JP4523656B2 - コンピュータの試験方法およびコンピュータ・システム - Google Patents

コンピュータの試験方法およびコンピュータ・システム Download PDF

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Description

本発明は電池パックの搭載が可能なコンピュータの電源試験の方法に関し、さらに詳細には特別な電流測定回路を必要としない電源試験の方法に関する。
ノート型携帯式コンピュータ(以下、ノートPCという。)に対して、組み立てが完了したあとに漏洩電流や充電電流を測定することによる電源試験が行われている。図10は、ノートPC1の電源試験を行う従来の方法を示す接続図である。ノートPC1からは電池パック3が取り外され、ノートPC1の電池ベイの端子に電流測定器5が接続される。電流測定器5には、電池パック3と電流記録器7が接続される。さらに、ノートPC1のRJ45コネクタにはパワー・テスタ9が接続されている。また、ノートPC1の電源ジャックにはアダプタ・スイッチ11が接続され、アダプタ・スイッチ11にはAC/DCアダプタ13のプラグが接続される。アダプタ・スイッチ11には、パワー・テスタ9が接続され、アダプタ・スイッチ11のオン・オフを制御できるようになっている。
電池パック3は、ノートPC1に試験電流を供給したり、ノートPC1の充電器による充電試験に利用されたりする。電流測定器5は、漏洩電流および充電電流を所定の精度で測定し、ディジタル値に変換する。電流記録器7は、試験電流値を電流測定器5から受け取って記録する。パワー・テスタ9は、ノートPC1の試験状態を監視して、ノートPC1に所定の試験項目を実行させるためのコマンドを送ったり、アダプタ・スイッチ11をオン・オフするための制御信号をアダプタ・スイッチ11に送ったりする。AC/DCアダプタ13は、ノートPC1が電池パック3を充電する試験を行うときにノートPC1に電力を供給する。図10に示した方法で電源試験を行うには、電流測定器5、電流記録器7、アダプタ・スイッチ11およびパワー・テスタ9を用意する必要があり、さらに試験者が試験のための配線をする必要がある。
特許文献1は、負荷回路を含む組み電池駆動回路に漏電検出回路を含む電池制御コントローラ用の配線基板と外部低圧電源を接続して、組み電池駆動回路に生じた漏電を検出する技術を開示する。特許文献2は、ノートPCのように充電式電池の過充電や過放電を防止する回路が設けられる製品が正常であるか否かを検査する場合に、充電式電池に代えて擬似電池回路を使用する技術を開示する。特許文献3は、組電池と負荷を接続した状態で、コンタクタを切り替えることにより、組電池側と負荷側のいずれに漏電が発生したかを組電池側の漏電検出回路が検出する技術を開示する。
特開2000−9784号公報 特開2001−133498号公報 特開2008−58085号公報
ノートPCの製造工程では、電源試験に使用する計測器を減らしたり、試験者の負担を軽減してコスト・ダウン図ったり、試験方法を簡素化して製造期間の短縮をしたりすることが求められている。しかし従来の試験方法では試験対象となるノートPCの外部に試験器具を用意したり、試験者が試験のための配線を行ったりする必要があるため十分に要求を満たすことができなかった。また、電源試験の間、試験者が試験状態を監視したり操作をしたりする必要があるため、試験対象となるノートPCのそばから離れることができなかった。
そこで本発明の目的は、特別な計測器を使用しないでコンピュータの電源試験を行う方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、試験者の作業を少なくしたコンピュータの電源試験を行う方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような電源試験の実施が可能な電池パックおよびコンピュータ・システムを提供することにある。
本発明は、電池パックの搭載が可能なコンピュータを試験する方法を提供する。コンピュータから電池パックに試験電流を測定するためのテスト・コマンドを送る。コンピュータが電池パックにテスト・コマンドを送る契機は、外部に接続されたパワー・テスタからの指示でも、あるいは、コンピュータの一部であるキーボードからの入力でもよい。テスト・コマンドを受け取った電池パックは試験モードに移行する。試験モードは、電源試験のときにだけ実行される動作モードで、電池パックが出荷されたときに動作する通常モードとは異なる。そして電池パックとコンピュータとの間に試験電流を流す。電池パックは試験モードで動作してコンピュータに供給する試験電流を測定することができる。
この結果、従来はコンピュータの外部に用意していた試験電流を測定するための電流測定器や電流記録器を使用しないでもコンピュータの電源試験ができるようになる。また、試験者が電流測定器や電流記録器を接続する手間を省くことができる。試験モードで動作する電池パックは、電流の測定レンジおよびサンプリング条件またはいずれか一方を通常モードのそれらから変更することで、電源試験に要求される精度で電流を測定することができる。
電源試験は、コンピュータにAC/DCアダプタを接続して電力供給しながら行う試験項目も含んでいる。その場合、試験項目の都度AC/DCアダプタを接続したり、外したりするのでは作業性が悪いので、AC/DCアダプタからコンピュータに対する電力の供給は、コンピュータの外部に設けたアダプタ・スイッチまたはコンピュータの内部に設けたアダプタ・スイッチで制御することが望ましい。そして、AC/DCアダプタからの電力供給を停止した状態で試験する必要のあるパワー・オフ状態での漏洩電流の測定およびサスペンド状態での漏洩電流の測定では、コンピュータが電源モードをパワー・オフ状態やサスペンド状態に遷移させ、さらにAC/DCアダプタからの電力供給を停止させて試験条件を成立させることで、試験者の作業を省いてパワー・オフ状態やサスペンド状態での漏洩電流を測定することができる。
また、AC/DCアダプタからコンピュータに電力を供給し、コンピュータが電池パックを充電することで、試験者の作業を省いて充電電流の試験をすることができる。電池パックが測定した電流値を電池パックに記録しておけば、外部に特別な電流記録器を用意する必要がない。そして、コンピュータが電池パックに記録された測定結果を収集すれば、外部に特別な電流記録器を用意しないでもコンピュータで結果を判断してディスプレイに表示したり、外部のパワー・テスタに測定結果を転送したりすることができる。
本発明により、特別な計測器を使用しないでコンピュータの電源試験を行う方法を提供することができた。さらに本発明により、試験者の作業を少なくしたコンピュータの電源試験を行う方法を提供することができた。さらに本発明により、そのような電源試験の実施が可能な電池パックおよびコンピュータ・システムを提供することができた。
[ノートPCのハードウエア構成]
図1は、電源試験の対象となるノートPC10の主要なハードウエア構成を示す概略ブロック図である。CPU11は、ノートPC10の中枢機能を担う演算処理装置で、オペレーティング・システム(OS)、BIOS、デバイス・ドライバ、あるいはアプリケーション・プログラムなどを実行する。さらに、CPU11は、本実施の形態にかかる電源試験を行うための試験プログラムを実行する。CPU11は、ノース・ブリッジ13およびノース・ブリッジ13にさまざまなバスを経由して接続された各デバイスを制御する。ノース・ブリッジ13は、メイン・メモリ15、ビデオ・コントローラ17およびサウス・ブリッジ21に接続され、メイン・メモリ15へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、CPU11と他のデバイスとの間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能などを含む。
ビデオ・コントローラ17は、グラフィック・アクセラレータおよびVRAMを備えており、CPU11からの描画命令を受けて描画すべきイメージを生成してVRAMに書き込み、VRAMから読み出したイメージを描画データとしてLCD19に送る。メイン・メモリ15は、CPU11が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用されるランダム・アクセス・メモリである。サウス・ブリッジ21はさまざまな規格のインターフェース機能を備え、ハードディスク・ドライブ(HDD)23、およびLANコントローラ22が接続されている。サウス・ブリッジ21はノートPC10の、現在のパワー・ステートおよび現在のパワー・ステートに遷移する直前のパワー・ステートを検出して記憶するための不揮発性のステータス・レジスタを備えている。
HDD23は、OS、デバイス・ドライバ、アプリケーション・プログラムなどの周知のプログラムを格納する。さらにHDD23は、本実施の形態にかかる電源試験を行うための試験プログラムを格納する。LANコントローラ22は、イーサネット(登録商標)規格の有線LANに接続するための拡張カードで、サウス・ブリッジ21にPCIバスで接続され、さらにノートPC10の筐体に取り付けられたRJ45という規格のコネクタ24に接続されている。ノートPC10は、AC/DCアダプタ13が接続されたパワー・オフ状態およびサスペンド状態のときにLANコントローラ22を経由してネットワークからマジック・パケットを受け取り、いわゆるウエイク・オン・ランWOL(Wake On LAN)で起動することができる。
さらにサウス・ブリッジ21は、LPCバス25を介して、従来からノートPC10に使用されているレガシー・デバイス、あるいは高速なデータ転送を要求しないデバイスに接続される。LPCバス25には、BIOS_ROM27、エンベデッド・コントローラ(EC)29、I/Oコントローラ37が接続されている。BIOS_ROM27は、不揮発性で記憶内容の電気的な書き替えが可能なメモリであり、起動時にハードウエアの試験および初期化を行うPOST(Power-On Self Test)、BIOSの制御下でLCD19、HDD23、およびキーボード39などにアクセスするための入出力を制御する周辺機器制御コード、電源および筐体内の温度などを管理するユーティリティ、およびユーザにパスワード認証を要求するためのパスワード認証コードなどを格納する。
EC29は、8〜16ビットのCPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、およびディジタル入出力端子を備えている。EC29は、ノートPC10の内部の動作環境の管理にかかるプログラムをCPU11とは独立して実行することができる。EC29は電池パック100に対してコマンドを送って通信を行い、電池パック100から充電電流の設定値、充電電圧の設定値、および残存容量などのデータを受け取る。EC29は、電池パック100から受け取った充電電流の設定値および充電電圧の設定値を充電器35に設定する。
電池パック100は、SBS(Smart Battery System)の規格に準拠している。電池パック100の機能的な構成は後に説明する。充電器35は、EC29により設定された充電電流の設定値および充電電圧の設定値に基づいて、定電流定電圧制御方式(CCCV)で電池パック100の電池セルを充電する。ノートPC10は、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の省電力機能およびプラグ・アンド・プレイ方式に対応している。ACPIでは、5つのスリーピング・ステートが定義されている。S1ステート〜S3ステートは、起動までの時間を短縮したステートである。S1ステートでは、システム・コンテキストが維持される。S2ステートは、CPU11およびシステム・キャッシュのコンテキストが消失する以外はS1ステートと同じである。
S3ステートは、S2ステートに加えてノース・ブリッジ13およびサウス・ブリッジ21のコンテキストが消失するが、メイン・メモリ15の記憶は保持される。S3ステートはいわゆるサスペンドまたはsuspend to RAMといわれる。S4ステートはACPIでサポートされる中で最も起動までの時間が長いステートでいわゆるsuspend to diskまたはハイバネーションといわれる。ノートPC10は、S0ステートからS4ステートに遷移する際には、OSがHDD23にノートPC10の直前のコンテキストを格納する。S5ステートはいわゆるソフト・オフといわれ、OSがコンテキストをHDD23に格納しない点を除いてはS4ステートと同じである。S4ステートおよびS5ステートをパワー・オフ状態という。
S0ステートはパワー・オン状態で、すべてのシステム・デバイスに電力が供給される。ノートPC10では、S0ステート、S3ステート、およびS4ステートが定義されているが、本実施の形態にかかる電源試験ではS1ステートおよびS2ステートはS3ステートと同様に処理され、S5ステートはS4ステートと同様に処理される。パワー・オフ状態では、ノートPC10にAC/DCアダプタ13が接続されている場合と接続されていない場合で、電源が供給されるシステム・デバイスの範囲は異なる。
AC/DCアダプタ13が接続されていない場合は、パワー・コントローラ31、リッド・センサ(図示せず。)、および電源表示用のLED(図示せず。)などの最小限のデバイスに電力が供給される。AC/DCアダプタ13が接続されている場合は電池の消費が問題にならないので、さらにサウス・ブリッジ21、EC29、パワー・コントローラ31、およびLANコントローラ22などのシステム・デバイスに電源を供給してWOLによる起動を可能にしている。サスペンド状態では、AC/DCアダプタが接続されたパワー・オフ状態での電源供給範囲に対してさらにメイン・メモリ15の記憶を保持するのに必要なシステム・デバイスに電力が供給される。
EC29は、パワー・コントローラ31を介してDC/DCコンバータ33を制御して、ノートPC10に定義されたパワー・オフ状態、サスペンド状態、またはパワー・オン状態などの各パワー・ステートに応じて動作するデバイスを選択して電力を供給することができる。パワー・コントローラ31は、EC29およびDC/DCコンバータ33に接続され、EC29からの指示に基づいてDC/DCコンバータ33を制御する。パワー・コントローラ31には、ノートPC10の筐体に設けられた電源スイッチ(図示せず。)が接続され、パワー・オフ状態およびサスペンド状態のときにユーザが電源スイッチを操作して所定の電源投入シーケンスでノートPC10を起動できるようになっている。
DC/DCコンバータ33は、AC/DCアダプタ13またはバッテリ35から供給される直流電圧を、ノートPC10内のシステム・デバイスを動作させるために必要な複数の電圧に変換し、さらにパワー・ステートに応じて定義された電力供給区分に基づいて各々のシステム・デバイスに電力を供給する。AC/DCアダプタ13はノートPC10に接続されると、DC/DCコンバータ33と充電器35に電力を供給する。I/Oコントローラ37は、キーボード39やマウス(図示せず)などからの入力に対するインターフェース機能を提供する。
[電池パックの構成]
図2は、図1に示した電池パック100とノートPC10の電源回路を示すブロック図である。電池パック100は、ノートPC10の電池ベイに着脱可能に装着される。AC/DCアダプタ13はノートPC10に接続されると充電器35に電力を供給し、さらにダイオード53を経由してDC/DCコンバータ33に電力を供給する。充電器35の出力は、電池パック100の電力ライン111に接続される。EC29は充電器35に接続されており、充電器35がCCCVの充電制御をするための電圧値および電流値を電池パック100から受け取って充電器35に設定する。EC29は、電池パック100に収納された電池コントローラ101の端子CLOCKと端子DATAにそれぞれ接続されており相互間での通信が可能になっている。EC29のグランド・ラインは電池パック100のグランド・ライン113に接続される。
電池パック100には、電池コントローラ101、FET103、105、電池セル102、オペレーショナル・アンプリファイア(以下、オペアンプという。)107、抵抗R1、R2、R11、Rsおよびゲイン・スイッチ109が収納されている。電池コントローラ101は、マイクロ・コンピュータ、EEPROM、残量計、保護回路、電流演算回路、電圧演算回路、タイマ回路およびFETドライバなどを備えている。EEPROMには、本実施の形態にかかる電源試験を行うためにマイクロ・コンピュータが実行する試験プログラムが格納されている。
FET103、105、電池セル102、およびセンス抵抗Rsは直列に接続されている。FET103、105のゲートは、電池コントローラ101の端子CONT1、CONT2にそれぞれ接続され、保護回路が充放電時に過電流または過電圧を検出したときに、FET103、105をオフにして電池セル102を保護するようになっている。電池コントローラ101の端子Vには、電池セル102の電圧が入力される。電池コントローラ101の端子Iには、センス抵抗Rsで検出された電圧がオペアンプ107で増幅されて入力され、電池コントローラ101でサンプリングおよび演算が行われて電流値に変換される。オペアンプ107、抵抗R2、抵抗R1、抵抗R11、およびゲイン・スイッチ109は、非反転増幅回路による電流測定回路を構成する。抵抗R2の両端は、オペアンプ107の出力とマイナス入力にそれぞれ接続され、オペアンプ107に負帰還をかける。オペアンプのマイナス入力には、ゲイン・スイッチ109がオフのときには抵抗R1が接続され、ゲイン・スイッチ109がオンのときには並列に接続された抵抗R1と抵抗R11が接続される。
センス抵抗Rsの一方の端子には抵抗R1および抵抗R11が接続され、センス抵抗Rsの他方の端子には、オペアンプ107のプラス入力が接続される。ゲイン・スイッチ109は、FETなどの制御信号によるオン・オフが可能なスイッチであり、その制御端子が電池コントローラ101の端子CTRL3に接続される。電池コントローラ101のマイクロ・コンピュータがゲイン・スイッチ109をオフにしたときには、センス抵抗Rsの両端の電圧に対する非反転増幅器の電圧利得が(R1+R2)/R1となり、ゲイン・スイッチ109をオンにしたときには電圧利得が1+R2×(R1×R11/(R1+R11))となる。したがって、ゲイン・スイッチ109がオンになったときには、電圧利得が増大して微少電流を精度よく測定することができる。
[電源試験の手順]
ノートPC10に対する電源試験の手順を図4〜図6のフローチャートに基づいて説明する。図4は、パワー・オフ状態での漏洩電流の試験を行う手順を説明するフローチャートである。本実施の形態にかかる電源試験では、図3に示すようにノートPC10にアダプタ・スイッチ11を経由してAC/DCアダプタ13を接続し、LANコントローラ22のRJ45コネクタ24にパワー・テスタ9を接続して行う。電池パック100は、すべての製造試験が完了した後に、実際にノートPC100とともに出荷される実装品である。本実施の形態にかかる電源試験では、従来のような電流測定器5および電流記録器7を用意してノートPC10に接続する必要がないので、これらの計器の費用と接続にかかる人件費を節約することができる。電池パック100は、充電を開始したときには定電流充電が行われるように電池セル102の残存容量が調整されている。
パワー・テスタ9は、システムの初期化、試験プログラムのHDD23への書き込み、BIOSの更新、ノートPC10の構成情報の確認、長時間稼働試験などの一連の製造試験を行う。本実施の形態にかかる電源試験は、この一連の製造試験の一部として行われる。電源試験には、パワー・オフ状態での漏洩電流の測定、サスペンド状態での漏洩電流の測定、および定電流領域で充電する際の充電電流の測定の3つの試験項目が含まれる。なお、この3つの試験項目はいずれの順番で行ってもよい。本手順では、パワー・オフ状態での漏洩電流の測定、サスペンド状態での漏洩電流の測定、および充電電流の測定の順番で行うものとする。
電源試験に関するノートPC10における処理は、CPU11がHDD23に格納された試験プログラムを実行して行う。また、電池パック100における処理は、電池コントローラ101のマイクロ・コンピュータがEEPROMに格納された試験プログラムを実行して行う。ブロック201でパワー・テスタ9はアダプタ・スイッチ11をオンにして接続し、AC/DCアダプタ13からノートPC10に電力を供給する。AC/DCアダプタ13が接続されたことを検知したパワー・コントローラ31は、LANコントローラ22、サウス・ブリッジ21、およびEC29に電力を供給するようにDC/DCコンバータ33を制御する。
その結果、ノートPC10はWOLでパワー・オン状態に遷移できる状態になる。ブロック203でパワー・テスタ9はノートPC10にマジック・パケットを送り、WOLでノートPC10をパワー・オン状態に遷移させる。マジック・パケットはサウス・ブリッジ21を経由してEC29で処理され、EC29はノートPC10をパワー・オン状態に遷移させる。ブロック205でパワー・テスタ9は、ノートPC10のLANコントローラ22に、漏洩電流を測定するための第1のテスト・コマンドを送る。第1のテスト・コマンドは、ノートPC10をパワー・オフ状態に遷移させる内容を含んでいる。
ブロック207でパワー・テスタ9はアダプタ・スイッチ11をオフにして切断し、AC/DCアダプタ13からノートPC10に対する電力の供給を停止する。第1のテスト・コマンドを受け取ったノートPC10では、ブロック209でCPU11がEC29を通じて第1のテスト・コマンドを電池パック100に送り、電池パック100を試験モードで動作させる。EC29が電池パック100に送る第1のテスト・コマンドは、テスト・コントローラ9から受け取ったコマンドと同じコマンドでも形式を変更したコマンドでもよい。
つづいてブロック211でCPU11は第1のテスト・コマンドを解釈して、EC29を経由してパワー・コントローラ31を制御することでノートPC10をパワー・オフ状態に遷移させる。ブロック207でAC/DCアダプタが切断されているので、ノートPC10はAC/DCアダプタ13が切断されたパワー・オフ状態に遷移する。AC/DCアダプタ13が切断されたパワー・オフ状態は、漏洩電流を測定するために必要な条件である。ブロック213では、第1のテスト・コマンドを受け取った電池パック100の電池コントローラ101が試験モードに移行する。試験モードとは、電池パック100が、テスト・コマンドに定義された試験の内容に応じて、電池セル102に流れる電流を測定するレンジの設定とサンプリング条件の設定を行い、測定した電流値をEC29から要求されるまでRAMまたはEEPROMに記憶するように動作する状態をいう。試験モードでは、EC29は特別なコマンドを電池コントローラ101に送って記憶されたデータを収集する。
電池パック100は、出荷されたノートPC10に実装されるときには通常モードで動作する。通常モードは、あらかじめ定められた電流測定レンジとサンプリング条件のもとで、充電時または放電時の電流値を測定してRAMまたはEEPROMに記憶するように動作する状態をいう。通常モードでは、EC29はあらかじめ定められた周期で記憶されたデータを収集する。電池コントローラ101は第1のテスト・コマンドを解釈すると、ゲイン・スイッチ109をオンにして非反転増幅器の電圧利得を増大させ、センス抵抗Rsによる電流の検出感度を増大させて電流測定レンジを変更する。ゲイン・スイッチ109がオンになることにより電流測定レンジが小さくなるため微少電流の測定精度が向上する。
電池パック100がノートPC10に実装されて通常モードで動作するときには、電池コントローラ101はノートPC10がパワー・オン状態のときに電池セル102に流れる数十mA〜10A程度の電流を測定する。これに対して、パワー・オフ状態のときに電池セル102からノートPC10に流れる電流は正常な状態では1mA以下で、サスペンド状態のときには正常な状態で50mA〜70mA程度である。したがって、通常モードで使用する電流測定レンジでは、微少電流を精度よく測定することができないが、電池パック100は試験モードのときには電流測定レンジを変更することで精度を確保することができる。このとき、測定精度を一層向上させるために、サンプリング周期も通常モードから変更することができる。
通常モードでは、電池パック100は電池コントローラ101が、一定のサンプリング周期で所定の測定期間の間電流を測定してその平均値または積分値を電池コントローラ101に記憶し、当該測定期間を一定周期で繰り返す。記憶されたデータはEC29により所定の周期で読み取られる。試験モードでは、サンプリング周期を通常モードと同じにして測定期間を長くしサンプリング数を多くすることで測定精度を向上させることができる。通常モードでは、時々刻々と変化する充電または放電の状態をEC29が把握する必要があるために、1回の測定期間を長くすることはできないが、パワー・オフ状態やサスペンド状態での漏洩電流は変化が少ないため、測定期間を通常モードよりも長くして測定精度を向上させ、さらに1回の測定期間で試験を終了させることで試験時間の短縮を図ることが望ましい。さらに、測定期間は通常モードと同じにしてあるいは測定期間を長くするとともに、サンプリング周期を短くしてサンプリング数を増加させてもよい。
電池コントローラ101は、第1のテスト・コマンドを受け取ってからタイマ回路を動作させて、ノートPC10がブロック211におけるパワー・オフ状態への遷移を完了させたタイミングを取得する。電池コントローラ101は、ノートPC10がパワー・オフ状態に遷移したと判断したときには、ブロック215でオペアンプ107からの入力に基づいて電池セル102からダイオード55を経由してノートPC10に流れる電流値を計算する。AC/DCアダプタ13が接続されていないパワー・オフ状態では、電池セル102からパワー・コントローラ31およびリッド・センサやLEDなどのわずかの素子に電力が供給される。電池コントローラ101は、電池セル102に流れる電流の複数個のサンプリング・データから、平均値またはその他の演算に基づく代表値を計算する。電池コントローラ101は、ブロック217で計算した電流値をRAMまたはEEPROMに記憶する。
パワー・テスタ9は、ブロック205で第1のテスト・コマンドを送信してからブロック217で測定結果の記録が完了するまでの予定時間として設定した時間が経過したことを認識すると、ブロック219でアダプタ・スイッチ11をオンにして、AC/DCアダプタ13をノートPC10に接続する。AC/DCアダプタ13から電力が供給されたことを検知したパワー・コントローラ31は、LANコントローラ22、サウス・ブリッジ21、およびEC29に電力を供給するようにDC/DCコンバータ33を制御する。つぎに、パワー・テスタ9がLANコントローラ21にマジック・パケットを送る。マジック・パケットはサウス・ブリッジ21を経由してEC29で処理され、EC29はノートPC10をパワー・オン状態に遷移させる。その後の手順は参照記号Aを経由して図5に移行する。
図5は、サスペンド状態での漏洩電流を試験する手順を説明するフローチャートである。ブロック305ないしブロック321の手順は、図4のブロック205〜ブロック221の手順とほぼ同じであるため、異なる手順だけを説明する。ブロック305でパワー・テスタ9は、ノートPC10のLANコントローラ22に漏洩電流を測定するための第2のテスト・コマンドを送る。第2のテスト・コマンドは、ノートPC10をサスペンド状態に遷移させる内容を含んでいる。ブロック309ではCPU11がEC29を通じて第2のテスト・コマンドを電池パック100に送り、電池パック100を試験モードで動作させる。
ブロック311でCPU11は第2のテスト・コマンドを解釈して、EC29を経由してパワー・コントローラ31を制御することでノートPC10をサスペンド状態に遷移させる。ブロック307でAC/DCアダプタが切断されており、AC/DCアダプタが切断されたサスペンド状態という試験条件が成立する。それ以降は、参照記号Bまで図4と同様の手順が実行されて、電池パック1001におけるサスペンド状態での漏洩電流の記録が終了する。つぎに、図6を参照して定電流領域で充電する際の充電電流の測定試験について説明する。
ブロック411でパワー・テスタ9は、ノートPC10のLANコントローラ22に充電電流を測定するための第3のテスト・コマンドを送る。第3のテスト・コマンドは、ノートPC10が電池パック100に対して充電動作をする内容を含んでいる。第3のテスト・コマンドを受け取ったノートPC10では、ブロック413でCPU11がEC29を通じて第3のテスト・コマンドを電池パック100に送り、電池パック100を試験モードで動作させる。電池コントローラ101は、充電器35が動作するための充電電流および充電電圧の設定値をレジスタに書き込む。
ブロック319でAC/DCアダプタからノートPC10に電力が供給されているので、ブロック415で、EC29が充電電流および充電電圧の設定値をレジスタから読み取って充電器35に設定すると、充電器35が動作を開始する。電池パック100の電池セル102は、充電器35が定電流領域で動作するように残容量が調整されているので、充電器35は定電流動作をして電池セル102を充電する。定電流充電のときには電池セル102に1〜2.5A程度の電流が流れるので、ブロック417では、電池コントローラ101が電流の測定レンジを通常モードのときと同じ状態に設定する。なお、サンプリング数は通常モードのときよりも多くなるように設定してもよい。
ブロック419では、電流測定回路および電池コントローラ101が充電電流を測定および計算し、ブロック421で電池コントローラ101に記憶する。パワー・テスタ9は、ブロック411で第3のテスト・コマンドを送信してから、ブロック421で測定結果の記録が完了するまでの予定時間として設定した時間が経過したことを認識すると、ブロック423でノートPC10にデータ収集コマンドを送信する。データ収集コマンドを受け取ったCPU11は、EC29を通じて電池コントローラ101に記憶されていた、パワー・オフ状態での漏洩電流、サスペンド状態での漏洩電流、および定電流領域での充電電流の測定結果を読み取る。CPU11は、EC29が読み取ったデータを、RJ45コネクタ24を通じてパワー・テスタ9に送信する。ブロック425では、パワー・テスタ9がノートPC10から受け取ったデータを閾値と比較して合否を判定する。漏洩電流や充電電流が閾値よりも大きな値になる原因は、素子が破損していることが多いので、電源試験によりこれらを出荷前に発見することができる。
[他の試験方法の説明]
図1ないし図6を参照して、ノートPC10にパワー・テスタ9およびアダプタ・スイッチ11を接続して行う電源試験の方法を説明したが、つぎに、パワー・テスタ9およびアダプタ・スイッチ11を使用しない電源試験の方法を説明する。図7は、電池パック100とノートPC500の電源回路を示すブロック図である。ノートPC500が図2のノートPC10と異なるのは、ノートPC500がAC/DCアダプタ13から電力を受け取る電力ライン503にFETで構成されたアダプタ・スイッチ501を備え、パワー・コントローラ531がタイマを内蔵し、HDD23に格納された試験プログラムが、ノートPC500が自律的に電源試験を行うように構成されている点である。
アダプタ・スイッチ501のゲート回路はパワー・コントローラ531に接続されており、パワー・コントローラ531がEC29の指示に基づいてアダプタ・スイッチ501を制御できるように構成されている。その他の点ではノートPC10とノートPC500は同一の構成である。電池パックの動作は、図4〜図6の手順で説明した内容と同じであるため説明は簡略化する。
ノートPC500の電源試験の手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。ブロック601では、図8に示すように、ノートPC500の電池ベイに電池パック100を装着しノートPC500の電源ジャックにAC/DCアダプタ13のプラグを接続して、試験者がキーボード39から試験開始のためのテスト・コマンドを入力する。試験開始のコマンドは、RJ45コネクタ24を通じてネットワーク経由でノートPC500に入力してもよい。試験項目の実施の順番は試験プログラムに設定することができるが、ここではパワー・オフ状態の漏洩電流の測定を最初に行うものとする。図9の手順のなかでノートPC500が行う処理は、HDD23に格納された試験プログラムをCPU11が実行して行う。また、電池パック100における処理は、電池コントローラ101のマイクロ・コンピュータがEEPROMに格納された試験プログラムを実行して行う。
ブロック603において、CPU11はテスト・コマンドに基づいて、EC29経由でアダプタ・スイッチ501をオフにして、AC/DCアダプタ13からの電力供給を遮断する。アダプタ・スイッチ501がオフになることはAC/DCアダプタ13が接続されていない状態と同じである。ブロック605でCPU11は、EC29経由で第1のテスト・コマンドを電池パック100に送り、電池パック100を試験モードで動作させる。ブロック607では、CPU11がEC29経由でパワー・コントローラ531に指示してノートPC500をパワー・オフ状態に遷移させる。また、ブロック609でCPU11は、EC29経由でパワー・コントローラ531のタイマに動作を開始させる。タイマには、第1のテスト・コマンドを受け取った電池パック100がパワー・オフ状態での漏洩電流の記録を完了するまでの予定時間が設定される。
ブロック611では、第1のテスト・コマンドを受け取った電池コントローラ101が試験モードに移行して、漏洩電流の測定に適するように電流測定回路の測定レンジを設定し、さらにサンプリング条件を設定する。ブロック613では電流測定回路と電池コントローラ101がパワー・オフ状態での漏洩電流の測定および演算をして、ブロック615で電池コントローラ101に記憶する。ブロック617では、パワー・コントローラ531のタイマが動作しており、タイム・アップしたときにブロック619でアダプタ・スイッチ501をオンにしてAC/DCアダプタ13から電力を供給する。パワー・コントローラ531は、ブロック621でDC/DCコンバータ33を制御してノートPC500をパワー・オン状態に遷移させる。
ブロック623では、EC29が電池コントローラ101に記憶された漏洩電流の値を読み取り、CPU11が閾値と比較して合否を判定する。さらにCPU11は、電源試験の結果をLCD19に表示する。図9では、パワー・オフ状態での漏洩電流の試験方法を説明したが、パワー・オフ状態で電源が供給されるパワー・コントローラ531のタイマがノートPC500をパワー・オン状態に遷移させるタイミングを取得してアダプタ・スイッチ501をオンにすることができるので、図5、図6で説明した要領でサスペンド状態での漏洩電流の記録、および定電流領域での充電電流の記録を行うことができる。
ブロック623における測定結果の表示は、電源試験のすべての項目が終了してから行ってもよく、また、各電源試験の項目が終了するたびに行ってもよい。図9の手順によれば、すべての電源試験の項目がノートPC500により実行され、外部に接続するものはAC/DCアダプタ13だけでよいことになる。しかも試験結果がLCD19に表示されるので、図3のように、パワー・テスタ9およびアダプタ・スイッチ11を用意して接続する必要がなくなり、電源試験のコストを低減することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
ノートPCの主要なハードウエア構成を示す概略ブロック図である。 電池パック100とノートPC10の電源回路を示すブロック図である。 本実施形態に基づく電源試験の接続状態を示す図である。 パワー・オフ状態での漏洩電流を試験する手順を説明するフローチャートである。 サスペンド状態での漏洩電流を試験する手順を説明するフローチャートである。 定電流領域での充電電流を試験する手順を説明するフローチャートである。 電池パック100とノートPC500の電源回路を示すブロック図である。 本実施形態に基づく電源試験の接続状態を示す図である。 パワー・オフ状態での漏洩電流を試験する手順を説明するフローチャートである。 従来の電源試験の接続状態を示す図である。
符号の説明
10、500…ノートPC
11、501…アダプタ・スイッチ
100…電池パック
109…ゲイン・スイッチ

Claims (17)

  1. 電池パックの搭載が可能なコンピュータを試験する方法であって、
    前記コンピュータから前記電池パックに試験電流を測定するためのテスト・コマンドを送るステップと、
    前記テスト・コマンドに応答して前記電池パックが試験モードに移行するステップと、
    前記電池パックと前記コンピュータとの間に試験電流を流すステップと、
    前記電池パックが試験電流を測定するステップと、
    を有する試験方法。
  2. 前記試験モードに移行するステップが、前記電池パックが電流の測定レンジを変更するステップを含む請求項1に記載の試験方法。
  3. 前記試験モードに移行するステップが、前記電池パックが電流のサンプリング条件を変更するステップを含む請求項1または請求項2に記載の試験方法。
  4. 前記コンピュータにAC/DCアダプタから電力を供給するステップを有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の試験方法。
  5. 前記試験電流を測定するステップが、前記コンピュータが電源モードをサスペンド状態に遷移するステップと、アダプタ・スイッチが前記AC/DCアダプタからの電力供給を停止するステップとを含む請求項4に記載の試験方法。
  6. 前記試験電流を測定するステップが、前記コンピュータが電源モードをパワー・オフ状態に遷移するステップと、アダプタ・スイッチが前記AC/DCアダプタからの電力供給を停止するステップとを含む請求項4または請求項5に記載の試験方法。
  7. 前記試験電流を測定するステップが、前記コンピュータが前記電池パックを定電流領域で充電するステップを含む請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の試験方法。
  8. 前記電池パックが測定した試験電流の値を前記電池パックに記録するステップを有する請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の試験方法。
  9. 前記コンピュータが前記電池パックから前記記録された試験電流の値を収集するステップを有する請求項8に記載の試験方法。
  10. 電池パックとシステム本体とで構成されるコンピュータ・システムであって、
    前記システム本体に搭載され、前記電池パックに試験電流を測定するためのテスト・コマンドを送り、前記電池パックから測定された試験電流の値を受け取るエンベデッド・コントローラと、
    前記電池パックに搭載され、前記テスト・コマンドに応答して試験モードで動作して前記電池パックと前記コンピュータとの間に流れる試験電流の値を取得する電池コントローラと
    を有するコンピュータ・システム。
  11. 前記電池コントローラに接続され複数の測定レンジで試験電流の測定が可能な電流測定回路を有する請求項10に記載のコンピュータ・システム。
  12. 前記電流測定回路が、センス抵抗とオペレーショナル・アンプリファイアと該オペレーショナル・アンプリファイアの電圧増幅度を変更するゲイン・スイッチとを含む請求項11に記載のコンピュータ・システム。
  13. 前記電池コントローラは、試験モードにおいて通常モードよりも短いサンプリング周期で前記オペレーショナル・アンプリファイアからデータを受け取る請求項12に記載のコンピュータ・システム。
  14. AC/DCアダプタから供給される電力を遮断するアダプタ・スイッチを前記システム本体に有する請求項10ないし請求項13のいずれかに記載のコンピュータ・システム。
  15. 携帯式コンピュータに搭載が可能な電池パックであって、
    前記携帯式コンピュータから試験電流を測定するためのテスト・コマンドを受け取り試験モードで動作する電池コントローラと、
    前記テスト・コマンドに応答して前記電池パックと前記携帯式コンピュータとの間に流れる試験電流を測定し前記電池コントローラに送る電流測定回路と
    を有する電池パック。
  16. 前記電流測定回路は、前記電池コントローラの指示に基づいて試験電流の測定レンジの変更が可能なように構成されている請求項15に記載の電池パック。
  17. 前記電池コントローラが前記テスト・コマンドに応答して通常モードとは異なる試験電流のサンプリング条件で動作する請求項15または請求項16に記載の電池パック。
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