JP2512265Y2 - 多口遮断弁 - Google Patents

多口遮断弁

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JP2512265Y2
JP2512265Y2 JP1989046638U JP4663889U JP2512265Y2 JP 2512265 Y2 JP2512265 Y2 JP 2512265Y2 JP 1989046638 U JP1989046638 U JP 1989046638U JP 4663889 U JP4663889 U JP 4663889U JP 2512265 Y2 JP2512265 Y2 JP 2512265Y2
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pipe
pipes
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water supply
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JP1989046638U
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Inventor
直和 大滝
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前澤工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上水道の2本以上の本管に2本以上の支管
を接続した上水道の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、上水道の給水は、給水源に接続された1本の本
管から2本以上の支管を分岐して行っている。
しかし、上記の配管方式であると、本管が地震等で破
損したり、本管に設けられた遮断弁を管路の点検や修理
等のために閉じたりした場合には、本管の上記破損箇
所、或いは閉じられた遮断弁よりも下流側の地域全体に
わたって断水を余儀なくされるという不都合がある。
そこでこの不都合を回避するために、最低2本の本管
同士を支管の分岐部分で接続することが考えられた。こ
の配管方式によれば、例えば1本の本管が破損した場合
でも他の本管を通じて破損箇所の下流地域に給水し、断
水区域を最小限度に止どめることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところが、上記の新しい配管方式を実現した上で本管
と支管の各接続管路を従来一般の遮断弁で個々に開閉で
きるようにすると、遮断弁が、通常、接続管路の数と同
数必要であり、コスト高につくという問題点がある。
本考案は、2本以上の本管と2本以上の支管とを、1
個の弁体の回転で択一的に開閉することができ、しかも
3本以上の接続管路の開度を択一的に調節することがで
きるとともに、工事及び操作等が容易でコスト安につく
上水道の接続構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、上水道の本
管又は支管に接続される4本以上の接手管と2個以上の
閉鎖部とを閉鎖部の間に1本以上の接手管を配して一平
面内に等間隔で環状に設けた弁箱内に、上記接手管を開
く5個以上の開放部と上記接手管を択一的に閉じる1個
の閉塞部とを上記接手管及び閉鎖部と同一の間隔で一平
面内に環状に設けた円筒状の弁体を、上記平面内で周方
向に回転自在に挿入し、上記4本以上の接手管のうちの
少なくとも2本の接手管に給水源側の本管をそれぞれ個
々に接続するとともに、他の2本以上の接手管に支管を
それぞれ個々に接続した構成とした。
〔作用〕
弁箱に対して弁体を周方向に回転させてその閉塞部を
弁箱のいずれかの閉鎖部に一致させると、弁体の各開放
部が弁箱の各接手管と他の閉鎖部の位置に移動して各接
手管をそれぞれ開とするので、各接手管は弁体の開放部
を介して相互に連通することになり、上水は上流側の接
手管から下流側の接手管に流れることになる。
また、本管等の接続管路の点検や修理、或いは破損等
の事情でその管路を閉じる必要が生じたような場合に
は、弁体を周方向に回転させてその管路が接続された接
手管の位置に閉塞部を移動させてこれを閉じる。
更に、閉鎖部に一致された閉塞部を弁体の回転によっ
てその閉鎖部から隣の接手管に僅かに移動させると、そ
の接手管が半開き状態となり、閉塞部の突出量に対応し
た開度となる。2個の閉鎖部に隣接する接手管の数は最
低3本となるから、最低3個の接手管の開度調節を単独
に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示すもので、図中符号1
は弁箱である。この弁箱1は、4本の接手管3a,3b,3c,3
dと2個の閉鎖部3e,3fとを、閉鎖部3e,3fの一方側(図
で右側)の間に接手管3cを、また他方側の間に接手管3
a,3b,3dを配して、接手管3a,3b、閉鎖部3e、接手管3c、
閉鎖部3f、接手管3dの順に一つの平面内に、同一角度、
つまり60度の間隔で環状に配設して成る。
また、符号4は円筒状の弁体であって、5個の開放部
5a,5b,5c,5d,5eと1個の閉塞部5fとを上記同様に60度の
角度で周面に配設して製作されている。上記弁体4は、
その外径を弁箱1の内径よりも僅かに小さくされ、弁箱
1内にシール部材6を介して周方向に回転自在に挿入さ
れている。そして、接手管3a,3cには、給水源(図示せ
ず)側の2本の本管2a,2cがそれぞれ個々にフランジ接
続され、また他の2本の接手管3b,3dには支管2b,2dがそ
れぞれ個々にフランジ接続されている。なお、弁体4に
はこれを弁箱1に対して周方向に回転させる周知の操作
装置が付設されているが、図面には示されていない。
次に、上記のように構成された本考案に係る上水道の
接続構造の作用を説明する。
第1図は、弁体4の閉塞部5fが弁箱1の一つの閉鎖部
3fに一致させられた全開状態を示している。この場合に
おいては、本管2a,2cの水は、接手管3aと開放部5b及び
接手管3cと開放部5eを通って弁箱1内に入り、それぞれ
開放部5a,5cと接手管3d,3bを通って各支管2d,2bに流れ
る(白抜き矢印参照)。
第1図の状態から弁体4を時計回りに60度回転させる
と、閉塞部5fが接手管3dの位置にきてこれを閉じ、開放
部5aは接手管3a、開放部5bは接手管3b、開放部5dは接手
管3cの位置にそれぞれ移動してそれらに開状態を維持さ
せるため、本管2a,2cの水は支管2bのみに流れるように
なる。また第1図の状態から弁体4を時計方向に180度
回転させると、接手管3bが閉じ、本管2a,2cの水は支管2
dのみに給水される。
上記は弁体4を60度の整数倍回転させて閉塞部5fを接
手管3d,3bに完全に一致させた場合であるが、例えば、
第1図の状態から弁体4を時計方向に30度回転させて接
手管3dを半開き(開度50%)の状態にしたり、弁体4を
第1図の状態から反時計方向に150度回転させて接手管3
bを半開きにして、支管2d,2bへの給水制限を個々に行う
こともできる。
このため、支管2bと支管2dの給水域に著しい人口差
(使用水量差)が生じたような場合、支管2b,2dで給水
される2地域の給水量を上記の操作によって適正にする
ことができる。
上記の他、弁体4を第1図の状態から時計方向に、例
えば90度回わして接手管3a,3dを同時に半開きにした
り、弁体4を第1図の状態から時計方向に150度回わし
て接手管3a,3bを同時に半開きにしたりすることもでき
る。なお、接手管3a,3b,3c,3dの開度は50%に限らず無
段階に調節できることは言うまでもない。また、接手管
3a,3b,3c,3dに対する本管と支管の接続は、図の実施例
に限らず任意である。
このように、閉塞部5fによって、支管2b,2d(接手管3
b,3d)と本管2c(接手管3c)の閉鎖と開度調節を択一的
に行い、また、他の本管2a(接手管3a)の閉鎖と開度調
節(本管2aの場合は、接手管3aに隣接する2本の接手管
3b,3dのうちのいずれか一方が半開きとなる。)を行う
ことができ、工事及び管路の点検や修理、或いは水量調
節等に至便である。また、1個の遮断弁で済ますことが
でき、構造が簡単でコスト安になる。
なお、第1図の弁箱1を、例えば、線Oの位置で2分
し、それらをボルト及びナット等で分解自在にフランジ
接合しておけば、本出願人の開発に係る管路の密封切断
装置(特願昭63−148503号(特開平02−003797号))を
用いることにより断水することなく1本の管路を切断し
てその部分に組み込むことができる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案に係る上水道の接続構造は、上水
道の本管又は支管に接続される4本以上の接手管と2個
以上の閉鎖部とを閉鎖部の間に1本以上の接手管を配し
て一平面内に等間隔で環状に設けた弁箱内に、上記接手
管を開く5個以上の開放部と上記接手管を択一的に閉じ
る1個の閉塞部とを上記接手管及び閉鎖部と同一の間隔
で一平面内に環状に設けた円筒状の弁体が、上記平面内
で周方向に回転自在に挿入され、上記4本以上の接手管
のうちの少なくとも2本の接手管に給水源側の本管がそ
れぞれ個々に接続されるとともに、他の2本以上の接手
管に支管がそれぞれ個々に接続された構成とされている
ので、2本以上の本管と2本以上の支管とを、1個の弁
体の回転で択一的に開閉することができる上、弁箱の互
いに離れた2個の閉鎖部に隣接する接手管に接続された
3本以上の接続管路の開度を択一的に調節することがで
きる。したがって、給水域間に著しい使用水量差が生じ
たような場合に給水量を適正にするなど、水量調節等の
給水の要求条件や接続管路の保守等に幅広くかつ的確に
対処することができる。また2本以上の本管と2本以上
の支管の接続が、同一間隔の接手管と閉鎖部とを閉鎖部
の間に接手管を配して設けた1個の小径の弁箱によって
合理的になされているので、接続面積を狭くすることが
でき、工事及び操作が容易な上、構造が簡単でコスト安
につく長所がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る上水道の接続構造の一実施例を示
す横断面図である。 1…弁箱、2a,2c…本管 2b,2d…支管、3a,3b,3c,3d…接手管 3e,3f…閉鎖部、4…弁体 5a,5b,5c,5d,5e…開放部、5f…閉塞部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上水道の本管又は支管に接続される4本以
    上の接手管と2個以上の閉鎖部とを閉鎖部の間に1本以
    上の接手管を配して一平面内に等間隔で環状に設けた弁
    箱内に、上記接手管を開く5個以上の開放部と上記接手
    管を択一的に閉じる1個の閉塞部とを上記接手管及び閉
    鎖部と同一の間隔で一平面内に環状に設けた円筒状の弁
    体が、上記平面内で周方向に回転自在に挿入され、上記
    4本以上の接手管のうちの少なくとも2本の接手管に給
    水源側の本管がそれぞれ個々に接続されるとともに、他
    の2本以上の接手管に支管がそれぞれ個々に接続された
    ことを特徴とする上水道の接続構造。
JP1989046638U 1989-04-20 1989-04-20 多口遮断弁 Expired - Lifetime JP2512265Y2 (ja)

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