JPH09171146A - 光学拡大器 - Google Patents

光学拡大器

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JPH09171146A
JPH09171146A JP8337406A JP33740696A JPH09171146A JP H09171146 A JPH09171146 A JP H09171146A JP 8337406 A JP8337406 A JP 8337406A JP 33740696 A JP33740696 A JP 33740696A JP H09171146 A JPH09171146 A JP H09171146A
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magnifier
optical
aspherical
positive
sag
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JP8337406A
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R Baietorii Joseph
ジョセフ・アール・バイエトリー
R Esther Lee
リー・アール・エステル
D Rudington Paul
ポール・ディ・ルディングトン
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4205Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive optical element [DOE] contributing to image formation, e.g. whereby modulation transfer function MTF or optical aberrations are relevant
    • G02B27/4216Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive optical element [DOE] contributing to image formation, e.g. whereby modulation transfer function MTF or optical aberrations are relevant correcting geometrical aberrations
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B25/00Eyepieces; Magnifying glasses
    • G02B25/002Magnifying glasses
    • G02B25/008Magnifying glasses comprising two or more lenses
    • GPHYSICS
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    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • G02B27/0037Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration with diffracting elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野の平面度、非点収差、及び歪曲間の程良
い折り合いをもたらす光学拡大器を提供する。 【解決手段】 両凸素子5及びプリズム12の2素子を
有し、素子5は2つの正側にカーブした面R1及びR
2を、またプリズム12は正側にカーブした面R3と負側
にカーブした面R4とを有する。いずれの面も非球面に
することができ、また、いずれの面も、系の光学的な補
正を補助するため、限られた数の素子による拡大器の品
質向上のために回折パターンを含むことが可能である。
非球面は、視野の曲率補正の一助となる正のサグを有す
る方程式に従う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学拡大器(拡大
鏡)(また、本明細ではしばしば”アイピース(接眼レ
ンズ)”とも言う)に関し、特に高パワー及び高い像品
質を有する光学拡大器に関する。
【0002】
【従来の技術】光学拡大器及びアイピースは、何年もの
間、スライド及びその他の小さな対象物を直接見るため
に、もしくは、望遠鏡やビューファインダ等の他の光学
系の一部として使用されてきた。また、携帯用電子機器
上の電子表示器を見るためのものとしても示唆されてき
た。
【0003】最近の光学分野の進展で、非球面または回
折格子を光学レンズにおける通常の球面に代えて使うこ
とが示唆されてきている。非球面自体は何年もの間使用
されてきて、対物レンズその他の光学デバイスにおい
て、より少ない素子で、よりすぐれた補正をもたらして
きた。回折光学素子もまたアイピースの設計に使用でき
るということも示唆されてきた。例えば、M.D.Missing
及びG.M.Morrisによる論文で、"Optical Society of Am
erican" に1994年6月6〜9日に掲載された論文を
参照されたい。この論文では、従来のアイピースが、よ
り少ない素子でより優れた、または、従来に匹敵する補
正を行えるように、1つ以上の回折表面を含むように修
正可能であることが示されている。例えば、色収差は、
アイピース中に負の素子を用いなくとも補正できる点で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光学拡大器及びアイピ
ースの応用例のいくつかは、広いフィールド(視野)に
わたり、非常に高品質の解像度を要求する。このような
光学系への応用は、比較的低いコストを、従って、比較
的少ない数の素子を要求する。高品質の光学拡大器の設
計において、我々は、本質的に20〜30度の範囲のフ
ィールドにわたりフィールドの平面度を補正し、同時
に、光学系の非点収差及び歪曲を実質的に補正すること
には本質的な困難が存在することを発見した。我々は、
視野の曲率を取り除くために負パワーの非球面を拡大器
の対象物の比較的近くに配置した拡大光学系を知ってい
る。しかしながら、我々は、そのような面は、逆に、系
自体の非点収差及び歪曲の補正に影響することも発見し
た。これは、光学系が比較的広い口径、例えばF/2で
機能される場合に、特に言えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】我々はこの問題を、負パ
ワーの非球面を、非球面項からの面のサグ(”sa
g”、以下に定義する)に対する寄与が正になるように
設計し直すことにより解決した。そして、このようにす
ると、視野の平面度、非点収差、及び歪曲間の程良い折
り合いがもたらされることを発見し、これによれば、比
較的少ない数の素子による拡大器について、広い視野に
わたってより向上した総合的解像度が提供される。
【0006】全ての非球面に関するサグ(X)を規定す
る一般的な非球面方程式は、以下のようである。
【数3】 好適な実施形態によれば、拡大器は実際2つの素子のみ
を有し、そのうちの1つは両凸レンズ、2番目の素子
は、正のフロント面及び、フィールドをフラットにする
負の非球面をリヤ(後)側に有する非常に厚いレンズで
ある。更に別の好適な実施形態によれば、その他の面も
非球面にすることができ、また、非常に少ない数の素子
による光学デバイスの性能をより向上させるために、1
つ以上の面が回折パターンを含むようにすることもでき
る。
【0007】更に別の好適な実施形態によれば、物体側
につながる、フィールドをフラットにする負の非球面
は、以下の不等式を満たす。
【数4】 ここで、EFはレンズの焦点距離、Sは、「H/EF」
がおよそ0.18でHが仮想高さである時の、レンズの
明瞭な口径における、面の増分サグである。この”増分
サグ(incremental sag)”は、上記式により定義され
る、いわゆるサグと、式の非球面項のみに因むサグ(円
錐曲線項は非球面とみなされる)との差に等しい。
【0008】また、別の好適な実施形態によれば、(フ
ィールドをフラットにする面の)非球面用方程式の第1
の非球面項は正、もしくは、それに加え、(非球面方程
式に含まれるならば)円錐曲線面のサグの寄与が正にな
るべきである。本発明を用い、我々は、少ない素子で、
非常に大きいMTFを有し、非点収差が最小化された拡
大器を設計できた。これは、同様に、高い像品質のみな
らず、優れた、利用価値のあるフォーカスの深さをもた
らす。
【0009】
【発明の実施の形態】図面の簡単な説明 図1は、光学拡大器の側面図である。図2〜6は、スル
ー・フォーカスMTF曲線を示す図である。
【0010】以下の説明においては、「拡大器 (magnif
ier)」という言葉を多くの例において、開示および特許
請求される光学系を示すものとして用いる。しかしなが
ら、当業者は、それを、その他の光学コンポーネントを
伴う”アイピース(接眼レンズ)”の意味で用ることが
でき、ある特定の応用への限定を意図しないことを理解
するであろう。このレンズを通して光をいずれかの方向
に導くことができるが、目の位置を、わずかのゆがみ
(ディストーション)補正により、ミラー・ガルバノメ
ータもしくは回転多面器具に置き換えることができる点
に着目されたい。すなわち、本発明によって構成される
「拡大器」は、スキャナ応用分野に適用可能である。
「フロント(前)」および「リヤ(後)」という用語
は、通常の拡大器として用いられる場合、拡大器の目及
び対物側をそれぞれ示す。
【0011】図に示されるように、拡大器は2つの素子
で作られ、それは両凸素子5とプリズム12である。こ
のプリズムは、光学系を、そのある特別の応用のため
に”折り曲げるための”反射面11を有する。この折れ
曲がりは、実際は、直接系の光学性能に影響せず、本発
明はそれなしで使用できる。この光学系は、絞り10の
前に置かれる目により眺められる、カバー・プレート8
の後面に置かれた物体の虚像をつくる。
【0012】好適な実施形態によれば、フロント素子5
は2つの正側にカーブした面R1及びR2を有し、またプ
リズムは正側にカーブした面R3と負側にカーブした面
4とを有する。いずれの面も非球面にすることがで
き、また、いずれの面も、系の光学的な補正を補助する
ために回折パターンを含むことが可能である。以下に示
す各例においては、これら面のうちの少なくとも2つは
非球面で、1つは回折パターンを有している。しかしな
がら、より少ない非球面の面及び回折面によっても、第
3や第4番目の素子を追加して面の数を増やすことによ
り、同様の結果が得られるであろう。好適な実施形態に
おいては、非常に高品質な結像が、非常に少ない数の、
非球面及び回折面を用いた素子で得られる。
【0013】光学系のパワーを有する最後端の面R
4は、比較的像面に近く置かれる。例えば、16mmの
実効焦点距離を有する光学系において、像面から5mm
以内に置かれる。この面は、視野の曲率を補正するため
に凹面(負のパワー)となっている。視野の曲率のため
に負のパワー面を像面に近接して置くことは、良く知ら
れた技術である。しかしながら、より広い視野及び口径
比においては、負の面は逆に非点収差及び歪曲の両方を
手助けすることになる。従って、拡大器の全面的な補正
を維持することは難しくなる。
【0014】我々は、視野の曲率の補正に用いられ、視
野補正を助ける面に非球面のサグを付加する、非球面に
作られた負のパワー面について知っている。しかしなが
ら、この手法は、比較的広い視野に適用された場合、一
般に、逆に批点収差及び歪曲に作用する。我々は、この
面のより重要なな非球面定数が面の曲率に正に影響する
場合、面の曲率、歪曲、非点収差間のより良い折り合い
が得られることを発見した。
【0015】好適な実施形態によれば、最大口径におけ
るR4非球面のサグが次の不等式を満たすことが好まし
い。
【数5】 ここで、EFはレンズの焦点距離、Sは、「H/EF」
がおよそ0.18でHが最大視野における仮想高さであ
る時の、レンズの明瞭な口径における増分サグである。
【0016】他の好適な実施形態によれば、一般に「D
項」と称される第1の非球面項は正になるべき、もしく
は、それに加えて、少なくとも円錐曲線項(もし非球面
方程式に含まれるならば)のサグの寄与は正となるべき
である。
【0017】また別の好適な実施形態によれば、非球面
を各両面のうちの少なくとも一方の(他方の)面に置
き、回折パターンを1つの面に含ませることにより、広
い視野に関して優れた補正が得られた。設計に最大の融
通性を持たせるため、回折パターンを曲面のうちの一つ
に置くことが好ましく、これによればレンズの補正にお
ける自由度がより増す。以下に示す実施例においては、
非球面が2もしくは3つの面に用いられ、回折パターン
が、第2面R2、第3面R3のいずれかに置かれている。
我々は、20度より大きい視野角及びF2程度に高速
(レンズ)化したF値で得られる補正は、素子数の比較
的少ない従来の拡大器またはアイピースによりも優れて
いると確信している。本レンズはかなりコンパクトで、
両方の素子が型により成形されるなら、安価に大量生産
できる。
【0018】以下の実施例では、”10”は目もしくは
他の器具に対する絞りであり、R1〜R4は、図でフロン
ト(目)側からリヤ(対物)側に示した各面である。半
径、厚さ、及び距離は、ミリメータでの値である。その
他の定義されたもの以外では、屈折率はスペクトルのナ
トリウムD線のもの、Vはアッベ数である。上述のよう
に、全非球面用のサグ(X)を決めるための一般の非球
面方程式は、下式のようになる。
【数6】 回折面は、下式の位相方程式により定義される。
【数7】
【0019】
【実施例】
<第1実施例>本第1実施例では、R1、R2、及びR4
が非球面であり、回折パターンが非球面R2上に形成さ
れている。テーブル1
【表1】
【0020】面R1、R2、R4用の係数は以下のようで
ある。
【表2】 回折面R2用の係数は以下のようである。
【表3】
【0021】実施例1の拡大器は、10.33度のセミ
・フィールドを有し、カバー・プレート8の後面に置か
れた物体に関し、3.1×5mmのフォーマットに対し
て2.95のセミ・対角線(semi-diagonal)をもたら
す。このカバー・プレートは、約0.93mmの厚さで
あり、これと面R4との間の空間は、絞り10(これ
は、R1の前で35mmである)の前に置かれた目に対
し、1.45〜1.82mmの間のフォーカシングに関
して変化する。
【0022】面R1及びR2を有する前側素子は、波長6
01.8、590.5、611.8オングストロームに
おいてそれぞれ屈折率1.6459,1.6465,
1.6453を有するスコット(Schott)・ガラス(LA
KN22)でできている。
【0023】<第2実施例>本第2実施例では、R1
びR4が非球面であり、回折パターンが球面R2上に形成
されている。テーブル2
【表4】
【0024】R1、R4用の非球面係数は以下のようであ
る。
【表5】 回折面R2用の係数は以下のようである。
【表6】
【0025】実施例2は、10.33度のセミ・フィー
ルドを有し、3.1×5mmのフォーマットに対して
2.95のセミ・対角線(semi-diagonal)を有する。
カバー・プレート8は、約0.93mmの厚さであり、
これと面R4との間の空間は、1.51〜1.89mm
までの間で、フォーカシングに関して変化する。
【0026】<第3実施例>本第3実施例では、R1
びR4が非球面であり、回折パターンが球面R2上に形成
されている。テーブル3
【表7】
【0027】R1、R4用の非球面係数は以下のようであ
る。
【表8】 回折面R2用の係数は以下のようである。
【表9】
【0028】実施例3は、10.33度のセミ・フィー
ルドを有し、カバー・プレート8の後面に置かれた物体
に関し、3.1×5mmのフォーマットに対して2.9
5のセミ・対角線(semi-diagonal)を有する。このカ
バー・プレートは、約0.93mmの厚さであり、これ
と面R4との間の空間は、絞り10の前に置かれた目に
対するフォーカシングに関し、1.51〜1.88mm
の間で変化する。
【0029】<第4実施例>本第4実施例では、R1
3、及びR4が非球面であり、回折パターンが球面R2
上に形成されている。テーブル4
【表10】
【0030】R1、R3、R4用の非球面係数は以下のよ
うである。
【表11】 回折面R2用の係数は以下のようである。
【表12】
【0031】実施例4は、10.54度のセミ・フィー
ルドを有し、カバー・プレート8の後面に置かれた物体
に関し、3.1×5mmのフォーマットに対して2.9
6のセミ・対角線(semi-diagonal)を有する。このカ
バー・プレートは、約0.93mmの厚さであり、その
距離は、絞り10の前に置かれた目に対するフォーカシ
ングに関し、1.462〜1.801mmの間で変化す
る。
【0032】<第5実施例>本第5実施例では、R1
3、及びR4が非球面であり、回折パターンが球面R2
上に形成されている。テーブル5
【表13】
【0033】本第5実施例では、R1、R3、R4用の非
球面係数は以下のようである。
【表14】 回折面R2用の係数は以下のようである。
【表15】
【0034】実施例5は、10.54度のセミ・フィー
ルドを有し、カバー・プレート8の後面に置かれた物体
に関し、3.1×5.0mmのフォーマットに対して
2.96のセミ・対角線(semi-diagonal)を有する。
このカバー・プレートは、約0.93mmの厚さであ
り、その距離は、絞り10の前に置かれた目に対するフ
ォーカシングに関し、1.45〜1.82の間で変化す
る。
【0035】実施例1〜5のスルー・フォーカスMTF
(Modulation Transfer Function)カーブを、それぞれ
図2〜6に示す。これらの図においては、軸から系の全
視野にわたる接線方向及び放射状の光線の組について、
−1500mmの物体距離、6mmの瞳、50.0サイ
クル/mmの空間周波数の条件で、MTFが脱フォーカ
ス量(mm)に対してプロットされている。各曲線は、
0.602、0.591、0.612μmの波長に対
し、本質的に同一に重み付けされている。フォーカスの
深さは、0.5のMTFにおいて測定される。
【0036】上述の実施例は、比較的大きな、例えばレ
ンズの焦点距離の2倍のストップ距離(stop distanc
e)を有する拡大器に対する空間的な必要性を満たす。
本レンズは軽量で、最少の素子を有し、生じるコストに
対して特に優れた性能を与えるものである。フロント側
の頂点〜物体間は、一般に、実効焦点距離のおよそ1.
3倍よりも大きいが、焦点距離の1.5倍を越えない。
また本レンズは、30パーセントより少ない口径食を有
する20.7度のフル・フィールドをカバーするF/2
の光束で機能する。
【0037】本拡大器は、広い波長範囲にわたり、優れ
た品質を呈する。この優れた品質は、本レンズがF/
2.66でストップされる場合に、波長の1/4〜3/
8よりも悪くならない、山から谷までの光路差として示
され得る。1mmあたり50ラインにおける、視野の9
0パーセントにわたってのフォーカスの深さは、50パ
ーセントのMTFにおいて0.06mmよりも大きい
(拡大器が無限大から700mmまでフォーカスされ得
るとしても)。図2〜6を参照されたい。波長範囲はピ
ークを602nmとして591〜612nmである。歪
曲は、全視野にわたり、1パーセントよりも小さい。我
々は、2つの素子でこのような性能をもたらす公知の拡
大器もしくはアイピースを知らない。実際、本性能は、
3もしくは4つの素子を有する拡大器に関してもまた、
例のないものであろう。
【0038】本発明を、特に参照例を挙げて好適な実施
形態として説明してきたが、上述された、及び特許請求
の範囲で定義された本発明の本質及び範囲において、複
数の変形例及び修正例が有効であることが理解されよ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学拡大器の側面図である。
【図2】 スルー・フォーカスMTF曲線を示す図であ
る。
【図3】 スルー・フォーカスMTF曲線を示す図であ
る。
【図4】 スルー・フォーカスMTF曲線を示す図であ
る。
【図5】 スルー・フォーカスMTF曲線を示す図であ
る。
【図6】 スルー・フォーカスMTF曲線を示す図であ
る。
【符号の説明】
5 両凸素子 12 プリズム R1〜R4 (光学)面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ディ・ルディングトン アメリカ合衆国・ニューヨーク・14420・ ブロックポート・デビー・レーン・6

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学面を有し、前記光学面は、目
    で見られる物体の虚像を該光学面を通して形成するもの
    であり、また、前記光学面は、前記物体に関する視野の
    曲率を補正するように配置される負パワーの非球面を含
    み、前記非球面は、正である非球面項を有する方程式に
    従う光学拡大器。
  2. 【請求項2】 0.0<(S/EF)<0.3の関係を
    満たし、EFは本光学拡大器の焦点距離であり、Sは、
    Hを全視野における仮想高さとしてH/(EF)が0.
    18に等しい場合の、本拡大器の明瞭な口径における前
    記非球面の増分サグである請求項1記載の光学拡大器。
  3. 【請求項3】 前記非球面は、以下の一般式に従い、 【数1】 ここで、C,D,E,F、G、及びkは非球面係数であ
    り、少なくともDが正である請求項1記載の光学拡大
    器。
  4. 【請求項4】 前記面のうち少なくとも2つは非球面で
    ある請求項1記載の拡大器もしくはアイピース。
  5. 【請求項5】 目側であるフロント側から物体側である
    リヤ側に向かい、第1の両凸素子及び第2のメニスカス
    素子を有する光学拡大器であって、前記メニスカス素子
    は物体側に向かって凹状態であり、本拡大器は前記第1
    の両凸素子の後面もしくは前記リヤ側のメニスカス素子
    の前面のいずれかに回折面を有する光学拡大器。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つの非球面を有する請求項
    5記載の拡大器。
  7. 【請求項7】 前記第2の素子の後面は、対応する球面
    曲率からの正のサグを有する方程式に従う負の非球面で
    ある請求項6記載の拡大器。
  8. 【請求項8】 0.0<(S/EF)<0.3の関係を
    満たし、EFは本光学拡大器の焦点距離であり、Sは、
    Hを全視野における仮想高さとしてH/(EF)が0.
    18に等しい場合の、本拡大器の明瞭な口径における前
    記負の非球面の増分サグである請求項7記載の拡大器も
    しくはアイピース。
  9. 【請求項9】 前記非球面は、以下の一般式に従い、 【数2】 ここで、C,D,E,F、G、及びkは定数であり、D
    が正である請求項7記載の拡大器もしくはアイピース。
JP8337406A 1995-11-27 1996-11-13 光学拡大器 Withdrawn JPH09171146A (ja)

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