JPH09168542A - 開肛器 - Google Patents

開肛器

Info

Publication number
JPH09168542A
JPH09168542A JP7330511A JP33051195A JPH09168542A JP H09168542 A JPH09168542 A JP H09168542A JP 7330511 A JP7330511 A JP 7330511A JP 33051195 A JP33051195 A JP 33051195A JP H09168542 A JPH09168542 A JP H09168542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anus
semi
cylindrical bodies
columnar body
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7330511A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Maeda
昭二 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUFU ITONAGA
YUFU SEIKI KK
Original Assignee
YUFU ITONAGA
YUFU SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUFU ITONAGA, YUFU SEIKI KK filed Critical YUFU ITONAGA
Priority to JP7330511A priority Critical patent/JPH09168542A/ja
Publication of JPH09168542A publication Critical patent/JPH09168542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】肛門を所定の口径で開口する開肛器を提供する
こと。 【解決手段】開肛器10は、円錐部14と、該円錐部1
4と一体的である摘み部16と、一組の半円筒体18
a、18bとからなる。前記円錐部14とともに前記一
組の半円筒体18a、18bを肛門内に挿入し、次いで
前記摘み部16および円錐部14を前記一組の半円筒体
より抜き取り、該一組の半円筒体18a、18bにより
肛門を所定口径で開口維持させた後に半円筒体18a、
18bを肛門より抜去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肛門を所定の口径
で開口させ、その開口部位に吻合器等を挿入自在とする
開肛器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、直腸癌に対する外科手術等を行
う際、肛門へ吻合器等の医療器具を挿入する作業が必要
である。肛門は常時閉状態にあるために、直接、吻合器
の先端を肛門内へ挿入することが困難であり、しかも前
記器具の先端を無理に肛門に挿入しようとすると、該肛
門や括約筋の損傷を招くおそれがある。したがって、前
記肛門へ吻合器等の医療器具を挿入する作業に先立ち、
肛門を所定の口径で拡張させなければならない。このた
め、指を肛門に挿入しその指を拡開することにより所定
の開口を確保したり、あるいは肛門拡張用のリングが用
いられているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記指
を用いて肛門を拡張する方法では、開口する力を肛門の
周囲に均等に及ぼすことが困難であり、開口空間を十分
に確保できない。また、指の肛門への挿入を強要される
患者の精神的な苦痛も大きい等の不都合がある。
【0004】また、肛門拡張用のリングを用いた場合、
該リングの挿入および抜去に費やされる時間が長いた
め、挿入時に肛門へ多大な負担がかかる。さらに、肛門
への挿入を容易化するとともに、患者の苦痛を和らげる
べく、リング直径もさほどに大きくすることができず、
結局、開口空間を十分に確保できないという不都合があ
る。
【0005】さらにまた、従来の開肛器は抜去する際に
困難性が伴っていた。
【0006】本発明は前記の種々の不都合を克服するた
めになされたものであり、患者に余計な苦痛を与えるこ
となく短時間で肛門を十分に開くことにより、吻合器等
を容易に挿入でき、しかも、抜去も容易に行うことが可
能な開肛器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、肛門を開くための開肛器であって、柱
状体と、前記柱状体先端に膨出形成された円錐部と、前
記柱状体後端に形成された摘み部と、前記柱状体を囲繞
し且つ前記円錐部の底部に嵌合する一組の半円筒体とか
らなり、前記円錐部と円形状に係合した前記一組の半円
筒体を一体的に肛門内に挿入し、次いで、前記円錐部と
柱状体とを前記一組の半円筒体が嵌合して形成される円
形孔部より摘み部を用いて抜き取り、該一組の半円筒体
により肛門を所定口径で開口維持させることを特徴とす
る。
【0008】この場合、半円筒体で開口維持された肛門
内に例えば吻合器を挿入する。この後、半円筒体を半割
状態で肛門より抜き取る。従って、吻合器挿入用の開口
を十分に確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る開肛器について、好
適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なお、本実施の形態では、直腸癌に対
する外科手術の際に肛門へ吻合器を挿入する場合を例に
挙げて説明する。
【0010】図1A、図1Bおよび図2において、参照
符号10は、本実施の形態に係る開肛器を示す。この開
肛器10は、基本的には、柱状体12と、前記柱状体1
2の先端に一体的に形成された円錐部14と、前記柱状
体12の後端に一体的に形成された摘み部16と、前記
柱状体12を囲繞する一組の半円筒体18a、18bと
からなる。該半円筒体18a、18bは後述するよう
に、前記柱状体12を囲繞するように組立および分解す
ることが可能である。
【0011】前記一組の半円筒体18a、18bは前記
円錐部14の底部直径と略同径の半円弧状の端部20
a、20bを有し、該端部20a、20bから半円形状
の側面部22a、22bを経て後端の外方へと突出する
突部24a、24bに至る。該突部24a、24bは一
体的に構成される一組の把持部26a、26bを有す
る。
【0012】図1Bおよび図2から明らかなように、一
方の半円筒体18aの側面部22aの端部には他方の半
円筒体18bの側面部22bの端部と係合するために該
側面部22aの長手方向に沿って第1爪28と前記第1
爪28の一部と平行して他方の側面部22bを支える第
2爪30が備えられる。また、半円筒体18aの側面部
22aの他端部にも同様に、該側面部22aの長手方向
に沿って第1爪29と、前記第1爪29の一部と平行し
て第2爪31が備えられる。
【0013】前記摘み部16は、前記把持部26a、2
6bと重畳するように設けられた摘み32a、32b
と、この摘み32a、32bと一体的に設けられた円形
板部34を有する。該板部34は前記柱状体12と反対
方向に延在する摘み36を備える。
【0014】本実施の形態に係る開肛器10は基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその作用お
よび効果について説明する。
【0015】先ず、図3に示すように、柱状体12を囲
繞して半円筒体18aの第1爪28、第2爪30を半円
筒体18bの長手方向側面端部に係合させる。この結
果、一組の半円筒体18a、18bの端部20a、20
bは円形状となって円錐部14の底部に当接する。そこ
で前記円錐部14に、図示しないキシロカインゼリー等
の潤滑剤を塗布する。その後、前記開肛器10の円錐部
14を肛門38に挿入する。
【0016】円錐部14に引き続き半円筒体18a、1
8bの端部20a、20bが挿入されるが、その際、該
端部20a、20bは前記円錐部14の底部を囲繞する
ため、円形状の半円筒体18a、18bが肛門38に滑
らかに挿入される。その後、半円筒体18a、18bの
把持部26a、26bが該肛門38に当接し、開肛器1
0の挿入が完了する。その際、半円筒体18a、18b
の把持部26a、26bが肛門38で係止されることに
より、開肛器10が肛門38内に埋没することはない。
【0017】次に、図4に示すように、摘み36を摘ん
で柱状体12、円錐部14を肛門38より引脱させる。
これにより、残された半円筒体18a、18bが肛門3
8に円筒状の空間40を所定口径で開口維持する。
【0018】さらに、図5に示すように、開口維持され
た空間40に吻合器42を挿入し、図示しない直腸内に
到達させる。吻合器42を挿入した後、図6に示すよう
に、肛門38より手前の方向に半円筒体18a、18b
を抜去する。
【0019】その際、半円筒体18a、18b間の係合
は容易に外れ、前記第1爪28と第2爪30、および第
1爪29と第2爪31が画成する溝に沿って、半円筒体
18bを前方に滑らすことにより半割状態での抜去が可
能となるため、該抜去作業は容易になされる。
【0020】以上のように、本発明の実施の形態に係る
開肛器によれば、直腸癌に対する外科手術において、肛
門への吻合器の挿入および抜去作業を容易に行うことが
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る開肛器によれば、以下のよ
うな効果ならびに利点が得られる。
【0022】患者に余計な苦痛を与えることなく短時間
で肛門を十分に開くことができ、しかも、その抜去も容
易に行うことが可能となり、作業の効率化が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の実施の形態に係る開肛器を示
す斜視図、図1Bは図1AのB−B線概略断面図であ
る。
【図2】図1の開肛器の構成を示す分解図である。
【図3】開肛器が肛門に挿入される状態を示す概略斜視
図である。
【図4】開肛器の一組の半円筒体が肛門を開口維持させ
た状態を示す概略斜視図である。
【図5】図4で画成された開口部に吻合器が挿入された
状態を示す概略斜視図である。
【図6】開肛器の一組の半円筒体を肛門より抜去する状
態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10…開肛器 38…肛門 42…吻合器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肛門を開くための開肛器であって、 柱状体と、 前記柱状体先端に膨出形成された円錐部と、 前記柱状体後端に形成された摘み部と、 前記柱状体を囲繞し且つ前記円錐部の底部に嵌合する一
    組の半円筒体とからなり、前記円錐部と円形状に係合し
    た前記一組の半円筒体を一体的に肛門内に挿入し、次い
    で、前記円錐部と柱状体とを前記一組の半円筒体が嵌合
    して形成される円形孔部より摘み部を用いて抜き取り、
    該一組の半円筒体により肛門を所定口径で開口維持させ
    ることを特徴とする開肛器。
JP7330511A 1995-12-19 1995-12-19 開肛器 Pending JPH09168542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7330511A JPH09168542A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 開肛器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7330511A JPH09168542A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 開肛器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168542A true JPH09168542A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18233454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7330511A Pending JPH09168542A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 開肛器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09168542A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526080A (ja) * 2004-03-03 2007-09-13 ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド 低侵襲性の組織開創および手術用器具および方法
JP2011110421A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Tyco Healthcare Group Lp 外科用のポータルおよび導入器アセンブリ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526080A (ja) * 2004-03-03 2007-09-13 ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド 低侵襲性の組織開創および手術用器具および方法
JP4749412B2 (ja) * 2004-03-03 2011-08-17 ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド 低侵襲性の組織開創および手術用器具および方法
JP2011110421A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Tyco Healthcare Group Lp 外科用のポータルおよび導入器アセンブリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5009643A (en) Self-retaining electrically insulative trocar sleeve and trocar
JPH02147072A (ja) 医療用の挿入案内器具
US3774605A (en) Catheter devices
JP4588356B2 (ja) 胃瘻形成管用伸展具
US4580566A (en) Acupuncture needle and needle guide assembly
US6117141A (en) Endoscopic drainage tube holder
US20220079620A1 (en) Introducer Sheaths for Endoscopes and Related Methods
US5249568A (en) Body cavity introducer
JPH09168542A (ja) 開肛器
US3610239A (en) Detachable hollow guide needle
US5910134A (en) Device for dilating a puncture hole in a body and for guiding the insertion of an elongated member into the body
CN216125024U (zh) 一种泌尿外科导尿管留置辅助装置
US5713868A (en) Catheterization device with dilator
JP3053566B2 (ja) 腔確保具
US466004A (en) Eeotal
JPH0357248Y2 (ja)
JP3308808B2 (ja) 医療用ガイドワイヤの操作保持具
JPH08257135A (ja) 医療用ガイドワイヤの操作保持具
JPS6314819Y2 (ja)
JPH0522186Y2 (ja)
JP2597963Y2 (ja) 穿刺アダプタ付き超音波探触子
JP2001070456A (ja) 坐薬入れ器具
JPH11506028A (ja) 掴み器具
JP3292598B2 (ja) チューブカテーテル
JPS5937201Y2 (ja) 内視鏡等の案内管