JPH09170962A - 風環境評価システム - Google Patents

風環境評価システム

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JPH09170962A
JPH09170962A JP34932395A JP34932395A JPH09170962A JP H09170962 A JPH09170962 A JP H09170962A JP 34932395 A JP34932395 A JP 34932395A JP 34932395 A JP34932395 A JP 34932395A JP H09170962 A JPH09170962 A JP H09170962A
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JP
Japan
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wind
wind speed
data
map
input means
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Application number
JP34932395A
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English (en)
Inventor
Yoshitami Nonomura
善民 野々村
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風洞実験にもとづく風環境の評価資料を効率
良く誤りなく作成する。 【解決手段】 記憶手段18は各入力手段4、8、1
0、12、14、16により入力された風速データ、上
空風速データ、地図データ、測定点データ、実際の風速
および風向のデータ、許容風速データを保持する。風向
発生頻度取得手段19は、上記実際の風向データにもと
づいて所定数の上空風向の発生頻度を求め、風速比算出
手段21は、上記風速データおよび上空風速データにも
とづいて測定点ごとに、各上空風向のそれぞれに対して
風速を上空風速で割って風速比を算出する。演算手段2
0は、上記実際の風向および風速のデータならびに許容
風速データ、上記上空風向の発生頻度、上記風速比にも
とづいて所定の数式に従って風速超過確率を算出する。
この結果により風速超過確率出力手段26と地図出力手
段22は風速超過確率の分布図を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風洞実験で得られ
たデータにもとづいて特定地域の風環境を評価するため
のシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層ビルなどの近辺では、風がビルに吹
きつけたとき、場所によっては元の風より風速の大きい
風が発生する現象が知られており、このような風はビル
風と呼ばれている。ビル風は、強風時には極めて強力と
なるため、物が飛ばされたり、歩行者が歩行困難になっ
たりする場合も多々ある。従って、ビルなどを新たに設
計建築する場合には、建築するビルの周辺でどのような
風が発生するか、すなわち風環境がどのようなものとな
るかを推定し、許容水準を上回るビル風の発生が予想さ
れる箇所では、予めビル風防止のための対策を施してお
く必要がある。
【0003】風環境を調べる方法には、建物および建物
周辺地域の模型を作成して風洞実験を行う方法と数値シ
ミュレーションを行う方法とがあるが、後者は現在のと
ころ解析結果にあまり信頼性がなく、実用的でない。そ
のため、従来はもっぱら風洞実験による調査が行われて
いる。
【0004】風洞実験を行う場合、通常、建物周辺地域
に100箇所を上回る測定点を設定し、上記地域に種々
の方向から吹き込む風に対して、各測定点で風速および
風向がどうなるかを測定する。そして、測定結果にもと
づいて、各測定点ごとに、風速が許容風速を上回る確
率、すなわち風速超過確率を計算し、計算結果を上記地
域の地図上に、測定点を示すマークと共に記載する。風
環境の評価はこのようにして得られた風速超過確率の分
布図を参照して行うことができ、風速超過確率が許容水
準を上回る箇所では風速超過確率を下げるために防風対
策などを施すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、測定点は上述
のように極めて多数であり、各測定点ごとに風速超過確
率を計算する作業は非常に手間と時間のかかる作業とな
っている。そして計算結果を地図上に一つ一つ記載する
のにも同様に手間と時間がかかっている。さらに、計算
ミスや記載ミスが生じるという問題もある。
【0006】また、風環境の評価をより行い易くするた
めには、各測定点における風の影響度を風速超過確率に
もとづいて数段階、例えば4段階の水準に分類し、分類
結果を所定のマークなどにより地図上に記載して、風環
境評価の分布図を作成することも有効である。さらに、
各測定点における風向風速ベクトル図や、風速超過確率
のグラフ、あるいは風速比(測定点の風速を、もとの風
速で割ったもの)のグラフなども風環境の評価に有用で
ある。
【0007】従来はこれらの分布図やグラフの作成も手
作業により行っているので、風環境の評価資料を整える
ために多大の労力と時間を要していた。そこで本発明の
目的は、風洞実験の結果にもとづく風環境の評価資料を
容易に、かつ短時間で誤りなく作成できる風環境評価シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、評価地域の模型による風洞実験によって得ら
れた、予め決められた複数の上空風向に対する各測定点
での風速のデータを第1の入力装置を介して取り込む風
速入力手段と、前記評価地域の模型による前記風洞実験
を行う際に設定した上空風速のデータを、前記風洞実験
を行う際に設定した各上空風向ごとに第1の入力装置を
介して取り込む上空風速入力手段と、前記評価地域の地
図のデータを第2の入力装置を介して取り込む地図入力
手段と、前記評価地域の前記地図上での前記測定点の位
置を示すデータを第3の入力装置を介して取り込む測定
点入力手段と、前記評価地域における一定期間内の観測
により得られた実際の風速および風向のデータを第4の
入力装置を介して取り込む実データ入力手段と、前記評
価地域における許容風速のデータを第1の入力装置を介
して取り込む許容風速入力手段と、前記風速入力手段、
前記上空風速入力手段、前記地図入力手段、前記測定点
入力手段、前記実データ入力手段、前記許容風速入力手
段により取り込まれた前記風速データ、前記上空風速デ
ータ、前記地図データ、前記測定点データ、前記実際の
風速および風向のデータ、前記許容風速データを保持す
る記憶手段と、前記記憶手段が保持している前記実際の
風向データにもとづいて前記予め決められた複数の上空
風向の発生頻度を求める風向発生頻度取得手段と、前記
記憶手段が保持している前記風速データおよび前記上空
風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空風向
のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を前記
上空風速データが表す上空風速で割ることによって風速
比を算出する風速比算出手段と、前記記憶手段が保持し
ている前記実際の風向および風速のデータならびに前記
許容風速データと、前記風向発生頻度取得手段が求めた
各上空風向の発生頻度と、前記風速比算出手段が算出し
た前記風速比とにもとづいて、前記測定点ごとに所定の
数式に従って風速超過確率を算出する演算手段と、前記
記憶手段が保持している前記地図データにもとづいて前
記評価地域の地図を出力装置を通じて出力する地図出力
手段と、前記記憶手段が保持している前記測定点データ
にもとづいて、前記地図出力手段が出力する前記評価地
域の地図に重畳して、前記測定点の位置を示す所定のマ
ークを前記出力装置を通じて出力する測定点出力手段
と、前記演算手段が算出した前記風速超過確率を表す数
字を、前記地図出力手段が出力する前記評価地域の地図
に重畳して、前記測定点出力手段が出力する前記マーク
に近接した位置に前記出力装置を通じて出力する風速超
過確率出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明はまた、評価地域の模型による風洞
実験によって得られた、予め決められた複数の上空風向
に対する各測定点での風速のデータを第1の入力装置を
介して取り込む風速入力手段と、前記評価地域の模型に
よる前記風洞実験を行う際に設定した上空風速のデータ
を、前記風洞実験を行う際に設定した各上空風向ごとに
第1の入力装置を介して取り込む上空風速入力手段と、
前記評価地域の地図のデータを第2の入力装置を介して
取り込む地図入力手段と、前記評価地域の前記地図上で
の前記測定点の位置を示すデータを第3の入力装置を介
して取り込む測定点入力手段と、前記評価地域における
一定期間内の観測により得られた実際の風速および風向
のデータを第4の入力装置を介して取り込む実データ入
力手段と、前記評価地域における許容風速のデータを第
1の入力装置を介して取り込む許容風速入力手段と、前
記風速入力手段、前記上空風速入力手段、前記地図入力
手段、前記測定点入力手段、前記実データ入力手段、前
記許容風速入力手段により取り込まれた前記風速デー
タ、前記上空風速データ、前記地図データ、前記測定点
データ、前記実際の風速および風向のデータ、前記許容
風速データを保持する記憶手段と、前記記憶手段が保持
している前記実際の風向データにもとづいて前記予め決
められた複数の上空風向の発生頻度を求める風向発生頻
度取得手段と、前記記憶手段が保持している前記風速デ
ータおよび前記上空風速データにもとづいて前記測定点
ごとに、各上空風向のそれぞれに対して、前記風速デー
タが表す風速を前記上空風速データが表す上空風速で割
ることによって風速比を算出する風速比算出手段と、前
記記憶手段が保持している前記実際の風向および風速の
データならびに前記許容風速データと、前記風向発生頻
度取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、前記風速
比算出手段が算出した前記風速比とにもとづいて、前記
測定点ごとに所定の数式に従って風速超過確率を算出す
る演算手段と、前記記憶手段が保持している前記地図デ
ータにもとづいて前記評価地域の地図を出力装置を通じ
て出力する地図出力手段と、前記演算手段が算出した前
記風速超過確率にもとづいて、各測定点における風環境
の良否の程度が予め決められた複数の水準の中のいずれ
であるかを所定の基準により判定する風環境判定手段
と、前記風環境判定手段が判定した各測定点における風
環境の前記水準を表す小図形を、前記地図出力手段が出
力する前記地図上の各測定点の位置近傍に、前記記憶手
段が保持している前記測定点データにもとづいて、前記
出力装置を通じて出力する水準出力手段とを備えたこと
を特徴とする。本発明はまた、前記小図形が記号、数
字、文字のいずれかであることを特徴とする。
【0010】本発明はまた、評価地域の模型による風洞
実験によって得られた、予め決められた複数の上空風向
に対する各測定点での風速のデータを第1の入力装置を
介して取り込む風速入力手段と、前記評価地域の模型に
よる風洞実験によって得られた、予め決められた複数の
上空風向に対する各測定点での風向のデータを第3の入
力装置を介して取り込む風向入力手段と、前記評価地域
の模型による前記風洞実験を行う際に設定した上空風速
のデータを、前記風洞実験を行う際に設定した各上空風
向ごとに第1の入力装置を介して取り込む上空風速入力
手段と、前記評価地域の地図のデータを第2の入力装置
を介して取り込む地図入力手段と、前記評価地域の前記
地図上での前記測定点の位置を示すデータを第3の入力
装置を介して取り込む測定点入力手段と、前記風速入力
手段、前記風向入力手段、前記上空風速入力手段、前記
地図入力手段、前記測定点入力手段により取り込まれた
前記風速データ、前記風向データ、前記上空風速デー
タ、前記地図データ、前記測定点データを保持する記憶
手段と、前記記憶手段が保持している前記地図データに
もとづいて前記評価地域の地図を出力装置を通じて出力
する地図出力手段と、前記記憶手段が保持している前記
風速データおよび前記上空風速データにもとづいて、前
記測定点ごとに前記風速データが表す風速を前記上空風
速データが表す上空風速で割ることによって風速比を求
める風速比算出手段と、前記地図出力手段が出力する前
記地図に重畳して、前記風速比算出手段が求めた前記風
速比と、前記記憶手段が保持している前記風向データと
にもとづいて、長さにより前記風速比を表し、方向によ
り前記風向データが示す風向を表す矢印を、前記記憶手
段が保持している前記測定点データが表す測定点の位置
に前記出力装置を通じて出力する風向風速ベクトル図出
力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明はまた、前記風向風速ベクトル図出
力手段が、前記矢印の始点の位置が前記測定点の位置に
一致するように前記矢印を出力することを特徴とする。
本発明はまた、前記記憶手段が保持している前記測定点
データにもとづいて、前記地図出力手段が出力する前記
地図に重畳して前記地図上の各測定点の位置近傍に、各
測定点を識別する番号を、前記出力装置を通じて出力す
る番号出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】本発明はまた、評価地域の模型による風洞
実験によって得られた、予め決められた複数の上空風向
に対する各測定点での風速のデータを第1の入力装置を
介して取り込む風速入力手段と、前記評価地域の模型に
よる前記風洞実験を行う際に設定した上空風速のデータ
を、前記風洞実験を行う際に設定した各上空風向ごとに
第1の入力装置を介して取り込む上空風速入力手段と、
前記評価地域における一定期間内の観測により得られた
実際の風速および風向のデータを第4の入力装置を介し
て取り込む実データ入力手段と、前記風速入力手段、前
記上空風速入力手段、前記実データ入力手段により取り
込まれた前記風速データ、前記上空風速データ、前記実
際の風速および風向のデータ、前記許容風速データを保
持する記憶手段と、前記記憶手段が保持している前記実
際の風向データにもとづいて前記予め決められた複数の
上空風向の発生頻度を求める風向発生頻度取得手段と、
前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空
風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を
前記上空風速データが表す上空風速で割ることによって
風速比を算出する風速比算出手段と、前記記憶手段が保
持している前記実際の風向および風速のデータならびに
前記許容風速データと、前記風向発生頻度取得手段が求
めた各上空風向の発生頻度と、前記風速比算出手段が算
出した前記風速比とにもとづいて、前記測定点ごとに所
定の数式に従って種々の許容風速に対する風速超過確率
を算出する演算手段と、前記演算手段が算出した前記風
速超過確率にもとづいて、前記風速超過確率と前記許容
風速との関係を表すグラフを前記測定点ごとに出力装置
を通じて出力する風速超過確率グラフ出力手段とを備え
たことを特徴とする。
【0013】本発明はまた、前記所定の数式が、上空風
向をa、各測定点における風速超過確率をP、風向aの
風向発生頻度をA(a)、許容風速をUL、 各測定点
における風速比をR(a)、ワイブルパラメータをC
(a)、K(a)としたとき次式 により表されることを特徴とする。本発明はまた、前記
風速超過確率グラフ出力手段が出力する前記グラフの前
記風速超過確率を表す軸には対数目盛が付させているこ
とを特徴とする。
【0014】本発明はまた、評価地域の模型による風洞
実験によって得られた、予め決められた複数の上空風向
に対する各測定点での風速のデータを第1の入力装置を
介して取り込む風速入力手段と、前記評価地域の模型に
よる風洞実験によって得られた、予め決められた複数の
上空風向に対する各測定点での風向のデータを第3の入
力装置を介して取り込む風向入力手段と、前記評価地域
の模型による前記風洞実験を行う際に設定した上空風速
のデータを、前記風洞実験を行う際に設定した各上空風
向ごとに第1の入力装置を介して取り込む上空風速入力
手段と、前記風速入力手段、前記風向入力手段、前記上
空風速入力手段により取り込まれた前記風速データ、前
記風向データ、前記上空風速データを保持する記憶手段
と、前記記憶手段が保持している前記風速データおよび
前記上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各
上空風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風
速を前記上空風速データが表す上空風速で割ることによ
って風速比を算出する風速比算出手段と、前記風速比算
出手段が求めた前記風速比と、前記記憶手段が保持して
いる前記風向データとにもとづいて、前記風速比を前記
風向データが表す風向に対応づけて示すグラフを前記測
定点ごとに出力装置を通じて出力する風速比グラフ出力
手段とを備えたことを特徴とする。本発明はまた、前記
風速比グラフ出力手段が、角度が前記風向データが表す
風向に対応し、中心からの距離が前記風速比に対応する
円グラフを前記測定点ごとに出力することを特徴とす
る。
【0015】本発明はまた、前記評価地域の名称、前記
評価地域に含まれる建物の名称、前記評価地域の住所、
前記建物の住所の中の少なくとも1つを表す語句のデー
タを第1の入力装置を介して取り込む語句入力手段と、
前記語句入力手段により取り込まれた前記語句のデータ
を保持し、かつ風環境の評価結果の報告書に記載する定
形的な語句および文章のデータを予め保持している第2
の記憶手段と、前記第2の記憶手段が保持している前記
データにもとづいて、予め決められた報告書の形式で、
前記語句および文章を第2の出力装置を通じて出力する
報告書出力手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0016】本発明はまた、前記風速入力手段、前記上
空風速入力手段、前記地図入力手段、前記測定点入力手
段、前記実データ入力手段、前記許容風速入力手段、前
記記憶手段、前記風向発生頻度取得手段、前記風速比算
出手段、前記演算手段、前記地図出力手段、前記測定点
出力手段、前記風速超過確率出力手段はコンピュータに
より構成されていることを特徴とする。
【0017】本発明はまた、前記風速入力手段、前記上
空風速入力手段、前記地図入力手段、前記測定点入力手
段、前記実データ入力手段、前記許容風速入力手段、前
記記憶手段、前記風向発生頻度取得手段、前記風速比算
出手段、前記演算手段、前記地図出力手段、前記風環境
判定手段、前記水準出力手段はコンピュータにより構成
されていることを特徴とする。
【0018】本発明はまた、前記風速入力手段、前記風
向入力手段、前記上空風速入力手段、前記地図入力手
段、前記測定点入力手段、前記記憶手段、前記地図出力
手段、前記風速比算出手段、前記風向風速ベクトル図出
力手段はコンピュータにより構成されていることを特徴
とする。
【0019】本発明はまた、前記風速入力手段、前記上
空風速入力手段、前記実データ入力手段記憶手段、前記
風向発生頻度取得手段、前記風速比算出手段、前記演算
手段、前記風速超過確率グラフ出力手段はコンピュータ
により構成されれいることを特徴とする。
【0020】本発明はまた、前記風速入力手段、前記風
向入力手段、前記上空風速入力手段、前記記憶手段、前
記風速比算出手段、前記風速比グラフ出力手段がコンピ
ュータにより構成されていることを特徴とする。本発明
はまた、前記語句入力手段、前記第2の記憶手段、前記
報告書出力手段がコンピュータにより構成されているこ
とを特徴とする。
【0021】本発明はまた、前記第1の入力装置がキー
ボードにより構成されていることを特徴とする。本発明
はまた、前記第2の入力装置がイメージスキャナにより
構成されていることを特徴とする。本発明はまた、前記
第3の入力装置がマウスまたはキーボードにより構成さ
れていることを特徴とする。本発明はまた、前記第4の
入力装置が磁気記録媒体からデータを読み取る読み取り
装置により構成されていることを特徴とする。本発明は
また、前記出力装置がCRTモニタ、液晶表示装置、プ
ラズマ表示装置、プリンタ、X−Yプロッタの中のいず
れか1つまたは複数により構成されていることを特徴と
する。本発明はまた、前記第2の出力装置がCRTモニ
タ、液晶表示装置、プラズマ表示装置、プリンタの中の
いずれか1つまたは複数により構成されていることを特
徴とする。
【0022】風速超過確率の分布図を出力する本発明の
風環境評価システムでは、風速入力手段は、評価地域の
模型による風洞実験によって得られた、予め決められた
複数の上空風向に対する各測定点での風速のデータを第
1の入力装置を介して取り込み、上空風速入力手段は、
評価地域の模型による風洞実験を行う際に設定した上空
風速のデータを、風洞実験を行う際に設定した各上空風
向ごとに第1の入力装置を介して取り込む。また、地図
入力手段は評価地域の地図のデータを、測定点入力手段
は評価地域の地図上での測定点の位置を示すデータを、
実データ入力手段は評価地域における一定期間内の観測
により得られた実際の風速および風向のデータを、許容
風速入力手段は評価地域における許容風速のデータをそ
れぞれ第2、第3、第4、第1の入力装置を介して取り
込む。
【0023】そして、記憶手段は、風速入力手段、上空
風速入力手段、地図入力手段、測定点入力手段、実デー
タ入力手段、許容風速入力手段により取り込まれた風速
データ、上空風速データ、地図データ、測定点データ、
実際の風速および風向のデータ、許容風速データをそれ
ぞれ保持する。
【0024】その後、風向発生頻度取得手段は、記憶手
段が保持している実際の風向データにもとづいて予め決
められた複数の上空風向の発生頻度を求め、風速比算出
手段は、記憶手段が保持している風速データおよび上空
風速データにもとづいて測定点ごとに、各上空風向のそ
れぞれに対して、風速データが表す風速を上空風速デー
タが表す上空風速で割ることによって風速比を算出す
る。そして、演算手段は、記憶手段が保持している実際
の風向および風速のデータならびに許容風速データと、
風向発生頻度取得手段が求めた各上空風向の発生頻度
と、風速比算出手段が算出した風速比とにもとづいて、
測定点ごとに所定の数式に従って風速超過確率を算出す
る。
【0025】地図出力手段は、記憶手段が保持している
地図データにもとづいて評価地域の地図を出力装置を通
じて出力し、測定点出力手段は、記憶手段が保持してい
る測定点データにもとづいて、地図出力手段が出力する
評価地域の地図に重畳して、測定点の位置を示す所定の
マークを出力装置を通じて出力する。そして、風速超過
確率出力手段は、演算手段が算出した風速超過確率を表
す数字を、地図出力手段が出力する評価地域の地図に重
畳して、測定点出力手段が出力するマークに近接した位
置に出力する。
【0026】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、風速超過確率の分布図
を容易に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能
である。
【0027】また、風環境の分布図を出力する本発明の
風環境評価システムでは、風速入力手段は、評価地域の
模型による風洞実験によって得られた、予め決められた
複数の上空風向に対する各測定点での風速のデータを第
1の入力装置を介して取り込み、上空風速入力手段は、
評価地域の模型による風洞実験を行う際に設定した上空
風速のデータを、風洞実験を行う際に設定した各上空風
向ごとに第1の入力装置を介して取り込む。そして、地
図入力手段は評価地域の地図のデータを、測定点入力手
段は評価地域の地図上での測定点の位置を示すデータ
を、実データ入力手段は評価地域における一定期間内の
観測により得られた実際の風速および風向のデータを、
許容風速入力手段は評価地域における許容風速のデータ
をそれぞれ第2、第3、第4、第1の入力装置を介して
取り込む。
【0028】記憶手段は、これら風速入力手段、上空風
速入力手段、地図入力手段、測定点入力手段、実データ
入力手段、許容風速入力手段により取り込まれた風速デ
ータ、上空風速データ、地図データ、測定点データ、実
際の風速および風向のデータ、許容風速データを保持す
る。
【0029】その後、風向発生頻度取得手段は、記憶手
段が保持している実際の風向データにもとづいて予め決
められた複数の上空風向の発生頻度を求め、風速比算出
手段は、記憶手段が保持している風速データおよび上空
風速データにもとづいて測定点ごとに、各上空風向のそ
れぞれに対して、風速データが表す風速を上空風速デー
タが表す上空風速で割ることによって風速比を算出し、
演算手段は、記憶手段が保持している実際の風向および
風速のデータならびに許容風速データと、風向発生頻度
取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、風速比算出
手段が算出した風速比とにもとづいて、測定点ごとに所
定の数式に従って風速超過確率を算出する。
【0030】そして、地図出力手段は、記憶手段が保持
している地図データにもとづいて評価地域の地図を出力
装置を通じて出力する。さらに、風環境判定手段は、演
算手段が算出した風速超過確率にもとづいて、各測定点
における風環境の良否の程度が予め決められた複数の水
準の中のいずれであるかを所定の基準により判定し、水
準出力手段は、風環境判定手段が判定した各測定点にお
ける風環境の水準を表す小図形を、地図出力手段が出力
する地図上の各測定点の位置近傍に、記憶手段が保持し
ている測定点データにもとづいて、出力装置を通じて出
力する。
【0031】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、風環境の分布図を容易
に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能であ
る。
【0032】また、風向風速ベクトル図を出力する本発
明の風環境評価システムでは、風速入力手段は評価地域
の模型による風洞実験によって得られた、予め決められ
た複数の上空風向に対する各測定点での風速のデータを
第1の入力装置を介して取り込み、風向入力手段は、評
価地域の模型による風洞実験によって得られた、予め決
められた複数の上空風向に対する各測定点での風向のデ
ータを第3の入力装置を介して取り込む。そして、上空
風速入力手段は、評価地域の模型による風洞実験を行う
際に設定した上空風速のデータを、風洞実験を行う際に
設定した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り
込む。また、地図入力手段は評価地域の地図のデータ
を、測定点入力手段は評価地域の地図上での測定点の位
置を示すデータをそれぞれ第2、第3の入力装置を介し
て取り込む。
【0033】記憶手段は、これら風速入力手段、風向入
力手段、上空風速入力手段、地図入力手段、測定点入力
手段により取り込まれた風速データ、風向データ、上空
風速データ、地図データ、測定点データをそれぞれ受け
取って保持する。
【0034】その後、地図出力手段は、記憶手段が保持
している地図データにもとづいて評価地域の地図を出力
装置を通じて出力する。そして、風速比算出手段は、記
憶手段が保持している風速データおよび上空風速データ
にもとづいて、測定点ごとに風速データが表す風速を上
空風速データが表す上空風速で割ることによって風速比
を求め、風向風速ベクトル図出力手段は、地図出力手段
が出力する地図に重畳して、風速比算出手段が求めた風
速比と、記憶手段が保持している風向データとにもとづ
いて、長さにより風速比を表し、方向により風向データ
が示す風向を表す矢印を、記憶手段が保持している測定
点データが表す測定点の位置に出力装置を通じて出力す
る。
【0035】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、風向風速ベクトル図を
容易に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能で
ある。
【0036】また、風速超過確率のグラフを出力する本
発明の風環境評価システムでは、風速入力手段は、評価
地域の模型による風洞実験によって得られた、予め決め
られた複数の上空風向に対する各測定点での風速のデー
タを第1の入力装置を介して取り込み、上空風速入力手
段は、評価地域の模型による風洞実験を行う際に設定し
た上空風速のデータを、風洞実験を行う際に設定した各
上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込み、実デ
ータ入力手段は、評価地域における一定期間内の観測に
より得られた実際の風速および風向のデータを第4の入
力装置を介して取り込む。
【0037】そして、記憶手段は、風速入力手段、上空
風速入力手段、実データ入力手段により取り込まれた風
速データ、上空風速データ、実際の風速および風向のデ
ータ、許容風速データを保持する。
【0038】その後、風向発生頻度取得手段は、記憶手
段が保持している実際の風向データにもとづいて予め決
められた複数の上空風向の発生頻度を求め、風速比算出
手段は、記憶手段が保持している風速データおよび上空
風速データにもとづいて測定点ごとに、各上空風向のそ
れぞれに対して、風速データが表す風速を上空風速デー
タが表す上空風速で割ることによって風速比を算出し、
演算手段は、記憶手段が保持している実際の風向および
風速のデータならびに許容風速データと、風向発生頻度
取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、風速比算出
手段が算出した風速比とにもとづいて、測定点ごとに所
定の数式に従って種々の許容風速に対する風速超過確率
を算出する。そして、風速超過確率グラフ出力手段は、
演算手段が算出した風速超過確率にもとづいて、風速超
過確率と許容風速との関係を表すグラフを測定点ごとに
出力装置を通じて出力する。
【0039】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、測定点ごとの風速超過
確率のグラフを容易に、かつ短時間で、誤りなく作成す
ることが可能である。
【0040】また、風速比のグラフを出力する本発明の
風環境評価システムでは、風速入力手段は、評価地域の
模型による風洞実験によって得られた、予め決められた
複数の上空風向に対する各測定点での風速のデータを第
1の入力装置を介して取り込み、風向入力手段は、評価
地域の模型による風洞実験によって得られた、予め決め
られた複数の上空風向に対する各測定点での風向のデー
タを第3の入力装置を介して取り込み、上空風速入力手
段は、評価地域の模型による風洞実験を行う際に設定し
た上空風速のデータを、風洞実験を行う際に設定した各
上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む。
【0041】そして、記憶手段は、風速入力手段、風向
入力手段、上空風速入力手段により取り込まれた風速デ
ータ、風向データ、上空風速データを保持する。
【0042】その後、風速比算出手段は、記憶手段が保
持している風速データおよび上空風速データにもとづい
て測定点ごとに、各上空風向のそれぞれに対して、風速
データが表す風速を上空風速データが表す上空風速で割
ることによって風速比を算出し、風速比グラフ出力手段
は、風速比算出手段が求めた風速比と、記憶手段が保持
している風向データとにもとづいて、風速比を風向デー
タが表す風向に対応づけて示すグラフを測定点ごとに出
力装置を通じて出力する。
【0043】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、測定点ごとの風速比の
グラフを容易に、かつ短時間で、誤りなく作成すること
が可能である。
【0044】また、報告書のための書類も出力する本発
明の風環境評価システムでは、語句入力手段は、評価地
域の名称、評価地域に含まれる建物の名称、評価地域の
住所、建物の住所の中の少なくとも1つを表す語句デー
タを第1の入力装置を介して取り込み、第2の記憶手段
は、語句入力手段により取り込まれた語句データを保持
し、かつ風環境の評価結果の報告書に記載する定形的な
語句および文章のデータを予め保持している。そして、
報告書出力手段は、第2の記憶手段が保持しているデー
タにもとづいて、予め決められた報告書の形式で、語句
および文章を第2の出力装置を通じて出力する。
【0045】従って、この風環境評価システムでは、必
要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果にも
とづく風環境の評価資料として、風速超過確率の分布
図、風環境の分布図、風向風速ベクトル図などを容易
に、かつ短時間で、誤りなく作成することができ、それ
に加えて、報告書を作成するための種々の書類が自動的
に得られる。そのため、上記風速超過確率の分布図およ
び上記書類をまとめるのみで風環境の評価に関する報告
書を作成することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。本実施例の風環境評価システムは、キーボード、
マウス、イメージスキャナ、ハードディスク、CRTモ
ニタ、プリンタ、磁気テープ装置が接続され、所定のプ
ログラムにより動作するパーソナルコンピュータによっ
て実現されており、機能的には図1に示す構成となって
いる。
【0047】この風環境評価システム102は、例えば
建物の建築が計画されている、風環境を評価すべき地
域、すなわち評価地域における風速超過確率の分布図を
作成して、風環境の評価を行えるようにするものであ
り、まず、各種データの入力手段として、風速入力手段
4、上空風速入力手段8、地図入力手段10、測定点入
力手段12、実データ入力手段14、許容風速入力手段
16を備え、これらの入力手段により取り込まれたデー
タを保持する記憶手段18を備えている。風環境評価シ
ステム102はさらに、風向発生頻度取得手段19、風
速比算出手段21、演算手段20、地図出力手段22、
測定点出力手段24、風速超過確率出力手段26を備え
ている。
【0048】風速入力手段4は、出力装置27を成す上
記CRTモニタ32に風速データの入力を促すコメント
などを表示し、この表示に対して操作者により、評価地
域の模型による風洞実験によって得られた、予め決めら
れた複数の上空風向に対する各測定点での風速のデータ
を入力する操作が上記キーボード3で行われたとき、入
力された上記風速データを取り込み、記憶手段18に出
力する。なお、上空風向とは、評価地域に吹き込む風の
向きのことである。
【0049】上空風速入力手段8は、CRTモニタ32
に上空風速の入力を促すコメントなどを表示し、この表
示に対して操作者により、評価地域の模型による風洞実
験を行う際に設定した上空風速のデータを、風洞実験を
行う際に設定した各上空風向ごとに入力する操作が行わ
れたとき、入力された上空風速データを取り込み、記憶
手段18に出力する。なお、上空風速とは、評価地域に
吹き込む風の風速のことである。
【0050】地図入力手段10は、CRTモニタ32に
地図データの入力を促すコメントなどを表示し、この表
示に対して操作者により、評価地域の地図が上記イメー
ジスキャナ7の所定位置に配置され、例えばキーボード
3の操作により読み取りが指示されると、イメージスキ
ャナ7を起動して地図を読み取らせ、イメージスキャナ
7からのデータにもとづいて地図データを生成し、記憶
手段18に出力する。
【0051】測定点入力手段12は、CRTモニタ32
に測定点の入力を促すコメントなどを表示し、この表示
に対して操作者により、評価地域の地図上での測定点の
位置を入力する操作が行われたとき、その操作に従って
測定点の位置を表す測定点データを生成し、記憶手段1
8に出力する。なお、測定点データは、本実施例では地
図上の測定点の位置を表す座標値のデータとなってい
る。座標軸は、例えば、X軸は東西の方向に設定され、
Y軸は南北の方向に設定されている。より具体的には、
後に詳しく説明するように、測定点入力手段12はCR
Tモニタ32に評価地域の地図を表示させ、操作者がこ
の地図上でマウスカーソルを移動させ、クリックする操
作に従って、測定点データを生成する。
【0052】実データ入力手段14は、CRTモニタ3
2に実データの入力を促すコメントなどを表示し、この
表示に対して操作者が、評価地域における一定期間、例
えば10年や20年といった期間における観測により得
られた実際の風速および風向のデータが記憶された磁気
テープを磁気テープ装置9にかけ、キーボード3を操作
して読み取りを指示すると、実データ入力手段14は、
磁気テープ装置9を起動し、上記磁気テープより実際の
風速データおよび風向データを取り込んで記憶手段18
に出力する。
【0053】許容風速入力手段16は、CRTモニタ3
2に許容風速の入力を促すコメントなどを表示し、この
表示に対して操作者により、評価地域における許容風速
のデータを入力する操作が行われたとき、入力された許
容風速データを取り込み、記憶手段18に出力する。
【0054】記憶手段18は上記ハードディスクを含ん
で構成されており、上記風速入力手段4、上空風速入力
手段8、地図入力手段10、測定点入力手段12、実デ
ータ入力手段14、許容風速入力手段16が出力する風
速データ、上空風速データ、地図データ、測定点デー
タ、実際の風速および風向のデータ、許容風速データを
それぞれ受け取り、保持する。
【0055】風向発生頻度取得手段19は、記憶手段1
8が保持している実際の風向データにもとづいて各上空
風向の発生頻度を求める。風速比算出手段21は、記憶
手段18が保持している風速データおよび上空風速デー
タにもとづいて測定点ごとに風速データが表す風速を上
空風速データが表す上空風速で割ることによって風速比
を算出する。演算手段20は、記憶手段18が保持して
いる実際の風向および風速のデータならびに許容風速デ
ータと、風向発生頻度取得手段19が求めた各上空風向
の発生頻度と、風速比算出手段21が算出した風速比と
にもとづいて、後に詳しく示す既知の数式に従って、測
定点ごとに風速超過確率を算出する。
【0056】地図出力手段22、測定点出力手段24、
風速超過確率出力手段26には本実施例では、図1に示
すように、画像メモリ28、出力制御手段30、CRT
モニタ32、上記プリンタ34から成る出力装置27が
接続されている。なお、画像メモリ28および出力制御
手段30は主に上記パーソナルコンピュータの本体が備
えるハードウエアによって構成されている。
【0057】そして、地図出力手段22は、記憶手段1
8が保持している地図データを記憶手段18より読み出
し、その地図データにもとづいて評価地域の地図を表す
画像データを作成して画像メモリ28に格納する。ま
た、測定点出力手段24は、記憶手段18が保持してい
る測定点データを記憶手段18より読み出し、読み出し
た測定点データにもとづいて、各測定点を表す点図形
(本発明に係わる所定のマーク)の画像データを画像メ
モリ28の対応するアドレス位置に書き込む。
【0058】そして、風速超過確率出力手段26は、演
算手段20が測定点ごとに算出した風速超過確率にもと
づき、その値を表す数字の画像データを作成し、画像メ
モリ28における対応する上記点図形に近接したアドレ
ス位置に書き込む。出力制御手段30は、地図出力手段
24、測定点出力手段24、風速超過確率出力手段26
により画像メモリ32に書き込まれた画像データを画像
メモリ32より読み出し、評価地域の地図に各測定点を
表す点図形、および各測定点での風速超過確率を表す数
字が記載された風速超過確率の分布図をCRTモニタ3
2に表示し、またプリンタ34により印刷する。
【0059】従って、地図出力手段22は、記憶手段1
8が保持している地図データにもとづいて評価地域の地
図を出力装置27を通じて出力する機能を果たし、測定
点出力手段24は、記憶手段18が保持している測定点
データにもとづいて、地図出力手段22が出力する評価
地域の地図に重畳して、測定点の位置を示す所定のマー
ク(点図形)を出力装置27を通じて出力する機能を果
たし、風速超過確率出力手段26は、演算手段20が算
出した風速超過確率を表す数字を、地図出力手段22が
出力する評価地域の地図に重畳して、測定点出力手段2
4が出力する点図形に近接した位置に出力装置27を通
じて出力する機能を果たす。
【0060】次に、このように構成された風環境評価シ
ステム102の動作について図2のフローチャートを参
照して説明する。操作者はキーボード3を操作して風速
データおよび風向データを入力するが、これらのデータ
は評価地域の模型による風洞実験によって得られたもの
である。この風洞実験では、本実施例においては、上空
風向は北、北北東、北東、東北東、東、東南東、南東、
南南東、南、南南西、南西、西南西、西、西北西、北
西、北北西の16種類とし、各上空風向ごとに、模型上
に設定した例えば100箇所程度の測定点で風速および
風向が測定されているものとする。
【0061】システムが起動されると、まず風速入力手
段4は、CRTモニタ32に風速データの入力を促すコ
メントなどを表示し、操作者がこの表示に従ってキーボ
ード3を操作し風速データを入力すると、入力された風
速データを取り込み、記憶手段18に出力する。記憶手
段18は風速入力手段4が出力した風速データを受け取
り、保持する(ステップS1)。
【0062】次に、上空風速入力手段8は、CRTモニ
タ32に上空風速の入力を促すコメントなどを表示し、
この表示に対して操作者が、上記風洞実験の際に設定し
た上空風速のデータを、上記16種類の上空風向ごとに
入力すると、上空風速入力手段8は入力された上空風速
データを取り込み、記憶手段18に出力する。記憶手段
18はこれらの上空風速データを風速入力手段4から受
け取り、保持する(ステップS2)。
【0063】次に、地図入力手段10は、CRTモニタ
32に地図データの入力を促すコメントなどを表示し、
操作者がこの表示に対して評価地域の地図をイメージス
キャナ7の所定位置に配置し、例えばキーボード3を操
作して読み取りを指示すると、地図入力手段10はイメ
ージスキャナ7を起動して地図を読み取らせ、イメージ
スキャナ7からのデータにもとづいて地図データを生成
し、記憶手段18に出力する。記憶手段18はこの地図
データを地図入力手段10より受け取り、保持する(ス
テップS3)。
【0064】そして、測定点入力手段12は、CRTモ
ニタにコメントを表示して測定点の入力を促し、一方、
地図出力手段22を起動する。測定点入力手段12によ
り起動された地図出力手段22は、記憶手段18が保持
している地図データを記憶手段18より読み出し、その
地図データにもとづいて評価地域の地図を表す画像デー
タを作成して画像メモリ28に格納する。出力制御手段
30は、地図出力手段24により画像メモリ32に書き
込まれた画像データを画像メモリ32より読み出し、評
価地域の地図をCRTモニタ32に表示する。
【0065】この表示に対して操作者は、マウス5を操
作してマウスカーソルを地図上の測定地点の位置に移動
させ、マウスボタンをクリックする。測定点入力手段1
2は、このときのマウスカーソルの位置を測定点の位置
と認識し、その位置を表す測定点データを生成し、記憶
手段18に出力する。測定点入力手段12はマウスボタ
ンがクリックされるごとに、測定点データを生成し、記
憶手段18は各測定点データを受け取って保持する(ス
テップS4)。
【0066】次に、実データ入力手段14は、CRTモ
ニタ32に実データの入力を促すコメントなどを表示
し、この表示に対して操作者が、評価地域における一定
期間、例えば10年や20年といった期間における観測
により得られた実際の風速および風向のデータが記憶さ
れた磁気テープを磁気テープ装置9にかけ、キーボード
3を操作して読み取りを指示すると、実データ入力手段
14は、磁気テープ装置9を起動し、上記磁気テープよ
り実際の風速データおよび風向データを取り込んで記憶
手段18に出力する。記憶手段18はこれらのデータを
受け取り、保持する(ステップS5)。
【0067】なお、これら風速および風向の観測データ
の入力は、観測データが例えばフロッピーディスクや光
磁気ディスクなどの記録媒体に格納されている場合に
は、記録媒体に応じてフロッピーディスク装置や光磁気
ディスク装置などの入力装置を風環境評価システム10
2を構成するパーソナルコンピュータに接続し、その入
力装置を通じてデータを読み込むようにすればよい。
【0068】その後、許容風速入力手段16は、CRT
モニタ32に許容風速の入力を促すコメントなどを表示
し、この表示に対して操作者により、評価地域における
許容風速のデータを入力する操作が行われると、許容風
速入力手段16は、入力された許容風速データを取り込
み、記憶手段18に出力する。記憶手段18はこのデー
タを受け取り、保持する(ステップS6)。
【0069】ここで操作者が入力する許容風速は、本実
施例では、予めガストファクタで割った値である。従っ
て、許容される日最大瞬間風速が例えば10m/sの場
合、ガストファクタを例えば2とすると、入力する許容
風速は5m/sとなる。なお、許容風速をこのように入
力する以外にも、例えば許容風速として、許容される日
最大瞬間風速を入力し、さらにガストファクタを入力し
て、例えば許容風速入力手段16が、入力された、許容
風速としての日最大瞬間風速をガストファクタで割って
上記許容風速(例えば上記5m/s)を求める構成とす
ることも可能である。
【0070】以上の入力動作が終了すると、次に、風向
発生頻度取得手段19は、記憶手段18が保持している
実際の風向データにもとづいて上記16種類の上空風向
それぞれの発生頻度を求め(ステップS7)、風速比算
出手段21は、記憶手段18が保持している風速データ
および上空風速データにもとづいて測定点ごとに、上記
16種類の上空風向のそれぞれに対して、風速データが
表す風速を上空風速データが表す上空風速で割ることに
よって風速比を算出する(ステップS8)。
【0071】その後、演算手段20は、記憶手段18が
保持している実際の風向および風速のデータならびに許
容風速データと、風向発生頻度取得手段19が求めた各
上空風向の発生頻度と、風速比算出手段21が算出した
風速比とにもとづいて、以下に示す既知の数式に従って
測定点ごとに風速超過確率を算出する(ステップS
9)。なお、この風速超過確率の単位はパーセントであ
る。
【0072】
【数1】 ただし、 a:上空風向(上記16種類) P:各測定点における風速超過確率 A(a):上空風向aの風向発生頻度 UL:許容風速(m/s) R(a):各測定点における風速比 C(a):ワイブルパラメータ(m/s) K(a):ワイブルパラメータ である。
【0073】その後、地図出力手段22は、記憶手段1
8が保持している地図データを記憶手段18より読み出
し、その地図データにもとづいて評価地域の地図を表す
画像データを作成して画像メモリ28に格納する(ステ
ップS10)。また、測定点出力手段24は、記憶手段
18が保持している測定点データを記憶手段18より読
み出し、読み出した測定点データにもとづいて、各測定
点を表す点図形の画像データを画像メモリ28の対応す
るアドレス位置に書き込む(ステップS11)。
【0074】そして、風速超過確率出力手段26は、演
算手段20が測定点ごとに算出した風速超過確率にもと
づき、その値を表す数字の画像データを作成し、画像メ
モリ28における対応する上記点図形に近接したアドレ
ス位置に書き込む(ステップS12)。
【0075】出力制御手段30は、地図出力手段24、
測定点出力手段24、風速超過確率出力手段26により
画像メモリ32に書き込まれた画像データを画像メモリ
32より読み出し、評価地域の地図に各測定点を表す点
図形、および各測定点での風速超過確率を表す数字が記
載された風速超過確率の分布図をCRTモニタ32に表
示し、またプリンタ34により印刷する(ステップS1
3)。
【0076】この表示結果および印刷結果は例えば図3
に示すようなものとなる。図3中、52は建築が計画さ
れている建物であり、点図形54が測定点の位置を表
し、数字56が、近接した点図形54の位置における風
速超過確率(%)を表している。なお、図3は表示、印
刷結果の一部を示している。
【0077】以上の説明から分るように本実施例の風環
境評価システム102では、必要なデータを単に入力す
るのみで、風速超過確率の分布図を得ることができる。
従って、この風環境評価システム102により、風洞実
験の結果にもとづく風環境の評価資料として、風速超過
確率の分布図を容易に、かつ短時間で、誤りなく作成す
ることが可能となる。
【0078】なお、本実施例では風速超過確率の分布図
などを表示するためにCRTモニタ32を用いたが、C
RTモニタ32の代りに液晶表示装置やプラズマ表示装
置を用いることも無論可能である。また、風速超過確率
の分布図を描画するためにプリンタ34の代りにX−Y
プロッタを用いることも可能である。その場合には、分
布図の描画に関しては、地図出力手段22、測定点出力
手段24、風速超過確率出力手段26が地図、点図形、
数字の画像データを作成して一旦、画像メモリ28に格
納し、その後、出力制御手段30がプリンタにより印刷
するという構成を採る必要はなく、地図出力手段22、
測定点出力手段24、風速超過確率出力手段26は記憶
手段18から読み出したデータおよび演算手段20の演
算結果にもとづいて直接、X−Yプロッタに地図、点図
形、風速超過確率の数字を順次描画させるようにするこ
とが可能である。
【0079】次に、第2の実施例について説明する。図
4はその機能ブロック図である。この風環境評価システ
ム202が機能的に図1に示した風環境評価システム1
02と異なるのは、風速超過確率の分布図を作成する代
りに風環境の水準の分布図を作成する点である。そのた
め、風環境評価システム202は、図4に示すように、
上述した測定点出力手段24および風速超過確率出力手
段26の代りに風環境判定手段36および水準出力手段
38を備えている。これ以外の点では風環境評価システ
ム102と同じであるため、以下では風環境判定手段3
6および水準出力手段38に関連する機能についてのみ
説明する。
【0080】この風環境評価システム202の動作は、
上述したステップS10までは風環境評価システム10
2と同じである。上記ステップS11〜S13の動作は
本実施例では行われない。そして、ステップS10の動
作が行われた後、風環境判定手段36は、演算手段18
が算出した風速超過確率にもとづいて、各測定点におけ
る風環境の良否の程度が予め決められた複数の水準の中
のいずれであるかを所定の基準により判定する。
【0081】本実施例では、上記ステップS6で許容風
速として5m/s(日最大瞬間風速10m/s÷ガスト
ファクタ2)が入力されるものとし、そして風環境判定
手段36は風環境の水準を演算手段18が算出した風速
超過確率によって次のランク1〜ランク4の4段階に分
ける。 ランク1: 風速超過確率 ≦ 10% ランク2: 10% < 風速超過確率 ≦ 22% ランク3: 22% < 風速超過確率 ≦ 35% ランク4: 35% < 風速超過確率 従って、各ランクの風環境は例えば次のように表現する
ことができる。 ランク1: 良好 ランク2: やや良好 ランク3: やや厳しい ランク4: かなり厳しい このように分類した場合、ある測定点で風環境の水準が
ランク1であったとすると、風速超過確率が10%以下
であるから、その測定点で年間を通じて上記許容風速を
越える風が吹く頻度は最大37日/年程度であると見積
もることができる。また、ランク2のときは、その測定
点で年間を通じて上記許容風速を越える風が吹く頻度は
最大80日/年程度、ランク3のときは最大128日/
年程度、ランク4のときは128日/年より高くなると
見積もることができる。
【0082】水準出力手段38は、本実施例では、上述
した画像メモリ28、出力制御手段30、CRTモニタ
32、プリンタ34から成る出力装置27に接続されて
いる。そして、水準出力手段38は、風環境判定手段3
6が判定した各測定点における風環境の水準を表す記号
の画像データを作成し、また、記憶手段18が保持して
いる測定点データを記憶手段18より読み出し、読み出
した測定点データにもとづいて、画像メモリ28の対応
するアドレス位置に上記記号の画像データを書き込む。
本実施例では、水準出力手段38は、風環境がランク1
のときは、上記記号を△とし、ランク2のときは◇、ラ
ンク3のときは□、ランク4のときは×として、それぞ
れの画像データを作成する。
【0083】出力制御手段30は、地図出力手段22お
よび水準出力手段38により画像メモリ32に書き込ま
れた画像データを画像メモリ32より読み出し、評価地
域の地図上に各測定点における風環境の水準を表す上記
△、◇、□、×の各記号が表示された風環境の分布図を
CRTモニタ32に表示し、またプリンタ34により印
刷する。
【0084】なお、水準出力手段38はここで、風環境
判定手段36が判定した各測定点における風環境の水準
を表す記号を、地図出力手段22が出力する地図上の各
測定点の位置近傍に、記憶手段18が保持している測定
点データにもとづいて、出力する機能を果たしている。
【0085】出力制御手段30による表示結果および印
刷結果は例えば図5に示すようなものとなる。図5中、
52が建築が計画されている建物であり、記号56、5
8、60、62が各測定点における風環境のランクを表
している。なお、図5は表示、印刷結果の一部を示して
いる。
【0086】以上説明したように第2の実施例の風環境
評価システム202では、風環境判定手段36により風
環境の水準が分類され、水準出力手段38によってその
結果が評価地域の地図上に記載される。従って、必要な
データを単に入力するのみで、風洞実験の結果にもとづ
く風環境の評価資料として、図5に示したような風環境
の分布図を容易に、かつ短時間で、誤りなく作成するこ
とが可能となる。
【0087】なお、この風環境評価システム202でも
風環境の分布図を描画するためにプリンタ34の代りに
X−Yプロッタを用いることが可能である。その場合に
は、風環境評価システム102でX−Yプロッタを用い
る場合と同様、地図出力手段24および水準出力手段3
8が記憶手段18から読み出したデータおよび風環境判
定手段36による判定結果にもとづいて直接、X−Yプ
ロッタに地図およびランクを表す上記記号を順次描画さ
せるようにできる。また、この実施例では、風環境の水
準を記号で表したが、記号の代りに数字や文字などによ
って表すことも無論可能である。
【0088】次に、第3の実施例について説明する。図
6はその機能ブロック図である。この風環境評価システ
ム302が機能的に図1に示した風環境評価システム1
02と異なるのは、風速超過確率の分布図を作成する代
りに風向風速ベクトル図を作成する点である。そのた
め、風環境評価システム302は、図6に示すように、
上述した測定点出力手段24および風速超過確率出力手
段26の代りに風向風速ベクトル図出力手段42を備
え、さらに風向入力手段6を含み、一方、風環境評価シ
ステム102が備えている実データ入力手段14、許容
風速入力手段16、演算手段20は備えていない。以下
では主に風向入力手段6および風向風速ベクトル図出力
手段42に関連する機能について説明する。
【0089】この風環境評価システム302では、上述
したステップS1〜S4の動作を行った後、風向入力手
段6は、CRTモニタに風向データの入力を促すコメン
トなどを表示し、この表示に対して操作者が、評価地域
の模型による風洞実験によって得られた、予め決められ
た複数の上空風向に対する各測定点での風向のデータを
キーボード3を操作して入力すると、風向入力手段6は
入力された上記風向データを取り込み、記憶手段18に
出力する。記憶手段18は風向入力手段6から風向デー
タを受け取り、保持する。
【0090】その後、風速比算出手段21は、風環境評
価システム102の場合と同様に、記憶手段18が保持
している風速データおよび上空風速データにもとづい
て、16種類の上空風向のそれぞれに対して、測定点ご
とに風速データが表す風速を上空風速データが表す上空
風速で割ることによって風速比を求める。
【0091】また、地図出力手段22は、風環境評価シ
ステム102の場合と同様に、記憶手段18が保持して
いる地図データを記憶手段18より読み出し、その地図
データにもとづいて評価地域の地図を表す画像データを
作成して画像メモリ28に格納する。
【0092】風向風速ベクトル図出力手段42は、上述
した画像メモリ28、出力制御手段30、CRTモニタ
32、プリンタ34から成る出力装置27に接続されて
いる。そして、風向風速ベクトル図出力手段42は、風
速比算出手段21が求めた風速比と、記憶手段18が保
持している風向データとにもとづいて、長さにより風速
比を表し、方向により風向データが示す風向を表す矢印
の画像データを各測定点ごとに生成し、また、記憶手段
18が保持している測定点データを記憶手段18より読
み出し、読み出した測定点データにもとづいて、画像メ
モリ28の対応するアドレス位置に上記矢印の画像デー
タを書き込む。なお、風向風速ベクトル図出力手段42
はその際、矢印の始点の位置が測定点に一致するように
上記矢印の画像データを画像メモリ28に書き込む。
【0093】風速比算出手段21は、上述のように16
種類の上空風向ごとに風速比を算出しているが、風向風
速ベクトル図出力手段42はキーボード3の操作による
指定にもとづいて、どの上空風向に対する風速比の算出
結果を用いるかを決める。従って、キーボード3の操作
により指定された上空風向に対する風向風速ベクトル図
が出力されることになる。
【0094】出力制御手段30は、地図出力手段22お
よび風向風速ベクトル図出力手段42により画像メモリ
32に書き込まれた画像データを画像メモリ32より読
み出し、評価地域の地図上に各測定点における風向と風
速を示す上記矢印が表示された風向風速ベクトル図をC
RTモニタ32に表示し、またプリンタ34により印刷
する。
【0095】なお、風向風速ベクトル図出力手段42は
ここで、地図出力手段22が出力する地図に重畳して、
風速比算出手段21が求めた風速比と、記憶手段18が
保持している風向データとにもとづいて、長さにより風
速比を表し、方向により風向データが示す風向を表す矢
印を、記憶手段18が保持している測定点データが表す
測定点の位置に出力する機能を果たしている。
【0096】出力制御手段30による表示結果および印
刷結果は例えば図7に示すようなものとなる。図7中、
52が建築が計画されている建物であり、矢印64が各
測定点における風向、風速を表す矢印である。なお、上
述したように矢印64の長さが風速を表し、矢印64の
方向が風向を表している。また矢印64の始点が測定点
の位置を表している。また、この例では上空風向は北北
西である。
【0097】以上説明したように、この第3の実施例の
風環境評価システム302でも必要なデータを単に入力
するのみで、風洞実験の結果にもとづく風環境の評価資
料として、図7に示したような風向風速ベクトル図を容
易に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能であ
る。
【0098】なお、この風環境評価システム302でも
風環境の分布図を描画するためにプリンタ34の代りに
X−Yプロッタを用いることが可能である。その場合に
は、風環境評価システム102でX−Yプロッタを用い
る場合と同様、地図出力手段24および風向風速ベクト
ル図出力手段42は記憶手段18から読み出したデータ
および風速比算出手段21による演算結果にもとづいて
直接、X−Yプロッタに地図および風向および風速を表
す矢印を順次描画させるようにすることが可能である。
【0099】また、この第3の実施例では、上空風向は
キーボード3を操作して指定するとしたが、実際の風向
の観測データより、発生頻度の高い上空風向をシステム
が自動的に数種類選択し、それらの上空風向に対する風
向風速ベクトル図を順次出力する構成とすることも有効
であり、またそのような構成は容易に実現できる。
【0100】また、上空風向の入力や指定をキーボード
3ではなくマウス5で行う構成とすることも可能であ
る。その場合には、例えば図8に示すように、CRTモ
ニタ32の画面に、各風向に対応する16個の小円66
を円形に表示し、風向を入力または指定するときは風向
に対応する小円66をマウスでクリックするようにすれ
ばよい。
【0101】例えば、第3の実施例の風環境評価システ
ム302が作成する風向風速ベクトル図において、各測
定点を番号によって識別することも有効である。このよ
うな機能を実現するためには、例えば番号出力手段を追
加し、記憶手段18が保持している測定点データにもと
づいて、地図出力手段22が出力する地図上の各測定点
の位置近傍に測定点ごとに異なる番号を出力させるよう
にすればよい。より具体的には、風環境評価システム3
02の場合、風向風速ベクトル図出力手段42が画像メ
モリ28に矢印の画像データを書き込むのと同様に、上
記番号出力手段が、画像メモリ28の測定点近傍に対応
するアドレス位置に上記番号の画像データを書き込むよ
うにすればよい。また、上記風環境評価システム10
2、202においても基本的に同様の方式で、風速超過
確率の分布図上や風環境の分布図上に各測定点を識別す
る番号を各測定点近傍に表示することができる。
【0102】次に、第4の実施例について説明する。図
9はその機能ブロック図である。この風環境評価システ
ム402が機能的に図1に示した風環境評価システム1
02と異なるのは、風速超過確率の分布図を作成する代
りに風速超過確率のグラフを作成して出力する点であ
る。そのため、風環境評価システム402は、図9に示
すように、上述した地図出力手段22、測定点出力手段
24、風速超過確率出力手段26の代りに風速超過確率
グラフ出力手段44を備えている。また、演算手段20
は演算手段20’に置き換えられ、そして地図入力手段
10、測定点入力手段12、許容風速入力手段16は削
除されている。これ以外の点では風環境評価システム1
02と同じであるため、以下では主に風速超過確率グラ
フ出力手段44および演算手段20’に関連する機能に
ついて説明する。
【0103】この風環境評価システム402では、上述
したステップS1、S2、S5の動作を行った後、演算
手段20’は、記憶手段18が保持している実際の風向
および風速のデータと、風向発生頻度取得手段19が求
めた各上空風向の発生頻度と、風速比算出手段21が算
出した風速比とにもとづいて、[数1]に従って、測定
点ごとに、十分に細かいピッチで許容風速を変化させ、
各許容風速に対する風速超過確率を算出する。その後、
風速超過確率グラフ出力手段44は、演算手段20’が
算出した風速超過確率にもとづいて、風速超過確率と許
容風速との関係を表すグラフを測定点ごとに、CRTモ
ニタ32に表示し、またプリンタ34により印刷する。
【0104】図10はこの出力結果の一例を示す図であ
る。図に示したグラフの横軸は許容風速を表し、縦軸は
風速超過確率を表している。なお、縦軸は対数目盛とな
っている。そして、このグラフは一例として測定点72
における風速超過確率と許容風速との関係を表してい
る。このようなグラフを見ることにより、各測定点で種
々の許容風速を越える風速の風が吹く確率を知ることが
でき、従って風環境を評価することができる。
【0105】この第4の実施例の風環境評価システム4
02でも必要なデータを単に入力するのみで、風洞実験
の結果にもとづく風環境の評価資料として、図10に示
したような各測定点ごとの風速超過確率のグラフを容易
に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能であ
る。
【0106】次に、第5の実施例について説明する。図
11はその機能ブロック図である。この風環境評価シス
テム502が機能的に図1に示した風環境評価システム
102と異なるのは、風速超過確率の分布図を作成する
代りに風速比のグラフを作成して出力する点である。そ
のため、風環境評価システム502は、図11に示すよ
うに、風速入力手段4、風向入力手段6、上空風速入力
手段8、記憶手段18、風速比算出手段21、風速比グ
ラフ出力手段46を備えている。風速比グラフ出力手段
46以外の各部についてはすでに説明したので、以下で
は主に風速比グラフ出力手段46に関連する機能につい
て説明する。
【0107】この風環境評価システム502では、上述
したステップS1、S2の動作を行い、さらに風向入力
手段6が各測定点での風向データを取り込んだ後、風速
比算出手段21は、記憶手段18が保持している風速デ
ータおよび上空風速データにもとづいて、各上空風向の
それぞれに対して、測定点ごとに風速データが表す風速
を上空風速データが表す上空風速で割ることによって風
速比を求める。
【0108】その後、風速比グラフ出力手段46は、風
速比算出手段21が算出した風速比にもとづいて、各測
定点における風向と風速比との関係を表すグラフを測定
点ごとに、CRTモニタ32に表示し、またプリンタ3
4により印刷する。より具体的には、風速比グラフ出力
手段46は、角度が風向に対応し、中心からの距離が風
速比に対応する円グラフを測定点ごとにCRTモニタ3
2およびプリンタ34により出力する。
【0109】図12はこの出力結果の一例を示す図であ
る。この円グラフは一例として測定点72における風向
と風速比との関係を表している。このような円グラフを
見ることにより、各測定点でどの方向にどの程度の強さ
の風が吹くかを知ることができ、従って風環境を評価す
ることができる。
【0110】この第5の実施例の風環境評価システム5
02でも必要なデータを単に入力するのみで、風洞実験
の結果にもとづく風環境の評価資料として、図12に示
したような各測定点ごとの風速比のグラフを容易に、か
つ短時間で、誤りなく作成することが可能である。
【0111】次に、第6の実施例について説明する。図
13はその機能ブロック図である。この風環境評価シス
テム602は、図13に示すように、風環境評価システ
ム102に対して、語句入力手段48、第2の記憶手段
50、報告書出力手段52を追加して構成されている。
語句入力手段48は、CRTモニタ32に本実施例では
評価地域内に建築を計画している建物の名称および建物
の住所の入力を促すコメントなどを表示し、この表示に
対して操作者により、上記2項目を入力する操作がキー
ボード3で行われたとき、建物の名称および住所を表す
語句データを取り込んで、第2の記憶手段50に出力す
る。
【0112】そして、第2の記憶手段50は、語句入力
手段48が取り込んだ語句データを語句入力手段48よ
り受け取って保持する。第2の記憶手段50はまた、風
環境の評価結果の報告書に記載する定形的な語句および
文章のデータを予め保持している。この定形的な語句お
よび文章として具体的には、本実施例では、報告書の表
題、目次、調査の目的、風洞実験の装置および方法、風
環境の評価方法などに係わるものを保持している。
【0113】また、報告書出力手段52は、第2の記憶
手段50が保持しているデータにもとづいて、予め決め
られた報告書の形式で、語句および文章を出力する。
【0114】そして、この風環境評価システム602で
はまず、上述した風環境評価システム102と共通の機
能により上記ステップS1〜S13の動作によって風速
超過確率の分布図が得られる。その後、語句入力手段4
8は、CRTモニタ32に評価地域内に建築を計画して
いる建物の名称および建物の住所の入力を促すコメント
などを表示し、この表示に対して操作者が、上記2項目
を入力する操作をキーボード3で行うと、語句入力手段
48は、建物の名称および住所を表す語句データを取り
込んで、第2の記憶手段50に出力する。
【0115】第2の記憶手段50は、語句入力手段48
が取り込んだこれらの語句データを語句入力手段48よ
り受け取って保持する。次に、報告書出力手段52は、
第2の記憶手段50が保持している建物の名称および住
所を表す語句データと、上述した定形的な語句および文
章のデータを第2の記憶手段50から読み出し、プリン
タ34によって建物の名称と住所を含む表題を印刷し、
さらに、目次、調査の目的、風洞実験の装置および方法
などを印刷する。
【0116】従って、この風環境評価システム602で
は、必要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結
果にもとづく風環境の評価資料として、図3に示したよ
うな風速超過確率の分布図を容易に、かつ短時間で、誤
りなく作成することができ、さらに、上述のようにして
報告書を作成するための種々の書類が自動的に得られ
る。そのため、上記風速超過確率の分布図および上記書
類をまとめるのみで風環境の評価に関する報告書を作成
することができる。
【0117】なお、この第6の実施例では、建物の名称
および住所を入力し、それらの語句データを用いて報告
書の書類を出力するとしたが、これらの語句以外にも、
例えば評価地域の名称や住所なども入力し、それらの語
句も用いて書類を作成する構成とすることも可能であ
る。
【0118】また、第6の実施例では、風環境評価シス
テム102に語句入力手段48、第2の記憶手段50、
報告書出力手段52を追加して構成したが、他の風環境
評価システム202、302、402、502に語句入
力手段48、第2の記憶手段50、報告書出力手段52
を追加し、同様の機能を持たせることも無論可能であ
り、その場合には各風環境評価システムにおいて分布図
やグラフに加えて報告書の作成に必要な書類も自動的に
作成される。
【0119】上述した実施例の風環境評価システムで
は、各風環境評価システムが1種類の分布図やグラフを
出力する構成としたが、上記風環境評価システムを統合
することによって、風速超過確率の分布図、風環境の分
布図、風向風速ベクトル図、風速超過確率のグラフ、風
速比のグラフの中の複数または全部を出力するシステム
を構成することも無論可能である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、風速超過確率の分
布図を出力する本発明の風環境評価システムでは、風速
入力手段、上空風速入力手段、地図入力手段、測定点入
力手段、実データ入力手段、許容風速入力手段によって
風速データ、上空風速データ、地図データ、測定点デー
タ、実際の風速および風向のデータ、許容風速データが
それぞれ取り込まれ、記憶手段はこれらのデータを保持
する。そして、風向発生頻度取得手段および風速比算出
手段は、記憶手段が保持している上記データにもとづい
て、上空風向の発生頻度および風速比をそれぞれ求め、
演算手段は、その結果を用いて所定の数式により各測定
点ごとの風速超過確率を算出する。算出された風速超過
確率は、地図出力手段、測定点出力手段、風速超過確率
出力手段により風速超過確率の分布図として出力され
る。従って、この風環境評価システムでは、必要なデー
タを単に入力するのみで、風洞実験の結果にもとづく風
環境の評価資料として、風速超過確率の分布図を容易
に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能であ
る。
【0121】また、風環境の分布図を出力する本発明の
風環境評価システムでは、風速入力手段、上空風速入力
手段、地図入力手段、測定点入力手段、実データ入力手
段、許容風速入力手段によって風速データ、上空風速デ
ータ、地図データ、測定点データ、実際の風速および風
向のデータ、許容風速データがそれぞれ取り込まれ、記
憶手段はこれらのデータを保持する。そして、風向発生
頻度取得手段および風速比算出手段は記憶手段が保持し
ている上記データにもとづいて風向発生頻度および風速
比をそれぞれ求め、演算手段はその結果を用いて所定の
数式により各測定点ごとの風速超過確率を算出する。風
環境判定手段は算出された風速超過確率にもとづいて風
環境の良否の水準を判定し、判定結果は、地図出力手段
および水準出力手段により、風環境の水準を示す小図形
が表示された風環境の分布図として出力される。従っ
て、この風環境評価システムでは、必要なデータを単に
入力するのみで、風洞実験の結果にもとづく風環境の評
価資料として、風環境の分布図を容易に、かつ短時間
で、誤りなく作成することが可能である。
【0122】また、風向風速ベクトル図を出力する本発
明の風環境評価システムでは、風速入力手段、風向入力
手段、上空風速入力手段、地図入力手段、測定点入力手
段によって風速データ、風向データ、上空風速データ、
地図データ、測定点データがそれぞれ取り込まれ、記憶
手段はそれらのデータを保持する。そして、風速比算出
手段は風速比を求め、地図出力手段および風向風速ベク
トル図出力手段は、その結果を用いて風向風速ベクトル
図を出力する。従って、この風環境評価システムでは、
必要なデータを単に入力するのみで、風洞実験の結果に
もとづく風環境の評価資料として、風向風速ベクトル図
を容易に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能
である。
【0123】また、風速超過確率のグラフを出力する本
発明の風環境評価システムでは、風速入力手段、上空風
速入力手段、実データ入力手段によって風速データ、上
空風速データ、実際の風速および風向のデータ、許容風
速データがそれぞれ取り込まれ、記憶手段はこれらのデ
ータを保持する。そして、記憶手段が保持する上記デー
タを用いて、風向発生頻度取得手段は上空風向の発生頻
度を求め、風速比算出手段は測定点ごとに風速比を算出
し、演算手段はこれらの結果を用いて測定点ごとに所定
の数式に従って種々の許容風速に対する風速超過確率を
算出する。風速超過確率グラフ出力手段は、演算手段が
算出した風速超過確率にもとづいて、風速超過確率と許
容風速との関係を表すグラフを測定点ごとに出力する。
従って、この風環境評価システムでは、必要なデータを
単に入力するのみで、風洞実験の結果にもとづく風環境
の評価資料として、測定点ごとの風速超過確率のグラフ
を容易に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能
である。
【0124】また、風速比のグラフを出力する本発明の
風環境評価システムでは、風速入力手段、風向入力手
段、上空風速入力手段によって風速データ、風向デー
タ、上空風速データがそれぞれ取り込まれ、記憶手段は
これらのデータを保持する。そして、風速比算出手段
は、記憶手段が保持しているデータにもとづいて測定点
ごとに風速比を算出し、風速比グラフ出力手段は、風速
比算出手段が求めた風速比と、記憶手段が保持している
風向データとにもとづいて、風速比を風向データが表す
風向に対応づけて示すグラフを測定点ごとに出力する。
従って、この風環境評価システムでは、必要なデータを
単に入力するのみで、風洞実験の結果にもとづく風環境
の評価資料として、測定点ごとの風速比のグラフを容易
に、かつ短時間で、誤りなく作成することが可能であ
る。
【0125】また、報告書のための書類も出力する本発
明の風環境評価システムでは、語句入力手段は、評価地
域の名称、評価地域に含まれる建物の名称、評価地域の
住所、建物の住所の中の少なくとも1つを表す語句デー
タを第1の入力装置を介して取り込み、第2の記憶手段
は、語句入力手段により取り込まれた語句データを保持
し、かつ風環境の評価結果の報告書に記載する定形的な
語句および文章のデータを予め保持している。そして、
報告書出力手段は、第2の記憶手段が保持しているデー
タにもとづいて、予め決められた報告書の形式で、語句
および文章を第2の出力装置を通じて出力する。従っ
て、この風環境評価システムでは、必要なデータを単に
入力するのみで、風洞実験の結果にもとづく風環境の評
価資料として、風速超過確率の分布図、風環境の分布
図、風向風速ベクトル図などを容易に、かつ短時間で、
誤りなく作成することができ、それに加えて、報告書を
作成するための種々の書類が自動的に得られる。そのた
め、上記風速超過確率の分布図および上記書類をまとめ
るのみで風環境の評価に関する報告書を作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】第1の実施例による出力結果を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図5】第2の実施例による出力結果を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図7】第3の実施例による出力結果を示す説明図であ
る。
【図8】第3の実施例における入力方法を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図10】第4の実施例による出力結果を示す説明図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施例を示す機能ブロック図
である。
【図12】第5の実施例による出力結果を示す説明図で
ある。
【図13】本発明の第6の実施例を示す機能ブロック図
である。
【符号の説明】
3 キーボード 4 風速入力手段 5 マウス 6 風向入力手段 7 イメージスキャナ 8 上空風速入力手段 9 磁気テープ装置 10 地図入力手段 12 測定点入力手段 14 実データ入力手段 16 許容風速入力手段 18 記憶手段 19 風向発生頻度取得手段 20、20’ 演算手段 21 風速比算出手段 22 地図出力手段 24 測定点表示手段 26 風速超過確率出力手段 27 出力装置 28 画像メモリ 30 出力制御手段 32 CRTモニタ 34 プリンタ 36 風環境判定手段 38 水準出力手段 42 風向風速ベクトル図出力手段 44 風速超過確率グラフ出力手段 46 風速比グラフ出力手段 48 語句入力手段 50 第2の記憶手段 52 報告書出力手段 102、202、302、402、502、602 風
環境評価システム

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価地域の模型による風洞実験によって
    得られた、予め決められた複数の上空風向に対する各測
    定点での風速のデータを第1の入力装置を介して取り込
    む風速入力手段と、 前記評価地域の模型による前記風洞実験を行う際に設定
    した上空風速のデータを、前記風洞実験を行う際に設定
    した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む
    上空風速入力手段と、 前記評価地域の地図のデータを第2の入力装置を介して
    取り込む地図入力手段と、 前記評価地域の前記地図上での前記測定点の位置を示す
    データを第3の入力装置を介して取り込む測定点入力手
    段と、 前記評価地域における一定期間内の観測により得られた
    実際の風速および風向のデータを第4の入力装置を介し
    て取り込む実データ入力手段と、 前記評価地域における許容風速のデータを第1の入力装
    置を介して取り込む許容風速入力手段と、 前記風速入力手段、前記上空風速入力手段、前記地図入
    力手段、前記測定点入力手段、前記実データ入力手段、
    前記許容風速入力手段により取り込まれた前記風速デー
    タ、前記上空風速データ、前記地図データ、前記測定点
    データ、前記実際の風速および風向のデータ、前記許容
    風速データを保持する記憶手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向データにも
    とづいて前記予め決められた複数の上空風向の発生頻度
    を求める風向発生頻度取得手段と、 前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
    上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空
    風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を
    前記上空風速データが表す上空風速で割ることによって
    風速比を算出する風速比算出手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向および風速
    のデータならびに前記許容風速データと、前記風向発生
    頻度取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、前記風
    速比算出手段が算出した前記風速比とにもとづいて、前
    記測定点ごとに所定の数式に従って風速超過確率を算出
    する演算手段と、 前記記憶手段が保持している前記地図データにもとづい
    て前記評価地域の地図を出力装置を通じて出力する地図
    出力手段と、 前記記憶手段が保持している前記測定点データにもとづ
    いて、前記地図出力手段が出力する前記評価地域の地図
    に重畳して、前記測定点の位置を示す所定のマークを前
    記出力装置を通じて出力する測定点出力手段と、 前記演算手段が算出した前記風速超過確率を表す数字
    を、前記地図出力手段が出力する前記評価地域の地図に
    重畳して、前記測定点出力手段が出力する前記マークに
    近接した位置に前記出力装置を通じて出力する風速超過
    確率出力手段と、 を備えたことを特徴とする風環境評価システム。
  2. 【請求項2】 評価地域の模型による風洞実験によって
    得られた、予め決められた複数の上空風向に対する各測
    定点での風速のデータを第1の入力装置を介して取り込
    む風速入力手段と、 前記評価地域の模型による前記風洞実験を行う際に設定
    した上空風速のデータを、前記風洞実験を行う際に設定
    した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む
    上空風速入力手段と、 前記評価地域の地図のデータを第2の入力装置を介して
    取り込む地図入力手段と、 前記評価地域の前記地図上での前記測定点の位置を示す
    データを第3の入力装置を介して取り込む測定点入力手
    段と、 前記評価地域における一定期間内の観測により得られた
    実際の風速および風向のデータを第4の入力装置を介し
    て取り込む実データ入力手段と、 前記評価地域における許容風速のデータを第1の入力装
    置を介して取り込む許容風速入力手段と、 前記風速入力手段、前記上空風速入力手段、前記地図入
    力手段、前記測定点入力手段、前記実データ入力手段、
    前記許容風速入力手段により取り込まれた前記風速デー
    タ、前記上空風速データ、前記地図データ、前記測定点
    データ、前記実際の風速および風向のデータ、前記許容
    風速データを保持する記憶手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向データにも
    とづいて前記予め決められた複数の上空風向の発生頻度
    を求める風向発生頻度取得手段と、 前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
    上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空
    風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を
    前記上空風速データが表す上空風速で割ることによって
    風速比を算出する風速比算出手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向および風速
    のデータならびに前記許容風速データと、前記風向発生
    頻度取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、前記風
    速比算出手段が算出した前記風速比とにもとづいて、前
    記測定点ごとに所定の数式に従って風速超過確率を算出
    する演算手段と、 前記記憶手段が保持している前記地図データにもとづい
    て前記評価地域の地図を出力装置を通じて出力する地図
    出力手段と、 前記演算手段が算出した前記風速超過確率にもとづい
    て、各測定点における風環境の良否の程度が予め決めら
    れた複数の水準の中のいずれであるかを所定の基準によ
    り判定する風環境判定手段と、 前記風環境判定手段が判定した各測定点における風環境
    の前記水準を表す小図形を、前記地図出力手段が出力す
    る前記地図上の各測定点の位置近傍に、前記記憶手段が
    保持している前記測定点データにもとづいて、前記出力
    装置を通じて出力する水準出力手段と、 を備えたことを特徴とする風環境評価システム。
  3. 【請求項3】 前記小図形は記号、数字、文字のいずれ
    かである請求項2記載の風環境評価システム。
  4. 【請求項4】 評価地域の模型による風洞実験によって
    得られた、予め決められた複数の上空風向に対する各測
    定点での風速のデータを第1の入力装置を介して取り込
    む風速入力手段と、 前記評価地域の模型による風洞実験によって得られた、
    予め決められた複数の上空風向に対する各測定点での風
    向のデータを第3の入力装置を介して取り込む風向入力
    手段と、 前記評価地域の模型による前記風洞実験を行う際に設定
    した上空風速のデータを、前記風洞実験を行う際に設定
    した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む
    上空風速入力手段と、 前記評価地域の地図のデータを第2の入力装置を介して
    取り込む地図入力手段と、 前記評価地域の前記地図上での前記測定点の位置を示す
    データを第3の入力装置を介して取り込む測定点入力手
    段と、 前記風速入力手段、前記風向入力手段、前記上空風速入
    力手段、前記地図入力手段、前記測定点入力手段により
    取り込まれた前記風速データ、前記風向データ、前記上
    空風速データ、前記地図データ、前記測定点データを保
    持する記憶手段と、 前記記憶手段が保持している前記地図データにもとづい
    て前記評価地域の地図を出力装置を通じて出力する地図
    出力手段と、 前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
    上空風速データにもとづいて、前記測定点ごとに前記風
    速データが表す風速を前記上空風速データが表す上空風
    速で割ることによって風速比を求める風速比算出手段
    と、 前記地図出力手段が出力する前記地図に重畳して、前記
    風速比算出手段が求めた前記風速比と、前記記憶手段が
    保持している前記風向データとにもとづいて、長さによ
    り前記風速比を表し、方向により前記風向データが示す
    風向を表す矢印を、前記記憶手段が保持している前記測
    定点データが表す測定点の位置に前記出力装置を通じて
    出力する風向風速ベクトル図出力手段と、 を備えたことを特徴とする風環境評価システム。
  5. 【請求項5】 前記風向風速ベクトル図出力手段は、前
    記矢印の始点の位置が前記測定点の位置に一致するよう
    に前記矢印を出力する請求項4記載の風環境評価システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段が保持している前記測定点
    データにもとづいて、前記地図出力手段が出力する前記
    地図に重畳して前記地図上の各測定点の位置近傍に、各
    測定点を識別する番号を、前記出力装置を通じて出力す
    る番号出力手段をさらに備えた請求項1、2、4のいず
    れかに記載の風環境評価システム。
  7. 【請求項7】 評価地域の模型による風洞実験によって
    得られた、予め決められた複数の上空風向に対する各測
    定点での風速のデータを第1の入力装置を介して取り込
    む風速入力手段と、 前記評価地域の模型による前記風洞実験を行う際に設定
    した上空風速のデータを、前記風洞実験を行う際に設定
    した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む
    上空風速入力手段と、 前記評価地域における一定期間内の観測により得られた
    実際の風速および風向のデータを第4の入力装置を介し
    て取り込む実データ入力手段と、 前記風速入力手段、前記上空風速入力手段、前記実デー
    タ入力手段により取り込まれた前記風速データ、前記上
    空風速データ、前記実際の風速および風向のデータ、前
    記許容風速データを保持する記憶手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向データにも
    とづいて前記予め決められた複数の上空風向の発生頻度
    を求める風向発生頻度取得手段と、 前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
    上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空
    風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を
    前記上空風速データが表す上空風速で割ることによって
    風速比を算出する風速比算出手段と、 前記記憶手段が保持している前記実際の風向および風速
    のデータならびに前記許容風速データと、前記風向発生
    頻度取得手段が求めた各上空風向の発生頻度と、前記風
    速比算出手段が算出した前記風速比とにもとづいて、前
    記測定点ごとに所定の数式に従って種々の許容風速に対
    する風速超過確率を算出する演算手段と、 前記演算手段が算出した前記風速超過確率にもとづい
    て、前記風速超過確率と前記許容風速との関係を表すグ
    ラフを前記測定点ごとに出力装置を通じて出力する風速
    超過確率グラフ出力手段と、 を備えたことを特徴とする風環境評価システム。
  8. 【請求項8】 前記所定の数式は、上空風向をa、各測
    定点における風速超過確率をP、風向aの風向発生頻度
    をA(a)、許容風速をUL、 各測定点における風速
    比をR(a)、ワイブルパラメータをC(a)、K
    (a)としたとき次式 により表される請求項1、2、7のいずれかに記載の風
    環境評価システム。
  9. 【請求項9】 前記風速超過確率グラフ出力手段が出力
    する前記グラフの前記風速超過確率を表す軸には対数目
    盛が付させている請求項7記載の風環境評価システム。
  10. 【請求項10】 評価地域の模型による風洞実験によっ
    て得られた、予め決められた複数の上空風向に対する各
    測定点での風速のデータを第1の入力装置を介して取り
    込む風速入力手段と、 前記評価地域の模型による風洞実験によって得られた、
    予め決められた複数の上空風向に対する各測定点での風
    向のデータを第3の入力装置を介して取り込む風向入力
    手段と、 前記評価地域の模型による前記風洞実験を行う際に設定
    した上空風速のデータを、前記風洞実験を行う際に設定
    した各上空風向ごとに第1の入力装置を介して取り込む
    上空風速入力手段と、 前記風速入力手段、前記風向入力手段、前記上空風速入
    力手段により取り込まれた前記風速データ、前記風向デ
    ータ、前記上空風速データを保持する記憶手段と、 前記記憶手段が保持している前記風速データおよび前記
    上空風速データにもとづいて前記測定点ごとに、各上空
    風向のそれぞれに対して、前記風速データが表す風速を
    前記上空風速データが表す上空風速で割ることによって
    風速比を算出する風速比算出手段と、 前記風速比算出手段が求めた前記風速比と、前記記憶手
    段が保持している前記風向データとにもとづいて、前記
    風速比を前記風向データが表す風向に対応づけて示すグ
    ラフを前記測定点ごとに出力装置を通じて出力する風速
    比グラフ出力手段と、 を備えたことを特徴とする風環境評価システム。
  11. 【請求項11】 前記風速比グラフ出力手段は、角度が
    前記風向データが表す風向に対応し、中心からの距離が
    前記風速比に対応する円グラフを前記測定点ごとに出力
    する請求項10記載の風環境評価システム。
  12. 【請求項12】 前記評価地域の名称、前記評価地域に
    含まれる建物の名称、前記評価地域の住所、前記建物の
    住所の中の少なくとも1つを表す語句のデータを第1の
    入力装置を介して取り込む語句入力手段と、 前記語句入力手段により取り込まれた前記語句のデータ
    を保持し、かつ風環境の評価結果の報告書に記載する定
    形的な語句および文章のデータを予め保持している第2
    の記憶手段と、 前記第2の記憶手段が保持している前記データにもとづ
    いて、予め決められた報告書の形式で、前記語句および
    文章を第2の出力装置を通じて出力する報告書出力手段
    と、 をさらに備えた請求項1、2、4、7、10のいずれか
    に記載の風環境評価システム。
  13. 【請求項13】 前記風速入力手段、前記上空風速入力
    手段、前記地図入力手段、前記測定点入力手段、前記実
    データ入力手段、前記許容風速入力手段、前記記憶手
    段、前記風向発生頻度取得手段、前記風速比算出手段、
    前記演算手段、前記地図出力手段、前記測定点出力手
    段、前記風速超過確率出力手段はコンピュータにより構
    成されている請求項1記載の風環境評価システム。
  14. 【請求項14】 前記風速入力手段、前記上空風速入力
    手段、前記地図入力手段、前記測定点入力手段、前記実
    データ入力手段、前記許容風速入力手段、前記記憶手
    段、前記風向発生頻度取得手段、前記風速比算出手段、
    前記演算手段、前記地図出力手段、前記風環境判定手
    段、前記水準出力手段はコンピュータにより構成されて
    いる請求項2記載の風環境評価システム。
  15. 【請求項15】 前記風速入力手段、前記風向入力手
    段、前記上空風速入力手段、前記地図入力手段、前記測
    定点入力手段、前記記憶手段、前記地図出力手段、前記
    風速比算出手段、前記風向風速ベクトル図出力手段はコ
    ンピュータにより構成されている請求項4記載の風環境
    評価システム。
  16. 【請求項16】 前記風速入力手段、前記上空風速入力
    手段、前記実データ入力手段記憶手段、前記風向発生頻
    度取得手段、前記風速比算出手段、前記演算手段、前記
    風速超過確率グラフ出力手段はコンピュータにより構成
    されている請求項7記載の風環境評価システム。
  17. 【請求項17】 前記風速入力手段、前記風向入力手
    段、前記上空風速入力手段、前記記憶手段、前記風速比
    算出手段、前記風速比グラフ出力手段はコンピュータに
    より構成されている請求項10記載の風環境評価システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記語句入力手段、前記第2の記憶手
    段、前記報告書出力手段はコンピュータにより構成され
    ている請求項12記載の風環境評価システム。
  19. 【請求項19】 前記第1の入力装置はキーボードによ
    り構成されている請求項1、2、4、7、10、12の
    いずれかに記載の風環境評価システム。
  20. 【請求項20】 前記第2の入力装置はイメージスキャ
    ナにより構成されている請求項1、2、4のいずれかに
    記載の風環境評価システム。
  21. 【請求項21】 前記第3の入力装置はマウスまたはキ
    ーボードにより構成されている請求項1、2、4、10
    のいずれかに記載の風環境評価システム。
  22. 【請求項22】 前記第4の入力装置は磁気記録媒体か
    らデータを読み取る読み取り装置により構成されている
    請求項1、2、7のいずれかに記載の風環境評価システ
    ム。
  23. 【請求項23】 前記出力装置はCRTモニタ、液晶表
    示装置、プラズマ表示装置、プリンタ、X−Yプロッタ
    の中のいずれか1つまたは複数により構成されている請
    求項1、2、4、7、10のいずれかに記載の風環境評
    価システム。
  24. 【請求項24】 前記第2の出力装置はCRTモニタ、
    液晶表示装置、プラズマ表示装置、プリンタの中のいず
    れか1つまたは複数により構成されている請求項12記
    載の風環境評価システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343884C (zh) * 2005-04-28 2007-10-17 西北工业大学 飞机飞行原理综合演示仪
JP2012202712A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Taisei Corp 扉開閉障害評価装置及び扉開閉障害評価プログラム
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