JPH09172505A - 患者監視システム及び患者監視方法 - Google Patents

患者監視システム及び患者監視方法

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JPH09172505A
JPH09172505A JP33338895A JP33338895A JPH09172505A JP H09172505 A JPH09172505 A JP H09172505A JP 33338895 A JP33338895 A JP 33338895A JP 33338895 A JP33338895 A JP 33338895A JP H09172505 A JPH09172505 A JP H09172505A
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JP
Japan
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patient
signal
storage medium
wireless communication
reader device
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Pending
Application number
JP33338895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Ishibashi
孝信 石橋
Masafumi Yokota
雅史 横田
Seiji Oura
聖二 大浦
Hiroyasu Uchida
裕康 内田
Takafumi Watanabe
隆文 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信式記憶媒体を所持している者の移動
状況を監視して、医者や看護婦又は介護人の負担を減ら
すことが可能な患者監視システムを提供する。 【解決手段】 患者は無線カード2を所持している。リ
ーダライタ4は、送信要求信号を電波により送信する
と、その送信要求信号を受信した無線カード2は、当該
カード2固有のID信号を送信する。このID信号に基
づいて無線カード2を所持する患者の位置等の検出が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば病院の入院
患者の行動や病状、痴呆症老人の徘徊、寝たきり老人の
健康状態や病状等を監視するのに好適な患者監視システ
ム及び患者監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院においては医者や看護婦が常
時患者を監視していた。
【0003】また、痴呆症の老人の徘徊に関しては、看
護婦や介護者等の多数の人手を駆使して徘徊する人を保
護していた。
【0004】また、寝たきり老人に関しては、医者や看
護婦の定期的訪問が必要であり、介護者は常に付き沿っ
ていなければならなかった。
【0005】しかしながら、近年、人の寿命が延び、入
院患者や、痴呆症の人、寝たきりの人などが増加してき
ているため、一人当たりの医者や看護婦の数が減少して
きている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、以下のよう
な種々な問題を生じている。
【0007】病院においては、1人の患者を監視する時
間が減少するため、ちょっとした病状の変化や、廊下や
トイレ内での急な病状の変化への対応が困難となり、常
時患者の病状を監視することができなかったり、トイレ
等で急な病状の悪化でナースコールを鳴らす前に倒れて
しまう人を監視することができなかった。また、安静を
必要とする患者が医師の指導を無視して病院を抜け出す
こともあり、対応に苦労していた。
【0008】また、痴呆症の老人の徘徊に関しては、痴
呆症の老人が指定の病院を抜け出すと、どこに行くかわ
からず、看護婦や介護者が知り合いの人に電話したり、
実際に町中を探すことが多かった。また、痴呆症の人は
体が弱っており早く保護する必要があった。
【0009】また、寝たきり老人に関しては、医者や看
護婦の割り当てが減少すると、訪問する間隔が減少する
ため、介護の人が外出してしまったりすると、一人とな
り急な病状の悪化に対応できなかった。しかし、病状が
悪化した時に必ずしも医者、看護婦、介護人がいるとは
限らない。本人が手足を動かることが可能であれば病院
や救急車を呼び出すことが可能であるが、手足が不自由
な人は何もすることができなかった。
【0010】そこで、本発明は、上記に鑑みてなされた
ものであり、無線通信式記憶媒体を所持している者の移
動状況を監視して、医者や看護婦又は介護人の負担を減
らすことが可能な患者監視システム及び患者監視方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、患者が所持する無線通信式記憶媒体とリー
ダ装置との間で電波により信号を送受信することで、当
該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記無線
通信式記憶媒体は、当該媒体固有の識別データを記憶す
る記憶手段と、前記リーダ装置から送信要求信号を受信
した場合に、前記記憶手段が記憶する識別データを電波
により前記リーダ装置に送信する無線送受信手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0012】上記構成の本発明によれば、リーダ装置
は、送信要求信号を電波により送信すると、その送信要
求信号を受信した無線通信式記憶媒体は、当該媒体固有
の識別データを無線送受信手段により送信する。この識
別データに基づいて無線通信式記憶媒体を所持する患者
の位置等の検出が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の第1の形態に係る患
者監視システムの概略構成図である。
【0015】本システム1Aは、患者が所持する無線通
信式記憶媒体としての無線カード2と、この無線カード
2との間で電波により信号の送受信を行う例えばPHS
用の複数の基地局3(3a,3b,3c…)と、各基地
局3に設けられたリーダ装置としてのリーダライタ4
と、各リーダライタ4と専用回線5を介して接続され、
センタに設置されるホストコンピュータ(以下「ホス
ト」と略す。)6と、このホスト6に接続された処理端
末7とを具備している。
【0016】ホスト6は、インタフェース部46からの
データを判断し、データ送信指示や連絡先へのデータ伝
送命令をインタフェース部46を通じリーダライタ4の
後述する制御回路43に送るものである。
【0017】処理端末7は、地図情報を所有しており、
ホスト6からのデータを地図上に表記する機能を備えて
いる。
【0018】図2は無線カード2の外観図、図3はその
回路構成図である。
【0019】この無線カード2は、薄型矩形状のケース
2aを有し、ケース2a内に、アンテナ20と、このア
ンテナ20に接続された変調回路21及び復調回路22
と、変調回路21及び復調回路22に接続された制御回
路23と、この制御回路23に接続された書き替え可能
なメモリ24とを備えている。なお、無線カード2は、
携帯電話機や携帯端末機のような形態であってもよい。
【0020】変調回路21は、制御回路23が作成した
送信データを変調し、アンテナ20によりリーダライタ
4に送信するものである。
【0021】復調回路22は、アンテナ20が受信した
リーダライタ4からの信号を復調し、2値化して制御回
路23に送るものである。
【0022】制御回路23は、メモリ24のデータを使
用し、受信したデータを解析するとともに、その解析結
果に基づいて送信データを作成するものである。
【0023】メモリ24には、図4に示すように、例え
ば、カードID,名前,住所,連絡先の電話番号,病
歴,アレルギー情報等の個人情報が記憶されている。ま
た、このメモリ24のその他のデータ領域には、その他
のアプリケーションのためにメモリ領域(その他アプリ
ケーションエリア)を確保してある。例えば、健康保険
証や母子手帳,障害者手帳,各病院のカルテ等のデータ
をその他アプリケーションエリアに記憶可能である。な
お、個人情報として血液型,診察履歴,病状等をメモリ
24に記憶させてもよい。
【0024】無線カード2の電源は、バッテリーレス駆
動及び電池駆動の一方又は双方の組合せが考えられる。
バッテリーレス駆動の場合は、受信した電波を全波整流
し、これを電源として各回路を駆動する。一方電池駆動
の場合は、無線カード2側に電池を搭載して各回路を駆
動する。また、組合せ型の場合は、受信電界強度を監視
する回路を電源生成回路内に持ち、受信電界強度がバッ
テリーレス駆動をするのに十分な場合はバッテリーレス
駆動を行い、受信電界強度がバッテリーレス駆動をする
のに十分でない場合は電池駆動を行う。
【0025】図5はリーダライタ4の外観図、図6はそ
の回路構成図である。
【0026】リーダライタ4は、図5に示す指向性ビー
ムパターン40aを有するアンテナ40を備えたアンテ
ナユニット4aと、このアンテナユニット4aを回動さ
せる回動機構部4bと、リーダライタユニット4cとか
ら構成されている。
【0027】リーダライタユニット4cは、アンテナ4
0に接続された変調回路41及び復調回路42と、変調
回路41及び復調回路42に接続された制御回路43
と、アンテナ40及び制御回路43に接続されたアンテ
ナ制御部44と、制御回路43に接続された書き替え可
能なメモリ45及びインタフェース部(I/O)46
と、このインタフェース部46に接続された連絡先呼び
出し部47と、この連絡先呼び出し部47に接続された
プロトコル変換部48とを備えている。
【0028】変調回路41は、制御回路43が作成した
送信データを変調し、アンテナ40により無線カード2
に送信するものである。
【0029】復調回路42は、アンテナ40が受信した
無線カード2からの信号を復調し、2値化して制御回路
43に送るものである。
【0030】アンテナ制御部44は、受信データの電界
強度を測定するとともに、回動機構部4bを制御してア
ンテナユニット4aを回動させ、アンテナ40の指向性
を変更する機能を有している。
【0031】メモリ45には、本リーダライタ4を動作
させるのに必要なデータが記憶されている。
【0032】連絡先呼び出し部47は、受信データから
連絡先の電話番号又はネットワークアドレスを読み出す
ものである。
【0033】プロトコル変換部48は、ホスト6からの
データ伝送命令に基づいて、データを電話回線又はネッ
トワークに対応したプロトコルに変換して、電話回線又
はネットワークを通じて連絡先に転送するものである。
【0034】制御回路43は、メモリ45のデータを使
用し、受信したデータを解析するとともに、その解析結
果に基づいてインタフェース部46によりホスト6側に
受信データを送信するものである。また、制御回路43
は、ホスト6からのデータ送信指示に基づいてデータを
作成し、変調回路41及びアンテナ40を介して送信す
るものである。
【0035】また、制御回路43は、リーダライタユニ
ット4cの各部を制御して無線カード2の位置,移動方
向及び移動速度等の位置情報を検出するものである。以
下、これについて説明する。
【0036】例えば、A基地局3aのリーダライタ4
は、一定時間間隔で位置検出信号を送信する。無線カー
ド2がA基地局3aからの位置検出信号を受信すると、
無線カード2は、位置信号を送信する。A基地局3aの
リーダライタ4は、無線カード2からの位置信号を受信
すると、その受信信号の電界強度をメモリ45に記憶し
ておく。また、A基地局3aは、自分の位置情報(アド
レスA)をセンタのホスト6に送信する。次に、A基地
局3aのリーダライタ4は、アンテナ40の指向性を変
化させ、無線カード2からの位置信号の受信電界強度が
最大になる位置を無線カード2の位置とする。無線カー
ド2と複数回通信を行い、無線カード2の位置を検出
し、無線カード2の位置,移動方向及び移動速度等の位
置情報を検出する。位置検出より算出される移動方向及
び移動速度は、以下の式により示される。
【0037】 但し、a:無線カード2の位置ベクトル a0 :基地局の位置ベクトル h:比例定数 n:nk −nk-1k :k回目の通信における無線カード2の基地局から
の位置 v:無線カード2の移動速度 t:k回目とk−1回目の通信時間差
【0038】次に、本システム1Aの動作を図7及び図
8のフローチャートに従って説明する。図7は無線カー
ド2の動作を示すフローチャート、図8はリーダライタ
4の動作を示すフローチャートである。
【0039】まず、無線カード2の動作を図7のフロー
チャートに従って説明する。
【0040】無線カード2は、リーダライタ4からの位
置検出信号を受信すると(S1)、無線カード2は、位
置信号を送信する(S2)。無線カード2は、リーダラ
イタ4から位置信号リクエストを受信すると(S3)、
再度位置信号を送信する(S2)。無線カード2は、リ
ーダライタ4からのID信号を受信すると(S4)、無
線カード2の持つID信号(カードID)を送信する
(S5)。リーダライタ4側でID信号を受信できなか
った場合は、ID信号リクエストが送信される。無線カ
ード2は、ID信号リクエストを受信すると(S6)、
その回数を計数してk回以下であることを確認し(S
7)、再度ID信号を送信する(S5)。ID信号リク
エストをk回以上繰り返して受信した場合は(S7)、
エラーとする(S8)。無線カード2は、リーダライタ
4からのID信号を受信し、リーダライタ4が無線カー
ド2からのID信号が本システム1Aに適合したもの、
すなわち適当であれば、リーダライタ4はデータ信号を
送信する。無線カード2は、リーダライタ4からのID
信号を確認し(S9)、データ信号を受信する(S1
0)。無線カード2は、リーダライタ4からのデータ信
号に対応したデータ信号をリーダライタ4に送信する
(S11)。例えば、リーダライタ4からのデータ信号
が、連絡先の電話番号の送信を要求するデータ信号であ
れば、無線カード2は、メモリ24内の連絡先の電話番
号のデータ信号をリーダライタ4に送信する。リーダラ
イタ4は、無線カード2からのデータ信号が本システム
1Aに適合し、かつ要求したデータ信号、すなわち適当
なデータ信号であれば(S12)、データを確認し(S
13)、データ通信が終了する。一方、無線カード2か
らのデータ信号が適当でない場合は、リーダライタ4か
らのデータリクエストを受信し(S12)、その回数を
計数してk回以下であることを確認し(S14)、再度
データ信号を送信する(S11)。データリクエストを
k回以上繰り返して受信した場合は(S14)、エラー
とする(S15)。
【0041】次に、リーダライタ4の動作を図8のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0042】例えば、A基地局3aのリーダライタ4
は、一定時間間隔で位置検出信号を送信する(S2
1)。リーダライタ4からの位置検出信号を無線カード
2が受信すると、無線カード2は、位置信号を送信す
る。リーダライタ4は、無線カード2からの位置信号を
受信すると(S22)、その位置信号の電界強度をメモ
リ45に記憶しておく。また、A基地局3aは、自分の
位置情報(アドレスA)をセンタのホスト6に送信す
る。
【0043】次に、アンテナ制御部44は、位置検出信
号リクエストにより(S23)、回動機構部4bを制御
してアンテナ40の指向性を変化させ(S24)、再度
位置検出信号を送信する(S21)。これを受信した無
線カード2は位置信号を送信する。このときアンテナ制
御部44は、上記同様に電界強度Eを測定し、制御部4
3は、その測定値とメモリ45の記憶値とを比較する
(S25)。測定値の方が記憶値より大きい場合は、メ
モリ45の記憶内容を測定値に書き替える。上記ルーチ
ンを最大電界強度になるまで繰り返す。制御部43は、
最大電界強度になったときのアンテナ40の指向性を基
に無線カード2の位置、移動方向及び移動速度を検出す
る。このように、電界強度の最大値のみを問題とするの
で、無線カード2の指向性を気にすることなく位置検出
を行うことが可能である。また、リーダライタ4を室内
等の狭い範囲において使用する場合には、上記位置検出
を行う必要性が少なくなるため、無線カード2と通信
し、リーダライタ4の位置ベクトルをホスト6側に通信
するのみにとどめておくことも可能である。
【0044】上記ルーチンを行った後、リーダライタ4
は、無線カード2にID情報信号を送信する(S2
6)。このID情報信号には、無線カード2のID送信
を要求する信号も含まれている。
【0045】無線カード2からID信号(カードID)
を受信すると(S27)、リーダライタ4は、ID信号
が本システム1Aに適合したもの、すなわち適当なID
信号か否かを判断する(S28)。ID信号が適当でな
いと判断した場合は、無線カード2にID信号リクエス
トを送信する(S29)。ID信号リクエストの回数を
計数し、k回以下であることを確認し(S30)、再度
ID信号を無線カード2に送信し(S26)、無線カー
ド2からのID信号の再送を要求する。このID信号リ
クエストをk回繰り返しても適当なID信号が得られな
い場合は、エラーとする(S31)。
【0046】適当なID信号が受信されると、IDを確
認し(S32)、必要なデータ信号、例えば、連絡先の
電話番号の送信を要求するデータ信号を無線カード2に
向けて送信する(S33)。リーダライタ4は、送信し
たデータ信号に対応した無線カード2からのデータ信号
を受信し(S34)、受信したデータ信号が本システム
1Aに適合し、かつ要求したデータ信号、すなわち適当
な信号であるか否かを判断し(S35)、適当な受信デ
ータであれば、データの確認を行い(S36)、データ
通信を終了する。
【0047】前記ステップS35で、無線カード2から
のデータ信号が適当でない場合は、データリクエストを
送信する(S37)。データリクエストの回数を計数
し、k回以下であることを確認し(S38)、データを
無線カード2に送信し、無線カード2からのデータ信号
の再送を要求する(S33)。データリクエストをk回
繰り返しても適当なデータ信号が得られない場合はエラ
ーとする(S39)。
【0048】このルーチンを行った後、無線カード2の
データより連絡先の電話番号を抽出し(S40)、規定
の電話回線又はネットワークに対応したプロトコルにデ
ータを変換して(S41)、送信する(S42)。この
後はホスト6と処理端末7との間でプロトコルに従った
通信を行い、データのやりとりを行う(S43)。
【0049】このような本システム1Aによれば、無線
カード2からの位置信号に基づいて無線カード2を所持
する患者の位置等の検出が可能となるので、無線カード
2を所持している者の移動状況を監視して、医者や看護
婦又は介護人の負担を減らすことが可能となる。
【0050】また、無線カード2が記憶する連絡先の電
話番号を受信することで、連絡先である痴呆症老人の介
護者等に連絡することができる。
【0051】図9は本発明の実施の第2の形態に係る患
者監視システムの概略構成図、図10はその情報処理端
末8の回路構成図である。
【0052】本システム1Bは、患者が所持する無線カ
ード2と、この無線カード2との間で電波により信号の
送受信を行う情報処理端末8と、この情報処理端末8に
接続されたホスト6と、このホスト6に接続された処理
端末7とを具備している。
【0053】この情報処理端末8は、患者の撮影画像を
取り込む画像取り込み部80と、この画像取り込み部8
0の撮影方向に指向性を一致させているアンテナ81
と、画像を表示する表示部82と、画像取り込み部8
0,アンテナ81及び表示部82を一体で回動させる回
動機構部83と、画像取り込み部80が撮影して取り込
んだ画像の入力制御を行う画像制御部84とを具備して
いる。
【0054】また、情報処理端末8は、本発明の実施の
第1の形態に係るリーダライタ4と同様に、アンテナ8
1に接続された変調回路41及び復調回路42と、変調
回路41及び復調回路42に接続された制御回路43
と、アンテナ81及び制御回路43に接続されたアンテ
ナ制御部44と、制御回路43に接続された書き替え可
能なメモリ45及びインタフェース部(I/O)46
と、画像制御部84を介してインタフェース部46に接
続された連絡先呼び出し部47と、この連絡先呼び出し
部47に接続されたプロトコル変換部48とを備えてい
る。
【0055】制御回路43は、第1の実施の形態で説明
したように、アンテナ81の指向性を変更しつつ無線カ
ード2からの送信信号の電界強度をアンテナ制御回路4
4により測定し、この測定結果に基づいて無線カード2
の方向を検出するものであり、この無線カード2の方向
に表示部82の表示画面及び画像取り込み部80の撮影
方向が一致するようアンテナ制御回路44を制御するも
のである。
【0056】図11は情報処理端末8の動作を示すフロ
ーチャートである。本発明の実施の第1の形態に係る図
8のフローチャートと異なる点は、図8のアンテナ指向
性調整のステップS24に対し、アンテナ81の指向性
を調整するとともに(S24a)、画像取り込み部80
の撮影方向を変更(S24b)するようにしたものであ
り、他の動作(S21〜S25,S26〜S43)は、
図8と同様である。
【0057】このような本システム1Bによれば、画像
取り込み部80により無線カード2を所持している患者
の病状等の状態を画像でとらえることが可能となり、常
の病状を監視する必要のある患者の管理を簡略化するこ
とができる。
【0058】なお、本発明は、上記のシステム1A,1
Bに限定されず、種々な発明の実施の形態が可能であ
る。例えば、アンテナの指向性を変更する構成は、図1
2に示す構成としてもよい。同図に示すアンテナ9は、
アンテナ本体90に、図5に示すような指向性ビームパ
ターン40aを持つ複数の構成アンテナ91を配置し、
アンテナ制御回路92により、構成アンテナ91にアン
テナ制御信号ライン93を通じてアンテナ制御信号を送
ることにより、アンテナ9全体の指向性を制御するもの
である。このような構成のアンテナ9によれば、例え
ば、図13に示すように、左上の4つの構成アンテナ9
1にアンテナ制御信号ライン93を通じてアンテナ制御
信号を送り、仮想アンテナ94をアクティブにし、仮想
指向性ビームパターン95を作り出すことができる。こ
のように、全て又は一部の構成アンテナ91を組み合わ
せて仮想アンテナを構成することにより、適切なアンテ
ナ指向性を作り出すことができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、無線通信
式記憶媒体から受信した識別データに基づいて無線通信
式記憶媒体を所持する患者の位置等の検出が可能となる
ので、無線通信式記憶媒体を所持している者の移動状況
を監視して、医者や看護婦又は介護人の負担を減らすこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る患者監視シス
テムの概略構成図
【図2】図1に示す無線カードの外観図
【図3】図1に示す無線カードの回路構成図
【図4】図1に示す無線カードの記憶内容を示す図
【図5】図1に示すリーダライタの外観図
【図6】図1に示すリーダライタの回路構成図
【図7】図1に示す無線カードの動作を示すフローチャ
ート
【図8】図1に示すリーダライタの動作を示すフローチ
ャート
【図9】本発明の実施の第2の形態に係る患者監視シス
テムの概略構成図
【図10】図9に示すリーダライタの回路構成図
【図11】図9に示すリーダライタの動作を示すフロー
チャート
【図12】アンテナの指向性を変更する他の構成を示す
【図13】図12の構成の動作を説明するための図
【符号の説明】
1A,1B 患者監視システム 2 無線カード 4 リーダライタ 6 ホストコンピュータ 23,43 制御回路 24,45 メモリ 40 アンテナ 44 アンテナ制御部 46 インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 裕康 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 渡辺 隆文 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記無
    線通信式記憶媒体は、当該媒体固有の識別データを記憶
    する記憶手段と、前記リーダ装置から送信要求信号を受
    信した場合に、前記記憶手段が記憶する識別データを電
    波により前記リーダ装置に送信する無線送受信手段とを
    備えたことを特徴とする患者監視システム。
  2. 【請求項2】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記無
    線通信式記憶媒体は、当該媒体固有の識別データ及び連
    絡先の電話番号の情報を記憶する記憶手段と、前記リー
    ダ装置から送信要求信号を受信した場合に、前記記憶手
    段が記憶する情報を電波により前記リーダ装置に送信す
    る無線送受信手段とを備えたことを特徴とする患者監視
    システム。
  3. 【請求項3】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、一定時間間隔で信号を送信し、その送信信
    号に対する応答信号を前記無線通信式記憶媒体から受信
    する無線送受信手段と、この無線送受信手段が受信した
    応答信号に基づいて前記無線通信式記憶媒体の位置を検
    出する検出手段とを備えたことを特徴とする患者監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、一定時間間隔で信号を送信し、その送信信
    号に対する応答信号を前記無線通信式記憶媒体から受信
    する無線送受信手段と、この無線送受信手段が受信した
    応答信号の電界強度を測定する測定手段と、この測定手
    段による測定結果に基づいて前記無線通信式記憶媒体の
    位置を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする患
    者監視システム。
  5. 【請求項5】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、アンテナを介し、一定時間間隔で信号を送
    信するとともに、その送信信号に対する応答信号を前記
    無線通信式記憶媒体から受信する無線送受信手段と、こ
    の無線送受信手段が受信した応答信号の電界強度を測定
    する測定手段と、前記アンテナの指向性を変更する変更
    手段と、この変更手段により指向性を変更しつつ前記測
    定手段により測定された電界強度に基づいて前記無線通
    信式記憶媒体の位置を検出する検出手段とを備えたこと
    を特徴とする患者監視システム。
  6. 【請求項6】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、アンテナを介し、一定時間間隔で信号を送
    信するとともに、その送信信号に対する応答信号を前記
    無線通信式記憶媒体から受信する無線送受信手段と、こ
    の無線送受信手段が受信した応答信号の電界強度を測定
    する測定手段と、前記アンテナの指向性を変更する変更
    手段と、この変更手段により指向性を変更しつつ前記測
    定手段により測定された電界強度に基づいて電界強度が
    最大になる位置を前記無線通信式記憶媒体の位置として
    検出する検出手段とを備えたことを特徴とする患者監視
    システム。
  7. 【請求項7】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段
    の撮影方向を変更する変更手段と、前記無線通信式記憶
    媒体から送信された信号に基づいて前記無線通信式記憶
    媒体の方向を検出する検出手段と、この検出手段が検出
    した方向に前記撮影手段の撮影方向が一致するよう前記
    変更手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る患者監視システム。
  8. 【請求項8】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視システムにおいて、前記リ
    ーダ装置は、外部装置とのインタフェースと、このイン
    タフェースを介して前記外部装置から送信された画像を
    表示する表示手段と、画像を撮影する撮影手段と、前記
    表示手段の表示画面の方向及び前記撮影手段の撮影方向
    を変更する変更手段と、前記無線通信式記憶媒体から送
    信された信号に基づいて前記無線通信式記憶媒体の方向
    を検出する検出手段と、この検出手段が検出した方向に
    前記表示手段の表示画面の方向及び前記撮影手段の撮影
    方向が一致するよう前記変更手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする患者監視システム。
  9. 【請求項9】 患者が所持する無線通信式記憶媒体とリ
    ーダ装置との間で電波により信号を送受信することで、
    当該患者を監視する患者監視方法において、前記無線通
    信式記憶媒体に当該媒体固有の識別データを記憶させて
    おき、前記リーダ装置から送信要求信号を送信し、その
    送信要求信号を受信した前記無線通信式記憶媒体が前記
    識別データを電波により前記リーダ装置に送信すること
    を特徴とする患者監視方法。
  10. 【請求項10】 患者が所持する無線通信式記憶媒体と
    リーダ装置との間で電波により信号を送受信すること
    で、当該患者を監視する患者監視方法において、前記リ
    ーダ装置から一定時間間隔で信号を送信し、その送信信
    号に対する応答信号を前記無線通信式記憶媒体から受信
    し、この受信した応答信号に基づいて前記無線通信式記
    憶媒体の位置を検出することを特徴とする患者監視方
    法。
  11. 【請求項11】 患者が所持する無線通信式記憶媒体
    と、画像を撮影する撮影手段を備えたリーダ装置との間
    で電波により信号を送受信することで、当該患者を監視
    する患者監視方法において、前記無線通信式記憶媒体か
    ら送信された信号に基づいて前記無線通信式記憶媒体の
    方向を検出し、この検出した方向に前記撮影手段の撮影
    方向が一致するよう制御することを特徴とする患者監視
    方法。
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