JPH09172493A - テレビ会議通信端末装置 - Google Patents

テレビ会議通信端末装置

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JPH09172493A
JPH09172493A JP7348188A JP34818895A JPH09172493A JP H09172493 A JPH09172493 A JP H09172493A JP 7348188 A JP7348188 A JP 7348188A JP 34818895 A JP34818895 A JP 34818895A JP H09172493 A JPH09172493 A JP H09172493A
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JP7348188A
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Inventor
Giichi Watanabe
義一 渡邊
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側の表示特性に応じて、動画情報の適応
制御を行うことができるテレビ会議通信端末装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】 相手端末装置の表示特性に応じて、動画
情報の特性を設定しているので、効率のよい動画情報伝
送ができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも、音声
情報および動画情報を相手端末との間でやりとりして、
所定のテレビ会議通信を行うテレビ会議通信端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、ITU−T勧告H.
320で規定されているテレビ会議通信機能などを備
え、遠隔地間で映像や音声等の種々の情報をやりとりし
て会議通信を実現するテレビ会議通信端末装置が提案さ
れている。とくに、近年では、回線としてISDNを用
いた通信アプリケーションとして、テレビ会議通信端末
装置が重要視されており、徐々に普及しつつある。
【0003】このようなテレビ会議通信端末装置では、
動画情報を送信するとき、例えば、ビデオカメラ装置で
入力した映像情報を直接送信するのではなく、例えば、
ITU−T勧告H.261の動画符号化方法により符号
化圧縮した状態で、動画情報をやりとりするようにし
て、比較的小さいデータ伝送容量を使って、音声情報と
動画情報をやりとりできるようにしている。
【0004】また、動画情報に割り当てられる伝送容量
は、テレビ会議通信セッションの進行に従って適宜に変
化し、その使用可能な伝送容量を使って、なるべく有効
な動画情報を送信できるように、動画情報を符号化複号
化するビデオコーデックでは、動画情報の内容および割
り当てられている伝送容量に応じて、適応的に動画情報
の符号化パラメータを変化させている。
【0005】この場合、変化される符号化パラメータと
しては、例えば、符号データを形成する際に適用される
量子化ステップの最大値等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、受信側の表示装置の特性を考慮せず
に、送信側の事情だけで符号化パラメータを変化させる
適応制御を行っているので、受信側の表示装置の特性に
よっては、その適応制御の効果が発揮されず、受信側の
再生映像にノイズが含まれる等の不具合を生じることが
あった。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、受信側の表示特性に応じて、動画情報の適応
制御を行うことができるテレビ会議通信端末装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
音声情報および動画情報を相手端末との間でやりとりし
て、所定のテレビ会議通信を行うテレビ会議通信端末装
置において、動画情報を表示する動画表示手段の表示機
能をあらわす表示機能情報を相手端末に通知する一方、
相手端末より動画表示手段の表示機能情報が通知される
と、その表示機能情報に対応して、動画情報の符号化手
段の符号化特性を設定するようにしたものである。ま
た、前記動画表示手段の表示機能情報は、動画表示手段
の種類情報を用いることができる。また、前記動画表示
手段の表示機能情報は、動画表示手段の表示サイズ情報
を用いることができる。
【0009】また、少なくとも、音声情報および動画情
報を相手端末との間でやりとりして、所定のテレビ会議
通信を行うテレビ会議通信端末装置において、動画情報
を表示する動画表示手段の表示階調数をあらわす表示階
調数情報を相手端末に通知する一方、相手端末より動画
表示手段の表示階調数情報が通知されると、その表示階
調数情報に対応して、動画入力手段の階調数を設定する
ようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例にかかるテレビ
会議通信装置の一例を示している。ここで、このテレビ
会議通信装置は、ITU−T勧告H.320で規定され
ているテレビ会議通信機能を備え、また、伝送回線とし
てISDNを用いるものである。
【0012】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の動作制御、および、情
報チャネル(Bチャネル)におけるテレビ会議通信制御
手順処理などの実行するためのものであり、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)2は、システム制御部1が実行
する制御処理プログラムの一部やこのプログラムを実行
するときに参照する種々のデータなどを記憶するための
ものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
は、システム制御部1のワークエリアなどを構成するも
のである。
【0013】時計回路4は、現在時刻情報を出力するた
めのものであり、画像処理部5は、例えば、画像の縮小
/拡大処理、撮影画面の静止画化処理、静止画像の符号
化/復号化処理(JPEG方式)、画像の統計的処理な
ど、このテレビ会議通信端末装置が提供する装置機能の
ために必要な種々の画像処理を実行するためのものであ
る。
【0014】磁気ディスク装置6は、システム制御部1
が実行する他の制御プログラムやアプリケーションプロ
グラムなどのプログラムデータ、または、その他の種々
のデータを保存するためのものであり、操作表示部7
は、このテレビ会議通信端末装置を操作するためのもの
である。静止画入力装置8は、静止画を入力するための
ものであり、例えば、静止画カメラ装置などである。
【0015】音声入出力装置9は、相手端末との間で音
声情報をやりとりして、ユーザ間の会話を実現するため
のものであり、音声CODEC10は、音声入出力装置
9から入力したアナログ音声信号を対応するデジタル音
声データに変換するとともに、受信したデジタル音声デ
ータを対応するアナログ音声信号に変換して、音声入出
力装置9に出力するものである。音声制御部11は、音
声入出力装置9の動作を制御するためのものである。
【0016】ビデオカメラ装置12は、自端末側の参加
者などの様子を撮影するものであり、映像入力部13
は、ビデオカメラ装置12から出力される映像信号を、
所定ビット数のデジタル映像データに変換するととも
に、映像信号の階調数を変換するものであり、ビデオC
ODEC14は、映像入力部13から出力されるデジタ
ル映像データのデータ形式をRGB形式からYUV形式
に変換し、その変換後のデジタル映像データを所定のC
IF形式またはQCIF型式のビデオデータに変換し、
さらに、ITU−T勧告H.261の符号化方式で符号
化圧縮してビデオ情報を形成するとともに、符号化圧縮
された状態のビデオ情報を元のCIFまたはQCIF型
式のビデオデータに変換し、そのビデオデータをYUV
形式からRGB形式にデータ変換するものである。
【0017】ビデオCODEC14により、変換されて
形成されたデジタル映像データ(受信映像データ)は、
表示制御部15に出力されている。また、映像入力部1
3から出力されるデジタル映像データは、表示制御部1
5にも加えられている。表示制御部15は、ビデオモニ
タ装置16の表示画面の内容を制御するためのものであ
る。また、ビデオカメラ制御部17は、ビデオカメラ装
置12のカメラアングルを制御するためのものである。
【0018】ISDNインタフェース制御部18は、こ
のテレビ会議通信端末装置をISDNに接続するととも
に、レイヤ1の信号処理機能、Dチャネル(信号チャネ
ル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号
の統合/分離機能を備えたものである。
【0019】Dチャネル伝送制御部19は、信号チャネ
ルで行う呼制御手順機能、および、多重呼制御機能を備
えたものであり、多重化/分離制御装置20は、ITU
−T勧告H.221に準拠したデータ多重化/分離機
能、および、データのフレーム同期機能を備えたもので
あり、その分離側の接続端には、デジタル音声データ、
デジタルビデオデータ、および、汎用データが加えられ
ており、また、多重化側の接続端は、ISDNインタフ
ェース制御部17に接続されている。
【0020】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、画像処理部5、磁気ディスク装置
6、操作表示部7、静止画入力装置8、音声CODEC
10、音声制御部11、ビデオCODEC14、表示制
御部15、ビデオカメラ制御部17、Dチャネル伝送制
御部19、および、多重化/分離装置20は、システム
バス21に接続されており、これらの各要素間でのデー
タのやりとりは、主としてこのシステムバス21を介し
て行われる。
【0021】また、多重化/分離装置20と音声COD
EC11との間で音声データのやりとりが行われ、多重
化/分離装置20とビデオCODEC14との間で送受
信ビデオデータのやりとりが行われている。また、映像
入力部13は、システム制御部1によりその動作が制御
される。
【0022】ここで、映像入力部13は、ビデオカメラ
装置12から入力した映像信号を、基本的には、図2
(a)に示すように、1画素当たり24ビットのデジタ
ル映像データに変換する。この場合には、1画素当たり
16777216階調(色)の色を表現することができ
る。すなわち、この場合の階調数は16777216階
調となる。
【0023】また、システム制御部1からの指令によ
り、映像入力部13は、24ビットのデジタル映像デー
タを、同図(b)に示したように有効ビット数が1画素
当たり16ビットのデジタル映像データ、または、同図
(c)に示したように有効ビット数が1画素当たり15
ビットのデジタル映像データに変換する。また、有効ビ
ット数が1画素当たり16ビットのデジタル映像データ
は、1画素当たり65536階調の階調数をもち、有効
ビット数が1画素当たり15ビットのデジタル映像デー
タは、1画素当たり32768階調の階調数をもつ。な
お、映像入力部13が出力するデジタル映像データは、
24ビット幅なので、有効ビット数が1画素当たり16
ビットの映像データは、上位8ビットにデータ「0」が
セットされ、また、有効ビット数が1画素当たり15ビ
ットの映像データは、上位9ビットにデータ「0」がセ
ットされる。
【0024】1画素当たり24ビットのデジタル映像デ
ータを、有効ビット数が1画素当たり16ビットのデジ
タル映像データに変換する場合、元データについて、R
成分の下位3ビットを消去し、G成分の下位2ビットを
消去し、B成分の下位3ビットを消去し、それぞれ有効
ビット部分の上位ビットからR成分データ、G成分デー
タおよびB成分データを配置する。
【0025】同様にして、1画素当たり24ビットのデ
ジタル映像データを、有効ビット数が1画素当たり15
ビットのデジタル映像データに変換する場合、元データ
について、R成分の下位3ビットを消去し、G成分の下
位3ビットを消去し、B成分の下位3ビットを消去し、
それぞれ有効ビット部分の上位ビットからR成分デー
タ、G成分データおよびB成分データを配置する。
【0026】このようにして、映像入力部13は、シス
テム制御部1から指令された階調数のデジタル映像デー
タを形成して出力する。
【0027】さて、このテレビ会議通信端末装置では、
Bチャネルにおいては、ITU−T勧告H.221で規
定されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0028】図3に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0029】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図4に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0030】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocatio
n Signal)BASを構成する。また、サブチャ
ネルSCH8の第17オクテット〜第80オクテットの
第8ビットの部分には、その一部に、データを暗号化す
るためのキー情報などをやりとりするための暗号チャネ
ルのデータがセットされることがある(オプション)。
【0031】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図5に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0032】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0033】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0034】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0035】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、通常は、0がセットされる。
【0036】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0037】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0038】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0039】また、ビットレート割当信号BASは、図
6に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0040】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図7に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0041】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0042】また、このテレビ会議通信端末装置では、
通常、2つの情報チャネルを用いて、データ伝送を行っ
ており、そのときの伝送手順の一例を図8に示す。な
お、この伝送手順は、ITU−T勧告H.242および
ITU−T勧告H.320に従う。
【0043】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0044】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0045】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0046】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0047】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、例えば、2つの情
報チャネルを用いて、音声データ、動画データ、およ
び、汎用データが、それぞれ56Kbps,62.4K
bps、および、6.4Kbpsの伝送速度が割り当て
られてデータ伝送される(図9参照)。
【0048】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0049】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで、例え
ば、音声データと動画データが合計62.4Kbpsの
伝送速度で伝送されており、さらに、一方の端末のオペ
レータが通話終了する場合は動画データの伝送を終了
し、この動画データの伝送容量を含めて、全ての第1チ
ャネルの伝送容量を音声伝送に使用するためにモード0
Fに切り換え(フェーズD2)、この後、信号チャネル
の呼切断解放手順により第1チャネルの呼を解放できる
状態になっている。
【0050】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のテレビ会議通信
が終了する。
【0051】このように、テレビ会議通信端末装置で
は、最初に1つの情報チャネル(第1チャネル)を確保
してフレームモードを確立した後に、この第1チャネル
で音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行な
って過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時に
互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネル)の設定が
可能ならば、信号チャネルの呼設定手順により第2チャ
ネルを確保する。そして、過渡的なモードで伝送してい
る第1チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチャ
ネル同期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、音
声データと動画データの伝送速度の割り当てを再設定
し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用するため
に、音声データおよび動画データの符号化則(符号化方
式)を変更して、より高品質な音声データおよび動画デ
ータのやりとりを行なうようにしている。
【0052】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、この
場合では、まず、音声データおよび動画データの各符号
化則を、第1チャネルの62.4Kbpsの伝送容量に
最適化する方式に設定して第1チャネルのみの伝送モー
ドに変更する一方、第2チャネルでは、第1チャネルと
の同期状態を停止するとともに、ユーザデータが空き伝
送状態になっているモード0Fに移行した後に、信号チ
ャネルの呼切断解放手順を実行して、呼を切断/解放す
る。また、第1チャネルは、音声データと動画データの
2種類のメディア伝送から、音声データだけの伝送モー
ドであるモード0Fへ変更した後、信号チャネルの呼切
断解放手順により、呼を切断/解放する。なお、第1チ
ャネルは、音声データと動画データの2種類のメディア
伝送へモードを切り換えずに、モード0Fへ直接モード
変更した後に、呼切断/解放することもできる。また、
呼切断解放手順で得た課金情報などは、チャネル毎に管
理する。
【0053】また、ITU−T勧告H.320で規定さ
れているテレビ会議通信機能では、ビデオCODEC1
3の符号化方式として、ITU−T勧告H.261で規
定されている動画符号化方式を適用する。このITU−
T勧告H.261の動画符号化方式について、次に説明
する。ここで、動画情報としては、CIFとQCIFの
2種類のフォーマットが定められているが、以下の説明
では、主としてCIFについてのみ記述する。
【0054】CIF(Common Intermed
iate Format;共通中間フォーマット)形式
は、動画情報の基本フォーマットであり、このCIF
は、1秒間に29.97フレームの画面を表示し、輝度
成分(Y)については、1つのフレーム(画像フレー
ム)を288ラインで、かつ、1ラインを360画素か
ら構成するとともに、色差成分(Cb,Cr)について
は、1つのフレームを144ラインで、かつ、1ライン
を180画素から構成する。
【0055】そして、そのフレームを、図10(a)に
示すように12個のGOB(Group Of Blo
ck)に分割し、おのおののGOBを、同図(b)に示
すように、11×3の33個のマクロブロックに分割す
る。
【0056】さらに、1つのマクロブロックは、同図
(c)に示すように、輝度成分については、2×2の4
つのブロックに分割するとともに、色差成分については
1×1のブロックに分割する。したがって、輝度成分お
よび色差成分の1つのブロックは、同図(d)に示すよ
うに、それぞれ8画素×8ラインから構成される。
【0057】また、QCIF(Quater CIF)
は、図11に示すように、画素数をCIFの1/4に設
定したフォーマットである。なお、ITU−T勧告H.
261では、ビデオCODECは、少なくともQCIF
を取り扱える必要があると規定されており、さらに、C
IFとQCIFが対向した場合には、QCIFで通信す
るように規定されている。
【0058】この動画情報は、上述したようなフレーム
/GOB/マクロブロック/ブロックの階層構造に対応
しており、その一例を図12(a)〜(d)に示す。な
お、以下の説明は、ITU−T勧告H.261に対応し
た国内標準であるTTC標準JT−H261に基づいて
いる。
【0059】まず、1フレームの動画情報は、同図
(a)に示すように、フレームの開始をあらわす所定ビ
ットパターンの20ビットデータからなるフレーム開始
符号PSC、フレームの順序番号をあらわすフレーム番
号TR、1フレーム全体に関する情報をあらわすタイプ
情報PTYPE、拡張用データ挿入情報PEI、予備情
報PSPARE、および、GOBデータからなる。ここ
で、拡張用データ挿入情報PEIは少なくとも1つが含
まれ、予備情報PSPAREは含まれないことがある。
また、フレーム開始符号PSC、フレーム番号TR、タ
イプ情報PTYPE、拡張用データ挿入情報PEI、お
よび、予備情報PSPAREは、フレームヘッダと呼ば
れる。
【0060】GOBデータは、各GOBについて、それ
ぞれ1つが配置される。1つのGOBデータは、同図
(b)に示すように、GOBデータの開始をあらわすG
OB開始符号GBSC、GOBの位置を示すGOB番号
GN、量子化特性の情報を示す量子化特性情報GQUA
NT、拡張用データ領域(予備情報)の有無を示す拡張
用データ挿入情報GEI、予備情報GSPARE、およ
び、マクロブロックデータからなる。ここで、拡張用デ
ータ挿入情報GEIは少なくとも1つが含まれ、予備情
報GSPAREは含まれないことがある。また、GOB
開始符号GBSC、GOB番号GN、量子化特性情報G
QUANT、拡張用データ挿入情報GEI、および、予
備情報GSPAREは、GOBヘッダと呼ばれる。
【0061】マクロブロックデータは、各マクロブロッ
クについて、それぞれ1つが配置される。ただし、フレ
ームのその部分に情報がない場合には、伝送されない。
【0062】1つのマクロブロックデータは、同図
(c)に示すように、マクロブロックの位置をあらわす
ためのマクロブロックアドレスMBA、マクロブロック
の種別およびどのデータ要素があらわれるのかを表示す
るためのタイプ情報MTYPE、量子化特性をあらわす
量子化特性情報MQUANT、動きベクトル情報MV
D、少なくとも1つの変換係数が伝送されるマクロブロ
ックであることをあらわす有意ブロックパターンCB
P、および、ブロックデータからなる。ここで、量子化
特性MQUANT、動きベクトル情報MVDおよび有意
ブロックパターンCBPは、タイプ情報MTYPEで指
示されたときにあらわれる。また、マクロブロックアド
レスMBA、タイプ情報MTYPE、量子化特性情報M
QUANT、動きベクトル情報MVD、および、有意ブ
ロックパターンCBPは、マクロブロックヘッダ呼ばれ
る。
【0063】ブロックデータは、同図(d)に示すよう
に、例えば、そのブロックの画像データをDCT(離散
コサイン変換)処理して得られた変換係数データをあら
わす変換係数TCOEFF、および、ブロックの終了を
あらわすブロック終了符号EOBからなる。
【0064】さて、ITU−T勧告H.261の動画符
号化方式では、例えば、動画の量子化ステップサイズを
設定可能な範囲(2〜62の偶数値)で適宜に変化させ
ることで、やりとりする動画品質をある程度決定するこ
とができる。そして、GOBデータに含まれる量子化特
性情報GQUANTが、それ以降のGOBに適用される
量子化ステップサイズに対応した内容にセットされると
ともに、マクロブロックデータに含まれる量子化特性情
報MQUANTが、それ以降のマクロブロックに適用さ
れる量子化ステップサイズに対応した内容にセットされ
る。
【0065】すなわち、概念的にいうと、このITU−
T勧告H.261の動画符号化方式では、画像データを
DCT処理して得られた変換係数を、量子化ステップ値
で割り算することで、符号のダイナミックレンジを制限
できるようにしている。
【0066】したがって、量子化ステップサイズを小さ
い値に設定すると、量子化誤差が減少し、符号化された
動画情報を再生したときの画質が向上する(すなわち、
より高精細になる)が、反面、データ量が増大する。こ
のようにして、1フレーム当たりのデータ量が増大し、
動画情報に割り当てられたデータ伝送速度よりも1秒間
当たりのデータ量が大きくなったときには、伝送バッフ
ァがあふれることを防止するため、ビデオCODEC1
4は、動画のフレームスキップ(駒落とし)を行って動
画情報のデータ量を抑制する。すなわち、この場合に
は、画像の動きに対する追従性が低下する。
【0067】逆に、量子化ステップサイズを大きい値に
設定すると、量子化誤差が増大し、符号化された動画情
報を再生したときの画質が劣化するが(すなわち、精細
度は低下する)、データ量が低下するので、画面の追従
性が良好になる。
【0068】さらに、ビデオCODEC14において
は、量子化ステップサイズの設定は、適応的に行われ、
そのときに参照される適用因子は、例えば、符号データ
量が用いられる。したがって、ビデオCODEC14
は、通常では、符号データ量を小さくする方向に量子化
ステップサイズを適応的に変化するように動作する。ま
た、その量子化ステップサイズの最大値は、最大量子化
ステップサイズにより規定され、この最大量子化ステッ
プサイズは、外部からビデオCODEC14に対して指
定することができる。
【0069】そこで、ビデオCODEC14に指定する
最大量子化ステップサイズを大きい値に設定すると、ビ
デオCODEC14は、その最大量子化ステップサイズ
まで適応的に量子化ステップサイズを変化するので、最
大量子化ステップサイズを小さく設定した場合に比べ
て、例えば、1フレーム当たりの伝送データ量を小さく
することができる。
【0070】逆に、ビデオCODEC14に指定する最
大量子化ステップサイズを小さい値に設定すると、ビデ
オCODEC14は、量子化ステップサイズを小さい値
に制限するので、量子化誤差が減少し、符号化された動
画情報を再生したときの画質が向上する。
【0071】ここで、表示装置の表示特性について考え
る。
【0072】テレビ会議通信端末装置のビデオモニタ装
置16として適用される表示装置は、表示部にCRT
(ブラウン管)を用いたCRT表示装置、カラー液晶パ
ネルを用いた液晶表示装置、プラズマ表示パネルを用い
たプラズマ表示装置、および、カラー液晶パネルを用い
た液晶プロジェクター装置などがあり、それぞれの装置
の表示プロセスによって、表示特性が異なり、表示され
る映像品質が異なる。
【0073】また、液晶表示装置には、その表示素子の
配列が格子配列のものと千鳥配列のものとがあり、それ
ぞれの配列態様により、表示特性が異なる。
【0074】そこで、本実施例では、表示装置の表示プ
ロセスに応じて、図13に示したような評価値を設定
し、次の式に基づいて、最大量子化ステップサイズQS
SPmaxを設定する。
【0075】QSSPmax=QSSmax・(100
+(評価値))/100
【0076】ここで、QSSmaxは、ビデオ伝送チャ
ネルに割り当てられた伝送容量により決定される最大量
子化ステップサイズである。
【0077】したがって、評価値がプラスの値である場
合、伝送容量によって決定された最大量子化ステップサ
イズに対して、評価値の割合分(パーセント値)だけ最
大量子化ステップサイズが増加され、結果として、量子
化誤差が大きくなるとともに符号量が少なくなり、受信
側で得られる映像は、映像の精細度は損なわれるものの
映像中の動きへの追従性が向上することとなる。
【0078】本実施例では、テレビ会議通信セッション
が開始されると、図14に示したように、自端末のビデ
オモニタ装置16の表示プロセスデータを通知するため
のBAS信号を、MBE能力値として、相手端末との間
で相互に交換する。
【0079】このようにして、相手端末より表示プロセ
スデータのMBE能力値をあらわすBAS信号を受信す
ると、システム制御部1は、図15に示した処理を実行
して、ビデオCODEC14にセットする最大量子化サ
イズを決定する。
【0080】すなわち、システム制御部1は、相手端末
より表示プロセスデータのMBE能力値をあらわすBA
S信号を受信すると(判断101の結果がYES)、そ
の受信した表示プロセスデータに対応した評価値を得て
(処理102)、その評価値に基づき、上述した式を演
算して最大量子化ステップサイズQSSPmaxを算出
し(処理103)、その算出して得た最大量子化ステッ
プサイズQSSPmaxの値を、ビデオCODEC14
にセットする(処理104)。
【0081】これにより、相手端末のビデオモニタ装置
16の表示特性に応じて、ビデオCODEC14の符号
化特性が設定されるので、相手端末では、自端末のビデ
オモニタ装置16の表示特性に好適な受信映像を得るこ
とができる。
【0082】なお、上述した表示装置プロセスデータと
評価値との関係は、適宜に実験等により得ることができ
る。
【0083】ところで、ビデオモニタ装置16の表示画
面サイズが大きい場合、表示画像の精細度があまり良好
でない場合には、その表示を見たユーザは、画像品質が
悪いと認識する。一方、表示画面サイズが小さい場合、
表示画像の精細度が比較的悪くとも、その表示を見たユ
ーザは、画像品質が良好であると認識する。
【0084】したがって、表示サイズについて、図16
に示したような評価値を設定する。そして、この場合に
は、テレビ会議通信セッションが開始されると、図17
に示したように、自端末のビデオモニタ装置16の表示
サイズデータを通知するためのBAS信号を、MBE能
力値として、相手端末との間で相互に交換する。
【0085】このようにして、相手端末より表示サイズ
データのMBE能力値をあらわすBAS信号を受信する
と、システム制御部1は、図18に示した処理を実行し
て、ビデオCODEC14にセットする最大量子化サイ
ズを決定する。
【0086】すなわち、システム制御部1は、相手端末
より表示サイズデータのMBE能力値をあらわすBAS
信号を受信すると(判断201の結果がYES)、その
受信した表示サイズデータに対応した評価値を得て(処
理202)、その評価値に基づき、上述した式を演算し
て最大量子化ステップサイズQSSPmaxを算出し
(処理203)、その算出して得た最大量子化ステップ
サイズQSSPmaxの値を、ビデオCODEC14に
セットする(処理104)。
【0087】これにより、相手端末のビデオモニタ装置
16の表示サイズに応じて、ビデオCODEC14の符
号化特性が設定されるので、相手端末では、自端末のビ
デオモニタ装置16の表示特性に好適な受信映像を得る
ことができる。
【0088】なお、上述した表示サイズデータと評価値
との関係は、適宜に実験等により得ることができる。
【0089】ところで、テレビ会議通信端末装置のビデ
オモニタ装置16として用いられる表示装置の表示階調
数は、図1に示した装置のように1画素当たり24ビッ
トの場合に限られず、その表示性能に応じた階調数をも
つ。例えば、1画素当たり16ビットまたは15ビット
である。
【0090】そして、1画素当たり16ビットの表示階
調数の表示装置に対して、1画素当たり24ビットの表
示階調数のビデオデータを与えた場合、表示制御部によ
り、1画素当たり24ビットのビデオデータは、1画素
当たり16ビットのビデオデータに変換された後に、表
示装置(ビデオモニタ装置)に対して出力される。この
場合には、元の24ビットデータのうち、R成分の下位
3ビット、G成分の下位2ビット、および、B成分の下
位3ビットのデータが廃棄される。
【0091】このようなデータ変換処理は、表示処理の
オーバーヘッドとなり、かかるデータ変換処理が実行さ
れるような事態を回避することが好ましい。
【0092】そこで、テレビ会議通信セッションが開始
されると、図19に示したように、自端末のビデオモニ
タ装置16の表示階調数データを通知するためのBAS
信号を、MBE能力値として、相手端末との間で相互に
交換する。
【0093】このようにして、相手端末より表示階調数
データのMBE能力値をあらわすBAS信号を受信する
と、システム制御部1は、図20に示した処理を実行し
て、映像入力部13にセットする階調数データ(1画素
当たりのビット数)を決定する。
【0094】すなわち、システム制御部1は、相手端末
より表示階調数データのMBE能力値をあらわすBAS
信号を受信すると(判断301の結果がYES)、その
受信した表示階調数データの値を映像入力部13にセッ
トする(処理302)。
【0095】これにより、相手端末のビデオモニタ装置
16の表示階調数に応じて、映像入力部13より出力さ
れるビデオデータの1画素当たりの階調数が設定される
ので、受信側では、適切な表示処理を行うことができ
る。
【0096】なお、上述した実施例では、ビデオCOD
ECとしてITU−T勧告H.261のものを適用した
場合について説明したが、本発明は、それ以外の符号化
方式(例えば、いわゆるMPEG方式あるいはMPEG
2方式)を適用するビデオCODECを用いた場合に
も、同様にして適用することができる。
【0097】また、上述した実施例では、表示階調数を
1画素当たり24ビットの場合について説明したが、そ
れ以外の表示階調数の場合でも、本発明を同様にして適
用することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相手端末装置の表示特性に応じて、動画情報の特性を設
定しているので、効率のよい動画情報伝送ができるとい
う効果を得る。
【0099】また、相手端末装置の表示階調数に応じ
て、動画入力手段の階調数を設定するので、適切な動画
情報伝送ができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるテレビ会議通信装置
を示したブロック図。
【図2】1画素当たりのビット数の異なるビデオデータ
の一例を示した概略図。
【図3】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図4】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図5】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図6】ビットレート割当信号の一例を示す概略図。
【図7】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図8】ITU−T勧告H.242の一般的な手順例を
示したタイムチャート。
【図9】2つの情報チャネルを確保して、フレームモー
ドのデータ転送を実行しているときに、音声データ、汎
用データ、および、動画データの伝送速度の割り当ての
一例を示した概略図。
【図10】動画情報の信号形式の一例を示した概略図。
【図11】動画情報の信号形式の他の例を示した概略
図。
【図12】動画情報のデータ形式の一例を示した概略
図。
【図13】表示装置の表示プロセスと評価値との関係の
一例を示した概略図。
【図14】自端末のビデオモニタ装置の表示プロセスデ
ータを通知するためのBAS信号の一例を示した概略
図。
【図15】システム制御部がビデオCODECにセット
する最大量子化サイズを決定する際の処理の一例を示し
たフローチャート。
【図16】表示装置の表示サイズと評価値との関係の一
例を示した概略図。
【図17】自端末のビデオモニタ装置の表示サイズデー
タを通知するためのBAS信号の一例を示した概略図。
【図18】システム制御部がビデオCODECにセット
する最大量子化サイズを決定する際の処理の他の例を示
したフローチャート。
【図19】自端末のビデオモニタ装置の表示階調数デー
タを通知するためのBAS信号の一例を示した概略図。
【図20】システム制御部が映像入力部にセットする階
調数を決定する際の処理の一例を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 システム制御部 13 映像入力部 14 ビデオCODEC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、音声情報および動画情報を
    相手端末との間でやりとりして、所定のテレビ会議通信
    を行うテレビ会議通信端末装置において、 動画情報を表示する動画表示手段の表示機能をあらわす
    表示機能情報を相手端末に通知する一方、 相手端末より動画表示手段の表示機能情報が通知される
    と、その表示機能情報に対応して、動画情報の符号化手
    段の符号化特性を設定することを特徴とするテレビ会議
    通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記動画表示手段の表示機能情報は、動
    画表示手段の種類情報であることを特徴とする請求項1
    記載のテレビ会議通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記動画表示手段の表示機能情報は、動
    画表示手段の表示サイズ情報であることを特徴とする請
    求項1記載のテレビ会議通信端末装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、音声情報および動画情報を
    相手端末との間でやりとりして、所定のテレビ会議通信
    を行うテレビ会議通信端末装置において、 動画情報を表示する動画表示手段の表示階調数をあらわ
    す表示階調数情報を相手端末に通知する一方、 相手端末より動画表示手段の表示階調数情報が通知され
    ると、その表示階調数情報に対応して、動画入力手段の
    階調数を設定することを特徴とするテレビ会議通信端末
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525771A (ja) * 2003-05-05 2006-11-09 トムソン ライセンシング ネットワークを介して表示装置と通信するシステム及び方法

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