G3電極11、G
4電極12、G5ー1電極13間にユニポテンシャル型
レンズ(Uni−Potential Lens)が、
またG5−2電極16とG6電極17間にバイポテンシ
ャル型レンズ(Bi−Potential Lens)
が形成され、これらを組み合わせてU−B型電子銃と呼
ばれる低収差の電子銃主レンズが実現でき、解像度の向
上を図ることができる。
【0063】さらに、同図におけるG5−2電極16と
G6電極17で構成したBPFレンズには非円筒形主レ
ンズ(例えば、特開昭59ー215640号公報参照)
が適用されている。これも、主レンズ収差を低減し、解
像度の向上を図ることを目的としている。
【0064】次に、G5−1電極13とG5−2電極1
6間に設置された静電四重極レンズの構造を説明する。
【0065】図2は図1のA−A’方向からG5−1電
極13方向をみた断面図、図3は図1のB−B’方向か
らG5−2電極16方向をみた断面図、図4は図1のC
−C’方向からG5−2電極16方向をみた断面図、図
5は図1のD−D’線に沿って切断した静電四重極レン
ズ電極の水平方向断面図であって、141,142は垂
直電極片、151は水平電極片である。
【0066】図2に示したように、G5−1電極13に
は3つの電子ビームに対応した3つの円形開孔部(電子
ビーム通過孔13a,13b,13c)を設ける。
【0067】さらに、両側の電子ビームに対応した電子
ビーム通過孔13a,13cのそれぞれには、図5に断
面で示したように電子ビームに対応した開孔部を有する
コの字状の補正板を有する電極板143を配置する。
【0068】このとき電極板143を構成する二つの板
体141,142は電子ビーム通過孔13a,13b,
13cに対応する垂直電極片14となる。
【0069】このうち、内側に位置する垂直電極片14
2は、中央電子ビームに対応する電子ビーム通過孔13
bの中心と両側の電子ビームに対応する電子ビーム通過
孔13a,13cの中心との中間の位置に存在する。
【0070】また,外側に位置する垂直電極片141は
両側の電子ビームに対応する電子ビーム通過孔13a,
13cと内側の垂直電極片142との距離と同じ距離で
両側の電子ビームに対応する電子ビーム通過孔13bの
外側に位置する。
【0071】さらに、内側の垂直電極片142の軸方向
長さL1 は外側の垂直電極片141の長さL2 よりも短
くなるように(L1 <L2 )配置されている。
【0072】図3に示したように、G5−2電極16に
はG5−1電極13との対向端面に3つの電子ビームに
対応した3つの円形開孔部(電子ビーム通過孔)16
a,16b,16c)を設け、この電子ビーム通過孔1
6a,16b,16cの垂直方向上下に、G5−1電極
13方向に延長された平板状補正電極(水平電極片)1
5を接続する。
【0073】各電子ビームに対応するG5−1電極13
とG5−2電極16の円形の電子ビーム通過孔はそれぞ
れ互いに同軸、同型である。
【0074】そして、G5−1電極13には一定の集束
電圧Vf1を、G5−2電極16にはVf1にダイナミ
ック電圧dVf2を重畳して電圧Vf2を印加する。こ
れにより、電子ビームが偏向されるとき、偏向量の増大
に伴ってdVf2を上昇させる。
【0075】dVf2の上昇とともにG5−1電極13
とG5−2電極16の対向部に形成される静電四重極レ
ンズ強度が増大し、電子ビーム偏向による非点収差を補
正できる。
【0076】このとき、コの字状電極143を両側の電
子ビーム通過孔13a,13bにとりつけるので、図5
からも分かるように、板厚の分だけ両側の電子ビームに
対する静電四重極レンズ領域が短縮され、両側の電子ビ
ームに作用する静電四重極レンズは中央に比較して弱く
なるが、G5−1電極13に取り付けられた内側の垂直
電極片142の長さL1 を外側の垂直電極片141の長
さL2 よりも短くすることによって両側の電子ビームと
中央の電子ビームに対する静電四重極レンズの強度差が
相殺される。
【0077】同時に、加速電極17の加速電圧Ebと、
G5−2電極16への印加電圧との間の電位差の縮小に
より、主レンズ強度が低下して主レンズと電子ビーム集
束点との距離が長くなるので、画面周辺部でも電子ビー
ムを集束させることができる。
【0078】すなわち、ダイナミックな非点収差補正と
ダイナミックな像面湾曲収差補正とを同時に行うことが
できる。
【0079】また、dVf2が高くなることによって、
加速電極17の加速電圧Ebと、G5−2電極16への
印加電圧との間の電位差の縮小により、主レンズ強度が
低下し、両側の電子ビームの中央電子ビーム方向への集
中力が低下するが、G5−1電極13に取り付けられた
内側の垂直電極片142の長さを外側の垂直電極片14
1の長さよりも短くすることによって、dVf2の上昇
とともにG5−1電極13とG5−2電極16の対向部
において両側の電子ビームの中央電子ビーム方向への集
中力が増大するため、dVf2の変動に対するコンバー
ゼンスの変動はほとんど生じなくなる。
【0080】なお、図4に示したように、G5−2電極
16のインナー電極のには3個の非円形の電子ビーム通
過孔161a,161b,161cが形成されている。
【0081】この実施例により、画面の全域にわたって
良好な解像度が得られる。
【0082】図6は本発明による陰極線管の電子銃の第
2実施例の構成を説明する模式断面図であって、インラ
イン配列された電子ビームの中央電子ビームに沿って切
断して示す。
【0083】同図において、図1と同一符号は同一部分
に対応し、詳細は図1での説明と同様である。
【0084】図7は図6のA−A’方向からG5−1電
極13方向をみた断面図、図8は図6のB−B’方向か
らG5−2電極16方向をみた断面図、図9は図6のC
−C’方向からG5−2電極16方向をみた断面図、図
10は図6のD−D’線に沿って切断した静電四重極レ
ンズ電極の水平方向断面図であって、141,142は
垂直電極片、151は水平電極片である。
【0085】同各図に示した実施例においては、コの字
状電極をG5−1電極13の両側の電子ビーム通過孔1
3a,13b,13cにとりつけたことにより、両側の
電子ビームの静電四重極レンズ領域が短縮されて生じる
中央の電子ビームと両側の電子ビームとの間の補正感度
の相違は、外側に位置する垂直電極片141が両側の電
子ビーム通過孔13a,13cと内側の垂直電極片14
2との距離D2 よりも短い距離D1 で両側の電子ビーム
通過孔の外側に位置する(D1 <D2 )ことによって相
殺される。なお、垂直電極片141と142の軸方向長
さは同じ長さである。
【0086】また、ダイナミック電圧dVf2が高くな
ることによる加速格子電極(G6電極)17の加速電圧
Ebと、G5−2電極16への印加電圧との間の電位差
の縮小にり生じる両側の電子ビームの中央への集中力の
低下は、G5−1電極13に取り付けられた外側に位置
する垂直電極片141が両側の電子ビームに対応する電
子ビーム通過孔13a,13cと内側の垂直電極片14
2との距離よりも短い距離で両側の電子ビーム通過孔の
外側に位置することによって、dVf2の上昇と共にG
5−1電極13とG5−2電極16の対向部において両
側の電子ビームの中央電子ビーム方向への集中力が増大
するため、dVf2の変動に対するコンバーゼンスの変
動はほとんど生じなくなる。
【0087】この実施例により、画面の全域にわたって
良好な解像度が得られる。
【0088】図11〜図14は本発明による陰極線管の
第3実施例にかかる電子銃の集束電極系の説明図であっ
て、図11は図1のA−A’方向からG5−1電極13
方向をみた断面図、図12は図1のB−B’方向からG
5−2電極16方向をみた断面図、図13は図1のC−
C’方向からG5−2電極16方向をみた断面図、図1
4は図1のD−D’線に沿って切断した静電四重極レン
ズ電極の水平方向断面図である。なお、同各図において
前記第1実施例と同一符号は同一部分に対応する。
【0089】すなわち、図11において、コの字状電極
143をG5−1電極13の両側の電子ビーム通過孔1
3a,13cに取り付けたことにより、両側の電子ビー
ムの静電四重極レンズ領域が短縮されて生じる中央の電
子ビームと両側の電子ビームとの間の補正感度の相違
は、内側の垂直電極片142の軸方向長さL1 が外側の
垂直電極片141の長さL2 よりも短くなるように配置
され、かつ外側に位置する垂直電極片141が両側のビ
ームに対応する開孔部と内側の垂直電極片142との距
離D2 よりも短い距離D1 で両側のビームに対応する開
孔部の外側に位置することによって相殺される(D1
2 )。
【0090】なお、中央の電子ビーム通過孔13bを挟
む2枚の垂直電極片142は、その各々の電子ビーム通
過孔13bの中心軸との距離D3 は等しい。
【0091】また、ダイナミック電圧dVf2が高くな
ることによる加速電極17の加速電圧Ebと、G5−2
電極16への印加電圧との間の電位差の縮小により両側
の電子ビームの中央電子ビーム方向への集中力が低下す
るが、G5−1電極13に取り付けられた内側の垂直電
極片142は外側の垂直電極片141よりも短いため、
かつ外側に位置する垂直電極片141が両側の電子ビー
ムに対応する電子ビーム通過孔13a,13cと内側の
垂直電極片142との距離よりも短い距離で両側の電子
ビーム通過孔の外側に位置することによってdVf2の
上昇とともにG5−1電極13とG5−2電極16の対
向部において両側の電子ビームの中央電子ビーム方向へ
の集中力が増大するため、dVf2の変動に対するコン
バーゼンスの変動はほとんど生じなくなる。
【0092】この実施例によっても、画面の全域にわた
って良好な解像度が得られる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静電四重極レンズを構成する垂直電極片の幅を変える必
要を無くして、製造コストが低く、厳しい組立精度を必
要とせず、かつコンバーゼンスのドリフトを生じない電
子銃を備えた陰極線管を提供することができる。
【0094】また、ダイナミックな非点収差補正とダイ
ナミックな像面湾曲収差補正とを同時に実現でき、ダイ
ナミック電圧の印加によっても電子ビームのコンバーゼ
ンスが良好な電子銃構造を備えた陰極線管を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による陰極線管の電子銃の第1実施例の
構成を説明する模式断面図である。
【図2】本発明による陰極線管の電子銃の第1実施例の
構成を説明するための図1のA−A’方向から第一の第
5格子電極方向をみた断面図である。
【図3】本発明による陰極線管の電子銃の第1実施例の
構成を説明するための図1のB−B’方向から第一の第
5格子電極方向をみた断面図である。
【図4】本発明による陰極線管の電子銃の第1実施例の
構成を説明するための図1のC−C’方向から第二の第
5格子電極方向をみた断面図である。
【図5】本発明による陰極線管の電子銃の第1実施例の
構成を説明するための図1のD−D’線に沿って切断し
た静電四重極レンズ電極の水平方向断面図である。
【図6】本発明による陰極線管の電子銃の第2実施例の
構成を説明する模式断面図である。
【図7】本発明による陰極線管の電子銃の第2実施例の
構成を説明するための図6のA−A’方向から第一の第
5格子電極方向をみた断面図である。
【図8】本発明による陰極線管の電子銃の第2実施例の
構成を説明するための図6のB−B’方向から第二の第
5格子電極方向をみた断面図である。
【図9】本発明による陰極線管の電子銃の第2実施例の
構成を説明するための図6のC−C’方向からG5−2
電極16方向をみた断面図である。
【図10】本発明による陰極線管の電子銃の第2実施例
の構成を説明するための図6のD−D’線に沿って切断
した静電四重極レンズ電極の水平方向断面図である。
【図11】本発明による陰極線管の第3実施例を説明す
るための図1のA−A’方向から第一の第5格子電極方
向をみた断面図である。
【図12】本発明による陰極線管の第3実施例を説明す
るための図1のB−B’方向から第二の第5格子電極方
向をみた断面図である。
【図13】本発明による陰極線管の第3実施例を説明す
るための図1のC−C’方向から第二の第5格子電極方
向をみた断面図である。
【図14】本発明による陰極線管の第3実施例を説明す
るための図1のD−D’線に沿って切断した静電四重極
レンズ電極の水平方向断面図である。
【図15】従来の静電四重極レンズを有する電子銃を備
えた陰極管の構造例を説明する平面模式図である。
【符号の説明】
1 ガラス外囲器 2 フェイスプレート 3 蛍光面 4 シャドウマスク 5 内部導電膜 6,7,8 陰極 9 第1格子電極 10 第2格子電極 11 第3格子電極 12 第4格子電極 13 第1の第5格子電極 14 垂直電極片 15 水平電極片 16 第2の第5格子電極 17 第6格子電極 18 シールドカップ 19 偏向ヨーク 20,21,22 陰極の中心軸(電子ビーム初期通
路) 23,24は第6格子電極の外側開孔部の中心軸 141 外側の垂直電極片 142 内側の垂直電極片 143 コの字状電極板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電子ビームを発生させ、かつこれら
    の電子ビームを一水平面上の互いに平行な初期通路に沿
    って蛍光面へ指向させる電極系として、陰極、第1格子
    電極、第2格子電極をもち、かつ上記各電子ビームを蛍
    光面に集束させるための集束電極系と加速電極系とを少
    なくとも有する電子銃を備えた陰極線管において、 前記集束電極系を前記陰極側から少なくとも第一の集束
    格子電極、第二の集束格子電極に分割してなり、 前記第一の集束格子電極と第二の集束格子電極との対向
    部に静電四重極レンズを有し、 前記静電四重極レンズは、前記第一の集束格子電極側に
    取り付けられた中央と両側の電子ビームを水平方向両側
    から挟む垂直電極片と、前記第二の集束格子電極側に取
    り付けられた中央と両側の電子ビームを垂直方向上下か
    ら挟む少なくとも一対の水平電極片から構成され、 前記垂直電極片のうち両側の電子ビームを挟む垂直電極
    片の外側のものと両側の電子ビーム中心との水平方向の
    間隔が、中央の電子ビームを挟む2つの垂直電極片と中
    央の電子ビーム中心との水平方向の間隔もしくは両側の
    電子ビーム中心に対する内側の垂直電極片と両側の電子
    ビーム中心との水平方向の間隔よりも短く構成された電
    子銃を備えたことを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】複数の電子ビームを発生させ、かつこれら
    の電子ビームを一水平面上の互いに平行な初期通路に沿
    って蛍光面へ指向させる電極系として、陰極、第1格子
    電極、第2格子電極をもち、かつ上記各電子ビームを蛍
    光面に集束させるための集束電極系と加速電極系とを少
    なくとも有する電子銃を備えた陰極線管において、 前記集束電極系を前記陰極側から少なくとも第一の集束
    格子電極と第二の集束格子電極に分割してなり、 前記第一の集束格子電極と第二の集束格子電極との対向
    部に静電四重極レンズを有し、 前記静電四重極レンズは、前記第一の集束格子電極側に
    取り付けられた中央と両側の電子ビームを水平方向両側
    から挟む垂直電極片と、前記第二の集束格子電極側に取
    り付けられた中央と両側の電子ビームを垂直方向上下か
    ら挟む少なくとも一対の水平電極片から構成され、 前記両側の電子ビームを挟む垂直電極片のうち内側に存
    在する垂直電極片が外側のものよりも電子ビーム進行方
    向に対して短く、 両側の電子ビームを前記水平方向から挟む垂直電極片の
    外側のものと両側の電子ビーム中心との水平方向の間隔
    が、中央の電子ビームを挟む2つの垂直電極片と中央の
    電子ビーム中心との水平方向の間隔もしくは両側の電子
    ビーム中心に対する内側の垂直電極片と両側の電子ビー
    ム中心との水平方向の間隔よりも短く構成された電子銃
    を備えたことを特徴とする陰極線管。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記第一の集
    束格子電極に取り付けられた中央と両側の電子ビームを
    水平方向両側から挟む垂直電極片が4枚で構成された電
    子銃を備えたことを特徴とする陰極線管。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6294866B1 (en) * 1998-01-30 2001-09-25 Hitachi, Ltd. Color cathode ray tube having a low-distortion electrostatic quadrupole lens with a plurality of first and second electrodes having specified spacing relationships

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6294866B1 (en) * 1998-01-30 2001-09-25 Hitachi, Ltd. Color cathode ray tube having a low-distortion electrostatic quadrupole lens with a plurality of first and second electrodes having specified spacing relationships

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