JP2002073709A - 設計線図及び設計線図表示装置及び設計線図作成方法 - Google Patents

設計線図及び設計線図表示装置及び設計線図作成方法

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JP2002073709A
JP2002073709A JP2000257652A JP2000257652A JP2002073709A JP 2002073709 A JP2002073709 A JP 2002073709A JP 2000257652 A JP2000257652 A JP 2000257652A JP 2000257652 A JP2000257652 A JP 2000257652A JP 2002073709 A JP2002073709 A JP 2002073709A
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睦 島嵜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極座標・直交座標の反射・伝送係数Γを直読
できる設計線図を提供する。 【解決手段】 高周波回路設計線図として、スミスチャ
ートの中心(原点)を極座標目盛り格子線の原点として
極座標目盛り格子線を描いた複合線図、あるいは、スミ
スチャートの中心を直交座標目盛り格子線の原点として
直交座標目盛り格子線を描いた複合線図を用いる。ま
た、上記複合線図は、スミスチャートを表示する第一の
表示部と、極座標と直交座標とのいずれか一方の目盛り
格子線を上記スミスチャートに重ねて表示する第二の表
示部とを備える設計線図表示装置によって描かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波回路の設
計線図及び上記設計線図表示装置及び上記設計線図作成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波の回路設計において、伝送路の反
射・伝送特性や回路間の整合を可視的に計算する設計線
図として、スミスチャートやアドミッタンスチャートが
ある。図8に、スミスチャートの一例を示している。ス
ミスチャートまたはアドミッタンスチャートは、インピ
ーダンスZ=R+jX平面またはアドミッタンスY=G
+jB平面を反射・伝送係数Γ平面へ投影したものであ
る。スミスチャートは、複素インピーダンスのRとXを
読むことができ、図上で反射・伝送係数Γを求めること
ができる。また、アドミッタンスチャートは、複素アド
ミッタンスのGとBを読むことができ、図上で反射・伝
送係数Γを求めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スミスチャートまたは
アドミッタンスチャートから極座標の反射・伝送係数Γ
=m∠θの値を得る場合、ユーザは、定規を用いて中心
からの長さを測りスケールの比率からmを算出し、分度
器を用いてθを測ることになる。また、直交座標の反射
・伝送係数Γ=p+jqの値を得る場合は、定規を用い
て中心の軸線からの長さを測りスケーリングしてpを求
め、同様に中心軸線と垂直に引いた補助線からの長さを
測りスケーリングしてqを求めることになる。反射・伝
送係数Γから複素インピーダンスや複素アドミッタンス
の値を得る場合は、逆の作業をすることになる。
【0004】この様に定規を用いて長さを測りスケーリ
ングしたり、分度器を用いてθを測る作業の手間を少な
くするために、チャートの外側円周に極座標θの角度目
盛りを付け、チャートの下側にの直交座標pの目盛りを
付けたスミスチャートやアドミッタンスチャートがあ
り、直線物差しを当てるだけでθやpを直読できるが、
道具を用いなければならないことに変りはなく、mやq
については、やはり定規を用いて長さを測りスケーリン
グして求める必要がある。
【0005】本発明による設計線図は、スミスチャート
やアドミッタンスチャートにおいて、極座標や直交座標
の反射・伝送係数Γを直読できる設計線図を提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、本発明による設計線図表示装置及び
設計線図作成方法は、スミスチャートやアドミッタンス
チャートにおいて、極座標や直交座標の反射・伝送係数
Γを直読できる設計線図を表示する装置及び上記設計線
図を作成する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る設計線図
は、スミスチャートに極座標と直交座標とのいずれか一
方の目盛り格子線を描いたことを特徴とする。
【0008】上記目盛り格子線は、上記スミスチャート
の中心を上記目盛り格子線の原点として描かれることを
特徴とする。
【0009】上記設計線図は、スミスチャートに代え
て、アドミッタンスチャートを用いたことを特徴とす
る。
【0010】上記設計線図は、スミスチャートの中心か
ら一定の間隔によって円状に表される複数の距離線と、
スミスチャートの中心から一定の角度によって放射状に
表される複数の角度線とによって構成される極座標目盛
り格子線を、スミスチャートの上に描くことを特徴とす
る。
【0011】上記設計線図は、スミスチャートの中心を
原点に桝目状に表される一定の間隔の複数の垂直線と一
定の間隔の複数の平行線とによって構成される直交座標
目盛り格子線を、スミスチャートの上に描くことを特徴
とする。
【0012】この発明に係る設計線図表示装置は、スミ
スチャートを表示する第一の表示部と、極座標と直交座
標とのいずれか一方の目盛り格子線を上記表示されたス
ミスチャートに重ねて表示する第二の表示部とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】上記第二の表示部は、スミスチャートの中
心を検出し、検出した中心を上記目盛り格子線の原点と
して上記目盛り格子線を表示することを特徴とする。
【0014】また、設計線図表示装置は、さらに、上記
スミスチャートを格納する記憶領域を備え、上記第一の
表示部は、上記記憶領域からスミスチャートを読み込
み、読み込んだスミスチャートを表示することを特徴と
する。
【0015】上記記憶領域は、極座標と直交座標との少
なくともいずれか一方を含む目盛り格子線を記憶し、上
記第二の表示部は、上記記憶領域から目盛り格子線を読
み込み、読み込んだ目盛り格子線を上記スミスチャート
に重ねて表示することを特徴とする。
【0016】上記記憶領域は、極座標と直交座標とを含
む複数の目盛り格子線を記憶し、上記第二の表示部は、
上記複数の目盛り格子線から一つの目盛り格子線を選択
し、上記記憶領域から選択した目盛り格子線を読み込
み、読み込んだ目盛り格子線を上記スミスチャートに重
ねて表示することを特徴とする。
【0017】上記第二の表示部は、目盛り格子線のサイ
ズを指定する設定パラメータを入力し、入力した設定パ
ラメータに基づいて、上記目盛り格子線のサイズを算出
し、算出したサイズに基づいて目盛り格子線を表示する
ことを特徴とする。
【0018】上記第一の表示部は、スミスチャートに代
えてアドミッタンスチャートを表示することを特徴とす
る。
【0019】この発明に係る設計線図作成方法は、スミ
スチャートを作成する工程と、極座標と直交座標とのい
ずれか一方の目盛り格子線を上記作成されたスミスチャ
ートに重ねて作成する工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0020】上記設計線図は、スミスチャートを作成す
る第一の作成手段と、スミスチャートの中心を検出し、
検出した中心を上記目盛り格子線の原点として上記目盛
り格子線を作成する第二の作成手段とによって作成され
た設計線図であることを特徴とする。
【0021】上記設計線図は、スミスチャートを表示す
る第一の表示部と、極座標と直交座標とのいずれか一方
の目盛り格子線を上記スミスチャートに重ねて表示する
第二の表示部とを備える設計線図表示装置によって描か
れることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態を説明する。図1は、この実施の形態の設計線図の一
例として、スミスチャートに極座標の目盛り格子線を描
いたインピーダンスと極座標Γ=m∠θの複合線図であ
る。図2は、この実施の形態の設計線図の一例として、
スミスチャートへ直交座標の目盛り格子線を描いたイン
ピーダンスと直交座標Γ=p+jqの複合線図である。
以下、この明細書では、スミスチャートに極座標の目盛
り格子線を描いた設計線図またはスミスチャートへ直交
座標の目盛り格子線を描いた設計線図を複合線図とい
う。設計線図には、スミスチャート、アドミッタンスチ
ャート、上記複合線図とを含む。また、目盛り格子線
は、特に指定がない限り、極座標の目盛り格子線と直交
座標の目盛り格子線とのいずれか一方または両方を含
む。
【0023】インピーダンスと極座標Γ=m∠θの複合
線図は、スミスチャートの中心(原点)から円状に表さ
れるm一定の距離線と、スミスチャートの中心から放射
状に表されるθ一定の角度線とによって構成されるΓの
極座標目盛り格子線を、スミスチャートの上に描く。目
盛り格子の原点m=0はスミスチャートの中心R=1.
0,X=0に合わせ、角度線の基準θ=0°はX=0の
線に合わせる。
【0024】また、インピーダンスと直交座標Γ=p+
jqの複合線図は、スミスチャートの中心(原点)を原
点に桝目状に表されるp一定の間隔線とq一定の間隔線
によって構成されるΓの直交座標目盛り格子線を、スミ
スチャートの上に描く。目盛り格子の原点p=0,q=
0はスミスチャートの中心R=1.0,X=0に合わせ
る。
【0025】この様な複合線図の作成手法は、スミスチ
ャートの代わりにアドミッタンスチャートを用いた場合
でも同様である。描かれた複合線図は、グラフ用紙とし
て紙の上に印刷して利用する。また、描かれた複合線図
を透明なシートに印刷して利用することもできる。上記
透明なシートは、スミスチャートまたはアドミッタンス
チャートの上に重ね合わせて見ることのできる透明なシ
ートである。ユーザは、複合線図が描かれた透明なシー
トを、スミスチャートまたはアドミッタンスチャートの
上に重ね合わせて利用する。
【0026】さらに、複合線図から目盛り格子線(Γの
目盛り格子線)を取り出して利用することも可能であ
る。目盛り格子線は、透明なシートに印刷する。透明な
シートに印刷される目盛り格子線は、スミスチャートま
たはアドミッタンスチャートのスケールに合わせる。目
盛り格子線が印刷された透明なシートは、従来のスミス
チャートまたはアドミッタンスチャート用紙に重ねるこ
とによって、スケーリングすることなく反射・伝送係数
Γを直読することができる。また、目盛り格子線が印刷
された透明なシートは、計算機や計測器の表示装置に貼
り付けて利用することも可能である。目盛り格子線が印
刷された透明なシートは、表示装置に表示されるスミス
チャートまたはアドミッタンスチャートに重ね合わせて
貼り付ける。
【0027】次に、この複合線図を計算機や計測器で利
用する実施の形態を図面を参照しながら説明する。図3
は、設計線図表示装置10の構成の一例を示す図であ
る。設計線図表示装置10は、複合線図を作成し、作成
した複合線図を表示する。設計線図表示装置10は、計
算機や計測器等の機能を用いて実現される。図3に一例
として示す設計線図表示装置10は、データ処理装置1
と、ストレージ装置2と、データ一時保存装置3と、入
力装置4と、表示装置5とを備える。
【0028】データ処理装置1は、データを処理する
(一例として、CPU等)。この実施の形態では、デー
タ処理装置1は、ストレージ装置2に格納されている設
定パラメータ(後述する)を用いて、画面に表示するイ
メージデータをスクリーンデータとして作成する。スク
リーンデータは、スミスチャート,アドミッタンスチャ
ート、直交座標目盛り格子線、極座標目盛り格子線とを
含む。
【0029】ストレージ装置2は、データを格納する
(一例として、ROMやHDD等、不揮発性の記録媒
体)。この実施の形態では、ストレージ装置2は、設定
パラメータを格納する。設定パラメータは、スミスチャ
ートやアドミッタンスチャートを表示するためのイメー
ジデータを作成するためのチャートパラメータと、目盛
り格子線を作成するための目盛り格子線パラメータとを
含む。目盛り格子線パラメータは、目盛り格子線の格子
間隔、表示サイズ、表示領域等を指定する。ストレージ
装置2は、設定パラメータとして、デフォルト値を格納
する。上記デフォルト値は、ユーザによって入力装置4
を介して変更することが可能である。
【0030】データ一時保存装置3は、データを一時的
に保存する(一例として、キャッシュメモリ等)。この
実施の形態では、データ一時保存装置3は、上記データ
処理装置1によって作成されたスクリーンデータを一時
的に保存する。入力装置4は、データを入力する装置
(キーボード、マウス等)である。ユーザは、入力装置
4を用いて設定パラメータ等のデータを入力する。表示
装置5は、データを表示する装置(CRT等)であり、
上記データ処理装置1によって作成されたスクリーンデ
ータを表示する。
【0031】次に、図4を用いて設計線図表示装置10
の表示手順の一例を説明する。図4は、設計線図表示装
置10の表示手順を示すフローチャート図である。ま
ず、データ処理装置1は、設定パラメータをストレージ
装置2から読み込む(S100)。データ処理装置1
は、読み込まれた設定パラメータからチャートパラメー
タと目盛り格子線パラメータとを取得する。データ処理
装置1は、上記チャートパラメータを用いてスミスチャ
ート(または、アドミッタンスチャート。以下、スミス
チャートを用いて説明する)のスクリーンデータを計算
して作成する(S110)。
【0032】次に、データ処理装置1は、上記目盛り格
子線パラメータを用いて極座標目盛り格子線と直交座標
目盛り格子線とのスクリーンデータを計算して作成する
(S120)。上記目盛り格子線は、スミスチャートの
中心を原点とする。作成するスクリーンデータは、極座
標目盛り格子線と直交座標目盛り格子線との両方でもよ
いし、いずれか一方の場合であってもよい。作成するス
クリーンデータは、ユーザが選択することができる表示
形式に対応していればよい。S110とS120で作成
したスクリーンデータをデータ一時保存装置3に出力す
る(S130)。この時、それぞれのスクリーンデータ
を最初からストレージ装置2に格納しておけば、データ
処理装置1は、ストレージ装置2からスクリーンデータ
を読み込んでデータ一時保存装置3へ出力するだけでよ
い。
【0033】ユーザは、表示形式を選択し、選択した表
示形式を入力装置4から入力する。表示形式は、スミス
チャートのみを表示するのか、スミスチャートと目盛り
格子線(極座標あるいは直交座標のいずれか一方)との
複合線図を表示するのかを指定する。さらに、表示形式
は、スミスチャートに代えてアドミッタンスチャートを
表示することを指定する場合もある。データ処理装置1
は、入力装置4からユーザによって入力される表示形式
を取得する(S140)。
【0034】データ処理装置1は、取得した表示形式に
基づいて、データ一時保存装置3からスクリーンデータ
を読みこむ。例えば、表示形式がスミスチャートのみの
表示を指定する場合は、スミスチャートのスクリーンデ
ータを読みこむ。また、例えば、表示形式がスミスチャ
ートと極座標目盛り格子線との表示を指定する場合は、
スミスチャートと極座標目盛り格子線とのスクリーンデ
ータを読みこむ。データ処理装置1は、読みこんだスク
リーンデータを表示装置5へ出力する(S150)。上
記のようにして、設計線図が表示される。この結果、イ
ンピーダンスと反射・伝送係数の複合線図が表示され
る。
【0035】また、ユーザは、所定のデータを入力する
ことによって表示する設計線図を変更することができる
(S160)。例えば、スミスチャートのスケール目盛
り格子線の間隔、設計線図の表示領域等を変更する場
合、ユーザは、所定のデータとして、上記変更に対応す
る設定パラメータを入力する。また、表示形式を変更す
る場合、ユーザは、所定のデータとして、表示形式を入
力する。所定のデータは、これに限られるわけではな
く、予め、ユーザによって入力されるデータとして定義
してあるデータであればよい。
【0036】ユーザから所定のデータが入力された場合
(S160で入力有)、データ処理装置1は、再表示処
理を行う(S170)。ユーザから終了通知が入力され
た場合(S160で終了通知)、データ処理装置1は処
理を終了する。以下に、図5を用いて、再表示処理の動
作を説明する。データ処理装置1は、入力装置4を介し
てユーザから所定のデータの入力を受け付ける。データ
処理装置1は、ユーザによって入力されたデータを取得
する。データ処理装置1は、入力されたデータから設定
パラメータとして、チャートパラメータ、目盛り格子線
パラメータ、または、表示形式等の情報を取得する(S
171)。
【0037】チャートパラメータが入力された場合(S
172でYes)、データ処理装置1は、入力されたチ
ャートパラメータに基づいてスミスチャートのスクリー
ンデータを計算して作成する(S173)。目盛り格子
線パラメータが入力された場合(S174でYes)、
データ処理装置1は、入力されたチャートパラメータに
基づいて極作業目盛り格子線と直交作業目盛り格子線と
のスクリーンデータを計算して作成する(S175)。
上記目盛り格子線の原点は、上記スミスチャートの原点
とする。作成するスクリーンデータは、図4のS120
と同様に、表示形式に対応させる。
【0038】データ処理装置1は、S173,S174
で作成したスクリーンデータをデータ一時保存装置3へ
格納する(S176)。表示形式が入力された場合(S
177でYes)、データ処理装置1は、表示形式を入
力された表示形式へ変更する(S178)。最後に、デ
ータ処理装置1は、データ一時保存装置3に格納された
スクリーンデータを表示装置5に表示する(S17
9)。再表示処理(S170,S171〜S179)の
動作は、ユーザから所定のデータの入力がある場合に繰
り返される。
【0039】ユーザが入力する設定パラメータの一例を
以下に示す。スミスチャートあるいはアドミッタンスチ
ャートでは、ユーザは、表示領域を指定するチャートパ
ラメータを入力する。極座標目盛り格子線では、ユーザ
は、放射状線の角度と同心円の間隔とを指定する目盛り
格子線パラメータを入力する。直交座標目盛り格子線で
は、ユーザは、格子線の間隔を指定する目盛り格子線パ
ラメータを入力する。このようなパラメータを入力する
ことによって、ユーザは、複合線図を含む希望する設計
線図を表示装置5へ表示させることができる。
【0040】また、上記表示手順では、スミスチャート
を一例として説明したが、スミスチャートに代えてアド
ミッタンスチャートを用いても同様な表示手順で設計線
図を表示する。
【0041】計算機や計測器において、通常、次のよう
にして、上記複合線図を利用することができる。図6
に、動作の一例を示す。計算機や計測器は、スミスチャ
ートやアドミッタンスチャートのデータ表示機能を持つ
ものを前提とする。計算機や計測器は、表示装置5へ計
算や測定で得られたSパラメータデータ(スキャッタリ
ングパラメータ)を表示する(S200)。従って、計
算機や計測器は、Sパラメータが表示された表示装置5
へ、上述の方法(S100〜S170)を用いて複合線
図を重ねて表示する。このようにして、計算機や計測器
は、Sパラメータデータのインピーダンスと反射・伝送
係数の両方の値を同時に読み取ることができる設計線図
を表示することができる。
【0042】この様にして描いた複合線図は、任意のS
パラメータデータに適用できる。例えば、スミスチャー
ト上にプロットされた複素インピーダンスZ=3.0−
j2.0における反射・伝送係数Γを得る場合を説明す
る。図1を用いるとき、ユーザは、極座標目盛りの一定
距離線からm=0.63、角度線からθ=−20°を読
み取り、Γ=0.63∠−20°と判る。また、図2を
用いるとき、ユーザは、直交座標目盛りの間隔線からp
=0.6、q=−0.2を読み取り、Γ=0.6−j
0.2と判る。
【0043】実施の形態2.上記実施の形態では、スト
レージ装置2は、デフォルト値の設定パラメータを格納
する場合を説明した。ストレージ装置2は、複数の設定
パラメータを格納することも可能である。例えば、設計
線図表示装置10は、複数の設定パラメータのうち、デ
フォルト値となる設定パラメータを予め定義しておく。
また、S160において、ユーザから入力される所定の
データとして、複数の設定パラメータを選択する選択肢
を定義しておく。
【0044】以下に、図4、図5を用いて、この実施の
形態の動作を説明する。まず、データ処理装置1は、上
記デフォルト値の設定パラメータを用いて、図4のS1
00〜S150の処理を行い、設計線図を表示する。ま
た、データ処理装置1は、S150において、スクリー
ンデータを表示する際に、ユーザに設定パラメータを促
す入力画面を合わせて表示する。データ処理装置1は、
上記入力画面を用いて、ストレージ装置2に格納してい
る複数の設定パラメータを表示し、表示した複数の設定
パラメータの中から、ユーザに一の設定パラメータ(一
つのパラメータを指定する選択肢)を選択することを要
求する。
【0045】データ処理装置1は、ユーザへ、表示装置
5、入力装置4とを介して複数の設定パラメータの中か
ら、一つの設定パラメータを選択することを促す(S1
60)。ユーザによって入力された所定のデータを用い
て、データ処理装置1は、再表示処理を行う(S17
0)。データ処理装置1は、S171において、入力さ
れたデータが上記設定パラメータの選択肢である場合、
ストレージ装置2から選択肢に対応する設定パラメータ
を読みこむ。その他の所定のデータが入力された場合の
動作は、実施の形態1で示した動作と同様である。
【0046】設定パラメータの選択は、チャートパラメ
ータと目盛り格子線パラメータとを分けて選択すること
もできる。データ処理装置1は、ユーザによって選択さ
れた設定パラメータを入力装置4を介して取得する。デ
ータ処理装置1は、取得した設定パラメータに基づい
て、S110からS150の処理によって、設計線図を
表示装置5へ表示する。
【0047】上記では、データ処理装置1は、S160
において、ユーザから上記設定パラメータの選択肢の入
力を受け付けた。しかしながら、これに限られることは
なく、デフォルト値の設計線図を表示する前に、データ
処理装置1は、ユーザから上記設定パラメータの入力を
受け付けるようにしてもよい。また、データ処理装置1
は、デフォルト値の設計線図を表示する前に、直接、ユ
ーザから設定パラメータの入力を受け付けるようにして
もよい。
【0048】実施の形態3.上記実施の形態1では、S
110とS120において、設定パラメータに基づい
て、スクリーンデータを計算して作成する場合を説明し
た。この実施の形態では、ストレージ装置2は、データ
処理装置1が任意の設定パラメータ(デフォルト値)を
用いて、計算して作成したスクリーンデータを格納する
場合を説明する。図7は、この実施の形態の動作の一例
を示した図である。データ処理装置1は、ストレージ装
置2からスクリーンデータを読み込む(S300)。デ
ータ処理装置1は、表示するスクリーンデータが全部そ
ろっているかをチェックする(S310)。
【0049】スクリーンデータが全部そろっている場合
は(S310でOK)、データ処理装置1は、実施の形
態1と同様に、S130〜S150の処理を行い、設計
線図を表示する。また、S160において、ユーザが所
定のデータを入力した場合の動作は、実施の形態1、あ
るいは、実施の形態2で説明した動作と同様である。ス
トレージ装置2に格納するスクリーンデータは、スミス
チャート、アドミッタンスチャート、極座標目盛り格子
線、直交座標目盛り格子線の全部を格納していてもよい
し、一部を格納していてもよい。
【0050】一方、表示するスクリーンデータの一部ま
たは全部がストレージ装置2へ格納されていない場合は
(S310でNG)、データ処理装置1は、実施の形態
1と同様に、S110またはS120の処理を行い、ス
クリーンデータを作成する(S320)。データ処理装
置1は、作成したスクリーンデータを用いてS130〜
S150の処理を行い、設計線図を表示する。
【0051】
【発明の効果】本発明によるインピーダンスと反射・伝
送係数の設計線図と設計線図表示装置及び設計線図作成
方法によれば、定規を当て長さを測りスケーリングをす
ることなく、複素インピーダンスや複素アドミッタンス
と極座標や直交座標の反射・伝送係数Γの数値変換がで
きる。
【0052】この効果は、インピーダンスと反射・伝送
係数Γの数値変換を行うばかりでなく、スミスチャート
やアドミッタンスチャートに不慣れな回路設計者へのS
パラメータ概念理解の手助けとなる。
【0053】また、計算機や計測器によるSパラメータ
計算や測定における複素インピーダンスや複素アドミッ
タンスと極座標や直交座標の反射・伝送係数Γの入出力
データ系に対し、任意のデータ形式への対応ができる設
計線図を提供することができる。
【0054】この発明に係る設計線図表示装置によれ
ば、ユーザから所定のデータの入力を受け付けることに
よって、ユーザが希望する設計線図を表示することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1でスミスチャートへ極座標目盛
り格子線を描いた複合線図の一例である。
【図2】 実施の形態1でスミスチャートへ直交座標目
盛り格子線を描いた複合線図の一例である。
【図3】 設計線図表示装置の構成の一例を示す図であ
る。
【図4】 設計線図表示装置の表示手順の一例を示すフ
ローチャート図である。
【図5】 データ処理装置1の再表示処理の動作の一例
を示すフローチャート図である。
【図6】 計算機または計測器に実施の形態1の設計線
図表示装置を適用する場合の動作の一例を示すフローチ
ャート図である。
【図7】 実施の形態3の設計線図表示装置の表示手順
の一例を示すフローチャート図である。
【図8】 従来のスミスチャートである。
【符号の説明】
1 データ処理装置、2 ストレージ装置、3 データ
一時保存装置、4 入力装置、5 表示装置、10 設
計線図表示装置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スミスチャートに極座標と直交座標との
    いずれか一方の目盛り格子線を描いたことを特徴とする
    設計線図。
  2. 【請求項2】 上記目盛り格子線は、上記スミスチャー
    トの中心を上記目盛り格子線の原点として描かれること
    を特徴とする請求項1記載の設計線図。
  3. 【請求項3】 上記設計線図は、スミスチャートに代え
    て、アドミッタンスチャートを用いたことを特徴とする
    請求項1または2記載の設計線図。
  4. 【請求項4】 上記設計線図は、スミスチャートの中心
    から一定の間隔によって円状に表される複数の距離線
    と、スミスチャートの中心から一定の角度によって放射
    状に表される複数の角度線とによって構成される極座標
    目盛り格子線を、スミスチャートの上に描くことを特徴
    とする請求項1記載の設計線図。
  5. 【請求項5】 上記設計線図は、スミスチャートの中心
    を原点に桝目状に表される一定の間隔の複数の垂直線と
    一定の間隔の複数の平行線とによって構成される直交座
    標目盛り格子線を、スミスチャートの上に描くことを特
    徴とする請求項1記載の設計線図。
  6. 【請求項6】 スミスチャートを表示する第一の表示部
    と、 極座標と直交座標とのいずれか一方の目盛り格子線を上
    記表示されたスミスチャートに重ねて表示する第二の表
    示部とを備えたことを特徴とする設計線図表示装置。
  7. 【請求項7】 上記第二の表示部は、スミスチャートの
    中心を検出し、検出した中心を上記目盛り格子線の原点
    として上記目盛り格子線を表示することを特徴とする請
    求項6記載の設計線図表示装置。
  8. 【請求項8】 設計線図表示装置は、さらに、 上記スミスチャートを格納する記憶領域を備え、 上記第一の表示部は、上記記憶領域からスミスチャート
    を読み込み、読み込んだスミスチャートを表示すること
    を特徴とする請求項6または7記載の設計線図表示装
    置。
  9. 【請求項9】 上記記憶領域は、極座標と直交座標との
    少なくともいずれか一方を含む目盛り格子線を記憶し、 上記第二の表示部は、上記記憶領域から目盛り格子線を
    読み込み、読み込んだ目盛り格子線を上記スミスチャー
    トに重ねて表示することを特徴とする請求項8記載の設
    計線図表示装置。
  10. 【請求項10】 上記記憶領域は、極座標と直交座標と
    を含む複数の目盛り格子線を記憶し、 上記第二の表示部は、上記複数の目盛り格子線から一つ
    の目盛り格子線を選択し、上記記憶領域から選択した目
    盛り格子線を読み込み、読み込んだ目盛り格子線を上記
    スミスチャートに重ねて表示することを特徴とする請求
    項9記載の設計線図表示装置。
  11. 【請求項11】 上記第二の表示部は、目盛り格子線の
    サイズを指定する設定パラメータを入力し、入力した設
    定パラメータに基づいて、上記目盛り格子線のサイズを
    算出し、算出したサイズに基づいて目盛り格子線を表示
    することを特徴とする請求項6から8いずれかに記載の
    設計線図表示装置。
  12. 【請求項12】 上記第一の表示部は、スミスチャート
    に代えてアドミッタンスチャートを表示することを特徴
    とする請求項6記載の設計線図表示装置。
  13. 【請求項13】 スミスチャートを作成する工程と、 極座標と直交座標とのいずれか一方の目盛り格子線を上
    記作成されたスミスチャートに重ねて作成する工程とを
    備えたことを特徴とする設計線図作成方法。
  14. 【請求項14】 上記設計線図は、スミスチャートを作
    成する第一の作成手段と、スミスチャートの中心を検出
    し、検出した中心を上記目盛り格子線の原点として上記
    目盛り格子線を作成する第二の作成手段とによって作成
    された設計線図であることを特徴とする請求項1記載の
    設計線図。
  15. 【請求項15】 上記設計線図は、スミスチャートを表
    示する第一の表示部と、極座標と直交座標とのいずれか
    一方の目盛り格子線を上記スミスチャートに重ねて表示
    する第二の表示部とを備える設計線図表示装置によって
    描かれることを特徴とする請求項1から3いずれかに記
    載の設計線図。
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