JPH09170936A - 自動車のデータ収録装置 - Google Patents

自動車のデータ収録装置

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JPH09170936A
JPH09170936A JP33377895A JP33377895A JPH09170936A JP H09170936 A JPH09170936 A JP H09170936A JP 33377895 A JP33377895 A JP 33377895A JP 33377895 A JP33377895 A JP 33377895A JP H09170936 A JPH09170936 A JP H09170936A
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JP
Japan
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data
automobile
control
data recording
output
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Application number
JP33377895A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujisawa
宏行 藤澤
Yukinobu Ochiai
志信 落合
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DENSHI GIKEN KK
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
DENSHI GIKEN KK
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い車内スペースにコンパクトに収納でき、
かつ、簡単な操作で必要なデータが全て収録できる自動
車のデータ収録装置を提供すること。 【解決手段】 温度計測部9は、メインバッテリー10
1各部の温度を計測する。アナログ入力部10は、DC
モータ102に設けられた電流計・加速度センサ等の出
力値(アナログ値)を取り込む。ECUモニター入力部
11は、電気自動車2に設けられたECU・104〜1
08による制御データを常時監視する。上記温度計測
値,アナログ値,制御データは、コントロール回路3の
制御の下、40MBメモリ部5に格納される。40MB
メモリ部5に格納された各データは、データロガー1に
設けられたPIOI/F、および、拡張スロット114
aに設けられたPIOボードを介して、該パーソナルコ
ンピュータ114に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車各部のデ
ータを収録するデータ収録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の各種データを記録するに
は、個々のデータに対応する測定機材を個別に用意して
いた。特に、電気自動車の場合、メインバッテリーおよ
びDCモータを搭載しているので、メインバッテリーの
温度や電圧を測定する測定機材や、DCモータに流れる
電流を測定する機材も必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の自動車の各種データの測定方法においては、車内に
搭載できる測定機材の量には限界があるので、一度に全
ての測定を行うことはできず、測定機材を順番に積み替
えて測定を行わなくてはならなかった。また、一度に多
数の測定機材を操作しなくてはならないので、操作する
のを忘れたり、操作ミスがあったりした。さらに、測定
箇所,測定機材,電源,記録用コンピュータ等を互いに
接続するケーブルが非常に多くなり、接続ミスや、オペ
レータが手足を引っかけることによるケーブルの切断等
が起こる可能性があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、狭い車内スペースにコンパクトに収納でき、
かつ、簡単な操作で必要なデータが全て収録できる自動
車のデータ収録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自動車各部の温度を計測し、該温度計測値を受信する温
度計測手段と、自動車各部に取り付けられたアナログセ
ンサが出力するアナログ信号を受信するアナログ信号受
信手段と、自動車の制御装置が該自動車の各部を制御す
るために出力する制御用データを受信するデジタルデー
タ受信手段と、前記温度計測値と前記アナログ信号と前
記制御用データを記憶する記憶手段と、前記温度計測値
と前記アナログ信号と前記制御用データを出力する出力
手段と、前記記憶手段に対する書き込み/読み出し、ま
たは、前記出力手段を用いた出力を指示する指示手段
と、前記指示手段の指示に基づいて、前記記憶手段に対
する書き込み/読み出し、または、前記出力手段を用い
た出力を制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車のデータ収録装置において、前記出力手段は、前記
温度計測値と前記アナログ信号と前記制御用データを、
外部機器に送信する送信手段であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2のいず
れかに記載の自動車のデータ収録装置において、前記自
動車のイグニションキーがON状態になると、該自動車
搭載のバッテリーから本データ収録装置への電源供給を
開始するキー入力検出手段を具備することを特徴とす
る。請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の自動車のデータ収録装置において、本
データ収録装置を構成する各手段の動作の詳細を指定す
る動作設定を入力する動作設定入力手段を具備すること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態による自動車のデータ収録装置(以下、データロ
ガーと称する)の構成例を示すブロック図である。な
お、この図において、データロガー1のブロック図は電
気自動車2の外部に図示されているが、実際には、図に
示すように、データロガー1は電気自動車2のトランク
部に収納されている。
【0008】この図において、コントロール回路3は、
CPU(中央処理装置),ROM(リードオンリメモ
リ),RAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる制
御用回路であり、図2に示すように、メインCPU・5
0を中心としたメインコントロール部40と、通信CP
U・70を中心とした通信コントロール部41とから構
成される。このコントロール回路3に関する構成は、図
2を用いて、後で詳述する。また、図1において、時計
IC・4は、データをサンプリングした日時を記録する
為に用いる。なお、コントロール回路3に対する基準タ
イミングの供給は、該コントロール回路3に内蔵の基準
発振器が行う。
【0009】40MBメモリ部5は、バッテリーバック
アップされたSRAMであり、その記憶容量は40メガ
バイトである。なお、上記バッテリーバックアップに
は、電気自動車2のサブバッテリー110から供給され
る電源が用いられるが、該サブバッテリー110による
電源供給がない場合には、本データロガー1に設けられ
た電池(BATT)6から供給される電源が用いられ
る。ICカードI/F・7は、ICカードライタ112
を備えたパーソナルコンピュータ113によってICカ
ード111に書き込まれた本データロガー1に対する各
種動作設定を、該ICカード111より読み込む。な
お、上記動作設定としては、上記通信コントロール部4
1において用いられる通信条件(ビット数,パリティの
有無,ストップビット数,チャンネル番号,通信データ
の格納先アドレス等)と、データ測定条件(測定レン
ジ,サンプリングタイム等)がある。
【0010】RS−232CI/F・8は、本データロ
ガー1の動作状態・異常検出内容等を電気自動車2に設
けられた外部表示装置103に表示する際の、通信用I
/Fである。温度計測部9は、熱電対に生じる熱起電力
を利用して、メインバッテリー101各部の温度を計測
する。温度計測部9には、6チャンネル入力,各チャン
ネルの分解能8bit以上のTMUが用いられており、
−50℃〜200℃または0℃〜1200℃のいずれか
の測定レンジにて温度測定を行う。アナログ入力部10
は、DCモータ102に設けられた電流計・加速度セン
サ等の出力値(アナログ値)を取り込む。上記アナログ
入力部10は、8bit以上の分解能で上記アナログ値
を取り込み、そのチャンネル数は6チャンネルである。
なお、上記アナログ入力部10による測定レンジは、各
チャンネル毎に、0〜1〔V〕,0〜5〔V〕,0〜1
0〔V〕,0〜20〔V〕のいずれかに設定可能であ
る。
【0011】電気自動車2には様々な機能を制御するE
CU(Electrical Control Unit)が設けられている
(ECU・104〜ECU・108)。そして、ECU
モニター入力部11は上記ECU・104〜108によ
る制御内容を常時監視する。SW入力部12は、電気自
動車2に設けられたイグニションキー(IG1)および
充電キー(KCHG)109のON/OFFを検出す
る。レギュレータ(REG)13は、サブバッテリー1
10より供給される12〔V〕の電源電圧から、本デー
タロガー1各部を動作させるための5〔V〕の電源電圧
を生成する。
【0012】次に、図2を参照して、上記コントロール
回路3およびその周辺回路の構成を説明する。まず、メ
インコントロール部40から説明する。メインCPU・
50は、本データロガー1各部の制御と、40MBメモ
リ部5に対するデータの格納・読み出し・保持等を行
う。メインROM・51には、メインCPU・50にお
いて用いられる制御用プログラムが格納されている。メ
インRAM・52は、上記制御用プログラムをロードし
たり、該制御用プログラムの実行中にデータを一時的に
記憶する。レベル変換I/F・54は、本データロガー
1に設けられた操作部53の各種操作スイッチのON/
OFFを検出し、該ON/OFFによる操作信号を、メ
インバス63における信号レベルに変換する。TMU・
55は、温度計測部9内に設けられ、熱電対に生じる熱
起電力を利用して温度を計測する。計測された温度は、
RS−232CI/F・56を介して、メインバス63
上に乗せられる。
【0013】ヘッドアンプ(HEADAMP)57,マ
ルチプレクサ(MPX)58,A/D変換器59は、図
1に示すアナログ入力部10を構成する。ヘッドアンプ
57は、DCモータ102より取り込んだ6つの各種ア
ナログ入力のそれぞれを増幅する。マルチプレクサ58
は、ヘッドアンプ57が増幅した6つのアナログ入力の
中から、1つの入力を定期的に順次選択し、出力する。
A/D変換器59は、マルチプレクサ58が選択したア
ナログ値を、所定のビット数のデジタル値にA/D変換
する。PIOインターフェイス(PIOI/F)61
は、パーソナルコンピュータ114の拡張スロット11
4aにセットされたPIOボード60との間で、40M
Bメモリ部5に格納されているデータの転送を行う。上
述した、メインCPU・50,メインROM・51,メ
インRAM・52,時計IC・4,40MBメモリ部
5,レベル変換I/F・54,ICカードI/F・7,
RS−232CI/F・8,RS−232CI/F・5
6,A/D変換器59,PIOI/F・61は、メイン
バス63に接続されている。
【0014】次に、通信コントロール部41について説
明する。通信コントロール部41は、電気自動車2に設
けられた5つのECU・104〜108の制御内容を示
すデータ(以下、制御データと称す)の受信を主な機能
とする。通信CPU・70は、上記ECU・104〜1
08との通信の制御、および、該ECU・104〜10
8から送られてくる各制御データのDPRAM・73へ
の書き込みを行う。通信ROM・72には、通信CPU
・70において用いられる制御用プログラムが格納され
ている。通信RAM・71は、上記制御用プログラムを
ロードしたり、該制御用プログラムの実行中に制御デー
タを一時的に記憶する。
【0015】DPRAM・73は、デュアルポートRA
Mであり、該デュアルポートRAMに対する制御データ
の書き込みと読み出しを、互いに異なるタイミングで、
並行して行うことができる。モニター通信I/F・74
〜78は、それぞれに対応するECUと本データロガー
1との通信時における通信タイミング調整,データフォ
ーマット変換,信号レベル変換等を行う。上述した通信
CPU・70,通信ROM・72,通信RAM・71,
モニター通信I/F・74〜78は、通信バス79に接
続されている。
【0016】次に、本データロガー1の動作に関する各
種設定について説明する。主な動作設定としては、
(1)トリガモード設定,(2)トリガポジション設
定,(3)記録モード設定がある。 (1) トリガモード設定 トリガモード設定時には、オートモード,マニュア
ルモード,スナップショットモードのうちから1つを
選択する。
【0017】まず、オートモードについて説明する。
オートモードは、さらに、(a)走行モード,(b)充
電モード,(c)放置モードに分類される。走行モード
では、電気自動車2のイグニションキー(IG1)がO
Nになると、データの収録(以下、ロギングと称す)が
開始される。充電モードでは、電気自動車2のメインバ
ッテリー101に対して充電が開始されると、ロギング
が開始される。また、上記イグニションキー(IG1)
と充電スイッチ(KCHG)の両方がONのときにも、
充電モードになる。放置モードでは、本データロガー1
のメインCPU・50の内部タイマーを用いたカウンタ
ーに所定時間がセットされると、該セット時間が終了す
るまでロギングを行う。
【0018】また、オートモードでは、スリープ機能に
よる低消費電流モードの設定が可能である。すなわち、
操作部53を用いてスリープ機能をONにすることによ
って、オートモードにおいて、イグニションキー(IG
1)および充電スイッチ(KCHG)がOFFである場
合、または、放置モードが終了した場合に、自動的に低
電流消費モードに入るように設定することができる。さ
らに、スリープ機能がONになっている場合、電源投入
直後に放置モードになると、本データロガー1はロギン
グを行わずに低電流消費モードに入る。
【0019】次に、マニュアルモードについて説明す
る。マニュアルモードでは、オペレータが操作部53の
スタートスイッチをONにすると、ロギングが開始さ
れ、ストップスイッチをONにすると、ロギングが終了
する。最後に、スナップショットモードについて説明
する。スナップショットモードでは、各種測定値(外部
温度入力,アナログ入力)およびECU・104〜10
8の制御データが予め定められた値になるとトリガがか
かり、ロギングが開始される。ECU入力をトリガソー
スとする場合には、00〔hex〕以外の制御データが
検出された場合にロギングが開始される。また、外部温
度入力またはアナログ入力をトリガソースとする場合に
は、初期設定時に設定された上下限レベルを越えた場合
にロギングが開始される。スナップショットモードにお
いては、後述するトリガポジション設定時において予め
設定したロギング時間が経過すると、ロギングが終了す
る。
【0020】(2) トリガポジション設定 トリガポジション設定では、ロギング時間(5,10,
15,20分間のうちのいずれか)、および、該ロギン
グ時間のトリガ位置(前後1分単位)の設定が行われ
る。 (3) 記録モード設定 上記オートモード(走行・充電・放置モード)において
記録されたデータは、所定の書式で自動更新されるファ
イル名が付けられて、ロギング開始時間(年・月・日・
時・分)と共に保存される。上記スナップショットモー
ドにおいて記録されたデータは、所定の書式で自動更新
されるファイル名が付けられて、ロギング開始時間(年
・月・日・時・分)、および、トリガとなったフラグ
(測定値等)と共に保存される。
【0021】次に、本データロガー1のデータロギング
に関する仕様を説明する。まず、設定可能なチャンネル
数についてであるが、上記走行モード,充電モード,放
置モード,マニュアルモードにおいては、5つのECU
・104〜108のうち3つのECUについて各16チ
ャンネル、残りの2つのECUについて各25チャンネ
ルを割り当てることができる。この他に、先に述べたよ
うに、アナログ入力に6チャンネル、外部温度入力に6
チャンネルを割り当てることができる。また、上記チャ
ンネルの中から16チャンネルを選択して、スナップシ
ョットモードに対するチャンネルとすることができる。
【0022】次に、最速サンプリング時間についてであ
るが、5つのECU・104〜108はそれぞれ最高5
0ms周期でサンプリング可能である。アナログ入力に
関しては、100ms周期で、6つのチャンネル全てに
対するサンプリングを行う。外部温度入力に関しては、
500ms周期で、6つのチャンネル全てに対するサン
プリングを行う。なお、上記サンプリング時間として
は、50ms,100ms,200ms,500ms,
1s,2s,5s,10s,30s,1min,5mi
nの中から、同時に3種類のサンプリング時間を選択す
ることができる。
【0023】次に、上記構成による自動車のデータ収録
装置の動作を説明する。本動作説明では、その一例とし
て、マニュアルモードにおける本データロガー1の動作
を説明する。なお、これ以外のトリガモード(オートモ
ード,スナップショットモード)においては、ロギング
開始および終了の条件(タイミング・レベル)が、上述
した条件に代わるだけであり、ロギング時における本デ
ータロガー1各部の動作(本データロガー1内部におけ
る測定値および制御データの経由ルート・書き込み先
等)は同じものである。
【0024】オペレータが電気自動車2のイグニション
キー(IG1)を入れると、SW入力部12は該キーが
ONになったことを検知して、リレースイッチ14をO
Nにする。リレースイッチ14がONになると、サブバ
ッテリー110から12〔V〕の電源電圧が、レギュレ
ータ13に供給される。レギュレータ13は、供給され
た12〔V〕の電源電圧から、5〔V〕の電源電圧を作
り、データロガー1の各部に供給する。また、リレース
イッチ14がONになると、サブバッテリー110から
12〔V〕の電源電圧が、バッテリー電圧用ECU・1
07およびバッテリー温度用ECU・108に供給され
る。
【0025】オペレータは、パーソナルコンピュータ1
13を用いて、本データロガー1に対する各種動作設定
(トリガモード,トリガポジション,記録モード等)を
決定し、該動作設定をICカード111に書き込む。そ
して、オペレータは上記動作設定が書き込まれたICカ
ード111を、ICカードライタ112から取り外し、
本データロガー1に設けられたICカードI/F・7に
差し込む。オペレータが、本データロガー1の操作部5
3に設けられたICカード読み込みスイッチ(図示略)
を操作すると、メインCPU・50は、該ICカード1
11内の上記動作設定を、上記ICカードI/F・7を
介して、メインRAM・52にロードする。また、この
とき、上記動作設定に関するデータ量が小さい場合に
は、メインCPU・50内のレジスタに直接ロードする
ようにしてもよい。動作設定の読み出し完了後、オペレ
ータが、操作部53のスタートスイッチをONにする
と、本データロガー1はロギングを開始し、温度計測部
9,アナログ入力部10,ECUモニター入力部11
は、並行して、それぞれデータの取り込みを行う。以
下、個別にその動作を説明する。
【0026】温度計測部9に設けられたTMU・55
は、メインバッテリー101各部の温度を測定し、該測
定値をTMU・55の内蔵メモリ(図示略)に記憶す
る。TMU・55は、測定値の内蔵メモリへの記憶と並
行して、RS−232CI/F・56を介して、該内蔵
メモリ中の測定値をメインバス63に送信するので、メ
インCPU・50は該測定値をメインRAM・52に格
納する。
【0027】アナログ入力部10より延びる6つのアナ
ログ入力端子は、該DCモータ102に取り付けられた
所定のセンサ(電流計,加速度センサ等)の出力値を取
り込む。ヘッドアンプ57は、DCモータ102より取
り込んだ6つの各種アナログ入力のそれぞれを増幅す
る。マルチプレクサ58は、ヘッドアンプ57が増幅し
た6つのアナログ入力の中から、1つの入力を定期的に
順次選択し、出力する。A/D変換器59は、マルチプ
レクサ58が選択したアナログ値を、所定のビット数の
デジタル値にA/D変換する。A/D変換器59の出力
値は、メインCPU・50によって、メインRAM・5
2に格納される。
【0028】ECU・104〜108による各種制御デ
ータは、該ECUに接続されたモニター通信I/F・7
4〜78を介して、ECUモニター入力部11に取り込
まれる。通信CPU・70は、モニター通信I/F・7
4〜78を介して読み込まれた上記制御データを、一定
のごく短い周期(一例としては、数10ms周期)で通
信RAM・71に格納していく。そのため、通信RAM
・71内に格納されている古い制御データは、次々と最
新の制御データに更新されていく。また、メインCPU
・50は、通信CPU・70にDPRAM・73への書
き込み命令を行い、書き込みが完了したのを確認した
後、DPRAM・73内に格納されている各種制御デー
タを、メインRAM・52へ読み出す。
【0029】メインCPU・50は、メインRAM・5
2に格納された各種データ(TMU・55による温度測
定値,A/D変換された各種アナログ測定値,各ECU
・104〜108による各種制御データ)を、所定のフ
ォーマットに展開・整理した後、40MBメモリ部5に
格納する。上述したロギングは、オペレータが操作部5
3のストップスイッチをONにするまで続けられる。な
お、上記40MBメモリ部5は電池(BATT)6によ
ってバッテリーバックアップされているので、ロギング
終了後に、本データロガー1の電源を落としても、該4
0MBメモリ部5内の各種データはそのまま保持され
る。
【0030】次に、オペレータが、パーソナルコンピュ
ータ114のキーボードを操作して、データの吸い上げ
を指示すると、40MBメモリ部5に保持されたデータ
は、本データロガー1に設けられたPIOI/F・6
1、および、パーソナルコンピュータ114の拡張スロ
ット114aにセットされたPIOボード60を介し
て、該パーソナルコンピュータ114側へ読み込まれ
る。このとき、40MBメモリ部5においてはバイナリ
データであった上記データは、パーソナルコンピュータ
114ではアスキーデータに変換される等の、データ形
態およびフォーマット等の変換が行われる場合もある。
以上で、本データロガー1の動作の説明を終了する。
【0031】次に、請求項記載の発明と本実施形態との
対応関係を説明する。 温度計測手段……温度計測部9 アナログ信号受信手段……アナログ入力部10 デジタルデータ受信手段……ECUモニター入力部11 記憶手段……40MBメモリ部5 出力手段……PIOI/F・61 指示手段……操作部53,レベル変換I/F・54 制御手段……メインCPU・50,通信CPU・70 キー入力検出手段……SW入力部12 動作設定入力手段……ICカードI/F・7
【0032】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。たとえ
ば、上述した一実施形態において、40MBメモリ部5
の記憶容量(40メガバイト)はあくまで一例であっ
て、これ以外の記憶容量でも構わない。また、上述した
一実施形態においては、40MBメモリ部5としてバッ
テリーバックアップされたSRAMを用いたが、この他
にもこれと同様の働きを示す記憶媒体(E2PROM
等)ならば、どのようなものでも用いることができる。
さらに、SRAM等のICメモリに限らず、振動・温度
・湿度・油分等の外部環境に関する使用条件がクリアさ
れるならば、上記40MBメモリ部5として、ハードデ
ィスク等の磁気記憶装置を用いることも考えられる。
【0033】また、上述した一実施形態においては、本
データロガー1に対する動作設定の書き込み時にICカ
ードを用いたが、上述したハードディスクと同様に、外
部環境に関する使用条件がクリアされるならば、フロッ
ピィディスク,光磁気ディスク等を用いることも考えら
れる。さらに、上記PIOI/F・61およびPIOボ
ード60を介して、動作設定を書き込むことも考えられ
る。また、上述した一実施形態においては、上記PIO
I/F・61およびPIOボード60を介して、40M
Bメモリ部5に保持されたデータをパーソナルコンピュ
ータへ吸い上げたが、外部環境に関する使用条件がクリ
アされるならば、光磁気ディスク等に代表される大容量
リムーバブルディスクを用い、該ディスクを介してデー
タの移動を行うことも考えられる。また、図1に示すブ
ロック図では、動作設定作成用のパーソナルコンピュー
タと、データ吸い上げ用のパーソナルコンピュータと
は、異なるパーソナルコンピュータを用いているが、1
台のパーソナルコンピュータにICカードライタとPI
Oボードが共に接続されているならば、動作設定作成用
とデータ吸い上げ用に同じパーソナルコンピュータを用
いることも当然可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自動車の各種データの測定に必要な機能が1つのデ
ータ収録装置にまとまっているので、車内においても場
所をとらず、また、測定に必要な配線数も必要最小限に
抑えることができる。さらに、1つの制御手段が、各入
力値の受信を集中制御しているので、操作ミスを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による自動車のデータ収
録装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】同実施形態によるコントロール回路およびその
周辺回路の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……データロガー、 2……電気自動車、 3……コ
ントロール回路、4……時計IC、 5……40MBメ
モリ部、 6……電池(BATT)、7……ICカード
I/F、 8……RS−232CI/F、9……温度計
測部、 10……アナログ入力部、11……ECUモニ
ター入力部、 12……SW入力部、13……レギュレ
ータ(REG)、 14……リレースイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車各部の温度を計測し、該温度計測
    値を受信する温度計測手段と、 自動車各部に取り付けられたアナログセンサが出力する
    アナログ信号を受信するアナログ信号受信手段と、 自動車の制御装置が該自動車の各部を制御するために出
    力する制御用データを受信するデジタルデータ受信手段
    と、 前記温度計測値と前記アナログ信号と前記制御用データ
    を記憶する記憶手段と、 前記温度計測値と前記アナログ信号と前記制御用データ
    を出力する出力手段と、 前記記憶手段に対する書き込み/読み出し、または、前
    記出力手段を用いた出力を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示に基づいて、前記記憶手段に対する
    書き込み/読み出し、または、前記出力手段を用いた出
    力を制御する制御手段とを具備することを特徴とする自
    動車のデータ収録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のデータ収録装置
    において、 前記出力手段は、前記温度計測値と前記アナログ信号と
    前記制御用データを、外部機器に送信する送信手段であ
    ることを特徴とする自動車のデータ収録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の自動車のデータ収録装置において、 前記自動車のイグニションキーがON状態になると、該
    自動車搭載のバッテリーから本データ収録装置への電源
    供給を開始するキー入力検出手段を具備することを特徴
    とする自動車のデータ収録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の自動車のデータ収録装置において、 本データ収録装置を構成する各手段の動作の詳細を指定
    する動作設定を入力する動作設定入力手段を具備するこ
    とを特徴とする自動車のデータ収録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987376B2 (en) * 2001-10-24 2006-01-17 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Watercraft battery control system
JP2007129860A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Toyota Motor Corp モータジェネレータ・システムの評価装置
JP2010176545A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp プログラマブルコントローラおよびデータ収集装置

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