JPH09171578A - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JPH09171578A
JPH09171578A JP7332868A JP33286895A JPH09171578A JP H09171578 A JPH09171578 A JP H09171578A JP 7332868 A JP7332868 A JP 7332868A JP 33286895 A JP33286895 A JP 33286895A JP H09171578 A JPH09171578 A JP H09171578A
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JP
Japan
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safe
banknote
banknotes
box
money
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Pending
Application number
JP7332868A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Nomura
直生 野村
Osamu Monno
修 門野
Kichiji Takahashi
吉治 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現金自動取引装置の防犯性能を安価な構造で
向上させること。 【解決手段】 高額紙幣の金種を設定する設定手段と、
この設定手段で設定された金種の紙幣の入金に伴う鑑別
手段の鑑別結果に従い、当該金種の紙幣を前記防犯構造
を有する金庫に導入する制御処理手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関で現金の
預入や引出しに使用され、または小売業界で買物代金の
支払いおよび釣銭の出金に使用される現金自動取引装置
等に係り、特に高い防犯性能が要求される現金自動取引
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現金自動取引装置が普及し、かつその稼
働時間が長くなるに伴い、装置内の現金に対する防犯性
能の向上が強く要請されている。
【0003】従来、現金自動取引装置では、入金された
紙幣を収納し、その収納された紙幣を出金するための金
種毎のリサイクルボックスが用意されている。
【0004】しかし、このリサイクルボックスは軟弱な
構造であり、また紙幣を回収する金庫についても鍵によ
る取外し構成とはなっているものの、特別の防犯対策は
施されていない。
【0005】一部、強盗によりバール、ドライバ等でリ
サイクルボックスや金庫が短時間に破壊されるというこ
とに対し、特開平3−252794号や特開平4−24
7591号公報に開示されているように、現金自動取引
装置の外装筐体を防犯構造にした例や、現金自動取引装
置を設置する建家を回転ブースにする等により対処して
いる例がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現金自動取引
装置の外装筐体を防犯構造にするもの、あるいは現金自
動取引装置を設置する建家を回転ブースにする構成にあ
っては、装置自体あるいは付帯設備が極めて高価になっ
てしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、安価な構造で防犯性能を
向上させることができる現金自動取引装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、高額紙幣の金種を設定する設定手段と、
この設定手段で設定された金種の紙幣の入金に伴う鑑別
手段の鑑別結果に従い、当該金種の紙幣を前記防犯構造
を有する金庫に導入する制御処理手段とを設けたことを
特徴とする。
【0009】すなわち、例えば高額紙幣として万円札お
よび五千円札を前記設定手段により設定しておき、入金
された紙幣でリサイクルボックスに収納する紙幣を、前
記設定手段で設定された金種以外の千円札のみに限定
し、万円札および五千円札が入金された場合は、防犯構
造を有する金庫に導入するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】このような構成にすることにより、強盗等
の非常時において被害に合う可能性がある紙幣はリサイ
クルボックス内の低額紙幣に限定され、被害を最小限に
し、従来に比べて防犯性能を向上させることができる。
また、筐体構造や付帯設備は従来のままでよいので、安
価な構成で済む。
【0011】この場合、リサイクルボックスに収納する
「紙幣の容量」を設定する手段を別に設け、リサイクル
ボックスの紙幣容量が設定容量以内の時は、リサイクル
ボックスへ収納し、設定容量を越えた場合は前記防犯構
造の金庫に回収する制御を行うことにより、リサイクル
ボックスを破壊された場合でも被害を最小限にすること
ができ、さらに防犯性能を向上させることができる。
【0012】なお、この場合の「紙幣容量」は、現金取
引の多い場所に設置された場合や取引の多い時間帯には
多めの設定値にすることにより、出金用紙幣の紙幣切れ
を防止することができる。
【0013】また、リサイクルボックス内の出金用紙幣
の残量が少なくなった時あるいは無くなった時、防犯構
造の記金庫に一旦収納した紙幣を再度繰り出して鑑別部
で金種を判別した後、必要な金種の紙幣をリサイクルボ
ックスに収納する制御を行うことにより、出金紙幣を自
動的に補充できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明を適用した現金自動取引装
置10の実施形態を示す外観図であり、顧客操作部4、
紙幣入出金口11、硬貨入出金口51、明細票出口6
1、通帳挿入口71、カード挿入口81が装置前面に設
けられている。
【0016】図2は、現金自動取引装置10の機能構成
を示すブロック図であり、紙幣機構部1、内部操作部
3、顧客操作部4、硬貨機構部5、明細票発行部6、ジ
ャーナルプリンタ7、個人認証カードを読み取るカード
部8、中央処理装置等の上位機91や遠隔監視装置92
と接続する回線接続部9、通帳機構部16およびこれら
を制御する制御部2とから構成されている。
【0017】この構成にあっては、利用者は顧客操作部
4の表示器4−1およびキー入力部4−2で取引内容を
選択し、現金の預入または引出しを行う。例えば、現金
の引出しの場合、キー入力部4−2で「現金の引出し」
を選択し、個人認証カードをカード部8のカード挿入口
81に挿入し、続いて暗証番号,引出し金額,確認キー
を表示器4−1に表示されるガイダンスに従ってキー入
力部4−2より入力する。
【0018】確認キーの押下により、紙幣,硬貨が紙幣
入出金口11や硬貨入出金口51に払い出される。同時
に、明細票発行部6から取引の明細票が発行され、利用
者はこれを受取り取引を終了する。
【0019】預入の場合には、紙幣入出金口11や硬貨
入出金口51に紙幣や硬貨を入れ、顧客操作部4のガイ
ダンス表示に従い、キー入力を行い預入を行う。
【0020】図3は、紙幣を搬送する紙幣機構部1の構
成図、図4は本発明の特徴である防犯構造を有する金庫
部の構成図である。
【0021】金庫部は、図4に示すように、紙幣機構部
1の金庫14を防犯カバー14−3で覆い、バールやド
ライバで簡単に破壊されない強固な構造にしている。さ
らに防犯キー14−4によりマスタキーがなければ開け
られない構造としている。また、金庫14は高額紙幣や
リサイクルボックスのオーバーフロー分を収納する装填
庫14−1(図3)とリジェクトボックス14−2(図
3)を一体にしているため、リサイクルボックス13
A、13B、13C以外の紙幣は防犯性が保たれるよう
に考慮してある。これに比べ、リサイクルボックス13
A、13B、13Cはジャム等の障害時に操作すること
があり、特に防犯カバー14−3のような構造方式をも
たない。
【0022】以下、紙幣機構部1の動作を中心に説明
し、硬貨機構部4、明細票発行部6、通帳機構部7、カ
ード部8の動作説明は省略する。
【0023】本実施形態の現金自動取引装置10の運用
開始前、紙幣を装填・回収する装填庫14−1と紙幣を
回収するリジェクトボックス14−2とが一体になった
金庫14の装填庫14−1に千円札、五千円札、万円札
を詰め、リサイクルボックス13Aに千円札、13Bに
五千円札、13Cに万円札を収納する装填動作を行う。
【0024】この装填動作により、装填庫14−1から
合流点g3,g4を通って鑑別部12で金種確認、紙幣
の重なりチェックを行い、金種が確定した紙幣はゲート
G2、合流点g1を経て、千円札はゲートG1Aを通っ
てリサイクルボックス13Aに、五千円札はさらに合流
点g2A、ゲートG1Bを通って13Bに、万円札はさ
らに合流点g2B,ゲートG1Cを通って13Cに収納
される。
【0025】なお、鑑別部12で金種確認、紙幣の重な
りチェックで異常を検知した場合は、ゲートG2,G
3,G4,G5を経てリジェクトボックス14−2へ回
収する。
【0026】高額紙幣の金種は内部操作部3の設定操作
により、「設定を有効にする時刻」とともに設定され、
制御部2に記憶される。
【0027】図5は、内部操作部3により設定された高
額紙幣の設定内容を示す図である。
【0028】この例では、設定例17−1が設定されて
いないことを表し、設定例17−2が設定されているこ
とを表している。例えば、万円札は9時からは高額紙幣
として設定されていないが、17時からと21時からは
高額紙幣として設定されていることを表している。
【0029】高額紙幣として、五千札と万円札が設定さ
れている時刻における紙幣の預入の動作について説明す
る。
【0030】紙幣入出金口11に預入金として万円札、
五千円札または千円札が投入されると、制御部2は紙幣
機構部1に対して入金計数を起動する。入金計数とは、
入金紙幣100が紙幣入出金口11から合流点g1,g
2A,g2B,g2C,g3,g4へ搬送され、鑑別部
12で金種・真偽が判定された後、搬送路のゲートG
2,G3,G4を経て一時スタッカ15に搬送される動
作のことである。
【0031】入金紙幣100が全て計数されると、顧客
操作部4の表示部4−1に合計金額が表示され、利用者
がこの合計金額を確認し、キー入力部4−2の確認キー
を押すと、制御部2は入金収納を起動する。
【0032】入金収納では、一時スタッカ15から入金
紙幣100が合流点g4を通って鑑別部12に搬送さ
れ、再度金種が判定される。高額紙幣の設定に従い、万
円札または五千円札の場合は、ゲートG2,G3,G
4,G5を通過して装填庫14−1に収納され、千円札
の場合はゲートG2,合流点g1からゲートG1Aを通
ってリサイクルボックス13Aに収納される。
【0033】なお、鑑別部12で金種が確定できない紙
幣や重なりを検出した場合は、ゲートG2,G3,G
4,G5を経てリジェクトボックス14−2に回収され
る。
【0034】以上の収納制御は制御部2によって行われ
る。これにより、高額紙幣を金庫14に収納して、非常
時に備えることができる。
【0035】以上のように高額紙幣を装填庫14−1に
収納することにより、強盗等による非常時に対応するこ
とができ、被害をリサイクルボックス13A,13B,
13C内の紙幣のみに限定し、従来に比べて防犯性能を
向上させることができる。
【0036】次に、収納制御の他の例について説明す
る。
【0037】リサイクルボックス13A,13B,13
C内に収納されている紙幣の枚数が多い場合には被害も
大きくなる。そこで、以下で説明する収納制御の他の例
は、内部操作部3における設定操作により、リサイクル
ボックス13A,13B,13Cの収納容量Mを現金自
動取引装置10の1台毎に個別に設定するようにし、こ
の設定容量Mを超える紙幣は金庫14の装填庫14−1
に収納し、被害を最小限にしようとするものである。
【0038】紙幣の金種毎のリサイクルボックス13
A,13B,13Cの収納容量Mは、内部操作部3の設
定操作により、「設定を有効にする時刻」とともに設定
され、制御部2に記憶される。
【0039】図6に、設定容量Mの設定例を示す。この
例では、設定例17−3は設定容量Mとして「100
枚」が設定されていることを表している。例えば、万円
札は9時からは設定容量として「100枚」、17時か
らは設定容量として「50枚」、21時からは設定容量
として「20枚」が設定されていることを表している。
【0040】以下、リサイクルボックス13Aに収納す
る千円札の動作について、設定容量Mが設定された場合
を説明する。
【0041】運用開始前、装填庫14−1からの装填動
作により、リサイクルボックス13A内に入った紙幣容
量を知ることができる。制御部2は、これを基準にして
リサイクルボックス13Aからの出金で減算、リサイク
ルボックス13Aへの入金で加算することにより、常に
リサイクルボックス13A内の紙幣枚数mを把握する。
【0042】入金収納の動作で、紙幣を一時スタッカ1
5からリサイクルボックス13Aに収納する時、制御部
2はリサイクルボックス13Aに収納する前の枚数に対
して、収納する毎に1ずつ加算する。この新しいリサイ
クルボックス13A内の紙幣枚数をmとし、加算処理と
同時に設定容量Mと比較して、M>mの時には千円札を
リサイクルボックス13Aに収納し、M<mの時は装填
庫14−1に収納するように制御する。
【0043】このようにすることで、設定容量Mを小さ
くすれば、リサイクルボックス13Aに収納される紙幣
枚数は少なくなり、非常時の被害は最小限になる。
【0044】次に、リサイクルボックスの収納紙幣の不
足を自動補填する制御について説明する。
【0045】前述の収納制御を行った場合、高額の入金
紙幣は、リサイクルボックスに収納されないため、出金
用の紙幣が足りなくなる可能性がある。また、リサイク
ルボックス13A、13B、13C内の紙幣収納容量M
を少なく設定すると、出金用の紙幣が足りなくなる可能
性がある。そこで、リサイクルボックスの収納紙幣の不
足を自動補填する制御が必要になる。
【0046】リサイクルボックス13A,13B,13
C内の紙幣が少なくなると、取引件数が多くなった時に
出金用の紙幣が足りなくなり、現金自動取引装置10が
運用できなくなることが生じる。しかし、リサイクルボ
ックス13A,13B,13Cの紙幣残量を、現金自動
取引装置10の1台毎に個別に設定した残量警告値と比
較することにより、金庫14からリサイクルボックス1
3A,13B,13Cに紙幣を自動的に収納することで
紙幣切れによる運用停止を防止することができる。
【0047】紙幣の金種毎のリサイクルボックス13
A、13B、13Cの残量警告値は内部操作部3の設定
操作より、「設定を有効にする時刻」とともに設定さ
れ、制御部2に記憶される。
【0048】図6に残量警告値の設定例を示している。
この例では、設定例17−4は残量警告値として「30
枚」が設定されていることを表している。例えば、万円
札は9時からは残量警告値として「30枚」、17時か
らは残量警告値として「20枚」、21時からは残量警
告値として「10枚」が設定されていることを表してい
る。
【0049】以下、リサイクルボックス13Aに収納す
る千円札の動作について、残量警告値Nが設定された場
合を説明する。
【0050】取引で千円札による出金が必要になると、
制御部2は紙幣機構部1に出金動作を起動する。リサイ
クルボックス13Aから紙幣は繰り出し合流点g2A,
g2B,g2C,g3,g4を通って鑑別部12へ搬送
され金種、重なりがチェックされ、ゲートG2,G3を
経て紙幣入出金口11へ放出される。
【0051】この時、制御部2はリサイクルボックス1
3A内の紙幣残量mを減算更新して、1取引の終了毎に
残量警告値Nと比較する。その結果N>mになると、紙
幣機構部1に対して補充動作を起動する。
【0052】補充動作が起動されると、紙幣機構部1は
装填庫14−1から紙幣を繰り出す。繰り出された紙幣
は、合流点g3,g4を経て鑑別部12で金種が判定さ
れ、千円札であればゲートG2,合流点g1,ゲートG
1Aを通ってリサイクルボックス13Aに収納される。
鑑別部12で千円札以外と判定された紙幣は、ゲートG
2,G3,G4を経て一時スタッカ15にスタックされ
る。
【0053】リサイクルボックス13Aの紙幣残量が残
量警告値N以上になった時、あるいは一時スタッカ15
が満杯になった時、または装填庫14−1が空になった
時に繰り出し動作を終了する。
【0054】その後、一時スタッカ15にスタックされ
た紙幣は再度装填庫14−1に回収する動作を行い、補
充動作を完了する。
【0055】以上のように制御することにより、リサイ
クルボックスの紙幣切れに対する補充動作を実現でき
る。
【0056】なお、本例では、千円札以外と判定された
紙幣は一時スタッカ15にスタックする方式としたが、
同様に紙幣入出金口11に一旦スタックし、リサイクル
ボックス13Aへ補充した後、再度装填庫14−1に回
収する方法や、リジェクトボックス14−2に収納する
方法もある。
【0057】次に、五千札と万円札のリサイクルボック
ス13B、13Cが空になり、必要な紙幣が出金できな
い場合の補填制御について説明する。
【0058】高額紙幣として五千札と万円札を設定した
場合、五千札と万円札のリサイクルボックス13B、1
3Cが「空」になり、必要な紙幣が出金できない可能性
がある。
【0059】また、リサイクルボックス13A,13
B,13Cに設定容量Mを設定した場合、一度の取引で
設定容量M以上の出金ができないという不都合が生じ
る。また、残留警告値Nを設定した場合、一度の取引で
設定残留警告値N以上の出金ができないという不都合が
生じる。
【0060】そこで、次のような制御が必要になる。
【0061】制御部2は、出金動作時にリサイクルボッ
クス13A,13B,13Cのいずれかが「空」である
ことを検知すると、紙幣機構部1に対し装填庫14−1
からの出金を起動する。
【0062】装填庫14−1からの出金が起動される
と、紙幣機構部1は装填庫14−1から紙幣を繰り出
す。繰り出された紙幣は、合流点g3,g4を経て鑑別
部12で金種が判定され、不足している紙幣であれば、
ゲートG2,ゲートG3を通って紙幣入出金口11に出
金される。鑑別部12で不足している紙幣以外と判定さ
れた紙幣は、ゲートG2,G3,G4、を経て一時スタ
ッカ15にスタックされる。
【0063】紙幣入出金口11に不足している紙幣が必
要な枚数だけ出金された時、あるいは一時スタッカ15
が満杯になった時、または装填庫14−1が空になった
時に繰り出し動作を終了する。
【0064】なお、以上説明した制御例は、買物代金を
精算する自動精算機にも適用できる。例えば、深夜営業
を行っているコンビニエンスストアでは犯罪の可能性が
高いため、そこで使用している自動精算機にも適用すれ
ば、防犯性能を向上させることができる。特に、設置場
所、時間帯で金種毎に必要最小限の紙幣での運用が可能
となり、防犯上非常に有効な手段となる。
【0065】さらに、本発明は、紙幣に限らず硬貨の還
流機構部についても応用でき、硬貨を収納する金庫を防
犯構造にし、「500円硬貨」等の高額硬貨や大部分の
硬貨を金庫に収納することで防犯性の向上を図ることが
できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高額紙幣を防犯構造の強固な金庫へ収納するようにした
ことにより、強盗等の非常時に対する防犯性能の向上が
可能となり、被害を最小限にすることができる。また、
筐体構造や付帯設備は従来のままでよいので、安価な構
成で済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した現金自動取引装置の実施の形
態を示す外観図である。
【図2】図1の現金自動取引装置の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の現金自動取引装置の紙幣機構部の構成図
である。
【図4】図1の現金自動取引装置の金庫部の構成図であ
る。
【図5】高額紙幣の設定例を示す説明図である。
【図6】設定容量Mと残量警告値Nの設定例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1…紙幣機構部、2…制御部、3…内部操作部、4…顧
客操作部、4−1…表示機、4−2…キー入力部、5…
硬貨機構部、6…明細票発行部、7…ジャーナルプリン
タ、8…カード部、9…回線接続部、10…現金自動取
引装置、11…紙幣入出金口、12…鑑別部、13A…
リサイクルボックス、13B…リサイクルボックス、1
3C…リサイクルボックス、14…金庫、14−1…装
填庫、14−2…リジェクトボックス、14−3…防犯
カバー、14−4…防犯キー、15…一時スタッカ、1
6…通帳機構部、17−1…設定例、17−2…設定
例、17−3…設定例、17−4…設定例、51…硬貨
入出金口、61…明細票出口、71…通帳挿入口、81
…カード挿入口、91…上位機、92…遠隔監視装置、
100…入金紙幣。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 吉治 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立旭エレクトロニクス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入金された紙幣を収納し、収納された紙
    幣を出金するための金種毎のリサイクルボックスと、入
    金された紙幣の金種および真偽を判別する鑑別手段と、
    紙幣を装填および回収するための防犯構造を有する金庫
    と、この金庫と一体構造で、前記鑑別部において異常と
    判定された紙幣を収納するためのリジェクトボックス
    と、紙幣の搬送および装置全体を制御する制御手段とか
    ら成る現金自動取引装置であって、 高額紙幣の金種を設定する設定手段と、この設定手段で
    設定された金種の紙幣の入金に伴う前記鑑別手段の鑑別
    結果に従い、当該金種の紙幣を前記防犯構造を有する金
    庫に導入する制御処理手段とを設けたことを特徴とする
    現金自動取引装置。
JP7332868A 1995-12-21 1995-12-21 現金自動取引装置 Pending JPH09171578A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100596310B1 (ko) * 2004-02-13 2006-07-03 노틸러스효성 주식회사 지폐류입출금기에서 리사이클박스의 입출금장치
JP2014052894A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Glory Ltd 紙幣処理装置および紙幣処理方法
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