JPS62225281A - 移動式の塵埃土砂分別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願発明は回収した塵埃土砂の投棄前の分別装置に関す
る改良でおる。

し従来の技術］ 都市部などの路面清掃作業によって回収した塵埃土砂の
投棄に当っては分別処理の必要性が未だ一般化されてい
ないが、ごく近い将来投棄に対する基準がより厳しくな
り行政指導がなされて自由処分のできなくなる見込が強
い。

現在すでに処分制限のない廃棄場所は確保し難くなりつ
つおり三区分（土砂類、可燃物、不燃物）又は少なくと
も二区分（土砂、ゴミ）を要する廃棄要件を課する場所
が増えつつある。

この塵埃土砂の廃棄前の分別処理を施すために路面清掃
作業車によって回収した塵埃土砂を一旦地上に集積して
おき更めて分別していたが、都市部にこのような用地を
求めることは難しく、粉塵、臭気等の公害源でもあるの
で、移動式の分別装置が開発されている。

この装置は第３図Ａ、Ｂに示すようにゴムタイヤ３ａに
よって可搬性を与えられた鋼製架台又はトレーラのシャ
ーシ２ａ上に回転ふるい機１２ａを主体に、清掃作業車
１０ａのショベルローダ１１ａより回収物を受け入れる
フィードホッパ７ａ、ホッパ底部に連接するベルトフィ
ーダ３ａ、回転ふるい機の底部に連接する複数の排出ホ
ッパ３０を夫々の機能に応じて組み合わせて装着してい
る。

清掃作業車より被分別物を受け入れるときにはシャーシ
両端に設けた接地支持部材３１を地面に圧着してシャー
シを支え、回収した被分別物はショベルローダ１１ａ１
フイードホツパ７ａ１ベルトフイーダ８ａを通過して回
転ふるい機１２ａに供給される。

受け入れが終れば引続き分別処理を続行し、地上に並べ
た排出用コンベア３２によって夫々区分ごとに地上もし
くは１−ラック荷台上に排出され、一連の分別処理が終
れば接地用支持部材の支持力を解き、装置は牽引トラッ
ク４ａに導かれて目的地まで移動できることを基本的な
仕様としている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来技術の移動式の塵埃土砂分別装置は原料のふるい機
とふるい機への給排手段を組み合せたごく一般的に地上
で多用されている分別プラントを可搬性のシャーシの上
に塔載しただけでおるから問題点が幾つかある。

まず被分別物である原料を受け入れるためにはフィード
ホッパ７ａをできるだけ低い位置に設ける必要があるか
ら、ベルトフィーダ８ａがどうしても長くなり、装置の
全長も長くならざるを得ない。

装置が長大に失すると移動に著しい制約を受け機動性を
喪失する。

原料投入時の動荷重を地面に伝播するためにフィードホ
ッパ７ａの支持脚３３の下部に接地支持部材３１を別途
必要とする。

装置が運転中は、ふるい機によって区分された原料を常
時装置外へ排出しないと先詰まりで機能が停止して了う
。

従って頻繁な回収運転場所の移動や装置走行中の運転が
不可能となる問題点があった。

このように移動に制約をうけやすい大きな全長であるこ
とや、供給、排出と言う前後工程に関連して移動に制約
をうけやすい構成であることから、装置を一旦移動後所
定の位置に比較的長期間滞留し、回収された被分別物は
清掃作業車又は積み替えた運搬車で装置まで運搬して供
給する方式となる。

また区分された被分別物はその場で一旦装置外へ排出し
、更めて区分ごとに運搬専用車に積み替えて廃棄場所へ
移動しなければならないことも多い。

このように移動式と謳ってはいてもその行動半径は著し
く制限されており、機動性を発揮して分別処理に有効利
用されているとは到底言い難い。

このための処理作業の著しい能率低下と処理費用の増加
と、処理場所における騒音、悪臭、粉塵などの定常化と
いった公害発生は、これらの解決を目的として開発した
従来技術では尚解決が不十分であり、都市行政上の問題
点が依然残っていることを物語っている。

本願発明は以上の問題点を解決するために移動の容易な
全長と、移動の制約を軽減する構成とからなり、機動的
に分別処理して分別効率を高め、一方公害発生をきわめ
て抑止できる新しい移動式の塵埃土砂分別装置の提供を
目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本願発明に係る移動式の塵埃土砂分別装置は昇降自在に
駆動して被分別物を受け入れ、これを分別機へ定量供給
する手段と、分別機から被分別物を区分ごとに一旦受け
入れた後、装置外へ排出する手段とを具えることによっ
て前記の問題点を解決した。

ざらに詳しく述べると、このうち分別機へ定量供給する
手段は可搬台車からリンク機構および液圧シリンダによ
り昇降自在に支持されるフィードホッパと、フィードホ
ッパの下部に装着されたベル１−フィーダと、ベルトフ
ィーダの下部に固定ざれた接地支持台とを一体的に組み
立てることにより、また分別装置からの区分ごとの排出
手段は複数個の貯槽と、貯槽内で往復可能に内壁と摺接
する排出板とからなることにより、夫々具体的に問題点
を解決した。

［作用］ 本願装置は大別して２要件の構成よりなるもので、分別
機への定量供給手段（以下要件■）と分別機からの排出
手段（以下要件■）とからなる。

要件■と要件■の作用を本願発明の実施例を示す第１図
Ａ−Ｅに基いて説明する。

要件■はさらに被分別物の受け入れと、これを分別機へ
定量ずつ供給する二つの機能に分けることができる。

第１図Ａは路面清掃車など装置外から回収された被分別
者を受け入れている状態でこの要件■は地面上低い位置
にあって容易に目的物を受け入れている。

この受け入れが終った段階で、要件工は＠置の台車上で
上方向への駆動力をうけて地上高く上昇し、第１図Ｂの
位置に達し、ここでもう一つの機能である分別機への定
量ずつの供給作用が働き始める。

分別機は既にこの状態で運転をはじめており、装置全体
が走行中でおっても分別機は稼働を続は分別の終った被
分別物は次々と機外へ送り出される。

これを受ける要件■も二つの閤能が必ってまず区分ごと
に被分別物を一旦受け入れる機能と、受け入れた被分別
物を装置外へ排出する機能とよりなる。

第１図Ｃは走行中であっても分別機から送り出される被
分別物を一旦受け入れて貯留している状態であり、第１
図り、Ｅは目的地（廃棄場所）へ到達した装置において
、第２の機能が作動して区分ごとに被分別物を夫々装置
外へ排出している状態を示す。

以上のように本願装置を構成する二つの要件に具えられ
た夫々二つの機能が所望の時期に作動して、被分別物の
受け入れから排出までの作用を完結する。

［実施例］ 本願発明の実施例を第１図Ａ−Ｅおよび第２図Ａ、Ｂに
基いて説明する。

これらの各図において可搬台車１はゴムタイヤ２、シャ
ーシ３とよりなり、牽引部４と一体的に装置移動を実施
する。

牽引は独立した１−レラーで必ってもよい。

シャーシ上後部の左右には互いにピン位置が平行四辺形
をなす一対のリンク５，５と、その各々の片側のリンク
にピンにより連結された液圧シリンダ６によって支持さ
れた被分別物のフィードホッパ７がおる。

フィードホッパは断面が先細りの梯形をなす箱状体をな
し、その底部にはベルトフィーダ８を装着し、ざらにこ
のベルトフィーダの下部に接地支持台９を一体的に組み
合せ、これらの部材によって昇降自在に駆動する要件■
を具体的に構成している。

すなわち装置を停止し第１図Ａのように清掃作業車１０
のショベルローダ１１から回収した被分別物を受け入れ
るため、フィードホッパ７の位置を地面上低く下降させ
ている。

このとき接地支持体は地面Ｇに圧着して全静荷重や受け
入れに伴う動荷重を地面に伝える。

受け入れが終るとフィードホッパ７はベルトフィーダ８
、接地支持台９と共に液圧シリンダ６の駆動力によりリ
ンク５の軌跡に従って円弧を画いて上昇し、ふるい機で
ある回転ふるい機（トロンメル）１２の供給口に適合す
る高さに達する。

フィードホッパ７はリンク５，５のピン位置が互いに平
行四辺形をなしているため、常に水平に対して同一の傾
斜角を保持したまま移動することができる。

第１図Ｂに達した状態でフィードホッパの底部に装着し
たベルトフィーダ８が作動をはじめ、ホッパ内の被分別
物を定量切り出して既に運転をはじめている回転ふるい
機内へ供給をはじめる。

ホッパ内の被分別物がホッパ受け入れ位置から供給位置
へ移動する間ホッパ開口部より外部に洩出しないことが
望ましい。

第２図ＡおよびＢは本実施例におけるこの部分の作用を
示すもので、被分別物の受け入れから移動中においては
第２図Ａに示すようにフィードホッパ７の排出側開口部
りはフタ１３によって閉塞されている。

フタ１３はホッパ側板に固定された軸受１４によって両
端を回転自在に支持されたシャフト１５に連結している
。

移動中はシャフトに固定されたアーム１６の先端に設け
られたピン１７の回りを回転自在に取りつけた円環状の
重錘１８の作用によってフタを押圧し、閉塞状態を強制
している。

フィードホッパ７が上昇して回転ふるい機１２への供給
位置に近づくと、第２図Ｂのように装置の外装置９に固
定したストッパ２０に重錘１８が接触し、ざらに液圧シ
リンダ６の駆動力でフィードホッパが引き上げられると
重錘が上へ押し上げられアーム１６を介してテコの作用
によりフタ１３が開き開口部りより被分別物の定量切り
出しがはじまる。

回転ふるい機で区分ごとに分別された被分別物はふるい
機の下部に設けられた貯槽２１．２２に区分ごとに落下
し貯留される。

貯槽には水平方向に往復可能に内壁と摺接する排出板２
３．２４が夫々装着されており装置が排出の目的地（廃
棄場所）に達すると排出板の駆動１２７．２８が夫々作
動をはじめ排出板は貯槽の内壁に沿って摺動して槽内の
被分別物を押し出そうとする。

この力によって貯槽２１のフタ２５は第１図Ｅのように
、また貯槽２２のフタ２６は第１図りのように押し倒さ
れて開口部を作り、ここから内部の目的物を装置外へ区
分ごとに排出する。

なお、第１図Ａの２９は該装置の動力機構を示す。

［発明の効果コ 本願発明は前記の作用を果すから受け入れと定量供給手
段が昇降自在であるため装置の全長を従来よりはるかに
短く縮めることができる。

したがって走行についての制約が大幅に取り除かれ大型
トラック並みの機動力を得ることができる。

また道路清掃車などにより回収された塵埃土砂を道路上
の任意の地点で随時量は入れ、該装置の走行中、停止中
の何れにおいても分別処理すると同時に、区分された塵
埃土砂を該装置外に排出することなく区分ごとに装置内
に貯留し任意の場所において一括排出することを可能に
した。

すなわち分別効率の大幅な向上と作業費の大幅な低減を
可能とした。

回収した被分別物を一時路面上に集積したり、装置を長
時間路上に滞留したり、分別の終った被分別物を一時路
面上に区分ごとに堆積したりすることによる公害発生、
交通妨害などの問題点を解決した。

実施例特有の効果として受け入れホッパのフタ１３、貯
槽のフタ２５．２６が夫々排出時を除いて常時閉塞して
おり、粉塵の飛散を防止し公害防止の一層の効果を助長
することが挙げられる。

別の実施例特有の効果としてはフィードホッパーの底部
に接地支持台が固着しているから従来のように支持脚や
接地支持部材を使用する必要なく自動的に受け入れ時の
動的負荷を地面に伝えることができることである。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ−Ｅは本願発明の実施例の作用を示す正面一部
所面図（Ａ−Ｄ＞および側面一部所面図（Ｅ）、第２図
Ａ、Ｂは実施例の受け入れホッパ供給作用を示す一部正
面断面図、第３図Ａ、Ｂは従来技術を示す正面図（Ａ＞
と側面図（Ｂ）。 １・・・可搬台車　　　　　５・・・リンク６・・・液
圧シリンダ　　　７・・・フィードホッパ８・・・ベル
トフィーダ　　９・・・接地支持台１２・・・分別機（
回転ふるい機） ２１．２２・・・貯４１　　　２３．２４・・・排出板
出願人　建設省近畿地方建設局長 出願人　株式会社　　栗本鐵工所 代理人　弁理士　青　野　順　三 第１図Ｃ 第１図り 第１図Ｅ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可搬台車上に分別機を塔載した移動式の塵埃土砂分
   別装置において、 昇降自在に駆動して被分別物を受け入れ、これを分別機
   へ定量供給する手段と、分別機から被分別物を区分ごと
   に一旦受け入れた後装置外へ排出する手段とからなるこ
   とを特徴とする移動式の塵埃土砂分別装置。 ２、分別機へ定量供給する手段が可搬台車からリンク機
   構および液圧シリンダにより昇降自在に支持されるフィ
   ードホッパと、フィードホッパの下部に装着されたベル
   トフィーダと、ベルトフィーダの下部に固定された接地
   支持台とを一体的に組み立てた特許請求の範囲第１項記
   載の移動式の塵埃土砂分別装置。 ３、分別装置からの区分ごとの排出手段が複数個の貯槽
   と、貯槽内で往復可能に内壁と摺接する排出板とからな
   る特許請求の範囲第１項乃至第２項記載の移動式の塵埃
   土砂分別装置。