JPH09169424A - 無電源の落下物回収装置 - Google Patents

無電源の落下物回収装置

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JPH09169424A
JPH09169424A JP35055795A JP35055795A JPH09169424A JP H09169424 A JPH09169424 A JP H09169424A JP 35055795 A JP35055795 A JP 35055795A JP 35055795 A JP35055795 A JP 35055795A JP H09169424 A JPH09169424 A JP H09169424A
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JP
Japan
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conveyor
belt
falling object
object recovery
falling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35055795A
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English (en)
Inventor
Kazumi Daitoku
一美 大徳
Masataka Ichikawa
正隆 市川
Hajime Fukui
一 福井
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Nippon Steel Corp
Sankyu Inc
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Sankyu Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトコンベア下の広範囲からの落下物の回
収が比較的低コストででき、また比較的スペース面での
設置制約が小さい無電源の落下物回収装置を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベア12の下方に、弾性部材
306の付勢力により返りベルト14bと略平行状態で
保持されて、中間部の回動軸300を中心に垂直回動可
能な落下物回収コンベア42を設け、第1のプーリ43
と、回動軸300を中心に落下物回収コンベア42が回
動して返りベルト14bの下面に押圧される第1の駆動
力取り込みローラ311とを、正転動力伝達手段312
〜314により連結し、第2のプーリ44と、回動軸3
00を中心とした落下物回収コンベア42の逆回動によ
り返りベルト14bの下面に押圧される第2の駆動力取
り込みローラ315とを、逆転動力伝達手段35、38
を介して連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電源の落下物回
収装置に係り、更に詳しくは、比較的低コストでベルト
コンベア下の広範囲から落下物を回収可能で、また比較
的スペース面での設置制約が小さい無電源の落下物回収
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄所においては、製鉄原料の鉱石や高
炉燃料のコークスなどを構内移送するために、全長数百
メートルにもなるベルトコンベアが用いられている。と
ころで、鉱石やコークスなどを移送中のベルトコンベア
の下には、ヘッドプーリから下方へ反転された返りベル
トの下面から落ちた落下物(以下、落鉱という場合があ
る)が、床面上に堆積している。この落鉱堆積により粉
塵発生が起きて構内環境を悪化させたり、落鉱がベルト
コンベアを支える機枠に付着して腐食するという問題が
生じるので、定期的に落鉱の除去作業が行なわれてい
る。
【0003】この作業は、作業者がスコップを使って床
面に堆積した落鉱を掻き取ったり、小型のショベルカー
などにより一纏めに掬い取ることで行なわれていた。し
かしながら、前者の人海戦術による作業であっても、後
者のショベルカーなどの特装車を用いての作業でも、何
れも人手を要する作業である。これにより、頭上からは
大小の落鉱が落ち、また細かい粉塵が舞う悪環境下で、
作業者にきつい、汚い、危険という3K作業を強いるこ
とになっていた。そこで、これらの問題点を解消するも
のとして、例えば特開平5−229632号公報「ベル
トコンベア用付着物掻取回収装置」のように、ベルトコ
ンベアの途中(例えばヘッド側又はテール側端部付近)
に、このベルトコンベアを内部空間に遊挿させた回転リ
ング体を設け、また回転リング体の内周面に複数個のバ
ケット部を形成し、さらにベルトコンベアの返りベルト
及び回転リング体の下部間の空間部に、返りベルトの下
面に接触する掻取部材を設けたものが知られている。こ
の従来技術は、ベルトコンベアの無端ベルトの周回中
に、返りベルトの付着物が掻取部材により回転リング体
のバケット内へ掻き落とされ、それを回転リング体の回
転により上方へ持ち上げてから、無端ベルトの表ベルト
上へ落下させて再使用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、設備コスト上、ベルト長さ方向の幅をそれ
程長く採れない回転リング体により返りベルトの付着物
を回収するので、ベルトコンベアのヘッド側の端から回
転リング体の取り付け位置までの間は、返りベルトから
の落鉱を回収できないという問題点があった。そこで、
例えば前記従来技術の公報に添付された図1に示すよう
に、ベルトコンベアのヘッド側端部付近の下方に、大口
径の投入口を有するホッパを設けることが考えられる
が、これではホッパ自体が大型になり、その設置にスペ
ース的な制約が大きくなるという問題点があった。本発
明はかかる事情に鑑みなされたもので、ベルトコンベア
下の広範囲からの落下物の回収が比較的低コストでで
き、また比較的スペース面での設置制約が小さい無電源
の落下物回収装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の無電源の落下物回収装置は、塊粒粉体を移送する
ベルトコンベアのヘッド側端部付近に、ヘッドプーリの
外周面に沿って下方へ反転された返りベルトからの落下
物を回収する無電源の落下物回収装置において、前記ベ
ルトコンベアの下方に、弾性部材の付勢力により前記ベ
ルトコンベアの返りベルトと略平行状態で保持されて、
コンベア長さ方向の中間部の水平軸を中心に傾動可能な
落下物回収コンベアを設け、該落下物回収コンベアの一
端部に配置された第1のプーリと、前記水平軸を中心に
前記落下物回収コンベアが回動して前記返りベルトの下
面に押圧される第1の駆動力取り込みローラとを、同じ
回転方向で動力伝達する正転動力伝達手段を介して連結
し、また前記落下物回収コンベアの他端部に配置された
第2のプーリと、前記水平軸を中心とした前記落下物回
収コンベアの逆回動により前記返りベルトの下面に押圧
される第2の駆動力取り込みローラとを、回転方向を逆
転させて動力伝達する逆転動力伝達手段を介して連結し
た。
【0006】請求項2記載の無電源の落下物回収装置
は、請求項1記載の無電源の落下物回収装置において、
落下物回収コンベアの両端側に、該落下物回収コンベア
から排出された落下物を前記ベルトコンベアに戻す落下
物返送手段を設けた。請求項3記載の無電源の落下物回
収装置は、請求項2記載の無電源の落下物回収装置にお
いて、前記落下物返送手段が、前記ベルトコンベア及び
前記落下物回収コンベアの一端部又は他端部を内部空間
に収納させた環状ケーシング、該環状ケーシングの内周
面に沿って周回される多数枚の掻き板を連結した掻き上
げ環状構造体、該掻き上げ環状構造体の回転手段、前記
返りベルトの下面に押圧されて、その回転力を前記回転
手段に伝える掻き上げ駆動力取り込みローラを有するよ
うにした。請求項4記載の無電源の落下物回収装置は、
請求項1〜3の何れか1項に記載の無電源の落下物回収
装置において、前記落下物回収コンベアが無端ベルトを
有するベルトコンベアであり、前記無端ベルトの両端部
には一定ピッチで掛合孔が形成され、また前記落下物回
収コンベアの第1、2のプーリの両端部の外周面に、前
記無端ベルトの両端部の掛合孔に掛合可能な掛合突起を
一定角度毎に突出させた。
【0007】
【作用】請求項1〜4記載の無電源の落下物回収装置に
おいて、ベルトコンベアの返りベルトからの落下物は、
返りベルトの下方に配置された落下物回収コンベア上に
落下する。通常時、落下物回収コンベアは、弾性部材の
付勢力により、返りベルトに対して略平行な状態に保持
されているが、落下物が弾性部材の付勢力を上回るほど
落下した際、落下物回収コンベアは、ちょうど天秤棒の
ように、弾性部材の弾性力に抗して中間部の水平軸を中
心に重たい方へ傾き、これにより落下物回収コンベアの
上傾斜した側の端部に設けられた第1又は2の駆動力取
り込みローラが返りベルトの下面に押圧されて回転し、
この回転力を駆動源にして落下物回収コンベアが作動す
ることにより、落下物を落下物回収コンベアの下方傾斜
した側へ移送して回収する。
【0008】特に、請求項2記載の無電源の落下物回収
装置において、落下物回収コンベアの両端側からの落下
物は落下物返送手段に受け渡され、順次、ベルトコンベ
アの表ベルト上に戻される。また、請求項3記載の無電
源の落下物回収装置において、落下物回収コンベアから
落下物返送手段に受け渡された落下物は、回転手段によ
り周回される掻き板付きの掻き上げ環状構造体で、環状
ケーシングの内周面に沿って、順次、掻き上げられるこ
とにより、ベルトコンベアの表ベルト上に戻される。落
下物返送手段の回転手段の駆動力は、返りベルトの下面
に押圧された掻き上げ駆動力取り込みローラの回転力を
源としている。さらに、請求項4記載の無電源の落下物
回収装置においては、第1、2のプーリが回転すると、
各プーリの両端部に所定角度毎に突設された掛合突起
に、順次、掛合孔を掛合しながら無端ベルトが周回する
ので、例えば落下物回収コンベアの第1、2のプーリが
比較的細い場合でも、コンベア駆動時の無端ベルトの滑
りが起き難い。
【0009】
【発明の効果】請求項1〜4記載の無電源の落下物回収
装置においては、このように通常時、弾性部材により返
りベルトに略平行に保持されている落下物回収コンベア
の一側上に、弾性部材の付勢力を上回る量の落下物が落
下することにより、例えば天秤棒のように落下物回収コ
ンベアが水平軸を中心に傾動して傾斜し、他側に設けら
れた第1又は2の駆動力取り込みローラが返りベルトに
押圧されて得られた駆動力で、落下物回収コンベアを駆
動することにより落下物を排出するようにしたので、ベ
ルトコンベア下の比較的広範囲からの落下物を、返りベ
ルトの下方に配置された落下物回収コンベアにより回収
でき、しかもベルトコンベアの端部付近全域からの落下
物の回収が、例えば従来技術の欄で述べたような回転リ
ング体を有する従来装置のように、回転リング体をベル
トコンベア長さ方向へ大型化して対応するものに比べ
て、駆動モータなどの電気設備も不要な安価な設備とな
り、低コスト化が図れる。また、落下物回収コンベア
を、ベルトコンベアの端部付近の下方で、ベルトコンベ
アの返りベルトに沿って付設させたので、スペース面で
の設置制約が比較的小さくなる。
【0010】特に、請求項2記載の無電源の落下物回収
装置においては、このように落下物回収コンベアの両端
側に、落下物回収コンベアから排出された落下物をベル
トコンベアに戻す落下物返送手段を設けたので、回収さ
れた落下物を自動的に再使用できる。請求項3記載の無
電源の落下物回収装置においては、落下物返送手段とし
て、回転手段により周回される掻き板付きの掻き上げ環
状構造体で、順次、落下物を環状ケーシングの内周面に
沿って掻き上げることによりベルトコンベアの表ベルト
上に戻すものを採用したので、落下物回収コンベアから
落とし込まれた落下物を、取り零しが少なく確実にベル
トコンベアに戻すことができる。また、落下物返送手段
の駆動力を、返りベルトの下面に押圧された掻き上げ駆
動力取り込みローラの回転力を源としているので、回転
手段に駆動モータなどが不要となり、低コスト化が図れ
る。そして、請求項4記載の無電源の落下物回収装置に
おいては、各プーリの両端部の各掛合突起に、順次、掛
合孔を掛合させながら無端ベルトを周回させるようにし
たので、例えば落下物回収コンベアの第1、2のプーリ
が比較的細い場合でも、コンベア駆動時の無端ベルトの
滑りが起き難い。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。なお、ここでは製鉄所内で鉄鉱石を
移送するベルトコンベアに適用された無電源の落下物回
収装置を例にとり、ベルト移送方向をX方向、それに直
交する方向をY方向、上下方向をZ方向とする。ここ
に、図1は本発明の第1の実施の形態に係る無電源の落
下物回収装置が適用されたベルトコンベアの全体概略側
面図、図2は同全体側面図、図3は同要部拡大断面図、
図4は同他の要部拡大断面図、図5は落下物回収コンベ
アの一端部周辺の要部拡大側面図、図6は落下物回収コ
ンベアの他端部周辺の要部拡大側面図、図7は同概略側
面図、図8は落下物返送手段の拡大正面図、図9は落下
物返送手段の拡大側面図、図10は掻き上げ環状構造体
の部分拡大斜視図、図11は掻き上げ環状構造体の部分
拡大断面図、図12は本発明の第2の実施の形態に係る
無電源の落下物回収装置の要部拡大斜視図である。な
お、図3の中心線右側は落下物回収コンベアの第2のプ
ーリの周辺構造を示し、同図の中心線左側は落下物回収
コンベアの第1のプーリの周辺構造を示しており、また
図4の中心線左側は落下物回収コンベアの中間部にある
水平軸の周辺構造を示し、同図の中心線右側は落下物回
収コンベアの弾性部材の周辺構造を示している。
【0012】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係る無電源の落下物回収装置10は、塊粒粉体の
一例である鉄鉱石11を移送し、ヘッド側を上段、テー
ル側を下段に配置させて、中間部を傾斜配置させたベル
トコンベア12のテール側端部付近に、駆動モータ13
により周回される無端ベルト14のヘッドプーリ15よ
り下方へ引き回された返りベルト14bからの落下物の
一例である落鉱11aを回収するものである。ベルトコ
ンベア12は、上段のヘッドプーリ15及び下段のテー
ルプーリ16間に、多数個のガイドローラ17及びテン
ションローラ18を介して、無端ベルト14が所定張力
で架け渡されたものであり、このヘッドプーリ15の下
方に鉄鉱石11の投下シュート19が設けられている。
【0013】図3を参照して、さらにベルトコンベア1
2を詳細に説明する。ベルトコンベア12は、X方向へ
向かって所定間隔毎に立設された左右一対ずつの支脚2
0を有しており、左右側で一列に並んだ各支脚20上
に、X方向へ延びる長尺な横枠21が横設されている。
横枠21間には、所定間隔毎にY方向へ延びる取り付け
基板22が架設され、取り付け基板22の両端部上に、
先側が内側へ屈曲したローラ支持板23が立設され、ま
た取り付け基板22の中央部付近の両側上に、断面逆V
字形のローラ支持板24が立設されている。これらのロ
ーラ支持板23、24間に、両側のローラが上傾斜した
3個一組のガイドローラ25が軸支されている。なお、
返りベルト14bは、各横枠21の下面に所定間隔毎に
垂設された支持プレート26間に軸支された多数本のガ
イドローラ27により下方支持されている。次に、図2
〜9を参照してベルトコンベア12のテール側端部付近
に設けられた無電源の落下物回収装置10を説明する。
【0014】図2〜4に示すように、無電源の落下物回
収装置10は、ベルトコンベア12の返りベルト14b
のテール側端部付近の下方に設けられた落下物回収コン
ベア42と、落下物回収コンベア42の両端側に配設さ
れて、落下物回収コンベア42から排出された落鉱11
aをベルトコンベア12に戻す一対の落下物返送手段5
1を有している。落下物回収コンベア42は、テールプ
ーリ16側の端部に配置された第1のプーリ43と、ヘ
ッドプーリ15側の端部に配置された第2のプーリ44
との間に、ベルトコンベア12の返りベルト14bに沿
って延びる無端ベルト31が架け渡されている。第1、
2のプーリ43、44は、落下物回収コンベア42の全
長に渡って延びる一対の横梁材33の両端部間にそれぞ
れ軸支されており、これらの横梁材33のコンベア長さ
方向の中間部は、図4の左側に示すように、大径の水平
軸300を有する軸支構造により傾動可能に、横枠21
のコンベア長さ方向の中間部に軸支されている。
【0015】この軸支構造は、横枠21の下面に垂設さ
れた二股状の軸孔治具301に、元部が横梁材33に固
着された外方突出するブラケット302の先部上に固着
された軸孔治具303を重ね合わせ、両軸孔治具30
1、303間に水平軸300を挿通させて組み上げたも
のである。図4の右側に示すように、横梁材33間に
は、所定間隔毎に、無端ベルト31の表ベルトを下方よ
り支持するガイドローラ304が軸支されており、また
それぞれの横梁材33のコンベア長さ方向の中間部付近
の両側部には、外方へ突出するブラケット305の元部
が固着されており、ブラケット305の先部上に、上端
部が横枠21の下面に固着された弾性部材の一例である
スプリング306の下端部が固着されている。落下物回
収コンベア42は、ベルトコンベア12の下方に、合計
4本のスプリング306の付勢力により、ベルトコンベ
ア12の返りベルト14bと略平行状態で保持されて、
水平軸300を中心に傾動可能に吊り下げられている。
なお、対向配置されたブラケット302間とブラケット
305間は、それぞれ連結部材307、308により連
結されている。
【0016】図3の左側及び図5に示すように、それぞ
れの横梁材33のヘッドプーリ15側の端部には、上傾
斜した取り付け板309の元部が固着されており、両取
り付け板309間に回転軸310が軸支されている。回
転軸310の両端部付近には、返りベルト14bの下面
に押圧されて、ベルトコンベア12から落下物回収コン
ベア42の駆動力を取り込む第1の駆動力取り込みロー
ラ311が固着されている。また、回転軸310の両端
部は、対応する取り付け板309から外方へ突出してお
り、それぞれの突出部にスプロケット312が固着され
ている。各スプロケット312に対応するスプロケット
313は、第1のプーリ43の外部突出する両端部に固
着されており、両スプロケット312、313間にチェ
ーン314が架け渡されている。これらの構成部品31
2、313、314により、第1のプーリ43と、第1
の駆動力取り込みローラ311とを同じ回転方向で動力
伝達可能な正転動力伝達手段が構成される。無端ベルト
14のテールプーリ16側に多量の落鉱11aが落ちる
と、その重さにより、スプリング306に抗して、落下
物回収コンベア42が、ヘッドプーリ15側の端部を上
方に向けて傾動し、これにより返りベルト14bの下面
に第1の駆動力取り込みローラ311が押圧され、返り
ベルト14bが図5矢印方向へ移動することにより、第
1の駆動力取り込みローラ311が時計回りに回転し、
これに伴ってチェーン314を介して第1のプーリ43
が、同じく時計回りに回転して、無端ベルト14のテー
ルプーリ16側上の落鉱11aを、第2のプーリ44側
のコンベア端から排出する。
【0017】図3の右側及び図6に示すように、それぞ
れの横梁材33のテールプーリ16側の端部には、同じ
く上傾斜した取り付け板309が固着されており、両取
り付け板309間に、第2の駆動力取り込みローラ31
5が固着された回転軸310が軸支されている。また、
取り付け板309から外部突出した回転軸310の両端
部には歯車38が固着されており、これに噛合する歯車
35が、第2のプーリ44の両端部に固着されている。
これらの構成部品35、38により、第2のプーリ44
と、第2の駆動力取り込みローラ315とを、回転方向
を逆転させて動力伝達する逆転動力伝達手段が構成され
る。無端ベルト14のヘッドプーリ15側に多量の落鉱
11aが落ちると、その重さにより、スプリング306
に抗して、落下物回収コンベア42が、そのテールプー
リ16側の端部を上方に向けて傾動し、これにより返り
ベルト14bの下面に第2の駆動力取り込みローラ31
5が押圧されて、返りベルト14bが図6矢印方向へ移
動することにより、第2の駆動力取り込みローラ315
及び歯車38が時計回りに回転し、これに伴って歯車3
5及び第2のプーリ44が反時計回りに回転し、無端ベ
ルト31のヘッドプーリ15側上の落鉱11aを、無端
ベルト31の第1のプーリ43側のコンベア端から排出
する。次に、図1、8〜11を参照して、落下物回収コ
ンベア42の両端部に設けられた落下物返送手段51を
詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、落下物返送手段51
は、落下物回収コンベア42の第1、2のプーリ43、
44の各設置位置に配置されており、図8、9に示すよ
うに、ベルトコンベア12及びテール側の落下物回収コ
ンベア42を内部空間に収納する環状ケーシング52
と、環状ケーシング52の内周面に沿って周回される多
数枚の掻き板53を連結した掻き上げ環状構造体54
と、返りベルト14bの下面に押圧された掻き上げ駆動
力取り込みローラ55を有する掻き上げ環状構造体54
の回転手段56とを備えている。以下、順次、構成部品
を説明する。環状ケーシング52は、半円状の上側ケー
シング52aと下側ケーシング52bとをボルト連結し
た断面菱形のケーシングであり、左右の横枠21から外
方へ水平に延びた支持枠57の先端部と、丈の低い架台
58とにより支持されている。
【0019】上側ケーシング52aの上部中央部の下面
には、落鉱11aをベルトコンベア12の表ベルト14
a上に戻す戻しシュート60が設けられており、下側ケ
ーシング52bの下部中央部には、落下物回収コンベア
42から投下された落鉱11aを受ける受けシュート6
1が設けられている。なお、下側ケーシング52bの下
部のテール側面には、落下物回収コンベア42からの落
鉱11aが外部へ零れないように、正面視して三日月形
の落鉱飛散防止カバー62が設けられている。回転手段
56は、架台58の両端部の軸受59間に軸支された回
転軸63を有しており、回転軸63には回動パイプ64
がゆとりを持って外装されている。回動パイプ64の両
端部付近には、テール側へ向かって斜め上方へ延びる回
動板65の元部が固着されており、両回動板65の先端
部間に入力軸66が軸着されている。この入力軸66の
両端部付近には、前記掻き上げ駆動力取り込みローラ5
5が固着されている。
【0020】入力軸66の一端部は、回動板65より外
方へ突出しており、その突出部にスプロケット67が固
着されている。これに対するスプロケット68は、回転
軸63の一端部付近に固着されており、両スプロケット
67、68間にチェーン69が掛け渡されている。回動
パイプ64の中央部両側には、下方へ延びる揺動杆70
が固着されており、各揺動杆70の下端部と、落鉱飛散
防止カバー62の下端部の外面との間には、スプリング
40が外挿された揺動可能なロッド41が横架されてい
る。スプリング40の付勢力により揺動杆70がテール
側へ押し出され、これにより回動パイプ64、回動板6
5を介して、掻き上げ駆動力取り込みローラ55が、常
時、返りベルト14bの下面に押圧される。これらの構
成部品40、41、70により、掻き上げ駆動力取り込
みローラ55を返りベルト14bに付勢状態で押圧する
押圧構造体90が構成される。返りベルト14bが図9
矢印方向へ移動すると、スプリング40の付勢力によ
り、返りベルト14bの下面に押圧された掻き上げ駆動
力取り込みローラ55が回転し、その回転力は、スプロ
ケット67、チェーン69、スプロケット68を介して
回転軸63へ伝達され、その後、架台58の一端部上に
設けられて、回転軸63の一端が収納されたギヤボック
ス71を介して、上側ケーシング52aの一側上部まで
垂直に延びた細径の長尺な動力伝達軸72から、その上
側ケーシング52aの一側上部のケーシング73内に配
置されたギヤボックス74を経て、回転手段56へ伝達
される。
【0021】回転手段56は、上側ケーシング52aの
一側上部に設けられた上部架台76に固着されたギヤボ
ックス74より水平に突出して、一対の軸受77aによ
り軸支された出力軸77の先部に、放射線状に6対のパ
ドル78が固着されたものである。上側ケーシング52
aの一側上部の外周側面は開口されており、パドル78
は、その開口部から掻き上げ環状構造体54を図8矢印
方向(反時計回り)へ掻くことにより、これを環状ケー
シング52内で同方向へ周回させる。図10、11に示
すように、掻き上げ環状構造体54は環状配置された多
数個の掻き上げブロック79を、短尺な多数本のチェー
ン80により連結することにより製造される。掻き上げ
ブロック79は、鋼、硬質アルミニウムなどの矩形の金
属板81、81a間に、金属板81aより大判の矩形の
掻き板53を、4個のビス82によりサンドイッチ状に
締着すると共に、これらの積層体の中央部に、両端部を
突出させた状態で連結金具83を固着することにより設
けられる。なお、掻き板53の内、外側角部間を結ぶ対
角線の長さは、対応する環状ケーシング52の菱形の
内、外側角部間を結ぶ対角線の長さより若干長くなって
いる。その後、隣接する掻き上げブロック79の連結金
具83どうしを、チェーン80により、順次、連結する
ことにより掻き上げ環状構造体54が製造される。
【0022】続いて、本発明の一実施の形態に係る無電
源の落下物回収装置10の動作を説明する。図1に示す
ように、ベルトコンベア12の表ベルト14aのテール
側の端部上に投下された鉄鉱石11は、駆動モータ13
によるヘッドプーリ15の回転により無端ベルト14が
周回することで、ベルトコンベア12の床面に近い平坦
な下段部分から傾斜する中間部分、そして平坦な上段部
分を経て、ベルトコンベア12のヘッド側の端から投下
シュート19内へと投下され、ヘッドプーリ15付近の
返りベルト14bからの落鉱11aも、投下シュート1
9内へ落ちる。一方、ベルトコンベア12のテール側端
部付近の返りベルト14bからの落鉱11aは、テール
側端部付近の下方の全域に設けられた落下物回収コンベ
ア42によりその何れかの排出端へ移送される。
【0023】すなわち、図7に示すように、通常時、落
下物回収コンベア42は、スプリング306の付勢力に
より、返りベルト14bに対して略平行な状態に保持さ
れている。ところが、落鉱11aがスプリング306の
付勢力を上回るほどに落下物回収コンベア42の片側に
落下した際、落下物回収コンベア42は、ちょうど天秤
棒のように、スプリング306の弾性力に抗して中間部
の水平軸300を中心に重たい方へ傾き、これにより落
下物回収コンベア42の上傾斜した側の端部に設けられ
た第1又は2の駆動力取り込みローラ311、315が
返りベルト14bの下面に押圧されて回転し、この回転
力を駆動源にして無端ベルト31が周回することによ
り、落鉱11aを落下物回収コンベア42の下方傾斜し
た側へ移送して回収する。例えば、返りベルト14bか
らの落鉱11aが、落下物回収コンベア42のヘッドプ
ーリ15側に多量に堆積して傾いた場合には、図7に示
すように、落下物回収コンベア42のテールプーリ16
側が浮くことで、第2の駆動力取り込みローラ315が
返りベルト14bの下面に押圧され、これにより無端ベ
ルト31が図7矢印方向へ周回し、落下物回収コンベア
42の上に堆積した落鉱11aを、落下物回収コンベア
42のヘッド側の端から、これらのヘッド側及びテール
側の重量バランスがとれる付近まで排出する。
【0024】図8、9に示すように、その後、落鉱11
aは、落下物回収コンベア42のヘッド側又はテール側
の端から落下物返送手段51の下部の受けシュート61
内へ投入される。落下物返送手段51では、押圧構造体
90を介して、返りベルト14bに押圧された掻き上げ
駆動力取り込みローラ55の回転力が、スプロケット6
7、68、チェーン69、ギヤボックス71、動力伝達
軸72、ギヤボックス74を経て出力軸77の回転力と
なり、出力軸77に固着されたパドル78が回転して、
掻き上げ環状構造体54が環状ケーシング52の内周面
に沿って周回している。従って、受けシュート61から
掻き上げブロック79の下側ケーシング52bの下部内
へ投入された落鉱11aは、傾斜状態で周回中の掻き上
げ環状構造体54の各掻き板53により、順次、掻き上
げられ、上側ケーシング52aの戻しシュート60より
ベルトコンベア12の表ベルト14a上に投下される。
【0025】このように、通常時、スプリング306に
より返りベルト14bに略平行に保持されている落下物
回収コンベア42の一側上に落鉱11aが落下して、落
下物回収コンベア42が水平軸300を中心に傾動して
傾斜し、他側に設けられた第1又は2の駆動力取り込み
ローラ311、315が返りベルト14bに押圧される
ことにより得られた駆動力で、落下物回収コンベア42
を作動させて落鉱11aを排出させるようにしたので、
ベルトコンベア12下の比較的広範囲からの落鉱11a
を、返りベルト14bの下方に配置された落下物回収コ
ンベア42により回収でき、しかもベルトコンベア12
のテール側端部付近全域からの落鉱11aの回収が、例
えば従来技術の欄で述べたような回転リング体を有する
従来装置のように、回転リング体をベルトコンベア長さ
方向へ大型化して対応するものに比べて、駆動モータな
どの電気設備も不要な安価な設備となり、低コスト化が
図れる。また、落下物回収コンベア42を、ベルトコン
ベア12の端部付近の下方で、ベルトコンベア12の返
りベルト14bに沿って付設させたので、スペース面で
の設置制約が比較的小さくなる。
【0026】さらに、落下物回収コンベア42の両端側
に、落下物回収コンベア42から排出された落鉱11a
をベルトコンベア12に戻す落下物返送手段51を設け
たので、回収された落鉱11aを自動的に再使用でき
る。そして、落下物返送手段51内に投下された落鉱1
1aを、回転手段56により周回される掻き板53付き
の掻き上げ環状構造体54で、順次、環状ケーシング5
2の内周面に沿って掻き上げてベルトコンベア12の表
ベルト14a上に戻すようにしたので、落下物回収コン
ベア42から落とし込まれた落鉱11aを、取り零しが
少なく確実にベルトコンベア12に戻すことができる。
落下物返送手段51の駆動力を、返りベルト14bの下
面に押圧された掻き上げ駆動力取り込みローラ55の回
転力を源としたので、回転手段56に駆動モータなどが
不要となり、低コスト化が図れる。
【0027】また、環状ケーシング52を断面菱形と
し、掻き板53の内、外角部間の長さを、この菱形の
内、外周側部間の長さより長くして、掻き板53が環状
ケーシング52の内側を摺動するようにしたので、環状
ケーシング52の下部内に落とし込まれた落鉱11aが
環状ケーシング52の外周側部に纏まり易く、それを各
掻き板53により掻き上げて環状ケーシング52の上部
から一塊に落とし込むことにより、掻き板53の表面に
付着して落ちきれない落鉱11aの量を減少して、落鉱
11aの回収量を増加できる。さらに、掻き上げ駆動力
取り込みローラ55を、スプリング40を有する押圧構
造体90により、ベルトコンベア12の返りベルト14
bに付勢状態で押圧するようにしたので、周回中に返り
ベルト14bがバタついても、常時安定した状態で、対
応する落下物返送手段51を作動できる。
【0028】回転手段56により掻き上げ環状構造体5
4の掻き板53が環状ケーシング52内を摺動する際
に、環状ケーシング52が断面菱形であるので、環状ケ
ーシング52の下部内に落とし込まれた落鉱11aが環
状ケーシング52の下側角部に纏まり、それをこの環状
ケーシング52の菱形の内、外側角部間を結ぶ対角線の
長さより、掻き板53の内、外側角部間を結ぶ対角線の
長さが若干長い各掻き板53により掻き上げて、環状ケ
ーシング52の上部から落とし込むので、掻き板53の
表面に付着して落ちきれずに残る落鉱11aの量が少な
くなる。しかも、掻き板53の内、外側角部間を結ぶ対
角線の長さを、対応する環状ケーシング52の菱形の
内、外側角部間を結ぶ対角線の長さより若干長くしたの
で、長期使用などにより掻き板53の内、外側角部が磨
耗して擦り減っても、環状ケーシング52の内周面を傾
斜摺動中の掻き板53は、その傾斜角度が小さくなるだ
けで、良好な落鉱11aの掻き上げを維持できる。
【0029】次に、図12に基づいて、本発明の第2の
実施の形態に係る無電源の落下物回収装置400を説明
する。図12に示すように、第2の実施の形態に係る無
電源の落下物回収装置400は、無端ベルト31のベル
ト幅方向の両端部に一定ピッチで掛合孔31aが形成さ
れ、また落下物回収コンベア42の第1、2のプーリ4
3、44の両端部の外周面に、無端ベルト31の両端部
の掛合孔31aに掛合可能な掛合突起45を一定角度毎
に突出させて、第1、2のプーリ43、44の両端部の
各掛合突起45に、順次、掛合孔31aを掛合させなが
ら無端ベルト31を周回させることにより、落下物回収
コンベア42の第1、2のプーリ43、44が比較的細
くても、コンベア駆動時の無端ベルト31に滑りが起き
難いようにした例である。なお、掛合孔31a及び掛合
突起45の形状は、互いに掛合可能な形状であれば、例
えば平面視して円形、楕円形、三角形、四角形、五角形
など、どのような形状でもよい。
【0030】以上、本発明を図面に基づいて説明した
が、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても
本発明に含まれる。例えば、実施の形態では、無電源の
落下物回収装置が適用されるベルトコンベアとして、製
鉄所に配設された鉱石用のコンベアを挙げたが、これに
限定しなくても、例えばセメント工場など、その他の施
設に使用されるコンベアに適用してもよい。実施の形態
では、塊粒粉体として鉄鉱石を示したが、これに限定し
なくても、例えばコークス、砂、砂利、セメントなどそ
の他どのような品種の塊粒粉体でもよい。落下物返送手
段は、実施の形態の構造のものに限定しなくても、環状
ケーシング、掻き上げ環状構造体、回転手段及び駆動手
段を有するものであれば、その他どのような構造のもの
でもよい。また、環状ケーシングの断面形状は、実施の
形態のように菱形でなくても、円形、正方形、多角形な
どのその他の形状でもよい。また、実施の形態では、落
下物回収コンベアをベルトコンベアのテール側に取り付
けたが、これに限定しなくても、ベルトコンベアのヘッ
ド側に取り付けてもよい。
【0031】掻き上げ駆動力取り込みローラを返りベル
トの下面に押圧する押圧構造体として、スプリング式の
ものを採用したが、これに限定しなくても、例えば重り
を有するカウンターウエイト式のものなどでもよい。た
だし、この押圧構造体自体、必ずしも必要ではない。落
下物回収コンベアは、落下物を受けてベルトコンベアの
返りベルトに沿って移送可能なものであれば、無端ベル
トを有するベルトコンベアに限定しなくても、例えば無
端チェーン間に多数個のバケットを横架したバケットコ
ンベアなど、その品種は限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無電源の落下
物回収装置が適用されたベルトコンベアの全体概略側面
図である。
【図2】同全体側面図である。
【図3】同要部拡大断面図である。
【図4】同他の要部拡大断面図である。
【図5】落下物回収コンベアの一端部周辺の要部拡大側
面図である。
【図6】落下物回収コンベアの他端部周辺の要部拡大側
面図である。
【図7】同概略側面図である。
【図8】落下物返送手段の拡大正面図である。
【図9】落下物返送手段の拡大側面図である。
【図10】掻き上げ環状構造体の部分拡大斜視図であ
る。
【図11】掻き上げ環状構造体の部分拡大断面図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る無電源の落
下物回収装置の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 無電源の落下物回収装置 11 鉄鉱石 11a 落鉱 12 ベルトコ
ンベア 13 駆動モータ 14 無端ベル
ト 14a 表ベルト 14b 返りベ
ルト 15 ヘッドプーリ 16 テールプ
ーリ 17 ガイドローラ 18 テンショ
ンローラ 19 投下シュート 20 支脚 21 横枠 22 取り付け
基板 23 ローラ支持板 24 ローラ支
持板 25 ガイドローラ 26 支持プレ
ート 27 ガイドローラ 31 無端ベル
ト 31a 掛合孔 33 横梁材 35 歯車 38 歯車 40 スプリング 41 ロッド 42 落下物回収コンベア 43 第1のプ
ーリ 44 第2のプーリ 45 掛合突起 51 落下物返送手段 52 環状ケー
シング 52a 上側ケーシング 52b 下側ケ
ーシング 53 掻き板 54 掻き上げ
環状構造体 55 掻き上げ駆動力取り込みローラ 56 回転手段 57 支持枠 58 架台 59 軸受 60 戻しシュ
ート 61 受けシュート 62 落鉱飛散
防止カバー 63 回転軸 64 回動パイ
プ 65 回動板 66 入力軸 67 スプロケット 68 スプロケ
ット 69 チェーン 70 揺動杆 71 ギヤボックス 72 動力伝達
軸 73 ケーシング 74 ギヤボッ
クス 76 上部架台 77 出力軸 77a 軸受 78 パドル 79 掻き上げブロック 80 チェーン 81 金属板 81a 金属板 82 ビス 83 連結金具 90 押圧構造体 300 水平軸 301 軸孔治具 302 ブラケ
ット 303 軸孔治具 304 ガイド
ローラ 305 ブラケット 306 スプリ
ング 307 連結部材 308 連結部
材 309 取り付け板 310 回転軸 311 第1の駆動力取り込みローラ 312 スプロ
ケット 313 スプロケット 314 チェー
ン 315 第2の駆動力取り込みローラ 400 無電源
の落下物回収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 一 福岡県北九州市八幡東区清田2−3−8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塊粒粉体を移送するベルトコンベアのヘ
    ッド側端部付近に、ヘッドプーリの外周面に沿って下方
    へ反転された返りベルトからの落下物を回収する無電源
    の落下物回収装置において、 前記ベルトコンベアの下方に、弾性部材の付勢力により
    前記ベルトコンベアの返りベルトと略平行状態で保持さ
    れて、コンベア長さ方向の中間部の水平軸を中心に傾動
    可能な落下物回収コンベアを設け、該落下物回収コンベ
    アの一端部に配置された第1のプーリと、前記水平軸を
    中心に前記落下物回収コンベアが回動して前記返りベル
    トの下面に押圧される第1の駆動力取り込みローラと
    を、同じ回転方向で動力伝達する正転動力伝達手段を介
    して連結し、また前記落下物回収コンベアの他端部に配
    置された第2のプーリと、前記水平軸を中心とした前記
    落下物回収コンベアの逆回動により前記返りベルトの下
    面に押圧される第2の駆動力取り込みローラとを、回転
    方向を逆転させて動力伝達する逆転動力伝達手段を介し
    て連結したことを特徴とする無電源の落下物回収装置。
  2. 【請求項2】 落下物回収コンベアの両端側に、該落下
    物回収コンベアから排出された落下物を前記ベルトコン
    ベアに戻す落下物返送手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の無電源の落下物回収装置。
  3. 【請求項3】 前記落下物返送手段が、前記ベルトコン
    ベア及び前記落下物回収コンベアの一端部又は他端部を
    内部空間に収納させた環状ケーシング、該環状ケーシン
    グの内周面に沿って周回される多数枚の掻き板を連結し
    た掻き上げ環状構造体、該掻き上げ環状構造体の回転手
    段、前記返りベルトの下面に押圧されて、その回転力を
    前記回転手段に伝える掻き上げ駆動力取り込みローラを
    有することを特徴とする請求項2記載の無電源の落下物
    回収装置。
  4. 【請求項4】 前記落下物回収コンベアが無端ベルトを
    有するベルトコンベアであり、前記無端ベルトの両端部
    には一定ピッチで掛合孔が形成され、また前記落下物回
    収コンベアの第1、2のプーリの両端部の外周面に、前
    記無端ベルトの両端部の掛合孔に掛合可能な掛合突起が
    一定角度毎に突出されたことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項に記載の無電源の落下物回収装置。
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