JPH09168952A - 基板の面取加工装置 - Google Patents

基板の面取加工装置

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JPH09168952A
JPH09168952A JP34823395A JP34823395A JPH09168952A JP H09168952 A JPH09168952 A JP H09168952A JP 34823395 A JP34823395 A JP 34823395A JP 34823395 A JP34823395 A JP 34823395A JP H09168952 A JPH09168952 A JP H09168952A
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JP
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substrate
chamfering
diameter
machine
peripheral portion
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JP34823395A
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Manabu Shibata
学 柴田
Akira Noda
章 野田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面取加工機により基板の面取加工を行なうに
際し、基板の内周部及び外周部の直径、真円度、同芯度
を機内で簡易に全数検査可能とすること。 【解決手段】 基板の面取加工装置10において、面取
加工機11にて加工された基板1の内周部及び外周部の
直径を連続的に測定する測定装置12と、測定装置12
からの測定結果より内周部及び外周部の平均直径、最大
直径、最小直径及び真円度と、内周部と外周部の同芯度
を算出する測定処理装置13とを有するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク用
基板に代表される記録媒体用基板の面取加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク用基板は、内外周端
面に面取加工が施されている。これは、磁気ディスクの
製造過程等において、ディスクを所定の位置に搬送する
ために持ち上げたりするとき、ディスクに傷が入るのを
防ぐ等のためである。
【0003】そして、従来技術では、面取加工された基
板をその面取加工後に抜き取り、基板の内周部及び外周
部の直径、真円度、同芯度を測定し、測定結果が許容範
囲外にあるものを廃棄することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、基板の面
取加工時には、砥石が多数の基板の面取加工を進めてい
くうちにその寿命低下を生じ、結果として基板の内周部
及び外周部の加工寸法精度が次第に悪くなる。このた
め、加工後の抜き取り検査で加工不良の発生に気付くと
きには、既に多数の真円度不良や同芯度不良の不良品が
生産済になっていることがある。
【0005】尚、磁気ディスク用基板において真円度や
同芯度に不良を生じたものは、磁気ディスクの回転む
ら、データエラーを生じ易くなる。特に、磁気ディスク
のトラック密度が高いものにあっては、磁気ディスクの
トラックに対する磁気ヘッドの追従性が悪くなる。
【0006】本発明の課題は、面取加工機により基板の
面取加工を行なうに際し、基板の内周部及び外周部の直
径、真円度、同芯度を機内で簡易に全数検査可能とする
ことにある。また、上記検査結果に応じて不良品を機外
に排出するとともに砥石寿命を判断することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ドーナツ状基板の端面に面取加工する基板の面取加
工装置において、砥石を備え、この砥石にて上記基板の
端面に面取加工する面取加工機と、上記面取加工機にて
加工された基板の内周部及び外周部の直径を連続的に測
定する測定装置と、上記測定装置からの測定結果より内
周部及び外周部の平均直径、最大直径、最小直径及び真
円度と、内周部と外周部の同芯度を算出する測定処理装
置とを有するものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記測定処理装置が算出した
平均直径、最大直径、最小直径、真円度及び同芯度が適
切であるか否かを判別し、不適切な場合には廃棄信号を
出力し、前記面取加工機が該廃棄信号に基づき不適切な
面取形状の基板を面取加工機の機外へ廃棄させる手段を
有するものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記測定処理装置が算
出した同芯度及び真円度の測定結果が不適切である加工
基板が一定の期間に特定枚数排出されたとき、砥石の寿
命とみなして砥石の交換時期を知らせる手段を有するも
のである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記基板が非
金属材料にて構成されたものである。
【0011】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 面取加工機にて加工された基板の内周部及び外周部の
直径を連続的に測定する測定装置と、この測定値からの
測定結果より内周部及び外周部の平均直径、最大直径、
最小直径及び真円度と、内周部と外周部の同芯度を算出
する測定処理装置とを有している。従って、基板の内周
部及び外周部の直径、真円度、同芯度を機内で簡易に全
数検査できる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 測定処理装置が算出した平均直径、最大直径、最小直
径、真円度及び同芯度が不適切な基板(面取形状不良基
板)は、面取加工機の制御により機外へ廃棄される。従
って、不良基板が面取加工後の下工程へ搬送されて無駄
な加工を施されることがなく、生産性向上できる。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 基板の同芯度及び真円度は砥石の切削性に強く影響さ
れる。従って、測定処理装置が算出した真円度及び同芯
度の不良が一定の期間に特定枚数排出されたことを監視
することにより、砥石の寿命を判定し、砥石交換時期を
簡易且つ合理的に知ることができる。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 基板がカーボン基板、強化ガラス、結晶化ガラス、セ
ラミック、シリコン等の脆性非金属材料からなるとき、
砥石の切削性が基板の加工寸法精度に特に強く影響す
る。従って、非金属材料からなる基板に対し上記〜
の作用を得ることは、基板の加工精度向上、生産性向上
に特に有用となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は面取加工装置を示すブロッ
ク図、図2は面取加工機の一例を示す平面図、図3は図
1の正面図、図4は図1の側面図、図5は砥石による面
取加工状態を示す模式図、図6は基板の面取形状を示す
模式図、図7は測定装置を示す模式図、図8は図7のVI
II-VIII 線に沿う矢視図、図9は外径測定機を示す模式
図、図10は内径測定機を示す模式図、図11は測定機
の内部構造を示す模式図、図12は外径測定機の測定子
の作動を示す模式図、図13は内径測定機の測定子の作
動を示す模式図である。
【0016】基板の面取加工装置としての基板の内外径
・面取加工装置10は、図1に示すように、ドーナツ状
基板1の外径端面3及び内径端面5並びにそれらの面取
部3A、5Aを研削加工する内外径・面取加工機11
と、基板1の内径及び外径を測定する測定装置12と、
この測定装置12からの測定データを処理する測定処理
装置13と、内外径・面取加工機11を制御する制御装
置14とを有して構成される。
【0017】内外径・面取加工機11は、図2〜図4に
示すように、機台15に設置されて4等分位置に保持台
16を備え、矢印A方向に回転する回転テーブル17
と、機台15の第1ステージに設置されて、保持台16
に基板1を搬出入する供給回収ユニット18と、機台1
5の第2ステージに設置されて、基板1の外径3及びこ
の外径3の面取部3Aを研削加工する外径・面取加工ユ
ニット19と、機台15の第3ステージに設置され、基
板1の内径5及びこの内径5の面取部5Aを研削加工す
る内径・面取加工ユニット20とを備えて構成され、上
記制御装置14が回転テーブル17、供給回収ユニット
18、外径・面取加工ユニット19及び内径・面取加工
ユニット20の作動を制御する。
【0018】供給回収ユニット18は、機台15の第1
ステージにおいて、ローダアーム21を用い、供給カセ
ット22内の未加工の基板1を回転テーブル17の保持
台16に載置させ、また、アンローダアーム23を用い
て、加工済の基板1を保持台16から回収カセット24
内へ回収する。
【0019】回転テーブル17上の保持台16は、載置
された基板1を吸着する。機台15の第2及び第3ステ
ージには、治具クランプ装置25が設置されて、保持台
16に吸着された基板1へ油圧又は水圧の作用で押圧力
を付与し、この基板1を保持台16にクランプする。ま
た、機台15には、第1、第2、第3及び第4ステージ
にステージ認識スイッチ26が設置されて、回転テーブ
ル17の回転により保持台16が各ステージに至ったこ
とが確認される。
【0020】外径・面取加工ユニット19及び内径・面
取加工ユニット20はほぼ同様に構成され、多段砥石2
7及びこの多段砥石27を回転させる砥石用モータ28
は、昇降部29及び水平移動部30を介して、機台15
の中央コラム31に設置される。水平移動部30の水平
スライダ35に昇降部29が設置され、この昇降部29
の昇降スライダ33に多段砥石27及び砥石用モータ2
8が設置される。昇降部29は、昇降用モータ32によ
って昇降スライダ33を昇降(Z方向に移動)させ、多
段砥石27を同方向に移動する(送る)ものである。水
平移動部30は、水平移動用モータ34によって水平ス
ライダ35を水平方向(X方向)に移動させ、多段砥石
27を同方向に移動する(送る)ものである。
【0021】ここで、外径・面取加工ユニット19と内
径・面取加工ユニット20の各多段砥石27は、基板1
の外径端面3及び内径端面5の研削加工と同時に、これ
らの外径端面3及び内径端面5に面取部3A、5Aを研
削加工する。図5(A)に示す多段砥石27は、基板1
の外径端面3及び面取部3A(図6)を同時に研削加工
する多数の使用段を備え、図5(B)に示す多段砥石2
7は、基板1の内径端面5及び面取部5A(図6)を同
時に研削加工する多数の使用段を備える。
【0022】次に、この外径・面取加工ユニット19と
内径・面取加工ユニット20の各多段砥石27を用いた
内外径・面取加工機11の研削動作について説明する。
制御装置14は、図2に示す第1ステージにおいて、回
転テーブル17の保持台16上の加工済基板1をアンロ
ーダアーム23を作動させて回収カセット24に回収さ
せ、その後、ローダアーム21を作動させて、供給カセ
ット22内の未加工基板1を保持台16上に載置させ、
吸着させる。
【0023】制御装置14は、回転テーブル17を90度
回転させて、未加工基板1を保持した保持台16が第2
ステージに至ると、ステージ認識スイッチ26がオン作
動してその位置を確認する。更に、制御装置14は、保
持台16にて基板1が吸着されていることを確認した
後、治具クランプ装置25を作動させ、この治具クラン
プ装置25による基板1のクランプを確認する。
【0024】制御装置14は、その後、保持台16を介
して基板1を回転させ、外径・面取加工ユニット19に
おける砥石用モータ28を作動して多段砥石27を回転
させる。制御装置14は、これらの基板1及び多段砥石
27の回転確認後、多段砥石27を所定の送り量だけZ
方向に移動させた後、X方向に所定の送り量だけ移動さ
せて、基板1の外径端面3を研削し、同時に、その外径
端面3に面取部3Aを研削加工する。
【0025】制御装置14は、回転テーブル17をその
後90度回転させて、外径端面3及び面取部3Aが加工さ
れた基板1が第3ステージに至ったときに、ステージ認
識スイッチ26にてこの位置を認識し、基板1を保持台
16に吸着させ、治具クランプ装置25にて基板1をク
ランプし、内径・面取加工ユニット20の多段砥石27
により、外径・面取加工ユニット19と同様にして、基
板1の内径端面5とその内径端面5の面取部5Aを同時
に研削加工する。
【0026】然るに、機台15の第4ステージには、前
述の測定装置12が設置されており、面取加工された基
板1の内周部及び外周部の直径を連続的に測定すること
としている。
【0027】測定装置12は、図7に示す如く、機台1
5の中央コラム31にリニアガイド41を介して、昇降
シリンダ42により昇降せしめられる昇降台43を備え
ており、昇降台43に外径測定機44、内径測定機45
を有している。測定装置12は、回転テーブル17の回
転により、基板1が第4ステージに位置付けられたと
き、測定機44、45を上昇位置から基板対応位置に下
降し、基板1の内周部及び外周部の直径を測定する。
【0028】外径測定機44は、図8、図9、図11に
示す如く、一対の外径測定子51を有している。各外径
測定子51はスイングアーム52に取り付けられ、スイ
ングアーム52はL型板ばね式支点53に揺動自在に支
持されている。また、スイングアーム52は測定圧調整
用引張ばね54により外径測定子51が基板1の外周部
に圧接する方向に弾発されて外径測定子51を測定作業
位置に設定し(図12(A))、且つ非測定時にはリリ
ーフアクチュエータ55により外径測定子51を測定圧
調整用引張ばね54の弾発力に抗して基板1の外周部か
ら離隔して外径測定子51を待機位置に設定可能として
いる(図12(B))。また、スイングアーム52は外
径測定子51が基板1の外周部に圧接したときの外径測
定子51の位置を検出するための差動トランス56を備
えている。これにより、外径測定機44は基板1の外径
を以下の如くにより測定する。
【0029】(1) 外径測定機44の一対の外径測定子5
1を待機位置に設定した状態で、それら一対の外径測定
子51の間に、標準内外径及び理想的な真円度及び同芯
度の標準基板を配置する。その後、一対の外径測定子5
1を測定作業位置に設定し、そのときの両外径測定子5
1に対応する差動トランス56の出力G1 、G2 を零設
定する。
【0030】(2) 外径測定機44の一対の外径測定子5
1を待機位置に設定した状態で、外径測定機44を基板
対応位置に設定する。その後、一対の外径測定子51を
測定作業位置に設定し、外径測定子51を基板1の外周
部に圧接した状態で基板1を回転させ、そのときの両外
径測定子51に対応する差動トランス56の出力G1、
2 を基板1の周方向の多数の測定点で連続的に得て、外
径測定値とする。
【0031】内径測定機45は、図8、図10に示す如
く、一対の内径測定子61を有している。各内径測定子
61はスイングアーム62に取り付けられ、スイングア
ーム62はL型板ばね式支点(外径測定機44の支点5
3に相当)に揺動自在に支持されている。また、スイン
グアーム62は測定圧調整用引張ばね(外径測定機44
の測定圧調整用引張ばね54に相当)により内径測定子
61が基板1の内周部に圧接する方向に弾発されて内径
測定子61を測定作業位置に設定し(図13(A))、
且つ非測定時にはリリーフアクチュエータ65により内
径測定子61を測定圧調整用引張ばねの弾発力に抗して
基板1の内周部から離隔して内径測定子61を待機位置
に設定可能としている(図13(B))。また、スイン
グアーム62は内径測定子61が基板1の内周部に圧接
したときの内径測定子61の位置を検出するための差動
トランス(外径測定機44の差動トランス56に相当)
を備えている。これにより、内径測定機45は基板1の
内径を以下の如くにより測定する。
【0032】(1) 内径測定機45の一対の内径測定子6
1を待機位置に設定した状態で、それら一対の内径測定
子61まわりに、前述の標準基板を配置する。その後、
一対の内径測定子61を測定作業位置に設定し、そのと
きの両内径測定子61に対応する差動トランスの出力G
3 、G4 を零設定する。
【0033】(2) 内径測定機45の一対の内径測定子6
1を待機位置に設定した状態で、内径測定機45を基板
対応位置に設定する。その後、一対の内径測定子61を
測定位置に設定し、内径測定子61を基板1の内周部に
圧接した状態で基板1を回転させ、そのときの両内径測
定子61に対応する差動トランスの出力G3 、G4 を基
板1の周方向の多数の測定点で連続的に得て、内径測定
値とする。
【0034】次に、測定処理装置13は、前述の外径測
定機44が基板1の周方向の多数の測定点について測定
した外径測定値G1 、G2 と、内径測定機45が基板1
の周方向の多数の測定点について測定した内径測定値G
3 、G4 を得て、基板1の内周部及び外周部の平均直
径、最大直径、最小直径、真円度、内周部と外周部の同
芯度等を以下の如くにより算出する。
【0035】(1) 平均外径
【数1】
【0036】(2) 平均内径
【数2】
【0037】(3) 最大外径 MAX(G1 +G2
【0038】(4) 最小外径 MIN(G1 +G2
【0039】(5) 最大内径 MAX(G3 +G4
【0040】(6) 最小内径 MIN(G3 +G4
【0041】(7) 外径真円度 MAX(G1 +G2 )−MIN(G1 +G2
【0042】(8) 内径真円度 MAX(G3 +G4 )−MIN(G3 +G4
【0043】(9) 同芯度
【数3】
【0044】然るに、制御装置14は、測定処理装置1
3が算出した平均直径、最大直径、最小直径、真円度及
び同芯度を、予め定めてあるそれらの許容値と比較し、
それらの許容範囲を超えて不適切な場合には、基板廃棄
信号を出力する。そして、面取加工機11は、この基板
廃棄信号に基づき、不適切な面取形状の基板1を面取加
工機11の機外へ廃棄させる基板リジェクト装置71を
有する。
【0045】また、制御装置14は、測定処理装置13
が測定した同芯度及び真円度がそれらの許容範囲を超え
て不適切である基板1が、一定の期間に特定枚数排出さ
れたとき、砥石27の寿命とみなしてその交換時期を知
らせる砥石交換時期報知装置72を有する。
【0046】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 面取加工機11にて加工された基板1の内周部及び外
周部の直径を連続的に測定する測定装置12と、この測
定値からの測定結果より内周部及び外周部の平均直径、
最大直径、最小直径及び真円度と、内周部と外周部の同
芯度を算出する測定処理装置13とを有している。従っ
て、基板1の内周部及び外周部の直径、真円度、同芯度
を機内で簡易に全数検査できる。
【0047】測定処理装置13が算出した平均直径、
最大直径、最小直径、真円度及び同芯度が不適切な基板
1(面取形状不良基板1)は、面取加工機11の制御に
より機外へ廃棄される。従って、不良基板1が面取加工
後の下工程へ搬送されて無駄な加工を施されることがな
く、生産性向上できる。
【0048】基板1の同芯度及び真円度は砥石27の
切削性に強く影響される。従って、測定処理装置13が
算出した真円度及び同芯度の不良が一定の期間に特定枚
数排出されたことを監視することにより、砥石27の寿
命を判定し、砥石27交換時期を簡易且つ合理的に知る
ことができる。
【0049】基板1がカーボン基板等の脆性非金属材
料からなるとき、砥石27の切削性が基板1の加工寸法
精度に特に強く影響する。従って、非金属材料からなる
基板1に対し上記〜の作用を得ることは、基板1の
加工精度向上、生産性向上に特に有用となる。
【0050】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明が適用される基板は、カーボン状炭素材基板に限ら
ず、板ガラス、結晶化ガラス、或いはシリコン等の非金
属の脆性材料からなるものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、面取加工
機により基板の面取加工を行なうに際し、基板の内周部
及び外周部の直径、真円度、同芯度を機内で簡易に全数
検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は面取加工装置を示すブロック図である。
【図2】図2は面取加工機の一例を示す平面図である。
【図3】図3は図1の正面図である。
【図4】図4は図1の側面図である。
【図5】図5は砥石による面取加工状態を示す模式図で
ある。
【図6】図6は基板の面取形状を示す模式である。
【図7】図7は測定装置を示す模式図である。
【図8】図8は図7のVIII-VIII 線に沿う矢視図であ
る。
【図9】図9は外径測定機を示す模式図である。
【図10】図10は内径測定機を示す模式図である。
【図11】図11は測定機の内部構造を示す模式図であ
る。
【図12】図12は外径測定機の測定子の作動を示す模
式図である。
【図13】図13は内径測定機の測定子の作動を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 基板 3 外径端面 3A 面取部 5 内径端面 5A 面取部 10 面取加工装置 11 面取加工機 12 測定装置 13 測定処理装置 14 制御装置 27 砥石 71 基板リジェクト装置 72 砥石交換時期報知装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーナツ状基板の端面に面取加工する基
    板の面取加工装置において、 砥石を備え、この砥石にて上記基板の端面に面取加工す
    る面取加工機と、 上記面取加工機にて加工された基板の内周部及び外周部
    の直径を連続的に測定する測定装置と、 上記測定装置からの測定結果より内周部及び外周部の平
    均直径、最大直径、最小直径及び真円度と、内周部と外
    周部の同芯度を算出する測定処理装置とを有することを
    特徴とする基板の面取加工装置。
  2. 【請求項2】 前記測定処理装置が算出した平均直径、
    最大直径、最小直径、真円度及び同芯度が適切であるか
    否かを判別し、不適切な場合には廃棄信号を出力し、 前記面取加工機が該廃棄信号に基づき不適切な面取形状
    の基板を面取加工機の機外へ廃棄させる手段を有する請
    求項1記載の基板の面取加工装置。
  3. 【請求項3】 前記測定処理装置が算出した同芯度及び
    真円度の測定結果が不適切である加工基板が一定の期間
    に特定枚数排出されたとき、砥石の寿命とみなして砥石
    の交換時期を知らせる手段を有する請求項1又は2に記
    載の基板の面取加工装置。
  4. 【請求項4】 前記基板が非金属材料にて構成されたも
    のである請求項1〜3のいずれかに記載の基板の面取加
    工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114294A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Okuma Corp 研削盤
JP2013006245A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 硬質脆性板の周縁加工装置
JP2014231108A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 中村留精密工業株式会社 硬質脆性板の周縁加工装置
CN105057799A (zh) * 2015-07-23 2015-11-18 苏州纽东精密制造科技有限公司 一种双头倒角机及其使用方法

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