JPH09170903A - 座標測定装置の測定アームのための衝突防止装置 - Google Patents
座標測定装置の測定アームのための衝突防止装置Info
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- JPH09170903A JPH09170903A JP8238122A JP23812296A JPH09170903A JP H09170903 A JPH09170903 A JP H09170903A JP 8238122 A JP8238122 A JP 8238122A JP 23812296 A JP23812296 A JP 23812296A JP H09170903 A JPH09170903 A JP H09170903A
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- measuring arm
- arm
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16P—SAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
- F16P7/00—Emergency devices preventing damage to a machine or apparatus
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/004—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
- G01B5/008—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 座標測定装置の測定アームのための，ベロー
ズを必要としない簡単かつ安価な構成の衝突防止装置を
提供する。 【解決手段】 測定アーム（５ａ）の衝突防止される箇
所をカバーする可とう性に支承された覆い部材（１７）
が設けられている。この覆い部材（１７）は，電気回路
に組み込まれた複数のばね作用を有する接点ピン（２５
ａ・２５ｂ）と協働する。
ズを必要としない簡単かつ安価な構成の衝突防止装置を
提供する。 【解決手段】 測定アーム（５ａ）の衝突防止される箇
所をカバーする可とう性に支承された覆い部材（１７）
が設けられている。この覆い部材（１７）は，電気回路
に組み込まれた複数のばね作用を有する接点ピン（２５
ａ・２５ｂ）と協働する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，座標測定装置の測
定アームのための衝突防止装置に関する。
定アームのための衝突防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】座標測定装置の測定アームと工作物又は
操作員との衝突を防止することは公知である。このよう
な衝突防止装置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開
第 3833 680 号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公
開第 41 30 990 号明細書に記載されている。これらの
公知の衝突防止装置においては，測定アームを完全に覆
うベローズによって，衝突防止装置が作動せしめられ
る。このベローズはそのウエブ部分に特別な切り欠き部
を有しており，これらの切り欠き部を通して光線又は導
電ワイヤが導かれ，ベローズが障害物によって変形せし
められると，光線が中断され，あるいは導電ワイヤがベ
ローズと接触し，これによって切り替え信号が生ぜしめ
られて，座標測定装置の運動が停止せしめられるように
なっている。
操作員との衝突を防止することは公知である。このよう
な衝突防止装置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開
第 3833 680 号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公
開第 41 30 990 号明細書に記載されている。これらの
公知の衝突防止装置においては，測定アームを完全に覆
うベローズによって，衝突防止装置が作動せしめられ
る。このベローズはそのウエブ部分に特別な切り欠き部
を有しており，これらの切り欠き部を通して光線又は導
電ワイヤが導かれ，ベローズが障害物によって変形せし
められると，光線が中断され，あるいは導電ワイヤがベ
ローズと接触し，これによって切り替え信号が生ぜしめ
られて，座標測定装置の運動が停止せしめられるように
なっている。
【０００３】これらの公知の装置は比較的に高価であ
り，測定アームを取り囲むベローズが存在していること
を前提としている。しかしながらこのようなベローズは
いつも存在しているとは限らない。座標測定装置には多
くの型のものがあり，触測部材を保持している測定アー
ムは伸縮直線運動だけを行うとは限らない。例えばドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第 42 38 139 号明細書に記
載されているいわゆる関節アーム型の座標測定装置にお
いては，触測部材を保持している測定アームは２つの旋
回軸線を中心として旋回可能に支承されている。この関
節アーム型の座標測定装置の測定アームは直線伸縮運動
を行わないので，露出している案内を有しておらず，案
内をダストに対して保護する必要がなく，ベローズは有
していない。他面において旋回可能な測定アームはモー
タによって駆動されて，全体として旋回軸線の方向に直
線移動可能であり，触測部材の上下運動に追従して，モ
ータによって旋回軸線の方向に動かされる。この追従運
動の際に，測定アームが被測定工作物に衝突して，損傷
する危険がある。
り，測定アームを取り囲むベローズが存在していること
を前提としている。しかしながらこのようなベローズは
いつも存在しているとは限らない。座標測定装置には多
くの型のものがあり，触測部材を保持している測定アー
ムは伸縮直線運動だけを行うとは限らない。例えばドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第 42 38 139 号明細書に記
載されているいわゆる関節アーム型の座標測定装置にお
いては，触測部材を保持している測定アームは２つの旋
回軸線を中心として旋回可能に支承されている。この関
節アーム型の座標測定装置の測定アームは直線伸縮運動
を行わないので，露出している案内を有しておらず，案
内をダストに対して保護する必要がなく，ベローズは有
していない。他面において旋回可能な測定アームはモー
タによって駆動されて，全体として旋回軸線の方向に直
線移動可能であり，触測部材の上下運動に追従して，モ
ータによって旋回軸線の方向に動かされる。この追従運
動の際に，測定アームが被測定工作物に衝突して，損傷
する危険がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は，座標測定装置の測定アームのための，ベローズを必
要としない簡単かつ安価な構成の衝突防止装置を提供す
ることである。特に，関節アーム型の座標測定装置にお
ける測定アームの衝突を簡単に防止し得るようにする。
は，座標測定装置の測定アームのための，ベローズを必
要としない簡単かつ安価な構成の衝突防止装置を提供す
ることである。特に，関節アーム型の座標測定装置にお
ける測定アームの衝突を簡単に防止し得るようにする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では，衝突防止装置が，測定アームの衝
突防止される箇所をカバーする可とう性に支承された覆
い部材を有し，この覆い部材が，電気回路に組み込まれ
た複数のばね作用を有する接点ピンと協働するようにし
た。
に本発明の構成では，衝突防止装置が，測定アームの衝
突防止される箇所をカバーする可とう性に支承された覆
い部材を有し，この覆い部材が，電気回路に組み込まれ
た複数のばね作用を有する接点ピンと協働するようにし
た。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施の形態は，請
求項２以下に記載したとおりである。
求項２以下に記載したとおりである。
【０００７】
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて，本発明の構成を具体的に説明する。
いて，本発明の構成を具体的に説明する。
【０００８】図示の座標測定装置は例えば米国特許第 5
396 712 号明細書及び相応するドイツ連邦共和国特許
出願公開第 42 38 139 号明細書に記載されているよう
な型のものであるので，これらの明細書も参照された
い。図１には，座標測定装置の工作物テーブル及び鉛直
のｚ方向の案内柱を有する機台は示されていない。フォ
ーク形の保持体４はモータによって，矢印ｚ１の方向で
案内柱に沿って鉛直に移動させることができる。
396 712 号明細書及び相応するドイツ連邦共和国特許
出願公開第 42 38 139 号明細書に記載されているよう
な型のものであるので，これらの明細書も参照された
い。図１には，座標測定装置の工作物テーブル及び鉛直
のｚ方向の案内柱を有する機台は示されていない。フォ
ーク形の保持体４はモータによって，矢印ｚ１の方向で
案内柱に沿って鉛直に移動させることができる。
【０００９】保持体４の両方のフォーク部材には，これ
らのフォーク部材を結合する軸１４のための軸受けが取
り付けられており，軸１４は第１の鉛直の旋回軸線６を
形成している。矢印ｘで示すように，この旋回軸線６を
中心にして，軸１４に固定されている第１のアーム区分
５が水平方向に旋回可能である。この旋回運動を測定す
るのに必要な角度測定系は，この場合図面を見やすくす
るために示されていない。第１のアーム区分５はやはり
フォーク形に構成されており，そのフォーク部材５ａ及
び５ｂの端部はやはり，第２の軸１５のための軸受けを
有している。この軸１５は第２の旋回軸線８を形成して
おり，この第２の旋回軸線８は第１の旋回軸線６に対し
て間隔Ａを有しており，かつ第１の旋回軸線６に対して
平行になっている。第２の旋回軸線８を中心として，軸
１５に固定された第２のアーム区分が矢印ｙで示すよう
に旋回可能である。この第２のアーム区分は３つの部分
から成っていて，ばね作用を有する平行四辺形リンク機
構の形式で構成されている。これによって，第２のアー
ム区分の前端部に配置されている触測部材の保持体１３
を，矢印ｚ２で示すように，手動で鉛直方向に変位させ
ることができる。触測部材はその下端部に，触測球１２
を有する触測ピン１１を可とう性に支承している。
らのフォーク部材を結合する軸１４のための軸受けが取
り付けられており，軸１４は第１の鉛直の旋回軸線６を
形成している。矢印ｘで示すように，この旋回軸線６を
中心にして，軸１４に固定されている第１のアーム区分
５が水平方向に旋回可能である。この旋回運動を測定す
るのに必要な角度測定系は，この場合図面を見やすくす
るために示されていない。第１のアーム区分５はやはり
フォーク形に構成されており，そのフォーク部材５ａ及
び５ｂの端部はやはり，第２の軸１５のための軸受けを
有している。この軸１５は第２の旋回軸線８を形成して
おり，この第２の旋回軸線８は第１の旋回軸線６に対し
て間隔Ａを有しており，かつ第１の旋回軸線６に対して
平行になっている。第２の旋回軸線８を中心として，軸
１５に固定された第２のアーム区分が矢印ｙで示すよう
に旋回可能である。この第２のアーム区分は３つの部分
から成っていて，ばね作用を有する平行四辺形リンク機
構の形式で構成されている。これによって，第２のアー
ム区分の前端部に配置されている触測部材の保持体１３
を，矢印ｚ２で示すように，手動で鉛直方向に変位させ
ることができる。触測部材はその下端部に，触測球１２
を有する触測ピン１１を可とう性に支承している。
【００１０】ばね作用を有する平行四辺形リンク機構は
２つの互いに平行なリンク部材９ａ及び９ｂを有し，こ
れらのリンク部材９ａ及び９ｂの両方の端部は，それぞ
れ４つの１対ずつ並べて配置されたリンクばね１９ａ及
び１９ｂによって，保持体１３の上面及び下面と，並び
に第２のアーム区分の基部７の上面及び下面と，リンク
結合されている。第２のアーム区分の基部７は第１のア
ーム区分５のフォーク部材５ａ及び５ｂの間で軸１５に
固定されている。
２つの互いに平行なリンク部材９ａ及び９ｂを有し，こ
れらのリンク部材９ａ及び９ｂの両方の端部は，それぞ
れ４つの１対ずつ並べて配置されたリンクばね１９ａ及
び１９ｂによって，保持体１３の上面及び下面と，並び
に第２のアーム区分の基部７の上面及び下面と，リンク
結合されている。第２のアーム区分の基部７は第１のア
ーム区分５のフォーク部材５ａ及び５ｂの間で軸１５に
固定されている。
【００１１】以上説明した座標測定装置によって工作物
を測定する場合，保持体１３は手によって動かされ，触
測球１２が図示していない被測定工作物の表面に当て付
けられる。ばね作用を有する平行四辺形リンク機構を手
動で矢印ｚ２の方向に動かすと，センサが応動して，保
持体４がやはり図示していない駆動装置（モータ）によ
って矢印ｚ１で示すように追従移動せしめられる。
を測定する場合，保持体１３は手によって動かされ，触
測球１２が図示していない被測定工作物の表面に当て付
けられる。ばね作用を有する平行四辺形リンク機構を手
動で矢印ｚ２の方向に動かすと，センサが応動して，保
持体４がやはり図示していない駆動装置（モータ）によ
って矢印ｚ１で示すように追従移動せしめられる。
【００１２】ところで，この座標測定装置によって測定
を行う場合，両方のアーム区分（５・７・９ａ・９ｂ・
１３）の一方の下面が前記の追従移動中に被測定工作物
に衝突することがある。このような衝突を防止するため
に，次のような手段が講じられている。
を行う場合，両方のアーム区分（５・７・９ａ・９ｂ・
１３）の一方の下面が前記の追従移動中に被測定工作物
に衝突することがある。このような衝突を防止するため
に，次のような手段が講じられている。
【００１３】フォーク形の第１のアーム区分５のフォー
ク部材５ａの下面は，ばね作用をもって支承されている
覆い部材１７によって覆われている。この覆い部材１７
はその縦側縁を折り曲げられており，各縦側縁に２つの
長孔２３ａ及び２３ｂを有していて，フォーク部材５ａ
のねじ２４ａ及び２４ｂに，旋回軸線６・８の方向に可
動に懸架されている。図３の拡大断面図から分かるよう
に，更に圧縮ばね２２ａ及び２２ｂが設けられており，
これらの圧縮ばね２２ａ及び２２ｂは案内ピン２１ａ及
び２１ｂによって案内されて，フォーク部材５ａの下面
に当て付けられていて，覆い部材１７を図示のようにフ
ォーク部材５ａから押し離している。圧縮ばね２２ａ及
び２２ｂは全部で４つ設けられている。
ク部材５ａの下面は，ばね作用をもって支承されている
覆い部材１７によって覆われている。この覆い部材１７
はその縦側縁を折り曲げられており，各縦側縁に２つの
長孔２３ａ及び２３ｂを有していて，フォーク部材５ａ
のねじ２４ａ及び２４ｂに，旋回軸線６・８の方向に可
動に懸架されている。図３の拡大断面図から分かるよう
に，更に圧縮ばね２２ａ及び２２ｂが設けられており，
これらの圧縮ばね２２ａ及び２２ｂは案内ピン２１ａ及
び２１ｂによって案内されて，フォーク部材５ａの下面
に当て付けられていて，覆い部材１７を図示のようにフ
ォーク部材５ａから押し離している。圧縮ばね２２ａ及
び２２ｂは全部で４つ設けられている。
【００１４】覆い部材１７の内面にはプリント配線板１
８が取り付けられており，このプリント配線板１８は，
フォーク部材５ａに取り付けられたばね作用を有する金
属製の接点部材とそれぞれ向き合う複数の対向接点２０
ａ及び２０ｂを有している。このような接点部材は市販
されており，例えばＩｎｇｏ（インゴ）社の商品番号Ｋ
Ｓ−９６７５０の接点部材を使用することができる。こ
の接点部材は金属製の円筒形ケーシングを有し，この円
筒形ケーシング内に，やはり金属製のピンが円筒形ケー
シング内に挿入されているばねの力に抗して，普通は３
mmほど押し込み可能である。フォーク部材５ａは炭素繊
維で補強されたプラスチック（ＣＦＫ）から成ってい
て，導電性であるので，接点ピン２５ａ及び２５ｂは互
いに電気的に並列に接続されている。対向接点２０ａ及
び２０ｂ及び図３においては示されていない接点ピンの
ための対向接点もやはり互いに接続されている。対向接
点２０ａ及び２０ｂは前置抵抗２８を介して正のポテン
シャルにされており，かつ導線２９を介して座標測定装
置のための衝突防止回路に接続されており，接点ピン２
５ａ及び２５ｂの１つが対向接点２０ａ及び２０ｂに接
触して，これを接地すると，衝突防止回路が保持体４の
駆動装置（モータ）を遮断する。
８が取り付けられており，このプリント配線板１８は，
フォーク部材５ａに取り付けられたばね作用を有する金
属製の接点部材とそれぞれ向き合う複数の対向接点２０
ａ及び２０ｂを有している。このような接点部材は市販
されており，例えばＩｎｇｏ（インゴ）社の商品番号Ｋ
Ｓ−９６７５０の接点部材を使用することができる。こ
の接点部材は金属製の円筒形ケーシングを有し，この円
筒形ケーシング内に，やはり金属製のピンが円筒形ケー
シング内に挿入されているばねの力に抗して，普通は３
mmほど押し込み可能である。フォーク部材５ａは炭素繊
維で補強されたプラスチック（ＣＦＫ）から成ってい
て，導電性であるので，接点ピン２５ａ及び２５ｂは互
いに電気的に並列に接続されている。対向接点２０ａ及
び２０ｂ及び図３においては示されていない接点ピンの
ための対向接点もやはり互いに接続されている。対向接
点２０ａ及び２０ｂは前置抵抗２８を介して正のポテン
シャルにされており，かつ導線２９を介して座標測定装
置のための衝突防止回路に接続されており，接点ピン２
５ａ及び２５ｂの１つが対向接点２０ａ及び２０ｂに接
触して，これを接地すると，衝突防止回路が保持体４の
駆動装置（モータ）を遮断する。
【００１５】同じようにして，第２のアーム区分の基部
７にも同じような衝突防止装置を設けておくことができ
る。
７にも同じような衝突防止装置を設けておくことができ
る。
【００１６】ところで，第１のアーム区分５の下面が誤
って被測定工作物に当接すると，覆い部材１７が上方に
押され，ばね作用を有する接点ピン２５ａ及び２５ｂの
１つがそのせん端を対向接点２０ａ又は２０ｂに接触さ
せ，これによって生ずる切り替え信号が保持体４の追従
駆動装置を遮断する。駆動されていた第１のアーム区分
５が停止するまでの短い時間内に，覆い部材１７が動く
距離は約０.３mm にすぎない。この場合接点ピン２５ａ
・２５ｂはばね作用に抗して押し込まれるので，過度に
大きな力が第１のアーム区分５若しくはその軸受けに作
用して，これを破壊することはない。
って被測定工作物に当接すると，覆い部材１７が上方に
押され，ばね作用を有する接点ピン２５ａ及び２５ｂの
１つがそのせん端を対向接点２０ａ又は２０ｂに接触さ
せ，これによって生ずる切り替え信号が保持体４の追従
駆動装置を遮断する。駆動されていた第１のアーム区分
５が停止するまでの短い時間内に，覆い部材１７が動く
距離は約０.３mm にすぎない。この場合接点ピン２５ａ
・２５ｂはばね作用に抗して押し込まれるので，過度に
大きな力が第１のアーム区分５若しくはその軸受けに作
用して，これを破壊することはない。
【００１７】
【発明の効果】本発明の構成によれば，ベローズの代わ
りに，測定アームの衝突防止される箇所を覆う比較的に
簡単・安価な覆い部材，例えば簡単な金属薄板が必要な
だけである。この覆い部材はばね作用を有する接点ピン
と協働するが，これらの接点ピンもやはり安価に入手す
ることができ，導電性材料から成る測定アームに直接に
取り付けることによって，極めて簡単に電気回路に組み
込んで，例えば互いに並列に接続することができる。こ
れらの接点ピンは大きなばね運動距離を有しており，し
たがって，測定アームと衝突した被測定物が測定アーム
に力を作用させて，これを変形させる前に，駆動装置を
遮断して，座標測定装置を制動停止させるのに，充分な
時間がある。
りに，測定アームの衝突防止される箇所を覆う比較的に
簡単・安価な覆い部材，例えば簡単な金属薄板が必要な
だけである。この覆い部材はばね作用を有する接点ピン
と協働するが，これらの接点ピンもやはり安価に入手す
ることができ，導電性材料から成る測定アームに直接に
取り付けることによって，極めて簡単に電気回路に組み
込んで，例えば互いに並列に接続することができる。こ
れらの接点ピンは大きなばね運動距離を有しており，し
たがって，測定アームと衝突した被測定物が測定アーム
に力を作用させて，これを変形させる前に，駆動装置を
遮断して，座標測定装置を制動停止させるのに，充分な
時間がある。
【図１】関節アーム型の座標測定装置の２つの軸線を中
心にして旋回可能な測定アームの略示斜視図である。
心にして旋回可能な測定アームの略示斜視図である。
【図２】図１の測定アームの第１のアーム区分を，衝突
防止部材を備えている下側から見た拡大斜視図である。
防止部材を備えている下側から見た拡大斜視図である。
【図３】図２に示した第１のアーム区分の下側のフォー
ク部材の断面図である。
ク部材の断面図である。
４ 保持体， ５ （第１の）アーム区分， ５ａ及び
５ｂ フォーク部材，６ （第１の）旋回軸線， ７
（第２の）アーム区分の基部， ８ （第２の）旋回軸
線， ９ａ及び９ｂ リンク部材， １１ 触測ピン，
１２ 触測球， １３ 保持体， １４及び１５
軸， １７ 覆い部材， １８ プリント配線板， １
９ａ及び１９ｂ リンクばね， ２０ａ及び２０ｂ 対
向接点，２１ａ及び２１ｂ 案内ピン， ２２ａ及び２
２ｂ 圧縮ばね， ２３ａ及び２３ｂ 長孔， ２４ａ
及び２４ｂ ねじ， ２５ａ及び２５ｂ 接点ピン，２
８ 前置抵抗， ２９ 導線， Ａ 間隔， ｘ・ｙ・
ｚ１・ｚ２ 矢印
５ｂ フォーク部材，６ （第１の）旋回軸線， ７
（第２の）アーム区分の基部， ８ （第２の）旋回軸
線， ９ａ及び９ｂ リンク部材， １１ 触測ピン，
１２ 触測球， １３ 保持体， １４及び１５
軸， １７ 覆い部材， １８ プリント配線板， １
９ａ及び１９ｂ リンクばね， ２０ａ及び２０ｂ 対
向接点，２１ａ及び２１ｂ 案内ピン， ２２ａ及び２
２ｂ 圧縮ばね， ２３ａ及び２３ｂ 長孔， ２４ａ
及び２４ｂ ねじ， ２５ａ及び２５ｂ 接点ピン，２
８ 前置抵抗， ２９ 導線， Ａ 間隔， ｘ・ｙ・
ｚ１・ｚ２ 矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター エーネルト ドイツ連邦共和国 オーバーコッヘン プ ルフリヒシュトラーセ 16 (72)発明者 ローラント ロート ドイツ連邦共和国 ヴァルトシュテッテン ビショフ−ケップラーシュトラーセ ８ −１ (72)発明者 ヴァルター ドミニクス ドイツ連邦共和国 ケーニッヒスブロン ビルカッハシュトラーセ ５
Claims (8)
- 【請求項１】 座標測定装置の測定アーム（５・５ａ・
５ｂ・７）のための衝突防止装置であって，測定アーム
（５・５ａ・５ｂ・７）の衝突防止される箇所をカバー
する可とう性に支承された覆い部材（１７）を有し，こ
の覆い部材（１７）は，電気回路に組み込まれた複数の
ばね作用を有する接点ピン（２５ａ・２５ｂ）と協働す
るようにしたことを特徴とする，衝突防止装置。 - 【請求項２】 覆い部材（１７）が接点ピン（２５ａ・
２５ｂ）のための対向接点（２０ａ・２０ｂ）を有して
おり，接点ピン（２５ａ・２５ｂ）が導電性材料から成
る測定アーム（５・５ａ）に設けられていることを特徴
とする，請求項１記載の衝突防止装置。 - 【請求項３】 測定アーム（５・５ａ）が炭素繊維で補
強されたプラスチックから成っていることを特徴とす
る，請求項１又は２記載の衝突防止装置。 - 【請求項４】 覆い部材（１７）が金属薄板であること
を特徴とする，請求項１から３までのいずれか１項に記
載の衝突防止装置。 - 【請求項５】 座標測定装置が，複数の旋回軸線（６・
８）を中心にして旋回可能に支承されている測定アーム
（５・５ａ・５ｂ・７）を有していることを特徴とす
る，請求項１から４までのいずれか１項に記載の衝突防
止装置。 - 【請求項６】 測定アーム（５・５ａ・５ｂ・７）が旋
回軸線（６・８）の方向（ｚ２）にモータによって移動
可能であることを特徴とする，請求項５記載の衝突防止
装置。 - 【請求項７】 覆い部材（１７）及び接点ピン（２５ａ
・２５ｂ）が測定アーム（５・５ａ・５ｂ・７）の移動
方向に，可とう性に支承されているか，ばね作用に抗し
てたわむことができることを特徴とする，請求項６記載
の衝突防止装置。 - 【請求項８】 単数又は複数の旋回軸線（６・８）を中
心にして旋回可能に支承されている測定アーム（５・５
ａ・５ｂ・７）を有する座標測定装置であって，測定ア
ーム（５・５ａ・５ｂ・７）はモータによって駆動され
て，旋回軸線（６・８）の方向に移動可能であり，更に
測定アーム（５・５ａ・５ｂ・７）又はその一部分
（５）のための衝突防止装置（１７）が設けられてお
り，この衝突防止装置（１７）は，少なくとも測定アー
ム（５・５ａ・５ｂ・７）又はその一部分（５）の，被
測定物に向いた面の衝突を防止することを特徴とする，
座標測定装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE29514892.6 | 1995-09-16 | ||
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