JPH09170565A - ポンプ装置 - Google Patents
ポンプ装置Info
- Publication number
- JPH09170565A JPH09170565A JP7332128A JP33212895A JPH09170565A JP H09170565 A JPH09170565 A JP H09170565A JP 7332128 A JP7332128 A JP 7332128A JP 33212895 A JP33212895 A JP 33212895A JP H09170565 A JPH09170565 A JP H09170565A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enclosure
- mass
- pump
- main body
- pump device
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- Pending
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、空気、水等の輸送に使用するポ
ンプ装置に関し、ポンプ本体から発生する機械的騒音、
流体的騒音を伝播経路上で遮音するポンプ装置を提供せ
んとするものである。 【解決手段】 この発明によるポンプ装置は、ポンプ本
体１をエンクロージャ３で被覆し、ポンプ本体１または
エンクロージャ３の低部にバネ要素６を介して質量要素
７を直列に接続して成ることを特徴とするポンプ装置で
ある。
ンプ装置に関し、ポンプ本体から発生する機械的騒音、
流体的騒音を伝播経路上で遮音するポンプ装置を提供せ
んとするものである。 【解決手段】 この発明によるポンプ装置は、ポンプ本
体１をエンクロージャ３で被覆し、ポンプ本体１または
エンクロージャ３の低部にバネ要素６を介して質量要素
７を直列に接続して成ることを特徴とするポンプ装置で
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、動作時に発生す
る機械的騒音、流体的騒音の低減を実現したポンプ装置
を提供せんとするものである。
る機械的騒音、流体的騒音の低減を実現したポンプ装置
を提供せんとするものである。
【０００２】
【従来の技術】ポンプ本体から発生する騒音には、羽車
等の機械構造部分の振動、及びキャビテーション、ウオ
ーターハンマー等の流体騒音がある。
等の機械構造部分の振動、及びキャビテーション、ウオ
ーターハンマー等の流体騒音がある。
【０００３】このような騒音を防止するために、従来よ
り、ポンプ本体を取り囲むエンクロージャが用いられて
いる。
り、ポンプ本体を取り囲むエンクロージャが用いられて
いる。
【０００４】しかしながら、この種、従来のエンクロー
ジャは、底板の上にポンプ本体を固定し、これを箱型の
カバーで被覆するのみであった。
ジャは、底板の上にポンプ本体を固定し、これを箱型の
カバーで被覆するのみであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンクロー
ジャでは、ポンプ本体の機械的振動、キャビテーショ
ン、ウオーターハンマー等の流体振動が、直接、エンク
ロージャを伝って外部に漏れるのを効果的に防止するこ
とができなかった。
ジャでは、ポンプ本体の機械的振動、キャビテーショ
ン、ウオーターハンマー等の流体振動が、直接、エンク
ロージャを伝って外部に漏れるのを効果的に防止するこ
とができなかった。
【０００６】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、ポンプ本体の動作時に発生する機械的振動
（騒音）、流体的振動（騒音）を、伝播経路上において
効果的に、低減するポンプ装置を提供せんとするもので
ある。
のであり、ポンプ本体の動作時に発生する機械的振動
（騒音）、流体的振動（騒音）を、伝播経路上において
効果的に、低減するポンプ装置を提供せんとするもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明によるポンプ装
置は、ポンプ本体１をエンクロージャ３で被覆し、ポン
プ本体１またはエンクロージャ３の低部にバネ要素６を
介して質量要素７を直列に接続して成ることを特徴とす
るポンプ装置である。
置は、ポンプ本体１をエンクロージャ３で被覆し、ポン
プ本体１またはエンクロージャ３の低部にバネ要素６を
介して質量要素７を直列に接続して成ることを特徴とす
るポンプ装置である。
【０００８】バネ要素６としては、コイルバネ、渦巻き
バネ、ゴム、スポンジ等が使用され、質量要素７として
は、砂等の固形物、各種の金属塊等が使用される。通
常、バネ要素６に質量要素７を接続したものが、付加質
量体８として取り扱われる。
バネ、ゴム、スポンジ等が使用され、質量要素７として
は、砂等の固形物、各種の金属塊等が使用される。通
常、バネ要素６に質量要素７を接続したものが、付加質
量体８として取り扱われる。
【０００９】ここで、この発明の対象となるポンプ装置
は、空気、水等の流体を輸送するものであればよく、ダ
イヤフラム式、ベーン式、ロータリー式等、その形式を
問わないものである。
は、空気、水等の流体を輸送するものであればよく、ダ
イヤフラム式、ベーン式、ロータリー式等、その形式を
問わないものである。
【００１０】エンクロージャ３の、カバー９、底板４
は、通常、合成樹脂板、薄い金属板、薄い金属鋳物等よ
り形成される。
は、通常、合成樹脂板、薄い金属板、薄い金属鋳物等よ
り形成される。
【００１１】ポンプ装置の駆動に伴い、その低部が特定
の周波数で加振され、その結果、大きな固体伝播音が、
各部に、生じるのであるが、これに対して、付加質量体
８を前記周波数と略共振するようにしておけば、ポンプ
本体１低部の振動レベルが低下し、ポンプ装置の駆動に
伴い各部に、生じる筈であった放射騒音パワーが低減で
きる、この結果、低騒音型のポンプ装置が実現できる。
の周波数で加振され、その結果、大きな固体伝播音が、
各部に、生じるのであるが、これに対して、付加質量体
８を前記周波数と略共振するようにしておけば、ポンプ
本体１低部の振動レベルが低下し、ポンプ装置の駆動に
伴い各部に、生じる筈であった放射騒音パワーが低減で
きる、この結果、低騒音型のポンプ装置が実現できる。
【００１２】ここで、上記の説明を理論的に行う。今、
ポンプ装置の質量をＭ，バネ定数をＫ，質量要素７の質
量をｍ，バネ要素６のバネ定数をｋ、ωをポンプの加振
周波数、駆動による加振力の最大値をＦとすると、ポン
プ装置に付加質量体８を設置した場合の振動系は、図２
に示すように、モデル化される。そして、ポンプ装置の
変位をＸとすると
ポンプ装置の質量をＭ，バネ定数をＫ，質量要素７の質
量をｍ，バネ要素６のバネ定数をｋ、ωをポンプの加振
周波数、駆動による加振力の最大値をＦとすると、ポン
プ装置に付加質量体８を設置した場合の振動系は、図２
に示すように、モデル化される。そして、ポンプ装置の
変位をＸとすると
【００１３】
【表１】
【００１４】そこで、Ｘを０に近づけるためには、ω＝
ω2 となるように、質量ｍ，バネ定数をｋを調節すれば
よい。そして、このとき、付加質量体８からポンプ本体
１及びエンクロージャ３に加えられる力がＦsin ωｔと
なり、駆動によるポンプ装置への加振力Ｆsin ωｔと打
ち消し合って、ポンプ装置は理論的に静止することにな
る。
ω2 となるように、質量ｍ，バネ定数をｋを調節すれば
よい。そして、このとき、付加質量体８からポンプ本体
１及びエンクロージャ３に加えられる力がＦsin ωｔと
なり、駆動によるポンプ装置への加振力Ｆsin ωｔと打
ち消し合って、ポンプ装置は理論的に静止することにな
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１６】図１に示すのは、この発明の一つの実施の
形態であり、給水用のポンプ装置が土台１０としてのス
ラブ上に設置された状態を示している。
形態であり、給水用のポンプ装置が土台１０としてのス
ラブ上に設置された状態を示している。
【００１７】このポンプ装置は、ポンプ本体１、エンク
ロージャ３、及び付加質量体８とから成る。エンクロー
ジャ３は、ポンプ本体１を上載する底板４とこのポンプ
本体１及び底板４全体を被服する箱型のカバー９とから
成る。
ロージャ３、及び付加質量体８とから成る。エンクロー
ジャ３は、ポンプ本体１を上載する底板４とこのポンプ
本体１及び底板４全体を被服する箱型のカバー９とから
成る。
【００１８】ポンプ本体１には、給水管と送水管が配管
５として接続され、各々はエンクロージャ４のカバー９
を貫通して外部に導出されている。
５として接続され、各々はエンクロージャ４のカバー９
を貫通して外部に導出されている。
【００１９】ポンプ本体１は、その脚２を底板４の上に
固定している。バネ要素６としては、渦巻きバネが使用
され、脚２直下において、底板４の下に垂下されてい
る。バネ要素６の下端部には、質量要素７が吊り下げら
れている。
固定している。バネ要素６としては、渦巻きバネが使用
され、脚２直下において、底板４の下に垂下されてい
る。バネ要素６の下端部には、質量要素７が吊り下げら
れている。
【００２０】質量要素７は、平板１１の上に、鋳鉄から
なる複数個の分銅状の金属塊が取着されたものである。
分銅状の金属塊を必要個数使用することにより、質量要
素７の質量変更が可能となり、調整が容易となってい
る。
なる複数個の分銅状の金属塊が取着されたものである。
分銅状の金属塊を必要個数使用することにより、質量要
素７の質量変更が可能となり、調整が容易となってい
る。
【００２１】この場合、ポンプの加振周波数をω，質量
要素７の質量をｍ，バネ要素６のバネ定数をｋとして，
ｋ／ｍ＝ ω2 の関係を満たすように、質量をｍ，バネ
定数ｋを調節している。
要素７の質量をｍ，バネ要素６のバネ定数をｋとして，
ｋ／ｍ＝ ω2 の関係を満たすように、質量をｍ，バネ
定数ｋを調節している。
【００２２】この結果、ポンプ装置の駆動時の加振力に
起因して、脚２を通してエンクロージャ３の底部に伝達
される振動レベルが減少し、よって、エンクロージャ３
の底部の振動に起因してポンプ装置各部から音響放射さ
れる固体伝播音レベルが低減した。
起因して、脚２を通してエンクロージャ３の底部に伝達
される振動レベルが減少し、よって、エンクロージャ３
の底部の振動に起因してポンプ装置各部から音響放射さ
れる固体伝播音レベルが低減した。
【００２３】図３（ａ）は、質量要素７のない場合にお
ける、エンクロージャ３低部の振動加速度を示し、図３
（ｂ）は、上記の実施例におけるエンクロージャ３低部
の振動加速度を示したグラフ図である。図３において、
横軸は周波数、縦軸は脚２と底板４との接合部の振動加
速度を示している。これらグラフの対比より明瞭なよう
に、質量要素７を設けた場合には、エンクロージャ３低
部の振動加速度が全範囲において、低いものとなってい
る。
ける、エンクロージャ３低部の振動加速度を示し、図３
（ｂ）は、上記の実施例におけるエンクロージャ３低部
の振動加速度を示したグラフ図である。図３において、
横軸は周波数、縦軸は脚２と底板４との接合部の振動加
速度を示している。これらグラフの対比より明瞭なよう
に、質量要素７を設けた場合には、エンクロージャ３低
部の振動加速度が全範囲において、低いものとなってい
る。
【００２４】
【発明の効果】以上のように、この発明によるポンプ装
置では、ポンプ装置の駆動時の加振力に起因して、その
低部に伝達される振動レベルが減少し、よって、低部の
振動に起因してポンプ装置各部から音響放射される固体
伝播音レベルが低減する。
置では、ポンプ装置の駆動時の加振力に起因して、その
低部に伝達される振動レベルが減少し、よって、低部の
振動に起因してポンプ装置各部から音響放射される固体
伝播音レベルが低減する。
【００２５】従って、この発明のポンプ装置を使用すれ
ば、ポンプ騒音による不快感を減らすことができ、ま
た、深夜等の静音時においても周囲の人に迷惑をかける
ことなくポンプ装置を駆動することが可能となる。
ば、ポンプ騒音による不快感を減らすことができ、ま
た、深夜等の静音時においても周囲の人に迷惑をかける
ことなくポンプ装置を駆動することが可能となる。
【図１】本発明の一実施の形態を示す断面図。
【図２】本発明を説明するモデル図。
【図３】本発明の効果を説明するグラフ図。
１ ポンプ本体 ２ 脚 ３ エンクロージャ ４ 底板 ５ 配管 ６ バネ要素 ７ 質量系 ８ 負荷質量体 ９ カバー
Claims (3)
- 【請求項１】 低部にバネ要素６を介して質量要素７を
直列に接続して成ることを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項２】 ポンプ本体１をエンクロージャ３で被覆
し、ポンプ本体１の低部にバネ要素６を介して質量要素
７を直列に接続して成ることを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項３】 ポンプ本体１をエンクロージャ３で被覆
し、エンクロージャ３の低部にバネ要素６を介して質量
要素７を直列に接続して成ることを特徴とするポンプ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7332128A JPH09170565A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7332128A JPH09170565A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ポンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170565A true JPH09170565A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18251474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7332128A Pending JPH09170565A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ポンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170565A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102116306A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-07-06 | 上海阿波罗机械股份有限公司 | 一种核电站用的凝结水泵上的辅助支撑装置 |
| CN102155426A (zh) * | 2011-03-24 | 2011-08-17 | 南通星辰合成材料有限公司 | 双酚a循环泵可弹性位移的安装方法 |
| CN107725398A (zh) * | 2017-11-12 | 2018-02-23 | 湖北华联泵业有限公司 | 一种具有保温功能的水泵 |
| CN107725399A (zh) * | 2017-11-12 | 2018-02-23 | 湖北华联泵业有限公司 | 一种具有散热功能的水泵 |
| CN108916029A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 黄山市麦佰机械自动化有限公司 | 一种水泵用减震底座 |
| CN108953235A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-12-07 | 合肥欧语自动化有限公司 | 一种具有减震功能的化工泵 |
| CN109826303A (zh) * | 2019-03-27 | 2019-05-31 | 温州红旭市政工程建设有限公司 | 一种市政道路用防堵式排水设备 |
| CN111608945A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-01 | 海宁市富连机械有限公司 | 一种抽真空设备用防护减震装置 |
| CN111926779A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-11-13 | 安徽省万豪水坝节能技术有限公司 | 隔音降噪式底横轴翻板钢闸坝 |
| CN112302925A (zh) * | 2019-07-26 | 2021-02-02 | 宁波钱湖石油设备有限公司 | 一种低噪往复泵 |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP7332128A patent/JPH09170565A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102116306A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-07-06 | 上海阿波罗机械股份有限公司 | 一种核电站用的凝结水泵上的辅助支撑装置 |
| CN102155426A (zh) * | 2011-03-24 | 2011-08-17 | 南通星辰合成材料有限公司 | 双酚a循环泵可弹性位移的安装方法 |
| CN107725398A (zh) * | 2017-11-12 | 2018-02-23 | 湖北华联泵业有限公司 | 一种具有保温功能的水泵 |
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| CN108953235A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-12-07 | 合肥欧语自动化有限公司 | 一种具有减震功能的化工泵 |
| CN108916029A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 黄山市麦佰机械自动化有限公司 | 一种水泵用减震底座 |
| CN109826303A (zh) * | 2019-03-27 | 2019-05-31 | 温州红旭市政工程建设有限公司 | 一种市政道路用防堵式排水设备 |
| CN112302925A (zh) * | 2019-07-26 | 2021-02-02 | 宁波钱湖石油设备有限公司 | 一种低噪往复泵 |
| CN111608945A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-01 | 海宁市富连机械有限公司 | 一种抽真空设备用防护减震装置 |
| CN111926779A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-11-13 | 安徽省万豪水坝节能技术有限公司 | 隔音降噪式底横轴翻板钢闸坝 |
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