JPH09170181A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH09170181A
JPH09170181A JP34980595A JP34980595A JPH09170181A JP H09170181 A JPH09170181 A JP H09170181A JP 34980595 A JP34980595 A JP 34980595A JP 34980595 A JP34980595 A JP 34980595A JP H09170181 A JPH09170181 A JP H09170181A
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yellow
magenta
vis
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JP34980595A
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Eiko Kojima
詠子 小島
Hideo Kawashita
英夫 川下
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Taoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少なくともイエロー、マゼンタ及びシアンの3
色を用いてインクジェット記録法により被記録材に色再
現性に優れた高画質、高解像度のカラー画像を形成する
方法。 【解決手段】イエロー、マゼンタ及びシアン各色相の染
料より組成された水性記録インクが、下記条件を満たし
ていることを特徴とするカラー画像形成方法。 イエロー: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
(0.5g/L;pH7 リン酸バッファーで測定した
値、以下同じ)が、20から85の範囲にあり、 マゼンタ: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
が、35から115の範囲にある。さらに、 シアニン: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
が、40から115の範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともイエロー、
マゼンタ及びシアンの3色を用いてインクジェット記録
法により被記録材にカラー画像を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録法は、無騒音、高速
印刷、高品位印刷、カラー印刷など多くの利点を有して
おり、被記録材、特に紙、繊維材料、布帛等への印字物
については、高画質、高解像度が求められている。特に
カラー画像方法においては、普通紙に対しても、その性
能が要求され、このため記録装置のノズル径を、一般に
数10μm程度とかなり小さくし、高画質、高解像度化
を図っている。
【0003】カラー画像形成方法において重要なこと
は、色再現性であり、少なくともイエロー、マゼンタ及
びシアンの3色を用いて印字を行う必要があるため、各
色の染料の色相及び各色の色濃度のバランスが最も重要
な要件となる。このため、染料の色相については、従来
よりかなり詳しく研究され、色彩が鮮明な染料等が選別
されてきた。しかし、より精細な色再現性を得るには、
さらに各色の色濃度のバランス調整を行うことが必要と
なってくるが、各色の色濃度のバランスに関する研究に
ついては、今のところほとんど報告されていないのが現
状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、少なくとも
イエロー、マゼンタ及びシアンの3色を用いてインクジ
ェット記録法により被記録材にカラー画像を形成する方
法において、各色の染料の色相及び各色の色濃度のバラ
ンスを調整することにより、さらに色再現性に優れた高
画質、高解像度のカラー画像形成方法を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともイ
エロー、マゼンタ及びシアンの3色を用いてインクジェ
ット記録法により被記録材にカラー画像を形成する方法
において、イエロー、マゼンタ及びシアン各色相の染料
より組成された水性記録インクが、下記条件を満たすよ
うに調整されてなることを特徴とするカラー画像形成方
法である。 イエロー: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
(0.5g/L;pH7 リン酸バッファーで測定した
値、以下同じ)が、20から85の範囲にあること。 マゼンタ: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
が、35から115の範囲にあること。 シアニン: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
が、40から115の範囲にあること。
【0006】本発明の特徴は、少なくともイエロー、マ
ゼンタ及びシアンの3色の水性記録インクを用いてカラ
ー画像を形成する際に、各色相の水性記録インクの前記
色濃度値(Avis ) を前記所定の範囲に入るように調整
することにより、色再現性に優れた高画質、高解像度の
カラー画像形成方法を提供することである。すなわち、
少なくともイエロー、マゼンタ及びシアンの3色の各色
相の水性記録インクの色濃度値(Avis ) を所定の範囲
に入るように調整しさえすれば、常に色再現性のよいカ
ラー画像が容易に得られることを見出したものである。
【0007】本発明において、前記色濃度値(Avis )
は次の方法によって測定される。測定する水性記録イン
クを200mlメスフラスコに1.0g正確に計り取
り、イオン交換水を用いて200mlに調製する。この
液、5mlを50mlメスフラスコに取り、PH7リン
酸バッファーを用いて50mlに調製する。
【0008】ここで、PH7リン酸バッファーは、0.
2モルのリン酸一水素ナトリウム30.5mlと0.2
モルのリン酸二水素ナトリウム2水和物19.5mlを
イオン交換水で100mlに調製して得られる。
【0009】調製した液を分光光度計UV−265FN
(島津製作所)を用い、各波長の吸光度の測定を行う。
吸光度を測定する波長は、400nmから700nmま
での吸光度を10nm毎、計31波長を測定する。この
測定された31波長の吸光度より、下記式(I)により
算出される。
【0010】
【化−1】
【0011】これは、JIS Z 8719-1984 「物体色の条件
等色度の評価方法」(JIS ハンドブック 色彩−19
86年4月12日 日本規格協会発行)付表 3-1に記載され
ている10度視野、標準の光D65の重価関数fx 、fy
、fz を用いた。
【0012】本発明における前記色濃度値(Avis )
は、積分吸収値(imtegrated absorptivity) ともいうべ
きものであり、その決定要因は水性記録インク中の染料
の種類、その濃度等である。従って本発明において、色
濃度値(Avis ) の調整方法としては、例えば次の方法
によって行われる。
【0013】すなわち、色濃度値(Avis ) が目標値よ
り少なければ、染料を変更し、又は必要な染料分を追加
し、再度濾過してインクを調製する。また、色濃度値
(Avis ) が目標値より大きければ、染料を変更し、又
は染料以外の水溶性有機溶媒あるいは水を加えて染料濃
度を下げ、再度濾過してインクを調製する。本発明に用
いられる水性記録インクは、1種の染料を含む場合又は
2種以上の染料を混合した各色相の水性記録インクを用
いる場合にも効果的に用いられる。
【0014】本発明の記録用インクの調製方法は、特に
制限されないが、1種以上の水溶性染料、1種以上の水
溶性有機溶剤及び水(通常イオン交換水)、更に必要な
添加剤を混合し、濾過するか、これら水溶性染料を水溶
性有機溶剤と混合し、一旦濾過して不溶性物を取り除
き、これに水を加え、必要により更に濾過することによ
り記録用インクが容易に調製される。
【0015】得られた水性記録インクは、前記した方法
によって色濃度値(Avis ) を測定し、本発明に規定す
る範囲内に調整する。
【0016】ここで、水溶性染料としては、直接染料、
酸性染料又は反応染料等が挙げられ、中でも水、水溶性
有機溶剤に対する溶解度が高く、記録された画像の耐水
性、耐光性を向上させる染料が望ましく、具体的には、
例えばC.I.ダイレクトブルー86、199、C.
I.ダイレクトレッド9、227、C.I.ダイレクト
イエロー86、142、144、C.I.アシッドイエ
ロー23、42、49、C.I.アシッドレッド14、
34、35、37、52、249、C.I.アシッドブ
ルー7、9、249、C.I.リアクティブレッド2
4、35、111、114、174、180、184、
C.I.リアクティブイエロー13、14、15、1
6、17、23、24、37、42、75、76、7
7、79、114、115、116、C.I.リアクテ
ィブレッド21、22、23、34、35、36、4
9、50、63、64、106、108、109、11
0、111、112、113、114、129、リアク
ティブブルー19、20、21、27、28、37、3
8、77、100、101、123、147、148等
が挙げられる。これらの染料は、単独又は混合して用い
られる。
【0017】中でも、本発明に用いられる水溶性染料
は、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色相の水性記録
インクの可視領域の最大吸収波長(pH7 リン酸バッ
ファーで測定した値、以下同じ)が下記の範囲にある染
料を使用することが特に好ましい。 イエロー:350nm〜450nm マゼンタ:500nm〜600nm シアニン:600nm〜680nm
【0018】これら水溶性染料の添加量は、水性記録用
インクの色濃度値(Avis ) とのバランスで決定される
わけであるが、通常水性記録インク中、1〜10重量%
使用される。特に本発明に規定する色濃度値(Avis )
を所定の範囲に調整するために、2種以上の染料を混合
して用いることが好ましい。なお、本発明において水溶
性染料の重量%は、染料純分に換算した値をいう。
【0019】本発明に好適に用いられる水溶性有機溶剤
としては、次のような水溶性有機溶剤が挙げられる。例
えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−
プロパノール、n−ブタノール、 sec−ブタノール、te
rt−ブタノール、イソブタノール、ベンジルアルコール
等のアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジエチルホ
ルムアミド等のアミド類、アセトン、ジアセトンアルコ
ール等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類、カプロラクタム等のラクタム類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、チオ
ジグリコール、チオジエチレングリコール、ヘキシレン
グリコール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−
2,4−ペンタンジオール、グリセリン、1,2,6−
ヘキサントリオール等の多価アルコール類、ポリエチレ
ングリコール、(平均分子量200、300、400、
600等)、ポリプロピレングリコール(平均分子量4
00、700等)等のポリアルキレングリコール類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、
【0020】トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、
プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエ
ーテル類、アセチレングリコール誘導体(商品名:サー
フィノール:日信化学社製)、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカ
ノールアミン類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等の含窒素複素環式ケトン類、2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリド
ン、N−ビニル−ピロリドン、N−オクチル−2−ピロ
リドン、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリド
ン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、N−ドデシ
ル−2−ピロリドン、N−イソプロピル−2−ピロリド
ン、N−(n−ブチル)−2−ピロリドン、N−(t−
ブチル)−2−ピロリドン、N−ヘキシル−2−ピロリ
ドン、N−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリド
ン、N−(2−メトキシエチル)−2−ピロリドン、N
−(3−メトキシプロピル)−2−ピロリドン、N−ベ
ンジル−2−ピロリドン、ポリビニルピロリドン等のピ
ロリドン類が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は単
独で、又は混合して用いられる。
【0021】以上により、本発明の水性記録インクにお
いて、水溶性染料0.5〜30重量%、好ましくは1〜
20重量%、水溶性有機溶剤が0〜40重量%、好まし
くは5〜30重量%、残余が水とから成る。
【0022】本発明の水性記録インクには、一層良好な
特性を具備せしめるために従来使用された種々の添加剤
が必要に応じて併用される。具体的には、例えば浸透
剤、防腐剤、防カビ剤(例えばデヒドロ酢酸ナトリウ
ム、4−クロロ−3−メチルフェノール等)その他紫外
線吸収剤、粘度調整剤、アニオン系もしくはノニオン系
の界面活性剤、尿素、電気伝導度調整剤、pH緩衝剤、
pH調整剤、比抵抗値調整剤、赤外線吸収剤、酸化防止
剤、キレート化剤、消泡剤、表面張力調整剤などが挙げ
られる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、イエロー、マゼンタ及
びシアンの各色の染料の色相及び各色の色濃度のバラン
スのよい水性記録インクの調製を容易に行うことがで
き、かくして色再現性に優れた高画質、高解像度のカラ
ー画像形成方法を容易に得ることができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明するが、本発明は、これ等の実施例に限定され
るものではない。例中、%は重量%を意味する。
【0025】水性記録インクの調製 以下に示すイエロー、マゼンタ及びシアンの各組成物を
よく混合し、孔径0.45μmのメンブランフィルター
で加圧濾過後、真空ポンプを用いて脱気処理をし、水性
記録インクを調製し、必要により、色濃度値(Avis )
を所定の範囲になるように調整して得た水性記録インク
のλmax 及び色濃度値(Avis ) をそれぞれの末尾に示
す。
【0026】 イエロー(1) C.I.Direct Yellow 144 1.5% ポリエチレングリコール(#200) 10.0% プロピレングリコールプロピルエーテル 4.5% 尿素 1.0% サーフィノール465 0.5% (アセチレングリコール誘導体;日信化学社製、以下同じ) イオン交換水 82.5%
【0027】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=408±5nm 色濃度値(Avis ) =27
【0028】 イエロー(2) C.I.Acid Yellow 23 2.0% ジエチレングリコール 8.0% グリセリン 8.0% アセチレノールEH 0.2% (アセチレングリコール誘導体:川研ファインケミカル社製、以下同じ) イオン交換水 81.8%
【0029】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=425±5nm 色濃度値(Avis ) =74
【0030】 イエロー(3) C.I.Acid Yellow 23 0.6% C.I.Direct Yellow 144 0.8% ジプロピレングリコール 7.0% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0% イオン交換水 86.6%
【0031】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=415±5nm 色濃度値(Avis ) =29
【0032】 マゼンタ(1) C.I.Acid Red 249 2.5% ポリエチレングリコール(#200) 13.0% プロピレングリコールプロピルエーテル 4.5% 尿素 2.0% サーフィノール465 0.5% イオン交換水 77.5%
【0033】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=524±5nm 色濃度値(Avis ) =66
【0034】 マゼンタ(2) C.I.Acid Red 52 1.3% C.I.Acid Red 35 2.5% ジエチレングリコール 8.0% グリセリン 8.0% アセチレノールEH 0.2% イオン交換水 80.0%
【0035】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=550±10nm 色濃度値(Avis ) =108
【0036】 マゼンタ(3) C.I.Acid Red 52 1.0% ジプロピレングリコール 9.0% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0% イオン交換水 85.0%
【0037】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=565±5nm 色濃度値(Avis ) =47
【0038】 シアン(1) C.I.Direct Blue 199 3.8% ポリエチレングリコール(#200) 12.0% プロピレングリコールプロピルエーテル 4.5% 尿素 1.0% サーフィノール465 0.5% イオン交換水 78.2%
【0039】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=597±5nm 色濃度値(Avis ) =50
【0040】 シアン(2) C.I.Acid Blue 9 6.0% ジエチレングリコール 8.0% グリセリン 8.0% アセチレノールEH 0.2% イオン交換水 77.8%
【0041】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=630±5nmm 色濃度値(Avis ) =95
【0042】 シアン(3) C.I.Direct Blue 199 4.0% ジプロピレングリコール 9.0% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0% イオン交換水 82.0%
【0043】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=597±5nmm 色濃度値(Avis ) =54
【0044】なお、比較のために、本発明の対象外の水
性記録インクを前記と同様にして調製した。
【0045】 比較イエロー(1) C.I.Direct Yellow 144 3.5% ポリエチレングリコール(#200) 10.0% プロピレングリコールプロピルエーテル 4.5% 尿素 1.0% サーフィノール465 0.5% イオン交換水 80.5%
【0046】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=408±10nm 色濃度値(Avis ) =110
【0047】 比較マゼンタ(1) C.I.Acid Red 52 0.8% ジエチレングリコール 8.0% グリセリン 8.0% アセチレノールEH 0.1% イオン交換水 83.1%
【0048】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=565±5nmm 色濃度値(Avis ) =14
【0049】 比較シアン(1) C.I.Direct Blue 199 2.5% ポリエチレングリコール(#200) 12.0% プロピレングリコールプロピルエーテル 4.5% 尿素 1.0% サーフィノール465 0.5% イオン交換水 79.5%
【0050】この水性記録インクのλmax 及び色濃度値
(Avis ) は次の通りである。 λmax=597±10nm 色濃度値(Avis ) =27
【0051】水性記録インクの評価試験 印字方式 上記の水性記録インク及び比較水性記録インクを用いて
NOVA JET II(ENCAD社製品:バブルジ
ェット方式)及びMJ−700V2C(エプソン社製
品:ピエゾ方式)により、それぞれ次の2種類の試験紙
(普通紙)にフルカラー画像印字を行い、それぞれにつ
いて下記項目について評価を行った。
【0052】試験紙 4024DP紙(ゼロックス社製) NBS紙(日本ビジネスサプライ社製)
【0053】色バランス ○・・・各色の色濃度のバランスは、すべて良好であ
り、精細な再現性の良い画像が得られた。 △・・・各色の色濃度のバランスは、一部不良があり、
画像は充分な再現性は得られなかった。 ×・・・各色の色濃度のバランスは、不良であり、再現
性がなかった。
【0054】実施例1 イエロー(1)、マゼンタ(1)及びシアン(1)の組
み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式によ
り上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。結果
を表1〜に示す。
【0055】実施例2 イエロー(2)、マゼンタ(2)及びシアン(2)の組
み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式によ
り上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。結果
を表1に示す。
【0056】実施例3 イエロー(3)、マゼンタ(3)及びシアン(3)の組
み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式によ
り上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。結果
を表1に示す。
【0057】実施例4 イエロー(1)、マゼンタ(3)及びシアン(3)の組
み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式によ
り上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。結果
を表1に示す。
【0058】比較例1 比較イエロー(1)、比較マゼンタ(1)及びシアン
(2)の組み合わせの水性記録インクを用い、上記各印
字方式により上記各試験紙に印字し、色バランスを評価
した。結果を表1に示す。
【0059】比較例2 イエロー(2)、比較マゼンタ(1)及びシアン(2)
の組み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式
により上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。
結果を表1に示す。
【0060】比較例3 イエロー(1)、マゼンタ(1)及び比較シアン(1)
の組み合わせの水性記録インクを用い、上記各印字方式
により上記各試験紙に印字し、色バランスを評価した。
結果を表1に示す。
【0061】比較例4 比較イエロー(1)、マゼンタ(1)及び比較シアン
(1)の組み合わせの水性記録インクを用い、上記各印
字方式により上記各試験紙に印字し、色バランスを評価
した。結果を表1に示す。
【0062】比較例5 比較イエロー(1)、比較マゼンタ(1)及び比較シア
ン(1)の組み合わせの水性記録インクを用い、上記各
印字方式により上記各試験紙に印字し、色バランスを評
価した。結果を表1に示す。
【0063】
【表−1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともイエロー、マゼンタ及びシア
    ンの3色を用いてインクジェット記録法により被記録材
    にカラー画像を形成する方法において、イエロー、マゼ
    ンタ及びシアン各色相の染料より組成された水性記録イ
    ンクが、下記条件を満たしていることを特徴とするカラ
    ー画像形成方法。 イエロー: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
    (0.5g/L;pH7 リン酸バッファーで測定した
    値、以下同じ)が、20から85の範囲にあること。 マゼンタ: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
    が、35から115の範囲にあること。 シアニン: Garland式により求めた色濃度値(Avis )
    が、40から115の範囲にあること。
  2. 【請求項2】 イエロー、マゼンタ及びシアンの各色相
    の水性記録インクの可視領域の最大吸収波長(pH7
    リン酸バッファーで測定した値、以下同じ)が下記範囲
    にあることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形
    成方法。 イエロー:350nm〜450nm マゼンタ:500nm〜600nm シアニン:600nm〜680nm
  3. 【請求項3】 イエロー、マゼンタ及びシアンの各色相
    水性記録インクが2種以上の染料を用いて色濃度値(A
    vis ) を所定の範囲になるように調整してなることを特
    徴とするカラー画像形成方法。
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