JPH09171112A - アレイ導波路格子 - Google Patents

アレイ導波路格子

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JPH09171112A
JPH09171112A JP33174895A JP33174895A JPH09171112A JP H09171112 A JPH09171112 A JP H09171112A JP 33174895 A JP33174895 A JP 33174895A JP 33174895 A JP33174895 A JP 33174895A JP H09171112 A JPH09171112 A JP H09171112A
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channel
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Katsunari Okamoto
勝就 岡本
Yasuji Omori
保治 大森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の周波数が変動しても分波出力特性はほ
ぼ一定となり、フラットな帯域特性を有するアレイ導波
路格子を提供する。 【解決手段】 第1の扇型スラブ導波路2と入力用チャ
ネル導波路1との境界近傍において各入力用チャネル導
波路1に複数本のモード結合用導波路7を配置するとと
もに、第3の扇型スラブ導波路8を配置することによ
り、第2の扇型スラブ導波路と出力用チャネル導波路と
の境界においてフラットな電界分布をもつ光分布を形成
して光源の周波数が変化しても分波出力特性はほぼ一定
となるようにフラットな帯域特性を有するようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ導波路格子
に関し、特にフラットな周波数帯域特性を有するアレイ
導波路型光合分波器として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアレイ導波路格子は、図7に示す
ように、基板14上に配置された入力用チャネル導波路
9、チャネル導波路アレイ11、出力用チャネル導波路
13、前記入力用チャネル導波路9とチャネル導波路ア
レイ11とを接続する第1の扇型スラブ導波路10及び
前記チャネル導波路アレイ9と出力用チャネル導波路と
を接続する第2の扇型スラブ導波路12を具え、前記チ
ャネル導波路アレイ11の長さが所定の導波路長差ΔL
で順次長くなるように構成してある。
【0003】ここで第1の扇型スラブ導波路10は、そ
の近傍の拡大図である図8に詳細に示すように、各入力
用チャネル導波路9との境界において、各入力用チャネ
ル導波路9が単に接続されているだけである。
【0004】このような従来のアレイ導波路格子の周波
数特性は、図10に示すように各中心周波数(図10の
場合は200GHz間隔)の近傍で放物線状の損失特性
となる。なお、図9は第2の扇型スラブ導波路12及び
その近傍の拡大図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造の
アレイ導波路格子は、放物線状の損失特性であるためレ
ーザ光源の波長が温度等で各中心波長から変動した場合
には損失が大幅に増加するという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑み、光源の周
波数が変動しても分波出力特性はほぼ一定となり、フラ
ットな帯域特性を有するアレイ導波路格子を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、入力用チャネル導波路,チャネル導
波路アレイ,出力用チャネル導波路、前記入力用チャネ
ル導波路とチャネル導波路アレイとを接続する第1の扇
型スラブ導波路及び前記チャネル導波路アレイと出力用
チャネル導波路とを接続する第2の扇型スラブ導波路を
基板上に配設し、前記チャネル導波路アレイの長さが所
定の導波路長差で順次長くなるように構成されたアレイ
導波路格子において、前記第1の扇型スラブ導波路と入
力用チャネル導波路との境界近傍において、前記入力用
チャネル導波路に入射した光がモード結合を生じるよう
に複数本のモード結合用導波路を入力用チャネル導波路
に並設するとともに、入力用チャネル導波路及びモード
結合用導波路に連続して第3の扇型スラブ導波路を配設
したことを特徴とする。
【0008】この結果、光源の周波数が変化しても分波
出力特性はほぼ一定となるようにフラットな帯域特性を
有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本形態に係るフラット
帯域特性を有するアレイ導波路格子を示す構造図であ
る。同図に示すように、本形態に係るアレイ導波路格子
は、周波数λ1 ,λ 2 ,…λn の各種の波長の光が入射
される、入力用チャネル導波路1、所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
3、出力用チャネル導波路5、前記入力用チャネル導波
路1とチャネル導波路アレイ3とを接続する第1の扇型
スラブ導波路2及び前記チャネル導波路アレイ3と出力
用チャネル導波路5とを接続する第2の扇型スラブ導波
路4を基板6上に形成するとともに、図2に示す複数本
のモード結合用導波路7及び第3の扇型スラブ導波路8
も基板6上に形成したものである。
【0010】図2は第1の扇型スラブ導波路2及びその
近傍の拡大図である。同図において、Rは第1の扇型ス
ラブ導波路2の曲率半径であり、Dはチャネル導波路ア
レイ3の導波路のコア開口幅であり、wは入力用チャネ
ル導波路1及びチャネル導波路アレイ3の導波路部分の
コア幅、s1 はチャネル導波路アレイ3の隣接する導波
路間の間隔、d1 はチャネル導波路アレイ3のテーパ長
である。また、7はモード結合用導波路であり、8は第
3の扇型スラブ導波路である。
【0011】さらに詳言すると、モード結合用導波路7
は、入力用チャネル導波路1に入射した光がモード結合
を生じるように、その複数本が第1の扇型スラブ導波路
2と入力用チャネル導波路1との境界近傍において各入
力用チャネル導波路1に並設してある。第3の扇型スラ
ブ導波路8は入力用チャネル導波路1及びモード結合用
導波路7と第2の扇型スラブ導波路2との間に、入力用
チャネル導波路1及びモード結合用導波路7から連続し
て第2の扇型スラブ導波路2に至るように形成してあ
る。
【0012】かかる本形態において、入力用チャネル導
波路1の一つのポートに周波数f(波長λ=c/f)の
信号光が入射した場合を考える。入射された光は、図2
に示すモード結合用導波路7の領域を通過する際にモー
ド結合を生じる。モード結合によって適当なサイドロー
プを生じた光電界は、第3の扇型スラブ導波路8におい
て横方向に広がって進み、第3の扇型スラブ導波路8と
第1の扇型スラブ導波路2との境界においては図3に示
すような空間的にフラットな電界分布を生じる。
【0013】このようなフラット光分布を得るための最
適構造設計に関しては、特開平4−204508号の
「テーパ付きスターカプラ」(岡本、高橋)に詳しく述
べられている。
【0014】このようにして得られたフラットな分布を
もつ光は、さらに第1の扇型スラブ導波路2において横
方向に広がって進み、チャネル導波路アレイ3の各導波
路を励振し、第2の扇型スラブ導波路4において周波数
fに対応した出力用チャネル導波路5の位置に集光す
る。
【0015】このとき、相反の定理により第2の扇型ス
ラブ導波路4と出力用チャネル導波路5との境界におけ
る光分布も、図4に示すように図3に示す分布と同じ様
なフラットな光分布となる。
【0016】図5は第2の扇型スラブ導波路4の近傍の
図2に対応する拡大図である。同図において、Rは第2
の扇型スラブ導波路4の曲率半径であり、Dはチャネル
導波路アレイ3の導波路のコア開口幅であり、wはチャ
ネル導波路アレイ3及び出力用チャネル導波路5の導波
路部分のコア幅、s1 はチャネル導波路アレイ3の間
隔、d1 はチャネル導波路アレイ3のテーパ長である。
また、Uは出力用チャネル導波路5の導波路のコア開口
幅であり、s2 は出力用チャネル導波路5の間隔、d2
は出力用チャネル導波路5のテーパ長である。
【0017】出力用チャネル導波路5の導波路のコア開
口幅Uは、図4のフラットな光分布の幅に比べて数分の
一になるように設計されている。このため、光源の周波
数fが多少変化しても出力用チャネル導波路5へ結合す
る光の量はほぼ一定となる。すなわち、光源の周波数f
が多少変化しても分波出力がほぼ一定となるようなフラ
ット周波数帯域特性が実現される。
【0018】[実施例]上述のアレイ導波路格子に関
し、以下のようなパラメータを用いてマスクを作製し
た。すなわち、w=7μm、R=11.3mm、ΔL=
63μm、s1 =25μm、D=2μm、d1 =2m
m、モード結合用導波路7の本数=10本、第3の扇型
スラブ導波路曲率半径=500μm、s2 =25μm、
U=10μm、d2 =0.5mmである。
【0019】このようにして作製したマスクにより石英
系光導波路を用いて本実施例のフラット帯域特性を有す
るアレイ導波路格子を作製した。
【0020】まず、Si基板6上に火炎堆積法によって
SiO2 下部クラッド層を堆積し、次にGnO2 をドー
パントして添加したSiO2 ガラスのコア層を堆積した
後、電気炉で透明ガラス化した。
【0021】次に、前記設計に基づく図1,2,5に示
すようなパターンを用いてコア層をエッチングして光導
波路部分を作製した。
【0022】最後に、再びSiO2 上部クラッド層を堆
積した。このようにして作製したフラット帯域特性アレ
イ格子の周波数特性の測定結果を図6に示す。同図よ
り、周波数特性がフラット化されていることがわかる。
これによって、従来のアレイ導波路格子(図10)では
113.4(GHz)であった3dB帯域幅が、隣接す
る信号チャネルへのクロストークを劣化させることなく
170(GHz)にまで拡大された。
【0023】
【発明の効果】以上、実施の形態及び実施例に基づいて
具体的に説明したように、本発明においてはアレイ導波
路格子の第1の扇型スラブ導波路と入力用チャネル導波
路アレイとの境界近傍において各入力用チャネル導波路
に複数本のモード結合用導波路及び第3の扇型スラブ導
波路を配置することによって、隣接する信号チャネルへ
のクロストークを劣化させることなく3dB帯域幅を大
幅に増大できる。したがって、レーザ光源の波長が温度
等で各信号チャネルの中心波長から変動した場合でも通
過損失が増加しないので波長分割ルーティングシステム
等の設計の許容度が増すという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアレイ導波路格子を
示す構造図。
【図2】図1における第1の扇型スラブ導波路2及びそ
の近傍の拡大図。
【図3】図1における第3の扇型スラブ導波路8と第1
扇型スラブ導波路2との境界における電界分布を示す特
性図。
【図4】図1における第2の扇型スラブ導波路4と出力
用チャネル導波路5との境界における電界分布を示す特
性図。
【図5】図1における第2の扇型スラブ導波路4及びそ
の近傍の拡大図。
【図6】図1に示す実施の形態に係るアレイ導波路格子
の周波数特性の測定結果を示す図。
【図7】従来のアレイ導波路格子を示す構造図。
【図8】図7における第1の扇型スラブ導波路10及び
その近傍の拡大図。
【図9】図7における第2の扇型スラブ導波路12及び
その近傍の拡大図。
【図10】図7に示す従来技術に係るアレイ導波路格子
の周波数特性の測定結果を示す図。
【符号の説明】
1 入力用チャネル導波路 2 第1の扇型スラブ導波路 3 チャネル導波路アレイ 4 第2の扇型スラブ導波路 5 出力用チャネル導波路 6 基板 7 モード結合用導波路 8 第3の扇型スラブ導波路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力用チャネル導波路、チャネル導波路
    アレイ、出力用チャネル導波路、前記入力用チャネル導
    波路とチャネル導波路アレイとを接続する第1の扇型ス
    ラブ導波路及び前記チャネル導波路アレイと出力用チャ
    ネル導波路とを接続する第2の扇型スラブ導波路を基板
    上に配設し、前記チャネル導波路アレイの長さが所定の
    導波路長差で順次長くなるように構成されたアレイ導波
    路格子において、 前記第1の扇型スラブ導波路と入力用チャネル導波路と
    の境界近傍において、前記入力用チャネル導波路に入射
    した光がモード結合を生じるように複数本のモード結合
    用導波路を入力用チャネル導波路に並設するとともに、
    入力用チャネル導波路及びモード結合用導波路に連続し
    て第3の扇型スラブ導波路を配設したことを特徴とする
    アレイ導波路格子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100450324B1 (ko) * 1997-12-30 2005-04-06 삼성전자주식회사 평탄한 주파수 응답 특성을 갖는 광파장 다중화기/분할기
EP2015117A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-14 Enablence USA Components Inc. Ultra-Wide Band AWG Multiplexer

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KR100450324B1 (ko) * 1997-12-30 2005-04-06 삼성전자주식회사 평탄한 주파수 응답 특성을 갖는 광파장 다중화기/분할기
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US7840104B2 (en) 2007-07-13 2010-11-23 Enablence USA Components, Inc. Ultra-wide band AWG multiplexer

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