JPH09173256A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JPH09173256A JPH09173256A JP2399197A JP2399197A JPH09173256A JP H09173256 A JPH09173256 A JP H09173256A JP 2399197 A JP2399197 A JP 2399197A JP 2399197 A JP2399197 A JP 2399197A JP H09173256 A JPH09173256 A JP H09173256A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集塵室内に拡げられた紙袋フィルター内の全
空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用できるこ
と。 【解決手段】 後部に電動送風機5を収納し、前部に上
面開口の集塵室6を形成するとともに、この集塵室6の
上面開口を開閉自在に閉塞する蓋体15とを有する掃除
機本体1の底部に、ホース接続口16に連なる対向位置
に内方に向かって凹ませたキャスター収納部を兼ねた隆
起部31を形成する。
空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用できるこ
と。 【解決手段】 後部に電動送風機5を収納し、前部に上
面開口の集塵室6を形成するとともに、この集塵室6の
上面開口を開閉自在に閉塞する蓋体15とを有する掃除
機本体1の底部に、ホース接続口16に連なる対向位置
に内方に向かって凹ませたキャスター収納部を兼ねた隆
起部31を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面開口の集塵室
に紙袋を装着して使用する電気掃除機に関する。
に紙袋を装着して使用する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙袋を使用する電気掃除機として
は、特開昭55−129024号公報に示されるよう
に、袋状フィルターの口を吸気口に嵌挿するものや、塵
埃の重力を利用して容器状のフィルターの開口部が上を
向くように配置したものや、容器状のフィルターの開口
部を上に向けて配置すると共に、フィルター内に空気を
誘導する空間を設け、該空間内に略水平に空気を流入さ
せる吸気口とを設けたものがあった。
は、特開昭55−129024号公報に示されるよう
に、袋状フィルターの口を吸気口に嵌挿するものや、塵
埃の重力を利用して容器状のフィルターの開口部が上を
向くように配置したものや、容器状のフィルターの開口
部を上に向けて配置すると共に、フィルター内に空気を
誘導する空間を設け、該空間内に略水平に空気を流入さ
せる吸気口とを設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気掃除機にあっては、集塵室を被う蓋体に設けられた
ホース接続口を通って吸い込まれてきた塵埃を集塵室内
に導入する塵埃流入口が集塵室の底部に向って開口して
いるため、該塵埃流入口より集塵室内すなわちその集塵
室内に拡げられた紙袋フィルター内に流入した塵埃は該
集塵室の底面に高速で衝突することとなる。従って、吸
い込まれた塵埃は集塵室内に拡げられた前記紙袋フィル
ターの前記塵埃流入口に対向する底部から蓄積しはじめ
ることになるので、紙袋フィルターの入口付近に塵埃が
集中して溜まり、入口から離れた底部や側面部分にまだ
スペースが残っているのに、塵埃が紙袋フィルターの入
口からあふれてしまい、それ以上塵埃吸引を続行できな
くなり、紙袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために
有効かつ充分に利用できないという問題があった。
電気掃除機にあっては、集塵室を被う蓋体に設けられた
ホース接続口を通って吸い込まれてきた塵埃を集塵室内
に導入する塵埃流入口が集塵室の底部に向って開口して
いるため、該塵埃流入口より集塵室内すなわちその集塵
室内に拡げられた紙袋フィルター内に流入した塵埃は該
集塵室の底面に高速で衝突することとなる。従って、吸
い込まれた塵埃は集塵室内に拡げられた前記紙袋フィル
ターの前記塵埃流入口に対向する底部から蓄積しはじめ
ることになるので、紙袋フィルターの入口付近に塵埃が
集中して溜まり、入口から離れた底部や側面部分にまだ
スペースが残っているのに、塵埃が紙袋フィルターの入
口からあふれてしまい、それ以上塵埃吸引を続行できな
くなり、紙袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために
有効かつ充分に利用できないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、集塵室内に拡げられた紙
袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充
分に利用できる電気掃除機を提供することにある。
袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充
分に利用できる電気掃除機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、後部に電動送風機を収納し、前部に上面
開口の集塵室を形成するとともに、該集塵室の上面開口
を開閉自在に閉塞する蓋体とを有する掃除機本体と、該
掃除機本体に設けられたホースを接続するためのホース
接続口と、該ホース接続口と連通する塵埃吸込口を口板
に有するとともに前記集塵室の開口部に装着される紙袋
フィルターと、前記掃除機本体の前側に設けられたキャ
スターと、前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを
備え、前記集塵室を形成する掃除機本体の底部であって
前記ホース接続口に連なる対向位置に内方に向かって凹
ませたキャスター収納部を兼ねた隆起部を形成したこと
を特徴とする電気掃除機である。
め、本発明は、後部に電動送風機を収納し、前部に上面
開口の集塵室を形成するとともに、該集塵室の上面開口
を開閉自在に閉塞する蓋体とを有する掃除機本体と、該
掃除機本体に設けられたホースを接続するためのホース
接続口と、該ホース接続口と連通する塵埃吸込口を口板
に有するとともに前記集塵室の開口部に装着される紙袋
フィルターと、前記掃除機本体の前側に設けられたキャ
スターと、前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを
備え、前記集塵室を形成する掃除機本体の底部であって
前記ホース接続口に連なる対向位置に内方に向かって凹
ませたキャスター収納部を兼ねた隆起部を形成したこと
を特徴とする電気掃除機である。
【0006】その作用として、隆起部を設けたことによ
り、集塵体底面の内、隆起部と接触している部分は該隆
起部が空気の流れを遮断するため吸込気流が流れにくく
なる。従って、塵埃流入口より集塵室内に流入した空気
流は、隆起部の部分に衝突することなく、その左右前後
に分散される。従って、拡げられた紙袋フィルターの入
口付近には当初塵埃は蓄積されず、空気流と共に分散さ
れて他の底面部及び側面部、特に電動送風機側の空間部
から蓄積されるため、紙袋内が塵埃で満杯になる最後ま
で入口付近には空間が残り、塵埃吸引を続行できること
になり、紙袋フィルター内の全空間を有効かつ充分に利
用することが可能となる。
り、集塵体底面の内、隆起部と接触している部分は該隆
起部が空気の流れを遮断するため吸込気流が流れにくく
なる。従って、塵埃流入口より集塵室内に流入した空気
流は、隆起部の部分に衝突することなく、その左右前後
に分散される。従って、拡げられた紙袋フィルターの入
口付近には当初塵埃は蓄積されず、空気流と共に分散さ
れて他の底面部及び側面部、特に電動送風機側の空間部
から蓄積されるため、紙袋内が塵埃で満杯になる最後ま
で入口付近には空間が残り、塵埃吸引を続行できること
になり、紙袋フィルター内の全空間を有効かつ充分に利
用することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。1は車輪2,3を有する前後に長尺
な掃除機本体で、この掃除機本体1の後部には電動送風
機5を内蔵する電動送風機室4が、前部には上面開口7
の集塵室6が形成されている。この集塵室6の上面開口
7部は前方が低い傾斜面となっている。8は前記集塵室
6に開口縁のパッキン9で気密的に装着された箱状の集
塵体で、本実施例では底面にフィルター10を有する。
前記集塵体8の開口縁部には、支持ボス11と、回転す
る支持板12が形成され、紙袋フィルター13が集塵体
8に収納されると共に、紙袋フィルター13の口板14
の穴及び端部が、前記支持ボス11及び支持板12に合
致し、載置されている。15は蓋体で前方にホース接続
口16、後方にヒンジ部17を有し、ヒンジ部17が掃
除機本体1の中央部に軸18にて、開閉自在に軸支さ
れ、ばね19にて常に開放状態になるよう付勢されてい
る。20は蓋体15に固着された裏板で、蓋体15が集
塵室6を閉塞したとき、パッキン9と圧接し、集塵体8
と気密保持されると共に、塵埃流入口30の周縁に設け
られた環状パッキン21にて、ホース接続口16と紙袋
フィルター13の口板14とが連通されるようになって
いる。22は本体前方に設けたクランプで、前記ホース
接続口16の口径より広い巾の操作部23と係止凹部2
4を有し、蓋体15の係止突起25に係止され、蓋体1
5がロックされるよう形成されている。
基づいて説明する。1は車輪2,3を有する前後に長尺
な掃除機本体で、この掃除機本体1の後部には電動送風
機5を内蔵する電動送風機室4が、前部には上面開口7
の集塵室6が形成されている。この集塵室6の上面開口
7部は前方が低い傾斜面となっている。8は前記集塵室
6に開口縁のパッキン9で気密的に装着された箱状の集
塵体で、本実施例では底面にフィルター10を有する。
前記集塵体8の開口縁部には、支持ボス11と、回転す
る支持板12が形成され、紙袋フィルター13が集塵体
8に収納されると共に、紙袋フィルター13の口板14
の穴及び端部が、前記支持ボス11及び支持板12に合
致し、載置されている。15は蓋体で前方にホース接続
口16、後方にヒンジ部17を有し、ヒンジ部17が掃
除機本体1の中央部に軸18にて、開閉自在に軸支さ
れ、ばね19にて常に開放状態になるよう付勢されてい
る。20は蓋体15に固着された裏板で、蓋体15が集
塵室6を閉塞したとき、パッキン9と圧接し、集塵体8
と気密保持されると共に、塵埃流入口30の周縁に設け
られた環状パッキン21にて、ホース接続口16と紙袋
フィルター13の口板14とが連通されるようになって
いる。22は本体前方に設けたクランプで、前記ホース
接続口16の口径より広い巾の操作部23と係止凹部2
4を有し、蓋体15の係止突起25に係止され、蓋体1
5がロックされるよう形成されている。
【0008】集塵室6を形成する掃除機本体1の底部で
あって、前記塵埃流入口30と対向する位置に隆起部3
1が形成されている。この隆起部31は本体1と一体成
形により形成され、その上面は平面形状に形成されてい
る。そして該隆起部31の上面が集塵体8の底部と接触
している。また、隆起部31の外部側は凹部となり、こ
の凹部が車輪2の取付部となっている。
あって、前記塵埃流入口30と対向する位置に隆起部3
1が形成されている。この隆起部31は本体1と一体成
形により形成され、その上面は平面形状に形成されてい
る。そして該隆起部31の上面が集塵体8の底部と接触
している。また、隆起部31の外部側は凹部となり、こ
の凹部が車輪2の取付部となっている。
【0009】このような構成において、図2のごとくホ
ース26を蓋体15のホース接続口16に接続し、電動
送風機4を駆動すると塵埃を含んだ空気は、ホース2
6、接続口16から吸い込まれ、紙袋13でごみは濾過
され、フィルター10を通過し、浄化された空気が電動
送風機室4を通過し、大気中へ放出される。
ース26を蓋体15のホース接続口16に接続し、電動
送風機4を駆動すると塵埃を含んだ空気は、ホース2
6、接続口16から吸い込まれ、紙袋13でごみは濾過
され、フィルター10を通過し、浄化された空気が電動
送風機室4を通過し、大気中へ放出される。
【0010】塵埃流入口30から集塵室6内に流入した
塵埃は、隆起部31により、その流れが、左右前後に分
散される空気流と共に分散され、集塵体8の隆起部31
と接触する入口付近の底面部には当初は蓄積せず、隆起
部31と接触していない、すなわち入口から離れた他の
底面部及び側面部に蓄積する。そして塵埃吸引を続行す
ると、紙袋フィルター13内の全空間の入口から離れた
底面部及び側面部が一杯となり、徐々に入口付近にも蓄
積しはじめ、最後に入口まで満杯になる。このように隆
起部31を設けたことにより、紙袋フィルター13内の
全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用できる。
塵埃は、隆起部31により、その流れが、左右前後に分
散される空気流と共に分散され、集塵体8の隆起部31
と接触する入口付近の底面部には当初は蓄積せず、隆起
部31と接触していない、すなわち入口から離れた他の
底面部及び側面部に蓄積する。そして塵埃吸引を続行す
ると、紙袋フィルター13内の全空間の入口から離れた
底面部及び側面部が一杯となり、徐々に入口付近にも蓄
積しはじめ、最後に入口まで満杯になる。このように隆
起部31を設けたことにより、紙袋フィルター13内の
全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用できる。
【0011】紙袋フィルター13が満杯となり、ごみ捨
ての場合は、ホース26を離脱する必要なく、手に持っ
てクランプ22の操作部23を操作し、係止凹部24を
蓋体15の係止突起25から開放すると蓋体15はばね
19により軸18を回動中心として開く。その際ホース
26の下方にクランプ22が位置するため、クランプ2
2の操作がやりずらくなるが、操作部23の巾がホース
接続口16の口径すなわちホース26の外径より広いた
め、操作が楽に行える。
ての場合は、ホース26を離脱する必要なく、手に持っ
てクランプ22の操作部23を操作し、係止凹部24を
蓋体15の係止突起25から開放すると蓋体15はばね
19により軸18を回動中心として開く。その際ホース
26の下方にクランプ22が位置するため、クランプ2
2の操作がやりずらくなるが、操作部23の巾がホース
接続口16の口径すなわちホース26の外径より広いた
め、操作が楽に行える。
【0012】次に紙袋フィルター13を取り出す動作に
移るが、図3の如く、紙袋13の口板14が上面にある
こと、及び集塵室6の上面開口7部が前方が低く傾斜面
となっているため、集塵室6の蓋体15の開放空間が大
きくなり、手で口板14を持ってスムースに紙袋フィル
ター13を取り出せる。その際、口板14が上面向きで
あるため、満杯のごみがこぼれる心配もなく、また無理
に引き出すことにより袋を傷つけてごみがこぼれる心配
もなく、衛生的にごみ捨てすることが可能である。
移るが、図3の如く、紙袋13の口板14が上面にある
こと、及び集塵室6の上面開口7部が前方が低く傾斜面
となっているため、集塵室6の蓋体15の開放空間が大
きくなり、手で口板14を持ってスムースに紙袋フィル
ター13を取り出せる。その際、口板14が上面向きで
あるため、満杯のごみがこぼれる心配もなく、また無理
に引き出すことにより袋を傷つけてごみがこぼれる心配
もなく、衛生的にごみ捨てすることが可能である。
【0013】また、集塵室6にはフィルター10を有す
る集塵体8が装着されているため、紙袋を入れ忘れた
り、また故意に入れずに掃除しても、通常の掃除が可能
であり、その際のごみ処理も蓋体15を開き、箱状の集
塵体8を上方に取り出しごみ捨てが簡単に行いうるもの
である。
る集塵体8が装着されているため、紙袋を入れ忘れた
り、また故意に入れずに掃除しても、通常の掃除が可能
であり、その際のごみ処理も蓋体15を開き、箱状の集
塵体8を上方に取り出しごみ捨てが簡単に行いうるもの
である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、塵埃流入口の対向位置
に隆起部を設け、その隆起部の上面を集塵体の底部と接
触させてその部分を空気が流れにくくしたので、吸込空
気流が集塵体内で前記隆起部の部分を中心として前後左
右に分散される。従って、吸い込まれた塵埃も同様に分
散され、紙袋フィルター内の全空間の内、入口から離れ
た底部及び側面部から蓄積され始め、入口付近は後半及
び最終段階で蓄積されるため、紙袋フィルター内の全空
間を有効かつ充分に塵埃集収のために利用することがで
きる。
に隆起部を設け、その隆起部の上面を集塵体の底部と接
触させてその部分を空気が流れにくくしたので、吸込空
気流が集塵体内で前記隆起部の部分を中心として前後左
右に分散される。従って、吸い込まれた塵埃も同様に分
散され、紙袋フィルター内の全空間の内、入口から離れ
た底部及び側面部から蓄積され始め、入口付近は後半及
び最終段階で蓄積されるため、紙袋フィルター内の全空
間を有効かつ充分に塵埃集収のために利用することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す一部を切欠した側面図
である。
である。
【図2】本発明のホースを接続した状態の斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明のごみ捨ての状態を示す斜視図である。
1 掃除機本体 5 電動送風機 6 集塵室 7 上面開口 8 集塵体 12 支持体 13 紙袋フィルター 14 口板 15 蓋体 16 ホース接続口 30 塵埃流入口 31 隆起部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
55−129024号公報に記載の技術においては、集
塵室を被う蓋体に設けられたホース接続口を通って吸い
込まれてきた塵埃を集塵室内に導入する塵埃流入口が集
塵室の底部に向って開口しているため、該塵埃流入口よ
り集塵室内すなわちその集塵室内に拡げられた紙袋フィ
ルター内に流入した塵埃は該集塵室の底面に高速で衝突
することとなる。従って、吸い込まれた塵埃は集塵室内
に拡げられた前記紙袋フィルターの前記塵埃流入口に対
向する底部から蓄積しはじめることになるので、紙袋フ
ィルターの入口付近に塵埃が集中して溜まり、入口から
離れた底部や側面部分にまだスペースが残っているの
に、塵埃が紙袋フィルターの入口からあふれてしまい、
それ以上塵埃吸引を続行できなくなり、紙袋フィルター
内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用でき
ないという問題があった。また、紙袋フィルター内に流
入した塵埃が該集塵室の底面に高速で衝突することにか
ら、例えば砂、小石等の比較的重く固い塵埃を吸い込ん
だ場合、紙袋フィルターが破れてしまう恐れがあった。
55−129024号公報に記載の技術においては、集
塵室を被う蓋体に設けられたホース接続口を通って吸い
込まれてきた塵埃を集塵室内に導入する塵埃流入口が集
塵室の底部に向って開口しているため、該塵埃流入口よ
り集塵室内すなわちその集塵室内に拡げられた紙袋フィ
ルター内に流入した塵埃は該集塵室の底面に高速で衝突
することとなる。従って、吸い込まれた塵埃は集塵室内
に拡げられた前記紙袋フィルターの前記塵埃流入口に対
向する底部から蓄積しはじめることになるので、紙袋フ
ィルターの入口付近に塵埃が集中して溜まり、入口から
離れた底部や側面部分にまだスペースが残っているの
に、塵埃が紙袋フィルターの入口からあふれてしまい、
それ以上塵埃吸引を続行できなくなり、紙袋フィルター
内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利用でき
ないという問題があった。また、紙袋フィルター内に流
入した塵埃が該集塵室の底面に高速で衝突することにか
ら、例えば砂、小石等の比較的重く固い塵埃を吸い込ん
だ場合、紙袋フィルターが破れてしまう恐れがあった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】本発明の目的は、集塵室内に拡げられた紙
袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充
分に利用できると共に紙袋フィルターの破損防止を図っ
た電気掃除機を提供することにある。
袋フィルター内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充
分に利用できると共に紙袋フィルターの破損防止を図っ
た電気掃除機を提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、後部に電動送風機を収
納し、前部に上面開口の集塵室を形成するとともに、該
集塵室の上面開口を開閉自在に閉塞する蓋体とを有する
掃除機本体と、該掃除機本体に設けられたホースを接続
するためのホース接続口と、該ホース接続口を通って吸
い込まれた塵埃を前記集塵室に導入する塵埃流入口と、
該塵埃流入口と連通する塵埃吸込口を口板に有するとと
もに前記集塵室の開口部に装着される紙袋フィルター
と、前記掃除機本体の前側に設けられたキャスターと、
前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを備え、前記
集塵室を形成する掃除機本体の底部には、前記ホース接
続口に連なる対向位置に内方に向かって凹ませたキャス
ター収納部を兼ねた隆起部を形成し、前記塵埃流入口は
該隆起部の上面部に対し傾斜して配設したことにある。
に本発明の特徴とするところは、後部に電動送風機を収
納し、前部に上面開口の集塵室を形成するとともに、該
集塵室の上面開口を開閉自在に閉塞する蓋体とを有する
掃除機本体と、該掃除機本体に設けられたホースを接続
するためのホース接続口と、該ホース接続口を通って吸
い込まれた塵埃を前記集塵室に導入する塵埃流入口と、
該塵埃流入口と連通する塵埃吸込口を口板に有するとと
もに前記集塵室の開口部に装着される紙袋フィルター
と、前記掃除機本体の前側に設けられたキャスターと、
前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを備え、前記
集塵室を形成する掃除機本体の底部には、前記ホース接
続口に連なる対向位置に内方に向かって凹ませたキャス
ター収納部を兼ねた隆起部を形成し、前記塵埃流入口は
該隆起部の上面部に対し傾斜して配設したことにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】その作用として、隆起部を設けたことによ
り、紙袋フィルターの隆起部と近接している部分は該隆
起部が空気の流れを遮断するため吸込気流が流れにくく
なる。従って、塵埃流入口より集塵室内に流入した空気
流は、隆起部の部分に衝突することなく、その左右前後
に分散される。従って、拡げられた紙袋フィルターの入
口付近には当初塵埃は蓄積されず、空気流と共に分散さ
れて他の底面部及び側面部、特に電動送風機側の空間部
から蓄積されるため、紙袋内が塵埃で満杯になる最後ま
で入口付近には空間が残り、塵埃吸引を続行できること
になり、紙袋フィルター内の全空間を有効かつ充分に利
用することが可能となる。また、塵埃流入口を隆起部の
上面部に対し傾斜して配設するようにしているので、例
えば砂、小石等の比較的重く固い塵埃が紙袋フィルター
に衝突する速度を落すことができ、紙袋フィルターの破
損を防止することができる。
り、紙袋フィルターの隆起部と近接している部分は該隆
起部が空気の流れを遮断するため吸込気流が流れにくく
なる。従って、塵埃流入口より集塵室内に流入した空気
流は、隆起部の部分に衝突することなく、その左右前後
に分散される。従って、拡げられた紙袋フィルターの入
口付近には当初塵埃は蓄積されず、空気流と共に分散さ
れて他の底面部及び側面部、特に電動送風機側の空間部
から蓄積されるため、紙袋内が塵埃で満杯になる最後ま
で入口付近には空間が残り、塵埃吸引を続行できること
になり、紙袋フィルター内の全空間を有効かつ充分に利
用することが可能となる。また、塵埃流入口を隆起部の
上面部に対し傾斜して配設するようにしているので、例
えば砂、小石等の比較的重く固い塵埃が紙袋フィルター
に衝突する速度を落すことができ、紙袋フィルターの破
損を防止することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】集塵室6を形成する掃除機本体1の底部で
あって、前記塵埃流入口30と対向する位置に隆起部3
1が形成されている。この隆起部31は本体1と一体成
形により形成され、その上面は平面形状に形成されてい
る。そして該隆起部31の上面が集塵体8の底部と接触
している。また、隆起部31の外部側は凹部となり、こ
の凹部が車輪2の取付部となっている。また、塵埃流入
口30は隆起部31の上面部に対し傾斜して配設されて
いる。
あって、前記塵埃流入口30と対向する位置に隆起部3
1が形成されている。この隆起部31は本体1と一体成
形により形成され、その上面は平面形状に形成されてい
る。そして該隆起部31の上面が集塵体8の底部と接触
している。また、隆起部31の外部側は凹部となり、こ
の凹部が車輪2の取付部となっている。また、塵埃流入
口30は隆起部31の上面部に対し傾斜して配設されて
いる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】塵埃流入口30から集塵室6内に流入した
塵埃は、隆起部31により、その流れが、左右前後に分
散される空気流と共に分散され、紙袋フィルター13の
隆起部31と近接する入口付近の底面部には当初は蓄積
せず、隆起部31と接触していない、すなわち入口から
離れた他の底面部及び側面部に蓄積する。そして塵埃吸
引を続行すると、紙袋フィルター13内の全空間の入口
から離れた底面部及び側面部が一杯となり、徐々に入口
付近にも蓄積しはじめ、最後に入口まで満杯になる。こ
のように隆起部31を設けたことにより、紙袋フィルタ
ー13内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利
用できる。また、塵埃流入口30を隆起部31の上面部
に対し傾斜して配設するようにしているので、例えば
砂、小石等の比較的重く固い塵埃が紙袋フィルター13
に衝突する速度を落すことができ、紙袋フィルター13
の破損を防止することができる。
塵埃は、隆起部31により、その流れが、左右前後に分
散される空気流と共に分散され、紙袋フィルター13の
隆起部31と近接する入口付近の底面部には当初は蓄積
せず、隆起部31と接触していない、すなわち入口から
離れた他の底面部及び側面部に蓄積する。そして塵埃吸
引を続行すると、紙袋フィルター13内の全空間の入口
から離れた底面部及び側面部が一杯となり、徐々に入口
付近にも蓄積しはじめ、最後に入口まで満杯になる。こ
のように隆起部31を設けたことにより、紙袋フィルタ
ー13内の全空間を塵埃集収のために有効かつ充分に利
用できる。また、塵埃流入口30を隆起部31の上面部
に対し傾斜して配設するようにしているので、例えば
砂、小石等の比較的重く固い塵埃が紙袋フィルター13
に衝突する速度を落すことができ、紙袋フィルター13
の破損を防止することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、塵埃流入口の対向位置
に隆起部を設け、その隆起部の上面を紙袋フィルターと
近接させてその部分を空気が流れにくくしたので、吸込
空気流が集塵室内で前記隆起部の部分を中心として前後
左右に分散される。従って、吸い込まれた塵埃が紙袋フ
ィルター内で分散され、紙袋フィルター内の全空間を有
効かつ充分に塵埃集収のために利用することができる。
また、塵埃流入口を隆起部の上面部に対し傾斜して配設
するようにしているので、例えば砂、小石等の比較的重
く固い塵埃が紙袋フィルターに衝突する速度を落すこと
ができ、紙袋フィルターの破損を防止することができ
る。
に隆起部を設け、その隆起部の上面を紙袋フィルターと
近接させてその部分を空気が流れにくくしたので、吸込
空気流が集塵室内で前記隆起部の部分を中心として前後
左右に分散される。従って、吸い込まれた塵埃が紙袋フ
ィルター内で分散され、紙袋フィルター内の全空間を有
効かつ充分に塵埃集収のために利用することができる。
また、塵埃流入口を隆起部の上面部に対し傾斜して配設
するようにしているので、例えば砂、小石等の比較的重
く固い塵埃が紙袋フィルターに衝突する速度を落すこと
ができ、紙袋フィルターの破損を防止することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】後部に電動送風機を収納し、前部に上面開
口の集塵室を形成するとともに、該集塵室の上面開口を
開閉自在に閉塞する蓋体とを有する掃除機本体と、該掃
除機本体に設けられたホースを接続するためのホース接
続口と、該ホース接続口と連通する塵埃吸込口を口板に
有するとともに前記集塵室の開口部に装着される紙袋フ
ィルターと、前記掃除機本体の前側に設けられたキャス
ターと、前記掃除機本体の後側に設けられた車輪とを備
え、 前記集塵室を形成する掃除機本体の底部であって前記ホ
ース接続口に連なる対向位置に内方に向かって凹ませた
キャスター収納部を兼ねた隆起部を形成したことを特徴
とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399197A JP2700450B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399197A JP2700450B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09173256A true JPH09173256A (ja) | 1997-07-08 |
JP2700450B2 JP2700450B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12126058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2399197A Expired - Lifetime JP2700450B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700450B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP2399197A patent/JP2700450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2700450B2 (ja) | 1998-01-21 |
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