JPH09168873A - チップドレッサーおよびそのドレッシング方法 - Google Patents

チップドレッサーおよびそのドレッシング方法

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JPH09168873A
JPH09168873A JP30470096A JP30470096A JPH09168873A JP H09168873 A JPH09168873 A JP H09168873A JP 30470096 A JP30470096 A JP 30470096A JP 30470096 A JP30470096 A JP 30470096A JP H09168873 A JPH09168873 A JP H09168873A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切刃の損傷を防止すると共に、経済的で、作
業効率に優れたチップドレッサーを提供することを目的
とする。 【構成】 溶接チップを刃具に押圧させて、前記刃具を
前記溶接チップに相対回転させながら、前記溶接チップ
を切削整形するチップドレッサ−Aにおいて、前記刃具
へ溶接チップを押圧すると共に、前記刃具への押圧力を
変化させる押圧装置20を備えたことを特徴とするチッ
プドレッサ−である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接電極となる溶接チ
ップの切削整形を行うチップドレッサーおよびそのドレ
ッシング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶接チップの切削整形に関して
は従来から色々な手段が開示されており、圧縮空気,油
圧,電気を駆動源にしたモーターからギャーあるいはベ
ルト,チェーンを介して刃具を回転し、その刃具により
溶接チップを切削整形するチップドレッサーが用いられ
ている。
【0003】刃具は溶接チップの側面と端面の両方を切
削するため、側面および端面の切刃を一体的に形成した
ブレードが使用されている。また、切削により出る切粉
の排出には外部から圧縮空気を吹き付けて行われてい
る。そして、溶接チップのドレッシング時の押圧力は溶
接時と同一力で行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術によると、次のような問題点がある。刃具について
は側面および端面の切刃が一体的に形成されているブレ
ードを使用しているため、切刃の一部が損傷すると切刃
全体を研磨し直すかあるいはブレードを交換するかのい
ずれかを行わなければならず、研磨や交換に手間がかか
ると共に、コスト的にも問題がある。
【0005】また、切粉の排出については外部から圧縮
空気を噴出して切粉を排出する手段がとられているが、
これは刃具の回転中に外部の一箇所から圧縮空気を噴出
させるため、圧縮空気の使用量に対して排出量の割合が
効率の悪いものであり、十分な切粉の排出ができない。
これにより、切粉で目詰まりを起こし、刃具の欠損や作
業効率の低下を招き、作業を阻害することがある。
【0006】そして、溶接チップのセット時およびドレ
ッシング時の押圧力は溶接時と同一力で行っているた
め、押し付け時の衝撃力によりしばしば切刃に欠損を生
じ、溶接チップの切削に支障をきたしていた。
【0007】本発明はこの問題点に鑑みてなされたもの
で、切刃の損傷を防止すると共に、損傷しても切刃を安
価に研磨や交換することができ、経済的で、作業効率に
優れたチップドレッサーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、次のように構成した。溶接チップを整形する
チップドレッサーにおいて、溶接チップを切削する刃具
は該溶接チップの側面を切削する側面刃具と、溶接チッ
プの端面を切削する端面刃具に分割して構成したチップ
ドレッサーとした。前記側面刃具は複数の三角チップで
構成し、該三角チップの切刃面が回転中心をなすと共
に、該三角チップの二面にて対向する両溶接チップを切
削するように三角チップを配設するのがよい。前記端面
刃具は棒タイプの切削工具材の中央部に中心よりやや過
ぎた部分から傾斜角を有した切刃を構成し、該切刃の両
面には逃げ角を形成すると共に、該切刃と直角方向に二
面幅を形成するのがよく。また、この端面刃具を外周方
向からホルダー内に嵌入し、端部を夫々押しボルトで固
着するのがよい。
【0009】また、溶接チップを整形するチップドレッ
サーにおいて、刃具を格納するホルダーと該ホルダーを
位置決め固定するドレッサーギャーとを位置決め支持し
ているハウジングに圧縮空気の取入口を形成し、該ハウ
ジングとドレッサーギャーの間に形成された通路を介し
て側面刃具の切刃前面から圧縮空気を噴出するエアー噴
出口を設けたチップドレッサーとした。
【0010】そして、溶接チップを整形するチップドレ
ッサーにおいて、刃具へ溶接チップを押圧すると共に、
該刃具への押圧力を変化させる押圧装置を備えたチップ
ドレッサーとした。
【0011】さらに、溶接チップを整形するチップドレ
ッサーのドレッシング方法において、前記チップドレッ
サーに溶接チップをセットする時には弱い力で溶接チッ
プを押圧し、該溶接チップの側面を切削する時には強い
力で溶接チップを押圧して切削し、溶接チップの端面と
側面を切削する時には比較的弱い力で溶接チップを押圧
して切削するように刃具への溶接チップの押圧力を変化
させながら切削整形するチップドレッサーのドレッシン
グ方法とした。
【0012】
【作 用】本発明によれば、次のように作用する。溶接
チップを切削する刃具において、溶接チップの側面は側
面刃具の切刃により切削され、溶接チップの端面は端面
刃具の切刃により切削されることになる。このように、
溶接チップの側面および端面を別体の刃具で切削してい
るので、損傷した方の刃具を研磨しなおすか交換すれば
よく両方の刃具を取り替える必要がない。また、側面刃
具を三角チップとし、その三角チップの二面にて溶接チ
ップを切削するように配設したので、対向する二つの溶
接チップを同時に切削することができる。そして、端面
刃具を棒タイプの切削工具材で構成し、外周方向からホ
ルダー内に嵌入して固着するようにしたことにより、側
面刃具に関係なく着脱および位置調整することができ
る。
【0013】また、エアー噴出口を設けたものにおい
て、ハウジングに形成した取入口から導入された圧縮空
気はハウジングとドレッサーギャーの間に形成された通
路を介して側面刃具の切刃前面へ噴出されることにな
り、この圧縮空気により切削切粉はホルダー内から外部
に除去されることになる。このように、ホルダーの内部
から圧縮空気を噴出すると共に、刃先の前面から圧縮空
気を噴出するので、切削切粉の除去を効率のよいものと
することができる。
【0014】そして、押圧装置を備えたものにおいて、
溶接チップは押圧装置により刃具へ押圧され、その押圧
力は変えることができるので、チップドレッサーに溶接
チップをセットする時には弱く、溶接チップを切削する
時には強くすることができる。よって、セット時による
刃具への衝撃力を弱めることができ、押し付け力による
切刃の破損を防止できる。
【0015】さらに、ドレッシング方法において、チッ
プドレッサーに溶接チップをセットする時には弱い力で
溶接チップを押圧するので、セット時による刃具への衝
撃力を弱めることができ、押し付け力による切刃の破損
を防止できる。また、溶接チップの端面と側面の両方を
切削する時には比較的弱い力つまり、側面切削より弱い
力で溶接チップを押圧して切削するようにしたので、溶
接チップの端面と側面の両方を切削しても刃具など装置
への負荷を小さくすることができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面の図1はチップドレッサーの側面図、図2はチップ
ドレッサーの要部拡大側面図、図3は図2のIII −III
線断面図、図4はホルダーの平面図、図5は図4のV−
V線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は図3
の中心部拡大平面図、図8は押圧装置の回路図、図9は
押圧装置の圧力設定図である。
【0017】図1および図2に示すようにチップドレッ
サーAは、ケーシングBに固定プレートCを介して固定
した駆動用のモータ10と、ケーシングBに挿入したモ
ータ10のシャフトに軸支したピニオンギャー11と、
ケーシングBに挿着したシャフトに軸支されピニオンギ
ャー11と噛み合うアイドルギャー12と、ケーシング
Bに固定したエンドハウジングEとアッパーハウジング
Uの間に環状のメタルMを介して支持されアイドルギャ
ー12と噛み合うドレッサーギャー13と、ドレッサー
ギャー13にプレートPLを介して固定したホルダー1
とからなる。
【0018】ホルダー1は図2および図3に示すよう
に、略円盤形状で、中心に形成した貫通孔に溶接チップ
Wの側面を切削する側面刃具2と、その端面を切削する
端面刃具3を設けており、ドレッサーギャー13の凹部
とプレートPLの凹部との間に嵌入してそのドレッサー
ギャー13の中心部に位置している。また、ホルダー1
の挿入孔1bにノックピン7を挿入してホルダー1を回
り止めしており、プレートPLをドレッサーギャー13
にボルト14で取付けている。そして、ホルダー1の貫
通孔と連通するアッパーハウジングUおよびエンドハウ
ジングEの中央孔には固定ブッシュ8をボルト9により
夫々固着している。
【0019】アッパーハウジングUには圧縮空気の取入
口16aを形成して金具16を設けており、金具16に
は図示しない空気圧縮装置から圧縮空気を供給するホー
ス17を連結している。また、プレートPLの上面の凸
部およびドレッサーギャー13の下面の凸部には圧縮空
気の通路15となる長溝を形成してあり、この長溝の一
端は側面刃具2の切刃の前面から圧縮空気を噴出するエ
アー噴出口19になっている。プレートPLおよびドレ
ッサーギャー13に形成した長溝とアッパーハウジング
UおよびエンドハウジングEにより夫々通路15を形成
してあり、ノックピン7の内部を介してアッパーハウジ
ングU内とエンドハウジングE内を連通している。
【0020】図示しない空気圧縮装置からホース17お
よび金具16を介して供給された圧縮空気はプレートP
LとアッパーハウジングUの間の空間に導入され、プレ
ートPL側の通路15を通ってエアー噴出口19から側
面刃具2の上部切刃の先端に供給される。この供給され
た圧縮空気は切削切粉と共に排出口18より外部に排出
される。また、ノックピン7の内部を通った圧縮空気は
ドレッサーギャー13側の通路15を通ってエアー噴出
口19から側面刃具2の下部切刃の先端に供給される。
この供給された圧縮空気は切削切粉と共に排出口18よ
り外部に排出されるようになっている。
【0021】側面刃具2は図4乃至図7に示すように、
二枚の三角チップで構成し、各三角チップの切刃面が回
転中心をなすと共に、その三角チップの二面にて対向す
る上下の溶接チップWを切削するように三角チップを配
設しており、各三角チップはホルダー1の背面1aに一
端を押し付けバックアップするようにしてボルト6で固
着している。
【0022】端面刃具3は棒タイプの切削工具材で、側
面刃具2と略直角の位置に設けており、切削工具材の略
中央部に中心よりやや過ぎた部分から傾斜角を有した切
刃を構成し、その切刃の両面には逃げ角を形成すると共
に、その切刃と直角方向に二面幅を形成している。この
切削工具材は外周方向からホルダー1内に嵌入して端部
を夫々押しボルト4により固着すると共に、位置決めボ
ルト5により位置決めしている。
【0023】このチップドレッサーAは図8に示すよう
に、側面刃具2および端面刃具3へ溶接チップWを押圧
すると共に、側面刃具2および端面刃具3への押圧力を
変化させる押圧装置20を備えている。押圧装置20は
電気系の制御回路21とエアー系の作動回路22から構
成している。制御回路21は溶接チップWの設定加圧力
に対応した設定加信号を出力する加圧設定回路23と、
設定加圧回路23からの設定加信号に応じた駆動電流を
出力する駆動回路24と、加圧シリンダー29の作動を
制御する制御信号を出力する加圧シリンダー制御回路2
5からなる。作動回路22は加圧シリンダー29を作動
するエアー回路で、加圧エアーを駆動回路24からの駆
動電流に比例した圧力値に制御する電空比例弁26およ
び減圧弁27と、加圧シリンダー制御回路25からの制
御信号により作動し、エアー回路を切換えて加圧シリン
ダー29の作動および作動方向を切り換える切換弁28
とからなる。
【0024】加圧シリンダー29のロッド先端には上方
の溶接チップWを取付けてあり、この上方の溶接チップ
Wの先端と下方の溶接チップWの先端とでチップドレッ
サーAのホルダー1を挟持するようにして、上下の溶接
チップWを押圧し切削するようになっている。なお、下
方の溶接チップWを固定する場合には、チップドレッサ
ーAを上下方向にフリー状態にすればよく、また、チッ
プドレッサーAを固定する場合には下方の溶接チップW
にも押圧装置20を設ければよい。これによって、上下
の溶接チップWの押圧力を同一にしている。
【0025】加圧設定回路23からの設定信号は駆動回
路24により駆動電流に変換されて電空比例弁26に伝
達する。これにより電空比例弁26が作動し減圧弁27
で加圧エアーのエアー圧が調整されることになる。一
方、加圧シリンダー制御回路25からの制御信号により
切換弁28が作動する。これによって、加圧シリンダー
29の作動方向および溶接チップWの押圧力が制御され
ることになる。
【0026】また、押圧装置20は図9に示すように圧
力設定してある。この圧力設定図は横軸に時間T (se
c)、縦軸に圧力P (Kg/cm2)をとっており、T0 は総切
削時間である。先ず、溶接チップセット時間T1におい
て設定圧力はP1 (溶接チップセット圧力)と低くして
あり、溶接チップWと側面刃具2が接触した時点から設
定圧力をP2 (溶接チップ側面切削圧力)に増加し、溶
接チップ側面切削時間T2 が終了するまでP2 を維持す
る。次に、溶接チップWの端面切削に入る前に、P3
(溶接チップ端面切削圧力)に減圧し、溶接チップ端面
切削時間T3 が終了するまでP3 を維持するようになっ
ている。
【0027】次に、チップドレッサーAの作動および作
用を説明する。先ず、モータ10が作動すると、ピニオ
ンギャー11およびアイドルギャー12を介してドレッ
サーギャー13が回転し、ホルダー1の側面刃具2およ
び端面刃具3が作動する。次に、押圧装置20の制御回
路21により作動回路22が作動し、加圧シリンダー2
9のロッドが伸長して溶接チップWをホルダー1内へ移
動する。押圧装置20の設定により溶接チップWが弱い
力(P1 )で押圧されてセットされる。溶接チップWが
移動してセット状態から側面切削状態になると、溶接チ
ップWが強い力(P2 )で押圧されて側面刃具2により
溶接チップWの側面が切削される。さらに溶接チップW
が移動して側面切削状態から端面切削状態になると、溶
接チップWが比較的弱い力(P3 )で押圧されて端面刃
具3および側面刃具2により溶接チップWの端面および
側面が切削される。このようにして、溶接チップWは切
削整形されることになる。一方、切削によりでる切削切
粉はエアー噴出口19から噴出する圧縮空気により外部
に排出されることになる。
【0028】以上のように、溶接チップWを切削する刃
具を側面刃具2と端面刃具3に分割したことにより、破
損や劣化および切刃の寿命が短い方を交換すればよく、
経済的であり、安価な三角チップを使用することができ
る。また、通路15により回転する側面刃具2に常時圧
縮空気を供給でき、切削切粉による目詰まりおよびそれ
による切刃の破損を防止できる。そして、押圧装置によ
り溶接チップWのセット時の押圧力を弱くすることがで
きるので、切削開始時の側面刃具2にかかる衝撃力を弱
めることができ、切刃の破損を防止できる。よって、側
面刃具2および端面刃具3の交換を極めて少なくでき、
作業効率を向上させることができる。
【0029】本発明はこの実施例に限るものではなく、
例えば、押圧装置に電空比例弁を使用したが、複数の切
換え弁と減圧弁を用い随時切換えるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果がある。刃具を溶接チップの側面を切削す
る側面刃具とその端面を切削する端面刃具に分割したの
で、磨耗あるいは損傷した方の刃具を研磨しなおすか交
換すればよく、両方の刃具を取り替える必要がない。こ
れにより、研磨や交換が短時間ででき手間がかからない
と共に、刃具にかかるコストを低減できる。また、側面
刃具に三角チップを使用できるので、さらに刃具にかか
るコストを低減できる。
【0031】また、ハウジングとドレッサーギャーの間
に形成された通路を介して側面刃具の切刃前面から圧縮
空気を噴出するエアー噴出口を設けたことにより、ホル
ダーの内部から圧縮空気を噴出すると共に、刃先の前面
から圧縮空気を噴出するので、切削切粉の除去を効率の
よいものとすることができる。これにより、切削切粉に
よる目詰まりを防止でき、刃具の欠損や作業効率の低下
を防ぎ、作業を阻害するのを防止できる。
【0032】そして、刃具へ溶接チップを押圧すると共
に、該刃具への押圧力を変化させる押圧装置を備えたの
で、チップドレッサーに溶接チップをセットする時には
弱く、溶接チップを切削する時には強くすることができ
る。よって、セット時による刃具への衝撃力を弱めるこ
とができ、押し付け力による切刃の破損を防止できる。
【0033】さらに、ドレッシング方法においては、チ
ップドレッサーに溶接チップをセットする時には弱い力
で溶接チップを押圧するので、セット時による刃具への
衝撃力を弱めることができ、押し付け力による切刃の破
損を防止できる。また、溶接チップの端面と側面の両方
を切削する時には比較的弱い力つまり、側面切削より弱
い力で溶接チップを押圧して切削するようにしたので、
溶接チップの端面と側面の両方を切削しても刃具など装
置への負荷を小さくすることができる。よって、溶接チ
ップの切削に支障をきたすのを防止できる。
【0034】以上のことにより、刃具にかかるコストや
交換等による手間を低減でき、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるチップドレッサーの側
面図である。
【図2】本発明の実施例にかかるチップドレッサーの要
部拡大側面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる図2のIII −III 線断
面図である。
【図4】本発明の実施例にかかるホルダーの平面図であ
る。
【図5】本発明の実施例にかかる図4のV−V線断面図
である。
【図6】本発明の実施例にかかる図4のVI−VI線断面図
である。
【図7】本発明の実施例にかかる図3の中心部拡大平面
図である。
【図8】本発明の実施例にかかる押圧装置の回路図であ
る。
【図9】本発明の実施例にかかる押圧装置の圧力設定図
である。
【符号の説明】
A:チップドレッサー B:ケーシング C:固定プレート E:エンドハウジング(ハウジング) M:メタル PL:プレート P:圧力 P1 :溶接チップセット圧力 P2 :溶接チップ側面切削圧力 P3 :溶接チップ端面切削圧力 T:時間 T0 :総切削時間 T1 :溶接チップセット時間 T2 :溶接チップ側面切削時間 T3 :溶接チップ端面切削時間 U:アッパーハウジング(ハウジング) W:溶接チップ 1:ホルダー 1a:背面 1b:挿入孔 2:側面刃具 3:端面刃具 4:押しボルト 5:位置決めボルト 6:ボルト 7:ノックピン 8:ブッシュ 9:ボルト 10:モータ 11:ピニオンギャー 12:アイドルギャー 13:ドレッサーギャー 14:ボルト 15:通路 16:金具 16a:取入口 17:ホース 18:排出口 19:エアー噴出口 20:押圧装置 21:制御回路 22:作動回路 23:加圧力設定回路 24:駆動回路 25:加圧シリンダー制御回路 26:電空比例弁 27:減圧弁 28:切換え弁 29:加圧シリンダー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 チップドレッサーおよびそ
のドレッシング方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接電極となる溶接チ
ップの切削整形を行うチップドレッサーおよびそのドレ
ッシング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶接チップの切削整形に関して
は従来から色々な手段が開示されており、圧縮空気,油
圧,電気を駆動源にしたモーターからギャーあるいはベ
ルト,チェーンを介して刃具を回転し、その刃具により
溶接チップを切削整形するチップドレッサーが用いられ
ている。
【0003】この場合、溶接チップのドレッシング時の
押圧力は溶接時と同一力で行われていた。また、切削に
より出る切粉の排出には外部から圧縮空気を吹き付けて
行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術によると、次のような問題点がある。溶接チップの
セット時およびドレッシング時の押圧力は溶接時と同一
力で行っているため、押し付け時の衝撃力によりしばし
ば切刃に欠損を生じ、溶接チップの切削に支障をきたし
ていた。
【0005】また、切粉の排出については外部から圧縮
空気を噴出して切粉を排出する手段がとられているが、
これは刃具の回転中に外部の一箇所から圧縮空気を噴出
させるため、圧縮空気の使用量に対して排出量の割合が
効率の悪いものであり、十分な切粉の排出ができない。
これにより、切粉で目詰まりを起こし、刃具の欠損や作
業効率の低下を招き、作業を阻害することがある。
【0006】本発明はこの問題点に鑑みてなされたもの
で、切刃の損傷を防止すると共に、経済的で、作業効率
に優れたチップドレッサーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、次のように構成した。溶接チップを刃具に押
圧させて、前記刃具を前記溶接チップに相対回転させな
がら、前記溶接チップを切削整形するチップドレッサー
において、刃具へ溶接チップを押圧すると共に、該刃具
への押圧力を変化させる押圧装置を備えたチップドレッ
サーとした。
【0008】また、前記押圧装置は、チップドレッサー
に溶接チップをセットする場合には第一の押圧力で押圧
し、前記溶接チップの側面を切削する時には第2の押圧
力で溶接チップを押圧して切削し、前記溶接チップの端
面と側面を切削する時には第3の押圧力で前記溶接チッ
プを押圧することを特徴とした。
【0009】さらに、前記溶接チップを切削整形するチ
ップドレッサーにおいて、前記刃具を格納するホルダー
とこのホルダーを位置決め固定するドレッサーギャーと
を位置決め支持しているハウジングに圧縮空気の取入口
を形成し、前記ハウジングと前記ドレッサーギャーの間
に形成された通路を介して側面刃具の切刃前面から圧縮
空気を噴出するエアー噴出口を設けた。
【0010】そして、前記溶接チップを整形するチップ
ドレッサーのドレッシング方法において、前記刃具に前
記溶接チップを押圧し、押圧力を変化させながら、前記
溶接チップの切削を行なうことを特徴とし、さらに前記
チップドレッサーに溶接チップをセットする時には第1
の押圧力で溶接チップを押圧し、該溶接チップの側面を
切削する時には第2の押圧力で溶接チップを押圧して切
削し、溶接チップの端面と側面を切削する時には第3の
押圧力で溶接チップを押圧して切削するように前記刃具
への前記溶接チップの押圧力を変化させながら切削整形
することとした。
【0011】
【作 用】本発明によれば、次のように作用する。前記
押圧装置を備えたチップドレッサーにおいて、溶接チッ
プは前記押圧装置により刃具へ押圧され、その押圧力は
変えることができるので、前記チップドレッサーに溶接
チップをセットする時には弱く、前記溶接チップを切削
する時には強くすることができる。よって、溶接チップ
前記チップドレッサーにセットする時の刃具への衝撃
力を弱めることができ、押し付け力による切刃の破損を
防止できる。
【0012】また、前記チップドレッサーにエアー噴出
口を設けたものにおいて、ハウジングに形成した取入口
から導入された圧縮空気はハウジングとドレッサーギャ
ーの間に形成された通路を介して側面刃具の切刃前面へ
噴出されることになり、この圧縮空気により切削切粉は
ホルダー内から外部に除去されることになる。このよう
に、ホルダーの内部から圧縮空気を噴出すると共に、刃
先の前面から圧縮空気を噴出するので、切削切粉の除去
を効率のよいものとすることができる。
【0013】さらに、ドレッシング方法において、チッ
プドレッサーに溶接チップをセットする時には弱い第1
の押圧力で溶接チップを押圧するので、溶接チップを前
記チップドレッサーにセットした時の刃具への衝撃力を
弱めることができ、押し付け力による切刃の破損を防止
できる。また、溶接チップの端面と側面の両方を切削す
る時には第3の押圧力つまり、側面切削より弱い力で溶
接チップを押圧して切削するようにしたので、溶接チッ
プの端面と側面の両方を切削しても刃具など装置への負
荷を小さくすることができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面の図1はチップドレッサーの側面図、図2はチップ
ドレッサーの要部拡大側面図、図3は図2のIII −III
線断面図、図4はホルダーの平面図、図5は図4のV−
V線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は図3
の中心部拡大平面図、図8は押圧装置の回路図、図9は
押圧装置の圧力設定図である。
【0015】図1および図2に示すようにチップドレッ
サーAは、ケーシングBに固定プレートCを介して固定
した駆動用のモータ10と、ケーシングBに挿入したモ
ータ10のシャフトに軸支したピニオンギャー11と、
ケーシングBに挿着したシャフトに軸支されピニオンギ
ャー11と噛み合うアイドルギャー12と、ケーシング
Bに固定したエンドハウジングEとアッパーハウジング
Uの間に環状のメタルMを介して支持されアイドルギャ
ー12と噛み合うドレッサーギャー13と、ドレッサー
ギャー13にプレートPLを介して固定したホルダー1
とからなる。
【0016】ホルダー1は図2および図3に示すよう
に、略円盤形状で、中心に形成した貫通孔に溶接チップ
Wの側面を切削する側面刃具2と、その端面を切削する
端面刃具3を設けており、ドレッサーギャー13の凹部
とプレートPLの凹部との間に嵌入してそのドレッサー
ギャー13の中心部に位置している。また、ホルダー1
の挿入孔1bにノックピン7を挿入してホルダー1を回
り止めしており、プレートPLをドレッサーギャー13
にボルト14で取付けている。そして、ホルダー1の貫
通孔と連通するアッパーハウジングUおよびエンドハウ
ジングEの中央孔には固定ブッシュ8をボルト9により
夫々固着している。
【0017】アッパーハウジングUには圧縮空気の取入
口16aを形成して金具16を設けており、金具16に
は図示しない空気圧縮装置から圧縮空気を供給するホー
ス17を連結している。また、プレートPLの上面の凸
部およびドレッサーギャー13の下面の凸部には圧縮空
気の通路15となる長溝を形成してあり、この長溝の一
端は側面刃具2の切刃の前面から圧縮空気を噴出するエ
アー噴出口19になっている。プレートPLおよびドレ
ッサーギャー13に形成した長溝とアッパーハウジング
UおよびエンドハウジングEにより夫々通路15を形成
してあり、ノックピン7の内部を介してアッパーハウジ
ングU内とエンドハウジングE内を連通している。
【0018】図示しない空気圧縮装置からホース17お
よび金具16を介して供給された圧縮空気はプレートP
LとアッパーハウジングUの間の空間に導入され、プレ
ートPL側の通路15を通ってエアー噴出口19から側
面刃具2の上部切刃の先端に供給される。この供給され
た圧縮空気は切削切粉と共に排出口18より外部に排出
される。また、ノックピン7の内部を通った圧縮空気は
ドレッサーギャー13側の通路15を通ってエアー噴出
口19から側面刃具2の下部切刃の先端に供給される。
この供給された圧縮空気は切削切粉と共に排出口18よ
り外部に排出されるようになっている。
【0019】側面刃具2は図4乃至図7に示すように、
二枚の三角チップで構成し、各三角チップの切刃面が回
転中心をなすと共に、その三角チップの二面にて対向す
る上下の溶接チップWを切削するように三角チップを配
設しており、各三角チップはホルダー1の背面1aに一
端を押し付けバックアップするようにしてボルト6で固
着している。
【0020】端面刃具3は棒タイプの切削工具材で、側
面刃具2と略直角の位置に設けており、切削工具材の略
中央部に中心よりやや過ぎた部分から傾斜角を有した切
刃を構成し、その切刃の両面には逃げ角を形成すると共
に、その切刃と直角方向に二面幅を形成している。この
切削工具材は外周方向からホルダー1内に嵌入して端部
を夫々押しボルト4により固着すると共に、位置決めボ
ルト5により位置決めしている。
【0021】このチップドレッサーAは図8に示すよう
に、側面刃具2および端面刃具3へ溶接チップWを押圧
すると共に、側面刃具2および端面刃具3への押圧力を
変化させる押圧装置20を備えている。押圧装置20は
電気系の制御回路21とエアー系の作動回路22から構
成している。制御回路21は溶接チップWの設定加圧力
に対応した設定加圧信号を出力する設定加圧回路23
と、設定加圧回路23からの設定加圧信号に応じた駆動
電流を出力する駆動回路24と、加圧シリンダー29の
作動を制御する制御信号を出力する加圧シリンダー制御
回路25からなる。作動回路22は加圧シリンダー29
を作動するエアー回路で、加圧エアーを駆動回路24か
らの駆動電流に比例した圧力値に制御する電空比例弁2
6および減圧弁27と、加圧シリンダー制御回路25か
らの制御信号により作動し、エアー回路を切換えて加圧
シリンダー29の作動および作動方向を切り換える切換
弁28とからなる。
【0022】加圧シリンダー29のロッド先端には上方
の溶接チップWを取付けてあり、この上方の溶接チップ
Wの先端と下方の溶接チップWの先端とでチップドレッ
サーAのホルダー1を挟持するようにして、上下の溶接
チップWを押圧し切削するようになっている。なお、下
方の溶接チップWを固定する場合には、チップドレッサ
ーAを上下方向にフリー状態にすればよく、また、チッ
プドレッサーAを固定する場合には下方の溶接チップW
にも押圧装置20を設ければよい。これによって、上下
の溶接チップWの押圧力を同一にしている。
【0023】設定加圧回路23からの設定信号は駆動回
路24により駆動電流に変換されて電空比例弁26に伝
達する。これにより電空比例弁26が作動し減圧弁27
で加圧エアーのエアー圧が調整されることになる。一
方、加圧シリンダー制御回路25からの制御信号により
切換弁28が作動する。これによって、加圧シリンダー
29の作動方向および溶接チップWの押圧力が制御され
ることになる。
【0024】また、押圧装置20は図9に示すように圧
力設定してある。この圧力設定図は横軸に時間T (se
c)、縦軸に圧力P (Kg/cm2)をとっており、T0 は総切
削時間である。先ず、溶接チップセット時間T1におい
て設定圧力はP1 (溶接チップセット圧力)「第1の押
圧力」と低くしてあり、溶接チップWと側面刃具2が接
触した時点から設定圧力をP2 (溶接チップ側面切削圧
力)「第2の押圧力」に増加し、溶接チップ側面切削時
間T2 が終了するまでP2 を維持する。次に、溶接チッ
プWの端面切削に入る前に、P3 (溶接チップ端面切削
圧力)「第3の押圧力」に減圧し、溶接チップ端面切削
時間T3 が終了するまでP3 を維持するようになってい
る。
【0025】次に、チップドレッサーAの作動および作
用を説明する。先ず、モータ10が作動すると、ピニオ
ンギャー11およびアイドルギャー12を介してドレッ
サーギャー13が回転し、ホルダー1の側面刃具2およ
び端面刃具3が作動する。次に、押圧装置20の制御回
路21により作動回路22が作動し、加圧シリンダー2
9のロッドが伸長して溶接チップWをホルダー1内へ移
動する。押圧装置20の設定により溶接チップWが弱い
力(P1 )(第1の押圧力)で押圧されてセットされ
る。溶接チップWが移動してセット状態から側面切削状
態になると、溶接チップWが強い力(P2 )(第2の押
圧力)で押圧されて側面刃具2により溶接チップWの側
面が切削される。さらに溶接チップWが移動して側面切
削状態から端面切削状態になると、溶接チップWが比較
的弱い力(P3 )(第3の押圧力)で押圧されて端面刃
具3および側面刃具2により溶接チップWの端面および
側面が切削される。このようにして、溶接チップWは切
削整形されることになる。一方、切削によりでる切削切
粉はエアー噴出口19から噴出する圧縮空気により外部
に排出されることになる。
【0026】以上のように、前記押圧装置により溶接チ
ップWのセット時の押圧力を弱くすることができるの
で、切削開始時の側面刃具2にかかる衝撃力を弱めるこ
とができ、切刃の破損を防止できる。また、通路15に
より回転する側面刃具2に常時圧縮空気を供給でき、切
削切粉による目詰まりおよびそれによる切刃の破損を防
止できる。よって、溶接チップWを切削する刃具の交換
を極めて少なくでき、作業効率を向上させることができ
る。
【0027】本発明はこの実施例に限るものではなく、
例えば、押圧装置に電空比例弁を使用したが、複数の切
換え弁と減圧弁を用い随時切換えるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果がある。刃具へ溶接チップを押圧すると共
に、該刃具への押圧力を変化させる押圧装置を備えたの
で、チップドレッサーに溶接チップをセットする時には
弱く、溶接チップを切削する時には強くすることができ
る。よって、セット時による刃具への衝撃力を弱めるこ
とができ、押し付け力による切刃の破損を防止できる。
【0029】また、ハウジングとドレッサーギャーの間
に形成された通路を介して側面刃具の切刃前面から圧縮
空気を噴出するエアー噴出口を設けたことにより、ホル
ダーの内部から圧縮空気を噴出すると共に、刃先の前面
から圧縮空気を噴出するので、切削切粉の除去を効率の
よいものとすることができる。これにより、切削切粉に
よる目詰まりを防止でき、刃具の欠損や作業効率の低下
を防ぎ、作業を阻害するのを防止できる。
【0030】さらに、本発明のドレッシング方法におい
ては、チップドレッサーに溶接チップをセットする時に
は弱い力(第1の押圧力)で溶接チップを押圧するの
で、セット時による刃具への衝撃力を弱めることがで
き、押し付け力による切刃の破損を防止できる。また、
溶接チップの端面と側面の両方を切削する時には比較的
弱い力(第3の押圧力)つまり、側面切削より弱い力で
溶接チップを押圧して切削するようにしたので、溶接チ
ップの端面と側面の両方を切削しても刃具など装置への
負荷を小さくすることができる。よって、溶接チップの
切削に支障をきたすのを防止できる。
【0031】以上のことにより、刃具にかかるコストや
交換等による手間を低減でき、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるチップドレッサーの側
面図である。
【図2】本発明の実施例にかかるチップドレッサーの要
部拡大側面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる図2のIII −III 線断
面図である。
【図4】本発明の実施例にかかるホルダーの平面図であ
る。
【図5】本発明の実施例にかかる図4のV−V線断面図
である。
【図6】本発明の実施例にかかる図4のVI−VI線断面図
である。
【図7】本発明の実施例にかかる図3の中心部拡大平面
図である。
【図8】本発明の実施例にかかる押圧装置の回路図であ
る。
【図9】本発明の実施例にかかる押圧装置の圧力設定図
である。
【符号の説明】 A:チップドレッサー B:ケーシング C:固定プレート E:エンドハウジング(ハウジング) M:メタル PL:プレート P:圧力 P1 :溶接チップセット圧力 P2 :溶接チップ側面切削圧力 P3 :溶接チップ端面切削圧力 T:時間 T0 :総切削時間 T1 :溶接チップセット時間 T2 :溶接チップ側面切削時間 T3 :溶接チップ端面切削時間 U:アッパーハウジング(ハウジング) W:溶接チップ 1:ホルダー 1a:背面 1b:挿入孔 2:側面刃具 3:端面刃具 4:押しボルト 5:位置決めボルト 6:ボルト 7:ノックピン 8:ブッシュ 9:ボルト 10:モータ 11:ピニオンギャー 12:アイドルギャー 13:ドレッサーギャー 14:ボルト 15:通路 16:金具 16a:取入口 17:ホース 18:排出口 19:エアー噴出口 20:押圧装置 21:制御回路 22:作動回路 23:設定加圧回路 24:駆動回路 25:加圧シリンダー制御回路 26:電空比例弁 27:減圧弁 28:切換弁 29:加圧シリンダー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接チップを刃具に押圧させて、前記刃
    具を前記溶接チップに相対回転させながら、前記溶接チ
    ップを切削整形するチップドレッサーにおいて、 前記刃具へ溶接チップを押圧すると共に、前記刃具への
    押圧力を変化させる押圧装置を備えたことを特徴とする
    チップドレッサー。
  2. 【請求項2】 前記押圧装置は、チップドレッサーに溶
    接チップをセットする時には第1の押圧力で押圧し、前
    記溶接チップの側面を切削する時には第2の押圧力で溶
    接チップを押圧し、前記溶接チップの端面と側面を切削
    する時には第3の押圧力で前記溶接チップを押圧するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のチップドレッサー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のチップド
    レッサーにおいて、 前記刃具を格納するホルダーとこのホルダーを位置決め
    固定するドレッサーギャーとを位置決め支持しているハ
    ウジングに圧縮空気の取入口を形成し、前記ハウジング
    と前記ドレッサーギャーの間に形成された通路を介して
    側面刃具の切刃前面から圧縮空気を噴出するエアー噴出
    口を設けたことを特徴とするチップドレッサー。
  4. 【請求項4】 溶接チップを刃具に押圧させて、前記刃
    具を前記溶接チップに相対回転させながら、前記溶接チ
    ップを切削整形する溶接チップのドレッシング方法にお
    いて、 前記刃具に前記溶接チップを押圧し、押圧力を変化させ
    ながら、前記溶接チップの切削を行なうことを特徴とす
    る溶接チップのドレッシング方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の溶接チップのドレッシ
    ング方法において、 チップドレッサーに溶接チップをセットする時には第1
    の押圧力で押圧し、前記溶接チップの側面を切削する時
    には第2の押圧力で溶接チップを押圧して切削し、前記
    溶接チップの端面と側面を切削する時には第3の押圧力
    で前記溶接チップを押圧して切削するように前記刃具へ
    の前記溶接チップの押圧力を変化させながら切削整形す
    ることを特徴とする溶接チップのドレッシング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6380085U (ja) * 1986-11-12 1988-05-26
JPH01181985A (ja) * 1988-01-18 1989-07-19 Toyota Motor Corp 溶接ガンの電極整形方法

Patent Citations (2)

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