JPH09170666A - ボール弁 - Google Patents

ボール弁

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JPH09170666A
JPH09170666A JP33125895A JP33125895A JPH09170666A JP H09170666 A JPH09170666 A JP H09170666A JP 33125895 A JP33125895 A JP 33125895A JP 33125895 A JP33125895 A JP 33125895A JP H09170666 A JPH09170666 A JP H09170666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
water
flow path
sheet
ball valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP33125895A
Other languages
English (en)
Inventor
Usuke Kamata
宇祐 蒲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33125895A priority Critical patent/JPH09170666A/ja
Publication of JPH09170666A publication Critical patent/JPH09170666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水した状態で止水シートを交換できるボー
ル弁を提供する。 【解決手段】 弁体3は、流路7の流れ方向に沿う貫通
穴8と、貫通穴8の軸心と平行に位置する止水面9,1
0とを有し、止水面9が流路7を閉塞する状態と止水面
10が流路7を閉塞する状態とにわたり反転自在に設
け、止水面9,10にリング状のゴムシート11,12
を着脱自在に設ける。弁箱2は、ゴムシート11,12
を交換可能に下流側の開口を大きく形成する。ゴムシー
ト11が損傷したときには、弁体3を反転させて、ゴム
シート12により止水する状態において、弁箱2の下流
側の開口よりゴムシート11を交換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、池や水槽など、水
を抜いて空にするのが容易でない場所に取り付けるボー
ル弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ボール弁は、弁箱の内部に、貫通穴を形
成したボール状の弁体を弁棒の軸心回りに回動自在に設
けたものであり、弁体を回動させて、貫通穴を流路に沿
う方向とするか、あるいは流路と交わる方向とすること
によって、流路の開閉を行うようになっている。流路を
閉塞するときには、水圧を利用して弁体を下流側に押圧
し、弁体の下流側外周面に設けた金属製あるいはゴム製
のリング状止水シートを弁箱の内周面に圧接させること
により止水している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなボール
弁においては、止水シートが損傷してきたときにその交
換が必要になるが、上記したように弁体は流路を開放す
る位置と閉塞する位置との間で90度回動するだけであ
るため、流路を閉塞し止水した状態で止水シートを交換
することはできず、一旦水を抜いて流路内を空にしなけ
ればならない。そのため、池や水槽など、水を抜いて空
にするのが容易でない場所にこのようなボール弁を取り
付けることはこれまでできなかった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、流路
内の水を抜くことなく、止水した状態で止水シートを交
換できるボール弁を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のボール弁は、弁箱の内部に、ボール状の弁
体を弁棒の軸心回りに回動自在に設けたボール弁におい
て、前記弁体は、流路の流れ方向に沿う貫通穴と、貫通
穴の軸心と平行に位置する止水面とを有し、一側の止水
面が流路を閉塞する状態と背反する他側の止水面が流路
を閉塞する状態とにわたり反転自在に設け、各止水面に
リング状の止水シートを着脱自在に設け、前記弁箱は、
前記リング状の止水シートを交換可能に下流側の開口を
大きく形成したものである。
【0006】また本発明のボール弁は、止水シートとし
てゴムシートを設けたものである。また本発明のボール
弁は、弁箱の下流側の開口に、ルーズフランジを有する
管状の接合部材を連結したものである。
【0007】上記した構成のボール弁によれば、通常
は、貫通穴が流路の流れ方向に沿うように弁体を配置
し、流路を開放状態として通水するか、あるいは一側の
止水面が流路を閉塞するように弁体を配置し、そのリン
グ状の止水シートを弁箱内周面へ圧接させることにより
止水する。止水シートが損傷したら、弁体を回動させ
て、背反する他側の止水面が流路を閉塞するように配置
し、そのリング状の止水シートを弁箱内周面に圧接させ
て止水する状態において、弁箱の下流側の開口より、損
傷した止水シートを交換する。
【0008】止水シートとしてゴムシートを設けたボー
ル弁によれば、高い水密性を得ることができる。弁箱の
下流側の開口に、ルーズフランジを有する接合部材を連
結したボール弁によれば、ルーズフランジを操作するこ
とによって接合部材を管路から容易に取り外すことがで
き、それにより弁箱の下流側の開口を容易に開放状態に
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明する。図1から図6に示したボール
弁1において、弁箱2の内部にボール状の弁体3が弁棒
4の軸心回りに回動自在に設けられており、弁箱2の上
流側と下流側に管状の接合部材5,6が設けられてい
る。
【0010】弁箱2は、ボール状の弁体3が上流側の内
周面に摺接し、下流側の内周面との間に適当間隙を有す
るとともに、下流側の開口が上流側の開口より大きい適
当大きさをなすように形成されており、上流側端部と下
流側端部にそれぞれフランジ2a,2bが形成されてい
る。
【0011】弁体3は、流路7の流れ方向に沿うように
形成された貫通穴8と、貫通穴8の軸心と平行に位置す
る適当大きさの平面部9,10とを有し、平面部9が上
流側にあって流路7を閉塞する位置と、平面部10が上
流側にあって流路7を閉塞する位置とにわたり180度
反転自在に設けられている。平面部9,10の大きさ
は、その周縁部が弁箱2の上流側の内周面に摺接する大
きさである。
【0012】平面部9,10の周縁部には、弁箱内周面
に圧接するリング状のゴムシート11,12が設けられ
ており、弁体2がいずれの位置にあるときも平面部9,
10,ゴムシート11,12は弁箱2の内部にある。ゴ
ムシート11は、図4に示したように、押さえリング1
1aおよびボルト11bにより着脱自在に設けられてお
り、図示を省略したが、ゴムシート12も同様に着脱自
在に設けられている。
【0013】上流側の接合部材5には、両端部にフラン
ジ5a,5bが形成されており、下流側端部のフランジ
5bが弁箱2のフランジ2aに接合している。下流側の
接合部材6には、上流側端部にフランジ6aが形成され
るとともに、下流側端部にルーズフランジ6bを備えら
れており、上流側端部のフランジ6aが弁箱2のフラン
ジ2bに接合し、下流側端部のルーズフランジ6bが下
流側の配管13に形成されたフランジ13aに接合して
いる。
【0014】図5に示したように、ルーズフランジ6b
とフランジ13aとの間には、リング状のパッキン14
が設けられており、ルーズフランジ6bと接合部材6の
管状外周面との間にもリング状のパッキン15が設けら
れている。
【0015】以下、上記構成における作用を説明する。
通常は、図1に示したように、平面部9が上流側にあっ
て流路7と直交するように弁体3を配置し、ゴムシート
11を弁箱内周面に圧接させることにより、流路7を閉
塞して止水するか、あるいは図2に示したように、貫通
穴8が流路7の流れ方向に沿うように弁体3を配置し、
流路7を開放状態として通水する。
【0016】ゴムシート11が損傷したときには、弁体
3を回動させて、図6に示したように、平面部10が上
流側にあって流路7と直交するように配置し、ゴムシー
ト12を弁箱内周面に圧接させることにより、流路7を
閉塞して止水する。
【0017】そして、弁箱2のフランジ2bと接合部材
6のフランジ6aとの連結を解除するとともに、接合部
材6のルーズフランジ6bと配管13のフランジ13a
との連結を解除し、パッキン14,15を取り外し、ル
ーズフランジ6bを上流側へ移動させたうえで、接合部
材6を管路から取り外す。
【0018】その後、弁箱2の下流側の開口より、ゴム
シート11を新しいものと交換する。ゴムシート11の
交換が終了したら、上記と逆の手順で接合部材6を管路
に取り付ける。
【0019】そして、弁体3を回動させて、通常の運転
状態すなわち、平面部9が上流側にあって流路7と直交
するように弁体3を配置し、ゴムシート11を弁箱内周
面に圧接させることにより、流路7を閉塞して止水する
か、あるいは貫通穴8が流路7の流れ方向に沿うように
弁体3を配置し、流路7を開放して通水する状態に戻
す。
【0020】このようにして、流路7を閉塞するときに
は、平面部9,ゴムシート11によって確実に止水する
ことができ、ゴムシート11が損傷したときには、流路
内の水を抜くことなく、平面部10,ゴムシート12に
よって止水しながら、ゴムシート11を交換できる。
【0021】なお、流路7を閉塞する際に、通常時は平
面部9を上流側に位置させ、ゴムシート11を交換する
ときのみ平面部10を上流側に位置させるようにして、
平面部9は通常用部材として使用し、平面部10は保守
用部材として使用するようにしたが、平面部9,10お
よびゴムシート11,12の形状や材質が異ならない場
合には、通常用部材と保守用部材とを区別する必要はな
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のボール弁によれ
ば、弁体の一側と背反する他側とに止水面を形成して、
各止水面にリング状の止水シートを着脱自在に設け、こ
の弁体を反転自在に配設するとともに、弁箱の下流側の
開口を大きく形成したため、一側の止水シートが損傷し
たときには、弁体を反転させて、他側の止水シートによ
り止水する状態において、弁箱の下流側の開口より損傷
した止水シートの交換を行える。したがって、池や水槽
など、空にするのが容易でない場所にボール弁を取り付
けた場合も、水を抜くことなく、止水した状態で止水シ
ートを交換できる。
【0023】このとき、止水シートとしてゴムシートを
用いることによって、止水を確実にできるとともに、弁
箱の下流側に、ルーズフランジを備えた管状の接合部材
を連結することによって、弁箱の下流側の開口を容易に
開放状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のボール弁において、流路
を閉塞した状態を示した断面図である。
【図2】図1に示したボール弁において、流路を開放し
た状態を示した断面図である。
【図3】図1に示したボール弁に配設された弁体の斜視
図である。
【図4】図1に示したボール弁において、弁体に設けら
れた止水シートの拡大断面図である。
【図5】図1に示したボール弁において、弁箱の下流側
開口に連結された接合部材のルーズフランジを示した拡
大断面図である。
【図6】図1に示したボール弁において、弁体に設けら
れた止水シートを交換するときの状態を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボール弁 2 弁箱 3 弁体 4 弁棒 6 接合部材 6b ルーズフランジ 7 流路 8 貫通穴 9,10 平面部 11,12 ゴムシート(止水シート)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に、ボール状の弁体を弁棒の
    軸心回りに回動自在に設けたボール弁において、前記弁
    体は、流路の流れ方向に沿う貫通穴と、貫通穴の軸心と
    平行に位置する止水面とを有し、一側の止水面が流路を
    閉塞する状態と背反する他側の止水面が流路を閉塞する
    状態とにわたり反転自在に設け、各止水面にリング状の
    止水シートを着脱自在に設け、前記弁箱は、前記リング
    状の止水シートを交換可能に下流側の開口を大きく形成
    したことを特徴とするボール弁。
  2. 【請求項2】 止水シートがゴムシートであることを特
    徴とする請求項1記載のボール弁。
  3. 【請求項3】 弁箱の下流側の開口に、ルーズフランジ
    を有する管状の接合部材を連結したことを特徴とする請
    求項1または請求項2のいずれか1項に記載のボール
    弁。
JP33125895A 1995-12-20 1995-12-20 ボール弁 Pending JPH09170666A (ja)

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JP33125895A JPH09170666A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ボール弁

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